競合他社の調べ方4ステップ! アピールにつながる3つの活かし方

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競合他社 調べ方 アイキャッチ

目次

  1. 競合他社の調べ方は順番が重要! 7つの視点で企業を分析しよう
  2. まずはチェック! 競合他社を調べておくべき4つの理由
  3. ①面接での頻出質問であるため
  4. ②志望動機に説得力が増すため
  5. ③入社後のミスマッチを防げるため
  6. ④応募企業の幅が広がるため
  7. 競合他社を調べる際に押さえるべき7つのポイント
  8. ①業務内容
  9. ②業績
  10. ③成長性
  11. ④景気による影響度
  12. ⑤競争力
  13. ⑥社風
  14. ⑦勤務条件
  15. 簡単4ステップ! 競合他社の調べ方
  16. ステップ①志望企業の情報を集める
  17. ステップ②競合他社を特定する
  18. ステップ③競合他社の情報を集める
  19. ステップ④志望先と競合の違いを調べる
  20. 競合他社と比較する際に役立つ2つの方法
  21. フレームワークを使う
  22. 企業研究ノートを作る
  23. 調べて終わりではない! 競合他社と比較した内容を活用しよう
  24. ①競合他社との違いを志望動機に盛り込む
  25. ②入社後どのように課題を目指すか考える
  26. ③逆質問に組みこむ
  27. 競合他社の調べ方次第で好印象を残せる! 入念に準備して選考突破を目指そう

競合他社の調べ方は順番が重要! 7つの視点で企業を分析しよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「競合他社を調べる方法を教えてください。」
「競合他社を調べる際に押さえておくべきポイントはありますか?」

といった声をよく聞きます。競合他社を調べる方法がわからない学生や、どのようなポイントをチェックしたら良いかわからない学生もいるでしょう。競合他社を調べる際は闇雲に情報を調べるのではなく、目的や順序を理解したうえで分析する必要があります。

この記事では競合他社の調べる際にチェックすべき点や競合他社の調べ方をステップ形式で解説します。競合他社を比較したあとの活用方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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まずはチェック! 競合他社を調べておくべき4つの理由

競合他社を調べておくべき理由
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就活生

先輩から志望企業だけでなく、競合他社も調べた方が良いと言われたのですが、それはなぜですか?

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キャリアアドバイザー

良い質問ですね! ではまず競合他社を調べておくべき理由を解説しますね。

競合他社の調べ方を知りたい人のなかには、なぜ競合他社を調べる必要があるのか知りたい学生もいるでしょう。調べ方を知る前にまずは競合他社について知っておくべき理由を解説します。

①面接での頻出質問であるため

競合他社を調べておくべき理由として、面接での頻出質問であるという点があげられます。面接では

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面接官

同業他社ではなく、なぜ弊社を志望したのでしょうか?

といったことがよく問われますが、その理由は学生の企業に対する志望順位の確認や熱量を推し量るためです。そのため、他社と違いや企業の魅力点を回答できないと「ほかの会社でも良いのではないか」と志望度が低く映ってしまいますよ

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キャリアアドバイザー

実際、第一志望の企業はほかの企業より念入りに企業研究をしている学生も多いのではないでしょうか。そのため、競合他社を含めた企業研究をして、応募先企業の魅力を語れるようにしましょう。

そのほかの面接の頻出質問についてはこちらで詳しく解説しているのであわせて参考にしてくださいね。

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②志望動機に説得力が増すため

競合他社を調べることで、応募企業の独自の強みやほかの企業にない特徴を知ることにつながります。そのため、志望動機で応募企業ならではの点を盛り込むことで、その企業でなければならない理由を伝えることができ、志望度の高さをアピールできるでしょう

企業は採用活動において多くの時間や費用をかけているため、なるべく長く働いてほしいと考えています。企業への理解度が高く、志望度が高い学生は比較的早期離職につながりにくいため、採用担当者も安心して内定を出すことができるでしょう。

③入社後のミスマッチを防げるため

競合他社との比較をおこなうことで応募企業の特徴がわかり、「自分が求める理想の職場であるか」を判断できます。自分とのマッチ度が高ければ、その点も志望動機に盛り込むことで志望度の高さもアピールしやすくなりますよ。

特に社風とのミスマッチに気を付けましょう。たとえば1年目から成果を出すことを求められる会社に比較的ゆっくり成長したいと考える学生が入社してしまうと、入社後に後悔してしまうかもしれません。

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キャリアアドバイザー

同じ業務内容でも企業によって社風は大きく変わるので、競合他社と比較したうえで自分に合う企業を見極めるようにしましょう。

④応募企業の幅が広がるため

競合他社を調べることにより、自分が目を向けていなかった他社の良い点がわかります

同じ業界業種の企業でも、理念やビジョン、大事にしている価値観は異なります。多くの企業から自分に合う就職先を見つけるためにも、競合他社を比較することは役立つといえますね。

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キャリアアドバイザー

同じ業界の企業でも取引先の企業が異なっていたり、ほかの事業を展開している場合があるため、さまざまな企業や業界を知ることにもつながりますね。

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競合他社を調べる際に押さえるべき7つのポイント

競合他社を調べる際に押さえるべきポイント
  1. 業務内容
  2. 業績
  3. 成長性
  4. 景気による影響度
  5. 競争力
  6. 社風
  7. 勤務条件
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就活生

競合他社を調べることで選考でアピールすることができるのですね! ちなみに競合他社を調べる際はどのような点をチェックすべきですか?

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キャリアアドバイザー

良い質問ですね! では競合他社を調べる際に押さえておくべき7つのポイントを紹介しますね。

競合他社を調べる際はさまざまな情報を集める必要があります。企業比較に役立つ7つのポイントを解説するので、競合他社を調べる際の参考にしてくださいね。

①業務内容

詳しい業務内容はもちろん、企業のビジネスモデルを把握しておくのをおすすめします。

ビジネスモデルとは、企業が誰に、何を、どのように市場に提供することで利益を得ているかという仕組みのことで、企業がどのように社会に貢献しているかを知ることができますよ

調べておくべき内容
  • 商材の対象者(誰に):個人向けか法人向けか・ターゲットの年齢層など
  • 商材の内容(何を):現状と今後の方向性など
  • 業態(どのように):商品の売り方やサービスの提供方法など
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キャリアアドバイザー

ビジネスモデルを把握する際は、図式化するとわかりやすいですよ。

②業績

直近数年間の業績を調べて、業界での立ち位置を知っておきましょう。その際、売上高だけでなく、営業利益率もあわせて確認することをおすすめします。

営業利益率とは
  • 売上高から原価や販売費、その他管理費などを引いた金額の割合

たとえば、売上高は業界トップでも営業利益率は低い場合もあります。利益率が高い企業の方が社員への利益を還元するケースも考えられるので、売上高だけでなく営業利益率まで調べておきましょう

業績を確認するならIR情報がおすすめです。IR情報の見方についてはこちらの記事で詳しく紹介しているのであわせて確認しておきましょう。

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③成長性

競合他社と比較する際は成長性も重要な指標になります。成長性を比較するには売上高や営業利益が前年と比べてどれくらい伸びているのかを確認するとわかりやすいですよ。また事業が拡大するとその分社員の数も必要となるため、従業員の増加率を見てみるのもおすすめです。

調べておくべき内容
  • 売上高・営業利益の伸び率
  • 従業員の増加率
  • 新規事業・事業拡大の展望

企業の成長性を知るためには新規に展開されていく事業まできちんと調べておきましょう。現状の事業の調子が良くても、時代の流れによって斜陽産業になってしまう可能性がありますよ。

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キャリアアドバイザー

今後予想される課題を解消できる事業を展開しているかを確認してみてくださいね。

④景気による影響度

過去の歴史から景気の動向によってどれだけ影響を受けてきたかを調べておきましょう。「円安時は自社製品が海外で安くなり、海外事業が上手くいっている」など、応募企業の利益の仕組みが理解しやすくなりますよ

調べておくべき内容
  • 売上高・営業利益の過去推移
  • 円高時または円安時の売上・営業利益の状況
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キャリアアドバイザー

経済的な要因だけでなく、新型コロナウイルス感染症などの社会的影響を受けているかも確認しておきましょう。

⑤競争力

競争力を比較するためには、応募先企業の競合他社にはない独自の強みの確認も重要です。競合他社が多い場合には、その企業ならではの特徴がないと競争に勝つことが難しいでしょう

調べておくべき内容
  • 商材の開発力・技術・品質
  • 商材を提供する際のネットワーク
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キャリアアドバイザー

また、応募企業の独自の強みはほかの企業ではいけない理由になるため、志望動機を語る際に説得力が増しますね。

⑥社風

社風は企業によって大きく異なるため、競合他社と比較する際はかならず確認しましょう。たとえば、実績至上主義で若手から挑戦しやすい社風の企業もあれば、年功序列型で段階的にキャリアアップしていく企業もあります。

自分とマッチする社風の企業に入社した方が業務中にストレスを感じにくかったり、成果を出しにくい場合があるので、自分と社風があっているのかを見極めるためには以下の内容を調べておきましょう。

調べておくべき内容
  • 年齢・男女別の人員構成
  • 意思決定の仕組み:トップダウン(上層部が意思決定をして下部の人が実行する仕組み)またはボトムアップ(下部の人の意見を上層部が吸い上げて意思決定に反映させる仕組み)か
  • 新規事業に対する姿勢:挑戦的または保守的か
  • 職場の雰囲気:体育会系や真面目、活発な人が多いなど
  • 育成環境:充実した研修によって業務を覚えていく、または業務中に自ら先輩から学んでいくか

社風を確認するには企業のホームページや採用サイトなどで求める人物像を確認するのがおすすめです。またOB・OG訪問や面接などで「御社にはどのような人が多いですか」と質問してみるのも良いですね。

自分に合った社風の企業を見つける方法はこちらの記事で詳しく紹介しているのであわせて確認しておきましょう。

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⑦勤務条件

勤務条件をもっとも重視している学生もいるでしょう。年間200日以上働くことになる会社だからこそ、念入りに調べておくことが重要です

調べておくべき内容
  • 給与
  • 勤務地
  • 勤務時間
  • 休日
  • 手当
  • 福利厚生
  • 保険

もちろん勤務条件は企業選びにおいて重要な指標の1つですが、それだけで判断しないようにしましょう。どんなに条件がマッチしていても、仕事内容や社風などが自分に合わなければミスマッチを感じ早期離職につながりかねません。

業務内容や企業の目指している方向性などを加味したうえで、自分にマッチする勤務条件の企業を見つける意識を持つようにしましょう。

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キャリアアドバイザー

逆質問の場で待遇に関する質問ばかりしてしまうと、「自社の業務でなく、勤務条件に興味があるのではないか」と志望度が低いと判断されてしまう場合もあります。逆質問では聞きにくい内容なので、事前に競合他社と比較して条件の良し悪しを把握してみてください。

福利厚生の例についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてくださいね。

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塩田 健斗

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競合他社の経営理念・ビジョンを分析しよう

同じ業種の企業であっても、企業の根本となる活動方針である「経営理念」と企業が掲げる目標である「ビジョン」は異なりますよね。学生によっては、企業としてどのような想いで事業をおこなっているのかを重視している人もいるのではないでしょうか。このような学生は特に経営理念・ビジョンをリサーチしましょう。

経営理念・ビジョンを調べるときは、背景まできちんと調べることが重要です。経営理念・ビジョンの文言だけでは理解が難しいことも、背景まで知ることで理解が深まる場合があります。情報収集することが目的にならないように注意してくださいね。

社風だけでなく実際に活躍している人を知ろう

社風を知るだけでも働くイメージは湧きますが、実際にどのような人と協働するのかのイメージは湧きづらいですよね。このイメージが湧くように、実際にどのような人が活躍しているのかもリサーチしましょう。

活躍している人を知るには採用サイトなどに掲載されている社員紹介を確認したり、OB・OG訪問などで実際に活躍している人の事例を聞くのがおすすめです。活躍している人の特徴を知ることで自分に合うか判断できるだけでなく、自己PRでアピールすべき内容を知ることにも役立ちますよ。

簡単4ステップ! 競合他社の調べ方

競合他社の調べ方4ステップ
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就活生

競合他社を調べる際には多くの点に注目する必要があるのですね。

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キャリアアドバイザー

そうですね、さまざまな観点から情報を集める必要がありますよ。

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就活生

上手く競合他社を調べられるか不安になってきました。

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キャリアアドバイザー

そうですよね。では4ステップで簡単に競合他社を調べる方法を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

就活ではほかにもやるべきことがあるため、競合他社との比較だけに時間を使えるわけではありません。そのため、競合他社を調べる際も効率的におこなう必要があります。

ここからは4ステップで競合他社を調べる方法を紹介します。1つずつ情報を集めれば競合他社との比較ができるので、ぜひ参考にしてくださいね。

ステップ①志望企業の情報を集める

競合他社を比較する前にまずは志望企業の情報を集めましょう。企業情報を集める際は1つの情報源を頼りすぎると情報が偏ってしまう可能性があるので、複数の情報源から探すようにしてくださいね

企業情報を集める方法の例
  • ホームページや採用ページを見る
  • 説明会に参加する
  • OB・OG訪問をする
  • IR情報を確認する

また情報を調べる際は、良い点や強みだけでなく、課題点や弱みについてもチェックするようにしましょう。企業の弱みを知っていることで、競合他社との立ち位置の違いを明確にしたり、どのように改善できるかを考えることができますよ。

OB・OG訪問についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて確認しておきましょう。

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ステップ②競合他社を特定する

志望企業の情報を集めたら、次に競合他社を特定しましょう。競合他社を特定するには志望企業と同じ業界に位置する企業や、同様のサービスを提供している企業をピックアップすることがおすすめです

競合他社を特定する際にチェックすべきポイントの例
  • 業界・業態
  • 規模
  • サービス

また競合他社を特定するには業界ごとの関係性をわかりやすく図式した業界地図や、企業ごとに詳細の情報が載っている就活四季報が役立ちます。

就職四季報の活用方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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ステップ③競合他社の情報を集める

競合他社を特定したら、次は競合他社の情報を調べましょう。競合他社を調べる際は、志望先の企業と同様の内容を調べるようにしてくださいね。

第一志望の企業がある場合は、それ以外の企業の悪い情報に目が行ってしまったり、課題点を探してしまうケースもありますが、あくまで客観的に情報を集めることが重要です。偏った情報のみを集めた状態で面接で競合他社との違いを伝えても「企業分析が甘いのではないか」と思われてしまう可能性があるので、フラットな視点で情報収集をおこないましょう。

川﨑 瑛久

キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる

情報を集める際は情報の取捨選択も重要

競合他社と比較する際は多くの情報を集める必要がありますが、すべての情報を鵜呑みにするのではなく、情報の取捨選択も必要です。たとえば自分が重視している観点に絞って分析を進めたり、業界の中で重視されるポイントをピックアップすると良いでしょう。

また情報収集の仕方も注意が必要です。企業の情報を調べるときに、インターネットで1件ずつ調べる方法を考える学生が多いのではないでしょうか。もちろんその方法でも調べることはできますが、企業によっては情報が掲載されているページを探すのに時間がかかったり、情報を開示していない場合もあるため、インターネットで調べる方法は時間がかかってしまうケースもありますよ。

そのため就活四季報などの書籍を使用して情報収集するのもおすすめです。書籍を購入するのにはお金がかかり、ネットで検索すれば無料ですが、ネットの情報は情報が古かったり信ぴょう性が低い場合もあるため注意が必要です。そのため、限られた時間で正しい情報収集をして就活対策をするためも書籍の購入も検討してみくださいね。

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ステップ④志望先と競合の違いを調べる

志望先と競合他社の情報を揃えたら、次はそれぞれを比較していきましょう。両者を比較する際は、志望先の良いところだけを着目するのではなく、競合他社に負けている部分にも着目することが重要です

というのも、企業は入社後に活躍してくれる人材を求めているため、競合他社と比較した際に負けている部分を分析できている学生に対して、「入社後自社の課題を解決してくれる人材」と期待するからです。

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キャリアアドバイザー

競合他社と比較する際のおすすめの方法はこのあと詳しく解説しますよ。

競合他社と比較する際に役立つ2つの方法

競合他社と比較する際の方法
  • フレームワークを使う
  • 企業研究ノートを作る
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就活生

競合他社を絞りこむことができたので、次はそれぞの比較ですね!

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キャリアアドバイザー

その通りです! では競合他社を比較する際に役立つ2つの方法を紹介しますね。

競合他社を比較する際はただ情報を並べて比較するより、効果的な方法があります。面接時に競合他社との違いを明確に伝えることができる2つの分析方法を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

フレームワークを使う

競合他社との比較をするにはフレームワークを活用するのがおすすめです。フレームワークとは型に沿って情報を記載していき、企業を比較する方法を指します。

おすすめのフレームワーク
  • SWOT分析:良い点と悪い点を網羅的に分析できる
  • STP分析:業界内での立ち位置を分析できる
  • バリューチェーン:ビジネスの流れや事業範囲がわかる

フレームワークを使用すると、情報の漏れを防ぐことができたり、客観的に分析することができます。また、フレームワークはビジネスの場でも使用されるケースがあるため、フレームワークを使用して企業比較ができている点は入社後の活躍イメージにもつながるでしょう。

フレームワークの効果的な活用方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて確認しておきましょう。

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企業研究ノートを作る

競合他社と比較するには企業研究ノートを活用するのもおすすめです。企業研究ノートとは企業情報を1つのノートにまとめることで、後から情報を確認したり情報の整理に役立つものです。

企業研究ノートを使って競合他社を比較する際は、記載する情報だけでなく、情報を記載する場所も統一するようにしましょう。ノートの同じ箇所に同様の情報を記載することで、比較がしやすくなりますよ。

企業研究ノートの作り方や活用方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて確認しておきましょう。

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調べて終わりではない! 競合他社と比較した内容を活用しよう

競合他社と比較した内容を活用する方法
  1. 競合他社との違いを志望動機に盛り込む
  2. 入社後どのように課題を目指すか考える
  3. 逆質問に組みこむ
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就活生

競合他社との比較もできたので、これで安心ですね!

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キャリアアドバイザー

ちょっと待ってください! 競合他社との違いを調べただけではもったいないですよ。

競合他社を調べる際は情報を集めて終わりではなく、次に活かすことが重要です。競合他社との比較を活用するための3つの方法を紹介しますよ。

①競合他社との違いを志望動機に盛り込む

競合他社と比較ができたら、企業ならではの強みや特徴を志望動機に盛り込みましょう。ただ「御社の事業内容に惹かれています」より「御社の独自の技術を用いた〇〇というサービスに魅力を感じ志望しました」と伝えた方が意欲が伝わりやすいですよね。

また競合他社との違いを伝えるだけでなく、「なぜその点に魅力を感じているのか」を伝えることも忘れないようにしましょう

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キャリアアドバイザー

できるだけ具体的に伝えると説得力が増しますよ。

例文

例文

私が貴社を志望したのは、貴社のビジネスモデルに感銘を受けたからです。

私には2つ上の兄がいるのですが、自己分析の甘さから自分にあまり合わない企業に入社してしまい、早期離職につながってしまいました。そこで「多くの人が自分に合った企業を見つけてほしい」と考えるようになり、人材マッチング事業を志望しています。

その中でも貴社は学生担当と企業担当が分かれているため、より求職者の目線に立ったサービスをできると考えています。また面接の際に「求職者のために何度も面談や対策をおこなう」というお話をお伺いし、高いクオリティを実現するために努力されていると感銘を受けました。

入社後は私の目標を達成するまであきらめず試行錯誤を繰り返せる強みを活かし、一人でも多くの人が自分に合った企業を見つけられるように尽力いたします。

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キャリアアドバイザー

その企業ならではの志望理由が複数の視点から盛り込まれており、説得力がある例文ですね。

大江 マリア 百合

キャリアアドバイザーコメント大江 マリア 百合プロフィールをみる

競合他社にはない応募企業の魅力は具体的な内容で語ろう

競合他社との違いを志望動機に盛り込む際はできるだけ具体的に伝えることが重要です。また競合他社との違いを知った経緯や背景などを盛り込むと説得力が増しますよ。

たとえば、OB・OG訪問をした場合は、「OB・OG訪問にて入社3年目に昇格した社員様へインタビューをおこないました。その方が同期とロールプレイなどを通じて営業スキルを磨き、営業成績が表彰されて昇格できたと語っていました。このように、上昇志向のある社員が活躍する職場で働くことに魅力を感じています。」と伝えることができます。

このように具体的なエピソードを盛り込むことで、他社には当てはまらない魅力が伝わりますよね。熱意をアピールするためには、ネットで調べた情報だけでなく自ら行動をして感じたことを伝えて、ほかの学生と差を付けましょう。

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②入社後どのように課題を目指すか考える

競合他社との比較を通じて志望先の強みを知ることができる反面、競合他社のほうが優れている点や志望先の弱みも見えてくるでしょう。企業の強みでないからといって何も考えないのではなく、「自分だったらどのように解決できるか」を考えることが重要です

企業は社員に今ある仕事を進めて着実に利益を出すことだけでなく、長い目で企業のためになることをしてほしいと考えています。そのため自社の課題に対して自分の意見を持っている学生がいると「入社後課題解決のために貢献してくれそう」と感じ、好印象を抱きますよ。

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キャリアアドバイザー

企業が抱えている課題をストレートに伝えるは避けましょう。あくまでも「個人的にこういう点が課題だと感じていて、こうしたら改善できるのではないかと考えています」というように、自分の意見を伝えるような形にしてくださいね。

③逆質問に組みこむ

競合他社との比較は逆質問に盛り込むこともできます。自分の意見を伝えつつ、企業に質問することが重要ですよ。

競合他社との比較を活かした逆質問
  • 御社は業界内でも独自の〇〇という技術を持っている点が強みだと思うのですが、そういった独自の視点を持つために心掛けていることは何ですか?
  • 御社は他社と比較しても利益率が高い点が特徴だと思うのですが、どういった工夫をされているのですか?
  • 御社の社員満足度はほかの企業と比較しても非常に高いですが、〇〇様が思う御社の良い点をお伺いしてもよろしいでしょうか?

上記のように前半で企業の強みや特徴を述べ、後半で質問をすることで、企業比較をしっかりしたうえで志望していることが伝わりやすくなりますよ

競合他社の調べ方次第で好印象を残せる! 入念に準備して選考突破を目指そう

競合他社を調べることで企業への意欲をアピールできたり、入社後の活躍イメージを持ってもらうことができます。ただし、就活は自己分析やその他の質問への回答など、やるべきことは多くあるため、効率的に企業比較を進める必要があります。

この記事で紹介した4ステップの競合他社の調べ方や、活用の仕方を覚えて、企業からの好印象獲得を目指しましょう。

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