目次
- メーカーの志望動機は差別化が重要! 選考を有利に進める準備+作り方を押さえよう
- メーカーの選考で志望動機が重要視されている3つの理由
- ①自社にマッチした人材か確かめたい
- ②事前リサーチの粒度から基礎的な能力をチェックしたい
- ③自社への志望度が高いかを確かめたい
- メーカー志望者必見! 志望動機を書く前の事前準備5選
- ①業界研究:業界のトレンドと将来性を把握する
- ②企業研究:製品特徴や特許件数を通じて技術力を確認する
- ③OB・OG訪問:営業職だけではなく製造にかかわる職種の社員の話も聞く
- ④自己分析:なぜモノづくりをしたいのか自分の価値観を深掘りする
- ⑤その他:勤務地や職種内容もリサーチする
- これで迷わない! メーカーの志望動機を作成する5ステップ
- ステップ①数ある業界の中でなぜメーカー志望なのかを明確にする
- ステップ②競合他社との違いから志望企業に行きたい理由を伝える
- ステップ③企業理念と自分の価値観が合致していることを伝える
- ステップ④チームワークを発揮したエピソードを軸にアピールする
- ステップ⑤入社後のビジョンで熱意を伝えてまとめる
- 見直しリストとして活用しよう! メーカーの志望動機を考える際の注意点
- 製品特徴や技術力などに触れその企業ならではの内容にする
- メーカーのどの事業に貢献したいかの視点を忘れない
- 志望動機の型を知ろう! 業界別メーカーの志望動機例文15選
- 例文①石油メーカー
- 例文②素材メーカー
- 例文③化学メーカー
- 例文④重工メーカー
- 例文⑤自動車部品メーカー
- 例文⑥精密機器メーカー
- 例文⑦半導体メーカー
- 例文⑧電子部品メーカー
- 例文⑨自動車メーカー
- 例文⑩医療機器メーカー
- 例文⑪建産機メーカー
- 例文⑫電機メーカー
- 例文⑬食品メーカー
- 例文⑭飲料メーカー
- 例文⑮製薬メーカー
- これは避けておきたい! メーカー志望動機のNG例
- NG例文①そのメーカーの商品が好きというだけで何をしたいかが不明確
- NG例文②競合他社でも当てはまる志望動機になっている
- NG例文③チーム意識を感じないエピソードでアピール
- メーカーの志望動機に関して就活生からよくある質問に回答!
- 差別化した自分だけの志望動機を用意してメーカーの選考を勝ち抜こう!
メーカーの志望動機は差別化が重要! 選考を有利に進める準備+作り方を押さえよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「メーカーへ就職を希望していますが、何から準備すれば良いでしょうか?」
「メーカーの志望動機が思いつかないのですが、考えるポイントはありますか?」
といった質問を受けます。メーカーを志望する学生は多いので競争に勝って内定を得るためには、業界や企業理解を深め、他者と差別化する必要があります。そのために重要になるのが志望動機です。
この記事ではメーカーの志望動機を考えるにあたり、必要な準備や作成のポイントをお伝えしていきます。業界別に分けて志望動機の例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてエントリーシート(ES)の作成や面接に役立ててください。
メーカーの選考で志望動機が重要視されている3つの理由
企業側は長く活躍してくれる人材を採用したいと考えています。そのため志望動機から学生の入社意欲がどれだけ強いのかを見極めようとしています。たくさん競合がある中で、どの企業にも当てはまりそうな志望動機では、志望度が低いと判断されてしまうかもしれません。
特にメーカーの場合、似たような商品を扱う競合企業が多い傾向にあります。志望動機が曖昧だと、「競合の◯◯社でも良いのでは?」と思われてしまうのです。
そう思われないよう丁寧に事前準備をおこない、入社したい熱意をしっかり伝えることが大切です。
①自社にマッチした人材か確かめたい
同じメーカー業界であっても、企業ごとに事業内容やビジョンがあり、社風も異なります。志望動機では学生が本当に自社のことを理解しているか、自社の社風とマッチングするかを確かめています。
そうでない学生を採用してしまうと「入社してみたら社風が合わなかった」 「やりたい仕事内容と違った」ということになり、早期の退職につながりかねません。
企業は慎重に自社の社風や企業理念に共感してくれる学生を採用しようとしています。ただ単に能力が優れているだけでは採用につながらない場合もあるので、事前準備が重要なのです。
②事前リサーチの粒度から基礎的な能力をチェックしたい
丁寧かつ正確に事前リサーチをおこなえるかは、能力チェックにもつながります。必要な内容にポイントを絞って調べられているか、業界や企業のことを正確に理解できているかなどで、入社した後活躍できる人材かどうかを見極める材料になります。
メーカーは、製品やサービスを提供することで市場で競争しています。製品やサービスに対してしっかり理解していれば、顧客のニーズや市場動向を正確に理解し、製品の開発やマーケティングに貢献できる可能性が高まります。
そのため、事前リサーチは綿密にする必要があるのです。
- 企業のホームページや採用サイトなどの公表している情報から読み取る
- インターンシップやOB・OG訪問など公表されていない情報から収集
しっかり事前リサーチをおこない、志望動機でアピールしましょう。
③自社への志望度が高いかを確かめたい
志望動機では「なぜうちの会社を選んだのか」を明確に伝えることが重要です。単にものづくりに携わりたいという理由であれば、他のメーカーでも良いのではないかと思われてしまいます。
その企業独自の特徴を捉え、他社にはない魅力を踏まえてアピールができれば、その企業に就職したい大きな理由になります。何(=what?)がしたくて、なぜ(=why?)その企業でなくてはならないのかを深掘りし、志望する理由を明確に伝えられるようにしておきましょう。
- 企業理念・ビジョンに共感や感銘を受けたところ
- 事業内容で興味や関心があるところ
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「志望動機に時間がかかる......」と悩む就活生は多いでしょう。
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メーカー志望者必見! 志望動機を書く前の事前準備5選
それでは具体的に、志望動機を書く前にするべき準備について解説します。大切なポイントを押さえて準備しておけば、ライバルに差をつける志望動機が書けるようになります。
同時に、しっかり業界や企業研究をおこなううちに、同じような商品を扱うメーカー企業の中で自分が行きたい企業を見つけられたり、あなた自身の本当にやりたいことが明らかになったりしますよ。
メーカー就職へ今やるべき5つの選考対策については、こちらの記事でも詳しく解説しているので、併せて確認してみてください。
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メーカー就職へ今やるべき5つの選考対策|志望動機や質問対策も解説
メーカーへの就職は業界・企業研究を念入りにおこなうと周囲と差をつけることができますよ。 この記事では、メーカーの職種、向いている人、志望動機のポイントなどをキャリアアドバイザーが解説します。 徹底的な自己分析をして志望動機の説得力を高めましょう!
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①業界研究:業界のトレンドと将来性を把握する
志望業界のトレンドや将来性を把握することは、その業界を志望している明確な理由づけになるため重要です。
具体的な調べ方は、下記のようにインターネットで検索するとさまざまなデータがヒットします。まずは「メーカー業界」とそれに関連するワードで検索してみましょう。
- メーカー業界 市場規模
- メーカー業界 今後
- メーカー業界 将来性
ただし、情報元はしっかり確認し、信頼できるデータかどうか見極めてください。
また、より正しい情報を得るためには、業界の市場規模や情報をまとめているサイトや、専門雑誌や書籍、新聞など、複数の情報と組み合わせて調べると良いでしょう。
②企業研究:製品特徴や特許件数を通じて技術力を確認する
志望動機を作成するうえで、企業の事業内容や理念を確認することはもちろん、取り扱う商品・製品の特徴を調べ、把握しておきましょう。特にメーカー業界では、競合との差別化ポイントについても知っておくことが重要です。
企業研究で確認する項目は下記のとおりです。これらを把握したうえで、競合他社と比較分析することができると、ライバルとの差別化につながりますよ。
- 企業情報の確認
企業理念やビジョン、会社概要、本社・事業所の所在地を確認する。 - 事業内容の確認
扱っている製品やサービス、特許取得件数を確認する。特許取得件数が多いことは、独自の強みを持っており、技術力のある会社といえます。 - 採用情報や制度を確認する
募集職種、人事・教育制度、福利厚生などを確認する。 - 最新の動向について確認する
ニュースやプレスリリースから、最新の動向やプロジェクト、業界での注目ポイントを把握する。
企業研究のやり方について、さらに詳しく知りたい人はこちらの記事がおすすめです。
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③OB・OG訪問:営業職だけではなく製造にかかわる職種の社員の話も聞く
説明会やOB・OG訪問などを通して実際に先輩社員と会うことで、企業側の価値観を肌で感じることも大切です。OB・OG訪問を積極的に実施している会社であれば、活用しましょう。難しい場合、就活サイトなどに先輩の声が掲載されていることがありますので確認してみてください。
また、自分が就職したい職種の先輩に聞くのもいいですが、メーカーの場合、製造にかかわる職種の先輩の話も聞くのも良いでしょう。実際に製品を作る社員の話を聞くと、違った視点が見えてくるかもしれません。
- 入社前後でギャップはなかったか
- 実際どんなスケジュールで1日を過ごしているか
- これまでで一番楽しかった・苦しかった業務は何か
- キャリアアップのために取り組んでいることや利用している制度はあるか
OB・OG訪問のやり方については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
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④自己分析:なぜモノづくりをしたいのか自分の価値観を深掘りする
志望動機に具体性を持たせるためには、自己分析がとても大切です。なぜモノづくりがしたいのか、なぜこの業界に興味があるのか、何度も繰り返し掘り下げることで、自分が本当にやりたいことが見えてきて、内容が濃い志望動機を書くことができます。
特にメーカー企業の場合は、なぜその商品やサービスに興味を持ったのかが重要なアピールポイントとなります。具体的な過去のエピソードを思い出しながら、言語化できるようにしておきましょう。
自己分析の方法は以下の記事に詳しいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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⑤その他:勤務地や職種内容もリサーチする
ホームページや採用ページで、職種の詳細や要件、勤務地などの情報をリサーチしましょう。メーカーは全国各地に拠点を持つ企業が少なくありません。配属先や転勤の有無など把握し、面接などで質問された場合に備えておきましょう。
また、職種内容も営業、商品企画、研究開発、生産管理、製造、広報、資材調達など多岐にわたり、企業によっても呼び方が変わる可能性があるので、事前にリサーチしておきましょう。
- 企業の公式サイトや採用ページを見る
- 就職サイトの求人情報を見る
- SNSや口コミサイトを見る
- 企業説明会に参加する
さらに、自分が入社後どの職種に興味があるのかをイメージし、志望動機に組み込んで具体的に話をできるようにしておくと、企業側も採用後のイメージが湧きやすくなりますよ。
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これで迷わない! メーカーの志望動機を作成する5ステップ
いよいよメーカーの志望動機を作成していきます。志望動機は、構成を意識して作ることで初見で聞く採用担当者にも伝わりやすくなります。
これから紹介するステップをもとに、企業に熱意が伝わる志望動機を作成していきましょう。
ステップ①数ある業界の中でなぜメーカー志望なのかを明確にする
まずメーカーで志望する業界および業種を選んだ理由を明確にします。メーカーにはさまざまな業界・業種がある中で、なぜその業界を選んだのかをはじめに明らかにすることで、企業側は学生の企業選びや就活の軸を理解でき、その後の話が入ってきやすくなります。
具体的には「○○という理由から、▲▲メーカーの貴社を志望しました」 などとはじめ、次につなげられると良いでしょう。
ステップ②競合他社との違いから志望企業に行きたい理由を伝える
メーカーを志望する理由を明確にできたら、そのうえで、なぜ同じ業界の競合他社ではなく志望企業が良いのかを明確にします。
競合他社との違いを考える切り口は、事業内容や企業理念、商品の特徴、社風などさまざまです。各社の特徴を捉えたうえで、志望企業でなければならない理由について伝えましょう。
志望動機の説得力を高めるためには、競合他社のリサーチも欠かせません。志望する企業と同じくらい競合についても調べ、そのうえで志望理由を伝えられれば、面接官に「おっ」と思わせることができるはずです。
競合他社のリサーチをしっかりとおこなったうえで、その企業に惹かれたあなたなりのポイントを、具体的に解説します。
ステップ③企業理念と自分の価値観が合致していることを伝える
次に、企業理念に共感したポイントを伝えましょう。企業理念とは「企業が最も大切にしたい」と考えていることです。いわば企業が存在するもととなる考え方で、その価値観に合致する学生の方が採用されやすくなります。
ただし、単に「企業理念に共感した」と述べるだけでは不十分です。きちんと企業情報についてリサーチし、そのうえで共感していることを伝えるためには、具体的にどの部分に共感したのかを伝えましょう。
これまでの経験を振り返って、企業理念に共感したことが伝わるエピソードを用意しておくことが大切ですよ。
ステップ④チームワークを発揮したエピソードを軸にアピールする
企業では多くの人と一緒に働く必要があり、協調性が求められます。特にメーカーにはさまざまな職種が存在し、それぞれが協業して成り立っています。
そのため、チームワークを発揮したエピソードはプラスの印象になりやすいですよ。部活やサークル、ゼミ、アルバイト経験など、具体的な事例をもとにアピールしましょう。
ただし、話し方に注意しないとただの自慢話と捉えられてしまう可能性があります。チームワークを発揮したエピソードを話す際には、次のことに気をつけましょう。
- 主観的になりすぎないよう実際の成果を交えて話す
- エピソードは端的に一つに絞る
- 過去のエピソードから何を得て入社後にどう活かせるのかを交える
チームワークが評価される条件については、こちらの記事を参考にしてください。
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「自己PRでチームワーク」が評価される絶対条件とは? 例文付き
自己PRでチームワークが評価されるための重要な3つの要素を紹介します。キャリアアドバイザーが、チームワーク力をアピールする4つのステップやチームワーク力をアピールする例文も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
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ステップ⑤入社後のビジョンで熱意を伝えてまとめる
その企業に入りたいという強い気持ちに加えて、「自分が入社したらこんな貢献ができます」と自分の力をアピールしましょう。明確なキャリアビジョンがあれば、採用担当者も入社後の配属イメージが湧きやすくなります。
- まずは営業として成績トップを収め、その経験を踏まえて企画開発に携わりたい
- 製造職を経験した後は製造プロセスの改善や効率化を担う部署に異動したい
- 自分の英語力を活かしてグローバル市場での事業展開に携わりたい
キャリアビジョンを伝える際には、ただ「やりたい」という思いだけでなく、なぜやりたいのか、それをかなえるためにどう努力するのかも伝えるようにしましょう。将来のプランが明確に描けていることをアピールすることが重要です。
将来実現したいことを効果的に伝える方法は、こちらの記事で解説しています。
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将来実現したいことをESで効果的に伝える4つのコツ|例文9選
仕事で実現したいことはESや面接の頻出質問 こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 エントリーシート(ES)では「将来実現したいこと」について質問されることがあります。しかし、 「将来実現したいことって漠然としてい […]
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キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
メーカーは商品の開発から販売までを一貫して自社でおこなうことが多くあります。つまり、どれか1つでも欠けてしまうと会社はうまく機能しなくなってしまうのです。
たとえば開発は販売・営業社員が集めた顧客の声を形に変え、それを製造工程で作り上げます。そのため開発と製造では実際にそれを自社で製造できる技術や機材があるのか、生産コストは見合っているのかなど、話のすり合わせが必要です。
このように、部門は違えどすべてはリンクしており、お互いのコミュニケーションや連携がうまく取れていないと良いモノを世の中に提供したり、利益を生み出すことができません。こういった観点から、メーカーではさまざまな人との協力が必要不可欠なのです。
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見直しリストとして活用しよう! メーカーの志望動機を考える際の注意点
志望動機は面接官に自分の長所をアピールできる重要なツールですが、書き方を間違えるとかえってマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。
ここからは、メーカーの志望動機を書く際に、注意しなければならないポイントを2つ解説します。一度志望動機を作成した後の見直しリストとして活用してくださいね。
- 製品特徴や技術力などに触れその企業ならではの内容にする
- メーカーのどの事業に貢献したいかの視点を忘れない
製品特徴や技術力などに触れその企業ならではの内容にする
メーカーにとって製品や技術力は何より大切なものの一つです。志望動機でその製品に対する感想と志望動機を結び付けて答えることで、本気度が伝わりやすくなります。
もし応募したメーカーが食品や飲料、化粧品など低価格な製品であれば、実際買って試しておくと良いでしょう。高額なものや日常生活で使わないものであれば、企業のホームページで特徴をとらえておくのがおすすめです。
全く製品のことを理解していないと、とりあえず受けただけと思われてしまう可能性があります。
メーカーのどの事業に貢献したいかの視点を忘れない
メーカーの事業内容も必ずチェックしておきましょう。志望先の企業で興味ある分野と志望動機を結びつけることができれば、説得力も増します。
どの事業に貢献したいかを明確に伝えられないと、「名前に惹かれて受けたのかな?」「競合他社でも良いのでは……」などと思われてしまう可能性が高いです。なぜその企業のその事業に貢献したいかを伝えることで、志望動機の説得力を高めることができます。
また、どの事業に貢献したいのかを述べる際には、自分の経験や性格、能力がその会社でどう活かせるのかについても併せて伝えられると、一段とレベルの高い内容になりますよ。
- 企業のホームページや説明会、パンフレットを確認する
- インターンに参加する
- OB・OG訪問をする
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
メーカーの志望動機を考える時、製品や技術力のすばらしさは誰もが一番に考えつくものです。ライバルと差別化をするには、もう一歩踏み込んで何がすばらしいのか、そこに自分がどうかかわっていきたいのかを明らかにする必要があります。
もし製品や技術力を志望動機のポイントと考えるなら、まずその製品を徹底的に分析し、他社との大きな違いや、その会社独自の技術について調べてみましょう。その製品の一番のファンになる気持ちで研究を重ねることが大切です。
そのうえで、自分が志望企業に入社したときにその製品や技術力にどう貢献していきたいのかを面接官に伝えてください。そうすることで、自社製品への強い思い入れを伝えることができます。
志望動機の型を知ろう! 業界別メーカーの志望動機例文15選
ここからは、メーカーの志望動機の例文を、15個の業界別に紹介していきます。文章の組み立てやエピソードの出し方など、参考にしてみてください。
ただし、これを丸ごと利用するのはやめましょう。あくまでも参考にしつつ、自分なりの志望動機を作成してくださいね。
その他志望動機の書き方はこちらの記事でも解説していますので、参考にしてみてくださいね。
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志望動機の例文33選! 就職活動を制するための基本を網羅
就職活動を成功させるには志望動機のブラッシュアップが不可欠 こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「志望動機を書くのは初めてなのでうまく書けるか不安です」「志望動機を書く時の参考となる例文を知りたいです」 志望動 […]
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志望動機がまとまらない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ!
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・志望動機を上手く文章にできない人
例文①石油メーカー
私は現代社会の生活を支えるエネルギーの供給事業に携れ、社会への影響力が大きい点に魅力を感じ、石油メーカーを志望しています。その中でも貴社は、カーボンニュートラルに向けた事業変革やサステナビリティ方針を掲げ、持続可能なエネルギー転換に積極的に取り組まれています。
また一人ひとりがより力を発揮できる社風、研修制度が整っていることにも大きな魅力を感じています。入社後は、自身の強みでもある努力を重ね、貴社の発展と社会に貢献していきたいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
なぜ石油メーカーを志望したのかだけではなく、その企業独自の取り組みや魅力に感じたポイントを具体的に示すことができていますね。
例文②素材メーカー
私はアパレル企業を支える繊維メーカーを志望いたします。大学4年間、アパレル企業で販売のアルバイトをしていました。
コロナや原油価格高騰により業界全体が厳しい中、店舗スタッフでSNSによる宣伝やポップの製作など工夫をし、コロナ前の状況まで売上を回復させることができました。その際に繊維メーカーを知り興味を持ちました。
貴社においてはサステナビリティビジョンを掲げ、繊維の品質にこだわっていることに加え、環境への負荷がかからない製作工程を考えているような製品も多く生み出されています。私も新しい価値を創造していく企業の一員となり、持続可能な製品を広めたいと思い、貴社を志望いたします。
キャリアアドバイザー
自身のアルバイト経験をもとに、業界の現状、繊維業界に興味を持った理由が順に説明されているため、伝わりやすい文章です。
素材メーカーの志望動機を作成する場合は、こちらの記事もチェックしておきましょう。
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素材メーカーの志望動機を深掘りする4つのコツ|業界別例文8つ
素材メーカーの志望動機に説得力をもたせるには こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「素材メーカーの志望動機には何を書けばいいですか?」「採用担当者を納得させる志望動機の書き方がわかりません」 就職活動で素材メー […]
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例文③化学メーカー
私は日本だけではなく世界のモノづくり産業を支えたいと思い、化学メーカーを志望いたします。その中で貴社は総合化学メーカーとして、素材から機能品といった多種多様な製品を通して社会課題の解決に貢献することを理念とし、革新的な技術と持続可能な製品開発に力を入れています。
貴社で働くことができれば、営業として貴社の持続可能な化学製品の開発に携わり、日本の「モノづくり」の技術を世界に広めたいと考えています。
営業職を志望する理由は、大学時代に所属していたサークルで宣伝リーダーを務めた経験にあります。自分たちが自信を持っておすすめできるサービスを世の中の人に受け入れてもらえたときの感動は今でも覚えています。
キャリアアドバイザー
書き出しの化学メーカーを志望した理由と、締めの入社後の目標がどちらも「世界」に目を向けた内容で一致しており、伝えたい内容がわかりやすい文章です。また、過去のエピソードを交えることで説得力が増しています。
例文④重工メーカー
私は、船舶や航空などの輸送機器や大規模プロジェクトを通して、日本のみならず世界中の多くの人々の豊かな生活作りに貢献できる重工メーカーを志望しています。
その中でも貴社は、コロナ禍で輸送機器の売上が厳しくなる中、精密機械やロボット技術などの開発、リモートワークに合わせた技術開発など、世の中の変化にスピード感を持って対応しており、その技術力の高さに感銘を受けました。
そういうチャレンジングな環境で働くことで成長し、経験を積んでいきたいと考え、貴社を志望いたします。入社できた暁には、同期内で1位の成績を収められるよう、勉強の努力を惜しみません。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
その企業の最新の動向や技術に触れられており、企業研究がされていることが伝わる内容です。また挑戦したいという前向きな姿勢も良いですね。
例文⑤自動車部品メーカー
私は父の影響で小さい頃から車が好きで、18歳で免許を取ってからは毎月のように車で遠出をしています。
自動車業界において世界でもトップクラスの日本の自動車産業を支えるモーターを世界に広めたく、貴社を志望します。電気自動車の普及が進む中、モーターの需要は拡大しています。
その中でも貴社におかれましては革新的な自動車部品の開発力があります。世界に誇れる技術力を持つ企業で働き、日本だけではなくグローバルに活躍できる人材になりたいと考えています。
キャリアアドバイザー
モーター業界の将来性が述べられており、業界研究をしっかりされていることがわかります。また、自動車部品メーカーは海外展開している企業も多く、グローバルで活躍したいという内容はアピールになります。
自動車業界を志望している人は、こちらの記事も参考にして志望動機を作成してみてください。
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14例文|自動車業界の志望動機は業界の2大トレンドを軸に考えよう
自動車業界の志望動機は、業界を取り巻くトレンドを理解したうえで、車が好きということだけでなく、どう自分の力を活かして貢献していくかというアピールが欠かせません。この記事ではキャリアアドバイザーのアドバイスを交えて、必ず理解したい2大トレンドから、魅力的な志望動機を考える3ステップなどを例文付きで解説します。ぜひチェックしてくださいね。
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例文⑥精密機器メーカー
私は、「あったらいいな」をかなえられるような精密機器製品を提供し、人々の生活を豊かにすることに貢献したいと考えています。スマートフォンの普及でカメラ事業が厳しい中、貴社においては高品質な精密機器の開発や製造に力を入れ、進化し続けられている点に魅力を感じています。
また、「人々の心豊かな生活の実現」を存在意義に掲げ、新たな事業展開もされています。私もその一員として、高品質な精密機器の開発や製造に携わり、産業や科学技術の進歩に貢献したいと考え、貴社を強く志望いたします。
キャリアアドバイザー
カメラ業界の現状と志望企業の比較について述べられています。また企業の存在意義への共感もプラスポイントです。
例文⑦半導体メーカー
私たちの生活向上や社会の発展に直結している半導体メーカーを志望いたします。近年さまざまな業界においてデジタル化が進み、IoTやAIの技術を取り入れる企業が増えています。
技術が目まぐるしい速さで進化し、半導体の製品の需要はより一層広がると感じています。その中でも貴社は長い歴史があり、変わらない徹底した品質管理を保ちながら、世界の観光や技術の進化に適応した技術革新に努められています。
世界でもトップクラスのシェアを誇る貴社の一員として、変化に適応しながらチャレンジできる環境で自己を成長させたいと考えています。入社させていただいた際には、目まぐるしく変わる市場についていけるよう、定期的にセミナーなどへ参加していきたいと思います。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
半導体メーカーの現状と将来性について述べたうえで、志望企業の歴史や事業内容について触れられておりわかりやすい文章です。また変化の激しい半導体メーカーでは変化に適応できる人は重宝されます。
半導体業界については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。志望する人はチェックしておきましょう。
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注目の半導体業界への就職を目指す学生も多いでしょう。こちらの記事では、半導体業界の構造や動向、選考のポイントなどについて、キャリアアドバイザーが詳しく解説します。半導体業界に興味のある学生は是非チェックしてみてください。
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例文⑧電子部品メーカー
日常生活におけるさまざまな製品に欠かせない要素である電子部品メーカーを志望いたします。
その中でも貴社は製造業界における自動化・ロボット技術のリーディングカンパニーとして、世界を牽引しています。また、世界に300もの拠点を持つグローバル企業であり、私自身海外で活躍できる人材になりたいと考えています。
今後世界が直面する人手不足の課題をテクノロジーの力で解決できるように、お客様の悩みにこたえられるような電子部品を提供し、自動化・ロボット技術を促進していきたいと思い、貴社を志望しています。
キャリアアドバイザー
その企業の事業内容や海外拠点について触れられており、企業研究をしっかりされていることが伝わります。さらに、海外で活躍できる人材になりたいという自身の目標と結び付けられているところも良いですね。
電子部品業界についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。
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電子部品業界が気になっていても、具体的な仕事内容のイメージが付かない人も多いのではないでしょうか。電子部品がどんなところに使われているのか、そしてどんな特徴のある業界なのかをキャリアアドバイザーが徹底解説。志望動機の書き方まで解説していくので、一緒に理解を深めていきましょう。
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例文⑨自動車メーカー
私は安全性能に優れた車を世界に普及させたいという思いがあります。私の実家は交通の利便性が悪く、車なしの生活は難しいところにあります。
その一方で、高齢者の追突事故などのニュースも目にすることがあり、将来両親が高齢になっても安心して運転できる自動運転車で、快適な生活を送って欲しいと願っています。その中で貴社は世界首位の自動車販売台数を誇りながらも、安全性能に優れた自動運転車の開発と環境に配慮した活動に力を入れられています。
私が入社することができれば、安心・安全のカーライフの実現を目指し、営業として自動運転車の普及に努めたいと考えています。
キャリアアドバイザー
経験や日頃感じていることを志望理由につなげられているため、説得力がある文章です。また一貫して自動車の安全性について述べられているのも良いでしょう。
例文⑩医療機器メーカー
大学時代に発展途上国の医療体制の実態を目にしたことをきっかけに、医療機器を通じて、病気に苦しむ人を助けたいと思い志望しました。
医療機器メーカーの中でも貴社は、世界的な医療機器メーカーであり、最先端の医療機器の開発や高品質な製品を提供されている高い技術力があります。また、従業員の成長を支援し、チームワークを重視する企業文化にも惹かれています。
私も貴社で働くことで、人々の健康に貢献したいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
企業の事業内容だけではなく、企業文化に惹かれたポイントについても触れられています。このように「なぜその企業なのか」という理由を深掘りして説明できると好印象です。
医療機器業界の志望動機を魅力的に書くためのポイントについては、こちらの記事もチェックしましょう。
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医療機器業界の志望動機は、業界理解を深めることが大切です。 この記事では、仕事内容や向いている人の特徴、志望動機作成のポイントをキャリアアドバイザーが解説します。 NG例文もあるので、参考にしてより魅力的な志望動機を作成しましょう!
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例文⑪建産機メーカー
現代社会の発展に不可欠であり、インフラや建設プロジェクトに貢献できる建設機械メーカーを志望しています。
大学では機械工学科で機械システムの知能化を実現する研究をしていました。その分野において貴社は無人ダンプトラック運行システムをはじめ、最先端技術で世界を牽引しています。
入社後は研究開発者として、現場の安全や世界のインフラ発展に寄与したいと考えています。
キャリアアドバイザー
自身の研究内容が志望企業の事業内容に結びつけられており、説得力のある志望動機です。さらに、入社後にどのようなことをしたいのかについて述べている点も良いでしょう。
例文⑫電機メーカー
モノづくりを通して、人々の生活をより便利かつ効率的にしたいと思い、電機メーカーである貴社を志望いたします。
電機業界は急速に変化しており、新しい技術やイノベーションが求められます。その中でも貴社は、これまで培ってきたIoT技術をもとに、人々の生活をより便利にできるような製品を世に出し続けている点を魅力に感じています。
また、貴社の多様な事業領域やグローバルな展開にも魅力を感じており、入社後は語学力を活かして海外で活躍できる人材になりたいと考えています。
キャリアアドバイザー
電機メーカーのなかでも最新技術を牽引しているところに魅力を感じているというように、その企業ならではの強みが伝えられていますね。また、グローバルに活躍するため、語学力を積極的にアピールできています。
例文⑬食品メーカー
私は食を通じて多くの人を幸せにしたいと思い、食品メーカーを志望いたします。食品業界は人々の健康と生活に直結する重要な分野であり、食品の安全性や品質に貢献し、人々の生活をより豊かにすることができると考えています。
その中でも貴社では、新型コロナウイルス感染症で世の中が大きく混乱していたなか、家での食事のクオリティをさらに上げられるような製品開発に積極的に取り組み、冷凍食品業界のさらなる市場拡大に努められていました。時代のトレンドにあった製品開発をおこなう貴社の一員として、消費者のニーズに応える革新的な製品を提供したいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
食品業界の志望理由を述べたうえで、志望企業が力を入れている分野について具体的に示されています。このように志望企業が注力している商品について述べると印象が良くなりますよ。
食品業界の志望動機の作り方については、こちらの記事でも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
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例文⑭飲料メーカー
飲料を通して人々の生活を豊かにする仕事をしたいと思い、飲料メーカーを志望いたします。水分補給という目的だけでなく、人々の生活のあらゆるシーンで楽しまれる飲料は、今後も生活に欠かせないものです。
飲料メーカーでの仕事を通じて、新しい飲料の開発や製造に携わり、消費者の多様なニーズに応える革新的な製品を生み出したいと考えています。
その中で貴社は、新商品の開発に力を入れられており、社員からも意見を述べる機会も提供されています。そのようなチャレンジングな環境で、貴社の発展に貢献したいです。
キャリアアドバイザー
志望企業の事業内容だけでなく制度まで志望理由につなげられているため、企業研究がしっかりおこなわれていることが伝わって良いでしょう。
例文⑮製薬メーカー
革新的な医薬品の力で、病気に苦しむ患者様を救いたいと考え、製薬メーカーを志望いたします。
このような思いに至ったのは、大学生の頃に所属していたNPO団体で体験したことがきっかけです。団体の活動では、ある発展途上国の診療所で事務をおこないました。治療に必要なものも揃っていない事実を痛感し、病気に苦しむ患者様へ迅速に薬を届けられる世界をつくりたいと思いました。
その中で貴社は、世界屈指の研究開発力を武器とし、医薬品の研究開発に力を入れられています。貴社に入社後は、世界の医療現場の改善に貢献しより多くの人が安心して医療を受けられる世の中にできるように、自身の英語力も活かしていきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
志望理由が実体験と結びつけられており、説得力のある内容となっています。同時にボランティア活動経験のアピールもできています。
製薬業界を志望している人は、業界理解も深めておきましょう。こちらの記事で詳しく解説していますよ。
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これは避けておきたい! メーカー志望動機のNG例
- そのメーカーの商品が好きというだけで何をしたいかが不明確
- 競合他社でも当てはまる志望動機になっている
- チーム意識を感じないエピソードでアピール
企業の採用担当者は、大量の学生の志望動機を読んでいます。そんな中で印象に残るためには、企業や商品についてしっかりと理解していること、そして自分が企業にとってメリットをもたらす人材だということを簡潔に伝えている志望動機が不可欠です。
自社の商品の好きアピールだけされている内容や、どの企業でも使い回しできるような内容では、「面接で会ってみたい」と思わせることは難しいです。
ここからは、具体的にNG例文を3つご紹介いたします。自分の志望動機が該当してしまっていないか、チェックしてみてくださいね。
NG例文①そのメーカーの商品が好きというだけで何をしたいかが不明確
私は食品を通じて多くの人を幸せにしたいと思い、貴社を志望いたします。私は両親が共働き家庭であったため、手軽に美味しく作れる御社の冷凍食品はなくてはならない存在でした。
また、それだけではなく栄養価も大変高く、老若男女幅広い年代から愛されています。そんな貴社の商品を、日本のみならず、世界のより多くの人に広めたいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
企業が求めているのは、商品やサービスのファンではなく自社に貢献してくれる人材です。会社や商品の好きなところをアピールしているだけでは、志望動機として不十分だといえるでしょう。好きということをアピールするだけではなく、どのように貢献できるのかなど具体性を持たせましょう。
NG例文②競合他社でも当てはまる志望動機になっている
私は電機メーカーのトップである貴社を志望いたします。電気製品は現代社会において不可欠な存在であり、人々の生活をより便利にするための革新的なソリューションであると考えています。
また、電機業界は急速に変化しており、新しい技術やイノベーションが求められます。そのような環境で自己成長を果たし、業界全体に貢献したいと考えています。
キャリアアドバイザー
電機メーカーであれば、他の企業でも使い回しのできる文章になっています。志望する企業を研究し、その企業でなければならない理由を述べることが、志望動機の印象を良くするポイントです。
NG例文③チーム意識を感じないエピソードでアピール
私が貴社を志望する理由は2つあります。まず1つ目は、食を通じて世の中を豊かにしたいからです。貴社は水産加工品でトップシェアを誇っています。その中で営業として活躍し、さらにシェアを伸ばしたいと考えています。
2つ目は、私の負けず嫌いな性格が貴社の営業に活かせると考えたからです。大学時代は野球部でキャッチャーをしていましたが、最後の大会でキャッチャーのポジションを2人で争うことになりました。
なんとしてもマウンドに立ちたいという強い思いから、毎朝誰よりも早くグラウンドに行き練習を重ねました。その結果、見事任せていただけることになり、チームを勝利に導くことができました。
以上の理由により、貴社でトップ営業として活躍したいと考えています。
キャリアアドバイザー
メーカーではチームワークや協調性が求められます。負けず嫌いのため努力できることは良いのですが、このエピソードでは協調性がないと判断されてしまう可能性があります。
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
メーカーでは多くの部署との連携や協力が求められるため、コミュニケーション能力が非常に重要となります。
たとえば製品開発部であっても、一人黙々と作業するのではなく同じチームやほかの開発チーム・部署との連携が必須です。にもかかわらず「私は周りに振り回されず黙々と一人で仕事をこなすことが得意です」と答えてしまうと、場合によっては「連携を取れない人」ととらえられてしまう可能性があります。
これを「周囲とのコミュニケーションをうまくとり意見を柔軟に取り入れながらも、常に落ち着いて仕事に集中することができる」というふうに言い換えるだけで、イメージはぐっと変わりますよ。
メーカーの志望動機に関して就活生からよくある質問に回答!
メーカーはライバルが多い人気の業界です。そのため、就活生から志望動機についてさまざまな質問をもらいます。ここでは、よくある就活生から聞かれるメーカーの志望動機に関する内容について回答していきます。
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メーカーの志望動機はなぜ重要なのでしょうか?
志望動機は志望先企業への本気度を示すために重要です。企業は長く活躍してくれる人材を採用したいと考えており、志望動機で入社意欲や自社の理念やビジョンに共感するか、社風とマッチングするかなどを確認しています。特にメーカーの場合、同じような商品を扱う企業が多くあるため、採用担当者は「どうしてうちに入社したいのか」を重視する傾向にあります。
また、ESや面接において、志望動機は序盤に問われることが多く、志望動機の内容が薄いとその先を見てくれなかったり、話が入ってこなかったりする可能性もあります。
そのため、志望動機は自分自身を知ってもらうチャンスであり、企業とのマッチングを図るために大変重要なのです。
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メーカーの志望動機を考える際に大事なポイントは何でしょうか?
最も大事なポイントは「なぜ志望先企業でなくてはならないか」について熱意を込めて伝えることです。就活の軸を明確にし、メーカーを選んだ理由、さらにはその企業を選んだ具体的な理由を述べます。また、難しい言葉や企業のホームページからそのまま引用するのではなく、自分なりにわかりやすくまとめ、読み手や聞き手に伝わりやすい文章にすると良いでしょう。
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メーカーの志望動機でほかの学生と差別化するコツを教えてください。
ほかの学生と差別化するコツを4つお伝えします。まず1つ目は、書き出しで惹きつけるということです。端的でわかりやすく、先を読みたくなる文章にまとめましょう。2つ目は、志望動機と自分自身の経験や能力と結びつけるエピソードを加えるとよいでしょう。そのために自己分析を徹底的にしてくださいね。特にメーカーの場合、「なぜこの商品に興味を持ったのか」「なぜ競合ではダメなのか」を軸に、過去の経験を交えながら志望動機を作成することが大切です。
3つ目は、大手企業であれば中期計画書なども押さえておくようにしましょう。企業理念やビジョンに触れる学生は多いのですが、あまりそこまで確認していない学生が多いので、差をつけられるポイントです。
そして最後に、入社した後に実現したいことや、やりたい仕事について伝えましょう。これらを記載できていれば、頭ひとつ抜けることができますよ。
差別化した自分だけの志望動機を用意してメーカーの選考を勝ち抜こう!
メーカーは例年志望者が多く、選考を勝ち抜くためには、徹底的に業界や企業研究をする必要があります。少しでも興味がある業界があれば、まずはその業界のシェア率を調べ、その後、どんな企業があるのか、どんな職種があるのかなど、どんどん深掘りをしていくと良いでしょう。
そして、自分にぴったりの企業が見つかれば、企業研究などの準備を進めてください。ライバルと差別化した志望動機を用意して、選考を勝ち抜きましょう。
キャリアアドバイザーコメント堀内 康太郎プロフィールをみる
多くの企業には競合他社が存在するため、面接官からしてみれば「なぜ当社なのか」が気になるところです。これにはっきりと答えられるような、企業ならではの特徴が見つからない場合がありますよね。
そのようなときは無理に競合他社と比較するのではなく、自分が志望企業にとってどれだけ必要な存在となるかをアピールしてみることも一つの手です。
また実際に説明会やインターンでの交流があった人に憧れを抱き、その人と仕事がしたいと感じたことや、そういった人材が多くいる企業で働きたい、自分もそうなりたいというように志望動機を伝えるのもおすすめですよ。