目次
- 学歴欄など履歴書の基本情報はミスなく記載しよう
- 学歴欄の基本の書き方
- ①一行目中央に「学歴」と書く
- ②和暦・西暦どちらかに揃える
- ③中学校卒業から記入する
- ④中学・高校の公立/私立は明記する
- ⑤学校名は学部学科まで正式名称で記載する
- ⑥予備校などは記載しない
- ⑦最後には「以上」と書く
- 在学中・卒業予定ではなく卒業見込みを使う
- 卒業見込みと卒業予定は違う
- 在学中はアルバイト応募のときのみ
- パターン別! 学歴の書き方
- 留学:1年以上が記載の対象となる
- 転校:入学でなく転入学と記載しよう
- 学部・学科の変更:編入学と書こう
- 浪人・留年:記入の必要はなし
- 休学:復学のタイミングも記載
- 退学:中途退学を表現しよう
- 就職を経て入学:学歴と職歴を分けて記載
- 入学・卒業年がわかる学歴早見表
- 学歴欄はパターンに応じて正しく記載しよう
学歴欄など履歴書の基本情報はミスなく記載しよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。みなさんは履歴書やエントリーシート(ES)の基本情報の欄を正しく記入できていますか?
自己PRやガクチカの内容に力を入れてるのに、学歴欄などの基本情報はなんとなく記入していることもあるのではないでしょうか。実際、相談に来た学生さんの履歴書を確認すると、基本の書き方ができていないことも多々あります。
この記事では、特殊なパターンも含めた学歴欄の書き方について解説していきます。履歴書を提出する前に正しく記入できているか確認してみてください。
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学歴欄の基本の書き方
まずは学歴欄の基本の書き方をみていきましょう。書き終わったあとに、正しく記載できているかのチェックリストとしてもつかってみてください。
万が一ミスがあった場合や誤字脱字を防ぐ方法については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
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①一行目中央に「学歴」と書く
一般的な履歴書の場合、学歴を記載するのは「学歴・職歴」と書かれたブロックです。学歴と職歴は分けて書くのが基本の書き方になります。学歴のついて書いているととわかりやすくするため、まず一行目中央に「学歴」と書き、その下から実際の学歴を記載していきます。
職歴の書き方にも注意
職歴に関して、アルバイトやインターン経験は対象に含まれません。正社員・契約社員などとして働いたことのない新卒就職の場合、記載することはほぼないでしょう。その場合は、学歴の最後の行から1行あけて学歴と同じように中央に「職歴」と書いた後、「なし」もしくは「特になし」と左に詰めて記載します。
履歴書におけるアルバイト歴については、こちらの記事で詳しく解説していますので、併せて参考にしてみてください。
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②和暦・西暦どちらかに揃える
学歴欄に限らず、履歴書全体で和暦もしくは西暦で統一しましょう。同一の書類上で表記を統一することは基本になります。社会人としても必須の知識になりますので、覚えておいてくださいね。
日付に関してはこちらの記事も参考にしたいところ。一緒に確認しておきましょう。
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③中学校卒業から記入する
新卒就活の場合、学歴の記入は義務教育終了のタイミングである中学校卒業からになります。ちなみに転職の際は義務教育終了後の高校入学からの記入が基本の書き方になり、新卒就活と書き方が異なるので注意してください。
④中学・高校の公立/私立は明記する
中学・高校名を記載する場合、公立もしくは私立かは学校名の前に記載しましょう。公立の場合は「●●県立」「●●市立」など該当の都道府県/市区町村も含めて書きます。大学・大学院の場合は公立/私立の記載は必要はありません。正式名称を記載しましょう。
⑤学校名は学部学科まで正式名称で記載する
学校名は略称ではなく必ず正式名称で記載しましょう。学部・学科・専攻・コースなどがある場合は最後まで、大学院に進学している場合は修士課程・博士課程まで書きます。
大学院に進学していたり、大学卒業後に専門学校などに進学している人は、学歴をどう書けばいいかわからない人もいるのではないでしょうか。そんな人は、最終学歴についてこちらの記事を参考にしてみましょう。
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⑥予備校などは記載しない
予備校や語学スクール、資格学校など一般的に学歴としてみなされない「各種学校」に関しては、履歴書の学歴欄に記載しません。
⑦最後には「以上」と書く
全て書き終えていますよ、という合図のために、すべての記載が終わったら右下に「以上」と書きます。新卒就活の履歴書の場合、職歴のなしの次の行が「以上」となるはずです。忘れないようにしましょう。
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在学中・卒業予定ではなく卒業見込みを使う
新卒就活の場合、大学3年生もしくは4年生の在学中のタイミングで企業に応募することになります。その場合、大学を卒業していないので「卒業」と記載はできませんが、どのタイミングで卒業するのかを「卒業見込み」という表現で表します。大学院生の場合は「修了見込み」となりますので、注意してください。
卒業見込みと卒業予定は違う
ありがちなミスとしては、「卒業見込み」ではなく「卒業予定」と書いてしまうことです。この2つの言葉、パッと見て「同じ意味では?」と思う方も多いと思いますが、実は含まれる意味合いが異なるのです。
「卒業見込み」は卒業に必要な単位の取得目途がたっており、ほぼ確実に卒業できる見通しが立っていること。「卒業予定」は卒業が確定的でなく、卒業できる可能性が「卒業見込み」と比較して低いという意味合いになります。
企業は卒業することを前提に採用をしますので、卒業の見通しがたっているという意味の「卒業見込み」と必ず書くようにしましょう。
在学中はアルバイト応募のときのみ
アルバイトの応募の際などに「●●大学 在学中」と記載したことがある方も多いのではないでしょうか。「在学中」は文字通りその学校に通っているという意味で、「卒業する」という意味はありません。アルバイト応募の書類であれば問題ありませんが、就活の書類では使わないように注意しましょう。
履歴書の学歴欄における「卒業見込み」の書き方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
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パターン別! 学歴の書き方
ここからは、特にややこしくなりがちなイレギュラーな書き方について、パターン別に解説していきます。
留学:1年以上が記載の対象となる
留学の場合、留学の種類によって書き方が異なります。自分の留学経験がどの種類にあたるのか確認してみてください。学歴欄に記載するのは1年以上の「正規留学」「交換留学」です。期間は1年以上のみが記載の対象で、それ以下の場合は書きません。
「語学留学」「海外ボランティア」に関しては履歴書の学歴欄には記載できませんので、アピールしたい場合は自己PR欄などに記載しましょう。
休学して留学をした場合は、入学と卒業見込みの間に「1年間の休学をし、平成××年×月まで○○(国名)●●大学●●学部に留学」などと記載します。
転校:入学でなく転入学と記載しよう
高校・大学ともに転校の経験がある場合は、入学の次の行に転校をした学校を書きます。その際、「入学」ではなく「転入学」と記載するようにしましょう。
学部・学科の変更:編入学と書こう
学部や学科、選考の変更があった場合には、転校と同じように入学の一行下に変更後の正式名称を記載します。その際は「編入学」と書きましょう。
浪人・留年:記入の必要はなし
浪人・留年の場合は特別記載の必要はありません。学歴欄は入学、卒業年度を明記するため、空白期間に関しては数字を見れば把握できるためです。面接で理由を聞かれる可能性はあるので、質問された際にしっかりと理由をこたえられるように準備はしておきましょう。
休学:復学のタイミングも記載
休学の場合も、休学と復学のタイミングを記載します。休学の理由についてもカッコ書きなどで簡潔に書くことが基本です。
休学の理由に関しては面接時に質問されることも多いでしょう。留学やボランティアなどアピール材料になるものもありますが、病気等であれば企業に懸念材料と判断されてしまうこともあります。必ず不安を払拭するための言葉を添えるようにしましょう。
退学:中途退学を表現しよう
高校・大学ともに中途退学をした場合は、入学の一行下に学校名とあわせて「中途退学」と記載します。理由については書かなくても問題ありません。留学や就業、起業など、採用担当者にとってプラスとして受け取られやすいものであれば書いてもよいでしょう。
就職を経て入学:学歴と職歴を分けて記載
一度就業経験を経てから学校に入学した場合も、学歴と職歴を分けて記載します。この場合も年月が書かれていれば採用担当者は就業後の入学がわかるため、特に特別な記載は必要ありません。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
留学、休学、退学、編入学=「他の学生さんとは違う道を選んでいる」ということですよね。なぜその道を選んだのか? そこまでしてチャレンジしたかったことって何だったのか? をしっかりとお話しすることが大切です。
例えば、私の担当していた学生さんで受験の際に体調を崩して受験に失敗してしまった学生さんがいました。第二志望の大学に1年間通ったものの、やはりもっといい授業を受けたい! と思って元々行きたい大学の編入を目指して再度受験勉強をしました。
自分の大学の授業とアルバイトを両立させながら編入試験の勉強もして、翌年見事編入試験に合格しました。立てた目標に対して努力をする姿勢、目標達成をする意識の高さは多くの企業様で高評価を得られました。
上記のように、自身が他の学生さんと違う道を選んでまでチャレンジしたことをアピールできるようにしましょう。
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