目次
- 高校生活で頑張ったことをアピールするには例文を参考にしよう
- 事前に知っておこう! 高校生活で頑張ったことを聞く4つの意図
- ①学生のバックボーンを知りたい
- ②過去の自分とどのように向き合っているのかを知りたい
- ③目標達成に向けて努力できるかを確認したい
- ④人柄を把握したい
- 高校生活で頑張ったことの基本構成を押さえてアピールにつなげよう
- ①高校生活で頑張ったことの概要
- ②なぜその内容に取り組んだのか
- ③どんな行動をしたのかあなたならではのエピソード
- ④行動した結果
- ⑤経験から学んだこと
- ⑥学んだことを企業でどう活かすか
- 高校生活で頑張ったことの回答でアピールにつながる3つのコツ
- 結論から伝える
- 高校生ならではのエピソードだと大学時代と差別化しやすい
- 挫折・失敗経験でも構わない
- 高校生活で頑張ったことの例文を参考にしよう
- 勉強を頑張ったことをアピール
- 体育系の部活を頑張ったことをアピール
- 文化系の部活を頑張ったことをアピール
- 文武両道に励んだことをアピール
- 文化祭で頑張ったことをアピール
- 大学受験で頑張ったことをアピール
- 留学経験をアピール
- 高校生活で頑張ったことの例文で避けたい3つの内容を把握しよう
- ただの自慢話をする
- 嘘の内容をアピールする
- 他人の影響で頑張ったエピソードを伝える
- 高校生活で頑張ったことが思いつかない場合の3つの対処法
- ①自己分析で過去を振り返ってみる
- ②親に相談してみる
- ③就活エージェントに相談してみる
- 「学生時代頑張ったこと」を聞かれたときの回答のコツを押さえよう
- 高校ではなく大学時代の内容を回答しよう
- 高校の経験をアピールする場合は大学まで継続していることをアピールする
- 他人とのかかわりのある内容を回答する
- 高校生ならではのエピソードを盛り込んで高校生活で頑張ったことをアピールしよう
高校生活で頑張ったことをアピールするには例文を参考にしよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「高校生活に頑張ったことを面接でアピールできる構成を教えてください! 」
「高校生活で頑張ったことが思いつかなくて困っています。」
といった質問を受けます。就職活動の面接で「学生時代に頑張ったこと」いわゆるガクチカについて質問される機会は多いですが、加えて「高校生活で頑張ったこと」についても質問される場合があります。大学時代に頑張ったことはあっても、高校生活で頑張ったことをどのようにアピールしたら良いのか悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、高校生活で頑張ったことをアピールするコツ、高校生活で頑張ったことの例文と例文で避けるべきケース、高校生活で頑張ったことが思いつかない場合の対処法などを詳しく解説します。
高校生活で頑張ったことをアピールするために、例文を参考にして自分のエピソードを見つけていきましょう。
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事前に知っておこう! 高校生活で頑張ったことを聞く4つの意図
就活生
キャリア
アドバイザー
なるほど。では、そもそもなぜ採用担当者は大学生活ではなく高校生活について質問を投げかけると思いますか?
就活生
たしかにそうですね。理由を知りたいです。
キャリア
アドバイザー
質問してくるのには必ず意図があります。まずは、事前に理解しておくことが大切ですよ。
採用担当者が高校生活で頑張ったことを聞く意図は、以下の4つです。
- 学生のバックボーンを知りたい
- 過去の自分とどのように向き合っているのかを知りたい
- 目標達成に向けて努力できるかを確認したい
- 人柄を把握したい
効果的なアピール方法を考えることができるため、しっかりと質問の意図を把握しておきましょう。
①学生のバックボーンを知りたい
今までどのような経験をしてきたのか、どんな人とどのような環境で人間関係を育んできたのかなどを知ることで、学生の背景や考え方などの人間性を把握できるからです。
人は過去の出来事に影響を受けているため、採用担当者は大学時代だけでなく高校生活に焦点を当てて学生がどんな人物なのか把握し、自社の雰囲気や価値観に合っているか判断しています。
そのため、高校生活で経験したことをただ話すのではなく、自分が過ごしてきた環境、何を考えてどのように行動してきたのかなど具体的に伝えることが大切です。
②過去の自分とどのように向き合っているのかを知りたい
高校生活で頑張ったことを聞く意図として、学生が過去の自分とどのように向き合っているのかを知りたいということがあります。
たとえば、挫折した経験からどのように次の行動を起こしたのかなどから、学生が自分の過去に向き合い客観視できる素養を持ち合わせている人物であるのかを、採用担当者は把握し、自社で活躍していけるのかを判断する材料にしているということです。
社会人として就職した後も、過去の経験を振り返り、次に活かすことができるのかは必要な考え方になるからです。自分の過去と正しく向き合い客観的に把握できれば、強みを活かして活躍したり、反対に弱みを改善したりすることができます。
③目標達成に向けて努力できるかを確認したい
目標を達成するために頑張ったことの背景にある挫折や苦労に対しての乗り越え方や努力を継続する方法などを知り、社会人として同じような場面に遭遇したときに対処していける人物なのかを確認しています。
社会人として働くということは、個人なり組織なりの目標達成を目指していく必要があるため、高校生活で頑張ったことを通して、考え方や取り組み方を把握し、再現性があるのかを判断しているということです。
④人柄を把握したい
高校生活で頑張ったことを聞く意図は、学生の人柄を把握するためです。高校生活でどんなことに力を入れたのか、何を大切だと考えて行動したのか、どのような人間関係を築いたのかなどから、学生の持っている性格や価値観を見極める狙いがあります。
採用担当者は、学生に自社で活躍できる人材を採用したいと考えており、ミスマッチが生じないように企業文化や雰囲気と合っているのか判断する材料として高校生活で頑張ったことを質問しています。
そのため、自分の性格や価値観などの人柄を正しく理解してもらうためにも、自分の傾向を言語化することが大切であるといえます。
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
ここまでに本文で紹介されていることは大学時代の経験からでも把握できるため、まだ高校時代について聞く意図がわからない学生もいるのではないでしょうか。たしかに、バックボーン以外の質問は大学時代の経験からも知ることができますよね。
本文で紹介されていること以外に「高校時代からどのような成長を遂げたのか」を知ることも、高校生活で頑張ったことを質問される理由のひとつです。入社をしたあとも、成果を出すためには継続的な成長がもとめられますよね。企業がもとめるような成長をしているのかをエピソードを通じて図っています。
たとえば、高校時代と大学時代で同じような失敗をしたエピソードを話してしまうと、同じ失敗を繰り返してしまうと思われてしまいます。高校時代の失敗を踏まえて、大学生活でどのように活かしたのかを語ることで、継続的に成長していることがアピールできますよね。このように大学時代の短い期間だけでなく高校時代についても質問をすることで、入社後に必要な成長を遂げられるかどうかを図っていることを覚えておきましょう。
高校生活で頑張ったことの基本構成を押さえてアピールにつなげよう
高校生活で頑張ったことを、どのようにアピールすれば採用担当者からの高評価につながるのかは気になるポイントですよね。
伝え方次第では良い印象にも悪い印象にもなるため、これから解説する基本構成を押さえてアピールすることがおすすめです。高校生活で頑張ったことを思い出して、自分だけのエピソードで魅力を伝えていきましょう。
①高校生活で頑張ったことの概要
高校生活で頑張ったことをアピールする基本構成は、高校生活で頑張ったことの概要を伝えることが挙げられます。
まず最初に結論を述べて、何を頑張ったのかを明確にわかりやすく主張することが大切です。たとえば、「私が高校生活で頑張ったことは、文化祭実行委員です。なぜ、頑張ろうと思ったのかというと〜……」といった具合で最初に簡単な概要を伝えてください。
冒頭で何を伝えたいのかが明らかになると、その後の内容を採用担当者に理解してもらいやすくなるからです。
また、概要を伝える段階では必要のない情報を詰め込まずにシンプルに伝えることも大切です。全体を通して何を伝えていきたいのかを一言でまとめ、具体的なエピソードはその後に伝えるとわかりやすいです。
②なぜその内容に取り組んだのか
高校生活で頑張ったことの基本構成として、なぜその内容に取り組んだのかを伝えるとアピールになります。当時のことを思い出し、なぜ頑張ろうと思ったのかの理由の部分を、自分の感情や行動を元に説明できると説得力の高い内容になります。
たとえば、「サッカーの部活動でボール磨きを頑張った」とアピールするのであれば、サッカーの部活動でなぜその取り組みをしようと考えたのか、自分ならではの理由があるはずです。採用担当者に人柄や価値観をアピールするためにも、状況を淡々と語るのではなく、なぜ取り組んだのかの理由を伝えることが大切であるといえます。
③どんな行動をしたのかあなたならではのエピソード
高校生活で頑張ったことをアピールするための基本構成は、どんな行動をしたのかあなたならではのエピソードを必ず入れることが大切です。
「私は高校生活で〇〇を頑張りました」だけでは、具体的にどうして行動を起こしたのか、何を考えて取り組んだのかなどが採用担当者はまったくわかりません。自分だけのエピソードを伝えることで、人柄や価値観をアピールすることにつながります。
また、エピソードがない話は、本当の話である根拠がなく信憑性にかけてしまうため、自分の頑張りを裏付けるエピソードを具体的に必ず伝えるようにしてください。
④行動した結果
高校生活で頑張ったことの基本構成は、行動した結果を伝えることです。伝える結果は、成功したことでも失敗したことでもどちらでも構いません。自分が取り組んだ結果はできるだけ具体的に語れるようにするとエピソードの説得力が増します。
たとえば、「〇〇という工夫をした結果、吹奏楽部の全体の練習量が◯%増加し結束力が高まりました」とアピールすると集団に積極的に働きかけられる行動力の持ち主であることが伝わります。
数字を用いたり、第三者の感想を入れたりして、自分が行動した結果の前後で何がどう変わったのかを伝えられると好印象です。
⑤経験から学んだこと
高校生活で頑張ったことをアピールするためには、経験から学んだことを入れることが大切です。採用担当者は、経験から学んで成長していける人物であるのかを把握し、学生の将来性や伸びしろを確認しているからです。
そのため、「私はこの経験から、目標を決め努力し続ける必要性を学ぶことができました」といったようにエピソードを伝えた後にアピールしてください。
過去の経験は現在に影響を与えているため、成功でも失敗でも、何かしらの学びを得ることができているはずです。経験から学んだことを通してどのように成長できたのかという点をしっかりアピールできるようにしていきましょう。
⑥学んだことを企業でどう活かすか
高校生活で頑張ったことの基本構成として、学んだことを企業でどう活かすかをアピールすることが重要です。どんなに頑張ったことがあっても、仕事での再現性がないと採用担当者は魅力を感じません。
たとえば、コツコツを慎重に取り組める人物をもとめている企業に対して、「チームワーク」「行動力」をアピールしてもあまり意味がないということです。アピールの仕方次第では、自社よりもほかの企業の方が合っていると判断される可能性があります。
志望する企業がもとめる人物像を配慮しながら自分の学びをどのように活かしていくのかを考えて、仕事での再現性の高さをアピールしていきましょう。
高校生活で頑張ったことの回答でアピールにつながる3つのコツ
- 結論から伝える
- 高校生ならではのエピソードだと大学時代と差別化しやすい
- 挫折・失敗経験でも構わない
就活生
高校生活で頑張ったことを企業が質問してくる意図やアピールするための基本構成が理解できました。参考にして自分なりのエピソードを考えていきます。
キャリア
アドバイザー
自分の考え方や性格は過去の経験の積み重ねでできていますからね。しっかりと洗い出しをおこなっていきましょう。
就活生
わかりました! もし、ほかにもアピールにつながるコツがあれば教えてください。
キャリア
アドバイザー
積極的で良いですね。では3つのポイントを解説していきますね。
ほかの学生よりも自分の魅力を効果的に伝えるために、コツを意識して高校生活で頑張ったことをアピールすることが必要です。では、それぞれ解説します。
結論から伝える
初めに何を頑張ったのかを簡潔に述べることで、全体を通して何を伝えたいと考えているのかを明確にすることができるため、結論から述べましょう。
たとえば、「私が高校生活で頑張ったことは、文化祭の役員です。活動を通して、目標達成のために仲間と協力することの大切さを学ぶことができました。」と結論から伝えるようにしてください。
結論から伝え、自分なりに頑張ったことの具体的なエピソードの後に、入社後どう活かしていくのかの順番で回答すると、内容の理解がしやすくなりますよ。
高校生ならではのエピソードだと大学時代と差別化しやすい
高校生活で頑張ったことを回答でアピールするコツは、高校生ならではのエピソードだと大学時代と差別化しやすいという点です。つまり、伝える内容は高校生でしか経験できないことに特化する方がおすすめです。
採用担当者は、あえて高校生活にテーマを絞っているため、大学生活でも経験できるようなエピソードだと質問の意図を理解できていないと思われてしまいます。
そのため、文化祭・体育祭・合唱コンクール・修学旅行など高校生ならではのテーマで回答ができると、とても好印象です。アルバイトや資格の勉強などは大学生でもできるため、選ばない方が無難であるといえます。
挫折・失敗経験でも構わない
高校生活で頑張ったことの回答でアピールするコツとして、エピソードは挫折・失敗経験でも構わないということを覚えておきましょう。
高校生活で頑張ったことと聞くと、上手くいったことや成功したことを伝えないといけないと勘違いしがちですが、実は挫折や失敗経験から学んだことでも伝え方次第でしっかりとアピールすることができます。
ただし、挫折や失敗したことを「〇〇を頑張ったけど上手くいきませんでした」とただ語るだけでは、何を頑張ったのかわからず、ただマイナスの印象を持たれてしまう可能性があるので注意しましょう。
キャリアアドバイザー
成長につながったポイントをアピールし、採用担当者に説得力を持って伝えることが必要になります。
挫折経験の魅力的な伝え方はこちらを参考にしてみてください。
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また、困難を乗り越えた経験の回答方法についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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困難を乗り越えた経験を伝える際は、エピソードだけでなく、プロセスや経験からの学びを伝えると効果的です。この記事では困難を乗り越えた経験をアピールする際の伝え方や避けるべき内容についてキャリアアドバイザーが解説します。エピソード別の例文もあるので、困難を乗り越えた経験をアピールしたい学生は参考にしてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
高校時代の話が少し前なので、思い出せないと悩んでいる学生もいるかもしれません。たしかに、大学時代に比べると年数が経っているので、具体的なエピソードを思い出すハードルが高いですよね。しかし、曖昧なまま伝えてしまうと面接官はイメージをすることができず、何をアピールしたいのかわからない可能性があります。そのため、できるだけ当時のことを思い出し具体的に伝えることがポイントです。
NGな例としては「サッカー部で部長を務め、リーダーシップを活かしてチームを牽引し、大会で優勝することができました」というものが挙げられます。このような伝え方では、実際に何が課題で、何に取り組んだのかなど詳細はわからないですよね。具体的なイメージを面接官に持ってもらうためには、「部員50名全員に声をかけて、課題をすり合わせて各自が目的意識を持つように働きかけました」など数字を使ったり、行動を説明したりすることが大切です。
過去のエピソードを思い出すことは簡単ではないですが、家族や友人などと話して過去を思い出すことで、できるだけ具体的に語れるように準備しましょう。
ガクチカが思いつかない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ
学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。
そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
高校生活で頑張ったことの例文を参考にしよう
高校生活で頑張ったことといわれても、何をテーマにしたら良いのか悩む人も多いと思います。ただ、どんなことでも頑張ったと思えるエピソードがあれば、テーマにすることができますよ。
ここからは、勉強・体育系の部活・文化系の部活・文武両道に励んだ・文化祭・大学受験・留学経験のそれぞれを解説します。例文を参考に自分なりのエピソードを考えていきましょう。
勉強を頑張ったことをアピール
高校生活で頑張ったことのテーマとして、勉強を頑張ったことをアピールすることができます。ただし、高校生の本分は勉強をすることであるため、当たり前の内容にならないように工夫する必要があります。
たとえば、「私は高校生活で授業の予習と復習を頑張りました」という話をされても、どの高校生も当然するべきことであるため、採用担当者の心には響かないでしょう。
この場合は、予習と復習を頑張った結果を伝えると効果的であるため、「私は赤点を取っていた数学を克服したことです」と伝え、具体的な行動としておこなったことを述べていくと具体性が高まり理解がしやすいです。
例文①
私が高校生活で頑張ったことは、英語の点数を伸ばしたことです。英語は嫌いではなくそこそこ勉強をしていたため、問題ないかと思っていたら、志望大学に入れないほどの点数しか取れない事実を知ったことがきっかけです。
苦手を分析してみると学校のテストでも模試でも長文問題でミスが多いことに気が付きました。そのため、まずは、単語、熟語、慣用句など基礎的な理解力を向上させるために、毎日30分早起きをして勉強する時間を作り、繰り返し過去問を問いたり、先生に相談してアドバイスをもらったりしながらできることをコツコツを積み上げていきました。
結果として、学校のクラスで1番の点数を取れ、模試では20点アップし、無事に志望大学に入学することができました。弱点を克服するために、自分の決めたことから逃げ出さずに取り組むと、大きな結果を生み出せることを経験できました。
御社でも、目標に対して結果を出せるように努力をしていきたいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリア
アドバイザー
「結論→自分のエピソード→会社で活かせること」を具体的に伝えることができていて、とてもわかりやすく仕上がっています。
体育系の部活を頑張ったことをアピール
体育系の部活で頑張ったことでは、上達するために努力したこと、ほかの部員とのかかわり方、組織の中での自分の立ち位置などについてアピールすることができます。
部活動をテーマにすると、部長やキャプテンなどの役職に就いていないとアピールできないと思っている人がいますが、それは間違いです。採用担当者の質問の意図は、高校生活で頑張ったことを通して、何を考えて行動し、結果得たことを知り、学生の性格や価値観を把握することです。
そのため、頑張ったことを伝えることができれば、役職に就いていなくても良いということです。部活の中での自分の役割について振り返り、アピールしていきましょう。
部活で学んだことをアピールするポイントはこちらを参考にしてみてください。
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部活動で学んだことを聞かれたら|自己PRで好評価につながる答え方
部活動で学んだことを話すときは、具体的なエピソードや企業での活かし方を話すと好評価が得られますよ。 この記事では部活動の経験をアピールするポイントや例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、事前準備をして評価につなげましょう!
記事を読む
例文②
私が高校生活で頑張ったことは、テニス部の練習です。中学のときからの経験者ではありましたが、上には上がいて試合に勝てない日々を過ごしていたため、どうしたら試合に勝てるのかを考えて、練習計画を練り実行しました。
私は背が高めなので、強力なサーブとスマッシュを強化しつつ、高い動作性が必要で苦手意識があったネットプレーを重点的におこない、練習を繰り替えしおこないました。結果として、ある大会でベスト4まで残ることができました。
この経験から、どんなことも諦めずに自分の頭で解決できる方法を考えて行動することの大切さを学ぶことができました。御社でも何事も最初からできないと思わず、挑戦することで貢献していきたいと考えています。
キャリア
アドバイザー
社会に出ると、難問や高い壁がはちはだかることがたくさんありますが、どんなことでも打ち勝っていけそうな強さを、この例文から感じることができます。
文化系の部活を頑張ったことをアピール
高校生活で頑張ったこととして、文化系の部活をアピールするのも良いでしょう。部活動の種類や役職は評価に関係がなく、大切なのは部活動で経験した結果学んだことを伝えることです。
もし、文化系の部活でマイナーな場合でも、アピールすることはないと思わずに、自分が自信も持って頑張ったと思える出来事であれば具体的なエピソードに落とし込んでアピールしてください。
どのような部活動であっても、チーム一丸となって課題のクリアを目指したり、個人で目標達成に向けて努力したりなど頑張ったことがあると思いますので、しっかりと伝えることができれば高評価を狙うことは可能であると覚えておいてください。
例文③
私は高校生活で、吹奏楽部の部長を頑張りました。人気のある部活であったため、部員が多く、まとめることにとても苦労しました。
あるとき各パートで練習をおこない過ぎたことで、全体の結束が薄れてしまい部員の雰囲気が悪くなってしまう事件がおこりました。
定期コンサートを成功させるためには一丸となる必要があるため、メンバー全員と面談をし、不満や不安を吸い上げて、部員同士のコミュニケーション不足だと判断し、解決するための場を設けました。
結果として、部の雰囲気は良くなり、定期コンサートを成功させられました。御社でも組織に貢献していけるように努力していきます。
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キャリア
アドバイザー
組織がどうしたら良くなるのか自分なりに考え行動する実直さや一生懸命な人柄が伝わってきます。
文武両道に励んだことをアピール
高校生活で、文武両道に励んだことを頑張ったこととしてアピールすることができます。文武両道とは、読んで字の如く勉強とスポーツの両方に優れた人物に対して用いられる言葉であり、高校生活でどちらも力を入れたのであれば、ストレスコントロール力や忍耐力の高さなどを持ち合わせた人物であると評価することができます。
社会人として働くということは、我慢が必要だったり、諦めずにやり遂げなければならなかったりする場面が多々あります。そのため、文武両道を頑張って学んだことは、働くうえでの再現性が高いといえ採用担当者も良い印象を持つでしょう。
例文④
私が高校生活で頑張ったことは、文武両道に励んだことです。強豪校の野球部に所属していたため、志望する大学への合格に向けて1年生の頃から、学業と部活を両立させるために時間の管理を徹底してきました。
学業は、朝練が始まる前と寝る前にそれぞれ1時間ずつ時間を取り、隙間時間には少しでも勉強をおこないました。部活は全体練習が終わり次第、曜日ごとに自作したトレーニング表に沿って投球とバッティングなど練習を毎日2時間欠かさずおこないました。
3年間続けた結果、第一志望の大学に合格することができ、野球部でもレギュラーとして試合に出場し続けることができました。御社でも文武両道で培った粘り強さを武器に貢献していきたいと考えます。
キャリア
アドバイザー
自分で決めたことをやり続けることは、簡単ではありません。文武両道から学んだことはとても魅力的であり、一緒に働きたい人であると感じさせる内容になっています。
文化祭で頑張ったことをアピール
高校生活で頑張ったこととして、文化祭をアピールするのも良いでしょう。文化祭は高校生ならではのイベントであるため、大学時代のエピソードと差別化することができます。
また、文化祭では社会人に必要なスキルを多く学べることもあり、採用担当者に再現性を伝えやすいという点もあります。
たとえば、文化祭は年に1回しか開催されない大きなイベントであり、緻密なスケジューリングや学校内外の関係者との調整にもとめられる計画力やイレギュラーな問題に対して対応する臨機応変力などさまざまなスキルが必要です。
文化祭の経験を通して自分が成長できたエピソードで、ビジネスでも活躍していけることをアピールしてください。
例文⑤
私が高校生活で頑張ったことは、文化祭実行委員です。クラスの催し物を決めるときに、前年と同じ内容が良い人、新しい内容にしたい人、文化祭に興味がなくて協力してくれない人など意見が対立して困ったことがありました。
私は、クラスのみんなからなぜそれが良いのか率直に意見をもらいカテゴリー分けをおこないました。その後に、前年のベースに新しい要素を取り入れた催しにすることを提案し、クラスの一人1人に役割を与えることで責任感を持ってもらうように工夫をしました。
結果、それぞれが決められた仕事をこなすことで、クラスが一つになり文化祭を無事に成功させることができました。御社でも、周囲の人の意見をしっかり取り入れて仕事をおこなっていきたいと考えています。
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キャリア
アドバイザー
協調性、傾聴力、統率力などのビジネスパーソンにもとめられるスキルの高さを感じることができる内容になっています。
大学受験で頑張ったことをアピール
高校生活で大学受験を頑張ったことをアピールする場合は注意が必要です。大学受験とは、大学生として就活をしている時点で誰しも経験していることです。大学受験に関しては、上には上がいるため、ほかのライバルである学生と差別化できる内容で自分をアピールしていく必要があることを覚えておいてください。
しかし、大学受験で得た経験を活かして、企業で活躍できる人材であることをアピールすることができれば何も問題はありません。
大学受験を頑張ったテーマであれば、勤勉さ、継続力、目標達成力などを伝えることができるため、採用担当者の心に響く内容に仕上げていきましょう。
例文⑥
私が高校生活で頑張ったことは、大学受験です。高校3年生になったときに、担任の先生からは現在通っている大学には100%入れないと言われました。ただ、どうしても学びたい学部であったため、そこから合格に向けて勉強をスタートさせました。
目標に対して、自分に足りていない部分の洗い出しをし、逆算して毎日のスケジュールに落とし込みをおこないました。PDCAサイクルを回し、必要に応じて修正や改善を繰り返し勉強をし続けた結果、無事に第一志望の大学に入学することができました。
正直途中で諦めそうになったこともありましたが、大学で学びたい学問のことをモチベーションに頑張り続けました。御社の仕事でも成果を出し続けるための行動をして、貢献していきたいです。
キャリア
アドバイザー
担任先生から100%無理と言われていても、最後まで諦めずに合格したエピソードからは、愚直に物事に取り組めるメンタルの強さを感じる内容になっています。
留学経験をアピール
高校生活で頑張ったことで留学経験をテーマにすると、語学力だけでなく積極性、コミュニケーション力、問題解決力などをアピールすることができます。
高校生のとき留学をする学生は多くないため、採用担当者としては「なぜ留学したのか」の部分が興味を引かれるポイントです。そのため、「親に言われたから」「学校のプログラムだから」などネガティブな理由を伝えるのは避けるようにしてください。
また、差別化するためにも、特に留学中に大変だったことをどう切り抜けたのかというエピソードがあれば、インパクトが大きく印象に残りやすく高評価を得られる可能性が高くなるといえます。
留学経験をアピールするコツはこちらを参考にしてみてください。
関連記事
体験談ではNG! 自己PRで留学をアピールする方法と強み別例文6選
自己PRで留学をアピールするときは前後のプロセスが欠かせません。今回は留学をアピールする際に知っておくべきことや、アピールできる強みについて紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、強み別に例文6選も解説するので、参考にしてくださいね。
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例文⑦
私が高校生活で頑張ったことはアメリカでの1年間の留学生活です。英語を使った仕事をしたいと考えて決意しました。アメリカでは言葉や文化の壁に苦労し、帰国の2文字が頭を過ぎることがありましたが、決して諦めず挑戦し続けました。
あるときちょっとした誤解が生じたことで、アメリカ人の友人と喧嘩をしてしまい思っていることを伝えられず、どんどん険悪になってしまい当時は本当に辛かったです。
ただ、拙い言葉ながらも何度も声をかけてコミュニケーションを取り、話し合った結果仲直りができて、今でも交流が続いています。どんな壁であっても、頭で考えて果敢に挑戦することで道は開けると確信しています。御社でも、持ち前の積極力と行動力で活躍していきたいと思います。
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キャリア
アドバイザー
言葉や文化の壁がある中で、誤解を解くために果敢にコミュニケーションを取ることは誰にでもできることではありません。勇気や積極性がありとても好印象です。
高校生活で頑張ったことの例文で避けたい3つの内容を把握しよう
高校生活で頑張ったことをアピールする際に避けたいケースは、自慢話に終始する、嘘の内容をアピールする、他人の影響で頑張ったエピソードの3つです。
頑張ったことを上手にアピールするためには、マイナスの要素を取り除くことも大切です。避けたい内容を正しく把握し、採用担当者からマイナスなイメージを持たれ評価を下げてしまわないようにしてください。
ただの自慢話をする
高校生活で頑張ったことで避けたいケースは、ただの自慢話に終始することです。採用担当者が「高校生活で頑張ったこと」で把握したいのは、学生の持っている考え方や価値観の部分です。
そのため、自慢話がメインのエピソードからは、人から認められたい承認欲求の強さや反対に自分に自信がない人などネガティブな印象を受けます。また、自慢話ばかりになってしまうと、自社で働いたときにほかの社員との円滑な関係性を築いていけるのか不安になり、一緒に働きたいと思ってもらえない可能性が高いです。
ほかの学生が経験していないようなエピソードは魅力的ではありますが、人間性に問題があるのではと捉えられてしまっては意味がないといえます。
嘘の内容をアピールする
高校生活で頑張ったことで避けたいケースの一つとして、嘘の内容をアピールすることが挙げられます。
多くの学生に会っている採用担当者は、学生の話し方の様子や雰囲気で違和感を感じ取ることができます。細かく深堀をされることで、面接のほかの質問との辻褄が合わなくなり、すぐに嘘だと見抜かれます。
嘘の内容だとばれてしまうことで、もちろん心象が悪くなり内定につながることはないです。また、もし嘘がばれずに入社できても、自分の実力よりも企業の期待値が上回っているため、プレッシャーを感じ居心地が悪くなる可能性が高いです。大それたエピソードである必要はないので、嘘をつかずに事実をアピールしてください。
就活で噓をつくリスクはこちらを参考にしてみてください。
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就活で嘘をつくことには、たくさんのリスクがあります。この記事では、嘘と嘘ではないの境界線や、嘘のエピソードを話さなくていい対策もキャリアアドバイザーが紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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他人の影響で頑張ったエピソードを伝える
高校生活で頑張ったことで避けたいケースは、他人の影響で頑張ったエピソードを伝える
ことです。
たとえば、親に言われたから取り組み始めた、周りの友達から誘われたからなんとなくなど、自分で頑張りたいと思って始めていないエピソードは、採用担当者にあまり良い印象をもたれません。
理由としては、自分で決めて行動する主体性がない、言われたからやるという他人任せな人であるなど、ビジネスパーソンとして必要なスキルが備わっていないと判断されてしまうからです。
高校生活を振り返り、なぜ自分で頑張ろうと思ったのかを深堀して、自分では気が付いていない人柄や価値観を見つけてアピールすることが大切です。
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
高校生活で頑張ったことを伝えるときは「自分たちしかわからない言葉・表現」や「学校独特な文化」などは避けましょう。自分が今まで使っていた言葉をそのまま使ったり、自分がいた環境が当たり前だと思って伝えたりすると、自分は話しやすいですよね。しかし、面接官は話を理解することができず、「相手にわかりやすく説明するスキルがない」とマイナス評価をされてしまう可能性もあります。
このようなマイナス評価を避けるためには、中学生に向けて説明をするように意識することがおすすめです。エピソードを伝える相手が面接官のような大人だと、自分たちしかわからないような表現であっても伝わるものと勘違いしてしまいがちです。しかし、中学生に伝えるように意識すると、中学生の知識に合わせて詳しく・わかりやすく伝えようとしますよね。その結果、初めて話を聞いた面接官もイメージが湧きやすくなるのです。
どうしても面接官からマイナス印象にならないか不安な人は、大学時代の友人や大学教員などへ説明をして面接練習をすることもおすすめですよ。
高校生活で頑張ったことが思いつかない場合の3つの対処法
就活生
高校生活で頑張ったことがどうしても思いつかなくて困っています。
キャリア
アドバイザー
なるほど。どのように考えているのですか?
就活生
頭の中で高校生活を思い返してエピソードを探しています。
キャリア
アドバイザー
そうですか。ただ漠然と記憶を辿っても良いエピソードが思い出せないので、おすすめの対処法を3つ解説していきますね。
高校生活を振り返っても、どうしても頑張ったことが思いつかずにどうしたら良いのか困っている人は多いと思います。ここからは、対処法を3つ解説していきます。過去を一つずつ紐解いて、自分なりのエピソードを考えていきましょう。
①自己分析で過去を振り返ってみる
高校生活で頑張ったことが思いつかない場合は、自己分析で過去を振り返ってみましょう。自己分析とは、就活においての自分の強みを把握するために、特徴、長所と短所、価値観を分析することです。
自己分析をおこなうと客観的な自分の視点を持つことが可能であり、応募書類や面接で、具体的でオリジナリティのある回答ができるようになったり、業界・企業選びにも活用できたりします。
採用担当者に入社後に活躍していける人材であると判断してもらうためにも、自分を深く知り、明確に自分をアピールしていく必要があります。そのため、就活において自己分析は欠かせないものであるといえます。やり方はいろいろありますが、高校生活で頑張ったエピソードを思いつくためには、自分史の作成がおすすめです。
自分史がおすすめ
自己分析で過去を振り返るときに、おすすめの方法は自分史の作成です。自分史とは、生まれてから現在までの自分の歴史を時系列でまとめたものを意味します。幼少期〜現在までの実体験を洗い出し、起こった出来事を深堀りしていく中で、自分の思考性や価値観など把握することができます。
やり方は、幼少期、小学生、中学生、高校生、大学生のときにそれぞれで楽しかったこと、辛かったこと、頑張ったこと、将来の夢をノートやPCで書き起こすだけです。
高校生のときだけでなく、幼少期からの自分史を作成することで、どんなことが好きで何が得意なのか、反対に何が嫌いで不得意なのかなどが明確になり高校生活で頑張ったことを考えるときだけでなく、就活全般で役立てることが可能になります。
自分史のやり方はこちらを参考にしてみてください。
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就活をするうえで自分史を作成すると、自己分析を効率的に進められます。今回は自分史の作成方法と自己分析の仕方をキャリアアドバイザーが解説します。自分史を活かせる質問例や回答例も紹介しているので、自己分析の際の参考にしてみてくださいね。
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②親に相談してみる
高校生活で頑張ったことが思いつかないときは、親に相談してみるという対処法があります。親は一番近くで自分を見てきた存在であるため、客観的な意見をもらえる可能性が高いです。
実は、自分では頑張ったこととは思っていないことでも、十分アピールポイントとして活用できる場合があります。多くの学生は、ほかの学生よりもとてつもなく素晴らしいエピソードでなければアピールできないと思っています。
しかし、採用担当者は大したエピソードでなくても学生の人柄や価値観が把握できれば良いと考えています。そのため、第三者である親に自分が頑張ってきたことを確認することで、自分では思いつかなかった内容を考えるきっかけを与えてくれる可能性がありますよ。
③就活エージェントに相談してみる
高校生活で頑張ったことが思いつかない場合は、就活エージェントに相談してみるという対処法があります。就活エージェントとは、専任のアドバイザー、自己分析、企業選び、応募書類添削、面接練習など就活におけるさまざまな悩みを相談し解決していくことができます。
高校生活で頑張ったことが思いつかなくても、専任のアドバイザーからのアドバイスを参考にすれば、納得のいくエピソードを考えることができるはずです。
就活は一人で困難に立ち向かわなければいけないことがたくさんあり、不安やストレスを感じること場面が多いです。そのため、プロに相談し相談に乗ってもらいアドバイスをもらうことで安心して就活を進められるようになります。
「学生時代頑張ったこと」を聞かれたときの回答のコツを押さえよう
- 高校ではなく大学時代の内容を回答
- 高校の経験をアピールする場合は大学まで継続していることをアピール
- 他人とのかかわりのある内容を回答
就活で良く聞かれる質問の一つに、「学生時代に頑張ったこと」が挙げられます。高校生活で頑張ったことという質問よりも聞かれる機会が多いため、上記の回答のコツを3つ押さえておくと就活を有利に進めることができるようになります。
どちらの質問にも自信を持って答えられるように準備をすることが大切です。
高校ではなく大学時代の内容を回答しよう
「学生時代頑張ったこと」を聞かれたときの回答のコツは、高校ではなく大学時代の内容を回答することです。もし、採用担当者が高校生活の話が聞きたい場合は、「高校生活」とキーワードを伝えてくれます。
そのため、学生時代と質問されたら大学時代のエピソードを伝えるようにしないと、質問を聞いていない、意図を理解していないなどマイナスのイメージにつながる恐れがあります。
また、高校のエピソードだと大学時代に何もしていない人、過去の栄光にすがりついている人と思われて評価を下げてしまう可能性もあります。高校生でも大学生でも質問ごとにどちらのエピソードでもアピールできるようにしておけば問題ありませんよ。
高校のエピソードだと大学時代に何もしていないと思われる
学生時代に頑張ったことで、高校のエピソードを話すと大学時代に何もしていないと思われる可能性があります。
高校生のときに素晴らしい実績を上げていたとしても、継続していなければ意味がなく、反対に向上心がない、高校生のときに燃え尽きてしまったなどのイメージを採用担当者に持たれてしまうといえます。
ビジネスパーソンとして、一定のモチベーションを保って長く働き続けられる人材の方が魅力的であるため、高校のエピソードは避けるべきです。大学時代に努力を怠り何もアピールすることが何もないと思われ無駄に評価を下げないようにすることが大切です。
高校のエピソードだと過去の栄光にすがりついていると思われる
学生時代に頑張ったことを高校のエピソードをアピールすると、過去の栄光にすがりついていると採用担当者にネガティブな印象をもたれる場合があります。
高校の話をあえて選択するということは、大学時代に語れるエピソードが一つもないと言い換えることができます。過去を過大に評価することで、大学で何も成し遂げることができなかった現実から逃避しているといえ、採用担当者は、そんな学生の自信のなさやコンプレックスを敏感に感じ取ります。
今の自分を受け入れることで大学時代に自分が自信を持って語れるエピソードを見つけることができます。過去の栄光にすがりつくのではなく、大学時代で自分が誇れることを探していきましょう。
高校の経験をアピールする場合は大学まで継続していることをアピールする
「学生時代頑張ったこと」の回答で、高校の経験をアピールする場合は大学まで継続していることをアピールすることが大切です。エピソードが高校生活で完結していると、大学時代で何もしてこなかったと勘違いされてしまうため、話を広げる必要があります。
高校生から現在まで続いているエピソードは、継続力の高さを伝える説得力があり好印象です。ただし、長く続けている分、成果や結果を提示できないと、ただだらだらと続けているだけというマイナス評価になる恐れがあります。
そのため、物事を続けた時間、年数、結果などわかりやすく数字で表現できると誰の目から見ても明らかであり評価がしやすくなります。継続力は、どの業界、企業でも役に立つスキルであるため、積極的にアピールしていきましょう。
他人とのかかわりのある内容を回答する
「学生時代頑張ったこと」を聞かれたときは、他人とのかかわりのある内容を回答すると良いです。他人とのかかわり方に人の本質的な部分が出るため、コミュニケーション力、協調性、思いやりなどをアピールすることができます。
また、他人とかかわりのあるエピソードであれば、見つけやすいというメリットもあります。たとえば、ゼミ、アルバイト、サークル活動など大学生活で他人とかかわって何かをおこなう場面が多く頑張ったことを考えやすいです。
社会に出て仕事をするということは、他人と何かを成し遂げていく必要があります。相手の立場に立って考えられる人やチームワーク力を重んじる人は魅力的であり、大きなアドバンテージとしてアピールすることができます。
キャリアアドバイザーコメント石川 愛プロフィールをみる
もしかしたら「大学時代よりも高校時代の方が大きな成果をあげたため、高校時代のエピソードを伝えようか悩んでいる」という学生がいるかもしれません。たしかに、大学時代に大きな成果を挙げていないと、高校時代のエピソードの方が高く評価をされるのではないかと思いますよね。しかし、このように悩んでいる学生であっても、大学時代のエピソードを伝えましょう。
「頑張ったこと」を質問されているので、重要なことは「どのように取り組んだのか」です。質問をすり替えて「大きな成果をあげた経験」を回答してしまうと、面接官が知りたいこととはずれてしまいます。
面接官は「学生時代に何にどのように取り組んだのか」を聞きたいと考えています。自分にとって大きな成果ではなくても、取り組んだ姿勢や内容を詳しく伝えることで、高い評価をしてもらえます。きちんと面接官の質問の意図に沿った回答をしましょう。
高校生ならではのエピソードを盛り込んで高校生活で頑張ったことをアピールしよう
高校生活で頑張ったことは、学生が過去とどのように向き合っているのか、目標に向けて努力ができるのかなどを把握する意図があります。誰もが驚くような大それたエピソードでなくても問題ありません。
高校生ならではのエピソードを盛り込み、高校生活で頑張ったことを最大限アピールして自分の魅力を伝えられる内容に仕上げていきましょう。
面接で高校生活で頑張ったことを聞かれた場合、何をどうアピールしたら良いのかわからず困っています。