13例文|部活動で学んだことは打ち出したい強みで内容を決めよう

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部活動で学んだこと サムネイル

目次

  1. 部活動で学んだことから自分の強みを見つけてアピールしよう
  2. 面接官が部活動で学んだことを質問する意図
  3. 目的意識をもって物事に取り組めるか知りたい
  4. 課題解決力があるか知りたい
  5. 学んだことをどう活かすか知りたい
  6. 部活動で学んだことの答え方4ステップ
  7. ステップ①学んだことを簡潔に伝える
  8. ステップ②具体的な背景と課題(エピソード)を説明する
  9. ステップ③課題に対する自分の考えと行動を話す
  10. ステップ④行動の結果とどう仕事に活かすか説明する
  11. 部活の内容や役職から探そう! 「部活動で学んだこと」でアピールできる強み一覧
  12. 役職別|アピールできる強み
  13. 競技形態別|アピールできる強み
  14. 活動内容別|アピールできる強み
  15. 職種別すぐ使える例文|志望職種ごとにアピールする強みやエピソードを変えよう
  16. 営業職でアピールできる強み
  17. 事務職でアピールできる強み
  18. 企画・マーケティング職でアピールできる強み
  19. 技術職(エンジニア、研究職など)でアピールできる強み
  20. コンサルタント職の強み
  21. エピソード別のすぐ使える例文|部活動で学んだことのエピソードから例文を確認してみよう
  22. 例文①チーム間の雰囲気作り
  23. 例文②相手の立場になって考える
  24. 例文③チームの課題を解決する
  25. 例文④大会で良い結果を残す
  26. 例文⑤退部者を出さないようにする
  27. ここに注意! 部活動で学んだことのNG例文3つ
  28. NG例文①具体的なエピソードがない
  29. NG例文②結論から話さない
  30. NG例文③エピソードが古い
  31. 部活動で学んだことを答える前の最終チェック! 必ず押さえたい3つのポイント
  32. ①結論から話す
  33. ②具体的なエピソードを伝える
  34. ③企業での活かし方を伝える
  35. 打ち出したい強みに応じて「部活動で学んだこと」の答えを考えてみよう

部活動で学んだことから自分の強みを見つけてアピールしよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。履歴書やエントリーシート(ES)で部活動経験があると記載した場合、面接で「部活動で学んだことは何ですか?」と質問されることがあります。

学生からも、

「部活動経験を就活でアピールしたいのですが、上手くいきません……」
「どうしたら好印象な回答になりますか?」

という声を聞くことがあります。

部活動は、時間や規律が厳しかったり、常に競争にさらされているなど厳しい環境に身を置くことが多々あります。当時の経験を細かく振り返ることで、「部活動で学んだこと」の問いに迷わず答えられるでしょう。

この記事では、部活動で学んだことを聞かれた際の答え方や例文を解説します。事前に回答を考えておき、面接への不安が少ない状態で本番に挑めるようにしておきましょう。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!エピソードは高校時代でも大学時代でもどちらでも良い

加藤 大智

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加藤 大智

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深掘り質問に答えられるように対策しよう

就活で聞かれる「部活動で学んだこと」の答えは、高校時代、大学時代、どちらの経験でも問題ありません。自分がより力を入れたと胸を張れるエピソードを話すのが良いでしょう。

もしそこで、大学時代より高校時代の経験を選んだ場合に気をつけてほしいことが一つあります。大学時代について話したい場合に気をつけることとして、まず「大学でも部活動はしておりましたが、より深く打ち込んだ高校時代のお話をさせていただきます」と前置きをすることをお勧めします。

また、「大学ではなぜ高校時代よりも頑張れなかったのか」と深掘りされる可能性も想定しておくべきです。その際は、たとえば「実績という点で大学時代の結果が高校時代に及ばなかったので高校時代のエピソードをお話ししましたが、努力した量では大学時代も決して引けを取りません」というように、実績だけでなく努力の量といった別のベクトルで大学時代の頑張りも伝えることで、懸念を払拭できますよ。

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面接官が部活動で学んだことを質問する意図

面接官が部活動で学んだことを質問する意図

就活の面接においては、どんな質問にも企業の意図が隠れています。

部活動で学んだことも同様に、面接官はただ単に部活で何をしたのか聞きたいわけではなく、頑張りを通した学生の強みや特性を評価しようとしています。

質問に対し最適な回答をするためにも、まずは相手の意図の理解から始めましょう。

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目的意識をもって物事に取り組めるか知りたい

部活動で学んだことを聞かれたら、多くの場合、面接官は「目的を持って取り組めるか」を知ろうとしています。ここで重要なのが、面接官が本当に知りたいのは結果ではなく過程であることです

結果を出すためにどう目標を設定したか・目標達成のためどのような行動を起こしたかなど、学生の物事に対する意欲を知ろうとしています。

たとえば、「誰かと協力する楽しさを学びました」とだけ答えるのではなく、協力する楽しさを学ぶきっかけとなった出来事や、学ぶ過程でどんな課題を持って取り組んだのかを伝えるようにしましょう。

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キャリアアドバイザー

面接官は、就職後に学生が「仕事」という目標に対しどんな頑張りを見せてくれるのか、部活動に置き換えて知ろうとしています。自分の姿勢や考えが伝わるよう答えることが重要ですよ。

課題解決力があるか知りたい

部活動で学んだことの質問では、学生が経験のなかで定めた目標に対し、どのようにとらえて改善していくのかも見られます

たとえば、野球部であれば、大会で優勝していなくても、優勝に向け自分の改善点をどう分析して動いていったのかを振り返ってみてください。自分の身体面や精神面で改善した場面を考えるのがポイントです。

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キャリアアドバイザー

「部活で明確な結果が出せていない」と悩む学生は多いですが、面接官が知りたいのは問題のとらえ方です。自分の良い・悪い部分をどう受け止め、部活動をしていたのかを整理してくださいね。

学んだことをどう活かすか知りたい

新卒の就活では入社後のポテンシャルが重視されるため、部活動で学んだことの質問では、自分の将来性を意識してアピールしましょう。応募したい企業や職種で求められるスキルと自分の学びを掛け合わせ、面接官へ「採用するメリット」を感じてもらうことが大切です

部活経験がある学生はたくさんいますが、全員が企業での活かし方まで考えられているかというとそうではありません。つまり、企業での活躍に結びつけられたら、ほかの学生との差別化になる可能性が高いのです。

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キャリアアドバイザー

企業で活躍するビジョンを明確に持っているという裏付けにもなるので、入社意欲のアピールにもなります。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「大学の部活動で学んだこと」はアピールポイントになる

塩田 健斗

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大学の部活動に所属=目的を持って意思決定ができるということ

部活動の経験を上手にPRして内定獲得している人は数多いです。大学の部活動はサークルなどと違い活動頻度が多いことや拘束時間が長いことから、所属するハードルは高くなりがち。そのため、ただ楽しく遊ぶだけでなく「目的を持って意思決定している」という点においてその時点で評価が高くなります。

また、大会やコンクールなどの明確な目標に向けて努力してきている点からも、目標達成意欲やそこに至るまでの工夫などが評価されやすいです。

ーなぜその目標を設定したのか
ー達成するための課題は何だったのか
ーどんな工夫を凝らしたのか
ーその経験からどんな学びを得たのか
ーどう仕事に活かすか

学生に上記をヒアリングしたうえで、企業でどのように活躍してくれるか、イメージができるかを見極めていきます。経験が輝かしいから内定が出るわけではなく、再現性のある意思決定や工夫があるから評価されます。皆さんも部活動の経験をしっかりアピールできるようにしましょう。

部活動で学んだことの答え方4ステップ

部活動で学んだことの答え方4ステップ
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就活生

部活動で学んだことは思いつきますが、どう伝えれば良いのかわかりません……。

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キャリアアドバイザー

うまく伝えるには、質問の意図を踏まえて「相手の立場になって」話すことが大切です。

部活動で学んだことが頭に浮かぶものの、面接になると答えられず悩む人もいるのではないでしょうか。ここからは、4ステップに分けて質問の回答方法について解説します。

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ステップ①学んだことを簡潔に伝える

部活動で学んだことを伝える際には、まず最初に「何を学んだのか」を簡潔に述べることが大切です。何百回も面接を経験している面接官でも、初めて会う相手の話をすぐに汲み取ることは難しいです。

そこで、結論を先に話すことで、自分が「今から何について回答するのか」という事前情報を面接官へ伝え、その後の話の理解が進むようにしておきましょう

簡潔に伝える一文の例
  • 「私は部活動を通じてチームワークの重要性を学びました」
  • 「部活動での経験を通じて、目標達成のための計画力を身に付けました」

この段階では、背景や具体的なエピソードはまだ詳しく触れず、あくまで「学び」の要点を伝えることに集中して問題ありません。

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キャリアドバイザー

長々と背景を説明してしまうと、伝えたいことの核がぼやけてしまいます。次に続く具体的なエピソードや、行動の説明がスムーズに展開できるための導入ととらえて簡潔に話してください。

ステップ②具体的な背景と課題(エピソード)を説明する

次に、学んだことをより深く理解してもらうために、具体的な背景や課題について説明します。部活動の中で直面した状況や課題を明確に示し、どのような環境で学びが得られたのかを伝えましょう。

具体的な背景と課題(エピソード)の例
  • 「チームプレーがうまくいかず、試合で勝てない状況が続いていた」
  • 「個人の能力に頼りすぎて、全体の連携が欠けていた」

重要なのは、ただ状況を説明するだけでなく、「なぜそれが課題だったのか」を明確にすることです。課題がチームや自分自身にどのような影響を与えたのかを示すと、次のステップでの行動や考えがより説得力を持つようになります。

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キャリアアドバイザー

このステップは、面接官が知りたい課題のとらえ方・受け止め方をアピールする部分です。自分の考えをしっかり伝えましょう。

ステップ③課題に対する自分の考えと行動を話す

背景や課題を説明した後は、それに対して自分がどのように考え、行動したのかを具体的に述べます。話すときは単に「努力した」という言葉だけで終わらせず、どのような工夫や行動をしたのかを具体的に説明するのが大切です

たとえば、サッカー部での経験を例に挙げると、次のような内容になります。

例文

私はチームの連携を改善するために、3つの行動を取りました。1つ目は、自分から積極的に声を出して仲間とコミュニケーションを取ることです。2つ目は、練習後に仲間と話し合い、自分の動きに対する意見を聞いて改善点を探りました。最後は、試合中に味方の動きを意識しながら、自分のプレーを調整するよう努めました。この結果、連携が徐々に改善され、試合でのパフォーマンスが向上しました。

さらに、自分の考えや行動が課題解決にどうつながったのかをしっかりと示すのが重要です。

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キャリアアドバイザー

自分の行動が単なる思いつきではなく、しっかりとした考えに基づいていることを示すと説得力が増しますよ。

ステップ④行動の結果とどう仕事に活かすか説明する

最後に、学んだことが今後の仕事にどう活かせるのかを説明します。行動の成果と学びを簡潔に述べた後、応募したい仕事にどう役立つのかを伝えましょう。

例文

最終的に、私の行動が影響し、チームは県大会出場という目標を達成できました。この経験を通じて、目標達成には自分の役割を理解し、周囲と協力することが不可欠であると学びました。今後もSEとしてチームで業務に取り組む際もこの学びを活かし、円滑にコミュニケーションを取ることで、全体の成果を最大化するために役立てます。

ステップ④は、経験を単なる過去の出来事に終わらせず、未来につながる学びとして伝えることが重要です。部活動で学んだことのまとめとして、自分を採用するメリットを面接官へ伝えましょう。

部活の内容や役職から探そう! 「部活動で学んだこと」でアピールできる強み一覧

部活動で学んだ内容は、そのまま自分の強みとなることが多いです。

たとえば「最後まで投げ出さずにやり抜く大切さ」を学んだのなら、ほかの何かに取り組む際に活かせる継続力や粘り強さとしてアピールできます。

ここからは、部活の経験がどんな強みとして活きるのかを紹介します。「自己PRできることがない」と悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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役職別|アピールできる強み

役職別|アピールできる強み

部活動では、練習や試合などの目標に向けて部内で役割を設けることがほとんどです。自分のポジションから見出せる強みを整理し、就活でアピールできるものがないか考えてみましょう

部長

チームをまとめる役割である部長。全員で同じ目標を追ううえで、重要な指揮官の役割を果たします。部長経験がある学生が強みとしてよくアピールするのが「リーダーシップ」ですが、ほかにも以下のような強みが挙げられます。

部長の強み一覧
  • 主体性
  • 牽引力
  • 実行力

副部長などの補佐役

部長のサポート役を務めるのが副部長です。部長の目が行き届かないところを担当したり、部長の意見に対し客観的に判断したりと、副部長がいるからこそ部員が安心できることもあるでしょう。

そのような副部長は、サポート役だからこその柔軟性や周りを広い視野で見て物事を判断する力が強みとなりますよ。

副部長の強み一覧
  • 柔軟性
  • 課題解決力
  • サポート力

マネージャー

「縁の下の力持ち」と表現されることが多いマネージャーですが、一言で終わらせるのはもったいないです。自分がこれまで力を入れてきたことを振り返り、強みだと思える経験や出来事を見つけましょう。

マネージャーの強み一覧
  • 課題発見力
  • ホスピタリティー
  • 協調性

協調性を自己PRでアピールするときの方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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メンバー

部活動で役割を持たずに一人のメンバーとして在籍していた人は、就活で「すごいエピソードがない」と不安になりがちです。

しかし、面接官は肩書きではなく「部活にどう打ち込んだか」を見ているので心配要りません。特に役割がなかった場合は、以下のような強みがあげられます。

メンバーとしてアピールできる強み一覧
  • 目標達成力
  • 継続力
  • 忍耐力

継続力をアピールしたい人はこちらの記事が参考になるはずです。

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競技形態別|アピールできる強み

競技形態別|アピールできる強み

次に、部活の形態ごとにどんな強みが得られるのか解説します。

部活動は、団体・個人競技でそれぞれ得られる経験が異なるので、自分の強みがなかなか見つからない人は、部活の種類から考えてみるのも一つの手段です。新しい自分の良さを発見する機会として、ぜひチェックしてみましょう。

団体競技

団体競技では、チーム全員で目標を達成するため、自分の役割を理解して行動する力が求められます。そのため、チームワークや協調性が大きな強みとして挙げられるでしょう。

団体競技の部活で学んだことの例
  • 自分の役割をやりきる力
  • チームワークの大切さ
  • 周囲と協力する力

団体競技では、試合中の声かけや練習中の意見交換を通じて、他者と意思疎通を図る「コミュニケーション能力」が自然と養われます。チームでプロジェクトを進める際や、他部署との連携が必要な仕事を狙う就活において、大いに役立つ部活経験のはずですよ。

このような強み以外にも、自分の経験の中で団体協議だったからこそ経験できたことや、大変だった出来事から自分の強みを深掘りしてみてください。

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キャリアアドバイザー

同じ部活の友達に「この部活の良さは何?」と聞いてみるのも参考になりますよ。

個人競技

個人競技は団体競技と異なり、自分の努力や判断が試合や練習における結果につながります。自分自身とどのように向き合ってきたかをアピールしましょう。

個人競技の部活で学んだことの例
  • 目標に向かって計画的に取り組む力
  • 困難に直面したときに自分を奮い立たせる力
  • 自己成長への意欲
  • 目標達成のための努力

たとえば、陸上競技や水泳では、日々の練習でタイムを縮めるために自分自身と向き合う努力の継続が求められますよね。意識していた工夫点を整理し、就職後も高い成果を目指す姿勢や、自己研鑽を続ける力があるとアピールしていきましょう。

活動内容別|アピールできる強み

活動内容別|アピールできる強み

部活動の経験と自分の強みを一番結び付けやすいのが、活動内容ではないでしょうか。どんな部活をしていたか、その中で何が課題でどんな結果を出したかによって、アピールできる強みが異なります。これまでの活動の特性から、就活で活きる強みを見つけてみましょう。

運動部

運動部で得られる強みとしては、体力や精神力、目標達成のための努力が挙げられます。

運動部で学んだことの例
  • 目標達成に向けて努力する力
  • 負けてもあきらめずに挑戦する姿勢

運動部では日々の練習や試合を通じて、困難を乗り越える力や、限界を超えるための努力を重ねる経験が多くあります。特に、試合での勝敗を目指す過程では、練習の積み重ねやチームメイトとの協力が欠かせません。

運動部の厳しい環境下で得た学びは、仕事で困難なプロジェクトに直面した際や、目標達成のためのモチベーション維持に活躍します。自分が一番大変だった経験や、達成感を感じた瞬間から当時を振り返ってみてくださいね。

文化部

文化部の活動は運動部とは異なり、個々のアイデアや創意工夫が結果に直結することが多いです。

文化部で学んだことの例
  • 想像力
  • 計画を立てて実行する力
  • 創意工夫を発揮する力

文化部での経験で得た強みは、納期が定められた仕事や、新しい提案を求められたときに活かせます。表彰や大会の優勝といった明確な成果がなくとも、自分の中の印象的な出来事を焦らず整理してみてくださいね。

職種別すぐ使える例文|志望職種ごとにアピールする強みやエピソードを変えよう

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就活生

部活動で学んだことと応募したい仕事が結びつけられません……。どうすれば面接でうまくアピールできるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

そんなときは、応募する仕事に求められる力が何かを考えて、自分の経験と結びつけてみましょう。

で学んだことを聞かれたとき、面接官の好印象になる回答をしたいと誰もが考えますよね。しかし、応募する仕事と部活動での学びが結びつかず、内容に困る人はめずらしくありません。そこで、ここからは志望職種別に求められるスキルと回答例文を紹介します。

自分に近い職種を見つけて、回答のイメージをつけてくださいね。

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営業職でアピールできる強み

営業職に求められる力
  • コミュニケーション能力
  • 折衝力
  • 向上心
  • 主体性
  • 周囲を巻き込む力 など

営業成績の達成など、成果が求められる営業職では、社内外でのコミュニケーション能力や交渉の場において結果を出すための折衝(せっしょう)力が必要です

また、常に自分の営業スタイルを改善していく向上心、わからないことがあれば周りに聞ける主体性なども評価されるでしょう。

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キャリアアドバイザー

同じ営業職でも、個人や法人など顧客層によって求められるスキルが少し異なります。自分の応募する営業職はどんな業務内容なのか、詳しく調べてから回答を考えてみましょう。

営業職の詳しい仕事内容については、次の記事で紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
【職種11選】内勤営業志望なら職種理解が必須! 魅力と実態に迫る
反響営業とは成約率が高い手法! 働く魅力や向いている人も徹底解説
企画営業とは自社商品×アイディアで販促する職種|やりがいまで解説

例文①営業職

例文

私が部活動を通じて学んだことは、周囲をよく観察したうえで主体的に動く大切さです。大学時代、私はバスケットボール部に所属し、副キャプテンを務めました。リーグ戦の入賞を目指していた部活動では、個々のスキルを高めるだけでなく、チーム全体の力を最大限に引き出すことが重要でした。

そんななか、私が副キャプテンとして意識したのは、チームメンバーとの密なコミュニケーションです。練習や試合のなかで、メンバーそれぞれが抱える課題や不安を把握し、適切なアドバイスをおこなうことで、全員が前向きに取り組める環境を作るよう努めました。

さらに、練習の質を高めるために、コーチやほかの部員と積極的に話し合い、練習メニューの改善案を提案しました。その結果、私たちのチームはリーグ戦で3位入賞を果たすことができました。

これらの経験を通じて、目標達成に向けて主体的に行動しながら、周囲と協力して成果を上げる力を磨くことができました。この力は、営業職においてお客様やチームとの信頼関係を築き、目標を達成するために大いに役立つと考えています。

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キャリアアドバイザー

副キャプテンとして学んだ主体性を、目標達成のための信頼獲得に活かすと具体的なアピールができていますね。その結果を具体的な数字も交えてつたえられているので、面接官に良さが伝わりやすい回答です。

事務職でアピールできる強み

事務職に求められる力
  • 正確性
  • 丁寧さ
  • サポート力
  • 貢献意欲
  • 計画性 など

複数の業務の同時進行や、くり返し同じ作業を精密にしなくてはいけない事務職では、物事の正確性や計画性が求められます

部活動で学んだことのなかで、ミスなく達成できた経験や周囲をサポートした記憶があれば、掘り下げていくことで結びつけやすい回答が浮かび上がるでしょう。

また、事務職のなかでも専門性が高い経理事務・IT事務であれば、新しい知識を学び続ける成長性や向上心なども伝えられると効果的です。

事務職の自己PRはこちらの記事でも紹介しています。

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例文13選|事務職に採用される自己PRは3ステップで作れる!

例文②事務職

例文

私が部活動を通じて学んだことは、細部にまで注意を払う丁寧さと、正確に物事を進める重要性です。大学時代、私は茶道部に所属し、部の活動を通じて茶会の準備や運営を担当しました。

そのなかで私は、茶道には細かな手順や道具の配置が大切であり、一つのミスが全体に影響を及ぼすことを意識しました。たとえば、茶会の際には、参加者のために道具や茶菓子の準備を正確におこない、スムーズな進行を心掛けました。その結果、お茶会は無事に終了し先輩方からも「配慮が行き届いていた」と、高い評価をいただきました。

この経験を通じて、細部にまで注意を払い、正確に業務を遂行する力を磨くことができました。事務職として活躍する際も、書類の管理やデータ入力など、正確さが求められる場面で活かしていきたいと考えております。

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キャリアアドバイザー

茶道で学んだ細かな配慮が、書類業務などの正確さにうまく結びつけられていますね。自分の成果が見えづらい部活動でも、例文のように第三者の評価を取り入れてみると回答しやすくなりますよ。

企画・マーケティング職でアピールできる強み

企画・マーケティング職で求められる力
  • 企画力
  • アイデアを生み出す力
  • 分析力
  • 情報発信力 など

流行から新しいアイデアを思いついたり、データから顧客ニーズを満たす施策を考えるマーケティング職では、企画力・発想力・分析力などが欠かせません。

部活で目標に向かって何かを改善した経験や、新しく提案した発想があれば、就活でアピールできる強みがあるはずです。

また、企画・マーケティング職では、最新の情報に目を向けたり伝えたりする情報吸収や発信力も評価されやすい傾向にあります

業務内容の幅が広い職種であるため、もし求められるスキルに応じた経験がなくとも、応募求人の仕事内容を詳しく調べアピールできるポイントがないか探ってみてくださいね。

マーケティングのアピールに悩んだら、こちらの記事も参考にしてみましょう。

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例文8選|マーケティング職の志望動機は企業研究がカギを握る!

例文③企画・マーケティング職

例文

私が部活動を通じて学んだことは、状況を分析し、効果的に情報を発信する力です。大学時代、私は演劇部に所属し、脚本の執筆と公演のプロデュースを担当しました。

公演を控えるなかで、チケットの売れ行きが低下している問題にぶつかりました。そこで、演技担当者へ観客に伝えたいメッセージを明確にし、ストーリーや演出を通じて効果的に表現することを伝えました。また、広報活動では、SNSやポスターを通じて公演の魅力を多くの人に伝えるための工夫を凝らしました。その結果、観客数が前年度比で30%増加し、大学内外からの評価も向上しました。

こうした経験を通じて、分析力と情報発信力を磨くことができました。これらの力は、企画職において新しい企画を立案し、効果的にプロモーションをおこなう際に活かせると考えています。

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演劇部の課題に対し、情報発信力で観客数を増やしたエピソードが具体的な回答例文です。改善の行動も明確なので、同時に企画力や分析力もアピールできていますね。

技術職(エンジニア、研究職など)でアピールできる強み

技術職で求められる力
  • 継続力
  • 論理的思考力
  • 課題発見/課題解決力
  • 忍耐力 など

個々の能力が評価されやすい技術職では、能力アップのために自己研鑽を続ける継続力や忍耐力が求められます。ほかにも、トラブルに対して問題の原因を発見し、解決方法を探る着眼点も評価されやすいでしょう。

技術職と聞くと、専門的なスキルが評価されやすいと感じる学生もめずらしくありません。しかし、新卒はポテンシャル採用がメインです。

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キャリアアドバイザー

部活動で学んだスキルや自分の人間性をしっかりアピールできれば面接官からの評価は得られるため、不安にならず回答してくださいね。

例文④技術職

例文

私が部活動を通じて学んだことは、目標に向かって粘り強く努力を続ける力です。大学時代、私は陸上競技部に所属し、長距離走の選手として活動していました。

陸上競技では、短期間で成果を出すことは難しく、日々の練習を積み重ねることが結果につながると実感しました。特に、自己ベストを更新するためのトレーニングや体調管理、食事は大きな影響をもたらします。

私は当初スピード不足に悩んでいましたが、粘り強く毎日の積み重ねを意識した結果、大学最後の大会では自己ベストを2分近く更新し、部内でトップの成績を収めることができました。

この経験を通じて、継続的に努力を積み重ねる力を身に付けることができました。この力は、エンジニアとして長期的なプロジェクトに取り組む際に役立てていきたいです。

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キャリアアドバイザー

一見すると結びつけづらいと考えられる陸上部の経験も、記録更新のための粘り強さを「継続力」と言い換えうまくアピールできています。自分の強みを多角的にとらえて、求められるスキルと結びつけてみましょう。

コンサルタント職の強み

コンサルタント職で求められる力
  • 構造的な課題把握力
  • プレゼンテーション能力
  • 洞察力
  • ストレス耐性 など

顧客の課題に応じた問題解決策を提示するコンサルタント職では、何よりも俯瞰して物事を分析できる力が必要です。構造的に課題を把握する力や、洞察力をアピールするようにしましょう。

ほかにも、多忙を極める職種でもあるため、ストレス耐性や粘り強さなどを伝えられると効果的です。部活動で目標に向け努力した経験や大変だったことを振り返り、整理してみてください。

例文⑤コンサルタント職

例文

私が部活動を通じて学んだことは、論理的に考え最適な解決策を導く力です。大学時代、私はテニス部に所属し、チームのキャプテンとして活動しました。

テニスでは、試合中に瞬時に状況を判断し、相手の動きを予測して戦略を立てる力が求められます。そのため、私は試合前に必ず相手選手のプレースタイルを研究し、自分たちの強みを活かせる戦略を考えました。また、試合中には相手の動きを的確に分析し、柔軟に戦略を変更することを心掛けた結果、全国大会で準優勝を果たし、大学内でもテニス部の活動が広く評価されるようになりました。

こうした経験を通じて得た論理的思考力は、入社後にコンサルタント職として顧客課題を整理し、最適な解決策を提案する際に役立つと考えています。部活動での学びを活かし、御社へぜひ貢献していきたいです。

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運動部のプレー中の努力を論理的思考力と評価し、コンサルタント職と結びつけている回答例文です。どんな部活でも、その中での努力や工夫点を掘り下げると、求めるスキルに応じた内容が考えられますよ。

エピソード別のすぐ使える例文|部活動で学んだことのエピソードから例文を確認してみよう

部活動での学びを振り返るとき、近しい経験をしている学生もめずらしくありません。ここからは部活動でよくあるエピソードから考えられる回答例文を紹介します。自分の回答テーマに似ているものから、全体の構成や言い回しをイメージして作成を進めてみましょう。

例文①チーム間の雰囲気作り

例文

私が部活動で学んだことは、チーム間の雰囲気作りの大切さです。

所属していたバドミントン部は、県大会出場を目標に掲げていました。私は、その目標をかなえるために副キャプテンとして部のチーム力向上に力を入れていました。練習中に声かけが少なかったので、自分から率先して大きな声を出すようにしたり、週3回ミーティングを設けたりしました。

この結果、部員同士で声を掛け合うことが増え、試合でもお互いをカバーし合えるようになり、県大会出場も果たすことができました。

御社に入社後も、チームのために自分に何ができるかを1番に考え行動していきたいと思います。

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自分から主体的に取り組んだ雰囲気づくりについて、具体的な数字を用いながら述べられています。「チームの雰囲気づくり」という抽象的な話題を、具体的にイメージさせることができている例文ですね。

チーム間の雰囲気作りはチームでも重要な役割の一つです。チームでの役割についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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「チームでの役割」を聞かれたら? 答え方のポイントと例文を紹介

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!例文の良いポイント:目標を達成するための行動が描写されている

持田 伊織

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具体例で結論を肉付けしよう

この例文の良いところは、結論を答えたうえで具体的な説明をしていることです。特に、チームで目標達成をするためにおこなった行動が細かく記載されているので、読み手には非常にわかりやすいです。このように、数字を使って具体的に行動を記載すると良いですね。

改善点としては、チームの課題点を記載するとさらに良くなると思います。「そもそもコミュニケーションを取らないことが問題なのか」「実力が不足していることが問題なのか」など、県大会出場という目標を達成するうえでの課題に対してチーム力を向上していくという流れにすれば、課題解決に対する姿勢も評価を得られると思います。

例文②相手の立場になって考える

例文

私が部活動で学んだことは、相手の立場に立って考えることです。

合唱部に所属していたのですが、創部から3年しか経っておらず、下級生の指導に必要なマニュアルなどの整備ができていませんでした。私が下級生の教育係として指導することになったのですが、未経験者が多くなかなか上達しませんでした。

そこで私は、自分が合唱を始めたときに抱えていた悩みを思い返して、解決法を示し、レクチャーしました。その結果みるみる上達し、下級生達がコンクールで銀賞をとることができました。

私はこの学びを活かし、お客様の気持ちになって不安を解消できるサービスを提供したいです。

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チームワークを重視する企業においては、「相手の立場に立って考える」というマインドの学生に好印象を抱くでしょう。教育係としての経験もあるので、人に教えることが仕事の職業においてもアピール度が高いですね。

例文③チームの課題を解決する

例文

私が部活動で学んだことは、目標を達成するための「課題解決力」です。

私はバレー部に所属しており、チームで県大会優勝という目標を掲げて活動していました。目標を達成するために課題と感じていたのが、練習メニューです。毎日同じメニューをこなすだけになっていたので、練習の改善こそが優勝への第一歩だと感じ、ほかのチームの練習を見に行ったり、今までの試合映像を見直したりし、自分でメニューを考案しました。

結果として部員に合わせた練習メニューを作ったことで基礎力の底上げにつながり、優勝することができました。

入社後も弱みや課題を発見し、課題解決のために取り組みます。

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部活動での経験から、リーダーシップや実行力の高さをアピールできる内容です。組織の課題を発見し解決する力が求められる企業において、良いアピールになるでしょう。

例文④大会で良い結果を残す

例文

私が部活動を通じて学んだことは、目標に向かって努力を続ける大切さです。

私は大学時代、陸上競技部に所属し、主に短距離走を担当していました。部全体で目標として掲げていたのは、大学対抗戦での上位入賞でした。個人としては自己ベストを更新するため、日々の練習に加えて、フォーム改善や筋力トレーニングに取り組みました。また、チーム全体の士気を高めるために、練習後にミーティングを開き、課題や改善点を共有する場を設けました。

その結果、私は100m走で自己ベストを0.2秒更新し、チームとしても大学対抗戦で総合2位という結果を残すことができました。

この経験から、目標達成のために継続的に努力することの重要性を学びました。御社においても、目標に向かって粘り強く取り組み、成果を出せる人材になりたいと思っています。

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「目標に向かって努力を続ける大切さ」を学んだ経験が具体的に描かれていますね。個人だけでなくチーム全体の士気を高めるためのミーティング開催など、個人とチームの両方に働きかけている点も好印象です。

例文⑤退部者を出さないようにする

例文

私が部活動を通じて学んだことは、一人ひとりに寄り添い、チーム全体を支える力です。

私は大学時代、卓球部に所属しており、部員数が少ないなかで部を維持することが課題となっていました。特に、練習の厳しさや人間関係の悩みから退部を考える部員が出始めたとき、問題を放置してはいけないと感じました。そこで私は、部員一人ひとりと個別に話す時間を設け、悩みや不安を聞き取りました。そして、練習メニューを柔軟に調整し、部員が無理なく取り組める環境を整えました。また、部内での交流イベントを企画し、部員同士が親しみやすい雰囲気を作る努力もしました。

その結果、退部者を出さずに部を維持し、部員たちが最後まで活動を続けられる環境を作ることができました。

この経験を通じて、周囲の状況を把握し、適切にサポートする力を身に付けました。御社においても、同僚やチーム全体を支えながら成果を上げられる存在でありたいと考えています

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問題解決に向けた具体的な行動が示されており、周囲への配慮やサポート力がアピールできていますね。一人ひとりに寄り添いながら成果を上げる力が伝わり、チームワークを重視する企業において高い評価が期待できます。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!例文の良いポイント:相手にわかりやすく伝える構成力が高い

吉田 実遊

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アピールポイントを端的にしよう

この例文の良い点は「明確なアピールポイント」と「文章構成」です。ここでは「目標達成するための課題解決力」という明確なキーワードが入っており、面接官からすると非常に端的でイメージしやすいものになっています。また文章構成についても前述しましたが、

・なぜその目標を設定したのか
・達成するための課題は何だったのか
・どんな工夫を凝らしたのか
・その経験からどんな学びを得たのか
・どう仕事に活かすか

を網羅できているため非常に簡潔にまとまっています。相手の意図を汲み取った回答ができているため評価がしやすいです!

ここに注意! 部活動で学んだことのNG例文3つ

部活動で学んだことの回答を考えるときには、事前に避けるべき内容も知っておきましょう。自分では自信を持った回答でも、以外な落とし穴があるかもしれません。実際のNG例文とともに、避けるべきポイントを解説します。

NG例文①具体的なエピソードがない

例文

私が部活動で学んだことは、助け合いです。バスケ部で仲間が困ったときに助け合うことは、とても大切だと感じました。御社に入社後も、助け合いの心で社員の方とコミュニケーションをとっていきたいです。

この例文では助け合いを学んだとありますが、具体的なエピソードについて語られていません。なぜ助け合いが大切だと感じたのか、どのような経験をしたのかなどを交えて話しましょう

NG例文②結論から話さない

例文

私は吹奏楽部に所属し、2年生のときにコンクールで金賞を受賞しました。努力した結果が出てとても嬉しかったです。私はこの経験から、あきらめず努力すれば目標は達成できるということを学びました。御社に入社後も、努力を怠らずに取り組みます。

相手の理解を高めるためには、結論で自分の伝えたい内容を話すのが主流です。例文では、金賞という素晴らしい結果を残していますが、それだけではアピールになりません。

大事なのは、金賞を受賞するためにどのように取り組んだのか、どのような努力をしたかです。結果よりも過程を重視しましょう

NG例文③エピソードが古い

例文

私が部活動で学んだことは、粘り強く取り組むことです。小学生時代テニス部に所属しており、試合に負けても練習を投げ出さずに続けました。粘り強く取り組んだ結果、県大会で3位に入賞することもでき、小学生時代の思い出のなかでも忘れられません。

この例文では、大学ではなく小学生時代の部活動について取り上げています。

就活では、基本的に大学時代のエピソードを取り上げるのがおすすめです。なぜなら、面接官が知りたいのは小学生時代ではなく今のあなたのことだからです。成績の優劣は関係ないので、大学時代の部活で学んだことについて話しましょう。

部活動で学んだことを答える前の最終チェック! 必ず押さえたい3つのポイント

必ず押さえたい3つのポイント

ここまでの内容を参考に回答ができれば、面接に臨むための最終チェックをしておきましょう。部活動で学んだことを答える際にの重要ポイントを3つに分け解説するので、念入りな準備で選考突破を目指しましょう。

①結論から話す

 部活動で学んだことを伝える際は、まず「私は〇〇を学びました」と結論から述べることが重要です。結論を最初に示さずにエピソードから始めると、面接官が内容を整理しにくくなり、何を学んだのかが伝わりにくくなる可能性があります

また、〇〇の部分は具体的でわかりやすい表現にすることが大切です。「〇〇力」や「〇〇性」といった抽象的な言葉は避けましょう。たとえば、「継続力」を表現する際には、「一度立てた目標を最後まで追い続ける力」や「失敗しても諦めず最後までやり通す力」といった具体的な言葉に言い換えることができます。自分の言葉で学んだことをしっかりと伝えられるように心がけましょう。

②具体的なエピソードを伝える

面接官が「目的を持って取り組んだか」を知りたい理由は、物事に対して主体的に行動できるかどうかを確認したいからです。

そのため、回答では「どのような目的があったのか」「その目的を達成するためにどのように取り組んだのか」を具体的なエピソードを交えて話すようにしましょう

具体的なエピソードの例
  • 全国大会出場のために負荷が大きい練習メニューを作って基礎体力を向上させた
  • 退部者を出さないために定期的にミーティングを開いて目線を合わせた

部活動では、チーム全体としての目標があったと思いますが、この場では個人的な目標に焦点を当てるのがおすすめです。

「チームのために自分はどう行動したのか」を話すことで、仕事に置き換えた場合の自分の姿を面接官に想像してもらいやすくなります。

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具体的なエピソードを通じて、自分の行動力や貢献意識をアピールするのが大切です。

③企業での活かし方を伝える

学生のなかには「部活の経験が企業で役立つのか?」と疑問に思うかもしれません。しかし、「チームの目標達成のためにどう努力し、何を学んだか」という経験は、仕事と共通する部分が多くあるため、部活動で学んだことも就職後を意識して答えてくださいね。

企業での活かし方の例
  • コツコツ努力して苦手なことを克服した経験を活かして幅広い業務に取り組みたい
  • これまでに培ったリーダーシップを発揮してチームで仕事を進めていきたい

入社したい企業でどのように活躍するために、部活動で得た経験や学びをどう活かしていくのかをより具体的に伝えましょう。自分の強みを企業での行動に結びつけることで、面接官に「この人は自社で活躍できる」と感じてもらえます。

アピールポイントの伝え方はこちらでも紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

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アピールポイントを効果的に伝えるコツは、結論を冒頭に述べて具体的なエピソードを後に述べることです。今回はアピールポイントを見つける方法5選とアピールポイントの効果的な伝え方を紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、アピールポイント別の具体例も紹介しているので、自己PR作成の参考にしてみてください。

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面接で自己PRをうまく伝えるための方法はこちらの記事でさらに詳しく解説していますので、あわせて確認してみてください。

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打ち出したい強みに応じて「部活動で学んだこと」の答えを考えてみよう

部活動で学んだことの質問について、回答方法や例文を紹介しました。

部活動で学んだことの質問については、そもそもなぜ部活動について聞かれるんだろう?と悩む学生もめずらしくありません。就業経験がない新卒採用では、企業は学生のさまざまな経験を仕事に置き換えて評価をしようとしています。

部活動で学んだことの質問も同様に、就職後の自分をイメージするために聞かれているので、自分のアピールしたい強みは何かを考え、最大限の魅力が伝わる回答を考えてくださいね。

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