目次
- ガクチカがないと悩んでいる人必見! おすすめの探し方を解説
- まずは理解しておきたい! ガクチカとは
- ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」
- ガクチカは人より優れている必要はない
- 原因を考えよう! ガクチカがないと思ってしまう3つの理由
- ①「ガクチカ=時間をかけたこと」と勘違いしているため
- ②ガクチカには人より優れたエピソードが必要だと思い込んでいるため
- ③ガクチカにはインパクトが必要だと思っているため
- ガクチカがない人は企業がチェックするポイントを理解してみよう
- ①何に対して意欲高く取り組めるか
- ②物事へどのように取り組んでいるか
- ③わかりやすく伝える力があるか
- ④どのくらい思考力があるか
- ⑤社風とマッチする人物か
- ⑥これまでの経験から得た学びはあるか
- ⑦入社後の企業で活躍できそうか
- ⑧学生がどんな人柄か
- ガクチカを考えるときの大事な4つの視点
- 視点①実績よりプロセスが大事
- 視点②役職より経験が大事
- 視点③人と同じ経験でもいい
- 視点④自分がどう頑張ったかをメインにする
- ガクチカがない学生必見!おすすめの探し方を紹介
- ①まずは自己分析をしてみる
- ②他己分析をしてみる
- ③日々の行動から振り返る
- ④企業のもとめる人材像から逆算する
- まだ間に合う! 今からできるガクチカの作り方
- 長期インターンに参加する
- 大学以外の課外活動をおこなう
- アルバイトを始める
- 特技・趣味に目標を設定する
- 資格を取得する
- アピール別! ガクチカの例文21選
- ①ゼミのガクチカ
- ②研究室のガクチカ
- ③留学のガクチカ
- ④飲食店アルバイトのガクチカ
- ⑤カフェアルバイトのガクチカ
- ⑥カラオケ店アルバイトのガクチカ
- ⑦塾の講師アルバイトのガクチカ
- ⑧部活動のガクチカ
- ⑨サークル活動のガクチカ
- ⑩海外旅行のガクチカ
- ⑪インターンシップのガクチカ
- ⑫資格取得のガクチカ
- ⑬ボランティア活動のガクチカ
- ⑭料理のガクチカ
- ⑮映画鑑賞のガクチカ
- ⑯ウィンドウショッピングのガクチカ
- ⑰読書のガクチカ
- ⑱筋トレのガクチカ
- ⑲挨拶のガクチカ
- ⑳友達の相談に乗った経験のガクチカ
- ㉑空き時間を有効活用したガクチカ
- 避けておきたい! ガクチカのNGポイントを紹介
- 嘘をついたりエピソードを盛ること
- エピソードや結果の列挙
- 他のアピール項目との矛盾がある内容
- 企業のもとめる人材像と適さない内容
- 「ガクチカがない」とあきらめないで! 適切な探し方を理解して自分の魅力をつたえよう
ガクチカがないと悩んでいる人必見! おすすめの探し方を解説
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく
「ガクチカのネタが思いつかず困っています」
「ガクチカに何が当てはまるのか、どうしたらアピールできるのか教えてください」
といった質問を受けます。「学生時代に力を入れたこと」は、通称「ガクチカ」と呼ばれ、就活活動においてエントリーシート(ES)や面接で頻出する質問の一つです。どうしたらガクチカを魅力的にアピールできるのかを悩んでいる学生は多いと思います。
また、昨今新型コロナウイルスの拡大でやろうと思っていたことができず「ガクチカがなくなってしまった」と困っている人もいるでしょう。
そこで今回は、ガクチカを考えるときの大事な視点、ガクチカの探し方や作り方、ガクチカの例文21選、ガクチカのNG例などそれぞれ具体的に解説していきます。
ガクチカがないと悩んでいる人は、この記事を参考に探し方を理解し評価されるガクチカを完成させて自分をアピールしていきましょう!
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まずは理解しておきたい! ガクチカとは
就活生
キャリアアドバイザー
では、ガクチカとは何かから一緒に再確認していきましょう! まずは焦らず、基本的なガクチカの考え方を知ることが大切になりますよ。
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を略称した呼び方です。多くの企業がESや面接で質問してくるため、自分をアピールする重要な設問の1つです。では、まず理解しておきたい基本的なガクチカの考え方を解説していきます。
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」という、学生時代に一生懸命頑張ったことや取り組んだことを指します。学生時代(ガク)に力(チカ)を入れたことを略称した呼び方です。
具体的には、ES(エントリーシート)や面接で「大学時代に最も力を注いだことはなんですか?」「大学時代に一番打ち込んだことはなんですか?」などと質問されます。就活をしていると必ずどこかで聞かれる「自己PR」「志望動機」に並び、ガクチカは良く質問される1つですね。
そのため、魅力的なガクチカを完成させることは、企業から内定をもらうためにも重要であるといえます。
ガクチカについてはこちらで詳しく解説しています。
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ガクチカと自己PRの違い
ガクチカと自己PRは似ているようで違うということを覚えておきましょう。ガクチカも自己PRも、過去の困難や課題をどのように乗り越え、最終的に何を学び、入社後に企業に貢献できることをアピールする点は同じです。
ただし、それぞれ企業が知りたいと思っている部分が異なります。ガクチカは、学生時代に最も力を入れたことから、学生の性格や価値観を確認しています。取り組む中で、困難や壁にぶつかったときに、どう考え工夫したのかは、仕事で同様のことが起きた場合に活かすことができるからです。
一方、自己PRは学生の強みを確認することが目的です。つまり、ガクチカは、努力した経験から得られた成長について、自己PRは、学生の強みについてを企業は確認しているということです。
自己PRについてはこちらで詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
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ガクチカは人より優れている必要はない
ガクチカがなくて困っていると悩んでいる多くの学生は、ガクチカが他の学生より優れていなければならないと誤解しているケースが多いです。実は、ガクチカは人より優れている必要はないということを覚えておきましょう。
もちろん、華やかなガクチカは企業の印象に残りますが、「学生起業した」「アプリ開発をした」など特別なエピソードを語れる学生は一握りであることを企業は理解しています。
そのため重要なのは、誰もが驚く素晴らしいエピソードを話すことよりも、ガクチカを通して自分がどのように考え行動し、結果として何を得たのかを伝えることです。学生時代に自分で考え行動した経験があれば、必ずガクチカとしてアピールすることができます。優れた経験ではなくても問題ありません。
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
ガクチカは就活の面接において、ほぼすべての企業で質問されると思って良いでしょう。どの選考段階でも質問される可能性は高いですが、とくに1次面接や2次面接で聞かれることが多い傾向にあります。ガクチカには学生の性格や価値観が反映されやすいため、学生が企業の社風に合うかどうか、早い段階でジャッジしたいという企業担当者の考えが背景にあります。
ガクチカは多くの学生が事前に回答を準備していることもあり、企業も事前準備をしている前提で質問をします。そのため、ガクチカの回答を事前に準備しておかないと「就活に真面目に取り組んでいないのではないか」「志望度が低いのではないか」と企業から捉えられてしまうでしょう。
ガクチカを準備していないという理由で評価が下がってしまうことは、非常にもったいないですよね。ガクチカはそれほど就活の面接において重要度の高い質問だということを覚えておき、面接を受ける前に必ず準備をしましょう。
原因を考えよう! ガクチカがないと思ってしまう3つの理由
- 「ガクチカ=時間をかけたこと」と勘違いしているため
- ガクチカには人より優れたエピソードが必要だと思い込んでいるため
- ガクチカにはインパクトが必要だと思っているため
ガクチカがないと思ってしまう理由には、主に3つの要因が考えられます。
ここからは、ガクチカがないと悩んでしまう要因についてそれぞれ解説していきます。まずは、ガクチカがないと思ってしまう理由について理解していきましょう。
①「ガクチカ=時間をかけたこと」と勘違いしているため
多くの学生がガクチカがないと思ってしまうのは、「ガクチカ=時間をかけたこと」と勘違いしているためです。しかし、ガクチカは時間をかけたことである必要は決してありません。
限られた時間を有効活用して何かを成し遂げたエピソードや、人と接するときは必ず自ら挨拶をしているなど、何気ない話でも充分アピールポイントになります。
たとえば、「人と接するときは必ず自ら挨拶をしている」というエピソードは、何を考えて行動をおこしたのか、結果どうなったのかを伝えることで、性格の良さや価値観など人間性の高さを評価してもらえる可能性があります。
キャリアアドバイザー
時間をかけて取り組んできたことしかガクチカとしてアピールできないという認識はなくしていきましょう。
②ガクチカには人より優れたエピソードが必要だと思い込んでいるため
ガクチカがないと焦っている人や悩んでいる人は、ガクチカには人より優れたエピソードが必要だと思い込んでいることが挙げられます。しかし、実際にガクチカが就活で評価されるのは、華やかなエピソードではなく、学生の思考力や価値観の部分です。
そのため、人より優れたエピソードではなく、ガクチカを通して「物事に取り組む姿勢」「取り組もうとした理由」「取り組んでいる間にどんなことを感じたか」「最終的な学びは何か」など自分の経験した学びをアピールできるかが大切です。
キャリアアドバイザー
企業はガクチカの回答から、自社がもとめている人材なのか、自社で成長する見込みがある人材かなど、学生のポテンシャルがあるのかを確認をしています!
③ガクチカにはインパクトが必要だと思っているため
ガクチカにはインパクトが必要だと思っているため、「実績が何もないから書けない」とガクチカを完成させられない人は多いと思います。しかし、ガクチカはインパクトのある内容でなくても問題ありません。
たとえば、TOEIC900点以上、国家資格を取得などの実績は努力をしなければ成し遂げられないことなので、ガクチカとして語ることができます。しかし、もし目的なくただ勉強して資格を取得しただけでは、選考中繰り返される質問に対して深掘りした回答ができず、魅力を伝えることができない恐れがあります。
キャリアアドバイザー
大事なのはインパクトのある結果よりも、取り組もうとした理由や過程でどんなことを学んだのかという部分であることを覚えておきましょう。
ガクチカがない人は企業がチェックするポイントを理解してみよう
魅力的なガクチカを完成させてアピールするためには、企業がガクチカの何を評価しているのか知ることが大切です。企業がガクチカで学生を評価する基準は、価値観、性格、持っている能力、思考力など、その人を形成する考え方の部分といえます。
ガクチカがない人は、ここから解説する企業がチェックするポイント8つをそれぞれ理解していきましょう。
①何に対して意欲高く取り組めるか
ガクチカで企業がチェックしているポイントは、何に対して意欲高く取り組めるかの部分です。「何にやりがいを感じるのか」「どんなことを頑張れるのか」などのモチベーションの源泉は仕事にも共通するため、重要なポイントになります。
企業は入社後に意欲を持って仕事に取り組んでくれる人材を探しているため、ガクチカの内容から、自社で学生のモチベーションを担保できる、できないなど相性や実際に働いている場面をイメージし、自社にマッチする人材かを判断しています。
入社後のミスマッチを避けるために、学生がモチベーションを感じるポイントを見極めることは重要です。そのため、ガクチカを通して何に対して意欲を見出せる人物であるのか確認しているということです。
②物事へどのように取り組んでいるか
ガクチカで企業がチェックしているのは、物事へどのように取り組んでいるかといったやり方の部分です。同じ結果でも取り組み方や考え方は人によってそれぞれであるため、学生の個性や仕事への再現性を把握することができるからです。
たとえば、英語のスキルについても、黙々と1人で勉強するタイプと実際に外国人に話す中で力をつけるタイプとではやり方がまったく異なります。1人で取り組むことで実力を伸ばせる人であれば、もしかしたら外勤よりも内勤の方が向いているのではと企業は判断材料の1つにします。
ガクチカの内容から物事へどのように取り組んでいるのか把握し、実際の仕事の進め方やそもそも自社の仕事に対応できる素養があるのかなどを確認しているといえますね。
③わかりやすく伝える力があるか
企業がガクチカを通して確認しているポイントは、わかりやすく伝える力があるかどうかです。企業は面接中エピソードの内容のほかに、わかりやすく他人に自分がおこなってきたことを伝えるコミュニケーション力があるのかを確認しています。
特に、営業職や販売職などであれば、相手にわかりやすく簡潔に伝えるスキルは必要不可欠です。また、管理系の仕事でも、同僚や上司、他部署の人との連携など、どの職種であっても他者とのかかわりは避けられず、わかりやすく伝える力がもとめられます。
企業は、学生が初対面の面接官に対して自分の頑張った経験を端的にわかりやすく伝えられるかを確認し、自社で活躍できる人材であるのか判断しているということです。
④どのくらい思考力があるか
企業はガクチカを通して、学生にどのくらい思考力があるのかチェックしています。思考力とは要するに考える力であり、物事を多角的に考えたり、物事を道筋を立てて考えたりする能力を意味します。
なぜ思考力がもとめられるのかというと、物事に対して多方面から深く考え、行動ができる人は、問題が起きたときに解決への最善策を導き出せるからです。他にも、商品を売る・アイデアを出すなど、さまざまな仕事において思考力は大切なスキルになります。
キャリアアドバイザー
企業はガクチカから、学生が頑張ったことの過程で、どのような考えを持って取り組んでいたのかを確認しています。
⑤社風とマッチする人物か
企業はガクチカを通して、学生が社風とマッチする人物かどうか判断しています。学生の人柄、雰囲気、価値観などが組織と合っているのかは、長く働き続けてもらうために重要なポイントになります。
たとえば、部活に情熱を注ぎ上下関係の厳しい世界で生活してきた学生であれば、上下関係がないフラットな環境よりも、もっと適した場所があるのでないかと判断する場合があるということです。
社風とマッチしていないと早期退職の原因になる恐れがあり、企業にとっても学生にとっても良くない結果につながってしまいます。そのため、ガクチカで自社の社風にマッチする人材かどうかを判断しています。
⑥これまでの経験から得た学びはあるか
ガクチカで企業がチェックするポイントとして、これまでの経験から得た学びはあるかが挙げられます。つまり、ガクチカを伝えるときに重要なのは、経験した内容を詳細に説明することではなく、何を学んだのかという部分です。
何かを取り組むときに、目的もなくただおこなう人なのか、過程でさまざまことを学び成長できる人の方なのかは、就職した後の仕事のスタンスにかかわる大切なポイントです。
そのため、企業にとって、経験から学んだことを次に活かし改善していこうと考えられる姿勢は、入社後の伸びしろへやポテンシャルを感じることができる好印象ポイントの1つであるといえます。
⑦入社後の企業で活躍できそうか
企業がガクチカでチェックするポイントは、入社後に活躍できそうかという点です。いくらガクチカが他の学生よりも輝かしい実績だとしても、入社後に仕事で活かせなければ意味がありません。
多くの学生は頑張った結果をアピールしがちですが、大切なことは努力した過程で何を学んだかであり、仕事への再現性があるかです。就職すると決められた目標があり、達成に向けて努力しなければならず、正しいプロセスで結果を出すことがもとめられます。
そのため、企業はガクチカを通して、学生が妥当なプロセスを踏み、適切な成果を継続して上げられる人材であるのか見極めをおこなっています。
⑧学生がどんな人柄か
企業はガクチカで、学生がどんな人柄であるのかをチェックしています。企業が人柄を確認する理由は、より自社にマッチする人材と働きたいと考えているからです。そのため、学生の性格や価値観が自社と相性が良いのか悪いのかの判断をしています。
新卒採用では、即戦力となるスキルよりもポテンシャルがあるかが重要であり、企業は就職後に一生懸命努力し、貢献してくれる人材をもとめています。ガクチカで語られる学生の人柄から自社で活躍できるかそうでないかを見極めています。
何に力を入れたのかは他の学生と被ってしまう可能性が高いですが、なぜ力を入れたのかの想いや理由の部分は個性が出るため、企業側も人柄を把握しやすいということです。
キャリアアドバイザーコメント清水 沙也香プロフィールをみる
ガクチカで企業がチェックするポイントとして、特に重視するのは「入社後の活躍が期待できそうか」という点です。
企業がもとめるのは、入社後に成績を伸ばし事業成長に貢献してくれる人材です。学生がガクチカでいくら立派なことを述べたとしても、その企業で活かすことができる素質やスキルがなければ、企業担当者の目には魅力的に映りません。学生にもとめられるものは企業や職種ごとに異なるため、しっかりと企業研究をしたうえで、自分のガクチカが企業に評価されやすい要素を含んでいるか確認することも大切です。
他にも、「何に対して意欲高く取り組めるか」という点も重視されます。人が成功体験を生み出すには、相応の原動力が必要になります。その原動力が何なのか、また原動力が発揮されれば努力することができるのか、といった面を企業は評価します。物事に対して頑張ろうと思える環境は人によって異なるため、学生が力を発揮できる環境が自社にあるかどうか見極めるために、ガクチカを質問するといった企業は多いのです。
ガクチカを考えるときの大事な4つの視点
就活生
ガクチカがないと思ってしまう理由や企業の見ているポイントが理解できて、ガクチカの作成に希望を持つことができました。
キャリアアドバイザー
良かったです。考え方や伝え方次第で、誰でもガクチカを作成することができますからね。
就活生
はい。もう少し詳しくガクチカを考えるときに必要な観点を教えて欲しいです。
キャリアアドバイザー
わかりました。では、解説していきましょう。
ここからは、ガクチカを考えるときの大事な4つの視点を解説します。それぞれをしっかり意識したうえで、エピソードを選び、ガクチカの作成に役立てください。
視点①実績よりプロセスが大事
ガクチカを考えるときは、実績よりプロセスが大事であるという視点を持つことが大切です。多くの学生は、他と差別化された華やかで目立つ実績でなければアピールポイントにならないと勘違いしてます。
評価される点は実績よりも、
- なぜ取り組もうと思ったか
- 取り組みの最中にどんなこと考えたのか
- 最終的に得たものは何か
などプロセスの部分です。
企業は、学生の思考力、価値観、人柄などさまざまなことをガクチカを通して判断しているため、実績だけ伝えても魅力をアピールすることにはつながりません。プロセスから得た学びが、もとめる人物像や社風に合っていると感じてもらえれば、評価を得ることができるでしょう。
視点②役職より経験が大事
ガクチカを考えるときに持つべき視点は、役職より経験が大事であるということです。大学でゼミ、部活、サークルなど何かしらのコミュニティに属している人の中で、何も役職に就いてないからアピールポイントにならないと思い込んでいる人は多いです。
しかし、「役職に就いている=企業からの評価が上がる」ということはありません。リーダーとして人をまとめるのが得意だったり、裏方としてサポートするのが得意だったりと人はそれぞれ個性があり得意なことも違います。
そのため、企業は一人ひとりが適材適所で頑張ったことを知りたいと考えています。コミュニティに属して自分なりに努力したことがあるはずなので、経験で得た学びをアピールしていきましょう。
視点③人と同じ経験でもいい
ガクチカを考えるときは、人と同じ経験でも良いという視点を持ちましょう。つまり、他の学生と違う経験をアピールする必要はないということです。
学業、ゼミ、アルバイト、ボランティア活動、留学など大学時代だからこそ取り組めることがあり、誰かと被ることは決して珍しくありません。そのため、その中から自分で選んだものを、経験として語れば問題ありません。
同じ経験でも、取り組もうと思った理由、困難を乗り越えた瞬間、頑張ったことなどは一人ひとり異なります。企業はプロセスを重視するため、自分が経験から学んだことを自信を持ってアピールしていくようにすることが大切です。
視点④自分がどう頑張ったかをメインにする
ガクチカを考えるときの大事な視点として、大切なのは自分がどう頑張ったかを伝えれば良いということです。誰もがすごいと感じるようなガクチカを持っている学生は一握りであり、大多数は一般的なごくごく普通な大学生活を過ごしています。
ただ、普通の大学生活を送る中で、学業、サークル、アルバイト、趣味など何かしらの経験をしているはずです。その中から、自分が「頑張った」と語れるエピソードを企業にアピールすれば問題ないということを覚えておいてください。
企業は自社にマッチする人材をガクチカを通して見極めることが目的なので、純粋に自分が頑張った経験を「なぜ興味を持ったのか」「何を頑張ったのか」「最後に何を得たのか」など具体的に伝えることが大切です。
ガクチカがない学生必見!おすすめの探し方を紹介
- まずは自己分析をしてみる
- 他己分析をしてみる
- 日々の行動から振り返る
- 企業のもとめる人材像から逆算する
ガクチカは、他の学生よりも輝かしい実績である必要はありません。大切なことは、何を考え、どうして取り組もうと思ったのか、結果として何を得たのかなどのプロセスの部分です。
ただ、企業がチェックしているポイントは理解できても、実際のエピソードをどうやって探せば良いのかわからない人は多いと思います。どうしてもガクチカが思いつかない人は、これから解説するガクチカの探し方を参考にしてくださいね。
ガクチカの探し方はこちらも参考にしてみてください。
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①まずは自己分析をしてみる
ガクチカが思いつかない人は、まずは自己分析をしてみましょう。就活準備の段階で自己分析を済ませている人は多いと思いますが、改めておこなってください。
具体的には、下記の方法がおすすめです。
- 自分史から過去の経験を振り返る
- モチベーショングラフを用いて上昇している時期を振り返る
自己分析をおこなうことで、気が付いていなかった自分を発見できたり、新しいエピソードを思い出したりすることができます。経験したことの中で、特に「意識できたこと」「印象に残っていること」「苦労したこと」などが思いつく場合は、ガクチカのエピソードにすることができますよ。
自分史から過去の経験を振り返る
ガクチカを見つけるための自己分析方法は、自分史から過去の経験を振り返ることが挙げられます。過去の経験をただ振り返るだけでは意味がありません。効果的に深掘りするために、時系列順に自分の人生の節目でおこったできごとを可能な限り洗い出して自分史を作成してください。
自分史が作成できたら、それぞれのできごとを深掘りしていきます。「なぜ」の観点を持って、自分の価値観や特徴を突き詰めることが大切です。過去を振り返ることで、「あのときはこんなことを考えていたな」と自分について新たな発見があるはずです。
小さなエピソードでも問題ありません。自分の人間性をアピールできるできごとを一つでも多く見つけていきましょう。
自分史を使った自己分析の方法はこちらを参考にしてみてください。
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モチベーショングラフを用いて上昇している時期を振り返る
ガクチカを見つけるための自己分析方法に、モチベーショングラフを用いて上昇している時期を振り返る方法があります。モチベーショングラフとは、自分の心の動きを軸に人生を振り返りながら、楽しかったこと、熱中したこと、つらかったこと、悲しかったことを曲線グラフで表現する方法です。
曲線が高いときは、モチベーションが高く取り組みができたことなので、なぜできたのかを考えてください。たとえば、高校時代に野球部で都大会に出場できたときに、なぜ頑張れたのか、困難をどう乗り越えたのかなど深掘りすると自分らしさを把握することにつながります。
モチベーショングラフで自分なりに努力したことを見つけ出すことで、ガクチカ作成に活かしていきましょう。
モチベーショングラフについてはこちらでも解説しています。
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②他己分析をしてみる
ガクチカが思いつかない場合は、他己分析をしてみるのもおすすめです。他己分析とは、自分の長所、短所、性格などを他人に客観的に分析してもらうことを指します。自己分析と他己分析の両方をおこなうことで、深く自己理解をすることができます。
たとえば、過去を振り返っているときに、自分だけでなく同時期に周囲にいた人に様子を聞いてみると、自分では気が付かなかった点を知ることができます。自分のことを客観的に見るのはとても難しいため、他人の力を借りることで意外なエピソードを発見することができるかもしれません。
どうしてもガクチカが思いつかない人は、家族や友人などに相談して頑張って取り組んでいたことを聞いてみましょう。
他己分析についてはこちらで解説しています。
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③日々の行動から振り返る
ガクチカが思いつかない人は、日々の行動から振り返るようにしましょう。ガクチカは人より優れている必要はなく、日常生活の中でも自分をアピールできるエピソードを見つけることが可能です。
日常の行動からどうやってガクチカを見つければ良いのか、イメージしにくい人は多いと思いますが難しくはありません。下記の3ステップを意識してみましょう。
- 日常生活を振り返る
- 意識的に取り組んでいることを特定
- その取組みの結果を振り返る
ステップ①日常生活を振り返る
ガクチカを見つける第一ステップとして、日常生活を振り返ることが挙げられます。朝起きてから寝るまでの間どのように過ごしているのか、1日単位、1週間単位、1カ月単位でそれぞれ考えてください。
たとえば、朝必ず6時に起きる、寝る前に30分読書をする習慣がある、週に3回ヨガに通っている、週末は親に代わり夕飯を作っている、1カ月後にイベントがあるなど日常的におこなっていることを具体的に一覧にしてください。
朝必ず6時に起きることからは、ルールを守る自制心の強さを感じ取ることができたりと、自分では何気なくおこなっている習慣でも、他の人はおこなっておらず、知らず知らずのうちに自分の強みになっている場合は大いにあります。
ステップ②意識的に取り組んでいることを特定
ガクチカを見つけるための次のステップは、意識的に取り組んでいることを特定することです。ステップの1つ目で日常生活を振り返ったら、その中で意識して取り組んでいることを考えてください。
たとえば、寝る前に30分読書をする習慣がある人は、毎週月曜日に本を図書館に借りに行く、友人からおすすめの本を教えてもらうなど意識的に取り組んでいることを深掘りしてください。そのうえで、その行動をおこなっている目的をさらに深掘りしていくようにすることで、自分の考え方や価値観を再認識することができます。
日常的に意識して取り組んでいることがあれば、どんなことでもガクチカとして使うことができるため、改めて探していきましょう。
ステップ③その取組みの結果を振り返る
ガクチカを見つけるための最後のステップとして、取り組みの結果を振り返ることが大切です。ステップの1つ目と2つ目で日常生活の中で意識的に取り組んでいることをおこなった結果、何を得たのか、どうなったのかを考えてみましょう。
たとえば、寝る前に30分読書をする習慣がある場合、毎週月曜日に本を図書館に借りに行った結果、1ヶ月で10冊本を読めるようになったのであれば、ガクチカで継続力や計画力をアピールすることができます。また、友人からおすすめの本を教えてもらうようになった結果、交友関係が広がったのであれば、円滑なコミュニケーション力をアピールすることにつながります。
日々の行動から振り返るだけでも、ガクチカを探し出すことができるため、ガクチカがどうしても思いつかない人は実践してみましょう。
④企業のもとめる人材像から逆算する
ガクチカが思いつかない人は、企業のもとめる人材像から逆算する方法も一つの手として挙げられます。つまり、志望する企業研究をおこない、募集要項や社風の確認をし、もとめる人材や雰囲気に合わせてガクチカを考えるということです。
効果的に企業へ良い印象を残すために、企業のニーズを把握することは大切なことです。もとめる人材や雰囲気と相反するガクチカだと、企業に好印象を持ってもらうことは難しいからです。
もし、ガクチカが思いつかないときは、企業研究を改めておこなってみましょう。ただし、企業に合わせすぎて、嘘のガクチカを作成することは絶対にしないようにしてください。企業のもとめる人材を参考にして、自分らしいガクチカを作成していきましょう。
キャリアアドバイザーコメント津田 祥矢プロフィールをみる
ガクチカの探し方で特におすすめの方法は、モチベーショングラフを書いてみることです。企業がガクチカで評価するポイントの一つとして「学生がどのようなことでモチベーションを感じるか」という点が挙げられます。頭で考えるだけではなかなか思い浮かばないかもしれませんが、紙に書き出してみると案外思いつくものです。出来事の大小は問わず、人生で頑張ったことや意義を感じたことをひたすら書き出していくことが重要です。
しかし、人によっては何も思い浮かばず、モチベーショングラフに何を書いたらいいかわからない場合もあるでしょう。その際は、他己分析もおすすめです。たとえば、3歳など自我がある年齢から始め、何が楽しく何が悲しかったのか、現在に至るまで1歳ごとに他者に質問してもらう方法などです。
当時楽しかったことや悲しかったことに対し「どうしてそう思ったのか」などと会話形式で深堀りしてもらうことで、当時感じたモチベーションが自然と思い浮かぶことが多いです。特に、自分とは異なる価値観をもった人に分析をしてもらうことで、自分では思いつかない別視点からの発見があるかもしれませんよ。
ガクチカが思いつかない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ
学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。
そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
まだ間に合う! 今からできるガクチカの作り方
就活生
日常生活の中でもガクチカを探すことができるのは、目から鱗です。
キャリアアドバイザー
そうですね。企業は実績ではなくプロセスで何を学んだのかを知るために、ガクチカの質問をしているだけなので、華やかな内容でなくても良いですからね。
就活生
はい。ただ、ガクチカを作れるのであれば、今からでも挑戦していきたいと考えているのですが、アドバイスをいただけますでしょうか?
キャリアアドバイザー
良い質問ですね。では、解説していきましょう。
今からでもガクチカを作りたいと考えている人は、これから解説する一例を参考にして行動してみてください。自分で動かなければ始まらないので、何か1つでもチャレンジしてみてくださいね。
長期インターンに参加する
今からできるガクチカの作り方は、長期インターンシップ(インターン)に参加することです。短期よりも長期の方が、実際のビジネスに携わる場面が多く学びが大きいためおすすめであるといえます。
実務や社員とのかかわりを通して、自分に足りない部分や苦手な点などが明確になり、克服する過程をガクチカのエピソードとして伝えることができます。半年くらいインターンに参加することで、ガクチカにできるエピソードを見つけることができるでしょう。
また、長期インターンはガクチカだけでなく、業界・企業研究にも役立てることができます。他にもインターンの経験は、働くイメージが持てたり、就活のモチベーションを高めることができたりと、メリットが多いです。
長期インターンについてはこちらで解説しています。
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大学以外の課外活動をおこなう
今からガクチカを作るためには、大学以外の課外活動をおこなう場に参加するのが良いでしょう。大学内の活動は同年代の人とのかかわりになってしまうため、さまざまな年代の人が集まるコミュニティに参加して、自分とは違う考え方や価値観に触れることをおすすめします。
興味のある活動やボランティアなどに参加し、多種多様な人々とかかわりを持つと、気が付かなかった自分の一面をみることができます。
また、1つの目標をメンバーと一緒に達成する過程を通して、自分の性格、考え方、価値観を再考することできるため、大学以外の課外活動をおこなうことは良い経験になるといえます。
課外活動の例はこちらで解説しています。
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アルバイトを始める
どうしてもガクチカが見つからない人は、アルバイトを始めることでガクチカを作ることができます。自分の興味がある仕事でも、苦手を克服するための仕事でも良いです。
アルバイトの仕事の内容は社員に比べて限られてはいますが、どんな仕事でも責任感を持って取り組むことで得られる経験や結果は大きいです。
アルバイトだからといって適当に働くのではなく、自分なりの考えや目標を持って働くようにしましょう。その中で、どんな困難があり、どのような工夫で乗り越えたのかを明確にすることで、立派なガクチカとして自信を持って企業に伝えることができますよ。
アルバイト経験のガクチカの差別化ポイントはこちらで解説しています。
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特技・趣味に目標を設定する
もし続けている特技・趣味がある場合は、目標を設定してガクチカとしてアピールすることができます。たとえば、読書が趣味であれば具体的な目標として、「月に15冊多種多様なジャンルの本を読む」など数字を入れたものを設定しましょう。
目標を達成するためには、計画を立てて行動する必要があります。その過程で生じる困難を乗り越えた経験やさまざまな工夫は、魅力的なガクチカになります。
読書以外にも、英語が得意であればTOIECの資格取得を目指したり、外国人の友達を作ったりすることで、ガクチカのエピソードをすることができます。今一度自分の特技や趣味を洗い出して、ガクチカとして伝えられないか考えてください。
こちらの記事で趣味や特技の一覧と就活でアピールするコツを解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
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資格を取得する
いつでも自分のタイミングで始められる資格取得を目指すことで、ガクチカにすることができます。興味のある分野、就活や人生に役立つ分野があれば、チャレンジしてみるのも良いでしょう。
難しい資格であればあるほど、受験日までの勉強計画作成や実行力がもとめられます。資格取得は一朝一夕にはいかないため、勉強の過程でおこった困難や工夫はガクチカに十分なります。
もし資格が取得できなくても、勉強過程での取り組み方を企業にアピールできれば良いです。企業は、ガクチカで学生の性格や価値観を確認したいと考えているため、資格を取得した過程のエピソードをアピールできれば問題はないということです。
なお、ガクチカ作成のために今からできることの具体的については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
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キャリアアドバイザーコメント辻 華菜子プロフィールをみる
ガクチカを作る際に避けてほしいのは、短期間で完結する出来事をガクチカとして選ぶことです。もちろん、たとえ短い期間でも頑張ったという事実は素晴らしいです。しかし、選考では大前提として、困難を乗り越えたことや、ある程度の期間工夫をこらしながら努力した出来事を選ぶことで評価されます。
そのため、数日で完結してしまうエピソードだと、本当に学生時代に突出して頑張ったことなのか、と企業担当者に疑問を抱かれてしまいます。少なくとも、1ヶ月以上の期間において取り組んだ出来事を選ぶことをおすすめします。
他にも、努力したことを具体的に述べられないエピソードを選ぶことも避けましょう。ガクチカは結果も大切ですが、それ以上に結果に至るまでのプロセスが重要視されます。どれほど良い結果を残しても、具体的な努力が述べられない場合は、残念ながら評価されないことがほとんどです。結果の大小よりも、努力したプロセスを具体的に述べられるエピソードを優先的に選ぶようにしましょう。
アピール別! ガクチカの例文21選
ガクチカはESや面接で必ず聞かれるといっても過言ではない質問の一つです。せっかくアピールしたいガクチカがあっても、わかりにくい表現だと企業に意図が伝わらない場合があります。
そのため、以下の文章構成でガクチカを作成し、誰が見ても理解しやすい内容を心掛けていきましょう。
- 結論
- 取り組んだ内容
- なぜ取り組んだのか
- 結果
- 入社後どう活かすか
では、ガクチカの例文21選を解説していきます。あてはまる例文を参考に、自分のガクチカを完成させましょう。
①ゼミのガクチカ
学生時代に力を入れたことは、発展途上国でのフィールドワークです。担当教授の指示の元、主に東南アジアの経済格差についての資料作成や文献調査などをおこなってきました。ただ、研究内容をより良くするために現地での情報収集が必要だと感じ、教授に提案し、実際のフィールド調査やインタービュー活動などを積極的に進めました。
資料や文献にはなかった調査結果や現地の声を反映させた結果、私の論文は大学内のコンクールで入賞することができました。この経験から、物事を一つの角度から見るのではなく、多角的に把握することの大切さを学びました。
また、既存のやり方だけでなく、他に良い方法があるのではないかと考え、提案したり、行動したりする重要性を知ることができました。
キャリアアドバイザー
取り組んだ結果得たことが、就職した後に活かせるスキルとしてアピールできていて良いガクチカになっています。
ゼミのガクチカについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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②研究室のガクチカ
私が大学時代に力を入れたことは、〇〇の分野に関する研究です。小学生のときに〇〇分野の本を読んだことをきっかけに興味を持ち、解明されていない部分を知るために研究に取り組み始めました。
知識や経験が乏しい私にとって、〇〇分野の研究をおこなうのは困難や問題ばかりで、毎日失敗ばかりしていました。しかし、教授や仲間と試行錯誤をし、寝食問わず研究に明け暮れた結果、ある研究結果を生み出すことに成功しました。
結果が出るまでは、うまくいかないことばかりで正直諦めたくなるときもありました。ただ、生じる問題をその都度解決し、自分と仲間を信じることで成し遂げられることの大きさを知ることができ、研究に打ち込んだ日々は私の大切な経験になりました。
キャリアアドバイザー
研究に取り組んだ際の自分の心情がしっかりと記載されていますね。このような「想い」は自分ならではのアピールポイントになりますね。
研究のガクチカについてはこちらの記事で詳しく解説しています。より詳しく書き方が知りたい学生はぜひあわせて参考にしてみてください。
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③留学のガクチカ
大学時代に力を入れたことは、留学です。日本だけでなく、世界中の人とコミュニケーションを取ることで、多くの価値観に触れ自分の視野を広げていきたいという思いから大学2年生のときに1年間イギリスのロンドンに留学しました。
留学後1カ月間は、言葉の壁以外にも文化、食生活などの違いからコミュニケーションが取れず、友人ができませんでした。ただ、同じような立場でも仲間を増やしている人を見て、自分とのスタンスの違いに気が付きました。
私は小さなプライドが邪魔をして、上手に話せないことを隠すため消極的になっていました。このままではいけないと、間違っても良いからどんどん英語をアウトプットするようにしたところ、友人もでき、それにともなって英語のスキルも上達していきました。
この結果から、目標に対して貪欲に自分ができることを考え積極的に行動する大切さを学ぶことができました。
キャリアアドバイザー
課題に直面してから、どのように対策をしたのかが記載されていますね! 語学力はさまざな仕事で活かせるため、魅力的なアピールです。
こちらの記事では留学の自己PRの仕方を解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
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④飲食店アルバイトのガクチカ
私が学生時代に力を入れたことは、大学1年生から続けている蕎麦屋でのアルバイトです。曜日や時間帯問わず多くの顧客が足を運ぶお店であるため、顧客をお待たせすることがないよう効率良く接客をおこなう必要がありました。
どのように仕事を進めれば時間を最大限活用できるか考え、スタッフ一人ひとりに話を聞き、各自がおこなっている工夫をマニュアル化することにしました。忙しい中で、お互いに共有する機会がなかったため、一つにまとめることで誰でもすぐに取り入れることができるようになりました。
結果として、新しいスタッフでも時間を無駄にせずに仕事ができるようになり、空いた時間で別の仕事ができるようになりました。
少しの工夫と行動で効率化できることを学べた良い経験です。入社後御社で業務改善に活かしていきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
物事に一生懸命取り組む姿勢を感じ取ることができる良いガクチカになっていますね!
⑤カフェアルバイトのガクチカ
私が学生時代に力を入れたことは、カフェでのアルバイトです。メインの顧客が古参の方達が多いため、新規の顧客にも足を運んでもらえるようにSNSでPRをおこなってみてはどうかとオーナーに提案したことで、SNSの運用を任されました。
運用当初は、来客を促すためにカフェの紹介やメニューなどを発信していましたが、やはり工夫がないとフォロワーは増えませんでした。そのため、反響のあるハッシュタグの選定や毎日投稿できるように時間指定投稿を活用したりなど工夫をしました。
結果フォロワーは780人まで増え、新しい顧客も少しずつですが増えました。私はこの経験から、同じことを繰り返していても現状が好転するわけでなないことを学び、状況に応じて対応方法を臨機応変に変える必要があることを学びました。
今後も工夫をして、物事に取り組んでいきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
アルバイトは被りがちなテーマですが、しっかりと自分ならではの行動をアピールされており、差別化ができていますね!
⑥カラオケ店アルバイトのガクチカ
学生時代力を入れたことは、カラオケ店のフロントでの接客業務です。初めて会う人に対して緊張してしまうタイプだったので、苦手を克服しようと思いアルバイトを始めました。
アルバイトを始めた当初は、マニュアル通りの接客をすることで精一杯で、笑顔や臨機応変な対応ができませんでした。未熟な自分を改善しようと基本的な接客を覚えてから新しい試みとして、先輩社員の良いと思う行動や言動を真似したり、学生から高齢者まで一人ひとりに合わせた話し方や対応を取り入れたりしました。
継続した結果、顧客から良い接客であるとの声かけやアンケートでお褒めの言葉をいただくことができました。苦手だからと避けていたら、今の自分はなかったと思います。何事も臆せず挑戦する大切さや、諦めずに努力すれば良い結果につながることを学びました。
御社の仕事でも、顧客に喜んでもらえるサービスを提供していきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
自分がどのような点に喜びを感じるのかがわかるため、人柄が良く伝わる内容ですね!
⑦塾の講師アルバイトのガクチカ
私が学生時代に力を入れたことは、塾でのアルバイトです。約20名の生徒の担当をしておりそれぞれ理解度が異なるため、誰にでもわかりやすい授業を目指し仕事をおこなってきました。
講師を始めた当初は、自分の知識をただ伝えるだけの工夫のない授業だったので、理解度にバラつきがありました。どうしたらわかりやすい授業ができるのかを考え、授業前に準備を徹底することにしました。
そうすると心に余裕が生まれ、生徒の様子を確認しながら授業を進められるようになり、理解が不足しているところを追加で説明できるようになりました。
一人ひとりの状況を確認しながら授業を進めた結果、丁寧な授業でわかりやすいという高評価をいただきました。この経験から、何事も事前準備を怠らないことが成果につながることを学ぶことができました。
キャリアアドバイザー
生徒の成績をどうしたら上げることができるのかを考えた前向きな姿勢に、ポジティブな人柄や事前準備を怠らない安心感を感じることができるガクチカです。
⑧部活動のガクチカ
学生時代に力を入れたことは、テニス部でインカレに出場したことです。私は中学時代からテニスをしており、ある程度の経験と実力はありましたが、特に大きな大会で賞をもらったこともありませんでした。
大学ではインカレに出場することを目標に、自分と周囲の高い技術を持った人との違いを分析し、トレーニングに取り入れ毎日練習を怠りませんでした。しかし、なかなか思うように上達しない日々が続き、諦めかけたこともありました。周囲からの励ましや自分の目標を再確認することで何度でも立ち直り、前を向くことができました。
結果、インカレに出場することができたことが私の誇りになりました。努力の方向を間違えず日々着実にこなせば道は開けるということを体感することができました。自己研鑽できる強みは社会に出ても役に立つスキルだと考えています。
キャリアアドバイザー
実績だけでなく、そこまでのプロセスがしっかりと記載されていますね!
こちらの記事では部活動で学んだことのアピールの仕方を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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⑨サークル活動のガクチカ
私が学生時代に力を入れたことは、合唱サークルでの活動です。歌の力で多くの人に元気を与えたいと思い、さまざまな施設に訪問しているサークルに入りました。
実際に活動を始めると、クリスマスやハロウィンなどの大きなイベントのときのみ施設訪問をしていると知りました。もっと積極的に活動をおこないたいことを先輩に相談すると、先輩からイベントの企画出しから運営を打診され、挑戦することになりました。
一番苦戦したのは訪問先を探すことでした。提案することの難しさを知り、先輩に助言を受けたり、心を動かす提案方法などを本で学習し、実践を繰り返してようやく訪問先を見つけることができました。
その結果、障害者施設でのイベントを開催することができ、毎月の恒例になりました。この経験は、人の心を動かす提案方法を学ぶきっかけになり、御社の仕事でも活かしていけると考えています。
キャリアアドバイザー
サークルの活動は活動内容をいかにシンプルに伝えるかがポイントになります! 活動の説明だけにならないように注意しましょうね
サークルをテーマとしたガクチカの詳しいつくり方については、こちらの記事で解説しています。詳しく知りたい人はチェックしてみてください。
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サークルはガクチカのテーマとして最適な題材です。ただ、評価されやすいガクチカにするためには「面接官目線を理解しておくこと」と「伝え方の工夫」が必要になります。この記事では、役職やサークルごとの例文も交えながら、現役のキャリアアドバイザーがサークルでガクチカを作成するときのポイントを解説します。
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⑩海外旅行のガクチカ
私が大学時代に力を入れたことは、海外旅行です。昔からテレビで世界遺産を観るのが好きで、大学生になったら現地に行くと決めていました。
しかし、生活費を自分のアルバイト代から捻出しているため、どうやって旅行費をまかなうかが課題でした。学業が本分であることからアルバイトは増やせないと考え、支出を減らす方法を模索しました。
1週間の使用可能金額を設定し、コンビニの使用は禁止する、飲み物は持参する、自炊するなど小さな努力を積み重ね、月に2万円ほど節約することができました。
結果として、毎月貯めた貯金を使用し、長期休みごとに格安航空券で海外旅行に行くことができるようになり、自分の目で多くの世界遺産を観る経験を持てました。目標を立て、達成のために工夫をする大切さを学ぶことができた良い経験です。
キャリアアドバイザー
目標を達成するために、地道な努力を積み重ねることができる人であることが伝わる良いガクチカになっています。
⑪インターンシップのガクチカ
私が学生時代に力を入れたことは、Webメディア運営の長期インターンシップです。もともとWebメディア業界に興味を持っていたことからインターンに参加することにしました。
立ち上げメンバーとしてPV数を増やす役割を担うことになりましたが、始めたばかりの頃は成果がまったく出ず、PV数が増えないことにストレスを感じていました。
ただ、感情的になっても何も解決しないと考え、PV数が伸びない要因を洗い出し、仮説を立て、社員の方達に相談をしたのちに新しい施策をおこないました。
結果として、3万PVから10万PVへと増加させることに成功しました。この経験を通して、冷静に状況を見つめ直し、PDCAサイクルを回すことの大切さを学ぶことができました。
キャリアアドバイザー
社会人として活かせるスキルをアピールできていますね! 仕事への再現性も評価のポイントです
⑫資格取得のガクチカ
学生時代に力を入れたことは、TOEICで高得点を取得することです。英語でコミュニケーションが取れるようになりたいという思いから英語の勉強を始めました。
授業、ゼミ、サークル活動、アルバイトをおこなっていたため、隙間時間に効率良く勉強を進める必要がありました。試験日から逆算して、毎日何をするかを細かくスケジューリング、実行を繰り返しおこないました。過去問にフォーカスし何度も解き直し、アプリで空いた時間に単語を覚えることを実直にこなしました。
結果として、授業や他の活動もこなしながら900点のスコアを取得することができました。この経験を通して、自分が決めたことに集中して取り組めば、成果は出ることを知り、大きな自信につながりました。
キャリアアドバイザー
決めたことを諦めず最後まで取り組む姿勢が伝わってきます。就職後も熱心に働いてくれそうなイメージを持つことができますね。
⑬ボランティア活動のガクチカ
私が大学時代に力を入れたことは、ボランティア団体で活動したことです。国内での清掃活動や海外での植林など幅広くボランティアをおこなう団体で、他大学合同で400名くらいが所属していました。
特にインドでの仮設住宅建築に携わった経験は印象に残っています。言葉が通じないこと、食文化や衛生面が違うことなど初めての体験で驚きの連続でした。最初は体力も続かず嫌になってしまいました。
ただ、誰かの役に立ちたいという思いでインドに来た目的を思い出し、少しでも嫌悪感を持ったことを猛省し、作業に励みました。
結果、立派な仮設住宅が建ち、インドの人たちから大変喜ばれました。この経験を通して、他人のせいにせず自分で決めたことに責任を持ち最後まで取り組むことの大切さを学ぶことができました。
キャリアアドバイザー
経験から学んだことをしっかりと明記していますね。ボランティア活動を受けての自分の感想も述べている点も、差別化ができているポイントです!
こちらの記事ではボランティア活動の自己PRの仕方を解説していますので、あわせて読んで参考にしてみてくださいね。
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自己PRでボランティア経験をアピールすときは、能力や人柄が伝わる内容にすることで効果的に伝えましょう。今回は、自己PRでボランティア経験で効果的に自己PRする4つのステップや自己PR例文をキャリアアドバイザーが紹介します。
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⑭料理のガクチカ
学生時代に力を入れたことは、料理です。きっかけは、生活費を自分で稼ぐ必要があるため、食費を少しでも減らして負担を軽くしたいと考えたからです。
大学に入学すると同時に1人暮らしを始め、自炊をスタートしました。それまでは、母に頼りきりであったこともあり、何から始めたら良いのかがわかりませんでした。
メニューを見ながら簡単な料理に挑戦しましたが、火が通っていなかったり、焦げてしまったりなど上手に作れず途方に暮れました。あまり器用なタイプではないため、コンビニで買ってしまおうかと何度も負けそうになりましたが、反省点を活かして次は改善できるようにと繰り返し特訓しました。
その結果、今ではメニューを見なくてもある程度料理を作れるようになり、最近は実家に帰ったときに両親に振る舞えるほど上達しました。私は料理を通して、得意ではないことも反省点を活かして繰り返し取り組むことでスキルを身に付けることができるということを学びました。御社でも粘り強さを活かして貢献していきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
身近なテーマですが、しっかりと自分の人柄がわかるようなエピソードになっていますね。目を惹くような成果だけでなく、このような身近なエピソードでも十分にアピールすることができますよ。
⑮映画鑑賞のガクチカ
私は学生時代に、映画鑑賞に力を入れてきました。もともと人とのコミュニケーションが苦手であり、他人の考えや気持ちを理解するために登場人物の心情を参考にしたいと考え、映画鑑賞を始めました。
1つのジャンルにこだわらずに、毎月30本以上の映画を鑑賞し、さまざまな人の気持ちや立場を考える力を磨いてきました。映画鑑賞を始める前は、人の気持ちを理解することが難しく傷付けてしまうときもありました。
ただ、映画鑑賞をおこない多様な思考や想いに触れ、自分の柔軟性の無さに気が付きました。今では、相手を考えた発言ができるようになり、以前のように不適切なコミュニケーションを取ることもなくなり、友人も増えました。
映画鑑賞を通して、他人の気持ちを想像する力だけでなく柔軟性も身に付ける結果につながりました。
キャリアアドバイザー
具体的な数字を出すことで、相手も共感しやすい内容になっていますね。
⑯ウィンドウショッピングのガクチカ
学生時代は、ウィンドウショッピングに力を入れてきました。私はファッションが好きで、店頭におかれている商品に目を向け、顧客の目を引く陳列方法、流行、これからのトレンドなどを常にチェックしています。
5日ごとにローテーションで大学や自宅周辺を見て回るうちに、これから流行る商品やプッシュしていきたい商品が何かがわかるようになりました。
一見意味のなさそうなウィンドウショッピングですが、これから何が流行るのかという観点を持つことで先見の目やリサーチ力がつきました。御社でもウィンドウショッピングで得た目利きのスキルを活用していきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
ウィンドウショッピングはガクチカにできないとイメージする人が多いでしょうが、なぜ取り組んだのか、結果何を得たのかの部分を明確にできればしっかりとしたガクチカになりますよ
⑰読書のガクチカ
私が学生時代に力を入れたことは、読書です。中学生のときに友人から紹介された小説を読んだことで、本の魅力を知りました。自分の知らない情報や世界を本から吸収したいと考え、あらゆるジャンルの本を読んでいます。
興味が偏らないように、図書館ではおこなった日付の棚から借りるようにしたり、友人や知人からおすすめの本を教えてもらったりしました。
知識が深まった結果、自分の専門分野以外の話を聞いても難しいと感じることがなくなり、理解力が高まったことに気が付きました。私はこの経験を通して、基礎知識を持っていることで他の知識を深めることにつながり、人生をより豊かにしていけることを学びました。
御社に入社後もすべてのことを吸収し、成長していけるように仕事に取り組んでいきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
社会人は常に学ぶ姿勢がもとめられるため、日頃から本を読む癖がついていることは好印象につながるでしょう。
⑱筋トレのガクチカ
学生時代に力を入れたことは、筋トレです。もともと太りやすい体質で、気を抜くとすぐに体重が増えてしまうため、筋トレを取り入れて身体を変えていこうと考えました。
これまでの人生でスポーツをおこなってこなかったため、正直運動は苦手でした。だた、悩んでいても始まらないと思い、一念発起して筋トレを始めました。動画や本を参考にし、トレーニングする回数、方法、食事など計画を立てて進めました。
筋トレが習慣化するまでは、何度も「今日はやらなくて良いかな」と思いました。しかし、「少しでも良いからやろう」と自分を鼓舞し取り組みを続けた結果、3年間休まずトレーニングを続けることができました。
筋トレを通して、物事を継続して取り組む力や行動力を身に付けられたことは、大きな財産です。今後も、毎日ひたむきに継続していく力を磨いていきたいと思います。
キャリアアドバイザー
筋トレのエピソードは、継続力があることのアピールとして企業側も共感しやすいでしょう。
⑲挨拶のガクチカ
私は学生時代、挨拶に力を入れてきました。挨拶の持つパワーは絶大であり、人の笑顔を引き出したり、信頼を勝ち取ったりできることだと考え、挨拶に打ち込んできました。
大学入学時から取り組みを始め、とにかく元気に挨拶をすることを心掛けて日々を過ごしました。挨拶をすることで、相手からの好印象を得ることができ、今まで出会った多くの人から「清々しい挨拶」「挨拶からパワーをもらった」などの声をいただける結果になりました。
挨拶は人と人との交流の始まりの合図です。今後も挨拶を通して学んだ、人との信頼関係を構築するスキルを高めていき、御社に入社後も取引先の方に信頼していただけるように尽力していきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
ただ「挨拶をした」というだけでなく、自分なりの考えと周りからの評価を記載していることで、人柄が伝わるガクチカになっていますね
⑳友達の相談に乗った経験のガクチカ
学生時代力を入れたことは、友達の相談に乗ることです。友達の相談に乗ることで、聞く力や自分の考えをまとめわかりやすく伝える力を磨く機会になると考えたからです。
もとから人の話を聞くことは好きでしたが、状況に応じたアドバイスをするのは苦手でした。ただ、少しでも役に立つアドバイスをしてあげたいと意識を変え、集中して耳を傾けるようになると、自然と言葉が出てくるようになりました。
そのうちに、親身に話を聞いてくれる、アドバイスが適切でわかりやすいなど複数の相談相手から頼りにされるようになり信頼関係を深めることができました。この経験から学んだヒアリング力やわかりやすく伝える力を活かして、御社に貢献していきたいです。
キャリアアドバイザー
友達の相談に乗った経験を、企業で活かせるスキルとして上手にアピールできているガクチカです。
㉑空き時間を有効活用したガクチカ
私は学生時代に、空き時間を有効活用することに力を入れてきました。大学受験のときに、少しでも空いた時間を活用し勉強したことで大学に合格できたことがきっかけで、空き時間の有効活用は、大きな成果を生み出すと考えたからです。
意識していないとぼんやりしてしまう傾向があるため、電車に乗っている時間、待ち時間、授業の合間など少しの時間を活用し、教養を身に付ける時間に充てました。
読書、ニュースに目を通す、有識者のメルマガ購読をおこなうなど、空き時間でさまざまな知識を吸収したことで、自分の考えに幅を持たせられるようになりました。
社会人になってからも空き時間を充実させて、スキルアップを目指していこうと思います。
キャリアアドバイザー
ユニークなエピソードであるため、企業側の関心も得やすいでしょう。しっかりと目的と考えを明記している点も評価ポイントですね
避けておきたい! ガクチカのNGポイントを紹介
- 嘘をついたりエピソードを盛ること
- エピソードや結果の列挙
- 他のアピール項目との矛盾がある内容
- 企業のもとめる人材像と適さない内容
日常の些細なエピソードでもガクチカにできますが、どんなことでも良いというわけではありません。ガクチカがないと悩んでいて無理に作ろうとすると、反対に企業からの悪い評価につながる可能性があります。
そのため、以下の5つは避けておきたいガクチカのNG例として覚えておきましょう。
嘘をついたりエピソードを盛ること
絶対に避けるべきガクチカは、嘘をついたりエピソードを盛ることです。ガクチカがないと焦り、適当な嘘をついたり、大袈裟にエピソードを盛ることはやめましょう!
書類選考を通過しても、企業の採用担当者は多くの学生を見ているため、表情や話し方で嘘を見抜きます。また、その場をなんとかこなしても、後からバレたら信用は地に落ち、最悪内定取り消しになる可能性もあります。
嘘や誇張されたエピソードを伝えて入社しても、後々自分の首を締めることになってしまいます。入社後のミスマッチのせいで早期退職にならないためにも、自分が取り組んできたことを正直にアピールすることが大切です。
就活で嘘をつくリスクはこちらで解説しています。
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就活で嘘をつくことには、たくさんのリスクがあります。この記事では、嘘と嘘ではないの境界線や、嘘のエピソードを話さなくていい対策もキャリアアドバイザーが紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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エピソードや結果の列挙
避けておきたいガクチカの一つとして、エピソードや結果の列挙だけをすることが挙げられます。特に、人より優れたエピソードや実績を持っている人に多く見られる傾向です。
たとえば、「TOEICで満点を取るために、毎日勉強することに力を入れました」「起業をし、新しいアプリの開発をおこないました」という単純にエピソードや結果の列挙だけがしてあるガクチカだとしたら、企業に魅力の半分も伝わりません。
企業が知りたいポイントは「何に対して意欲高く取り組めるか」「物事への取り組み方」「思考力があるか」「経験から得た学びがあるか」など実績よりもプロセスから得た部分であることを念頭におき、ガクチカを完成させていきましょう。
他のアピール項目との矛盾がある内容
避けておきたいガクチカのNG例は、他のアピール項目との矛盾がある内容です。
たとえば、志望動機では「仲間と切磋琢磨できる環境で自分を磨いていきたい」と主張しているのに、ガクチカでは「コツコツと1人で努力をした結果、成果を出せました。誰にも左右されず1人の力で今後も自分を磨いていきたい」という内容だと矛盾しています。
応募書類や面接の全体を通して、矛盾がある内容は信憑性に欠け、一貫性のない人物であると企業に悪い印象を持たれてしまいます。強みを一貫して伝えるためにも、ガクチカが他のアピール項目と矛盾していないかを確認することは重要であるといえます。
企業のもとめる人材像と適さない内容
避けておきたいガクチカの1つに、企業のもとめる人材像と適さない内容が挙げられます。企業はガクチカを通して、学生の価値観や考え方が企業のもとめる人材像にマッチしているのか確認しています。
たとえば、企業がチームワークを大事にできる人材をもとめているにもかかわらず、ガクチカで、人とかかわるよりも一人の方が実力を発揮できるとアピールしても、企業に何も魅力は伝わりません。
自分では良いと思ってガクチカにしても、企業のもとめる人材像とは一致していない可能性があります。明らかに正反対なガクチカであれば、企業に高評価を持ってもらえることはできないため、避けるのが無難であるといえます。
「ガクチカがない」とあきらめないで! 適切な探し方を理解して自分の魅力をつたえよう
今回は、ガクチカを考えるときの大事な視点、ガクチカの探し方や作り方、ガクチカの例文21選、ガクチカのNG例などそれぞれ具体的に解説してきました。
ガクチカはESや面接で必ず聞かれる質問の1つであり、回答を避けることはできません。ただ、ガクチカは企業が知りたい意図を理解すれば、日常の些細なエピソードでもアピールポイントにすることができます。ガクチカがないと悩んでいる人は、この記事を参考に探し方を理解したうえで、ガクチカで自分の魅力を存分にアピールしていきましょう。
ガクチカで何をアピールしたら良いのかわからず、困っています。