スポーツメーカーへの就職は徹底的な企業分析から! 選考対策も紹介

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スポーツ メーカー 就職

目次

  1. スポーツメーカーへの就職は深い企業理解と自己理解が必須!
  2. スポーツメーカーは製品の企画から製造までを担当する企業
  3. 企業分析の第一歩! スポーツメーカー全体の動向を知ろう!
  4. 現状:コロナによる減収から徐々に回復傾向
  5. 課題:少子化によるスポーツ人口の母数の減少
  6. 展望:海外展開と新しいスポーツ文化の浸透
  7. どれを目指す? スポーツメーカーに就職した際の主な仕事内容
  8. ①営業
  9. ②企画・マーケティング
  10. ③広報
  11. ④製品デザイン
  12. ⑤研究開発
  13. ⑥バックオフィス業務
  14. 事前に知っておこう! 国内外のスポーツメーカーの有名企業10選
  15. 国内スポーツメーカーの有名企業5選
  16. 外資スポーツメーカーの有名企業5選
  17. スポーツ好きは前提! スポーツメーカーでもとめられる人物像
  18. ①チャレンジ精神がある
  19. ②グローバルな事業に興味がある
  20. ③スポーツ製品を軸とした将来のビジョンがある
  21. 好きなことを仕事に! スポーツメーカーへ就職する3つのメリット
  22. スポーツ製品を通して世界に影響を与えられる
  23. 好きなスポーツブランドを広めることに携われる
  24. 同じ志や興味を持った人と働ける
  25. スポーツメーカーへの就職は厳しい面もある! 2つのデメリット
  26. 部署によっては土日出勤の可能性がある
  27. 希望の部署に入れないリスクもある
  28. スポーツメーカーの就職には自己理解が必須! 考えるべき3つのポイント
  29. ①なぜスポーツ業界に興味を持ったのか
  30. ②スポーツメーカーを目指したきっかけは何か
  31. ③スポーツ製品を通して何を成し遂げたいのか
  32. 最低限押さえよう! スポーツメーカーの選考対策4選
  33. ①もとめる人物像をしっかり分析する
  34. ②そのスポーツメーカーだけの価値を深く分析する
  35. ③自己分析から将来のビジョンを言語化する
  36. ④インターンシップに参加する
  37. 知識より人柄! 選考ではスポーツ関連の学部が優遇されるわけではない!
  38. 職種別|スポーツメーカーの志望動機例文4選
  39. 例文①:営業職
  40. 例文②:企画・マーケティング職
  41. 例文③:広報職
  42. 例文④:研究開発職
  43. 徹底的に企業と自分を分析して憧れのスポーツメーカーへ就職しよう!

スポーツメーカーへの就職は深い企業理解と自己理解が必須!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。スポーツ業界に興味を持っている学生から

「スポーツメーカーってどんな仕事がありますか? 」
「スポーツメーカーに就職するためにはどのような準備が必要ですか? 」

と聞かれることがあります。スポーツにかかわる仕事として、一般的にはスポーツトレーナーやコーチなどをイメージする人が多いかもしれませんが、スポーツ製品を通じてスポーツ全般にかかわる仕事もあります。それがスポーツメーカーです。

とはいえ、スポーツメーカーがどのような業務を担っているのか、業界ではどのような立ち位置なのかを詳しく知らない学生も多いでしょう。

この記事では、スポーツメーカーへの就職に興味のある学生のために、スポーツメーカーの業務範囲から、業界の動向、仕事内容など基本的な情報を紹介します。また、スポーツメーカーへの就職は難易度が高いので、選考に必要な準備や対策も紹介します。

まだ行きたい企業が絞れていないという人も、この記事を読んで自分の目指す企業を見つけましょう。

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スポーツメーカーは製品の企画から製造までを担当する企業

スポーツ製品の販売の流れ
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そもそもスポーツメーカーってどんなことをする企業なんでしょうか?

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まずは全体像を把握するためにも、スポーツメーカーとはどのような企業なのか説明しますね。

そもそもスポーツ業界には、スポーツメーカー、卸売業、小売業などの企業が存在し、上記の図のような流れで消費者に製品が届いています。その中でもスポーツメーカーとは、スポーツ製品の企画から開発、製造までを担当する企業のことを表します。

スポーツ製品のカテゴリーは広く、スポーツウエアやシューズ、ラケットなど、さまざまな製品を取り扱っています。企業によって得意とする種類が決まっている場合もあるので、志望する企業がどのような製品を出しているのかはまず把握するようにしましょう。

スポーツ製品の販売を担当する小売店との違いは、やはり製品の企画や開発から携われるという点です。顧客のニーズを調査して製品のデザインや機能性を考えられるのは、スポーツメーカーの特権といえますね。

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今までお世話になってきたスポーツブランドで自分のアイデアが形になるというのは、スポーツメーカーに就職する大きなやりがいになりますよ!

石川 愛

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スポーツメーカーの企業選びをするときは事業内容を確認しよう

スポーツメーカーに興味ある学生の中には、「製品の企画に興味がある」という人もいるのではないでしょうか。このように興味あることが明確になっている学生は、エントリーするスポーツメーカーの事業内容が企画と製造、販売の「すべておこなっているか、一部をおこなっているか」を必ず確認しましょう。

企画と製造、販売をおこなっているスポーツメーカーに就職すると、配属先が多岐にわたるため、自分が希望する仕事に配属されない可能性もあります。そうすると希望するスポーツメーカーに就職したとしても、「イメージと違う」と感じてしまうかもしれません。このようなミスマッチがあると、仕事へのモチベーションが維持できなかったり早期離職につながったりしてしまいます。

ミスマッチを防ぐためにも、エントリーするスポーツメーカーの事業内容は必ず確認しましょう。また、自分が希望する部署への配属事例があるかも事前に確認しておくと、ミスマッチの可能性をより低くすることができますよ。

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企業分析の第一歩! スポーツメーカー全体の動向を知ろう!

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スポーツメーカーって実際今伸びている業界なんですか? スポーツはいつでも人気なイメージはありますけど……。

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業界自体の伸びも企業選びには大切ですよね。データをもとにして、スポーツメーカー全体の動向を知りましょう!

個々の企業を分析する前に、まずは業界全体の動向を理解しましょう。スポーツメーカーの現状と課題、今後の展望から、今スポーツメーカーがどのような状況なのか説明します。

現状:コロナによる減収から徐々に回復傾向

スポーツメーカー全体としては、新型コロナウイルス感染症の影響により売り上げが下降していた2020年度から徐々に回復しているという現状です。

新型コロナウイルス感染症が蔓延する中でも個人でできるフィットネスやランニングが流行していたとはいえ影響は大きく、スポーツイベントなどが開催できるようになった2022年以降はより売り上げが回復傾向にあります。

国内スポーツメーカーの売り上げの推移を見ても、ミズノでは2021年3月期と2022年3月期を比較すると売上高で114.8%の増収、アシックスでも119.9%の増収となっています。また、デサントでも前年比112%の売り上げ増加が見られています。

このように新型コロナウイルス感染症の影響からの反動で、スポーツメーカーの売り上げは増加傾向にあります。しかし、あくまで下がった分が回復しているという段階なので、ここから伸び率をどのように維持するかが各スポーツメーカーの直近の課題となるでしょう

課題:少子化によるスポーツ人口の母数の減少

スポーツメーカー全体の課題としてよく挙げられるのは「少子化」です。なぜなら、少子化が進むと、スポーツをする子どもの母数そのものが減ってしまうためです。

子ども世代は学校の授業や部活動で必然的にスポーツに触れる機会が多いので、その世代の人口が減ってしまうと、スポーツ関連用品すべての売り上げに大きな影響があるのです。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、そもそも部活動に入れなかった、スポーツチームに所属できなかったという人も増えているので、母数の減少とともに大きな課題となっています

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少子化は多くの業界に影響を及ぼしていますが、特に体育の授業や部活動などで必ず使用する母数が減るのは大きな痛手といえますね。

展望:海外展開と新しいスポーツ文化の浸透

少子化に対抗するためにも、スポーツメーカーが取り組んでいる施策は、販路の拡大と新しいスポーツ文化の浸透です。

販路の拡大については国内メーカーの海外進出があげられます。しかし、ただ進出するだけでは、世界的に有名なスポーツメーカーに勝つことはできません。そのため、国内メーカーのブランド力の強化や外資系スポーツメーカーに負けない価値を見出すことが、今後各メーカーに期待されることになります。

また新しいスポーツ文化の浸透については、スポーツへのかかわり方を変えることで、スポーツ用品の売り上げを伸ばそうという考え方です。

今までは野球なら野球だけ、サッカーならサッカーだけというように1つのスポーツを選択することが一般的でした。しかしこれをシーズンによって触れるスポーツを変えて、多くのスポーツに触れることが普通という考え方に変更できれば、より多様なスポーツに触れられるようになるのです。

長期的な施策ですが、この先の世代にこの考え方が一般化すれば、スポーツメーカーの課題も改善に向かうかもしれませんね

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どれを目指す? スポーツメーカーに就職した際の主な仕事内容

スポーツメーカーに就職した際の主な仕事内容
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実際スポーツメーカーに入社したら、どんな仕事をするのでしょうか? あまりイメージできてなくて……。

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一般的にイメージされやすい商品企画のほかにもスポーツメーカーを支えている仕事があるので、詳しく説明しますね。

スポーツメーカーには主に6つの仕事があります。一般的にメーカーでイメージされやすいのは製品の企画やマーケティングの仕事ですが、それらのほかにもさまざまな仕事があります。

どれに興味があり、自分はどの職種に向いているのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。

①営業

スポーツメーカーを支える仕事の1つに、営業職があります。

スポーツメーカーは基本的に、自社の直営店だけでなく全国のさまざまな小売店に商品を卸すことで販売をしています。そのため、小売店に自社商品を置いてもらえるような営業活動が欠かせないのです。

営業活動によって、自社商品がより顧客の手に取りやすい場所に置かれるかそうでないかが決まるので、自社の商品をより多くの人に広めるためにも、営業職はとても重要な仕事といえますね

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各小売店でのイベントなども営業職がアポイントを取ることで開催できるので、自社商品の宣伝のためには欠かせない存在ですね。

営業職の志望動機のポイントは、この記事で詳しく解説しています。

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②企画・マーケティング

企画・マーケティング職は、メーカーの仕事として憧れる人も多い職種です。自分の企画が商品として形になり、顧客に届く経験ができるという点でも、大きなやりがいがある仕事といえます

しかし、業務として担う部分が大きいため、マーケティング職同士の連携はもちろん、他部署との連携が必要な場合もあります。影響力の大きな仕事である分、華やかな面だけではないということも覚えておきましょうね。

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業務の範囲が大きい分、慣れるまでは厳しいかもしれませんが、やはり自分の考えが形になることは大きなやりがいにつながりますよ!

企画職の仕事内容についてあらためて知りたい人は、この記事もおすすめです。

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③広報

広報職には「社内広報」と「社外広報」という分類があり、スポーツメーカーでのそれぞれの役割は以下の通りです。

スポーツメーカーの社内広報と社外広報の役割の違い
  • 社内広報:社員に向けて、所属チームの情報を共有して、社内の情報共有やコミュニケーションを活性化させる役割
  • 社外広報:消費者やマスコミに向けて、所属チームの情報やイベント情報などを発信して認知拡大を促す役割

多くのスポーツメーカーは、スポーツ選手やチームが所属している場合が多いので、どちらの広報もその所属チームの情報発信が軸となります。自社のブランディングを左右するやりがいがある仕事な一方で、選手の個人情報を取り扱うという点で責任の重い仕事でもありますね

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よく試合の実況などで選手のプライベートな情報が公開されることもありますが、あれも広報からの情報提供の場合が多いんですよ!

④製品デザイン

製品デザイナーは、企画・マーケティング職が考えた商品のコンセプトや大まかなイメージを実際に形にしていく仕事です。

企業によってはイメージカラーや形のテンプレが決まっている場合もありますが、デザイナーがイチからデザインを考える場合もあります。案件によってデザインの自由度も異なるので、企画・マーケティング職の担当者の要望をしっかり聞いて理解することが欠かせません

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企画職と同じように、自分のアイデアが製品に反映されるのは大きなやりがいにつながる仕事といえますね。

⑤研究開発

新商品開発や製品の改良に欠かせないのが、研究開発職です。具体的には、スポーツウェアの素材を新しく開発したり、より機能性の高い製品を作るために選手とシミュレーションをして改良を重ねたりする仕事です。

研究開発職に就職するためには、基本的に大学や大学院でスポーツ製品に関する研究をしている必要があるので、もし目指しているなら、志望企業の研究開発職にどのような学部・学科の人が入社しているのかを調べておくと良いでしょう

研究職に向いている人の特徴は、この記事を参考にしてみてくださいね。

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⑥バックオフィス業務

最後は、バックオフィス業務です。これは人事・法務・経理など、企業の経営や運営を支える仕事をまとめた呼び名です。

これらの業務を簡単に説明すると、以下の通りです。

バックオフィス業務の詳細
  • 人事:社員の採用や育成、部署移動などを担う
  • 法務:自社の商品やサービスが法律や定められた基準を遵守しているかの確認を担う
  • 経理:企業内で動くお金の管理を担う

どれもスポーツメーカーを存続させるために欠かせない業務になります。企画職や営業職などに比べるとあまり新卒採用として募集がある部署ではありませんが、新卒からこのような部署に配属されることもあるのでぜひ知っておきましょうね。

吉川 智也

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総合職採用のスポーツメーカーでは販売職への配属可能性もある

スポーツメーカーを志望する学生の中には、販売職ではなくて営業や企画として活躍したいと考えている人もいますよね。しかし、多くのスポーツメーカーは「総合職採用」をおこなっているため、販売職に配属になる可能性が高いことを覚えておきましょう。

はじめは自分の希望する部署ではなくてがっかりするかもしれません。しかし販売職を経験してから営業や企画に異動すると、より活躍できる人材になりますよ。たとえば、企画職であれば、「どのような顧客が来店しているのか」や「来店する顧客はどのような悩みを持っているのか」などを知らなければ良い商品を企画することはできません。これらを学ぶ方法は、販売職として顧客と直接かかわることですよね。

たしかに、一度販売職を経験してから興味ある仕事に異動することは、遠回りに感じるかもしれません。しかしより良い価値提供をするためには必要な経験なので、マイナスに捉えるのではなくポジティブに捉えることもポイントですよ。もちろん志望する部署がある学生は、そのことをアピールをすることで最短で理想のキャリアを歩める可能性もあるため必ずアピールしましょう。

事前に知っておこう! 国内外のスポーツメーカーの有名企業10選

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今更かもしれませんが、大手のスポーツメーカーってどのような企業があるのでしょうか? 好きなスポーツブランドしか詳しくなくて……。

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企業を比較するうえでぜひ知っておいてほしいので、国内と海外メーカーのどちらも紹介しますね。

スポーツメーカーへの就職を目指すなら、国内外の有名スポーツメーカーについての情報は持っておきましょう。志望企業の特徴を分析するうえでも必要になるので、ここで紹介する10社についてはぜひ知っておいてくださいね。

国内スポーツメーカーの有名企業5選

まずは国内のスポーツメーカーについてです。国内メーカーの売上ランキングの上位5企業は以下の通りです。

  • 企業名:アシックス
  • 特徴:海外展開にも成功している国内売り上げ1位のメーカー
  • 強み:人間工学に基づく製品開発
  • 主力商品:ランニングシューズ
  • 企業名:ミズノ
  • 特徴:高齢化社会や義足用スポーツ用品など多岐にわたる事業展開
  • 強み:創業から100年以上続く品質重視のものづくり
  • 主力商品:野球用品、ゴルフ用品
  • 企業名:デサント
  • 特徴:日本人の体型に合った使い心地にこだわった商品開発
  • 強み:高機能・高品質をベースとしたデザイン性の高さ
  • 主力商品:各種スポーツウエア
  • 企業名:ゴールドウイン
  • 特徴:「THE NORTH FACE(ザ ノース フェイス)」など多数ブランドを展開
  • 強み:ユーザーの生の声を反映させた商品づくり
  • 主力商品:スキーウエア、アウトドア衣料
  • 企業名:ドーム
  • 特徴:「UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)」の日本総代理店
  • 強み:UNDER ARMOURのブランド力
  • 主力商品:野球用品

アシックス、ミズノ、デサントの3企業は、スポーツブランドとしても有名な企業なので、商品を実際に使用したことがある人も多いでしょう。特にアシックスは、ランニングシューズで国内外で人気を誇っており、国内スポーツメーカーの代表的な企業ですね。

一方でゴールドウイン、ドームのように、有名スポーツブランドを展開していても、ブランド名と企業名が一致していないと企業名だけではイメージしにくい場合もあります。好きなブランドの運営会社まで調べてみるのがおすすめですよ。

外資スポーツメーカーの有名企業5選

海外のスポーツメーカーのランキングは下記の通りです。

  • 企業名:NIKE(ナイキ)
  • 特徴:売上2位に大差をつけ、世界売上1位のスポーツメーカー
  • 強み:ブランド認知度の高さとアスリートから信頼される品質の高さ
  • 主力商品:競技用シューズ、スニーカー、スポーツウエア
  • 企業名:adidas(アディダス)
  • 特徴:売上規模1兆円を超える世界売上2位のスポーツメーカー
  • 強み:流行の最先端を取り入れた商品開発
  • 主力商品:競技用シューズ、スポーツウエア
  • 企業名:PUMA(プーマ)
  • 特徴:ファッションブランドとしての側面も持つスポーツブランド
  • 強み:高機能・高品質をベースとしたファッション性・デザイン性の高さ
  • 主力商品:アスレチック(運動)とレジャー(余暇)を組み合わせた、「アスレジャー」関連商品
  • 企業名:SKECHERS(スケッチャーズ)
  • 特徴:日本の知名度は低めだがアメリカ国内シェア2位のシューズブランド
  • 強み:若者からシニア世代まで使用できるデザインの幅広さ
  • 主力商品:シューズ、フットウエア
  • 企業名:lululemon(ルルレモン)
  • 特徴:小売業でありながらイベント開催なども展開
  • 強み:「スウェットライフ」を拡大するための多様な事業展開
  • 主力商品:フィットネス用品

どのメーカーも、世界中で人気なスポーツブランドで、特にNIKE、adidas、PUMAは子どもの頃からなじみのあるスポーツブランドとして愛用している人も多いのではないでしょうか。

外資系のスポーツメーカーでも新卒採用をおこなっているところも多いので、どのような求人があるのかぜひ確認してみてくださいね

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スポーツ好きは前提! スポーツメーカーでもとめられる人物像

スポーツメーカーでもとめられる人物像
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スポーツメーカーは人気なイメージがあるので、もとめられる人物像もレベルが高いのでしょうか?

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そうですね、ただ単に「スポーツが好き」というだけでは足りないので、どのような人がもとめられているのか解説していきます。

スポーツメーカーへの就職を目指す人の特徴として、何かしらでスポーツに触れていて、スポーツが好きという点があげられます。これは前提条件といえるくらい当たり前なので、スポーツに関心があることに加えて、企業によってもとめられる人物像があります。

ここでは、多くのスポーツメーカーで共通してもとめられる人物像を3つ紹介します。

①チャレンジ精神がある

スポーツメーカーでは、顧客のニーズの変化に合わせて、日々新しい商品の企画やターゲット層の拡大などに努めています。そのため、現状に満足せずにどんどん新しいことに挑戦する姿勢はもとめられます。

スポーツメーカーの現状と課題でも説明しましたが、日本の少子化が進んでいることによって、現状維持では売上を伸ばすことは難しくなっています。だからこそ、新しい施策や商品の打ち出し方を積極的に考えられるようなチャレンジ精神がもとめられているのです

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顧客のニーズは移り変わりが激しいので、ためらっていたら流行が過ぎてしまうこともあります。その点でも、物怖じせず挑戦できる姿勢は重宝されますよ。

チャレンジ精神の効果的なアピール方法は、この記事で解説しています。

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②グローバルな事業に興味がある

販路の拡大のために、海外展開に力を入れているスポーツメーカーが増えているため、グローバルな事業に興味関心がある人ももとめられます。加えて、海外進出の際に活かせるスキルや留学の経験があるとなお良いでしょう。

もし留学経験をアピールできなくても、TOEICやTOEFLなどのスコアを提示するなど、海外で働くために努力していることを証明する方法はあります。ただ「興味がある」だけではなく、行動に移していることをアピールすると、より高評価につながりますよ。

③スポーツ製品を軸とした将来のビジョンがある

スポーツ業界の中でもメーカーを志望しているので、スポーツ製品を通じてなにか成し遂げたいこと、やりたいことがある学生は、どのメーカーでももとめられます

そのビジョンが具体的であればあるほど面接官には伝わりますが、もし漠然としたビジョンしか浮かばない場合でも、その状態を伝えてみてください。学生のうちから詳細まで考えるのは難しいので、「スポーツ製品を通じて何か成し遂げたいことがある」ということを伝えることが大切なのです。

とはいえ、将来のビジョンの考え方がわからないという人もいるでしょう。将来のキャリアについての考え方を知りたい人は、この記事を参考にしてみてください。

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塩田 健斗

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スポーツ経験がない学生でもスポーツに興味があれば就職できる

学生によってはスポーツ経験はないけれど、観戦することが好きでスポーツメーカーを志望している人もいますよね。このような学生は、スポーツ経験がある学生に比べると評価されないのではと不安に感じているかもしれません。しかし、スポーツ経験がない学生であっても内定獲得することは可能なので安心してくださいね。

就職後に必要なことは、スポーツを経験していることよりも、顧客に満足してもらえる商品やサービスを提供することです。このような価値を届けるためには、スポーツをしているかどうかよりも、別のスキルやスタンスが重視されることがほとんどです。たとえば、スポーツ経験がなかったとしても、接客経験があって相手の立場になって考えられる人であれば、入社後に接客業として活躍できますよね。

このように、スポーツ経験があるかどうか以外のことも就活では重視されているので、「スポーツ経験がある」と自分を偽らずに等身大としてアピールすることが重要ですよ。

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好きなことを仕事に! スポーツメーカーへ就職する3つのメリット

スポーツメーカーへ就職する3つのメリット
  • スポーツ製品を通して世界に影響を与えられる
  • 好きなスポーツブランドを広めることに携われる
  • 同じ志や興味を持った人と働ける

スポーツメーカーへの就職のメリットとして、スポーツ好きが前提にあるからこそ、好きなことを仕事にできることを思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし、スポーツメーカーで働くメリットはそれだけではありません。ここでは、スポーツメーカーへ就職する3つのメリットを紹介します。

スポーツ製品を通して世界に影響を与えられる

スポーツ業界の中でも、製品の企画や開発に携われるのはスポーツメーカーの特徴なので、製品を通して世界に影響を与えられるのは大きなメリットといえます。

また、多くのスポーツメーカーは、1つの競技に特化したスポーツ製品を開発するのではなく、幅広いスポーツにかかわる製品を販売していますよね。1つの競技にこだわらないからこそ、子どもからお年寄りまで、より幅広い世代に影響を与えることができるという点もスポーツメーカーの良さですね

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スポーツ業界の中でも、より広い世代にアプローチできるのは大きなメリットですよね!

好きなスポーツブランドを広めることに携われる

スポーツメーカーの強みは自社ブランドの製品にかかわれることなので、好きなブランドをより多くの人に認知してもらい、使ってもらうことに貢献できるのもメリットの1つです。

国内のスポーツメーカーは特に、日本での知名度や人気はあっても、まだ海外ではシェアを取りきれていないメーカーもあります。そのため、どのように認知を広めていくか、競合企業と差を付けるかなどを考えて、より好きなブランドを広める仕事に携わることができるのです。

直接的に認知を広める業務としてかかわらなかったとしても、会社全体で仕事はつながっているので、自分の好きなブランドに貢献できたと感じられるのは大きなメリットですね

同じ志や興味を持った人と働ける

数ある業界のなかからスポーツ業界を選んでいるということは、入社の時点でスポーツに興味関心があるという価値観の人が集まっている可能性が高くなります。加えてメーカーを志望しているので、製品でなにか大きな影響を与えたいという似た志を持っている人が見つかる可能性も高くなるのです。

一緒に働く人や環境は仕事の充実感に直結する要因なので、同じ価値観、同じ目標を持った人と働ける可能性が高いこともスポーツメーカーに就職するメリットといえますね

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ブランドへの愛や熱量が同じだと、仕事への熱量も合うことが多いので、切磋琢磨して働くことができますよ!

スポーツメーカーへの就職は厳しい面もある! 2つのデメリット

スポーツメーカーへ就職する2つのデメリット
  • 部署によっては土日出勤の可能性がある
  • 希望の部署に入れないリスクもある
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スポーツメーカーで働くメリットが全部魅力的で、ますます行きたくなりました!

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それは良かったです! でもメリットだけではなく、大変な面もあるので両面を知っておきましょうね。

スポーツメーカーのやりがいやメリットを見て、より志望度が高まった人もいるかもしれませんが、やりがいが大きい分、大変な面も当然あります。ここではスポーツメーカーに就職した場合の主な2つのデメリットを紹介します。

部署によっては土日出勤の可能性がある

スポーツメーカーの多くは所属チームがあるので、そのチームの応援やサポートなどによっては土日出勤になる可能性があります。配属部署によるので一概には言えませんが、土日出勤で平日が休みになる部署もあるということを覚えておきましょう。

サポートチームが好きで応援も苦にならないという場合は問題ありませんが、仕事とプライベートをきっちり分けたいタイプだと、少しストレスに感じてしまうかもしれませんね

希望の部署に入れないリスクもある

スポーツメーカーの新卒採用は細かな職種で募集されるのではなく、「総合職」として募集される場合が多くなります。そのため、最初から必ず希望の部署で働けるとは限らないのです。

将来やりたいことがあるのは素晴らしいですが、それ以外の仕事だとやる気が出ないというスタンスだと、もし希望外の部署に配属された際に苦労することになります。選考を受ける前に、「もし希望の部署に行けなかったとしてもこの企業に入りたいのか」ということを一度考えておくと良いでしょう。

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企業ではなく仕事内容に固執しているのか、その企業が好きで入りたいのか、切り分けて考えてみると答えが見つかりやすいかもしれませんよ。

スポーツメーカーの就職には自己理解が必須! 考えるべき3つのポイント

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メリット・デメリットを知ったうえでも、やっぱりスポーツメーカーが魅力的だなと思いました!

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それなら早速選考のための準備を始めましょう! スポーツメーカーへの就職には自己理解が必須なので、まずは自己分析から進めてみるのがおすすめです。

スポーツメーカーへの就職を目指すなら、企業分析はもちろん、自己分析も重要になります。どのような点を深堀りしておくべきなのか詳しく解説します。

①なぜスポーツ業界に興味を持ったのか

まずは、スポーツ業界で就職したいと思った理由を振り返りましょう。スポーツが好きな人はたくさんいますが、そこから「スポーツを仕事にしよう」と考える人は限られてきます。

ただスポーツをやることが好き、見ることが好きという段階から、「スポーツを仕事にしたい」と思ったタイミングで何を感じたのかを言語化してみましょう

なかには、「仕事にしたい」と思ったタイミングではスポーツメーカー以外のスポーツ業界の仕事を志望していた人もいるかもしれません。しかし、スポーツを仕事にしたいと思った原点を振り返ることが目的なので、素直にスポーツ業界に興味を持ったきっかけを思い返してみてくださいね。

②スポーツメーカーを目指したきっかけは何か

次は、スポーツ業界の中でも「なぜスポーツメーカーを目指したのか」を振り返りましょう。スポーツメーカーの何を魅力に感じたのか、どのような出来事があって憧れるようになったのかなどは、志望動機の根幹となる部分になるので特に重要です。

このきっかけをはっきり言語化できれば、もし希望の部署に配属されなかったりやりたい仕事ができていないと感じたりしたときも、この原点の気持ちに立ち戻ることができます。選考を突破するためにも、入社後に活躍するためにも、事前に振り返ることが大切なのです。

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就活を機になんとなく志望したという人も、その「なんとなく」を細かく振り返ることできっかけが見えてくることもあります。小さな出来事でも見逃さずに振り返りましょうね。

③スポーツ製品を通して何を成し遂げたいのか

最後に、「スポーツメーカーの製品を通じて何を成し遂げたいのか」を考えてみましょう。面接でもよく聞かれる「将来のビジョン」と同じようなイメージですね。

スポーツメーカーに入社する以上、スポーツにかかわる製品を通じてなにか影響を与える仕事に携わることになりますよね。人気があり難易度が高いスポーツメーカーの選考では、製品への想いだけでなく、入社後の未来にどのような貢献ができるかがカギになるのです

最初はざっくりとしたやりたいことでも構いません。少しずつ具体性を高めていき、初めてその話を聞く面接官にもイメージが湧くように詳細を伝えられるよう考えてみてくださいね。

北浦 ひより

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スポーツ選手経験を活かしてスポーツメーカーに貢献したいという動機は高く評価される

スポーツメーカーを志望する学生の中には、プロのスポーツ選手への道を諦めてメーカーの選考に応募している人もいますよね。このような学生は「プロスポーツ選手になることを諦めた」ということや「プロ選手になれなかったからメーカーを志望する」ということがネガティブに評価されないか不安を感じるのではないでしょうか。

たしかに、「選手になれなかったのでスポーツメーカーを志望しています」と伝えるとマイナス評価になってしまいます。しかし、スポーツ経験を通じて得られたこと・経験をスポーツメーカーで活かしたいと伝えれば高い評価が得られますよ。

たとえば、サッカー経験を活かして「顧客に合った商品の提案をしたい」や「選手のニーズが満たされる商品企画に携わりたい」などはポジティブな志望動機ですよね。また、今までの経験が活かせるとプラスの評価を得ることもできます。このように今までのスポーツ経験を手段として、どのように経験を活かしたいのかをアピールすると高評価が得られますよ。

最低限押さえよう! スポーツメーカーの選考対策4選

スポーツメーカーの選考対策4選
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それではいよいよ選考対策を進めていきましょう!

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就活生

お願いします! 何からやったら良いかわからないので……。

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最低限押さえてほしい4つの対策を紹介するので、まずはここからはじめてみましょう!

スポーツメーカーの選考は、ライバルも多いのでしっかりとした対策が必須です。自己分析と企業分析、どちらもしっかりおこないつつ、これから紹介する4つの対策も参考にして進めましょう。

①もとめる人物像をしっかり分析する

まずは、志望企業がどのような学生をもとめているのかを知りましょう。企業のホームページを見たり会社説明会に行ったりして、その企業がもとめている人物像、またそのなかで1番重要な要素はどれなのかを分析しましょう。

同じスポーツメーカーというくくりでも、もとめている人物像は少しずつ異なります。その企業が最も大切にしている要素が企業の色になるので、ホームページだけでわからない場合はOB・OG訪問なども活用して、もとめている人物像を深く分析しましょう。

②そのスポーツメーカーだけの価値を深く分析する

それぞれのスポーツメーカーには、コンセプトや特徴があるので、志望するスポーツメーカーだけの価値を言語化できるよう準備することも大切です。

わかりやすい部分として、コンセプトや商品への想いなどは理念や代表者メッセージにあらわれるので、まずは興味のあるスポーツメーカーの理念や想いを比較して、どの企業が一番共感できるか、イメージしやすいかを考えてみましょう

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同業他社と比較をしながら志望企業だけの要素を見出していくと、徐々に具体的な価値がわかってきますよ。

③自己分析から将来のビジョンを言語化する

自己分析で「スポーツ製品を通して何を成し遂げたいのか」を考えましたが、それを入社後の自分に当てはめて言葉にしてみましょう

たとえば成し遂げたいことが「スポーツを通して幅広い世代に健康な生活を提供したい」で、営業職を志望しているとします。この場合は、営業職でこのビジョンに対してアプローチできる方法を考えて、志望動機に組み込む必要があります。

例文

営業活動を通して自社商品をより多くの人に手に取っていただき、人々の生活の中にスポーツを日常化させることで、今より幅広い世代に健康な生活を送ってもらう手助けをしたいと考えています。

このように、仕事のイメージもついていて、将来のビジョンも考えられていれば、入社後の姿も具体的に伝えることができますよ。

④インターンシップに参加する

スポーツメーカーに限ったことではないですが、インターンシップ(インターン)への参加は、企業を知るうえでも、仕事を知るうえでも有効です。

企業によってインターンの内容や期間は異なりますが、どのような形態のイベントでも、もとめる人物像などの選考に関する情報から、社員の雰囲気などの文面ではわからない情報も手に入れることができるでしょう

インターンを経てより深く会社を知ることで、志望動機が変化する場合もあるので、ぜひ早めに準備をして参加しましょう。

インターンのエントリーシート(ES)の書き方にもポイントがあるので、この記事を読んで事前に確認しておきましょう。

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知識より人柄! 選考ではスポーツ関連の学部が優遇されるわけではない!

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噂で、スポーツメーカーへの就職はスポーツ系の学部の人が有利って聞いたんですけど本当ですか?

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たしかにそのような噂が流れていますよね。真相を解説しますね。

スポーツメーカーへの就職では、「スポーツ関連の学部や学科の人の方が選考に通りやすい」ということがよく言われるのですが、これはあくまで噂で、特に優遇されることはありません。

たしかに知識として持っておいて損はないうえに、入社後に活用できる場面は多くあるかもしれませんが、あくまでアピールポイントの1つなのでスポーツ関連の学部・学科でなくても就職は可能です。

そのため、逆にスポーツ関連の学部・学科の人は、知識があるからといって対策を怠ってしまうと内定獲得は難しくなってしまいます。学んだ知識を活かしてどのように企業に貢献できるかを考えてしっかり対策をしましょうね。

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研究開発職だけは専門知識を持った学生に限られてしまいますが、それ以外の職種はどんな学部・学科でも挑戦できますよ!

職種別|スポーツメーカーの志望動機例文4選

自己分析と企業分析がしっかりできても、実際に志望動機を作成しようと思うと手が進まないということもありますよね。

最後に職種別の志望動機例文を紹介するので、ぜひ参考にしながら自分なりの志望動機を作ってみましょう。

例文①:営業職

例文

私の強みであるチャレンジ精神を活かして、貴社商品をより幅広い地域に届けたいと思ったため、志望いたしました。

大学時代にIT企業の営業職の長期インターンシップに参加し、新規顧客への架電をメインとした営業を経験しました。自社の商品を知らない人に興味を持ってもらう難しさを実感し、最初はノルマの半分も達成できず苦戦していたのですが、周りの先輩のやり方を積極的に取り入れて、合わなければ別の方法を探して取り入れるということを繰り返して自分のスタイルを確立していきました。

その結果、ノルマを達成することはもちろん、インターン生の中で1番の獲得数を実現しました。貴社に入社後も、なんでも行動してみるというチャレンジ精神を活かして、より貴社商品を多くの店舗に置いてもらえるよう貢献していきたいと考えています。

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大学時代の経験をどのように活かすのかがわかりやすい志望動機ですね! 文字数によっては、自分のスタイルを確立するまでの過程をよりアピールできそうですね。

例文②:企画・マーケティング職

例文

将来、貴社商品を通じて、運動に苦手意識がある人でも気軽に体を動かせるようにしたいと考えているので、貴社を志望いたしました。

私は元々あまり運動が得意ではなく、小学生の頃は学校の体育の授業もできれば参加したくないと思うほどでした。しかし中学生の時、好きな漫画と貴社のコラボ商品が発売され、初めてランニングシューズを購入しました。

せっかく購入したので使わないのももったいないと感じ、そこから週1回ほどそのシューズで散歩をするようになりました。運動は苦手でしたが外に出ることは好きだったので、だんだんと歩くことが楽しくなり、今では週2回ランニングをするようにまでなりました。

このように運動に苦手意識がある人も、なにかのきっかけで体を動かす楽しさを知ることができると実感しました。スポーツ用品の中でも手に取りやすいシューズを主軸としている貴社ならより幅広い層にアプローチができると感じ、貴社の企画職を志望いたしました。

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実体験をもとにして想いを伝えられていますね。入社後にやりたいことをもう少し説明できるとより良くなりますよ!

例文③:広報職

例文

貴社を志望する理由は、説明会の際に貴社の広報の方から仕事の心構えを伺って、その考え方に共感したためです。

その説明会では、社内広報の役割についてあらためて知ることができました。〇〇様が「チーム広報として自社のスポーツチームの魅力を社員にも知ってもらうことで、業務全体の士気を高めることにも貢献している」と話していて、広報はメディアの露出を促進する仕事がメインだと思っていたので、社内の結束力を高めるための情報発信もできるという点に魅力を感じました。

大学時代も、チームの結束力を高めるために交流の場を提供したりイベントを開催したりすることが得意だったので、貴社でも広報として社員同士の交流を促進できるような働きかけをしたいと考えています。

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志望するきっかけを具体的に伝えられていますね! 入社後の展望についてもっと具体的に伝えられるとより良くなりますよ。

例文④:研究開発職

例文

貴社を志望した理由は、貴社スポーツウエアの耐久性へのこだわりに惹かれたためです。

中学生の頃から貴社商品を愛用しており、どれだけ使用してもへたれない耐久性の高さと軽さを両立している点に興味を持っておりました。そして商品について調べるうちに、高い技術力を持っていても、常に素材やデザインを改良し続けている貴社の商品開発への姿勢に魅力を感じて、私もそのような向上心を持った環境で働きたいと感じました。

学部時代、大学院時代のどちらも、〇〇という素材をテーマにして商品の耐久性をどのように補強できるかについて研究をしていたので、少しでも貴社商品の研究開発に貢献できればと考えています。

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自分の研究テーマと仕事がリンクしていることをアピールできていますね! どのような製品を作りたいのか、どのような影響を与えたいのかも伝えられると良いですね。

徹底的に企業と自分を分析して憧れのスポーツメーカーへ就職しよう!

スポーツメーカーとは、スポーツ関連の製品の企画から製造までを担う企業のことで、国内外でさまざまな企業が存在します。業界全体としては、新型コロナウイルス感染症による減収から回復してはいても、少子化なども課題はいまだ残っています。

スポーツメーカーへの就職を目指す人が知っておいてほしいのは、仕事内容ともとめられる人物像、働くメリット・デメリットです。特にもとめられる人物像は、志望動機や自己PRにも影響があるので、詳しく分析しておきましょう。

選考対策のポイントや志望動機例文も一緒に紹介しているので、志望するスポーツメーカーの内定を獲得できるよう自己分析と企業分析を徹底しましょうね。

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