目次
- インテリア業界は幅広いため内容をしっかりと把握しておく必要がある!
- そもそもインテリア業界ってどんなところ?
- インテリア業界は大きく3つにわけられる
- 家具
- 生活雑貨
- 住宅設備
- これだけは押さえておきたいインテリア業界の主な職種
- ①営業
- ②企画制作
- ③販売
- インテリア業界に向いている人の特徴
- 普段からインテリアにこだわっている人
- デザインやものづくりが好きな人
- コミュニケーション能力に自信のある人
- 選考対策として知っておきたいインテリア業界のトレンド
- 巣ごもり需要で低価格帯の家具雑貨は好調
- 少子高齢化からくる販売不振が今後の課題
- ミスマッチを起こさない企業選びの軸の立て方
- その企業の商品を好きになれるか
- 自分の志望している職種に就けそうか
- 待遇面に納得ができるか
- 学生時代にしておくとインテリア業界の選考で有利なること3選
- ①自分の好みに合う家具や雑貨を販売している企業を探してみる
- ②家具や雑貨の販売のアルバイトをしてみる
- ③インテリア系のイベントに参加して知見を深めておく
- インテリア業界の選考で持っておくと役立つ資格
- インテリアプランナー
- インテリアコーディネーター
- カラーコーディネーター
- インテリア業界の志望動機で押さえておきたい3つのポイント
- ①なぜインテリア業界で働きたいのか
- ②なぜその企業で働きたいのか
- ③どうやって企業に貢献していきたいのか
- インテリア業界の企業に好印象な職種別の志望動機例文
- ①営業
- ②企画制作
- ③販売
- インテリア業界の面接で頻出の質問3選
- なぜインテリア業界を志望したのか
- インテリアに興味を持ち始めたきっかけはなにか
- インテリアの仕事を通じてなにを成し遂げたいのか
- インテリア業界への理解を深めて企業選びと選考対策に役立てよう!
インテリア業界は幅広いため内容をしっかりと把握しておく必要がある!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「インテリア業界ってどんな業界ですか?」
「インテリア業界で働くためにはどうすればいいですか?」
インテリア業界に興味のある就活生からこのような相談を受けることがあります。インテリア業界は内装設備から家具、生活雑貨までと取り扱う商品も幅広く、専門的な職種も多いため、まずはインテリア業界の全容についてしっかりと理解しておかなければ、志望企業を探す最初の段階で手間取ってしまい、結果的に就活全体で遅れを取ってしまうでしょう。
しかし、そういった事情をあらかじめ理解し、インテリア業界の分野についてや取り扱う商品やサービスの特徴をしっかりと把握しておけば、スムーズな就活のスタートが切れますよ。
さらにいえば、インテリア業界のトレンドや、持っておくと有利な資格についても理解しておけば、他の就活生に対し選考対策で差を付けることができます。
この記事では、そういったインテリア業界にエントリーしていくうえで知っておきたい必須の情報から、学生時代に経験しておくと選考で有利になることやインテリア業界に特化した志望動機の書き方のコツなどを解説します。納得のいく形で就活を終えたい人はぜひ参考にしてくださいね。
そもそもインテリア業界ってどんなところ?
インテリア業界とは主に住宅の設備関連から、家具や生活雑貨といった内装に関する商品やサービスを提供していることを特徴とした業界です。インテリア業界に含まれる商品やサービスの種類が幅広いことから、それに伴って企業の種類もさまざまです。
そのため、インテリア業界を志望する場合は業界や企業への深い理解が求められます。ただ「インテリア業界にで働きたい」で終わらせず、「インテリア業界の〇〇の分野における〇〇の職種の就きたい」と、より深掘りしておきましょう。
またそのためには、自己分析で自身の適性と資質を理解しておくことが効果的ですよ。自己分析を用いて適職を探すにはこちらの記事が参考になります。
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インテリア業界は大きく3つにわけられる
インテリア業界に含まれる商品やサービスは非常に幅広いため、志望企業を決めて就活のスタートを切るためには、まずは実際にどんな分野がインテリア業界に含まれているのかを把握し、それぞれの特徴について理解しておく必要があります。
ここではそういったインテリア業界の分野を「家具」「生活雑貨」「住宅設備」の3つにわけて解説していますので、ここで業界の中身についてしっかりと理解しておきましょう。
業界研究の効率的な進め方についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
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家具
インテリア業界と聞いて多くの人が想像するのが家具の分野でしょう。私たちの身近にあるタンスや机、椅子など、生活していくうえで欠かせない道具を取り扱う分野となります。
家具といえども、内容は商品の企画から製造、販売までと工程はわかれています。さらには、家庭用家具とオフィス用家具にもわかれているため、インテリア業界の中でも家具の分野を志望している場合は、まずは自身が具体的どんな仕事をしたいのかを把握し選択していく必要があります。
家庭用家具
家具の中でも多くの人にとって馴染み深いのはこの家庭用家具でしょう。身の回りを見渡したとき部屋の中にあるほとんどのものがこの家庭用家具に含まれます。
あらゆる人が家具を利用することから、企画製造では多種多様なニーズに合わせた商品の生産が、販売では多様なライフスタイルに合わせた商品を提案するスキルが求められでしょう。
オフィス家具
オフィス家具という言葉を聞き慣れない人も多いでしょう。企業のオフィスに置くロッカーや作業机、会議用の机などオフィス内における家具全般を指します。
家庭用家具を同じようにデザインも大切にしていますが、それよりも機能性がより重視される傾向にあります。オフィス用の家具を導入することで、どのようにして業務に役立つのかといった視点で商品を開発していくことが求められる分野ともいえます。
生活雑貨
生活雑貨は部屋の飾り付けやキッチン雑貨など、家具の分野に比べれば暮らしていくうえで絶対に必要とはいえませんが、生活を便利にしたり、日々の暮らしに彩りを与えてくれるなど、心地良く暮らしていくためには欠かせない分野であるともいえます。
そのため、人々のニーズに応えた商品開発をするというよりも、自分でも気づけないような潜在的なニーズを見つけ出して商品を開発していくといった姿勢が求められる傾向にあります。
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住宅設備
インテリア業界は内装にかかわる全般的なことを含むため、家具や雑貨だけでなく住宅設備も部分的に扱います。具体的にはお風呂の内装やキッチン設備などが挙げられます。
住宅設備の分野は建築業界と密接にかかわるため、企画や設計に携わりたい場合は住居設計に関する専門的な知識が求められるでしょう。
これだけは押さえておきたいインテリア業界の主な職種
- 営業
- 企画制作
- 販売
インテリア業界といえども、営業から企画制作、販売などその職種はさまざまです。そのため、自分のやりたい仕事は志望企業では任せてもらえそうなのか、あらかじめ募集職種から確認しておく必要があります。
また、自身のやりたい仕事はどの職種に含まれるのかを事前に把握しておけば、志望企業選びだけでなく、具体的な志望動機を書くことにも活かすことができますよ。
ここではインテリア業界の主な職種を3つにわけて解説していますので、どんな仕事に興味があるのかここで確認しておきましょう。
①営業
インテリア業界における営業職は他の業界の営業職と大きく変わりませんが、扱う商品やサービスがインテリアという幅広い分野となるため、自社の商品やサービスに対する深い理解がより求められます。
また生活に直接的にかかる分野であるからこそ、購入者のニーズを理解し、それぞれのライフプランに合わせた提案をする必要があるため、自社商品への理解だけでなく、クライアントについてもしっかりと理解しておくことが必要となります。
②企画制作
インテリア業界を志望する人の中でも人気なのがこの企画制作の職種です。とはいえ、インテリア業界の企画制作の仕事は専門的な知識が求められる場面が多く、第一線で活躍する人の多くは専門的な資格を取得しています。そのため未経験の人がいきなり企画制作に携われる可能性は低いでしょう。
経験を積んでいつかは企画制作の仕事に携わりたい人は、ただ「企画制作を目指す」よりも「企画制作の職種の中の〇〇を目指す」としたほうが、キャリアプランも立てやすいはずです。
インテリア業界に企画制作に含まれる専門的な職種は以下のとおりです。
- インテリアデザイナー
- インテリアプランナー
- インテリアコーディネーター
企画職についてはこちらの記事が参考になりますよ
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③販売
店頭などで自社の商品を販売する販売職は、お客様ともっとも近い位置にいることから、購入者のニーズの理解がしやすく、また販売を通じて自社の商品への理解も深まるため、まずは販売職を経験してから企画職などにキャリアチェンジすることが多くあります。
インテリア業界の知識や経験が全くない人でもエントリーしやすい職種でもあるため、まずは販売職から始めて見るのも良いでしょう。
販売職についてはこちらの記事の解説も参考にしてください。
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インテリア業界に向いている人の特徴
就活生
キャリア
アドバイザー
インテリア業界では家具や雑貨の企画制作から内装のコーディネートなど、名前の通りインテリアに直接的にかかわる業務が多いです。そのためデザインが得意な人が向いているのはもちろんですが、向いている人の特徴は他にもありますよ。
ここではインテリア業界に向いている人の特徴を3つにわけて解説していますので、自身の適性が当てはまっているか確認してみてください。
普段からインテリアにこだわっている人
インテリア業界の企業では職種問わずインテリアにかかわる業務がほとんどです。そのため、普段からインテリアにこだわっている人は「好き」が仕事になるため意欲的に仕事に取り組むことができます。またそのこだわりを活かして新たなインテリアの企画を積極的に発案したり、販売や営業としてこだわりを活かした魅力的な説明ができるでしょう。
人によっては服にこだわりがあったり食にこだわりがあったりと、さまざまな選択肢がある中で、あえてインテリアにこだわりを持てることは一つの才能といえますよ。
キャリア
アドバイザー
こだわりがあるというのは、家具や雑貨のブランドに詳しいという人だけを指すわけではありません。雑貨屋さんがあればついつい寄ってしまったり、家具屋さんで自分で買ったお気に入りの家具などがある人も、インテリアにこだわっている人といえるでしょう。
デザインやものづくりが好きな人
インテリア業界の企業の業務には家具や雑貨をデザインしたり、実際に製造に携わることもあります。そういったことを踏まえると、デザインやものづくりが好きな人はインテリア業界に向いている資質や適性を備えているといえるでしょう。
デザインや設計を選考している学生はもちろんですが、普段から絵を書くのが好きだったり、なにかを作ることに喜びや楽しさを感じられる人も当てはまると考えてよいでしょう。
コミュニケーション能力に自信のある人
インテリア業界といえども1人で黙々とインテリアを考えるだけでは仕事はできません。企業に所属して働く以上、周囲の人と協力して仕事に取り組む必要があります。そのため、コミュニケーション能力はインテリア業界であっても重要視されます。
インテリア業界では企画・制作・販売の手を渡って商品が世に出るため、その流れの中で認識の齟齬が生まれないようしっかりとコミュニケーションを取ることができる能力は、インテリア業界のどの企業においても重宝されるでしょう。
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物によるものの基本的にインテリアは変えることが少なく、頻繁に取り変えるものではありません。そのため、インテリアの面から人の生活を支援するということは長期的な支援をすることにつながることから、インテリア業界はプライベートと仕事いずれのシーンにおいても、長期的に寄り添った支援ができる業界と言っても過言ではありません。
プライベートについては、生活の3大要素「衣食住」の「住」と密接にかかわっており、生活そのものを支援することになります。たとえば照明一つを考えてみても、食事を美味しく見せる明るさや、寝室の穏やかな雰囲気を作る配置など、生活の一部を顧客と一緒に考えていくのです。
そして、紹介したとおり私生活だけでなくオフィス家具もインテリア業界が扱っています。仕事の効率が向上するようなオフィス家具をデザインしたり、オフィスの設計を担当するなどを通じて、企業の成長支援をしているのです。具体的には、社員同士のコミュニケーションが取りやすいオフィスデザインをすると風通しがよくなり、自分が支援したことそのものが企業風土を作るきっかけにもなります。
このように自分がかかわった人の生活そのものや、企業のこれからの成長へ携われるからこそ、長期的な支援をしたい人もインテリア業界が適職といえますね。
選考対策として知っておきたいインテリア業界のトレンド
- 巣ごもり需要で低価格帯の家具雑貨は好調
- 少子高齢化からくる販売不振が今後の課題
魅力的な志望動機や自己PRを作るためには、インテリア業界のトレンドを理解しておく必要があります。業界では今どんなことが起きているのかを踏まえた自己PRや志望動機が
作れれば、熱心に業界研究をしている姿勢が評価されますよ。
また、トレンドから読み取れる今後の業界の動向から、今後求められるであろう人物像まで想像することができるため、まずは昨今のインテリア業界の主なトレンドについてをこの後で解説でしっかりと把握しておきましょう。
こちらの記事では自己PRの作り方について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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巣ごもり需要で低価格帯の家具雑貨は好調
新型コロナウイルスが世界的に拡大したことは、インテリア業界にも多大な影響を及ぼしました。外出自粛や在宅勤務など自宅で過ごす時間が増えたことから、巣ごもり需要として、多くの家庭が求めやすい低価格な家具雑貨の売り上げが伸びている傾向にあります。
とはいえこの状況がいつまで続くかは不透明なため、アフターコロナにおけるニーズの予測や、インテリア業界のあり方について考えていくことが求められています。
少子高齢化からくる販売不振が今後の課題
昨今の社会問題として大きく取り立たされている少子高齢化が影響することで、インテリア業界の販売業績に大きな影響を及ぼすと予測されています。
少子高齢化が進み新築物件を建てる人が少なくなることで、大型の家具の購入数に影響を及ぼしてしまうことや、そもそも人口が減れば必然的にインテリア関連の商品を購入する人が減ってしまうなど、影響はさまざまです。
今後も加速していくであろうこの社会問題に対してどう対応していくか、業界全体を巻き込んだ大きな課題となっています。
ミスマッチを起こさない企業選びの軸の立て方
インテリア業界は幅広い分野の企業があるからこそ、さまざまな企業の中から自身に合った企業を見つけるために、自分なりの企業選びの軸を立てておくことが大切です。仮に軸を立てないまま適当に志望企業を選んでしまえば、入社後にミスマッチを感じてしまう可能性もあります。
企業選びは就活のスタートにして今後の就活の軸を決めることとなる大切な段階です。ここでは企業選びの軸となる3つの判断基準を解説しますので、解説を参考にして自分なりの企業選びの軸を立ててみましょう。
企業選びの軸の立て方についてはこちらの記事も参考になりますよ。
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「企業選びの軸」回答例40選! 適切な答え方で説得力を持たせよう
企業とのミスマッチを防ぐためにも、企業選びの軸を面接前にしっかりと決めておきましょう。今回は、回答例40選とともに、自己分析によって企業選びの軸を決めるときの手法をキャリアアドバイザーが紹介していきます。企業選びの軸をしっかりと決めることで、ミスマッチを防ぐことができますよ。
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その企業の商品を好きになれるか
そもそもにおいて、志望する企業の商品を好きになることができなければ、やる気が湧かず企業研究も中々進まないため、志望動機や自己PR作りがスムーズにいかずスタートで出遅れてしまうでしょう。また商品を好きになることができなければ、入社後のモチベーションにも悪影響を及ぼす恐れがあります。
商品を好きになれるかを確認することは、企業選びにおける第一段階です。既に好きな雑貨や家具があるのであれば、その商品を生産販売している企業について調べてみるのも一つの手ですよ。
自分の志望している職種に就けそうか
志望企業の選考を突破して仮に入社できたとしても、自身の志望している職種に就けないようであれば、仕事内容に納得して働くことが難しく早期離職を引き起こしてしまうリスクがあります。
募集要項や採用ページを確認してみたり、選考の中で質問の機会があれば、自身の志望職種を伝えたうえで入社後の配属先について質問してみるのも良いでしょう。志望職種に就けるか確認しないまま入社してしまえばその後のキャリアプランにも響いてきますので、必ず確認するようにしてくださいね。
待遇面に納得ができるか
仕事をしていくうえで待遇面に納得できるかどうかというのは非常に大切な基準となります。やりがいだけでは仕事へのモチベーションを維持することは難しいため、給与や福利厚生、休日日数など、企業の提示する待遇が自身の求めている基準に達しているかきちんと確認しておきましょう。
- 基本給
- 固定残業代の有無
- 直近のボーナスの有無
- 福利厚生の内容
- 平均残業時間
- 年間休日数
「好きな仕事に就けるな待遇は気にしない」と考える人は少なくありませんが、その意識で企業を選んでいるとブラック企業に入社してしまう可能性があります。そうなれば入社をしても早期離職してしまうでしょう。「待遇面の確認は企業選びにおいて重要である」と頭に入れておいてくださいね。
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学生時代にしておくとインテリア業界の選考で有利なること3選
学生のうちから選考で有利になること理解しておけば、効果的な選考対策を早い段階から始めることができ、他の就活生にスタートダッシュで大きくを差を付けることができます。
ここでは学生時代にしておくとインテリア業界の選考で有利になることを3つ紹介しているので、早めに選考対策を始めておきたい人はぜひ参考にしてくださいね。
①自分の好みに合う家具や雑貨を販売している企業を探してみる
インテリア業界の企業が扱っている家具や雑貨の種類は企業によってさまざまです。企業ごとに異なった商品を扱っているからこそ、自分の好みに合う家具や雑貨を販売している企業が見つかれば、そのまま志望企業として選ぶこともできます。
自分の好みに合わない家具や雑貨であれば、そもそも興味を持つことが難しく、入社をしても意欲的に仕事に取り組めない可能性があります。選考対策のためにも、入社後に意欲的に働くためにも、まずは自分の好みに合う家具や雑貨を時間をかけて探しておくようにしましょう。
②家具や雑貨の販売のアルバイトをしてみる
インテリア業界の選考を受けていくと、家具や雑貨についての知識を求められることがあります。そういったときのために事前に知識を深めておくことは大切ですが、実際に家具や雑貨の販売のアルバイトをしておくと、独学で知識を深めるよりも遥かに効率的に家具や雑貨についての知識を得ることができるでしょう。
また実際に家具や雑貨を購入する人の客層やニーズなどを知っておくことができれば、入社後の業務にも活かすことができますよ。
③インテリア系のイベントに参加して知見を深めておく
定期的に開催されているインテリア系のイベントや展示会に学生のうちから足を運んで、インテリアについての知見を深めておけば、選考対策のみならず入社後の仕事にも活かすことができます。
インテリア系のイベントは中々情報を集めにくいですが、方法としては「インテリア イベント」で検索をして情報を集めてみたり、好きな家具や雑貨を生産している企業がイベント出店の情報を出していないか、企業のホームページから探してみるようにしましょう。
しかし、中にはバイヤー限定など一般の人は参加できないイベントもあるため、事前に参加要項を確認するようにしてくださいね。
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紹介したように、インテリア系のイベントや展示会に参加をするだけでも業界のトレンドを知ることができ、選考でアピールできる材料になります。加えて、そのほかにもイベント参加をするだけでなく実際にインテリア業界で働く人にインタビューをすることもおすすめします。
実際に業界で活躍している人だからこそ知っているリアルな「インテリア業界の未来」や「インテリア業界で求められている人材」などを知ることができるきっかけにもなります。その結果、面接で話すことに具体性が増して「インテリア業界に対する志望度の高さ」を印象付けることにつながるのです。
さらに、志望企業が出店をしていたら、面接時にエピソードとしてアピールすることもできますね。運が良ければ志望企業の社員に顔や名前を覚えてもらえ、選考が有利になることもあるかもしれません。他の学生がやっていることだけでなく、プラスのことをするだけで選考に有利になるため、ぜひチャレンジしてみてください。
インテリア業界の選考で持っておくと役立つ資格
- インテリアプランナー
- インテリアコーディネーター
- カラーコーディネーター
インテリア業界では、専門的な職種だけでなく一般的な職種においてもインテリアに関連した業務に携わることが非常に多いです。そのため、企業としては専門的なレベルでなくともインテリアについての知識を多少なりとも備えている学生が欲しいというのが本音でしょう。
インテリアについての専門的な知識があることを資格で証明できれば、選考において大きなアドバンテージを得られます。ここでは、取得しておくとインテリア業界の選考で有利になる資格を3つ解説しますので、時間と気持ちに余裕のある人はぜひ取得をしておきましょう。
インテリアプランナー
インテリアプランナーは室内空間のインテリアを設計の段階からトータル的に担当する職種で、インテリアデザイナーやインテリアコーディネーターよりも高度な建築知識を求められることが多いでしょう。空間デザインと建築知識の両方が求められる資格です。
既にある空間を演出するだけでなく、演出するための空間を作る段階から担当する機会も多い事から、インテリアコーディネーターやインテリアデザイナーの上級職として位置付けられることもあります。
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは室内空間をカーテンや壁紙、照明器具などのインテリア用品を使ってスタイリングする、空間コーディネートの専門的な職種であり資格です。
インテリアデザイナーやインテリアプランナーが作り上げた空間をクライアントの要望に合わせて演出を施し装飾していくといった業務を主に行います。
キャリア
アドバイザー
実際の業務では住宅だけでなくホテルや飲食店などのインテリアコーディネートを依頼されることもあるため、空間デザインについての幅広い知識が求められますよ。
カラーコーディネーター
空間全体の色彩の調和を取りつつ、クライアントの要望に合わせた雰囲気を色で表現する色彩表現のエキスパートとなります。インテリアを考えるうえで色の要素は欠かせないため、特に内装装飾の分野では重宝される資格です。
似た資格に色彩検定がありますが、色彩検定はファッションなどの分野に活かしやすい資格であることに対し、カラーコーディネーターはデザインの分野に活かしやすい資格とされているため、インテリア業界においてはカラーコーディネーターの資格の方が選考では評価されやすいでしょう。
インテリア業界の志望動機で押さえておきたい3つのポイント
就活生
志望動機は「インテリアに興味があるから」だけでも大丈夫ですか?
キャリア
アドバイザー
ただ「興味があるから」では選考に通りづらいでしょう。そもそもなぜインテリア業界を選んだのか、多くの企業の中でもなぜ自社を選んだのか、企業はそういった「理由」の部分を具体的に知りたいと考えていますから、志望動機は、「なぜ」を深堀りして具体的な根拠を示すことが大切ですよ。
ここではインテリア業界の志望動機で押さえておきたいポイントを3つにわけて詳細に解説していますので、志望動機作成の際はぜひ参考にしてください。
志望動機がうまく書けないといったときはこちらの記事を参考にしてください。
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志望動機が書けない時の対処法|上手に書くポイントと例文もご紹介
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①なぜインテリア業界で働きたいのか
志望動機でまず押さえておきたいのが、なぜ他の業界ではなくインテリア業界を志望したのかという点です。他の業界にはない、家具や雑貨を取り扱っているインテリア業界ならではの特徴を押さえながら、自身がインテリア業界を志望するに至った理由の根拠となるエピソードを提示する必要があります。
- 業界の特徴
- 業界に含まれる主な分野や職種
- 業界のトレンド
②なぜその企業で働きたいのか
次に押さえておきたい志望動機のポイントが「なぜその企業で働きたいのか」という点です。多数ある企業の中でなぜその企業を選んだのか、その企業の主だったサービスや商品の特徴や企業理念を踏まえながら考えておく必要があります。押さえておくべき企業の情報は以下のリストを参考にしてください。
- 代表の氏名
- 企業理念
- 事業方針
- 事業内容
- 主なサービスや商品
- 求められている人物像
- 業界内での立ち位置
まずは志望企業の情報を集めて、他の企業にはないその企業の特徴を探しましょう。「その企業ならでは」の情報が整理できれば、自分が志望企業のどこに魅力を感じていたのかが分析できるだけでなく、志望動機作りの軸を立てることができます。
③どうやって企業に貢献していきたいのか
企業は多くのコストをかけて採用活動をおこなっているため、「どのようにして自社に貢献してくれるのか」という視点でも就活生を評価しています。そのため、やる気や熱意だけをアピールしても、企業にいかに貢献していくのかというアピールが抜け落ちていると、選考には通りにくいでしょう。
志望動機では、自身の資質や能力を活かしてどのように企業に貢献していきたいのか、必ずアピールをするようにしましょう。
自身の強みがわからないといった場合はこちらの記事を参考にして探してみましょう。
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企業へどのように貢献していきたいかに加えて、「自分がどのようなキャリアビジョンを持っているか」を伝えられると、志望度の高さをよりアピールできます。イメージとしては、自分の強みを活かして企業に貢献をしつつ、自分もさらにスキルアップ・キャリアアップをしていくということです。
学生の中には、自分のビジョンを面接で語ることは「ただ夢を話しているだけ」と感じる人がいるかもしれませんが、実はそうではありません。
たとえば、キャリアビジョンを語るときに「その企業でなければ実現できない」ということを伝えるとどうでしょうか。ビジョンを聞いた採用担当者は「高いモチベーションで自社に貢献をしてくれそう」と好印象を抱くはずです。
新卒採用では、インテリア業界の知識や実務経験で他の学生と大きく差が開くことはありません。そのため、高いモチベーションで働きながら、自己成長をしていくことをアピールできると、他の就活生と差をつけられますよ。
インテリア業界の企業に好印象な職種別の志望動機例文
インテリア業界の志望動機で押さえておきたいポイントを理解できたら、今度は好印象な志望動機の書き方や文章の流れを例文で確認しておきましょう。ここでは好印象な例文を職種別に解説していますので、すでに志望動機が完成している人は内容を比較しながら確認してみてくださいね。
①営業
私は貴社のブランドである〇〇の家具の魅力を多くの人に伝え、その市場を世界中に広げるべく志望いたしました。貴社のブランドである〇〇は東欧風のデザインと日本の伝統的な文様を融合させた家具として根強い人気を誇り、私も家族全員で貴社の家具を愛用しております。
貴社の商品は現在国内市場が主なターゲットとなっておりますが、昨年オーストラリアにオフィスを立ち上げたこともあり、今後は海外進出を進めていくのではないかと推察いたします。
私は大学で英語を専攻しており、特に英語を用いたコミュニケーションを得意としております。そこで、海外市場とのかけ橋となるような営業として、貴社のさらなる海外展開に寄与したいと考えております。
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営業職は競争が厳しいので、具体性と意欲をアピールした志望動機で差別化を図ることが重要です。 この記事では営業職の志望動機の書き方や例文、アピールになる4つのスキルなどをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にぜひ自分なりの志望動機を作ってみてくださいね。
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②企画制作
私は貴社のヒット商品である〇〇シリーズを現状のメインターゲットよりも幅広い年齢層に届け、更なるファンの獲得に貢献したいと考え志望いたしました。
私は昔から雑貨を好んで購入しているのですが、特に貴社の〇〇シリーズは全て購入しているほどのファンです。しかし、私と同年齢の友人たちにはあまり知られておらず、むしろ両親の年代の方に知られているのが現在の〇〇シリーズの市場状況であるかと推察いたします。
しかし、貴社の〇〇シリーズの魅力である使い心地の良さと丈夫さは、どんな年齢層の人にも受け入れられる魅力であり、他のどの商品よりも利用者のことを考えた商品であると確信しております。
私は大学でデザインを学んでおり、その専門的な知識を活かしてより若い世代にも浸透するようなデザインを〇〇シリーズの各商品ごとに考案し、より幅広い年齢層でのファンを獲得し貴社の業績向上に寄与したいと考えております。
③販売
ここに例文私は両親が貴社の家具を愛用していることもあり、貴社の家具は幼い頃から身近にありました。そうした環境の中で育っていくうちに貴社の家具は私の生活の一部となり、何十年と使っても壊れずそばにいてくれる姿にただの家具とは思えないほど愛着が湧いておりました。
「家具とはただの道具ではなく家族のように生活に寄り添うものである」という代表である〇〇社長の理念が貴社の家具に宿っているのだなと心から感じております。
将来は接客業に就きたいと考えていたのですが、接客業として自身がもっとも熱意を持って人に勧められるものは何かを考えたときに、真っ先に頭に思い浮かんだのが貴社の家具でした。そしてそれが貴社を志望するに至ったきっかけとなります。
高校生のときから大学に至るまで、販売職を含めて接客業のアルバイトを何年も経験しております。そこで得られた接客業のノウハウを販売の業務に活かし、貴社の売り上げ向上に貢献したいと考えております。
インテリア業界の面接で頻出の質問3選
- なぜインテリア業界を志望したのか
- インテリアに興味を持ち始めたきっかけはなにか
- インテリアの仕事を通じてなにを成し遂げたいのか
インテリア業界の選考でどんな質問がされるのか事前に調べることはできませんが、どんな質問がされるのかを過去の傾向から予測することはできます。
ここでは、そういったインテリア業界の多くの選考で出されてきた頻出の質問を3つ解説していますので、選考対策を効率的に進めるためにも、どんな質問がされるのかここでしっかりと把握しておきましょう。
また、面接では質問対策だけでなく話し方も大切となります。こちらの記事では面接における話し方を解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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なぜインテリア業界を志望したのか
「なぜインテリア業界を志望したのか」については、志望動機で押さえておきたいポイントでもあり、また面接においても頻出の質問となります。他の業界ではなくなぜインテリア業界なのかについては、志望理由の軸となるため、まずこの質問をされることが多いです。
他の業界の志望動機としても使えるような内容では選考に通りづらいため、業界ならではの特徴を踏まえながら内容を考えるようにしましょう。
キャリア
アドバイザー
回答の際は具体的なエピソードを交えながらインテリア業界でなければならない理由を伝えるようにすると説得力が増しますよ。
インテリアに興味を持ち始めたきっかけはなにか
インテリア業界を志望する以上インテリアに興味があると判断をされるため、興味を持った理由について掘り下げられるような質問が多いです。興味を持ったきっかけについては特に聞かれやすく、自身のこれまでの体験を振り返って、具体的に説明できるようにしておく必要があります。
この質問への回答は、ただきっかけだけを話すのではなくそこからどんなことを感じ、志望するに至るまでどんな段階があったのかを体系的に説明するようにしましょう。そうすれば回答に説得力を持たせることができ、採用側にも好印象です。
インテリアの仕事を通じてなにを成し遂げたいのか
インテリアの仕事を通じて成し遂げたい目標などを聞かれる理由は自社とマッチしているかを確認するためです。成し遂げたいことがあっても自社では達成できないのであればミスマッチとなってしまうため、企業側も避けたいと考えます。
また、特に成し遂げたい目標も叶えたい夢もないことが伝わってしまえば、モチベーションが低いとみなされてしまい選考の評価に影響を及ぼしてしまう恐れがあります。些細なことでも良いので、インテリアの仕事を通じて成し遂げたいことを自分なりに考えておき、加えてその内容が志望企業とマッチしているかを確認するようにしておきましょう。
将来の目標の立て方についてはこちらの記事の解説を参考にしてくださいね。
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