グループディスカッションの進め方のコツ|頻出テーマや通過の秘訣まで紹介

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  • 酒井 栞里

    大学ではアメフト部のマネージャーとして、練習やチームの運営をサポート。この経験を通して、自… 続きを読む

  • 上村 京久

    幼稚園から高校まで野球を打ち込み、所属大学野球大会で優勝。4番ピッチャーとしてMVPを獲得… 続きを読む

  • 吉田 実遊

    大学時代はイベントなどを運営する学生団体の代表を務めた。マインドチェンジと工夫で誰でも活躍… 続きを読む

コラムの目次

  1. 進め方がわかればグループディスカッションは通過しやすくなる
  2. まずは企業がグループディスカッションを実施する意図を把握しよう
  3. 多くの就活生と効率的に出会うため
  4. 実際に働く姿をイメージしやすいため
  5. 進め方の基本的な例を押さえておこう
  6. ①自己紹介
  7. ②役割分担の決定
  8. ③時間配分の決定
  9. ④課題の定義付け
  10. ⑤課題の方向性の設定
  11. ⑥意見を出し合う
  12. ⑦意見をまとめる
  13. ⑧発表の準備
  14. ⑨発表
  15. よく出されるテーマも知っておこう
  16. 自由討論型テーマ
  17. 課題解決型テーマ
  18. 選択型テーマ
  19. 業界や企業の特徴を押さえておこう
  20. 役割を意識するとディスカッションがスムーズに
  21. ディスカッションの中心となる司会
  22. ディスカッションを管理するタイムキーパー
  23. ディスカッションを整理する書記
  24. ディスカッションを活性化させる他の役割
  25. グループディスカッションを通過する3つのコツ
  26. ①簡潔にわかりやすく話す
  27. ②相手の意見を否定しない
  28. ③場慣れしておくことも大切
  29. グループディスカッションはチームで協力して進めよう

進め方がわかればグループディスカッションは通過しやすくなる

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から、

「グループディスカッションの上手な進め方がわからない」
「役割を引き受けた方が有利?」

という相談を多く受けます。
グループディスカッションはいわば、初めて会う人との共同作業です。役割のありなしに関わらず、グループで有意義な議論ができるよう意識して取り組めば、企業から高評価を得られるでしょう。グループディスカッションの進め方さえ理解しておけば、当日予想しない展開になったとしても慌てずに対応できます。

グループディスカッションでよく出されるテーマとともに、自己紹介から発表までの基本的な進め方を押さえておきましょう。

まずは企業がグループディスカッションを実施する意図を把握しよう

大企業を中心に多くの企業では、グループディスカッションを取り入れています。最近では就活のオンライン化が進み、グループディスカッションもオンラインでおこなう企業もあります。

では、なぜ企業がグループディスカッションを取り入れているのか、まずはその理由を把握しましょう。企業の視点がわかることで、より適切な対策につなげられるはずです。

多くの就活生と効率的に出会うため

グループディスカッションは、1グループ5~10人前後の就活生で実施されます。選考にかかる時間は30分〜60分程度が一般的で、長ければ90分近くにわたることもありますが、企業側には一度に多くの就活生を選考できるというメリットがあります。

多数の応募がある企業の場合、選考フローの序盤では一人ひとりの就活生と向き合う時間を多く取れません。人気の企業であればなおさらです。そのかわりに、多くの就活生と効率的に出会う場を作ろうという目的で、選考フローの序盤にグループディスカッションを取り入れています。

実際に働く姿をイメージしやすいため

グループディスカッションでは「コミュニケーション能力」や「協調性」といった、面接では判断しにくい点が浮き彫りとなります。面接では担当者からの質問に受け答えすることが多くなりますが、グループディスカッションでは自分から議論に参加する姿勢が表れやすいからです。そのため、まわりの人と一緒に働く姿をイメージしやすいからという理由で選考フローにグループディスカッションを取り入れる企業が増えています。

実際の仕事でも、まわりの人と協力関係を築いたり、さまざまな意見の調整が必要になることは少なくありません。自分の役割を認識した動き方や、まわりへの配慮も求められます。仕事に対する基本的な姿勢を見られていると意識しながら、グループディスカッションに取り組むことが大切です。

進め方の基本的な例を押さえておこう

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就活生

就活でおこなわれる理由はわかったけど……じゃあグループディスカッションってどう進めたらいいの?

グループディスカッションでは、いろいろな課題が出題されます。課題の内容や企業の方針によってグループディスカッションのルールが多少変化することはありますが、基本的な進め方は共通しています。どのようなグループディスカッションにも対応できるように、まずは基本的な進め方から押さえておきましょう。

①自己紹介

グループディスカッションが始まったら、簡単に自己紹介をします。特別な指示がなければ、名前・出身校・趣味を伝え「よろしくお願いします」と挨拶しましょう。自己紹介が長くなりすぎるとその後の議論にかける時間が減ってしまい、十分な議論ができなくなることも。また選考担当者への自己アピールも、グループディスカッションでは控えた方が良いでしょう。

選考が始まる前など時間に余裕があれば、他の就活生との雑談でグループの雰囲気を良くしておくのも一つの方法です。その場が和んでお互いに緊張がほぐれ、話しやすい雰囲気になるでしょう。自己紹介の時間も短くできる分、議論にかける時間を長く取れるのもメリットの一つです。心に余裕を持ってグループディスカッションに取り組めるよう、15分前には会場に到着するようにしましょう。

②役割分担の決定

自己紹介が終わったら、役割分担を決めます。役割の設定や決め方について企業側から指定される場合もありますが、指定がない場合でも議論をスムーズに進めるために「司会」「書記」「タイムキーパー」は決めておくと良いでしょう。

提示された課題やグループ内の就活生の状況、そして自分の能力を把握した上で、うまくできそうな役割があれば積極的に引き受けましょう。ただし、役割をうまく果たせないと評価に影響することもあるため、無理に役割を引き受ける必要はありません。役割につかなくても、プラス評価を得られるチャンスはいくつもあるからです。役割ごとのふるまい方や注意点は、後ほど詳しく解説します。

③時間配分の決定

グループディスカッションは制限時間を守ることが重要な要素となります。ビジネスの場面に置き換えると「納期を守れるかどうか」のチェックともいえますね。そのため、時間内に意見がまとまらなければグループ全体の評価が下がってしまいます

タイムキーパーが中心となって、どんな時間配分でグループディスカッションを進めるかを決めましょう。注意点としては、時間配分を決める時間も制限時間に含まれている場合もあるので、あまり時間をかけすぎないことです。

参考までに、残り時間が30分の場合の時間配分を紹介します。

時間配分例
  • 課題の定義づけ…3分
  • 課題の方向性の設定…2分
  • 意見を出し合う…10分
  • 意見のまとめ…7分
  • 発表の準備…5分
  • 予備の時間…3分
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キャリア
アドバイザー

切りよく議論を終えて意見を確実にまとめられるよう、予備の時間を確保しておくとよいですね!

④課題の定義付け

役割も決まったし、制限時間もあるからと言って、いきなり意見を出し合ってはいけません。グループディスカッションでは、出された課題に対する認識がメンバーごとにずれていることも多々あります。

この認識をそろえることが課題の定義付けです。そのためにはまず、提示された課題にわかりづらかったり抽象的な言葉があれば、より具体的な言葉に言い換えてグループ内の共通認識にしていきます。短時間で効率よく議論を進める上で欠かせない作業です。

たとえば「居酒屋の売上を伸ばす方法を考える」という課題の場合は、居酒屋の定義をこのように付けることができます。

居酒屋の定義付け例
  • 学生街の格安居酒屋
  • 会員制の高級居酒屋
  • 地方のチェーン居酒屋

どこにあるどんな居酒屋なのかによって、やることは全く変わってきます。そのため、まずどんな「居酒屋」をイメージして進めるか、その定義をグループ内でそろえましょう。

この作業を省いてしまうと、議論が噛み合わなかったり、結論がうまくまとまらないことがあります。議論をスムーズに進められるように、この段階で課題の認識をそろえておくことが大切です。

キャリアアドバイザーコメント

吉田 実遊プロフィール

5W1Hで軸を定めよう

課題の定義づけは、具体的に絞り込むことが原則です。抽象的な定義付けで話を進めてしまうと、軸が定めらず遠回りになってしまいます。

具体的に絞り込むポイントは、5W1Hで考えること。「誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのようにして」するのかを考えるのです。先ほどの居酒屋の例で考えると「学生が、週末に、学生街で、サークルの集まりのために集まる居酒屋」と定義づけます。居酒屋のイメージが具体化しますし、その後の議論が発展しやすくなりますよね。

定義づけはディスカッションの序盤でおこなわれるので、緊張している方もいる状態です。メンバーは名前で呼びかけ合うなどしてお互いの緊張をほぐしていきましょう。

⑤課題の方向性の設定

課題の認識を揃えた後は、どんな結論を出すのか決めましょう。結論の方向性が固まっていれば、効率的に議論を進められますし、仮に議論がずれたとしても本来の方向にすぐ戻すことができます。グループディスカッションが終了した時点でどんな状態になっていれば、提示された課題を実現したことになるのかを具体的に考えるようにしましょう。

先ほどの「居酒屋の売上を伸ばす方法を考える」という課題であれば、このような方向性が考えられます。

課題の方向性例
  • 1年後、学生街の格安居酒屋の日毎平均売上を2倍にする方法を考える
  • 平均ではなく、特定の1日だけの売上を2倍にする方法を考える
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就活生

グループ内でどんな結論を出していくかの方向性を設定しておくと議論がスムーズに進められますね!

⑥意見を出し合う

定義付けした課題と方向性に合わせて、グループ全員で意見を出し合います。この段階では、意見の質にこだわるよりもグループとして多くの意見を出すことが大切です。役割にかかわらず、必ず意見を出すようにしましょう。意見を出す人が偏っていたり、意見を出せていない人に気づいたら、うまく話を振ってあげると良いですね。メンバーが集まった時の雑談や自己紹介で場の空気が和んでいれば、発言しやすい雰囲気もできていますよね。

自分の意見と違うと思っても他の人の意見を否定せずに受け止めるのが、多くのアイディアを引き出すコツです。発言の動機などを深掘りしたり同調することも、議論を活性化させるために有効です。スムーズに議論を進められているか、一人だけ多く発言しすぎていないか、相手の話を聞いているかなど、ディスカッション中のあらゆる行動が、選考担当者によってチェックされています。

キャリアアドバイザーコメント

上村 京久プロフィール

メンバー全員とやり取りすることを心がけましょう

意見を出すときは、なるべくいろいろな人の顔を見て話しましょう。特定の誰かにだけ話すのではなく、メンバーそれぞれに向かって話すイメージです。緊張していると、話しやすい誰かの顔だけ見て話したくなります。でも、勇気を出して数人のメンバーに目を配りながら話すようにしましょう。

積極的に話せるタイプの方は「自分は話しすぎかな」「仕切りすぎているかな」と心配になるものです。そんな時は話せていない方に「○○さんはどう思います?」と話を振ってあげるようにしましょう。それによってあなたの協調性もアピールできます。意見を求められて答えられない方もいるので、「△△って分かりにくいですよね。こういうことでしょうか」と自然にフォローするのも忘れないようにしましょう。

⑦意見をまとめる

せっかく素晴らしい意見が出ても、意見がまとまらなければ議論した意味がなくなってしまいます。グループディスカッションでは時間内に結論を出すことが大切です。まず、書記が中心となって、出た意見をいくつかのカテゴリーに分類したり(グルーピング)、ロジックツリーなどを使って因果関係を明確にして整理します。その上で、最初に決めた課題の定義や方向性に沿って、意見をまとめていきます。

意見が対立したり、絞り込めないときのまとめ方として多数決の方法がありますが、グループディスカッションでは控えましょう。いろいろな意見がある中、どうやって意見をまとめていくかもチェックされているため、多数決ではその過程を無視してしまうことになります。まとめる際には、「良い・悪い」などの主観的基準ではなく、「コスト・時間・効果」などの客観的でわかりやすい判断基準にし、全員が納得できる形で意見をまとめるようにしましょう。

⑧発表の準備

グループとしての意見がまとまったら、発表の準備をします。結論を簡潔にまとめ、議論のプロセスをわかりやすく説明できるように準備しておくとスムーズに発表できます。時間に余裕があれば「5W2H」などのビジネスフレームにあてはめて、発表内容の完成度を高めておくと良いでしょう。

合わせて「発表者を誰にするか」「グループ全員で発表するか」、グループ全員の場合は「誰が、どの内容を話すか」についても準備しておきましょう。どちらの場合も、発表内容を全員で確認し、一度練習しておくことが大切です

⑨発表

発表の順番が回ってきたら、準備した内容をわかりやすく、論理的に発表しましょう。下記のような順番やポイントを意識すると、わかりやすい発表になります。

発表の流れ
  • 結論
  • 結論までのプロセスやそこに至った理由
  • 理由を裏付ける根拠や仮説
  • 改めて結論

発表時は声の大きさだけでなく、話すスピードや発表中の仕草にも注意しましょう。発表時間に制限がある場合は、グループの誰かが残り時間を知らせるようにします。発表前後に別のグループの発表を聞くこともありますが、話を聞く姿勢も評価の対象となるので意識しておきましょう。

PREP法を意識してみよう

PREP法

論理的な話を展開するフレームワークでPREP法があります。議論の途中でももちろん使えますが、発表の際に意識してみるとより伝わりやすい話の展開ができますよ。

キャリアアドバイザーコメント

酒井 栞里プロフィール

グループディスカッションを楽しむこともポイント

グループディスカッションの進め方のポイントは上記で説明した通りですが、根本の部分ではディスカッションを楽しんでほしいと思います。「グループディスカッションで目立つようにしよう」「変なことを言わないように最低限の発言にしよう」とあまりに考えすぎると、その意識が透けてしまいます。

意見がまとまらない時の思考錯誤も楽しめますし、他のグループの発表も興味深く聞くことができます。自分の考えていることは表情に表れるので、いきいきとした表情の方が採用担当者の印象はぐっと良くなりますよね。

同じグループのメンバーが高評価を得られるように配慮することも大切です。控えめな方には助け舟を出して、仕切っている方には意見を求めましょう。それは結果としてあなたの協調性や人となりの良さを映し出すことにつながりますよ。

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よく出されるテーマも知っておこう

ここまでグループディスカッションの基本的な進め方を解説しましたが、出題されるテーマによっても議論の進め方は変わります。出題されるテーマの特徴を知っておけば、議論をスムーズに進められ、選考にも有利に働くでしょう。グループディスカッションでよく出題される3つのテーマについて、具体的な課題例と合わせて解説します。

自由討論型テーマ

フリートーク型と呼ばれることもあり、出された課題に対して自由に議論を進めるグループディスカッションです。抽象的な課題が多いので、課題の定義付けと方向性の設定をしっかりおこなわければ、議論が噛み合わず結論を出しにくくなってしまいます。比較的話しやすい課題が出されるため、議論が白熱して時間オーバーにならないよう気を付けましょう。

課題例
  • なぜ就職をするのか
  • 理想の上司とは
  • チームワークにおいて最も大切なことは何か
  • AIが普及すると生活はどう変わるか
  • 幸せを定義せよ

課題解決型テーマ

出された課題に対する解決策を考えるグループディスカッションです。具体的な資料をもとに考える場合と、課題だけを出されて考える場合とがあります。未来に対する考えを求められる場合もあり、明確な答えがないケースも少なくありません。意見がまとまらない状況も想定されるため、課題の方向性を明確にすることが大切です

課題例
  • 地方の人口減少を防ぐにはどうすれば良いか
  • 売上が落ちている商品に対してどのような対策を講じるべきか
  • 鉛筆を1万円で売るにはどうすれば良いか
  • 採用サイトを作成する場合にどんなアピールをすると良いか
  • 新しい店舗をどのような立地に出店するのが良いか

選択型テーマ

あらかじめ用意された選択肢から、一つの答えを選んだり、優先順位をつけるグループディスカッションです。どの答えを選んだかではなく、答えを選んだ理由や議論のプロセスが重要視されます。このテーマの場合は、最初に何を基準にして答えを選ぶかを定義しておくことが大切です。明確な基準が定義できていれば、スムーズに意見をまとめることができます。

課題例
  • 「家族・恋人・親友・お金」に優先順位をつける
  • 小学生に大切な教科の優先順位をつける
  • 日本の首都を移転するにはどこが良いか
  • 大学の授業はWebか対面のどちらがいいか
  • 住む場所は都市部のマンションと郊外の一戸建てのどちらが良いか

業界や企業の特徴を押さえておこう

グループディスカッションでよく出る課題を紹介しましたが、実は業界や企業によっても出される課題には特徴があります。SNSや就活サイト、口コミなどで、志望している業界や企業の特徴を情報収集しておきましょう

たとえば食品メーカーでは、取り扱っている商品の販売促進プランや食生活の課題について出される傾向があります。業界特有の課題や時事問題を、グループとしての考えとしてまとめるよう求められるケースもあるでしょう。志望企業に合わせた対策をすることが、グループディスカッション通過の近道ともいえます。

役割を意識するとディスカッションがスムーズに

先ほど進め方で解説したように、グループディスカッションには特徴的な役割があります。役割をうまくできればプラス評価につながりますが、一方で議論に貢献していないと判断されるとマイナス評価につながる可能性もあります。

一人ひとりが役割を意識して行動することが、グループディスカッションをスムーズに進める上では大切になります。グループディスカッションの主な役割と、役割を担う上での注意点・ポイントを確認しておきましょう。

ディスカッションの中心となる司会

司会はグループディスカッションの中心となって、議論をスムーズに進める役割です。議論内容によっては方向性を修正したり、発言が少ないメンバーへ話を振ったりと、メンバー全員が意見を出しやすい雰囲気を作ったりする役目もあります。まわりへの気配りができる人や、場の空気に流されずにリーダーシップを取れる人に向いています。

場のまとめ役であることを意識した上で、自分から意見を出すよりも、相手の発言を尊重してグループ全体の意見に深みが出るように議論を進めていきましょう。

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自分の思い通りに場を仕切ろうとすると、協調性に欠けると判断されやすいので注意してくださいね。

ディスカッションを管理するタイムキーパー

タイムキーパーは時間内にグループディスカッションが終わるように、残り時間や進行具合の管理をする役割です。最初に考えた時間配分どおりに議論が進むとは限らないので、進行具合によっては時間配分を柔軟に変更したり、進行を促す場面もあるでしょう

臨機応変に対応できる人や、議論が白熱しても冷静に行動できる人に向いています。自分の意見を出しながらも、結論までこぎ着けられるよう、司会と協力して議論を進めましょう。

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発表を無事に終えられれば、管理能力と発信力のバランスが取れた人物として評価されますよ。

ディスカッションを整理する書記

書記は議論内容のまとめや発表準備がスムーズに進むように、あらゆる意見を記録(見える化)し、メンバー全員に共有する役割です。議論の全体像を捉えながら、話の要点をまとめられる人に向いています。議論の記録を他のメンバーにわかりやすく示すために、字のきれいさも必要です。

どんな些細な意見も記録し、後で読み返しやすいように意見の共通点や対立点を整理しておくようにしましょう。しかしただ記録しているだけだと、グループの議論に参加していないと思われてしまうこともあるので注意が必要です。

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結論づくりのきっかけを提供するなど、要所で発言ができると高評価につながりますね。

グループディスカッションにはこれ以外にもさらにいくつか役割があります。ほかの役割を知りたい人はこちらの記事も併せて読んでおきましょう。上で紹介した役割についても、さらに詳しく解説しています。

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ディスカッションを活性化させる他の役割

特定の役割がないメンバーにも、グループディスカッションを活性化させる重要な役割があります。議論の進行具合に応じてタイムキーパーや書記のフォローをしたり、司会へ進行に関する提案をしたりする場合もあります。世話好きな人や鋭い観察力を持つ人など、あらゆる人が能力を発揮できる立ち位置です。

議論を活性化させるためには、意見の質よりも量を重視すると良いでしょう。役割がないにもかかわらず意見を出さないと、組織に溶け込めない人だという印象を与えてしまうこともあります。かといって、自分の意見を主張しすぎてグループの雰囲気を壊してしまわないようにも気をつけましょう。

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どの役割でも、話す・聴く両方のバランスが求められていることは忘れないでおきましょう。

グループディスカッションを通過する3つのコツ

グループディスカッションでは議論や発表の内容だけでなく、相手の話を聴く姿勢や議論中の雰囲気など、あらゆる場面が評価の対象になります。たとえ優れた意見を出しても、他のメンバーが意見を出しにくい雰囲気だと評価は低くなってしまいます。グループの動き次第で全員が合格できたり、逆に不合格になったりすることも。そうならないためにも、グループディスカッションで大切な3つのコツをご紹介します。

①簡潔にわかりやすく話す

グループディスカッションでは、限られた時間内に結論をまとめて、発表までおこなわなければなりません。そのため、簡潔な言葉を使って結論から先に伝えることが議論の効率化につながります。1人で長く話してしまうと、まわりへの配慮ができない人だと評価される可能性もあるのです。

グループディスカッションに慣れていない場合、周囲に遠慮して声が小さくなりがちです。相手に伝わらなければ再度発言することになるので、その分無駄に時間がかかってしまいます。それだけでなく、声が小さいために積極性に欠けるという評価を受けるかもしれません。議論をスムーズに進めるためにも、メンバー全員に聞こえる声で、簡潔にわかりやすく話すようにしましょう。

②相手の意見を否定しない

議論を進める中で、自分とは異なる意見も出てきます。その場合でも、自分の意見を押し通そうとするのはよくありません。グループディスカッションはその意見が正しいのか、誤っているのかを判断する場ではないからです。

仮に、相手の意見を頭ごなしに否定してしまうと、他のメンバーが萎縮して意見を出しづらくなったり、グループ全体のムードが悪くなってしまいます。その結果、議論が停滞し、意見がまとまらなくなればマイナス評価は避けられません。否定的な意見が出た場合は、意見の根拠や理由を聞いたり、最初に決めた定義や方向性に戻す働きかけも有効です。自分が司会者であれば、他の意見を求めるために誰かを指名するのも良いですね。

③場慣れしておくことも大切

本番で自信を持って話せるように、キャリアセンターなどが主催する模擬グループディスカッションや就活イベントに参加して、グループディスカッションに慣れておきましょう。本命企業を受ける前に、類似するテーマのグループディスカッションを行う企業の選考に参加して、場馴れしておくという就活生もいるくらいです。

友達同士でグループディスカッションの練習を繰り返し、互いにフィードバックし合うのも効果的です。グループディスカッションの具体的な練習方法は、こちらの記事もチェックしてみてください。

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グループディスカッションはチームで協力して進めよう

企業はグループディスカッションを通じて、役割に応じた行動ができる人かどうかや、まわりの人との調和を大切にできる人かといった、グループにおいての行動を評価しています。グループディスカッションの基本的な進め方を十分に理解し、グループで取り組むことを意識すれば、議論がスムーズに進むでしょう。

同じグループになったメンバーはライバルではなく、一緒にグループディスカッションに取り組む仲間です。グループ全員で通過するという気持ちで、グループディスカッションに取り組みましょう。

記事の監修責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

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