目次
- 「最近関心のあることは?」と聞かれたら高評価を狙うチャンス
- 企業が最近関心のあることを聞く3つの意図
- ①情報感度の高さを知りたい
- ②問題意識や自分の意見を持っているか知りたい
- ③人柄や価値観を知りたい
- 最近関心のあることとして答えるべき内容
- 社会や経済に関する話題
- 業界や企業に関する話題
- 身の回りの出来事や取り組み
- 要注意! 最近関心のあることのNG内容
- ①思想・信条
- ②事件やギャンブル
- ③自分や他人のプライベート
- ④3か月以上前に話題になった内容
- ⑤知識が浅い内容
- 思いつかない人必見! 最近関心のあることの見つけ方
- 新聞やテレビ
- ニュースサイト・アプリ
- 企業のホームページ
- SNS
- 最近関心のあることを伝える基本構成
- ①結論(何に関心があるのか)
- ②関心のあることの内容と理由
- ③自分の考え
- 最近関心のあることで周りと差をつける4つの方法
- ①志望動機につなげる
- ②求める人物像を意識する
- ③入社後に役立つことまで言及する
- ④想定される質問の回答を考えておく
- 業界・話題別! 最近関心のあることの回答例文12選
- 例文①時事問題
- 例文②時事問題
- 例文③メーカー
- 例文④商社
- 例文⑤小売
- 例文⑥金融
- 例文⑦サービス
- 例文⑧マスコミ
- 例文⑨IT
- 例文⑩身の回り
- 例文⑪自身の取り組み
- 例文⑫志望動機
- 「最近関心のあること」の答え方について悩む学生からよくある質問に回答!
- 周りと差がつく「最近関心のあること」の回答で選考突破しよう!
「最近関心のあることは?」と聞かれたら高評価を狙うチャンス
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「面接で最近関心のあることを聞かれるらしいけど何て答えたらいいんだろう」
「関心のあることと言ってもニュースとかあんまり見ないんですよね……」
面接を控えた就活生からこのような質問をされることがあります。面接などの選考で「最近関心のあること」について聞かれることがありますが、企業がどんな回答を求めているのかいまいち分かりにくいですよね。また、事前に回答を準備しておらず上手く答えられなかったという人も少なくありません。
志望動機や自己PRなどと比べて回答に悩む学生も多い「最近関心のあること」という質問ですが、だからこそ周りと差をつけて高評価を狙いやすいと言えます。この記事では話すべき話題や周りと差を付ける答え方などを解説するので、他の学生よりも1歩リードして選考突破を目指しましょう。
面接で最近関心のあることを聞かれたら?アピールのコツ
企業が最近関心のあることを聞く3つの意図
就活生
キャリアアドバイザー
そうなんですね。最近関心のあることについて聞く企業は多いですよ。
就活生
どうして関心のあることについてわざわざ聞くんですか?
キャリアアドバイザー
社会人としての資質や人柄を知ることができるからですよ。詳しく見ていきましょう。
まずは、企業がなぜ最近関心のあることについて聞くのかを押さえておきましょう。企業の意図を知ることで高評価を得られる回答が見えてきます。
志望動機や自己PRなどと比べて企業の意図に沿った回答ができていない学生も多い質問なので、ここで企業側の視点を理解することが大切です。
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①情報感度の高さを知りたい
最近関心のあることの内容から、企業は学生の情報感度がどれくらいかを見ています。情報感度とは、簡単に言うと情報に対してのアンテナの高さのようなものです。
どの企業も基本的に情報感度の高い学生を求めています。情報感度が高いとさまざまな情報や知識を吸収して自身のスキルアップにつなげていけますよね。
また、そうした姿勢は企業の成長にもつながります。積極的に情報を得ることは社会人として重要なスキルだということです。
②問題意識や自分の意見を持っているか知りたい
どの企業も言われたことをただこなすだけの学生を求めているわけではないでしょう。企業の成長のためには主体的に行動できる人材が必要です。主体的な行動には、問題意識を持って物事に取り組むことが欠かせません。
そのため企業は、最近関心のあることを聞くことで社会や身の回りの出来事に対して問題意識を持っているかどうかを見ています。学生のうちから問題意識を持っていれば、働くうえでも自分や企業の課題に気づき成長につなげていくことができますね。
また、関心のあることに対して自分の意見があるかどうかも評価のポイントです。自分の意見がないと受動的な働き方になってしまいかねません。
キャリアアドバイザー
意見を持つだけでなく論理的に伝えられるかどうかも見られるポイントです。
③人柄や価値観を知りたい
就職みらい研究所が発表した「就職白書2024」によると、採用基準で重視する項目で「人柄」と答えた企業は93.9%で1番多い回答となっています。つまり、企業が採用にあたって重視する人柄を見るために、選考ではあらゆる質問をしているのです。
最近関心のあることについての質問も同様で、その人がどんな話題を挙げるかで人柄や価値観が見えてきますね。逆に言えば、どんな人物だとアピールしたいかで話す内容を考えることもできるということです。
アイスブレイクとして聞かれることもある
企業によっては、面接の序盤に学生の緊張を和らげようという意図を持つ場合があります。この場合は回答に評価をつけることが少ないため、今回挙げた3つの意図があるとは限りません。
あまり気負わずリラックスして回答すれば良いですが、油断は禁物です。あなたにとってマイナスイメージとなるような発言をしてしまうと第一印象が悪くなってしまうので、失礼にあたる発言や印象を下げるような内容は避けましょう。
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流通業界や金融業界(特に証券会社)など市場調査が重要な企業は、情報感度の高さを確認する意図で聞いていることが多いですよ。情報収集が必須の企業によっては朝に新聞の読み合わせなどをして情報交換をするところもあります。企業から見ると、もともと情報を集めることに積極的な人材のほうが魅力的に映りやすいのです。
そのため市場調査が必要な業界の面接で聞かれたときは、金融や経済ニュースから関心のある出来事を伝え、情報感度と思考力の高さをアピールできたらいいですね。「自主的に最新情報をチェックする人材」ということを伝えましょう。
最近関心のあることとして答えるべき内容
企業の質問の意図を踏まえたうえで、最近関心のあることについて聞かれた場合どんな内容を答えるべきかを解説します。
「最近関心のあること」という質問は回答の幅が広いため、見当違いな発言をしてしまう学生も少なくありません。そうならないように答えるべきジャンルを押さえておきましょう。
社会や経済に関する話題
業界を問わず幅広く回答できるのは社会や経済に関する話題です。どの業界でも社会や経済に関連しているので、それらにまつわる時事問題などを答えると良いでしょう。社会に対する関心の高さもアピールできます。
ただし、こうした話題は面接官の方が知識が深いことがあるため注意が必要です。中途半端な知識の回答や見当違いな意見を言ってしまうとかえって評価が下がる可能性があります。事前にその事柄についてしっかり調べておくことが大切です。
業界や企業に関する話題
選考を受ける企業ごとに関連する話題を話すこともおすすめです。面接官が興味を持ちやすく、さらにその業界・企業への関心や志望度の高さをアピールすることもできます。
ただしこの話題も、誤った情報や浅い知識ではかえって面接官の印象を下げてしまうでしょう。「選考のために適当に調べただけで志望度はそこまで高くないんだろう」と判断されてしまうかもしれません。
身の回りの出来事や取り組み
最近関心のあることについて質問されるとニュースを思い浮かべる人も多いですが、身の回りの出来事や自身の取り組みでも問題ありません。「日々の生活でどんなことに興味を持っているか」「どんな取り組みに力を入れているか」をアピールできます。
ただし、こうした話題は企業の意図に沿わない可能性があるため注意が必要です。企業はこの質問を通じて情報感度の高さを知ろうとしているため、ただ日常の出来事を話すだけでは高評価につながりにくいでしょう。
「〇〇な本を読んだ」「〇〇という発見があった」など情報感度の高さが伝わり、企業で働くうえでも関連性のあるような内容が望ましいですよ。
- 趣味
- アルバイト
- サークル活動
- 最近興味を持ったこと
- 最近読んだ本
- 新しい発見
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上記3つのなかでもとくにおすすめの話題は「業界や企業に関する話題」です。応募企業の業界などに関する話題をあげたほうが、業界への関心の強さがアピールしやすくなるからです。
業界に関する話題は、面接官のほうが詳しい可能性も考えられます。話題となった出来事の概要は簡潔に話すにとどめ、自分はどう考えたかの部分を詳しく伝えるようにしましょう。新聞やSNSなどメディアによって論調の違う話題はそれについてもふれると、幅広く業界情報を収集していることが伝えやすくなりますよ。
また、マスコミ業界なら社会問題などを取り上げるのもおすすめです。社会問題に対する自分なりの考察を話せるようにしておきましょう。
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要注意! 最近関心のあることのNG内容
就活生
面接で何を話したらいいのか分かりました! どんな話をするか考えてみます。
キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください。最近関心のあることという質問には、避けたほうがいい内容もいくつかあるんですよ。
就活生
えっ、そうなんですか?
キャリアアドバイザー
はい。そこを理解していないとせっかく準備しても評価が下がってしまいます。事前に把握しておきましょう。
最近関心のあることという質問は内容が幅広い分、選考に向いていない話題もあります。
ビジネスマナーとして話すべきではなかったりあなたのアピールにつながりにくかったりと避けるべき内容を5つ紹介するので、そうした話題に触れないよう注意してくださいね。
①思想・信条
思想や信条に関する話題は、最近関心のあること以外の質問でも選考で控えるべき話題です。
思想や信条は個人の自由が保障されていて、面接官側も学生にそうした話題を質問しないよう心掛けています。学生側も、政治や宗教など思想や信条について意見することは避けましょう。
②事件やギャンブル
最近関心のあることとして社会にまつわるニュースを答えることを勧めましたが、事件性の高いものは避けた方が無難です。企業との関連性が薄い場合が多いですし、面接官によっては不快感を覚える可能性があります。
また、ギャンブルなども受け手によって印象が悪くなるかもしれません。どんな面接官でも不安や不快に思わないような話題を選ぶことが大切です。
③自分や他人のプライベート
他に気を付けるべき話題として、自分や他人の個人的すぎる内容も挙げられます。
たとえば友人関係や恋愛の話、芸能人のゴシップなどは、情報感度の高さを知りたい企業の意図に沿っていないと言えますね。社会への関心が薄いと捉えられるかもしれません。
④3か月以上前に話題になった内容
最近とは捉えられないような内容を話してしまうと、社会への関心が薄く情報感度が低いと判断される可能性があります。できるだけ新しい話題を話しましょう。
面接官側の感覚にもよるので具体的な時期は決まっていませんが、3か月以上前に話題になったものは避けたほうが安心です。選考前に最新のニュースをチェックする習慣をつけておくと良いですよ。
キャリアアドバイザー
情報が古いまま話してしまうことも気を付けたいポイントです。随時最新情報をチェックしておきましょう。
⑤知識が浅い内容
少しニュースで見たり人から聞いたりしただけの内容を話す人がいますが、こうした知識の薄い内容もかえって評価を下げる原因になり得ます。
見当違いな意見や薄い知識を話してしまうと適切に情報収集できないと思われてしまうかもしれません。また、面接官から深掘りされたときに上手に受け答えすることが難しいですよね。中途半端な情報は話さないように気を付けましょう。
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思いつかない人必見! 最近関心のあることの見つけ方
就活生
時事問題やニュースにあまり詳しくなくて、何を答えればいいのか分かりません……。
キャリアアドバイザー
急に答えるのは難しいですよね。選考前は事前に情報収集しておく必要があります。
就活生
どうやって情報収集すればいいんですか?
キャリアアドバイザー
いくつか方法があるので、自分に合ったやり方を見つけていきましょう。
最近関心のあることは急に考えようとしてもなかなか思いつかないですよね。選考前に情報収集をして興味のあるものを見つけておきましょう。方法を4つ紹介するので、好みや状況に合わせて使い分けてくださいね。
新聞やテレビ
情報収集の手段としてメジャーなのが新聞です。家で新聞をとっている場合は目を通してみましょう。特におすすめなのが日本経済新聞です。日経新聞では経済についてのニュースが充実していて、業界や企業にまつわる情報を得ることもできます。
アプリの利用もできるため、スマートフォンさえあればどこでも閲覧できることも魅力の1つです。時期によっては学生向けに料金のキャンペーンをおこなっていることもあるため、ぜひチェックしてみてくださいね。
- 気になった記事をスクラップする
- 社説を読む
- 気になったニュースはネットでさらに詳しく調べる
新聞を読むことに抵抗があるという人は、テレビから情報を得ることも1つの方法です。たとえば選考に向かう前の朝の時間にニュースや情報番組などをチェックしておくと良いですね。
キャリアアドバイザー
「ワールドビジネスサテライト」や「がっちりマンデー!!」などビジネスに関する番組を見ることもおすすめですよ。
ニュースサイト・アプリ
スマホから気軽に情報収集する方法として、ニュースサイトやアプリを使うという方法があります。スマホからであれば選考に向かう途中の電車などでもチェックできて便利ですよね。
特におすすめのニュースサイトはNHKの「就活応援ニュースゼミ」です。就活に役立つニュースの特集や分かりやすい時事問題の解説があったりと就活生が情報収集しやすいような内容となっています。また、業界に特化したニュースサイトもあるので、志望する業界で調べてみるのも良いですよ。
ニュースアプリのおすすめは以下の通りです。NewsPicksはニュースに対して著名人や有識者のコメントがついているため、選考で話す内容の参考にしやすいでしょう。
- NewsPicks
App Store/Google Play - スマートニュース
App Store/Google Play - Yahoo!ニュース
App Store/Google Play
企業のホームページ
関心のあることとして企業に関連する話題を話せば志望度のアピールにもつながります。そこで、企業のホームページのニュース欄などから最新情報をチェックしてみましょう。
新しい事業計画や最新リリースなどについて話すことができれば「自社のことをよく調べている」と企業への関心の高さが伝わりますね。ただし、無理に企業の話題を使おうとして古い情報を話すことは避けましょう。
SNS
手軽に情報収集する方法としてはSNSを利用することもおすすめです。志望する業界の著名人をフォローしておくことで、最新の話題が目に入りやすくなります。
また、企業によっては社長などがSNSを利用している場合もあります。そうしたアカウントもチェックすることで、企業の動きや何に関心があるのかを知ることができますよ。
キャリアアドバイザー
企業の公式アカウントがある場合はそちらもフォローしておきましょう。企業の最新情報が分かります。
SNSの活用方法はこちらの記事も参考にしましょう。
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ほかに関心のあることを見つける方法は「ゼミの先生に聞く」です。ゼミの先生との関係にもよりますが、授業の合間などに相談してみましょう。
自分では気づけないような、大学教授ならではのおもしろい視点で世の中を見ている先生も多くいます。また年齢もひと世代以上は上なので、世の中の移り変わりも体験しているでしょう。
自分で情報収集して得たものとは違った話題や意見を聞けるかもしれません。関心のあることについての話題を知ることができるだけでなく、あなた自身の価値観も広がるはずですよ。
最近関心のあることを伝える基本構成
話す内容が決まったら、次は正しい伝え方を押さえておきましょう。就活生の中には情報収集にだけ力を入れている人もいますが、ただ得た情報を話すだけでは高評価を得ることは難しいと言えます。論理的に分かりやすく伝えることが大切です。
伝え方の基本的な構成を解説するので、自分が話そうと思っている内容で考えてみてくださいね。
①結論(何に関心があるのか)
最近関心のあることという質問に限らず、基本的に選考では結論ファーストで話します。結論を最初に話すことで、あなたが話したいことを面接官がイメージしやすくなるからです。
最近関心のあることを答える場合は、何に関心があるのかを結論として簡潔に伝えましょう。具体的な内容はこのあと説明するので、「私が最近関心のあることは〇〇です」と一言でかまいません。
②関心のあることの内容と理由
次に、関心があることについて具体的な内容を説明します。世間で話題になっているニュースの場合も、念のため簡潔に内容を説明しましょう。話の概要が分かる程度で、詳細に伝える必要はありません。
内容を説明したら、なぜそれに関心があるのかという理由を伝えます。「大学で〇〇について学んでいるため興味を持った」などあなたの経験や価値観に触れると良いですよ。
キャリアアドバイザー
話の中身をわかってもらおうと長々と話してしまう人が時々います。簡潔に概要をまとめることが大切です。
③自分の考え
最後に、その内容についての自分の考えを伝えます。最近関心のあることの回答でこの部分が最も重要です。
ただ話題になっている話をするだけなら誰でもできますね。しかし、面接官はあなたの価値観や人柄、物事に対する問題意識などを見たいと考えています。客観的な事実にとどまらず、自分がどう思っているのかという意見を話しましょう。
キャリアアドバイザー
注意点としては「絶対〇〇だと思う」「〇〇はあり得ない」などと断言しすぎないことです。自己主張が強い人、周りの意見を受け入れない人だというイメージを持たれる可能性があります。
最近関心のあることで周りと差をつける4つの方法
最近関心のあることについての回答は高評価を得られるチャンスだとお伝えしました。基本構成を押さえたうえで、さらにあなたの魅力や志望度をアピールすれば周りの学生と差をつけることができます。
高評価を狙うための回答方法を4つ紹介するので、取り入れることができそうなものは実践してみてください。ここまでできる学生はそう多くないので、選考突破にぐっと近付きますよ。
①志望動機につなげる
業界や企業に関連する内容であれば志望動機につなげることができます。関心を持つ内容を志望動機の根拠とすることで、あなたの志望度や熱意がさらに伝わるでしょう。
就活生
〇〇に関心があり、それに携わることのできる御社に入社したいです。
就活生
御社の〇〇事業のニュースに関心を持ち、同業他社にはない挑戦的な姿勢に惹かれました。
ただし、ここで聞かれているのは志望動機ではなく最近関心のあることです。志望度を伝えることに必死になりすぎると、自分の意見などを話せず面接官の意図に沿わない可能性があります。
あくまでも基本構成は守ったうえで、プラスアルファで志望度を伝えられると良いですね。
②求める人物像を意識する
最近関心のあることについて自分の意見を述べる際は、企業の求める人物像を意識すると高評価に近付きます。同じ話題を扱うにしても、主張したいポイントを企業ごとに変えられるといいですね。
たとえば、レジ袋有料化に関する話題を挙げたとします。挑戦的な人材を求める企業であれば、現状の問題点を打破できるような新しいアイディアを話せると良い印象を持たれるでしょう。顧客目線を最重要とする企業であれば、店舗や顧客などさまざまな目線から考えた意見を話す必要がありますね。
このように、企業の価値観や求める人物像によって伝える内容を使い分けてみましょう。企業は選考で適性も見ているので、「自社にぴったりな人材だ」と高評価につながりますよ。
③入社後に役立つことまで言及する
最近関心のあることについての意見を述べる際、そこから得た学びを入社後にどう活かせるかまで言及することもおすすめです。入社への意欲や学びを得る吸収力をアピールできます。
たとえばその企業の社長が出している本を読み、その内容に関心があると話したとします。そこで、その本からどんなことを学び働くうえでどのように活かしていけるかを話せると、志望度や働く意欲が伝わるでしょう。
就活生
〇〇という本から多角的な視点で物事を考える重要性を学びました。入社後はこの学びを活かして、顧客のニーズを多角的に捉えられるよう意識していきたです。
④想定される質問の回答を考えておく
最近関心のあることについて話した後、面接官からその内容について深掘りされることがあります。回答につまってしまうとせっかく話した意見の説得力が薄れてしまうので、事前に回答を準備できていると安心です。
- どうして〇〇に関心を持つようになったんですか
- 〇〇という意見の人もいますがどう思いますか
- その話題から学べることは何かありますか
- その問題に対して当社はどう行動するべきだと思いますか
- 普段からニュースなどの情報収集をしていますか
キャリアアドバイザーコメント鴨川 未奈プロフィールをみる
最近の関心のあることの回答で周りと差をつけるコツは「アピールしたい経験を盛り込む」ことです。「なぜ〇〇に興味をもったか」という理由付けをするときに、自己アピールにつながる経験を話すようにするのです。
たとえば、外国出身で異なる価値観を持っている人たちとかかわった経験があれば、関心のあることとしてダイバーシティなどのニュースをもってきます。「なぜダイバーシティに関心があるか」を説明するときに、自分の経験を伝えることができますね。「最近関心のあること」の質問を通じて自分の経験を伝えることで、面接官に自分の人となりが伝わりやすくなりますよ。
業界・話題別! 最近関心のあることの回答例文12選
それでは、最近関心のあることの回答について具体的な例文を見ていきましょう。内容や業界ごとに紹介します。ここまでで解説した基本構成や周りと差をつける方法がどのように取り入れられているか参考にしてくださいね。
最近の気になるニュースについて聞かれた際の例文はこちらの記事で解説しています。
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【例文10選】面接で最近の気になるニュースを聞かれたときの答え方
面接で最近のニュースを聞かれたときに、上手く答えるためには日頃の情報収集と回答のコツが肝心になります。 この記事では、面接で最近のニュースが問われる理由や取り上げる内容、ポイントなどをキャリアアドバイザーが解説します。 回答例文や解説動画も参考に、考えをまとめておきましょう。
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例文①時事問題
まずは、どの業界でも幅広く活用できる時事問題についての例文を紹介します。自分が興味を持った話題について話してみてくださいね。
私が最近関心のあることは、出生率が5年連続過去最小を更新しているというニュースです。
2020年に生まれた子供の数の統計が発表され、さらに少子化が進むと言われています。私自身も鳥取にある出身小学校が生徒数の減少から昨年廃校となり、少子化を身近な問題だと捉えるようになりました。
少子化問題を改善するには、社会全体が変わっていかなければならないと考えています。特に変わるべきなのは働き方です。働きながら子供を育てる女性が多くなってはいるものの、まだキャリアアップしづらい企業も多いと思います。
子育てとキャリアどちらも望める社会となるよう、御社のように男性の積極的な育休取得を奨励したりと、性別問わず子育てと仕事を両立できるような仕組みが普及していくべきだと考えます。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
少子化問題について自分の考えを分かりやすく伝えられていますね。企業の特徴も盛り込むことで、企業への関心や志望度のアピールともなっています。
時事問題についての答え方は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
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面接で時事問題を聞かれたときは? 考察の方法や回答のコツも解説
時事問題は面接でよく聞かれる質問なので、事前にしっかり対策することが大切です。今回は時事問題を自信をもって回答するための3つの対策と、効果的な回答の作り方をキャリアアドバイザー監修のもと紹介していきます。面接での回答例文も紹介しているので、参考にしてくださいね。
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例文②時事問題
もう1つ時事問題についての例文を紹介します。世界で活躍する企業の場合は特に、国内だけでなく世界の話題を挙げることも良いでしょう。
アメリカと中国の人権問題をめぐる対立が日本企業にも影響を及ぼしているというニュースに関心があります。
ウイグル族の人々の強制労働によって生産された疑いがあるとして、アメリカ政府はユニクロのシャツの輸入を停止しました。他に10社ほどの日本企業もこうした強制労働によって利益を挙げていると言われています。
今回の出来事を受けて、日本企業はもっと人権への意識を高めるべきだと思いました。もちろん生産過程で人権に問題がある場合に購入しないという意識を消費者が持つことも大切ですが、そこまで調べることができなかったり値段の安いものを好んだりと難しいと思います。
日本政府が企業に対して厳しい取り決めを作ったり、定期的に生産工程を調査するなどして、政府主導で企業の考え方を変えるべきだと感じています。
国際問題について自分なりに考えて意見を述べることができていますね。社会貢献や国際問題に力を入れている企業ではさらに高評価となるでしょう。
例文③メーカー
次にメーカー業界にちなんだ例文を紹介します。扱う商品によって話題を変えてみると良いですよ。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて強炭酸水がブームとなっていることに関心を持ちました。家にいる時間が増えて、手軽なストレス発散方法として御社の商品を始めとする強炭酸水の売れ行きが伸びていると伺いました。
コロナの影響で炭酸水が売れるというのは一見思いつきにくいので、社会のニーズを掴むことの難しさと面白さを感じました。
社会の動きの表面的な部分だけを見るのではなく、そこから人々がどんな暮らしをするのか想像することで売れる商品が生み出されると分かり、この学びを御社で働くうえでも活かしていきたいです。
企業に関する話題で企業への関心をアピールできています。また、入社後に活かせることまで触れられていて成長意欲が伝わりますね。
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例文④商社
商社は就活生からの人気が高い業界のため、限られた選考時間で自分自身を最大限アピールする必要があります。最近関心のあることという質問でも、自分の価値観や意欲が伝わるような内容に仕上げましょう。
最近関心のあることは、総合商社が医療ビジネスへの取り組みを強化しているというニュースです。商社の業界研究をおこなう中で、ヘルスケアは成長が見込める分野で景気の変動も少ないため各社が力を入れていると知りました。
まだまだ世界には医療が充実していない国がたくさんあるので、こうした日本企業の取り組みで世界の医療体制が整っていくのは望ましいと感じます。
御社の場合は東南アジアの病院経営に力を入れて、課題となっていた院内感染の防止に取り組んでいると伺いました。医療などさまざまな分野から日本だけでなく世界に貢献できるという商社の強みを再認識し、より御社で働きたいという気持ちが強くなりました。
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関心のあることを受けて企業への志望度がより強くなったと入社意欲をアピールできています。企業の事業内容まで調べられていて好印象を残せるでしょう。
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例文⑤小売
次は小売業界の例文です。小売業界といっても事業内容によって関連する話題も異なるため、受ける企業ごとに内容を考えてみてくださいね。
EC事業のネット通販と店舗のシナジー効果が生まれているというニュースに関心を持ちました。ネット通販で購入したものを店舗受け取りとすることで、客単価や購入点数が伸びているということです。
このニュースを聞くまでは、ネット通販の普及により店舗の需要はどんどん下がっていて、小売店は店舗よりもECサイトに注力するべきなのだと感じていました。しかし、ネットで商品を選ぶものの送料を安くするために店舗受け取りを選択するユーザーは多く、そこで売り上げにつながっているとわかりました。
新しいものだけに目を向けるのではなく、従来のものとかけ合わせてさらなる成長を目指すことの大切さを学びました。
小売業界に欠かせないEC事業という話題を用いることで、面接官の興味を引く内容となっています。ニュースから得た学びも伝えられていて好印象です。
小売業界についてはこちらの記事が詳しいですよ。
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小売業界は流行に敏感な人や人と話すことが好きな人、ストレス耐性の高い人に向いています。今回は小売業界の動向や将来性を解説するとともに、キャリアアドバイザー監修のもと小売業界で働くのにあると便利なスキルや資格、志望動機で盛り込むポイントなどを解説してきます。
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例文⑥金融
金融業界の選考では経済に関する話題を話すと良いですね。経済はどの業界にも関連しやすい内容なので、金融業界以外でも応用できますよ。
日本銀行がデジタル円の実験を始めたというニュースに関心を持ちました。今あるキャッシュレス決済のように使える人や店が限定されているのではなく、どこでも誰でも使えるようなデジタル通貨の実験を始めているそうです。
デジタル円が使えるようになれば暮らしがさらに便利になると思いますが、私は慎重に考えていくべきだと思います。現在もキャッシュレス決済でのトラブルが見受けられるためデジタル円でもセキュリティやトラブルの懸念がありますし、お年寄りや子供まで全員が使いこなすことは難しいのではないかと思います。
そのため、完全に現金をなくすのではなく、決まった金額までデジタル円を利用できるなど現金とデジタル通貨を両立できる仕組みが必要だと考えています。
デジタル通貨について、さまざまな立場の目線に立って自分の意見を示せていますね。受ける企業の事業などと関連性を持たせられるとさらに良いでしょう。
金融業界の中でも銀行に興味がある場合はこちらの記事が参考になりますよ。
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例文10選|銀行の志望動機で差をつける4ステップとよくあるNG例
銀行の志望動機で差別化するためには業界や企業への理解度が重要です。今回はキャリアアドバイザーが銀行の種類や仕事内容を徹底解説するとともに、志望動機を考える際の4ステップも紹介。銀行の種類と仕事内容別の例文10選も合わせて紹介するので、参考にしてくださいね。
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例文⑦サービス
今回はホテル業界の例文を紹介します。サービス業界は幅広いため、業界ごとに情報収集してくださいね。
私は最近ホテル経営DXを目指す取り組みに関心を持っています。中でも、非対面でサービスをおこなうスマートホテルで、遠隔地にいる担当者が画面上のアバターを介して接客をおこない、対面と同水準のサービスを提供するという取り組みに興味があります。
私自身ホテル業界を志望するようになったのはホテルでの質の高い接客に感動したことがきっかけのため、どんなに技術が進化しても従業員と宿泊客のコミュニケーションは必要だと考えています。
アバターを介した接客であれば、人件費削減をしながら宿泊客の満足度を下げないことが期待できると思うので、非対面だけでなくこうしたサービスも普及することが望ましいと思いました。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
ホテル業界への自分なりの意見を伝えられていますね。業界に対して自分の意見を述べる場合は、企業の価値観や方針を確認したうえで発言しましょう。
例文⑧マスコミ
今回は出版社に関する例文を紹介します。インターネットの普及によりマスコミ業界も大きな影響を受けているので、そうした観点から探していくと話題を見つけやすいですよ。
無料で漫画を読むことのできる海賊版サイトの広がりに強く問題意識を持っています。
海賊版サイトで違法に読まれた被害額は毎月過去最悪を更新していると聞きました。実際に私の周りにも無料で漫画を読んでいる人がいて「漫画はタダで読める」という価値観が広まっていることに危機感を覚えています。
この状況が続くと素晴らしい漫画が生まれなくなってしまいます。海賊版サイトの利用者にも罰金を課すなど国の対策も必要だと思いますが、出版社としても漫画を購入することへの価値提供に力を入れていくべきだと思います。
私自身も入社後は、漫画の魅力を世に広めていけるような取り組みをおこなっていきたいです。
業界の課題に対して問題意識を持っていることがよく伝わります。入社後のことまで意欲的に話せていて良いですね。具体的な取り組みまで言及できるとより入社意欲をアピールできますよ。
例文⑨IT
IT業界は成長が著しくさまざまな業界に影響を及ぼしています。IT業界以外でも話題にしやすい内容です。
最近見た首里城復興にAIやIoTなどのデジタル技術を活用するという発表に関心を持っています。
観光客の動向をAIで分析して周遊を促したり、歴史を体現できるデジタルコンテンツを作成したりと、デジタル技術によって首里城の復興が促進されるという内容でした。ITによって復興の可能性が大きく広がったということです。
この発表を受けて、ITが社会貢献する分野の幅広さを改めて実感しました。DXという言葉も耳にしますが、ITを駆使した世の中の課題へのアプローチは無限の可能性があると考えています。
ITだからこそ可能となることが今後さらに増えていくと思うので、IT業界で働いて世の中の進化に貢献していきたいと感じています。
IT業界のトレンドとなっているDX化に関する意見を述べています。業界についてよく調べていることが伝わる内容ですね。
IT業界に興味のある人はこちらの記事も参考にしてください。
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例文⑩身の回り
最近関心のあることはニュース以外でも問題ありません。自分の身の回りで起きた出来事を話題とする場合の例文を紹介します。
最近関心のあることは、電車の中で表示される映像広告です。就活がスタートして電車に乗ることが増えたのですが、ふと映像広告が目に入るようになりました。街を紹介するものや女性向けのメイク講座など興味深いものばかりで、今では電車に乗った際の楽しみとなっています。
映像広告を見るようになったことで、企業はあらゆる観点から顧客の満足度を向上させているのだと感じました。そうした視点で見ていくと、なんとなく良いなと思っていた飲食店も味だけなく内装やサービスにも気を配っているから満足できるのだと気づいたり、物事への見方が広がりました。
今後もこの視点を忘れず、顧客に喜んでもらうことを第一に考えられる人材として御社で活躍していきたいです。
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身の回りの些細な出来事から企業に活かせる学びを得たと話していて、情報感度の高さが伝わります。企業で活躍する姿がイメージしやすくなりますね。
例文⑪自身の取り組み
サークルやアルバイト、趣味など日頃の取り組みを話題にすることもできます。そこから何を学んだのかをアピールしてくださいね。
優秀な社会人を目指しビジネス書を読むようにしているのですが、御社の社長が出された〇〇という本を読み強い関心を持ちました。
本の中では「社会人として成功するには継続力が何より大切だ」として、朝晩業界にまつわるニュースをチェックすることは新人のころから続けているとおっしゃっていました。
自分自身が成長するためには行動の内容よりも継続できたかどうかが重要なのだと分かりました。その本を読んでから、私も同じように朝晩ニュースをチェックするようにしています。
小さなことでも習慣化することで、御社で活躍できる人材となれるよう努力していきたいと思います。
社長の本を読んだことで企業への関心が伝わります。そこから得た学びをすでに実践しているので、高い成長意欲が感じられる内容となっていますね。
例文⑫志望動機
最近関心のあることの回答は志望動機にもつなげられるとお伝えしました。例文を参考に、志望動機につながる話題がないか探してみてくださいね。
私はSDGsの取り組みに関心を持っています。大学ではボランティア団体に所属し発展途上国の学校設立に取り組んでいました。
日本の暮らしやすさとは大きく異なる発展途上国の現状を見てきたので、日本ももっと世界の課題に目を向けて取り組むべきだと考えています。
御社は同業他社の中でも特にSDGsに注力していて、企業の利益だけでなく社会課題解決への意識が高い点に魅力を感じました。御社の一員として、世界中の人々がより良い暮らしができるよう社会に貢献していきたいです。
企業への志望度をSDGsという根拠をもとに伝えられていますね。企業の取り組みをより具体的に話すことができれば、より企業への関心をアピールすることができますよ。
「最近関心のあること」の答え方について悩む学生からよくある質問に回答!
面接で「最近関心のあること」に関して質問された際、多くの学生と関心事が重なってしまうのではないか、差別化を図るにはどんな内容にしたらいいのだろうかと思い悩む学生は少なくありません。そんな学生から多く寄せられる質問にキャリアアドバイザーが答えます。
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最近関心のあることを答える際に周囲と差別化するポイントを教えてください。
最近関心のあることを答える際は、「何に」関心があるかだけでなく、「なぜ」関心があるのかを伝えることで周囲と差別化することができますよ。たとえば、最近大きな話題になっている時事問題などは関心事として多くの学生が取り上げる可能性があるでしょう。
しかし、同じ話題だったとしても、そのことに関心を持った理由、きっかけとなった具体的なエピソード、その関心事への自分なりの思いや意見、関心を持つことで受けた影響、今後の自分にどんな関連がありえるのか、などといったことは人それぞれ異なるはずです。従って、これらを盛り込むことで、あなた独自の内容になり、ほかの学生と差別化を図れますよ。
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最近関心のあることを答える際に避けた方がいい内容はありますか?
芸能人やオンラインゲームに関する話題は、芸能界やゲームメーカーの会社を志望しない限り、避けたほうが無難でしょう。また信仰する宗教や支持政党、思想に関しても避けたほうがいい話題です。宗教や政党、思想は個人の自由ですが、厚生労働省が職業差別につながらないように採用選考に配慮すべき事項として定めています。従って、学生が面接で宗教や政党、思想等に関する話をした際に、面接官からストップがかかる可能性もありますよ。
また、どんなに関心が深くともマニアックな趣味の話や、賭け事、大きな事件や事故の話も避けたほうがいいでしょう。志望先企業や業界に関連づけられやすく、自分のアピールになるテーマを選びましょう。
周りと差がつく「最近関心のあること」の回答で選考突破しよう!
志望動機や自己PRなどの質問は万全に準備する学生が多いでしょう。しかし、「最近関心のあること」は回答の質を上げることで高評価を狙いやすい質問となっています。
今回紹介した答え方や例文を参考にして、企業にあなたのことを最大限アピールできる内容を考えてみてくださいね。
今度受ける会社の面接では、最近関心のあることについて聞かれるって友達が言ってました。