部品メーカーはモノづくりに欠かせない存在! 代表企業12社を紹介

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目次

  1. 部品メーカーはモノづくりに欠かせない存在! 動向を押さえて業界研究を進めよう
  2. まずはここから! 部品メーカーとは
  3. サプライチェーンの中流に位置する
  4. おもに3つの分野がある
  5. 業界理解につながる! 部品メーカー以外のメーカーも押さえよう
  6. 上流:素材メーカー
  7. 下流:加工メーカー・組立てメーカー
  8. 動向や将来性は? 部品メーカーの業界研究で押さえておくべきポイントを解説
  9. 動向①自動車業界の電動化・自動化が進む
  10. 動向②AIやIoT化で高い技術が求められる
  11. 動向③グローバル化が進む
  12. 将来性①電動化に強い部品は需要が増える
  13. 将来性②世界の人口増加にともない需要が拡大する
  14. 多岐にわたる! 部品メーカーの仕事内容を紹介
  15. 事務系総合職
  16. 技術系総合職
  17. 分類別に紹介! 部品メーカーの有名企業12選
  18. 自動車部品メーカー
  19. 電子部品メーカー
  20. 機械部品メーカー
  21. 部品メーカーに就職する4つの魅力
  22. ①世界シェアの高い企業で働くことができる
  23. ②グローバルに活躍できる
  24. ③雇用環境が安定している
  25. ④多様なキャリアパスががある
  26. 確認必須! 部品メーカーの現実も押さえておこう
  27. ①BtoB企業のため知名度は高くない
  28. ②都心ではなく地方勤務の場合が多い
  29. ③競合他社との競争が激しい
  30. 当てはまるかチェック! 部品メーカーに向いている人の特徴
  31. ①モノづくりが好き
  32. ②チームワークを大切にできる
  33. ③向上心がある
  34. ④グローバルに活躍したい
  35. 志望先別に解説! 部品メーカーの志望動機の例文5選
  36. ①事務系
  37. ②技術系
  38. ③自動車部品メーカー
  39. ④電子部品メーカー
  40. ⑤機械部品メーカー
  41. 部品メーカーについてよくある質問に回答!
  42. 部品メーカーは生活を支える存在! 展望を押さえて業界理解を深めよう

部品メーカーはモノづくりに欠かせない存在! 動向を押さえて業界研究を進めよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「部品メーカーの仕事内容やどのような職種があるか知りたいです。」
「部品メーカー業界の将来性を教えてください。」

といった質問を受けます。部品メーカーへの就職で仕事内容や将来性など具体的なイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、部品メーカーの仕事内容や企業の特徴、将来性について詳しく解説します。さらに志望動機の書き方や具体的な例文も紹介します。業界研究や就活対策に役立てていきましょう。

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まずはここから! 部品メーカーとは

部品メーカーとは、自動車メーカーや電子機器メーカーなどに部品を供給する企業をいいます。普段、利用している自動車や家電、電子デバイスなどに使用される部品を製造しています。

たとえば、自動車のエンジンやブレーキや家電製品の基盤やボタン、スマートフォンのディスプレイやバッテリーです。私たちが当たり前に使っている製品の多くは部品メーカーの手によって作られています。

高い品質と信頼性を持った部品を供給することによって自動車や電子機器、機械の性能向上に貢献しています。また、継続的な技術革新やコスト削減の取り組みも製品の競争力を高める役割を果たしていると言えるでしょう。

サプライチェーンの中流に位置する

サプライチェーンにおける部品メーカーの位置

部品メーカーと呼ばれる企業には、さまざまな種類があります。まずは製造工程を「上流・中流・下流」の3つに分類されるので、この点を押さえておきましょう。

  • 上流:素材メーカー……素材のみを作るメーカー
  • 中流:部品メーカー……素材を加工し部品の製造をおこなうメーカー
  • 下流:加工・組立メーカー……素材や部品を組み立てて製品を完成させるメーカー

その中でも、部品メーカーは中流に位置し、素材メーカーから素材を仕入れて部品を製造し、下流の組み立てメーカーに納品する役割を担います

素材メーカーについてはこちらを参考にしてみてください。

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おもに3つの分野がある

部品メーカーは広範囲で、さまざまな分野に分けられます。まずは主な部品メーカーの分野を3つ押さえておきましょう。

  • 自動車部品(安全性や耐久性)
  • 電子部品(最新のテクノロジー提供)
  • 機械部品(高い精度と信頼性)

部品メーカーが製造している製品は消費者には見えないものが多いですが、革新的な最新の製品が世に出される裏には、部品メーカーの革新的な技術がかかわっています

分野例:部品例:製品
自動車部品エンジン、トランスミッション、駆動系、サスペンション、ブレーキ、ボディ、内装、外装自動車
電子部品半導体、コンデンサ、抵抗器、トランジスタ、インダクタ、コネクタ、モーター、センサーテレビ、パソコン、スマートフォン
機械部品軸、ベアリング、ギア、シリンダー、ポンプ、モーター、バルブ、クラッチ産業機械、農業機械

それぞれ後ほど詳しく解説します。

長尾 美慧

キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる

日本の部品メーカーには優良企業が多い

日本の部品メーカーは、世界のなかでも技術力が高く優良企業も多い傾向にありますよ。たとえば部品メーカーのなかには、技術力の高さなどが評価されて世界シェアトップクラスを誇る企業や、業界全体の半分ほどのシェアを獲得していると言われる企業もあります。

ほかにも一般の消費者にはあまり知られていない企業もありますが、給料や福利厚生など社員の待遇が優れているところも多いです。これらの企業は長年にわたり日本経済を支え続け、創業以来100年以上第一線で活躍しているところもあります。

業界研究を通じて部品メーカーの魅力を探ることで、数ある優良企業のなかでもあなたに合った企業が必ず見つかりますよ。

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業界理解につながる! 部品メーカー以外のメーカーも押さえよう

業界理解を深めるためには部品メーカーだけでなく、同業界で距離の近い他のメーカーも押さえておくことが大切です。業界全体のニュースやトレンド、市場動向を常にチェックし新しい技術やサービスを把握しておきましょう。

上流:素材メーカー

素材メーカーは製品のベースとなる素材を製造する企業です。鉄鋼、アルミニウム、樹脂、ゴム、紙、ガラスなどの、さまざまな素材を製造しています。

たとえば、鉄鋼は建築や自動車産業で使用され、アルミニウムは航空機や電子機器に使われています。素材は製品の品質や性能に大きな影響を与えるため、製品の要求に応じて適切な素材を選定することが求められるでしょう。

また、常に市場のニーズに合わせて新しい技術や素材の開発に取り組んでいます。環境に優しい素材の開発や耐久性の向上など、さまざまな改良がおこなわれています

素材メーカーは私たちの生活に欠かせない存在で、暮らしを快適で持続可能なものにするために重要な役割を果たしています。

素材の一つである鉄鋼を扱う、鉄鋼業界について解説している記事もあります。素材メーカーのイメージを持てるように読んでみてください。

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下流:加工メーカー・組立てメーカー

加工組立メーカーは素材や部品を加工して製品を完成させ、モノづくりの最終工程をになっている企業です

仕入れた素材を加工し、製品を成形し、部品やパーツを他の製品と接合し組み合わせることで製品を完成させます。高度な技術と専門知識が必要不可欠であり、厳格な品質検査も欠かせません。

また、効率的な生産ラインや工程管理を確立することで生産性を向上させコスト削減を実現しています。

動向や将来性は? 部品メーカーの業界研究で押さえておくべきポイントを解説

部品メーカーを志望する学生は市場の動向と将来性に注目しましょう。グローバル化、技術革新、環境規制の強化などが部品メーカー業界で重要な要素になるでしょう。押さえておくべきポイントを「動向」と「将来性」に分けて詳しく解説します。

志望する業界の理解を深めることは就活において非常に重要なステップです。しっかりと業界の情報収集をおこない就活を有利に進めましょう。

 部品メーカーの動向や将来性
  • 動向
    ①自動車業界の電動化・自動化が進む
    ②AIやIoT化で高い技術が求められる
    ③グローバル化が進む
  • 将来性
    ①電動化に強い部品は需要が増える
    ②世界の人口増加にともない需要が拡大する

動向①自動車業界の電動化・自動化が進む

2020年6月に経済産業省と国土交通省が発表した「2040年、道路の景色が変わる」によると自動車業界では環境規制の強化や安全性の向上を背景に電動化、自動化を急速に進めています。そのため部品メーカーは変化に対応するために、さまざまな新技術の開発に取り組んでいます。

たとえば、電池技術の進歩により効率的で持続可能な電動車両が実現されています。また、自動運転技術の発展により安全で快適な自動車両が開発されています。

さらに、車両センサーの進化により正確なデータ収集が可能となり運転の安全性向上に貢献しています。これらの新技術の開発により部品メーカーは自動車業界の進化を牽引していると言えるでしょう

自動車業界についてはこちらを参考にしてみてください。

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動向②AIやIoT化で高い技術が求められる

AI(人工知能)やIoTの進歩により部品メーカーはより高度な技術を求められます。経済産業省「スマート IoT 推進戦略」によると、故障予知や遠隔監視、制御などの技術が重要になると予想されています

また自動車産業の自動運転技術やスマートホーム分野のIoT家電製品の需要に注目すべきでしょう。技術の進歩により高性能な製品を開発し効率的なエネルギー利用が可能になりました。AIとIoTの技術は持続可能なエネルギーにおいて重要な役割を果たします。

AIとIoTの進展により部品メーカーは高度な技術を求められるだけでなく新たなビジネスチャンスを広げることができます。

動向③グローバル化が進む

部品メーカーはグローバル化が進み、海外での生産や販売がさらに拡大しています。海外での生産と販売の拡大に伴いグローバルな視野と多様なスキルを持つ人材が求められていると言えます。

海外市場で競争力を高めるには異文化間のコミュニケーション能力や国際ビジネスの知識が必要です。さらに、現地の規制や法律に対応しニーズに合った製品やサービスを開発する能力も求められます。

今後は国境を越えたビジネスがますます重要となるためグローバルな活躍を目指すことができるでしょう。

将来性①電動化に強い部品は需要が増える

部品メーカーの将来性として電動化に強い部品は需要が増えると予想されています。世界的に自動車の電動化が進んでおり、そのため必要な部品への需要が高まっています

具体的には、電池、モータ、インバーターなどの部品が需要増加の中心となっています。電動化による自動車の普及は環境に良い影響を与えます。電気自動車は大気汚染を削減し騒音を低減することで快適な都市環境を実現します。

国がまとめた「2023年ものづくり白書」経済産業省 ・厚生労働省 ・文部科学省)によると環境意識の高まりや技術の進歩による電動化への需要がますます拡大しています。

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キャリアアドバイザー

部品メーカーの将来性を理解するには「電動化」「自動化」に着目しましょう。

将来性②世界の人口増加にともない需要が拡大する

国連は世界人口が2022年に80億人に到達し2058年には100億人になる予測を発表しました。世界の人口増加に伴い、需要が拡大することが予想されています。これは、人口の増加により自動車や家電製品などの需要が増えるためです。

部品メーカーは世界の人口増加の影響と今後、高い経済成長が期待されるアジア、中南米諸国等の拡大が注目されています。部品メーカーにとって大きなビジネスチャンスです。需要の増加に応じて生産を拡大し新たな技術や製品の開発にも取り組むことが予想されます。

そのため、部品メーカーの将来性は非常に明るいと言えます。部品メーカーを志望する学生は、この成長産業で長く安定したキャリアを築くことができるでしょう。

塩田 健斗

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる

部品メーカー業界は一部苦戦が予想されるも将来性には期待が持てる

電動化へのシフトで需要増加が予想される部品メーカーですが、トヨタ自動車がEV化に苦戦しているように、部品メーカーも苦戦する可能性はあります。なぜならEV化に対応した新技術を商品化するには、安全性や耐久性などについて時間をかけて検査しなくてはいけないからです。

新技術の開発から実用化、大量生産への移行までには膨大な時間とリソースが必要になります。特にEV化のような技術革新に対応するためには、徹底的な検査と品質確保が必要であり、これが市場投入を遅らせる一因となる可能性もありますよ。

一方で部品メーカーは将来性に期待が持てる業界です。製品の完成度を高める努力は日本の部品メーカーへの信頼性を向上させ、競争力を高める要因になります。新技術に対応する開発と改善努力は、時代のニーズに対応して進化し続ける業界という魅力にもつながりますよ。これからも技術の進歩と市場ニーズに対応する部品メーカーは、日本を代表する産業として期待されています。

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多岐にわたる! 部品メーカーの仕事内容を紹介

部品メーカーのおもな仕事

部品メーカーは自動車や電子機器など、さまざまな産業で需要があり、技術の進歩により新製品や素材の開発が求められています。

部品メーカーに就職を考えている学生は、どのような職種で求人があるか気になると思います。そこで部品メーカーの職種と仕事内容について「事務系」「技術系」に分けて詳しく解説します。自身の興味や能力に合った職種を見つけるために、ぜひ参考にしてみてください。

事務系総合職

部品メーカーの事務系総合職は営業、調達、生産管理などの業務をサポートする役割です。営業サポートは納品書などの書類作成や顧客との連絡調整をおこないます。また、調達業務では部品の在庫状況を把握し、必要な部品の調達手配をします。

生産管理業務では生産ラインのスケジュール管理や生産進捗の管理をおこない、生産効率を向上させるために努力します。部品の品質管理や不良品の取り扱いにも関与する場合もあります。

部品メーカーの事務系総合職は幅広い知識や調整力などスキルが求められる仕事ですが、その分やりがいがあります。

営業

営業は企業や顧客との関係構築や交渉を通じて製品やサービスの販売をおこなう役割を果たします。営業担当は顧客のニーズや要求を的確に把握し、それに応じた最適な提案や解決策を提供します。

また、自社の製品やサービスの特長を積極的にアピールし顧客の興味を引き付けて受注を獲得します。営業活動は市場動向や競合他社の情報を把握し戦略的なアプローチをおこなうことが重要です。

さらに、顧客との信頼関係を築き継続的なビジネスチャンスを確保するためにアフターサービスや顧客サポートも大切な要素です。

調達

調達は市場調査や仕入先、納品業者との交渉を通じて最適な部品や原材料を見つけます。また、品質管理も重要で納期とコストのバランスを取りながら効率的かつ経済的な調達を実現します。

また、調達は部品や原材料の調達だけでなく商品の信頼性や安定性の評価、リスク管理の対策、環境配慮にも注意が必要です。調達は企業にとって重要な業務で、効果的な調達プロセスを確立することは企業の競争力を向上させるために不可欠です。

生産管理

生産管理は製造プロセス全体を調整することにより効率的な生産体制を実現する仕事です。部品の製造や組み立ての計画、管理のみならず需要予測をおこない生産計画を立案することが求められます。

また、部品の調達や在庫管理、品質管理なども生産管理の範囲に含まれます。さらに、生産ラインの改善や効率化のための提案もおこないます。生産管理のおもな目的は、顧客満足度を向上させ競争力を高めるために顧客の要求に素早くかつ効率的に対応し製品の品質を確保することです。

事務(人事・経理・総務)

事務は企業の円滑な運営を支える非常に重要な役割を果たす役割です。人事部門では優れた人材を採用し適切に教育して組織の成長を促進する責任があります。

また、給与計算や労務管理など社員の福利厚生に関する業務も担当します。経理部門では正確な会計情報を提供して予算管理や資金調達など会社の財務に貢献します。さらに総務部門では日常の業務や施設管理、広報活動など会社全体の円滑な運営をサポートします。

技術系総合職

部品メーカーの技術系総合職は製品の設計、開発、製造、品質管理など幅広い技術に関する業務を担当します。製品の分析や設計、製造プロセスの監督など品質基準を満たす製品を作ります。

また、製品の性能向上やコスト削減のための改善活動に取り組みます。新しい技術や材料の研究開発に関与し競争力を向上させるための革新的な提案をおこないます。

さらに、市場動向や顧客のニーズを分析し製品の戦略的な方向性を決定する役割も担います。常に最新の技術トレンドや業界の動向について学習し自己啓発を続ける必要があります。

チームと協力してプロジェクトを推進しスムーズな業務遂行をサポートします。部品メーカーの技術系総合職は製品の技術的な側面を担当する重要なポジションで企業の成長と競争力を支える役割を果たします。

研究開発

研究開発職は新たな製品や技術の開発をおこなう職種です。顧客のニーズや市場の状況を詳しく調査し、それに基づいて新たな製品や技術のアイデアを創出します。

アイデアが生まれたら、それを実現するために詳細な研究や開発をおこないます。研究開発の過程では試行錯誤や実験が欠かせません。さらに、他のチームメンバーや専門家との協力が重要です。研究開発職はイノベーションを起こし企業の競争力を高めるために欠かせない存在です。

研究職の特徴はこちらで解説しています。

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生産技術

生産技術職は製品の製造工程を設計、開発、改善する職種です。製品の品質や生産性を向上させるために製造設備や製造方法の開発をおこないます。また、製造現場で発生する問題の解決にも取り組みます。

生産技術職の役割は多岐にわたります。製品の生産計画の立案や生産ラインの改善案の提案、新しい製造技術や材料の研究です。これにより製品の品質向上や生産コストの削減が図れます。

品質向上や生産効率の向上を目指し製造設備や製造方法の開発、問題の解決、品質管理に取り組みます。

品質管理

品質管理は製品の品質を管理する重要な職種です。製品の品質基準を策定し品質を保証するためのさまざまな業務をおこないます。

たとえば、製品の不具合が発生した場合は迅速に対応し原因を徹底的に調査します。また、再発防止策を講じるだけでなく製品の品質向上のための新たな取り組みもおこないます。

品質管理の役割は、製品の品質に対する責任を果たすだけでなくチームと協力して製品の品質を向上させるための戦略を立案することも含まれます。

品質管理の仕事についてはこちらを参考にしてみてください。

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分類別に紹介! 部品メーカーの有名企業12選

一般的に有名企業は信頼性が高く安定した経営基盤を持ち、グローバルな市場でも競争力を持っています。さらに、さまざまな業界や事業分野に進出しているため有名企業を研究することで業界を把握しやすくなります。

そこで、部品メーカーのブランド力が高い12社について解説します。採用選考でも他社との違いを聞かれることが多いため、ぜひこの記事を参考にして企業研究に役立ててください。

自動車部品メーカー

自動車産業は自動化や電動化といった大きな変革期に直面しています。この変化に対応するため自動車産業全体は競争力を向上させるため、さまざまな取り組みをおこなっています

この変革は自動車部品メーカーにも大きな影響を与えています。従来のモノづくりや開発プロセスとは異なるアプローチで新たな技術が次々と開発されています。企業ごとの特徴や強みも、ぜひ参考にしてみてください。

①デンソー

設立1949年12月
従業員数(2023年3月時点)164,572名(グループ)
売上高(2023年3月時点)6,401,320(百万円)
純利益(2023年3月時点)314,633(百万円)

デンソーは、かつてトヨタ自動車の開発部門でした。1949年に日本電装株式会社として創業し、トヨタ自動車を中心に自動車用電装部品の販売を拡大してきました。現在は世界の主要な自動車メーカーに製品を供給する世界トップクラスの自動車部品大手企業となっています。

主な事業内容
  • 自動車関連品
  • 生活関連機器分野
  • エコキュート
特徴と強み
  • 世界に認められた技術対応力
  • 電動化を支える多様な製品がある
  • カーボンニュートラル環境戦略
  • 世界初の500万変数規模の実問題に対応する能力を発表。
  • デンソーの疑似量子技術「DENSO Mk-D」は自動車製造、物流、金融、医療、製造などの分野で活用が期待できる。

②アイシン精機

設立1965年6月 
従業員数(2023年3月時点)116,649名(グループ)
売上高(2023年3月時点)4,402,823(百万円)
純利益(2023年3月時点) 37,670(百万円)

アイシンは自動車部品メーカーの2位です。トランスミッション、ドライブトレイン、エンジン、エアコンなどの主要部品を製造、販売しています。また、電動化や自動運転などの技術開発にも力を入れグローバル展開を積極的に進めています。

1965年に設立され2021年に親会社と経営統合しアイシン精機から「株式会社アイシン」へ社名変更。

主な事業内容
  • 自動車部品
  • エナジーソリューション関連他
特徴と強み

③日本精機

設立1946年12月
従業員数(2023年3月時点)13,624名(グループ)
売上高(2023年3月時点)275,776(百万円)
純利益(2023年3月時点)1,380(百万円)

日本精機は、自動車、オートバイ、建設機械、船舶等に搭載されるメーターや車載EMS等を開発、製造を手掛ける企業です。自動車部品の中でも特に車載用計器事業は世界に展開しています。

おもな事業内容
  • 自動車、建設機械、船舶等に搭載されるメーターや車載EMS等を開発・製造
  • 住宅設備、OA機器、FA機器、IoT遠隔監視システム等の製品を設計・製造
特徴と強み
  • 車のフロントガラス部分にスピード・ナビ等の情報を表示するヘッドアップディスプレイ(HUD)のような次世代技術の開発
  • 開発・設計・製造・販売を一貫した体制でおこなう独立メーカー

④日本発条

設立1939年9月
従業員数(2023年3月時点)20,600名(グループ)
売上高(2023年3月時点)693,246(百万円)
純利益(2023年3月時点)21,537(百万円)

日本発条(ニッパツ)は自動車部品メーカーで主に、ばねや自動車用シートを製造しています。創業以来100年以上にわたり、ばねの技術開発に取り組み世界トップシェアを誇ります。自動車や家電、産業機器など、さまざまな分野の製品にばねを供給しています。

主な事業内容
  • 懸架ばね事業
  • シート事業
  • 精密部品事業
  • 産業機器ほか事業
特徴と強み
  • 世界シェアNo.1のばねメーカー
  • 電気自動車やハイブリッドカーに搭載

電子部品メーカー

デジタル化や自動車の電動化が注目され今後もさらなる市場の拡大が予想される電気部品メーカーの有名な企業を詳しく紹介します。

電気部品メーカーはデジタル化や自動車の電動化といった市場のトレンドにマッチした製品を提供し、高い競争力を持っています。今後の成長が期待される企業と言えます。世界をリードする企業を見ていきましょう!

⑤日本電産

設立1973年7月
従業員数(2023年3月時点)106,592名(グループ)
売上高(2023年3月時点)2,242,824(百万円)
純利益(2023年3月時点)45,003(百万円)

日本電産は、世界最大のモーターメーカーです。モーターの製造、販売で世界トップシェアを誇っています。2023 年に創立 50 周年を迎えるにあたり社名を「日本電産株式会社」から「ニデック株式会社」に変更しました。

モーター以外に電動化や自動運転などの技術開発にも力を入れています。また、グローバル展開を積極的に進めています。

主な事業内容
  • 精密小型モーター
  • 車載
  • 家電/商業/産業用
  • 機器装置
  • 電子/光学部品
特徴と強み
  • 精密世界モーター世界トップ
  • 車載用など大型にも注力
  • 軽薄短小と呼ばれるモーターの技術が強い

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⑥村田製作所

設立1950年12月
従業員数(2023年3月時点)73,164名(グループ)
売上高(2023年3月時点)1,686,796(百万円)
純利益(2023年3月時点)253,690(百万円)

村田製作所は1950年の創業以来、日本や世界で研究と開発に取り組み電子部品の開発と製造に特化しています。セラミックコンデンサの分野では高性能で小型なコンデンサを、独自の技術開発により業界をリードしています。

また、グローバルに展開し世界の電子部品業界を支えていく存在となっています。

主な事業内容
  • コンポーネント事業
  • モジュール事業
特徴と強み

⑦京セラ

設立1959年4月
従業員数(2023年3月時点)81,209名(グループ)
売上高(2023年3月時点)2,025,332(百万円)
純利益(2023年3月時点)127,988(百万円)

京セラは1959年に設立された電気機器メーカーで国内外で部品、電子機器、サービス、ネットワークなどの事業を展開しています。

セラミック部品は世界トップシェアを持ちスマートフォンや自動車などの製品に提供しています。また、電子部品ではセンサーやカメラを製造し、産業機器では工作機械や精密機器など幅広い製品を製造しています。

主な事業内容
  • 産業/自動車用部品事業
  • 半導体関連部品事業
  • 電子デバイス事業
  • コミュニケーション事業
  • ドキュメントソリューション事業
  • 生活/環境事業
特徴と強み
  • コンデンサーなど主力
  • 太陽電池モジュール、複写機/通信機器など多角化
  • セラミック技術を活かしスマートフォンや自動車などの製品に提供
  • 独自の技術開発によるセラミック部品は世界トップシェアを獲得
  • 新しいテクノロジーの移動販売「歩行センシング&3Dデモシステム」の人間拡張技術「ミリ波センシングシステム」のヘルスケアや見守り商品を開発

⑧ミネベアミツミ

設立1951年7月
従業員数(2023年3月時点)92,821名(グループ)
売上高(2023年3月時点)1,292,203(百万円)
純利益(2023年3月時点)77,010(百万円)

ミネベアミツミは自動車や産業機器などのさまざまな製品に欠かせないベアリングやオイルシールなどの機械部品を製造、販売している企業です。

極小ベアリング世界シェアトップでPCや周辺機器、情報通信機器などがメイン市場です。

主な事業内容
  • 機械加工品事業
  • 電子機器事業
  • ミツミ事業
  • ユーシン事業
特徴と強み
  • 主力製品はベアリング
  • 自動車・航空機市場などの影響大

機械部品メーカー

機械部品業界も最新の技術であるIoTやAIの活用がますます重要視されています。IoTやAIの導入により工作機械の稼働状況や生産性をリアルタイムで監視することができます。

これにより生産ラインの効率化やトラブルの早期発見、メンテナンスの最適化など効率的な生産管理を実現することができます。さまざまな有名企業も、このような技術の活用に取り組んでいます。部品メーカーの有名企業を解説していきます。

⑨ジェイテクト

設立1935年1月
従業員数(2023年3月時点)46,053名(グループ)
売上高(2023年3月時点)1,678,146(百万円)
純利益(2023年3月時点)34,276(百万円)

ジェイテクトは自動車部品メーカーの国内大手です。自動車の駆動系部品を中心にトランスミッションや駆動系部品を製造、販売しており世界トップシェアを誇っています。現在は電動化や自動運転などの技術開発にも力を入れています。

主な事業内容
  • 機械器具部品事業
  • 工作機械事業
特徴と強み

⑩日本精工

設立1916年11月
従業員数(2023年3月時点)29,882名(グループ)
売上高(2023年3月時点)938,098(百万円)
純利益(2023年3月時点)18,412(百万円)

日本精工は1916年に設立されベアリングや軸受、軸受ユニットなどの機械要素部品製造を主な事業とする世界有数の総合機械メーカーです。2016年には創立100周年を迎えた老舗企業です。日本初のベアリングメーカーとして国内シェアトップ、世界シェアも伸ばし世界の産業をリードしています。

主な事業内容
  • 産業機械事業
  • 自動車事業
特徴と強み
  • ベアリング国内トップ
  • 自動車部品、直動案内機器も展開
  • アジア進出に積極的
  • 世界初自動車の駆動軸トルクを磁気で計測する「非接触式トルクセンサ」開発

⑪荏原製作所

設立1920年11月
従業員数(2023年3月時点)19,095名(グループ)
売上高(2023年3月時点)680,870(百万円)
純利益(2023年3月時点)50,488(百万円)

荏原製作所は1920年に設立した老舗企業でポンプ、ターボ機械、産業機器などの製造、販売をおこなう企業です。ポンプでは世界トップシェアを誇り空調や給排水、水処理、食品加工、化学工業など建築・産業、エネルギー、インフラ、環境プラント、精密・電子の事業領域で社会インフラや産業を支えています。

主な事業内容
  • 風水力事業
  • 環境プラント事業
  • 精密/電子事業
特徴と強み
  • 総合ポンプメーカー
  • 半導体研磨装置の技術力に定評
  • 環境対応のガス溶鉱炉なども展開

⑫THK

設立1971年4月
従業員数(2022年12月時点)4,058名(グループ)
売上高(2022年12月時点)393,687(百万円)
純利益(2022年12月時点)21,198(百万円)

THKはボールねじや直線運動機器などを製造販売しています。ボールねじは自動車や産業機器などに使われる部品で世界シェアトップです。グローバル展開は世界100以上の国や地域に拠点を持ちお客様のニーズに対応しています。

主な事業内容
  • 産業機器
  • ロボット
  • IoTサービス
  • 民生分野
  • 輸送機器
特徴と強み
  • 直動案内機器で世界シェア5割超
  • 海外比率が高く海外でも高シェア
  • 産業用機械、医療機器、自動車、鉄道、航空機、免震装置、ロボットなど幅広い分野へ製品を提供

部品メーカーに就職する4つの魅力

部品メーカーに就職する4つの魅力

部品メーカーは製造業の中でも特に注目され成長が見込まれています。技術革新の最前線に位置し常に新しい挑戦が待っています。そんな部品メーカーへ就職する4つの魅力について解説します。

志望動機で「なぜこの業界を選んだのか」に役立つ内容です。ぜひ、参考にしてみてください。

①世界シェアの高い企業で働くことができる

世界シェアの高い企業では常に最先端の技術やノウハウを追求しています。そのため高度な研究開発に取り組む機会や最新の技術トレンドを学ぶことができます。また、国内外の専門家との交流の機会を通じて、異なる視点やアイデアを得ることができます。

さらに、高度な研究開発や大規模なプロジェクトに参加することもあります。国際的な視野やグローバルなビジネススキルを身に付けることで幅広いキャリアの可能性を広げることができるでしょう

②グローバルに活躍できる

世界シェアが高い企業での経験は、グローバルな視点や国際的なネットワークを築くことができます。多様な文化やビジネス環境に対応する能力を身につけるチャンスがあります

さらに、異なる業界や市場での知識や経験を積む機会も増え、自身のキャリアパスを広げることができます。これにより新たなチャレンジや成長の機会が生まれグローバルに活躍することができるでしょう。

自身の能力を向上させグローバルに活躍したい人にとって部品メーカーは魅力的な業界と言えるでしょう。

③雇用環境が安定している

部品メーカーは自動車や家電などの製品を製造する企業が多く生活に欠かせない製品を提供しています。そのため、景気変動の影響を受けにくく雇用環境が安定していることが特徴です。

部品メーカーは技術的な専門知識やスキルを持つ従業員を長期間必要とするため、雇用の安定性があります。また、グローバルな取引や海外拠点を持っていることから、さまざまなビジネス機会が生まれ雇用の需要が継続的に見込まれます。

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キャリアアドバイザー

さらに、部品メーカーでの経験は他の産業にも役立つことが多くキャリアの幅を広げることができます。

④多様なキャリアパスががある

部品メーカーには、さまざまな職種があり、自身の興味や適性に合わせてキャリアを築くことができます。たとえば、技術職、品質管理、営業、研究開発など、さまざまなポジションがあります。また、国内外の部署異動や転勤を通じて異なる業務や文化に触れる機会もあるでしょう。

これにより、多様な経験を積むことができ自己成長を促進することができます。さらに、長期的なキャリアパスを考えるうえでも、部品メーカーは魅力的な選択肢となります。

将来的には管理職や専門職としての役割に進むことも可能です。部品メーカーでは自身の能力を最大限に発揮し、やりがいを感じながら働くことができます。

成瀬 遼

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グローバルで活躍でき日本社会への貢献度も高いのが部品メーカーの魅力

部品メーカーは、世界で売上シェアの高い企業やグローバルに活躍している企業がたくさんあります。世界を舞台にして働けるため、外貨を獲得し日本経済社会への貢献度が高いのが部品メーカーの魅力の一つです。

とくに円安の場合、海外売上比率の高い企業は収益が大きくなります。海外への輸出で業績の向上した部品メーカーが、その利益を社員に還元したり雇用を増やしたりすることで、日本社会に好影響をもたらすことが期待できますよ。円安は材料費の値上がりにつながるためすべての部品メーカーの業績が上がるとは言えませんが、輸出の追い風になる企業も多いようですね。

部品メーカーは世界中で質の高い製品を販売することで、日本社会に貢献できる仕事と言えるのです。

確認必須! 部品メーカーの現実も押さえておこう

部品メーカーの現実
  1. BtoB企業のため知名度は高くない
  2. 都心ではなく地方勤務の場合が多い
  3. 競合他社との競争が激しい

部品メーカーは就職先として魅力的な存在ではありますが、知名度が低いことや地方勤務の可能性、競争の激しさなどの現実もあります。

部品メーカーへの就職を希望する学生は、現実を理解したうえで自身のキャリアプランや適性と照らし合わせながら就活を進めていきましょう。

①BtoB企業のため知名度は高くない

はじめに「BtoBって何?」と思う学生が多いかもしれません。簡単に解説しますね。

  • BtoB:企業同士が取引(例:部品メーカーが自動車メーカーに部品を販売)
  • BtoC:企業が消費者と取引(例:アパレルメーカーが消費者に衣服を販売)

BtoB企業は私たち消費者が知らない企業がたくさんあります。BtoC企業と比べると知名度が低い傾向があります。知名度が低いことで部品メーカーを志望する学生の中には、最初から選択肢に入れない方も多いでしょう。しかし、海外企業や宇宙産業に部品を提供している町工場も存在します。

企業研究では、知名度ではなく事業展開や取引先、製品を理解し企業文化を深く調べてみてください。隠れたすごい企業と出会えるかもしれません。

BtoBについてはこちらで詳しく解説しています。

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②都心ではなく地方勤務の場合が多い

部品メーカーの多くは工場の拠点を地方に置いています。広い敷地面積が必要なため、どうしても地方に多く存在します。そのため、都心ではなく地方での勤務になる場合があります。慣れない地方での生活や家族や友人と離れることに不安を感じることもあるでしょう。

一方で、新しい土地での生活は、さまざまな魅力があります。たとえば、地方ならではの美しい自然や緑豊かな風景が広がります。地元グルメや観光スポットも魅力的です。地元の文化に触れることで日常がより豊かになります。また、新しい人とのつながりや人脈を築くこともできます。

地方での生活は初めは不安かもしれませんが、新たな経験や成長の機会と捉え積極的にチャレンジすることをおすすめします。

③競合他社との競争が激しい

部品メーカーは競争が激しい業界です。企業は高水準の技術力を維持する必要があります。自己啓発により常に最新情報にアクセスし専門知識を向上させることも大切です。

また、コミュニケーション能力とチームワークも重要です。部品メーカーは多くの部署やパートナーと連携するため円滑なコミュニケーションと協力が必要です。

競争の激しい業界では変化に対応し迅速に問題を解決する能力が求められます。部品メーカーにおいては自己成長と継続的な学習の意識を持ちながら自分の強みを活かすことが成功の鍵です

当てはまるかチェック! 部品メーカーに向いている人の特徴

部品メーカーに向いている人の4つの特徴
  1. モノづくりが好き
  2. チームワークを大切にできる
  3. 向上心がある
  4. グローバルに活躍したい
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就活生

どんな人が部品メーカーに向いてますか?モノづくりには器用さが大事ですよね! それなら自身があります。

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キャリアアドバイザー

もちろん手先の器用さも大切ですが、丁寧に根気よくモノづくりに向き合う仕事なので、まずはモノづくりに興味と情熱がある人ですね。

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就活生

パーツや機械の構造に興味があって、よく分解して長い時間かけて組み立てます。だめですか?

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キャリアアドバイザー

モノづくりへの「興味」と「探究心」があるから大丈夫ですよ! 自信を持ってくださいね。

部品メーカーに向いている人は部品や機械に興味や関心がある人です。モノづくりにおいて重要な要素です。さらに詳しく部品メーカーに向いている人について解説します。組織で働くうえで必要なことも含まれていますので参考にしてくださいね。

①モノづくりが好き

部品メーカーの仕事はモノづくりの最前線で働くことができます。そのため、モノづくりに興味や関心があり、モノづくりを通じて社会に貢献したいという思いを持っている人が向いています。

モノづくりが好きかどうかは、学生時代に取り組んできた課題やアルバイト、趣味などで判断することができます。また、部品メーカーのインターンに参加して実際にモノづくりの現場を体験してみることをおすすめします

②チームワークを大切にできる

部品メーカーの仕事は個人で完結するものではありません。多くの部署やチームが連携して製品を製造しています。チームワークを大切にでき周囲と協力して成果を上げることができる人は部品メーカーが向いているでしょう。

部品メーカーの仕事では、さまざまな人とコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていくことになります。そのため積極的に意見を交わし協調して行動できる人を求めています。チームワークを大切にし周囲と円滑にコミュニケーションをとることができる人が向いています。

チームワークをアピールするコツはこちらを参考にしてみてください。

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③向上心がある

部品メーカーは技術革新が進む業界であり、常に最新の知識や技術を学び自己成長を続ける必要があります

この業界では新しい製品やプロセスが頻繁に導入されるため、向上心があり新しいことに積極的にチャレンジする意欲が欠かせません。

さらに、競争が激しいため常に自己啓発をし、新たなスキルや知識を身に付けることが求められます。部品メーカーでは絶えず進化し続ける業界の中で、自己成長を続けることが不可欠です。向上心があり新しいことに積極的に挑戦する意欲がある人が、この業界に向いていると言えます。

④グローバルに活躍したい

部品メーカーは世界中に拠点を展開している企業が多く、グローバルに活躍したい人にも向いているでしょう。部品メーカーの仕事では海外の企業や工場と取引する機会も多くあります。そのため、語学力や異文化理解力などのスキルを身につけることでグローバルに活躍できる可能性があります

また、部品メーカーの中には海外駐在制度を設けている企業もあります。海外で働きたいという希望があれば、志望企業の採用情報やホームページなどで海外駐在の可能性を調べておくとよいでしょう。

川﨑 瑛久

キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる

日本の部品メーカーはグローバル規模で活躍できるのが魅力

世界シェアの高い日本の部品メーカーは、グローバル規模で活躍できるフィールドが豊富です。なぜなら部品メーカーは世界中の企業が顧客対象で、海外に工場を持っているところも多いからです。

たとえば自動車部品メーカーで働き、海外自動車メーカーの客先担当者として配属された場合、語学力や異文化適応能力などが活かせます。また海外の工場を指揮する立場になった場合は、設備立ち上げ作業や教育などを通じて、現地スタッフに日本のモノづくりの魅力を伝えていくことができますよ。

部品メーカーは海外の顧客や現地スタッフとのコミュニケーションも豊富なため、世界中のさまざまなフィールドで活躍できる機会があるのです。

志望先別に解説! 部品メーカーの志望動機の例文5選

部品メーカーに向いてる人の特徴が理解できたところで、実際の志望動機の例文をいくつか見てみましょう。

例文を見るとアピールポイントが、より明確になり具体的な志望動機を作成することができます。5つの職種別に志望動機の例文を詳しく解説しますので参考にしてみてください。

①事務系

例文

私は貴社で事務職として働き、人々の生活を支える部品製造に携わりたいと考えています。私は大学で経済学を専攻し会計やマーケティングなどの分野を学びました。また、アルバイトでは接客や事務業務を経験しコミュニケーション能力や調整能力を身に付けることができました。

貴社は自動車や家電などの製品に欠かせない部品を製造しており社会に大きな貢献をしている企業であると考えています。貴社の事務職としてマーケティングの知識やコミュニケーション能力などを活かしつつ、部品製造の効率化や品質向上に貢献し人々の生活を支える部品づくりに携わりたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

部品メーカーの事務職として働きたいことが伝わる例文ですね。自分の学んだことや知識のアピールできていることで、職種への志望度も伝わりやすくなりますよ。

②技術系

例文

私は貴社の技術職として自動車の安全性向上に貢献したいと考え志望しました。大学で機械工学を専攻し自動車のエンジンや制御システムを学びました。また、研究室では燃費向上に関する研究に取り組んでおりその成果を学会で発表しました。

貴社は自動車の安全性向上に積極的に取り組んでおり、世界トップクラスの技術力を持つ企業であると考えています。私は貴社の技術職として自動車の安全性向上に貢献し人々の命を守る技術を開発したいと考えています。

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キャリアアドバイザー

部品メーカーで働きたいという志望動機と技術職として貢献したいという意欲が明確に伝わります。また、大学での学びや研究経験を踏まえて知識をアピールしているのも良いですね。

③自動車部品メーカー

例文

私は貴社の自動車部品メーカーとして自動車の進化に貢献したいと考え志望しました。幼い頃から車が好きで将来は自動車に関わる仕事をしたいと考えていました。大学では自動車工学を専攻し自動車の基本構造や制御システムを学びました。また、アルバイトでは、自動車部品の製造工場で働き部品の製造工程を学ぶことができました。

貴社は自動車の電動化や自動運転などの技術開発を積極的に進めており、自動車業界をリードする企業であると考えています。私は貴社の自動車部品メーカーとして自動車の進化に貢献し人々の移動をより便利で快適なものにしたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

自動車部品メーカーで働きたいという志望動機と自動車への熱意が明確に伝わります。また、大学での学びやアルバイトでの経験を踏まえて自動車への知識や技術をアピールできています。

④電子部品メーカー

例文

私は貴社の電子部品メーカーとして、人々の生活をより便利で快適にする製品開発に貢献したいと考え志望しました。

私は大学で電子工学を専攻し半導体や回路設計を学びました。また、研究室では次世代の通信技術に関する研究に取り組んできました。

貴社はスマートフォンやIoT機器などの電子部品を幅広く製造しており、人々の生活に欠かせない製品を開発する企業であると考えています。私は貴社の電子部品メーカーとして人々の生活をより便利で快適にする製品開発に貢献し世の中にイノベーションを起こしたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

電子部品メーカーで働きたいという志望動機と製品開発への意欲が明確に伝わります。また、大学での学びや研究経験を踏まえて技術力をアピールしているのも良い点です。大学で専門知識を学び、研究職や技術職を志望している場合は、研究内容の深掘り質問に備えて準備しておくことも大切ですよ。

⑤機械部品メーカー

例文

私は貴社の機械部品メーカーを志望いたしました。学生時代は機械部品メーカーでアルバイトをしており機械の組立やメンテナンスの業務を経験いたしました。その中で機械部品は私たちの生活を支える重要な製品であることを実感し機械部品メーカーで働きたいという思いを強くいたしました。

貴社は幅広い分野の機械部品を取り扱っており、高い技術力と製品力を有していることから貴社でなら自分の力を最大限に発揮できると考え志望いたしました。

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キャリアアドバイザー

志望企業の事業内容や強みに興味を持っていることが伝わってきます。また、学生時代の経験やスキルを具体的に述べることで入社後に活躍するイメージが湧きやすいです。

部品メーカーについてよくある質問に回答!

部品メーカーの将来性や就職するメリット、面接を通過するにはどうしたらいいか悩んでいる学生も多いでしょう。そこで部品メーカーを志望する学生からよくある質問に回答していきますのでぜひ参考にしてみてください。

  • 部品メーカーの将来性について教えてください。

    部品メーカーの未来はとても明るいです。電子機器や自動車の高機能化や高性能化、そして世界的な人口増加などの要因で需要がますます拡大する見込みです。自動車業界が変わる中、部品メーカーには新たなビジネスチャンスが待っています。たとえば、「持続可能なエネルギーに関連する部品」や「自動運転技術に特化した部品」といった需要に対応するために、製造能力を拡大する必要があります。

    さらに、新しい市場への進出や将来のための新製品やサービスの開発にも取り組むことが求められます。部品メーカーは今後も成長し続け、まだまだ多くのビジネスチャンスが待っていますよ。

  • 部品メーカーに就職するメリットはどんな点でしょうか。

    部品メーカーに就職すると、「モノづくりに携わることで技術や品質を向上させ社会に貢献できる」「多様な職種でグローバルに活躍することができるキャリアパス」などのメリットがあります。この業界は安定した収入と待遇が期待でき福利厚生も充実しています。ぜひ部品メーカーでの就職を考えてみてください。

  • 部品メーカーの志望動機で押さえておいた方がいいポイントはどこですか?

    企業は「なぜその業界を選び、なぜその企業に入りたいか」という点をとても重視します。ですから選ぶ理由を明確にすることが大切ですよ。「なぜ部品メーカーを志望するのか」「なぜその企業なのか」「入社後にどのように貢献したいのか具体的に伝える」の3つは志望動機で必ず盛り込みましょう。

    そう考えるようになったエピソードまで各項目について答えられるようにしておけると、面接対策もばっちりだと言えます。

部品メーカーは生活を支える存在! 展望を押さえて業界理解を深めよう

部品メーカーは技術革新や自動車需要の拡大など将来性が注目される業界です。特に理系や職人気質の学生が多く志望し競争も激化するでしょう。

他の学生と差をつけるためには、業界の将来性や展望について深く理解し対策を立てる必要があります。この記事を参考にして部品メーカーへの志望動機や対策を立てることで他の学生より一歩リードし自信を持って臨むことができるでしょう。

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