目次
- 会社訪問をすることで企業・業界研究が一気に進む
- まずは知っておきたい会社訪問とは?
- 会社説明会とは別物
- 会社訪問は就活初期段階でやっておくことがおすすめ
- 会社訪問をする3つのメリット
- ①実際の社員の話を聞ける
- ②職場の雰囲気を知ることができる
- ③選考情報を知れるため、事前準備ができる
- 会社訪問でやるべき準備
- メールまたはSNSでアポを取る
- 訪問企業の情報や質問内容などを用意する
- 持ち物の確認をしておく
- 当日にやっておきたい準備やポイント
- 身だしなみをチェックする
- 30分前には最寄りの駅につく
- 受付でのやりとり
- 参加時に気を付けたい2つの注意点
- パソコンやスマホなどでメモするのはNG
- スマホや携帯はマナーモードに
- 会社訪問でおすすめの質問
- 事前にホームページを見て質問を考えておこう
- 好印象を与える質問例
- 会社訪問を充実させる2つのコツ
- 選考のポイントを確認しておく
- 名刺をもらう
- これってOK? 会社訪問をする人が悩む2つの事例
- 手土産はいる?
- 就活生仲間との訪問はOK?
- 会社訪問について悩んでいる学生からよくある質問について回答!
- 会社訪問を活用して理想の企業と出会おう
会社訪問をすることで企業・業界研究が一気に進む
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「周りで会社訪問をやっている人がいるけど、やった方がいいですか?」
「会社訪問に行くときに気を付けた方がいいことはありますか?」
就活準備を始めた学生からこのような質問を受けることがあります。会社訪問は選考で必須となるようなものでもないので、必要性ややり方など分からないことが多いですよね。
意識の高い優秀な学生は就活の初期段階から積極的に会社訪問をすることで、業界理解を深めたり、選考に有利になる事前情報などを得ており、就活を圧倒的に有利に進めています。
この記事では会社訪問をするメリット、失敗しないマナーなど、高印象を与える会社訪問のノウハウを解説します。
まずは知っておきたい会社訪問とは?
会社訪問とは、自分で企業の担当者とアポイントを取り、会社に訪問して担当者と直接話す機会をもらうことです。基本的には就活の初期段階で、業界研究や企業研究に活かすためにおこないます。
実際にその企業で働いている人から直接話を聞くことで、自分がどのような仕事をしたいのか、イメージを具体的なものに落とし込むことができます。
会社説明会とは別物
就活生
キャリアアドバイザー
会社について詳しく知るという目的は同じですが、参加方法が異なりますよ。
自分でアポイントを取って参加する会社訪問と異なり、会社説明会は企業が学生のために時間を作って学生を呼ぶというイベントになります。そのため、集団で同時におこなうのが基本です。
近頃はオンラインでおこなう企業も増えましたが、自社ではなく別の会場を借りたり、大学に人事担当者が来て説明会をおこなう企業も多いです。
自分で連絡を取って社員と話すという点ではOB・OG訪問とも似ていますが、会社訪問では人事担当者、OB・OG訪問では基本的に大学のOB・OGから話を聞くことになります。
OB・OG訪問について詳しく知りたい人は下記の記事から確認してみてください。
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大学に人事担当者がきておこなわれる学内説明会についてはこちらの記事で解説しています。OB・OGが来る場合も多いため、ぜひ参考にしてみてください。
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会社訪問は就活初期段階でやっておくことがおすすめ
会社訪問は就活の初期段階で、できれば情報解禁後の会社説明会シーズンが始まる前にはやっておくことをおすすめします。特に気になっている業界、企業があれば早めに会社訪問をするべきでしょう。
後ほどメリットを詳しくお伝えしますが、会社訪問では選考に有利な情報を聞けたり、その業界や企業の実態を社員から直接聞ける大きなチャンスとなります。
キャリアアドバイザー
意識の高い就活生は20~30社くらい会社訪問をする人もいます。そこまで見るのは大変かもしれませんが、自分が気になっている業界で2~3社程度は会社訪問をすると業界理解が一気に深まりますよ。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
会社訪問はなるべく早い時期に行くようにしましょう。会社訪問をして「思っていた業界と違う」となったとき、就活の初期段階なら軌道修正がききやすいからです。
また大学4年生の4月頃からエントリーシートの提出が忙しくなるので、企業訪問に行く時間は取りにくくなります。早めに動き始めたらより多くの企業と社員から話が聞けますよ。
企業側としても、4月は年度初めで忙しいので、それ以前にきてもらうほうがスケジュールの調整もしやすいです。就活の早い時期に会社訪問へ来る学生には「熱意のある学生」という好印象をもちやすくなりますよ。
会社訪問をする3つのメリット
続いては、会社訪問をするメリットについて説明します。会社訪問をすることが結果的に自分が納得して就活を終えることにつながってきます。なぜ会社訪問が就活をより良い結果に導くのかを一つずつ説明していきます。
①実際の社員の話を聞ける
実際にその企業で働いている社員から話を聞けるのは大きなメリットです。大人数でおこなうような会社説明会では話されないような、その会社の裏話であったり実態に近い話を聞くことができます。
そのうえで、本当にその会社が自分と合っているのかの仮説検証をしながら話を聞いていけば、選考を受ける段階でも違和感やギャップがなくスムーズに進めることができます。
また、直接話を聞けることに加えて、積極的に質問をすることで熱意をアピールできます。チャンスを活かすためにも、こちらの記事をぜひチェックしておきましょう。
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②職場の雰囲気を知ることができる
実際にその会社に訪問して、自分の目で見てみて初めてわかる部分は多くあります。たとえばそこで働いている社員の人柄や服装、職場の空気感などです。
その辺りもしっかりとチェックをすることで、自分がどんな環境で仕事がしたいのかが明確になっていきます。自分が本当にその会社で働きたいのかをイメージすることができるでしょう。
キャリアアドバイザー
会社訪問をしないまま選考を受けていると、会社の雰囲気が分からないまま入社して後から後悔してしまうかもしれませんよ。
社風について理解するコツは以下の記事が詳しいので、チェックしてみてくださいね。
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会社訪問で職場の雰囲気を知るには、廊下やエレベーターホールでの社員の行動を見ておくといいですよ。
社員のなかには、オフィスの中でシャキっとした態度がとれていたとしても、廊下に出たらつい気が緩んで素の表情が出てしまう人もいるものです。疲れた表情や険しい表情をしている人が多ければ、忙しかったり厳しい職場環境だったりする可能性があります。
自分のオフィスが入っているフロアのエレベーターホールでは気合いを入れてきちんとしていても、オフィスビル1Fのエレベーターホールは緊張感が薄くなっている人もいます。訪問先企業の社員かどうかが分かったら、どんな様子なのかを見ておきましょう。
③選考情報を知れるため、事前準備ができる
会社訪問をすることで、その企業の採用方針などといった選考に関する情報を事前に聞いておけることも大きなメリットです。
会社訪問の担当者は大体が人事担当者であることが多く、どのような学生を採用していきたいのかイメージを持っています。
そういった情報を選考が始まる前に聞くことで対策を立てることができますね。就活を一歩リードした状態で進めることができますよ。
会社訪問でやるべき準備
就活生
会社訪問って企業が募集するわけではないんですね。いまいちやり方が分かりません。
キャリアアドバイザー
説明会などと違ってこちらが積極的に働きかける必要があります。これから説明する手順に沿えば安心ですよ。
何もわからずいきなり会社に連絡をしてしまうと失礼になりかねません。しっかりと手順を踏んでスムーズに会社訪問までの準備を進めましょう。
メールまたはSNSでアポを取る
訪問したい会社が決まれば、まずは企業の担当者と連絡を取りアポイントを取らなくてはいけません。電話やメールなど手段が多いので逆に悩む人もいるかもしれませんね。
最初の連絡はメール、またはSNSなどで取るのがおすすめです。企業の担当者は忙しい場合が多く、企業の代表番号に電話をしても代わってもらえないケースもあります。
企業の採用ページにお問い合わせフォームを設置している企業が多くあるので、まずはそこから問い合わせてみましょう。また企業が採用専用のアカウントとしてSNSをおこなっている場合はそちらに連絡しても良いですよ。
メール例文
アポイントを取るときにどのようにメールをしたらいいかがわからないという人は、以下の例文を参考にしてください。
会社訪問のアポを取るメール
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
会社訪問のお願い/○○大学 港 太郎
株式会社○○
人事部 採用担当 ○○様
突然のご連絡、失礼いたします。
○○大学○○学部○○学科○年の港 太郎と申します。
現在就職活動をしており、貴社のホームページなどを拝見しました。そこで貴社の事業内容に興味を持ったためご連絡をさせて頂きました。
急なご連絡で大変恐縮ではございますが、是非一度貴社を訪問させて頂き、○○様とお話をさせて頂くお時間を頂けないでしょうか。
ご多忙の中大変恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――
訪問企業の情報や質問内容などを用意する
アポイントが取れたら、次にしないといけないのはその企業の下調べです。最低でも以下の内容は訪問前にインプットして会社訪問当日に臨んだ方がいいでしょう。
- 企業理念(ミッション)
- 事業内容(サービス内容)
- 採用ページ(採用要件)
企業理念はその会社の企業文化やカルチャーと呼ばれるものに直結しています。個人であれば価値観などと言われるものです。
友達と話しているときも、相手の価値観を知らないと話が嚙み合いませんよね。それと同じで企業理念もしっかりと見ておきましょう。
事業内容も同じでその企業が何をやっているのかを理解しないで話を聞きに行くのは失礼に当たります。大枠でも問題ないので、何をしている会社なのかは理解しておきましょう。
採用ページにはどんな人を採用したいのかということが記載されています。そういった部分も確認しておきながら、実際に訪問した際にはどのような質問をしたらいいのかイメージを膨らませておきましょう。
会社訪問の質問で好印象を残した学生は以下の記事を参考にしてくださいね。
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ほかに企業訪問のために下調べしておいた方がいいことは「当日のニュースに訪問企業や訪問企業の業界と関係しているものがないか」です。当日のニュースは訪問先企業の社員との会話の種になりますし「本当にこの業界を志望している」というアピールにもなりますよ。
「〇〇とニュースで報じられていましたが、御社はどのような取り組みをされる予定なのでしょうか」と質問へつなげることもできます。
当日のニュースの話題なので「サイトに載せているような内容を聞くな」となりませんし、練り上げていない社員の率直な考えにも触れることができます。
持ち物の確認をしておく
会社訪問で持ち物などを企業から指定されない場合が多いです。
そのため自分で必要と想定されるものを持って行く必要があります。以下は想定される持ち物リストです。事前に余裕をもって準備しておきましょう。
- スーツ着用
- A4サイズが入るカバン
- 筆記用具
- メモ帳
- ハンカチ
- 折り畳み傘
また急な体調不良に備えて常備薬を持っている人は、それも持って不測の事態に備えておくと安心でしょう。
こちらの記事では就活で必要なものを解説しています。持っておくと役立つアイテムなども紹介しているので参考にしてくださいね。
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当日にやっておきたい準備やポイント
こちらでは会社訪問当日の準備や会社訪問を成功されるための訪問前の心構えについて解説していきます。以下の点を意識し、余裕をもって準備をすることで、初めての会社訪問であっても安心して当日を迎えることができるでしょう。
身だしなみをチェックする
まず1つ目に大事なことは、身だしなみを整えておくことです。スーツがしわくちゃになっている、髪の毛がボサボサのまま整えていない、化粧が崩れている、このような状態で会社訪問をしてしまうと、その時点で印象はマイナスです。
ほとんどの会社では人事がそのまま会社訪問に対応しますので、その時に悪い印象を与えてしまうと、その後選考を受ける際に悪影響が出る可能性があります。しっかりと身だしなみを整えて臨みましょう。
- 髪に清潔感はあるか
- スーツの汚れ・しわはないか
- スーツのボタンはしまっているか
- ワイシャツのボタンはしまっているか
- 靴下の色はズボンや靴と統一感があるか
- 体臭や香水などのにおいは気にならないか
そのほかに押さえておきたい身だしなみについてはこちらの記事を読んでみてください。
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30分前には最寄りの駅につく
会社訪問で遅刻は厳禁です。当たり前ですが、時間に余裕をもって行動しましょう。会社訪問で特に初めていくところについては、30分くらい前にその最寄りの駅にはついておいて、場所を確認しておくのがベストでしょう。
人事担当者は忙しく、ギリギリまで予定が詰まっているケースも考えられます。早すぎても相手を急かしてしまうので、5分前くらいに到着するのが良いですよ。
受付でのやりとり
受付でどのように対応すれば好印象を残せるのかも気になるところですよね。目の前の人と話すくらいの適度な音量で、名前と所属している大学、それから用件を伝えるようにしましょう。
就活生
○○大学○○学部の港太郎と申します。人事部の○○様と○○時より、会社訪問のお約束をさせて頂いております。宜しくお願い致します。
参加時に気を付けたい2つの注意点
こちらでは実際に企業の担当者と話をするにあたっての注意点を解説します。基本的なマナーを押さえて、自信を持って会社訪問に臨んでいきましょう。
パソコンやスマホなどでメモするのはNG
パソコンやスマートフォンを持って行ってメモを取る方が楽と思う人もいるかもしれませんが、基本的にはあまりおすすめできません。
一対一で話しているのに相手がずっとパソコンなどに何かを打ち込んでいたら、担当者からすると会話しにくいと感じる可能性があります。相手を見ながら会話をし、何か記録しておきたいことがあればノートなどにメモするくらいがいいでしょう。
スマホや携帯はマナーモードに
こちらも当たり前のマナーですが、スマホや携帯はマナーモードにしておきましょう。基本的に企業の商談などでも、携帯はマナーモードが基本です。
相手と話している時に携帯がなってしまうと、「この学生は基本的なマナーがなっていないな」という印象を持たれる可能性があります。
このようなところで印象が悪くなってしまうのは非常にもったいないので、マナーモードになっているかは事前にしっかりと確認をしておきましょう。
キャリアアドバイザーコメント鴨川 未奈プロフィールをみる
そのほか会社訪問で気をつけたいことは、A4書類の入る自立式のバッグを持っていくことです。会社訪問ではパンフレットや資料などをもらうことが多いものです。A4書類の入るバッグがあると書類にシワをつけず丁寧にしまえます。また、床に置いても倒れない自立式のバッグの方がスマートな印象となりますね。
1日に複数の会社に訪問する際は「ほかの企業のパンフレットがバッグから見えている」という状態にならないように気をつけてください。人事も他社の訪問をしていることは分かっていますが、実際に目に映ってしまうと良い気がしないかもしれません。
リュックを検討している人やバッグについての注意点を知りたい人はこちらの記事も参考にしてください。
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このほかに会社訪問や会社見学で押さえておきたいマナーについてはこちらの記事で確認しておきましょう。
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会社訪問でおすすめの質問
就活生
実際に会社訪問に行ったら何を聞けばいいのでしょうか?
キャリアアドバイザー
質問次第であなたへの印象も変わりますから、どんな質問をするべきか一緒に考えていきましょう。
特にまだ会社訪問をしたことがない場合、どんな話をするのかのイメージが湧いてないという人も多いでしょう。
こちらでは、会社訪問でどのような質問を用意しておくと良いかを解説していきます。「行ってみたけど全然話が盛り上がらなかった」とならないように、質問を準備して会社訪問を充実したものにしましょう。
事前にホームページを見て質問を考えておこう
準備のところにも記載をしましたが、訪問する会社のホームページを事前にチェックする際に質問を合わせて考えておくと良いでしょう。
事業の内容について深掘って質問するなど、ホームページには記載がないような踏み込んだ内容を質問できれば、かなり充実した内容の話ができますよ。
逆に事前に調べてわかるような質問はNGです。わざわざ時間を取ってもらっているのに何も調べていないと失礼ですよね。しっかりと事前の下調べはしておきましょう。
- 企業の概要
- 企業の理念・ビジョン
- 採用ページ
- IR情報
- 中期経営計画
好印象を与える質問例
こちらではさらに具体的にイメージするために、実際にどのような質問をすると良いのか、実際に使える質問例を紹介します。
もちろん質問は自分で考えた方がいいですが、なかなか思い浮かばない場合はこちらをヒントにしてみてください。
- 自由で風通しがいい雰囲気が御社の特徴かと思いますが、実際の社内の雰囲気はどのような感じでしょうか
- 採用ページで自ら行動できる人材を募集しているとありましたが、実際に御社で活躍しているのはどのような方ですか
- これまでの取り組みについてはホームページを拝見させて頂きましたが、今後このような事業に取り組んでいきたいなど、将来的な展望のお話をお聞かせいただけないでしょうか
- このフロアには主にどのような人が働いているのですか
- 私は営業を希望しているのですが、営業に配属されるとどのオフィスで働くことができますか
- 雰囲気を拝見させていただき活発な社風だと思ったのですが、〇〇さんはどのように思われますか
会社訪問を充実させる2つのコツ
こちらでは、会社訪問をさらに充実したものにするためのちょっとしたコツを紹介します。これを知っているだけで他の人よりも就活を有利に進めることができますので、実践していきましょう。
選考のポイントを確認しておく
会社訪問では基本的に人事部の社員が担当します。選考でどのような点を意識して見ているのかをぜひ聞いておきましょう。
「選考のポイントを会社訪問の時にときくのはタブーなのでは」と感じる人もいるかもしれませんが、これは逆です。
むしろ人事担当者は、会社訪問にわざわざ来てくれる志望意欲の高い学生には好印象を持つことが多いです。選考の情報を聞かれた場合も「この学生は真剣に自社を検討している」とポジティブな印象を持つことが多いでしょう。
キャリアアドバイザーコメント鴨川 未奈プロフィールをみる
会社訪問では「採用活動をしていてどんな学生に魅力を感じますか」と質問してみると良いですよ。会社訪問での応対時や昨年の採用面接などで魅力を感じた学生について聞きましょう。
「どんな学生に魅力を感じるか」が採用する学生の特徴となる可能性があるので、より具体的に「企業の欲しい人材像」がイメージできます。
人事と打ち解けた雰囲気になっていたら、悪い印象を受けた学生について確認しておくのも良いでしょう。学生の間では当たり前のことでも社会人からするとマナー違反になることは多いものです。反面教師として自分の行動を律することにつながります。
名刺をもらう
最後に名刺をもらうようにしましょう。お礼のメールをするためにも名刺をもらっておくことは大切です。人事担当者の中には、FacebookなどのSNSのアカウントを交換するという人もいますが、基本的にはメールでのやり取りが会社訪問後はメインとなります。
「自分も名刺を用意した方がいいのかな」と心配になる就活生もいると思いますが、必ず必要なわけではありません。
基本的に学生は名刺は持っていないものですし、企業の担当者もそこは把握しています。自分だけ名刺をもらっても失礼にはならないので、しっかりともらっておきましょう。
これってOK? 会社訪問をする人が悩む2つの事例
こちらではその他就活生からもらう質問で多いものを紹介します。このようなケースで悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
手土産はいる?
就活生
せっかく時間をもらうのだから、何か手土産やお菓子などを持って行った方がいいのかな?
このように悩む学生も多いですが、手土産は必要ありません。営業などでの商談の際は手土産を持って行くことで喜ばれるケースがありますが、学生の会社訪問では不要です。
就活生仲間との訪問はOK?
就活生
友人と一緒に会社訪問をするのってどうですか?
初めてで緊張するからということでこのような質問をする就活生もいますが、基本的にはやめておく方が無難です。
企業の担当者からすると、友人と来ることで「緊張感がない」「誰かと一緒じゃないと何もできないのか」などとネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
基本的には一対一でおこなうものですので、最初は緊張するかもしれませんが一人で行くようにしましょう。
会社訪問後は是非お礼メールを送ってみましょう。お礼メールについて詳しく知りたい学生はこちらの記事参考にしてみてください。
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会社訪問後のお礼メールの書き方|基本的な構成と注意点を徹底解説
会社訪問後のお礼メールは、当日の就業時間内に送るようにしましょう。今回は会社訪問後に送信するお礼メールの基本的な構成をキャリアアドバイザーが紹介していきます。お礼メールを送る際の注意点もOK例文NG例文付きで解説します。
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会社訪問について悩んでいる学生からよくある質問について回答!
会社訪問をしたいけれど、事前やっておいたほうがいい準備や守るべきマナーがわからず困っている学生も多いでしょう。そのような学生からの質問に、キャリアアドバイザーが回答します。
-
会社訪問をする際のマナーを教えてください。
会社訪問をする際のマナーはたくさんありますが、何よりも時間を守ることが重要です。会社訪問は選考ではありませんが、社会人として時間を守ることは最低限のルールです。少しでも遅れてしまうと信用問題にもかかわるため、約束の時間の10分前には到着できるよう準備しましょう。
また、髪型や服装も重要なマナーです。スーツを着ることはもちろん、選考ではないからといって着崩していないか、清潔感のある髪型かどうかチェックされますよ。
-
会社訪問の前にすべき準備はありますか?
会社訪問の前には、事前準備として質問をいくつか用意しておきましょう。会社訪問は、社員と直接交流ができる貴重な機会です。事前に質問を準備しておくことで当日質問がしやすくなったり、企業研究にもつなげることができますよ。また、事前に下調べをしたうえで熱意が伝わるような質問をすれば、会社訪問の段階で志望度の高さをアピールできます。
企業の印象に残れば、実際に選考に進む際に有利に働く場合もあるため、会社訪問の前には念入りな準備をおこないましょう。
会社訪問を活用して理想の企業と出会おう
会社訪問の一連の流れとうまくいくコツを説明しました。会社訪問は。うまく活用すれば自分が本当に行きたい企業に出会い、選考を有利に進めるためのツールとして活かすことができます。
ぜひ皆さんも会社訪問を積極的におこない、理想の企業を見つけていきましょう。
会社説明会とは何か違うんですか?