目次
- 評価される実行力とは? 企業からの印象を知って自己PRしよう
- 実行力の自己PRってぶっちゃけどうなの? キャリアアドバイザーの本音をチェック
- あなたの強みは本当に実行力? チェックリストで確認しよう
- 企業から評価される「実行力」の4タイプ
- ①ゼロからイチを作る「突破型」
- ②最後までやり切る「完遂型」
- ③チームを動かせる「推進・巻き込み型」
- ④試行錯誤の回転が速い「改善・スピード型」
- 3ステップでできる!「実行力」の自己PRの作り方
- ステップ①過去の経験を洗い出す
- ステップ②エピソードを深掘りする
- ステップ③入社後の活かし方を考える
- タイプ別で紹介! 「実行力」の自己PR例文8選
- 「突破型」の例文①
- 「突破型」の例文②
- 「完遂型」の例文①
- 「完遂型」の例文②
- 「推進・巻き込み型」の例文①
- 「推進・巻き込み型」の例文②
- 「改善・スピード型」の例文①
- 「改善・スピード型」の例文②
- NG例文を添削! タイプ別「実行力」のNG回答
- 突破型のNG:「トラブルメーカー」ととらえられる
- 完遂型のNG:「融通が利かない」ととらえられる回答をしてしまう
- 推進・巻き込み型のNG:「命令しているだけの人」ととらえられる回答をしてしまう
- 改善・スピード型のNG:「飽き性」ととらえられる回答をしてしまう
- 「実行力」の自己PRでよくある質問
- Q.「行動力」と「実行力」の違いはなんですか?
- Q.大した結果を出せていないものでも「実行力」のアピールをして良いですか?
- Q.失敗したエピソードでも、実行力のアピールになりますか?
- Q.実行力をアピールした際、計画性の無さや傲慢さを指摘されそうで不安です……
- 企業が評価する「実行力」を理解して「成果へのプロセス」を形にしよう
評価される実行力とは? 企業からの印象を知って自己PRしよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
「実行力を自己PRとして伝えたい」という相談をこれまで多く受けてきたなかで、受かる人、落ちる人の違いは明確です。
たとえば、下記のような回答が2つあったとします。

就活生A

就活生B
サークルメンバーの不仲を解決するために、全員と面談しました。
企業から好印象に受け取られやすいのはAの回答。何が違うのかは「行動した事実」だけではない、自分自身や周りに対し、どう良い影響を与えたのかまで触れている点です。
企業が見ているポイントがわかれば「受かる実行力の自己PR」を作ることができます。この記事でこれから解説していく、評価される伝え方と回答例文、NG例と注意点を参考に自己PRを仕上げていきましょう。
基本の自己PRについては、以下の記事でも解説しています。
面接官の心を掴む自己PRの3つの伝え方|例文や注意点も解説
自己PRの意味は自分を売り込むこと|強みが見つかる4つの分析方法
実行力の自己PRってぶっちゃけどうなの? キャリアアドバイザーの本音をチェック

キャリアパーク就職エージェントのアドバイザー87人に企業から評価されやすい強みについてアンケート調査をおこなったところ、「実行力」を含む「行動・推進系」の強みがもっとも評価されやすい強みとして選ばれました。
実際にキャリアアドバイザーから上がった声を紹介します。
将来的に、ただ言われたことをやるだけでなく、「より会社のために考え・動ける人」が求められるので、学生のうちから「自主的に動く力」があるのは大きいです!
考えるよりも「まずは行動!」というほうが成長性を感じられます。
では実際「私の強みは実行力です」と話す学生について、アドバイザーはどう感じるのでしょうか。アドバイザーのリアルな声を紹介します。
キャリアアドバイザーの体験談実行力をアピールする人は多くないからこそ期待大!
「自分で考える~行動に移す」までの具体的なエピソードが期待できる
実は、「実行力」をアピールする学生さんは意外と少ないです。だからこそ、採用担当者としては「どんな話が聞けるんだろう」と期待感を持つことが多いですね。
実行力とは、単に動くことではなく「自分で考え、実際に行動に移してやり切る」こと。
どんなに素晴らしい計画も、実行に移さなければ価値はありません。だからこそ、仕事においては物事を前に進める力が何より重宝されるのです。
この言葉を選ぶということは、自ら何かを動かしたエピソードがあるはずだとポジティブな印象を持ちます。
自分で考えて行動するまでのプロセスを、ぜひ具体的に聞かせてほしいなと思いますね。
「行動に移せる」という、まさに実行力のある人が評価につながっていることがわかりますね。
一方、伝え方によっては「口だけ」と思われてしまうリスクもあるようです。それはなぜなのか、キャリアアドバイザーの本音を見てみましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!中身が伴わないと「口だけ」と思われることも!
内容を厳しくチェックされると心得るべし
「実行力」を自己PRする学生にマイナスな印象はまったくありません。
しかし、一つだけ注意してほしいことがあります。それは、「実行力」の自己PRはハードルが上がりやすいということ。
「実行力」は強い言葉です。だからこそ、採用担当者は「本当にその言葉に見合う中身があるのか」を厳しい目でチェックすることになります。
魅力的な自己PRである反面、中身がともなわないと「口だけ」と判断されてしまう可能性も。
その点を理解したうえで、説得力のあるエピソードになっているかを今一度チェックしてみてほしいです。
あなたの強みは本当に実行力? チェックリストで確認しよう
「強みは実行力」と考えていても、深掘りするうちに「実は違ったかも」と気付く人は多くいます。
自己PRとは就活における最大のアピールチャンス。自分の最大の強みをしっかりと見極め、言語化し、自己PRに落とし込むことが必須です。
下記のチェックリストに答えながら、あなたの強みが本当に実行力だと言えるのか確かめましょう。
| 誰かに指示や依頼をされる前に、自らの判断で動き始めましたか? | □YES |
| 「とりあえず動く」のではなく、達成すべき「成果」を明確に描いてから着手しましたか? | □YES |
| 予期せぬトラブルや反対があっても、投げ出さずに最後までやり遂げましたか? | □YES |
| 前例やマニュアル通りにやるだけでなく、自分なりの「改善や工夫」を加えましたか? | □YES |
| 自分一人の作業で完結せず、周囲を巻き込んだり組織に変化を与えたりしましたか? | □YES |
あなたの強みは「実行力」で間違いありません。さらに自信を持ってアピールするために「あなたは当てはまる? 企業から評価される「実行力」の4タイプ」からあなたの「実行力」を深掘りしましょう。
強みを「実行力」としてアピールするには、少し不足があるかもしれません。行動の裏にある想いや、周りにもたらした影響などを深掘りしてみましょう。
実行力をアピールするのは避けたほうが良いでしょう。無理にアピールすると、「本当に強みは実行力と言えるの?」と企業に疑問を抱かれてしまうかもしれません。
強みや弱みの見つけ方は、以下の記事でも解説しています。
自分の強みがわからない…見つける3つの方法と面接でのアピール方法
強み・弱みが必ず見つかる10の自己分析法|OK・NG例文付き
企業から評価される「実行力」の4タイプ
一口に「実行力」と言っても、その発揮の仕方は人それぞれ。
たとえば、「持ち前の実行力でサッカーサークルを立ち上げた」というエピソード一つとっても、どのように実行力を発揮したかは次のように異なります。
| 実行力のタイプ | 実行力の発揮の仕方 |
|---|---|
| 突破型 | 一人で大学事務局へ通い詰め、ゼロからサークルを形にした |
| 完遂型 | メンバーが集まらない不遇な時期も、地道な勧誘を続けて目標人数を集めた |
| 推進型 | 友人5人に協力を仰いで運営幹部を組織し、協力して仕組みを作った |
| 改善型 | 体験イベントを繰り返して参加者の声を拾い、組織を磨きあげた |
実行力にはこのように大きく分けて4つのタイプに整理できます。それぞれがどのように企業から評価されるのか、一つずつチェックしていきましょう。
自分の実行力のタイプを知りたい人は「「実行力」のタイプ判別チェックリスト」で確認してみてくださいね。
①ゼロからイチを作る「突破型」

先陣を切って踏み出せるのは大きな強みですが、一歩間違えると企業に「周囲を置き去りにする独りよがりな人」という懸念を抱かせる可能性も。
評価をより高めるには「突破が必要だと思った背景」と、「周囲から協力を得られた方法」をセットで伝えましょう。
「周囲を巻き込んで、大きな突破を成し遂げられる人」という印象になれば、内定にグッと近づきますよ。
②最後までやり切る「完遂型」

このタイプの最大の武器は、信念や責任感の強さです。しかし、根性論だけでは仕事の効率の悪さを懸念されてしまうかもしれません。
だからこそ「やり切る」ことだけに意識を向けずに、そこまでに大変だったことや工夫したことなどの「過程」も説明できるようにしましょう。
それにより、「完遂型」の強みをよりビジネスレベルに引き上げられますよ。
「完遂型」に当てはまる人は、「業務完遂能力」も持ち合わせているかもしれません。以下の記事で解説しているため、確認してみてくださいね。
業務遂行能力とは? 意味や自己PRで活かす方法を例文つきで解説!
③チームを動かせる「推進・巻き込み型」

このタイプが警戒すべきは「自分は動かず、人に指示を出しただけ」と思われることです。そのため「あなた自身もプレイヤーである」ことのアピールが不可欠。
「不満を抱くメンバーの話を聞いて回った」など、具体的な行動を一緒に伝えるようにしましょう。
「自らの行動で周囲の心を動かした」というエピソードこそ、本物の巻き込み力の証明になりますよ。
「人を巻き込む力」の自己PR方法は以下の記事で詳しく解説しています。「推進・巻き込み型」の人にも参考になる内容が詰まっていますよ。
例文5選|人を巻き込む力の自己PRで欠かせない3つの条件と伝え方
④試行錯誤の回転が速い「改善・スピード型」

単に「数打てば当たる」という考えだと、非効率さや丁寧さの欠如を指摘されてしまうかもしれません。
大事なのは「行動した後にどう振り返り、何を修正したか」を実行力とセットで考えることです。
「失敗から学び、もっと良くしようとする向上心」が見えることで、「組織を最短距離で成功へ導ける」と認めてもらえますよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!実行力のアピールは実績&数値で具体化しよう
客観的にわかるような具体的な成果を伝えよう
「実行力」を自己PRする学生には、「ただ闇雲に動いただけではないか」「自己満足で終わっていないか」という疑念を抱きがち。
そういった採用担当者の疑念を晴らすためには、伝え方の工夫が必要です。
大切なのは、「実績ベース」かつ「数字」で語ること。
「どれくらい動いて、数字としてどんな変化が起きたか」を示せれば、きちんと考えたうえでの行動だということが伝わり、説得力が上がります。
誰が聞いても客観的にわかるような具体的な成果を示すことで、独りよがりなアピールになることを防ぎましょう。
「実行力」のタイプ判別チェックリスト
「実行力」のタイプを理解するために、以下のチェックリストで自分がどのタイプに当てはまるか確認してください。直感で「当てはまる」と思うものにチェックを入れましょう。
| A | [ ] 誰も着手していない「空白の領域」を見つけると、真っ先に着手する [ ] 反対意見やリスクを承知のうえで、最初の一歩を自分が作る [ ] 行き詰まった状況を変えるため、あえて大胆な提案や行動をとる [ ] 困難な状況でも、自力で解決策を見つけ出し、強引にでも進める |
| B | [ ] 決めた目標に対し、状況が変わっても最後まで粘り強く続ける [ ] 細かく計画立てをおこない、着実にステップを踏んで「形」にする [ ] 地味で泥臭い作業が必要な場面でも、手を抜かずにやり抜く [ ] 期限や約束を「絶対に」守るために、自分を厳しく律して行動する |
| C | [ ] 目標達成のために、自分より得意な人や協力者を探して働きかける [ ] 仲間のやる気を引き出し、チームが止まらないよう鼓舞し続ける [ ] 実行にあたっての「根回し」や「合意形成」を丁寧におこない、足並みを揃える [ ] 一人の力では届かない大きな成果を、チームの力を結集して成し遂げる |
| D | [ ] 完璧を求めすぎず、まずは「動かしながら修正する」ことを徹底している [ ] 実行中に見つけた「無駄」や「非効率」を、その場ですぐに改善する [ ] 周囲からのアドバイスを即座に行動に反映させ、実行の精度を高速で高める [ ] 停滞している作業を、ITツールや新しい手法で効率化をうながす |
チェックが同数になった場合は、より「自分の性格にしっくりくるほう」を選んでOK。
どちらの要素も持っている「ハイブリッド型」としてアピールすることも可能ですよ。
3ステップでできる!「実行力」の自己PRの作り方
企業が実行力の自己PRを通じて知りたいのは、実行力を活かして、入社後にどのように活躍してくれるのかという再現性です。
どんなに素晴らしい実績があっても、あなたなりの思考やその成果が伝わらなければ、企業に入社後の姿をイメージさせることはできません。
そこで、これまでの行動を「企業が求める実行力」へと変換し、内定につながるエピソードに仕上げるための3ステップを解説します。
ステップ①過去の経験を洗い出す
実行力を発揮した経験を振り返るためには、「悔しかった経験は何か」「めんどくさいと思った経験はあるか」と自分に問いかけてみましょう。
そのとき、あなたはどんな行動をしたか。ネガティブな状況を変えるために起こしたアクションはないか。もし思い当たる経験があれば、それは間違いなく「実行力」の現れです。
| 感情 | どんなことが起きたか | どのように行動したか |
|---|---|---|
| 悔しい | ゼミの発表で準備不足を指摘され、何も言い返せなかった | 関連書籍を5冊読破。次回の発表では想定質問集を自作し、教授から絶賛された |
| 面倒くさい | バイトの在庫確認が手書きで、毎回30分残業するのが嫌だった | スマホで入力できる共有シートを作成。ミスを減らしつつ、作業時間を10分に短縮した |
| 申し訳ない | アルバイトで自分のミスでチームに迷惑をかけ、現場をパニックにさせた | 謝るだけでなく「全ポジションの業務」を自習。誰が休んでもカバーできる状態を作った |
| 違和感 | サークルで「例年通り」の非効率な練習が続いていることに疑問を持った | 練習の目的を部員にヒアリング。科学的根拠に基づいたメニューを提案し、試験的に導入した |
負のエネルギーをプラスの行動に変えた瞬間こそ、強い実行力が発揮できているもの。
「悔しい」「面倒」といった負の感情に注目して、まずは手を動かして、思いつくまま書き出してみましょう。
ここで思い返すべき内容は「挫折経験」とも近いかもしれません。挫折経験については下記の記事で解説しています。
【例文5選】就活で「挫折経験」を魅力的に伝える6ステップを解説!
ステップ②エピソードを深掘りする
せっかくの実行力も、行動した事実を並べるだけでは、あなたの強みとして正しく伝わりません。
企業が本当に知りたいのは、行動を起こした動機や、困難に直面したときの乗り越え方だからです。
ここを明確にするために不可欠なのが、自分の経験を徹底的に深掘りすること。自問自答を繰り返すことで、あなたの強みが明確になります。
この質問に沿って、これまでの行動を振り返ってみてください。
行動のきっかけを探る質問
- なぜその課題を「自分がやろう」と思ったのか
- ほかの選択肢(やらない、誰かに任せる)があるなかで、なぜその行動を選んだのか
- 当時、一番のモチベーションは何だったのか
思考プロセス・工夫を探る質問
- 行動に移す前に、どのような仮説や計画を立てたか
- 実行するうえで、自分なりに課したルールやこだわりはあるか
- 効率を上げるために、あえてやらなかったことはあるか
困難・葛藤を探る質問
- 実行の途中で、予想外だったトラブルや反対意見はあったか
- 一瞬でも「諦めよう」と思わなかったのはなぜか
- 自分の力だけでは足りないと感じたとき、どう補ったか
周囲への影響・波及を探る質問
- 自分の行動を見て、周りのメンバーの言動にどんな変化があったか
- 自分の行動によって、チームの空気はどう変わったか
- 実行の結果、自分以外の誰が、どう喜んでくれたか
ステップ①で出したエピソードを深掘りし、あなたなりのアピールに仕上げていきましょう。
どのようなエピソードを話すか迷う人は、下記の記事も参考にしてください。
自己PRのエピソードは3ステップで発見! ないときの対処法も解説
ステップ③入社後の活かし方を考える
最後に、あなたの実行力が「入社後にどう役立つか」を志望先に合わせて考えていきましょう。
企業が知りたいのは「うちの会社に入っても、その実行力を再現できるか?」です。ここが企業にとって「あなたを採用するメリット」につながります。
下記は主要な業界や職種で必要とされる実行力とその活かし方の例です。表を参考に、あなたの実行力がビジネスの場でどう活きるのかを明確にしましょう。
業界別入社後の「活かし方」の例
| 業界 | 突破型 | 完遂型 | 推進・巻き込み型 | 改善・スピード型 |
|---|---|---|---|---|
| 金融 | 厳しい市場環境でも、持ち前の粘り強さで新規顧客を切り拓き、営業数字を牽引します。 | 1円のミスも許されないなかで、最後までやり遂げ、お客様の信頼を強固にします。 | 専門部署や他支店と連携し、チーム一体となって課題を解決するために率先して動きます。 | 従来の業務フローに固執せず、スピード感を持って効率化を提案し、顧客満足度を最速で向上させます。 |
| IT・通信 | 前例のない課題にも「まずは実装する」精神で挑み、プロジェクトの成功事例を作ります。 | トラブルや厳しい納期に直面しても妥協せず、高品質なものを期日内に完遂させます。 | 開発と営業の間に立ち、異なる視点を一つにまとめて、顧客の理想を形にします。 | 市場のトレンドを即座に反映し、改善し続けることで、選ばれ続けるサービスを作り出します。 |
| メーカー | 競合に負けない熱量で、新たな販路や製品の価値をより多くの人に広めていきます。 | 安全と品質という企業の命題を背負い、現場の規律を最後まで守り抜く実行力を発揮します。 | 開発から製造、物流まで、部門を越えた「ワンチーム」を作り上げ、高品質なモノづくりを推進します。 | 生産工程のわずかな無駄も見逃さず、即座に改善策を実行することで、現場の生産性を最大化します。 |
| 広告・マスコミ | 誰もが「無理だ」と言う企画にも果敢に挑戦し、これまでにない新しいブームの火付け役となります。 | 放送や出版の締め切りに対し、いかなるトラブルも乗り越え、形にする執念を見せます。 | クリエイターの個性を引き出しつつ、クライアントの意図を汲み取った「納得感のある着地点」へ導きます。 | 変化の激しい世の中の動きを先取りし、アイデアを即座にコンテンツ化して世の中に発信し続けます。 |
| 不動産・建設 | 困難なことに対しても、まずは足を運ぶ誠実さと行動力で突破口を開きます。 | 数年にわたる長期プロジェクトを、関係者の期待を背負って一歩ずつ着実に完遂させます。 | 協力会社や専門職をまとめ上げ、一つの大きな現場を動かす役割を担います。 | 現場の非効率な慣習をアップデートし、工期短縮やコスト削減をスピード感を持って実現します。 |
| 小売・サービス | 目標達成に向け、自らが先頭に立って新しい接客スタイルを確立し、売上を最大化します。 | サービスの質を左右するマニュアルを、どんなに忙しいときでも徹底してやり抜くことで、ファンを増やします。 | スタッフ一人ひとりの意欲を高め、「また来たい」と思われる活気ある店舗作りを推進します。 | お客様の反応を即座に店作りに反映し、常に店舗をアップデートし続けます。 |
| インフラ | 災害時や緊急事態でも「まずは動く」使命感で、一刻も早い復旧と安定供給の先陣を切ります。 | 「止まってはならない」というプレッシャーを力に変え、点検や運用を最後まで完璧に遂行します。 | 地域住民や行政などの多様な利害を調整し、地域の未来を作る大規模プロジェクトを円滑に進めます。 | 伝統ある仕組みのなかに最新の効率的な手法を導入し、持続可能なインフラを支えます。 |
| 医療・医薬 | 患者様を待たせないために、どんなに高いハードルがある医師へのアプローチも粘り強く挑戦します。 | 命にかかわる情報の正確性を守り抜き、「誠実であること」を最後までやり遂げることで信頼を勝ち取ります。 | 多忙な医療従事者の声を拾い上げ、チーム医療を支える最適な情報提供の仕組みを推進します。 | 医学情報を最速でキャッチし、現場が必要とする解決策をスピード感を持って提供します。 |
職種別入社後の「活かし方」の例
| 職種 | 突破型 | 完遂型 | 推進・巻き込み型 | 改善・スピード型 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業職 | 断られてからが本番と考え、泥臭いアプローチを継続して新規契約を勝ち取ります。 | 顧客との約束を重んじ、納品後のアフターフォローまで徹底してやり遂げます。 | 顧客の要望を各部署へつなぎ、組織の総力で期待を上回る提案を実現します。 | 顧客の潜在的な不満を察知し、スピード感のある提案で競合と差を付けます。 | |
| 企画・マーケ | 前例のない施策にも果敢に挑戦し、独自の仮説をもとに市場に新しい風を吹き込みます。 | 企画倒れに終わらせず、泥臭いリサーチと地道な修正を重ね、確実に成果へつなげます。 | 部署間の利害を調整し、全員が納得感を持って動けるプロジェクトを推進します。 | データから即座に市場の変化を読み取り、走りながら施策をおこない、成果を最大化します。 | |
| エンジニア | 新技術の導入にも怯まず、「まずは動くものを作る」精神で開発を牽引します。 | どんなに厳しいデッドラインでも、品質と納期を両立させ、最後までバグなく完遂します。 | 開発チームのハブとなり、エンジニア同士の知見を融合させて最高水準のシステムを作り上げます。 | 既存コードの負債を放置せず、スピード感を持って改善し、開発効率を向上させます。 | |
| 事務・管理 | 通常の業務に対しても、「より良くする」という姿勢で改革に挑みます。 | 1点のミスも許されない重要業務を、徹底した確認と規律遵守で最後まで確実にやりとげます。 | 社内の各部署と円滑に連携し、組織全体を高めるための仕組み作りを推進します。 | ルーチンワークを即座にデジタル化し、コストと時間を削減する改善策を継続的におこないます。 | |
| 生産・物流 | 突発的な需要変動やトラブルに対しても、「現場第一」で即座に動いて供給を死守します。 | 安全と品質の基準を100%守り抜き、現場の規律を最後の一人まで浸透させ、完遂します。 | 現場作業員から配送業者までを巻き込み、一丸となって「欠品ゼロ」の体制を推進します。 | 配送ルートや在庫管理の無駄を即座に特定し、物流コストを最小化する改善を最速で実行します。 | |
| 接客・店長 | お客様の不満を解消するために、自らが接客の最前線に立って新たな感動体験を創出します。 | どんなに繁忙期であっても、サービスの質を一切妥協せず、店舗のブランドを完成させます。 | スタッフ一人ひとりの意欲を燃やし、全員が自発的に動くチームへと進化させます。 | お客様の生の声を即座に反映し、「明日また来たくなる店舗」への改善をおこないます。 | |
| 研究・R&D | 成功確率の低い領域であっても、試行錯誤をいとわず、革新的な成果を突破します。 | 膨大な実験データと向き合い、緻密な検証を最後まで積み重ねて、研究を完遂させます。 | 多角的な専門知識を持つメンバーをつなぎ、分野横断的なイノベーションの起点となります。 | 最新の論文や海外事例を即座に取り入れ、研究の方向性を柔軟かつスピーディーに最適化します。 | |
| 公務員 | 地域課題に対し、「まずは現場に出向く」行動力で、解決の第一歩を自ら作ります。 | 市民の信頼を背負い、一つひとつの手続きを法と規律に基づいて最後まで確実に遂行します。 | 行政と住民、企業の間に入り、「地域の合意形成」という難題を粘り強く推進します。 | 時代に合わなくなった古い制度や慣習を、市民の利便性を最優先にスピード感を持って改善します。 | |
| CS・サポ | 困難なクレーム対応も好機ととらえ、誠実かつ粘り強い対応で信頼を勝ち取ります。 | お客様からの要望を決して聞き流さず、解決に向けた社内調整まで責任を持って完遂します。 | 顧客の声を製品開発チームへ確実にフィードバックし、「顧客視点の経営」を社内に浸透させます。 | 頻出する問い合わせを即座にリスト化し、お客様をお待たせしないスピード対応を実現します。 | |
| クリエイティブ | 予定調和の表現に甘んじず、「これまでにない視点」で、人の心を動かす表現を突破します。 | 細部にこだわり、クオリティを極限まで高めた作品を納期内に完遂します。 | クライアントと制作陣の想いをつなぎ、「最高のクリエイティブ」を生むための橋渡しを担います。 | ユーザーのフィードバックを即座に反映・ブラッシュアップします。 | – |
ステップ①で自分の「感情」を込め、ステップ②で「型」を決め、ステップ③で「志望先への貢献」につなげる。
この流れで書けば「ただ頑張りました」というエピソードよりも、あなたならではの視点が加わった「実行力」のアプローチができますよ。
タイプ別で紹介! 「実行力」の自己PR例文8選

就活生
具体的にどのように実行力をアピールすれば良いのだろう。例文が見たいな。
あなたの実行力のタイプごとの例文を、キャリアアドバイザーからのアドバイス付きで解説します。
押し出すべきポイントや、例文で挙げた実行力がどのような仕事などで活きるかに注目し、企業に刺さる自己PRの参考にしましょう。
「推進・巻き込み型」の例文
「改善・スピード型」の例文
自分の実行力のタイプがわからない人は、「あなたは当てはまる? 企業から評価される「実行力」の4タイプ」の「「実行力」のタイプ判別チェックリスト」を確認してくださいね。
「突破型」の例文①
私の強みは、前例のない状況でも一歩踏み出し、形にする実行力です。ゼミの共同研究で、当初予定していた調査対象から協力を断られ、プロジェクトが停滞した際、この強みを発揮しました。
準備不足を指摘された悔しさをバネに、私は誰もアプローチしていなかった異業種の企業100社を独自にリストアップしました。周囲が「無理だ」と言うなか、一軒ずつ電話で粘り強く交渉を重ねた結果、新たに3社の協力獲得に成功しました。
無事に調査を完遂し、教授からも「調査の質が飛躍的に高まった」と評価されました。
この、困難な壁を自らの手でこじ開ける力を活かし、貴社の新規営業でも、ターゲットを絞り込み、最初の成功事例を創出することに貢献します。
この例文の肝は、周囲が諦めた「空白の領域」へ着手ができているということ。
「悔しさ」を感じたままにせず、すぐに「100社のリストアップ」という具体的な行動量へ転換できる点は、企業からも期待されやすい実行力です。
特に新規事業開発やベンチャー企業など、マニュアルがない環境で「自ら突破口を開いてくれる人材」を求めている企業にとって、このエピソードは再現性高く活かせるでしょう。
この例文のようにゼミの経験を自己PRにしたい人は、以下の記事も参考にしてくださいね。
【13例文】ゼミ題材の自己PRは行動×学びでマッチ度をアピール!
「突破型」の例文②
私は、組織の課題を自ら発見し、解決策を実行に移せる人間です。
所属するeスポーツサークルでは、創設以来「練習メニューが固定化され、レベルアップが停滞している」という状況でした。そこに対し私は強い違和感を抱いていました。
そこで私は、周囲の「今のままでも楽しい」という反対を承知のうえで、他大学の強豪チームに仮入部させてもらうことにしました。そして、他チームの最新の練習法を持ち帰り、自チームに合わせてカスタマイズした「独自カリキュラム」を導入しました。
初めは戸惑っていたメンバーも、結果が向上するにつれ協力的になり、最終的に大会で過去最高順位を記録できました。
貴社でも、既存の慣習に囚われず、組織の成長に必要な一石を投じることで、ビジネスを加速させたいと考えています。
「違和感」を「提案」で終わらせず、自らの行動で正しい方向に導いた点が「突破型」としての完成度を上げています。
この強みは、周囲の反対や理解不足が起きやすい新規事業を立ち上げる際に活かせるでしょう。
そこで「自らの力で解決策を得る⇒力技でも「結果」を出す⇒周囲を納得させる」というプロセスは、まさに企業が新規事業担当者に求める「推進力」そのもの。
自ら動ける強さが際立っていますね。
この例文のようにサークルの経験を自己PRにしたい人は、以下の記事でコツを学びましょう。
【例文付き】自己PRではサークル活動をアピール|作成のコツも解説
「完遂型」の例文①
私の強みは、一度決めた役割を最後まで責任を持ってやり遂げる実行力です。所属するサッカー部で、自分のパスミスから失点を招き、チームに迷惑をかけた際にこの強みを発揮しました。
仲間への申し訳なさから、自身の課題である「視野の狭さ」を克服すると決意し、それ以降、練習後の1時間は必ずビデオ分析と首振りの反復練習を自分に課しました。初めは体力的に厳しい時期もありましたが、1年間1日も欠かさず継続しました。
結果として、試合中の判断ミスが激減し、引退試合では無失点勝利に貢献できました。
この「決めたことを愚直にやり抜く力」を活かし、ミスが許されない貴社の業務においても、細部まで徹底してクオリティを追求し、確実に着地させることで信頼を積み上げたいと考えています。
「自分のミス」という負の起点から、1年間の「毎日継続」という具体的な数字で完遂力を証明できている例文です。
単なる根性論ではなく、「信頼回復」という明確な目的を持って行動する姿は、「安心して仕事を任せられる人材」として高く評価されるでしょう。
金融やインフラ業界などの、「ミスなく継続すること」への信頼が何より重視される業界で活きそうな自己PR文ですね。
以下の記事では、部活の自己PRの例文を多数紹介しています。自己PR作成の参考にしてください。
例文13選! 部活の自己PRで失敗しない6つの注意点とは
「完遂型」の例文②
私は、困難な目標に対しても解決の糸口を見出し、最後まで伴走し続ける人間です。塾講師のアルバイトで、担当した生徒の成績が模試で下がってしまった際、この強みを発揮しました。
生徒の期待に応えられなかった悔しさをバネに、私は生徒専用の「100日間学習進捗管理表」を自作しました。授業時だけでなく、毎日の家庭学習の内容をSNSで報告してもらい、欠かさずフィードバックを送り続ける泥臭いフォローを徹底しました。
3カ月間伴走し続けた結果、生徒のモチベーションを維持させ、最終的に第一志望校合格まで導くことができました。
貴社の業務においても、お客様の課題解決に最後まで執着し、目標達成まで伴走し抜く自信があります。
塾講師は「合格」というゴールに向けて、講師側がどこまで「伴走」できたかが実行力の指標になります。
そのため、3カ月間毎日フィードバックを続けたという「プロセスの完遂」は、「顧客への執着心」として高い評価を得られそうですね。
契約後のフォローが肝心になるメーカーの営業やカスタマーサクセス職でこの強みが活かせるでしょう。
アルバイトの自己PRについては、以下の記事で詳しく解説しています。
例文10選|アルバイト経験の自己PRは4ステップの振り返りが必須
「推進・巻き込み型」の例文①
私の強みは、周囲を巻き込み、組織の機動力を最大化させる実行力です。
学園祭で100名規模のステージ企画を運営した際、部署間で情報共有が滞り、準備が停滞している状況に強い違和感を抱きました。
私は「このままでは当日失敗する」という危機感を共有するため、各部署のリーダーを集めた「横断型会議」を新設しました。当初は各々が自分の業務を優先し消極的でしたが、私が各所の「不満や要望」を個別にヒアリングして回り、全員が納得できる「共通スケジュール」を再構築したことで、組織が再び動き出しました。
結果、当日は過去最高の来場者数を記録できました。 異なる立場のステークホルダーを調整し、一つのゴールへ導く貴社の業務においても、この「調整力」と「推進力」でプロジェクトを成功に導きます。
この例文では、単に会議を開くだけでなく「個別のヒアリング」という泥臭い根回しをおこなっている点がポイント。
自分の「違和感」を起点に、周囲が動きやすい環境を作れる主体性は、複雑な人間関係のなかで成果を出す必要がある業界で高く評価されます。
年上の専門家や利害の異なる関係者を動かす、商社や広告代理店などの業界を志望する人は参考にしてくださいね。
「推進・巻き込み型」の例文②
私は、周囲の力を借りながら大きな成果を成し遂げられる人間です。
アルバイト先の飲食店で、自分の接客ミスでお客様を待たせ、仲間にも多大な負担をかけてしまった経験があります。 その申し訳なさから、二度と同じミスを繰り返さないよう、自分一人で完結させず「店舗全体の提供スピード改善」を店長に提案しました。
私はキッチンとホールの架け橋となり、連携をスムーズにするための「声掛けルール」を考案しました。ベテランから新人まで巻き込んでロールプレイングを繰り返した結果、提供時間は平均で3分短縮され、ピーク時の売上を20%向上させることができました。
現場の声を拾い上げ、周囲を鼓舞しながら新しい基準を作っていく貴社の環境で、店舗の機動力を高める存在として貢献したいと考えています。
個人のミスを「反省」で終わらせず、「店舗全体の仕組み」と変換させた点が、推進・巻き込み型の実行力の表れになっていますね。
「いかにしてスタッフ全員に同じ動きをさせるか」が重要なメーカーの現場やサービス業でこの強みを活かせそうです。
失敗を認めつつ、それを原動力に周囲を巻き込み、最終的に「売上」という数字につなげたプロセスは、マネジメント層としてのポテンシャルを強く感じさせます。
「改善・スピード型」の例文①
私の強みは、走りながら課題を見つけ、即座に改善を繰り返せる実行力です。
サークルで新入生歓迎イベントの集客担当をした際、SNS投稿の手間が膨大で、反応も薄いことに強い「面倒くささ」を感じました。
そこで私は「まずは数を出して検証しよう」と考え、投稿内容を3パターン作成し、毎日異なる時間帯に投稿しました。1週間ごとに反応率をデータ化し、不評な案は即座に廃止して新しい切り口を試すという「高速PDCA」を回しました。
結果、2週間で最適な投稿スタイルを確立し、前年比1.5倍の集客に成功しました。 不確実性の高い貴社のマーケットにおいても、完璧を求めすぎず、最速で試行錯誤を繰り返すことで、最短距離で成果につながる施策を打ち出したいと考えています。
自分の「面倒くさい」という感情を起点に、データに基づいた検証をおこなっている点が効率的で、まさしく「改善・スピード型」の強みが表れた行動だと言えます。
闇雲に動くのではなく、「1週間単位で切り替える」といった潔さと論理性がセットになっているため、ECやWeb業界などの変化の激しい業界で「機動力」として高く評価されるでしょう。
「改善・スピード型」の例文②
私は、現場で感じた課題を放置せず、即座に実行に移して質を高めていける人間です。
子供向け学習支援のボランティアで、用意した教材が子供たちの集中力を削いでいる状況に違和感を持ちました。 私は「教材を完成させてから配る」という従来のやり方をやめ、当日の子供たちの反応を見ながら、その場で説明の順番やクイズの内容を書き換える「ライブ形式の改善」を試みました。
授業後に毎回スタッフと10分の反省会をおこない、翌日には新しい工夫を反映させるスピード感を徹底した結果、3カ月後には出席率を9割まで引き上げることができました。
現場の小さな違和感を逃さず、プロダクトやサービスの改善に爆速で反映させることで、貴社の顧客満足度向上に貢献したいと考えています。
3カ月という長い期間で「毎日・毎週」の微調整を繰り返したプロセスが描かれており、俊敏な働き方ができることを証明した例文になっています。
自分のこだわりよりも「現場の反応」を優先できる柔軟性は、チーム全体の生産性を高めるものです。
ユーザーや現場の声をいかに早く形にするかが重要な製造現場やSaaSの現場にはもってこいの強みと言えるでしょう。
ボランティアの自己PRは、以下の記事で詳しく解説しています。
自己PRでボランティア経験を魅力的に伝えるコツ! 強み早見表付き
実行力のエピソードを語る際に最も注意したいのが、自分では強みを伝えているつもりでも、企業には正しい意味で伝わっていないことです。
注意点を押さえておかないと、かえってマイナスイメージを持たれてしまうかもしれません。
4つのタイプ別に、NG例文とそのポイントを解説するため、解説を参考に今一度あなたの回答を見直してみてください。
突破型のNG:「トラブルメーカー」ととらえられる

私の強みは、困難を恐れず突き進む「突破型の実行力」です。 大学の学園祭実行委員会で、例年10万円だった協賛金を20万円に増やす目標を立てました。
時期の遅さから周囲には反対されましたが、私は「例年通りの手法では無理でも、アプローチを変えれば可能性がある」と考え、2つの施策を講じました。
1つ目は、企業の断り文句を分析し、提案書を「宣伝効果」中心から「学生との共同企画」案に刷新したこと。2つ目は、学園祭のターゲット層に近い地元企業をリスト化し、1日10件以上の商談を自らおこなったことです。
粘り強く交渉を重ねた結果、目標を上回る22万円の協賛金を獲得できました。当初反対していたメンバーからも、「君の戦略的な行動が突破口になった」と信頼を得ることができました。この「目標達成への執着心」を貴社でも活かしたいです。
突破型のアピールで一番怖いのは「周囲の話を聞かない独りよがりな人」に見えることです。
大切なのは、反対をどう説得し、どんな戦略で壁を越えたか。周囲を納得させるプロセスを語り、「信頼される突破力」であることを証明するようにしましょう。
完遂型のNG:「融通が利かない」ととらえられる回答をしてしまう

私の強みは、一度決めたことを最後までやり抜く「完遂型の実行力」です。コンビニのアルバイトでは、清潔な店舗環境がリピート率に直結すると考え、清掃業務の徹底に注力しました。
当初、混雑時は清掃が後回しになりがちでしたが、私は「質の高い清掃」と「迅速なレジ対応」を両立させるため、業務の進め方を工夫しました。
具体的には、混雑の波を予測して清掃箇所を細分化し、レジ待ちが発生した瞬間に手を止めて即座に応援に入る「5秒ルール」を自らに課しました。どれほど多忙なシフトでも、隙間時間を積み重ねることで、当初決めた清掃範囲を一切妥協せず完了させ続けました。
その結果、店長から「混雑対応と美観維持を両立できる唯一のスタッフ」と信頼を得て、新人教育も任されるようになりました。貴社でも、状況に合わせた柔軟な判断力を持って、ミッションを確実に完遂させます。
完遂力を語るなら、計画通りに進めるための事前の備えや、状況に応じた優先順位の判断をセットで伝えましょう。
「完遂した先の成果」を意識したアピールが合格への近道になりますよ。
推進・巻き込み型のNG:「命令しているだけの人」ととらえられる回答をしてしまう

私の強みは、周囲を巻き込んで目標を達成する「推進型の実行力」です。
大学の学園祭で模擬店の店長を務めた際、メンバーのモチベーションが低く、準備が遅れていました。私は、メンバーが動きやすい環境を作ることで状況を打破しました。
具体的には、まず私自身がもっとも手間のかかる仕入れ交渉を完遂して背中を見せつつ、各メンバーと個別に対話をおこないました。そこで「学業との両立」という不安を聞き出し、「短時間でも成果が出るマニュアル作成」や、各自の得意分野に合わせた役割の再配置を提案しました。
指示を出す立場に留まらず、自ら現場の停滞の原因を解消し続けた結果、全員が主体的に動くチームへと変化し、目標売上の120%を達成できました。
貴社でも、周囲の意欲を仕組みで引き出し、組織一丸となって高い成果を追求します。
「お願いした」「指示した」だけでは、ビジネスで必要な実行力とは呼べません。
大切なのは、動かない相手に対してどんな仕組みを作ったか、自分自身がどう背中を見せたかという実行力です。
周囲を動かすために、まず自分がどう起点になったのかを語るようにしましょう。
改善・スピード型のNG:「飽き性」ととらえられる回答をしてしまう

私の強みは、状況に合わせて即座に行動を修正する「改善スピード」です。 カフェのアルバイトで、新メニューの売れ行きが悪いことに気付きました。
私は、商品の魅力が視覚的に伝わっていないという仮説を立て、即日、写真の配置とキャッチコピーを強調した手書きのPOPを作成しました。
さらに、導入後3日間を検証期間と定め、注文されたお客様の属性を観察しました。その結果、若年層には響いているものの、単価を気にする学生層には、お得感が足りないことに気付きました。そこで即座にセット割引を追加提案しました。
この「仮説・実行・検証」のサイクルを1週間で3回回した結果、注文率は目標を上回る120%に到達しました。貴社でも、現状に甘んじることなく「最速で最善の策」を模索し続け、成果を最大化させます。
「思いつきで行動を繰り返しているだけ」と思われてしまうと、「コストや時間の無駄を生んでしまう人材なのでは?」とみなされるリスクがあります。
評価されるのは、速さの裏にある「仮説」と「検証」のサイクルを繰り返せる人です。速く、確実な実行力を示してこそ、即戦力として期待されるようになりますよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!「その程度か」と思われるエピソード内容はNG
他者を巻き込んだことや結果がでたことを伝えよう
一番避けるべきなのは、エピソード内容があまりにも弱く、採用担当者に「その程度のことか」と思われてしまうこと。
たとえば「サークルの練習メニューを考えた」という話だけでは、正直弱いです。
「実行力」と言うからには、単なる個人の作業ではなく、周囲を巻き込んで組織を動かした経験や明確な結果がともなっていないと説得力に欠けてしまいます。
言葉の強さに負けないよう、エピソードの規模感や成果の強さにはこだわるようにしてください。
これらのNG例は、伝え方によっては短所に陥りかねません。下記の記事で短所をプラスの印象に答える方法を確認してみてください。
自己PRで短所を魅力的に書く4ステップ|8例文×言い換え例も紹介
「実行力」の自己PRでよくある質問
実行力を自己PRしたいと考えている人のなかには、「どれほど大きな成果が必要なのか」「失敗に終わった経験はマイナスになるのか」といった疑問を抱く人も。
ここからは、実行力の自己PRでよくある質問について回答していきます。
Q.「行動力」と「実行力」の違いはなんですか?
A.行動力は「早く動き出す力」、実行力は「計画的にやり遂げる力」です。
実行力は、「目標やゴールに対し、さまざまな壁を乗り越えながらトライアンドエラーを繰り返し、最後までやり遂げる力」です。
一方、行動力は「どのようなことに対しても臆せずに、スピード感を持ってはじめの一歩を踏み出せる力」です。
行動力ももちろん大切ですが、実行力だと、「行動力の素早さ+実行力の計画性や粘り強さ」というように、よりビジネスで活きる自己PRができるようになりますよ。
「行動力」については下記の記事で詳しく解説しています。
例文つき|行動力が題材の自己PRは4ステップで通過率を上げる!
Q.大した結果を出せていないものでも「実行力」のアピールをして良いですか?
A.企業によっては結果がともなわないと「実行力」とみなされない可能性があります。
正直なところ、目に見える結果が出ていない場合は、別の強みを探したほうが無難、というのが本音です。
なぜなら、実行力は「結果を出すまでやり切る」という点までが重視される、非常にハードルの高い強みであるから。
企業が実行力を求めるのは、「入社後に壁にぶつかったとき、自力で試行錯誤して成果までつなげられるか」を知るためです。
そのため、企業によっては失敗したところで思考が止まっている人を「実行力不足」と評価し、結果がともなわない限り「実行力がある」とは認めない可能性もあります。
基本的には実績がともなったエピソードを伝えるのが望ましいですが、どうしてもそのエピソードをアピールしたい場合は、「思考性」を強調してください。「その行動の結果をどう分析し、次に向けてどのように工夫するか」を具体的に伝えましょう。
このように「PDCAを回す力」についてセットで話せると、たとえ良い結果でなくても「ビジネスシーンで自走できるポテンシャルがある」と高い評価を得ることができますよ。
Q.失敗したエピソードでも、実行力のアピールになりますか?
A.失敗したエピソードでも実行力としてアピールできます。
成功・失敗にかかわらず「結果が出るまでやり切る」という点が大切になるため、失敗したエピソードでも、実行力のアピールにして良いと思います。
ただし、失敗したエピソードを語るなら「プロセスの伝え方」が重要です。
失敗経験に対し「なぜ失敗したのか」という原因分析や、「今の自分ならどう対応するか」「今後はどのように乗り越えていくか」という今後に向けての意識を話すようにしましょう。
「失敗してしまったけど頑張ったと言える」で終わるのではなく、自分の意見を交えながら実行力のアピールをしてください。
そうすることで、あなたの実行力は再現性のあるものと受け取られるはずです。
下記の記事では「失敗談」を聞かれた際の対応法を解説しています。この内容も参考にしてみてください。
面接で失敗談を聞かれたときの回答例10選|回答の構成やコツも解説
Q.実行力をアピールした際、計画性の無さや傲慢さを指摘されそうで不安です……
A.根拠や結果をセットで伝えましょう。
実行力をアピールする際に計画性の無さや傲慢さを指摘されるかもと不安になるのは、「闇雲な印象」や「一人よがりな印象」を感じられそうで不安だからではないでしょうか。
だからこそ、その印象を払拭できるように自己PRをする必要があります。それには、「一人でただがむしゃらに動いた」ことだけを伝えるだけでは不十分です。
「なぜその行動をしたのか」「周囲にどのような影響が出たのか」という根拠や結果をセットで伝えるようにしてください。
そうすると、「考えたうえで行動に起こせる」「周囲のために行動できる」ことが伝わり、計画性の無さや傲慢さを指摘されずに済みますよ。
企業が評価する「実行力」を理解して「成果へのプロセス」を形にしよう
一口に「実行力」といっても、その発揮の仕方は人により異なるもの。企業に評価されるタイプを押さえたうえで、自分のタイプを正しく理解することが、高く評価される自己PRへの第一歩です。
自分の型を理解し、「なぜその行動を選び、どう成果につなげたか」というプロセスを語れるようになれば、ほかの学生との差別化になります。
この記事を参考に、課題に対し「実行しきる」ためのあなたなりの工夫を明らかにして、あなたにしか語れない「実行力」をアピールしてくださいね。
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周りの意識が低下していることを感じ取り、部活で誰よりも早くグラウンドに行き、準備を徹底しました。結果、出席率が向上しました。