食品業界の志望動機は個性が重要! 深掘りのコツを例文付きで解説

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目次

  1. 食品業界の志望動機は深掘りして個性をアピールしよう
  2. 志望動機を深掘りする方法①食品業界の基礎的な特徴を知る
  3. 就活生からの人気の高い業界である
  4. 需要が廃れないという安定感がある
  5. Iターン・Uターンが可能な業界である
  6. 志望動機を深掘りする方法②食品業界の近年の傾向をおさえる
  7. 健康志向の高まり
  8. 個食などのニーズと購入手段の多様性が見受けられる
  9. 業界再編が進行中
  10. 志望動機を深掘りする方法③食品業界で求められる人材を把握する
  11. 食への強い関心がある
  12. 新しい価値を生み出す創造性を持っている
  13. 不可能を可能にするチャレンジ精神がある
  14. 安全性を追求できる真面目さを持っている
  15. 志望動機を深掘りする方法④職種別の仕事内容を知る
  16. ①研究・開発
  17. ➁商品企画
  18. ③生産管理・品質管理
  19. ④営業・販売促進
  20. 食品業界のやりがい
  21. 人間の生活の根幹を支える仕事に深く携わることができる
  22. 高品質な日本の食を世界へ発信できる
  23. 食品業界の志望動機を作成するときの5つのコツ
  24. ①食への関心の強さをアピールする
  25. ②食に関心を持ったきっかけや理由も述べる
  26. ③食品業界の中でこの業種、企業である理由を明確にする
  27. ④入社後のビジョンや夢を述べる
  28. ⑤安全性への意識の高さについても触れる
  29. 食品業界の志望動機を作成するときの注意点
  30. 企業の商品のファンだということに終始しない
  31. 「安定」に焦点を当てた志望動機にしない
  32. 5ステップで完成! 食品業界の志望動機の効果的な構成
  33. ①結論(志望動機を一言で)
  34. ②食に関心をもったきっかけ
  35. ③学んだことと仕事で実現したいこと
  36. ④なぜこの企業なのか
  37. ⑤企業でどう活躍できるのか
  38. 食品業界の職種別の志望動機【例文8つ】
  39. 研究・開発①
  40. 研究・開発②
  41. 商品企画①
  42. 商品企画②
  43. 生産管理・品質管理①
  44. 生産管理・品質管理②
  45. 営業・販売促進①
  46. 営業・販売促進②
  47. 食品業界の志望動機を魅力的にアピールしよう

食品業界の志望動機は深掘りして個性をアピールしよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「食品業界の志望動機に何を書けばいいかわかりません」
「採用担当者に刺さる志望動機を書くコツはありますか?」

という声をよく聞きます。

食品業界は時代を問わず、学生に根強い人気のある業界です。差別化を図るために志望動機をいかに工夫するかで悩んでいる学生もいるのではないでしょうか。食品業界の志望動機にはさまざまなバリエーションがありますが「食べることが好きだから」など食に対する興味のアピールだけでは志望動機として弱く、他の学生との差別化が難しい場合があります。

この記事では、食品業界の志望動機を深堀りする方法や、作成のコツと注意点、効果的な構成を解説していきます。例文も紹介するので、食品業界について理解を深め、あなたらしい深堀りされた志望動機を完成させてみてください。

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志望動機を深掘りする方法①食品業界の基礎的な特徴を知る

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就活生

志望動機を深掘りするといわれても、どうしたらいいのかわかりません……。

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キャリアアドバイザー

ただ自分の頭の中で考えようと思っても難しいですよね。まずは業界についてより多くのことを知ることから始めましょう。

志望動機を深掘りするうえで、まず欠かせないのが業界の特徴を知ることです。食品業界は食という身近なものを扱っているため、業界をくわしく理解しないまま、なんとなく志望している就活生も少なくありません。

しかし、食品業界の特徴を踏まえたうえで、「なぜ食品業界を志望するのか」を明確にすれば、説得力のある志望動機にすることができますよ。

就活生からの人気の高い業界である

食品業界の業種
  • 第一次産業(農業・水産業・畜産業)
  • 原料メーカー
  • 食品専門商社
  • 総合商社(食糧部門)
  • 食品メーカー
  • OEM食品加工メーカー
  • 食品小売業界
  • 外食産業

食品業界には多岐にわたる業種があり、原料の生産・調達を担う「第一次産業」「原料メーカー」「食品専門商社」「総合商社(食糧部門)」、原料を加工して食品を作る「食品メーカー」「OEM食品加工メーカー」、食品を消費者に販売する「食品小売業界」「外食産業」から構成されています。

さらに、たとえば食品メーカーなら「飲料・乳飲料」「調味料・加工食品」「製パン」など、扱っているもので分類することもできます。

食品業界は、年収が安定していることと、誰もが知る大手企業、老舗企業が多いことなどから、就活生に人気がある業界です。なかでも知名度の高い大手食品メーカーは応募者数が多く、内定倍率は数百倍以上とも言われています

需要が廃れないという安定感がある

常に需要があるため安定した業界であることも、食品業界の特徴のひとつです。たとえば、本・新聞などの紙媒体は、インターネットの台頭などによって以前より需要が減りました。

一方、生鮮食品、調味料、菓子、パンなどの食品は、人々の生活になくてはならないものです。技術革新の影響を受けにくく、生活様式の変化や嗜好による流行はあっても、食品そのものが不要になることはありません

現に食品業界には、創業100年を超える有名企業が数多くあります。子供のころから親しみのある企業を志望している就活生も多いでしょう。

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キャリアアドバイザー

安定感があるのはこうした知名度の高い企業だけではありません。比較的知名度の低いBtoB企業でも、特化した技術や特定のジャンルでのシェア、販売網を持ち、経営基盤がしっかりした企業が目立ちます。

Iターン・Uターンが可能な業界である

近年、地方へ移住したり転職したりする、Iターン・Uターンのニーズが高まっています。食品業界は、他の業界と比較して、Iターン・Uターンしやすいことも特徴です。

全国の消費者に食品を提供するため、都市部、地方問わずに事業所の数が多く、特に小規模・中規模の事業所は、全国各地に所在しています。全国に事業所を展開する企業なら、ゆくゆく転勤としてIターン・Uターンできる可能性もあります。

また、食品業界には、地方に根差して地元の特産品の加工、販売をしている企業もたくさんあります。将来、Iターン・Uターンを考えたとき、業界での経験を活かして地元企業へ転職するという選択肢も検討できるでしょう。

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吉田 実遊

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食品業界は安定した企業で働きたい就活生から人気

食品業界は安定志向の強い就活生から人気を集める傾向にあります。食品業界は創業数十年など長い歴史をもつ企業が多いからです。

長い歴史をもつ企業には信頼感があります。バブル崩壊やリーマンショックなど数十年の間に起きた景気の変動にも負けず、経営を維持してきたという実績があるからです。この実績から「今後、突然景気が悪くなっても柔軟に対応できそう」と安心感を抱きやすくなります。

そのため、食品業界は「安定感のある企業で働きたい」と考える就活生から人気ですよ。他業種と比べて安定している業界で働きたい就活生は候補に入れましょう。

志望動機を深掘りする方法②食品業界の近年の傾向をおさえる

食品業界は安定感のある業界ですが、時代のニーズに合わせて日々変化する業界でもあります。

就活生にとっても食品業界の近年の傾向を押さえることは企業分析や将来性の想定などに役立ちます。近年の傾向に関する内容を志望動機に盛り込むことで、業界についての理解の深さもアピールできるでしょう。ここでは、食品業界を志望する人に最低限覚えておいてほしい近年の傾向を3つ紹介します。

健康志向の高まり

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就活生

最近、トクホの商品などが良くヒットしていますよね!

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キャリアアドバイザー

そうですね。2015年にスタートした機能性表示食品も需要が大幅に伸びています。

消費者の健康志向の高まりは、食品業界に影響を与えているトレンドのひとつです。高齢者では健康の維持、中年層では生活習慣病や加齢による身体の変化への対策、若年層ではプロポーションや美容への意識を目的として、幅広い層からの需要が高まっています

また、新型コロナウイルス感染拡大による健康への意識の高まりや、「コロナ太り」への対策も追い風となり、食品業界では、各社が健康機能の高い商品の開発に注力しています。ヨーグルトやチョコレートなど一般的な食品に健康機能を付加したものから、栄養補助食品、サプリメントまで多岐にわたり、2015年に制度が開始した機能性表示食品や、特定保健用食品、栄養機能食品の需要も好調です。

個食などのニーズと購入手段の多様性が見受けられる

1人で食べる個食化が進み、少量サイズや小分けできるものなど、単身者向けの食事へのニーズが高まっています。総務省の「平成30年版 情報通信白書 単独世帯の増加」によれば、単独世帯(世帯主が一人の世帯)の数は年々増加しており、2040年には全世帯の約40%に達すると見られています。今後も食品業界において、個食ニーズへの対応が求められるでしょう。

また、スーパーやコンビニなどの小売店に買いに行く以外の多様な購入手段が人々の生活に浸透していることも見逃せません。メーカーお取り寄せやメーカー直送で地方の特産品を購入することも人気です。

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キャリアアドバイザー

コロナ禍で新しい生活様式が浸透したことも追い風となり、ネットスーパーの需要も急速に伸びています。こうした購入手段の多様化に合わせ、企業側もさまざまなマーケティングに力を入れています。

業界再編が進行中

業界再編の動きが見られることも、近年の食品業界の傾向です。原因となっているのは、他社との価格競争の激化、小麦や油、砂糖といった原材料の高騰、後継者不足などです

原料メーカーでは、価格競争の激化や原材料の高騰を受けて、コストの削減や、企業規模の拡大によって得られる優位性(スケールメリット)を目的とした再編が増えています。また、新たな加工品の製造などによる事業の多角化を目的とした再編も目立ちます。食品メーカーでは、事業の多角化に加え、海外進出のために国境を越えたM&Aをおこなう大手企業も見られます。

経営者の高齢化によって事業存続が難しい企業のM&Aも増えており、なかにはM&Aを活用して異業種から食品業界へ参入するケースもあります。

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志望動機を深掘りする方法③食品業界で求められる人材を把握する

食品業界で求められる人材

志望動機を深掘りする方法として欠かせないのが、求められる人材を把握することです。企業は選考の際、「こんな学生を採用したい」という人物像を設定し、評価をおこなっています。

求められる人材は、業界によってある程度傾向があります。食品業界で求められる人材の特徴を把握し、自分に当てはまる要素を志望動機に盛り込めば、面接官に効果的にアピールすることができます。食品業界に求められる人材の4つの特徴を説明します。

食への強い関心がある

「食べることが好き」「思い入れのある商品がある」などといった消費者目線での関心は、それ自体を志望動機として伝えるのはふさわしくありません。入社後どのように活躍したいと思っているかについて、企業に伝えられないからです。

ただし、食品業界で働く場合、食への強い関心があることは大きなアドバンテージであり、前提であることは確かです。食への強い関心があるからこそ、食の世界で貢献したいという熱意が生まれます。食品業界の志望動機でも、食への強い関心は忘れずに述べましょう。

食への強い関心の伝え方の例

・たくさんの人においしいものを届けたい
・忙しい日常の中でも手軽に作れる食品を開発したい
・まだ知られていないおいしいものを探したい

新しい価値を生み出す創造性を持っている

食品業界は、食という人々の生活に欠かせない普遍的なものを扱っていますが、消費者が求める商品や、時代に合った業態は移り変わるものです。このため、常に新しい価値を生み出す創造性を持った人材が求められています。

たとえば食品メーカーでは、ニーズに合わせた商品開発は売上にも直結する重要なポイントです。前述した個食に対応する商品の他にも、共働き世帯からの需要が高い調理の時短ができる食品や介護市場向けの商品など、新しい視点と創造性が求められるシーンが増えています。

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キャリアアドバイザー

製造技術やマーケティング、宅配、ネット販売などにおいても、既成概念にとらわれないイノベーションが期待されています。

不可能を可能にするチャレンジ精神がある

食品業界では消費者や時代のニーズに応え、その先を行くための挑戦が日々おこなわれています。新たな商品や新たな流通形態を打ち出すための壁に直面したとき、不可能に見えることを可能にしようとするチャレンジ精神が必要です。

特に現在、業界再編が進行中で、企業の海外進出が目立つことは前述しました。海外に進出する企業が増えている背景には、将来的に日本の人口が縮小するという問題もあります。海外への市場拡大の動きは、業界全体のチャレンジといえます

このような流れのなかで、企業は将来を担う人材にも、チャレンジ精神があるかどうかを重要視する傾向があります。

チャレンジ精神のアピール方法についてはこちらの記事で確認してください。

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安全性を追求できる真面目さを持っている

日本の食の安全は、食品業界を担う企業の高い意識と倫理観によるものであるといっても過言ではありません。人の健康や命に関わるものを扱う食品業界では、基本的に真面目さが重視されます。

万が一偽装や異物混入などの不祥事が起これば、それがたった一人の社員の判断によるものだったとしても、マスコミに大々的に報道され、消費者からの信用を失います。企業にとって致命的なダメージになることは避けられません。

このため、すべての業種において、衛生面の管理の徹底と、安心、安全に対する厳しいコンプライアンスを遵守することが必須です。安全性を追求し、真面目かつ誠実に仕事と向き合える人材が求められています。

真面目さを効果的にアピールするコツはこちらの記事を参考にしてください。

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北浦 ひより

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食品業界は積極性のある人物が求められている

食品業界で広く求められる人物像の特徴は「積極性がある」ことです。食品業界は新しいことに挑戦したり他業種と連携したりして仕事をすすめていくことが多いからです。

たとえば、新商品の開発には自ら考えて動く積極性が欠かせません。新しい食感を考えたり、新しい手法で人気商品を分析したりすることが必要だからです。また、財務部など部署によっては社外の専門家と協力して仕事を進めていくことがあります。社外の専門家に対して、臆せず自分の意見を述べる積極性は重要です。

そのため、食品業界は積極的に仕事に取り組む人物が求められる傾向にあります。積極性のあるタイプなら食品業界で活躍できる可能性が高いですよ。

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志望動機を深掘りする方法④職種別の仕事内容を知る

食品業界の代表的な職種4つ

職種別の仕事内容を詳しく知ることも、志望動機の深掘りに役立ちます。希望する職種の仕事内容をリサーチして入社後のイメージができるようにしておけば、入社後にやりたいことや目標に具体性と説得力が生まれます。

希望する職種についてしっかりリサーチしておくとともに、各職種がどのような役割を担っているのか、全体像も把握しておきましょう。新卒採用の段階では決められた部署に配属されるケースも多いですが、全体を把握しておくことで将来の展望も描くことができます。

①研究・開発

研究・開発は、新しい食品の開発や既存商品の改良をしたり、そのために必要な研究をおこなう仕事です。味がおいしいだけでなく、機能性や栄養面などの条件を満たすものを開発する必要があり、企業によっては食品そのものだけでなく、加工技術や冷凍技術などの研究・開発もおこなっています。また、原材料メーカーでは、種や苗木の品種改良をおこなうこともあります。

研究職は商品開発のための基礎・応用研究を、開発職は研究結果を実用化する役割を担っています。どちらも納期があり、成果が求められる職種です。特に研究職は専門知識が必要なため、多くの企業で理系大学出身者を採用しています。

研究・開発に向いている人のタイプ
  • 探求心が強い
  • 失敗しても挫けない
  • チームワークができる

研究職の仕事内容についてはこちらの記事でも解説しています。

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➁商品企画

商品企画は、新商品や既存商品の改良、PRしたい商品のキャンペーンを企画する仕事です。たとえばお菓子メーカーなら、お客様に出すものなのか、オフィスで食べるものなのか、子ども向けなのか大人向けなのかなどによって幅広い商品が考えられます。

味や見た目のトレンドだけでなく、誰をターゲットにいつどこで、どんな状況で食べるものが求められているのかなどをマーケティングによって絞り込み、新商品や既存商品を改良する企画の立案をしたり、消費者に刺さるキャンペーンを企画したりします。仕事の多くはリサーチと分析になるため、トレンドに敏感であること、数字に強いことが求められる仕事です

場合によっては、立案した企画のプレゼンテーションをおこなう場合もあります。OEM食品メーカーなど他社と連携する商品の場合、クライアントへ向けて競合他社とともにプレゼンをするという場合もあるでしょう。

商品企画に向いている人のタイプ
  • リサーチ力・分析力がある
  • トレンドに敏感
  • 数字に強い
  • コミュニケーション力が高い

分析力を自己PRするときの例文はこちらの記事で確認してください。

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③生産管理・品質管理

生産管理・品質管理は、商品の製造部門の仕事です。多くの企業の工場には、機械を使った完全自動の製造ラインがありますが、必要に応じてラインに入り、手作業や目視での確認をおこなうこともあります。仕事内容は工場ラインでの作業だけでなく、マネジメントや数字の管理など、多岐にわたります

生産管理は、生産数をチェックしたり、在庫と売上から製造量をコントロールしたりして、商品を効率よく生産する役割を担っています。新商品を製造する場合には、工程を設計するのも仕事です。

品質管理は、製造された商品が、決められた品質基準を満たしているかどうかチェックします。取り扱う原料の調査や分析をおこなうこともあります。衛生管理も担い、商品の安心と安全を管理する大切な仕事です。

生産管理・品質管理に向いている人のタイプ
  • 計画性がある
  • 自己管理能力が高い
  • 責任感がある

こちらの記事では食品製造の志望動機について詳しく解説しています。例文も紹介していますのであわせて参考にしてみてくださいね。

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④営業・販売促進

自社製品を多くの人の手に届けるため、営業活動やプロモーションをおこなう仕事です。業種によって営業先が異なります。たとえば、原材料メーカーなら食品メーカーの仕入担当者、食品メーカーなら小売店の仕入担当者や外食産業の本部や店舗担当者になります。

営業は、単に商品を買ってもらうだけでなく、取引先から売れ行きや消費者像をヒアリングすることも大切な仕事です。ヒアリングした情報は、商品の企画や開発にも役立ちます。小売店を得意先としている場合、ときには商品の陳列を手伝うこともあります。

販売促進は、マーケティングをおこないながらプロモーションを計画・立案します。SNSの運用や広告の製作を手掛ける場合もあります。

営業・販売促進に向いている人のタイプ
  • 行動力がある
  • 好奇心旺盛
  • 傾聴力がある

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食品業界のやりがい

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就活生

食品業界はやりがいがありそうですよね。

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キャリアアドバイザー

そうですね。でもそれをきちんと説明できますか?

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就活生

え、うーん……。なんとなくわかっているのですが、説明しようと思うと難しいですね。

就活生からの人気も高い食品業界には、さまざまな業種、職種がありますが、全体に共通する仕事のやりがいがあります。志望動機を作成する前に、食品業界で働くやりがいを把握しておきましょう。

やりがいを整理して理解し、モチベーションや入社後の展望として志望動機に盛り込めば、熱意と意欲を面接官に効果的に伝えることができます。

人間の生活の根幹を支える仕事に深く携わることができる

食品は人間の生活に欠かせないものです。食べることで人は育ち、健康な身体を作ることができます。命につながる食に携わる仕事は、責任重大であると同時に、使命感を持てる仕事です

さらに、食は人間にとって必要なだけでなく、楽しい気持ちや喜びを感じさせてくれるものでもあります。おいしさから喜びを感じられるのはもちろん、食卓を囲んで家族と話す時間やお祝いの席にも、食は深くかかわっています。

人間の生活の根幹を支える食品に携わり、人々の暮らしや社会そのものを豊かにできることは、食品業界で働く大きなやりがいになります。

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キャリアアドバイザー

商品が陳列されているところや購入されているところを見たり、SNSで感想を目にしたりして、やりがいを実感できる機会もあるでしょう。

高品質な日本の食を世界へ発信できる

日本の食品が品質や安全性において高いレベルであることは、世界からも認められています。食品業界の企業の海外進出には、人口減少や少子高齢化などによる需要減への対策としての側面もありますが、それだけではありません。日本の商品を高く評価し、買い求めたいと思う海外の消費者がたくさんいるからです

2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されて以来、海外でも日本食はブームになっています。それにともない、醤油や味噌など、日本ならではの食材や調味料の需要も増しています。

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キャリアアドバイザー

食品業界で働くことで、日本の高品質な食品や食文化そのものを海外へ発信する、グローバルな役割を担えることも、食品業界で働くやりがいといえるでしょう。

食品業界の志望動機を作成するときの5つのコツ

  1. 食への関心の強さをアピールする
  2. 食に関心を持ったきっかけや理由も述べる
  3. 食品業界の中でこの業種、企業である理由を明確にする
  4. 入社後のビジョンや夢を述べる
  5. 安全性への意識の高さについても触れる

食品業界の志望動機を作成するときには、食品業界の特徴や近年の傾向、求められる人材を踏まえたうえで、5つのコツを意識することが大切です。

志望動機の構成を組み立てる前に盛り込むべき要素を整理しておけば、面接官の心に響く志望動機をスムーズに組み立てられますよ。

①食への関心の強さをアピールする

志望動機を作成するときには「なぜその業界を志望するのか」が伝わる内容でなければなりません。食品業界を志望するなら、食への関心の強さをアピールしましょう。

食への関心の強さをアピールすることで、志望するのがたくさんある他の業界ではなく、食品業界でなければならないことを伝えられます。もし食への関心が強いことをアピールできなければ、採用担当者から「なぜこの学生は食品業界を志望しているのだろう?」と疑問に思われてしまうでしょう。

自分が、食品業界の求める「食への強い関心がある」人材であるとしっかり伝わるように、食へのこだわりや想いをアピールしましょう。

・私には、人間は食べるために生きているという想いがあり、食を豊かにする仕事は人を豊かにする仕事だと考えます。
・食は人を幸せにすることができるツールだと思っています。そして幸せの形が多様化する今、食も多様であるべきだと考えています。

②食に関心を持ったきっかけや理由も述べる

「なぜ食品業界で働きたいと思ったのか」を伝えるには、食への強い関心を伝える際、食に関心を持つきっかけとなった自分の実体験を述べることも大切です。理由、きっかけ、背景は、できるだけ具体的に伝えましょう。実際のエピソードを織り交ぜることで、関心の強さに説得力と具体性を持たせることができます

あなたにしか語れない実体験には、オリジナリティがあるという強みがあります。個性をアピールし、採用担当者に印象を残しましょう。

・小さい頃から祖母に育てられ、毎日さまざまな種類のおかずを食べさせてもらっていました。料理は決して派手な内容ではありませんでしたが、祖母との食事が今の私を作っています。
・高校時代は母の作るおかずのたくさん入ったお弁当がどことなく恥ずかしかったのですが、英語の授業で「You are what you eat.(今日食べたものが明日の自分になる)」という言葉を知り、本当にその通りだと衝撃を受けました。人を作る「食」にかかわる仕事は、人間の根幹にかかわる大切な仕事だと思っています。

③食品業界の中でこの業種、企業である理由を明確にする

食品業界への志望動機を明確にするだけでなく、「この業種、企業だから入社したい」ことも明確にする必要もあります。この点を意識せず、どの業種、企業に対しても言えてしまうような浅い志望動機を伝えてしまうと、採用担当者に「それなら他の会社でもいいのに」と思われてしまう可能性があります。

この業種、企業だから入社したいという理由を明確にするには、リサーチを重ねて、業種や企業への理解を深めることが欠かせません。志望する業種、企業の業績やビジネスモデル、社風、理念、働き方などがヒントになりますよ。

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ホームページの情報を調べるだけでなく、OB・OG訪問をしたり、会社説明会に参加したりして生の声を聞けると良いでしょう。

④入社後のビジョンや夢を述べる

将来的にどんな食品を生み出したいのか、どのように企業で活躍したいのかなども伝えましょう。具体性のあるビジョンや夢を述べることができれば、食品業界で働く意味についてよく考えていることや、入社への高い意欲と熱意があることを伝えられます。

新卒採用の場合、就活生には職務経歴がないため、企業は「入社後どんな風に自社で活躍してくれるのか」をイメージするのが難しい部分があります。しかし、企業は就活生の入社後の姿に期待して採用をおこないます。就活生の側から入社後のビジョンや夢をしっかり示すことは、企業に入社後の姿をイメージしてもらうのに効果的です。

・御社に入社後は、海外生活の経験を生かし、より幅広いニーズに沿った日本食の海外進出に貢献したいと考えています。
・入社後は持ち前のリサーチ力や分析力を伸ばし、時代に求められる商品の開発に携わりたいと思います。

⑤安全性への意識の高さについても触れる

安全が第一の食品業界で働くには、安心・安全な食品を提供したいという意識が必要不可欠です。消費者は、食品に対して安全性をもっとも重視しており、企業もそれに応えるべく、しっかりした品質管理をおこなって自社の商品の品質を保っています

志望動機のなかで、どんなに食への関心や将来のビジョンについてうまくアピールできても、食品の安心・安全を追求し、真面目に仕事ができる人物であると企業に判断してもらうことができなければ、内定につなげることは難しくなります。

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食品業界の志望動機は、入社後活躍したいという意欲を伝えるだけでなく、安全な食品を提供することが食品業界の自負であることを、しっかり理解している姿勢を伝えましょう。

吉川 智也

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志望動機は食に興味をもったエピソードを盛り込む

志望動機で差別化するために、食に興味を持った理由とエピソードをくわしく伝えましょう。理由とエピソードから自分の人柄が伝えられるからです。

エピソード選びをするコツは、企業の新卒採用ページに書かれている「求めている人物像」をチェックすることです。「グローバルな人材」なら留学経験のエピソードを伝えてもいいですし「チームワーク」なら部活やバイトで仲間と取り組んだことと絡めて話すのもおすすめです。

それらのエピソードがほかの人と被らないように気をつけましょう。オリジナリティと説得力を出すために、応募企業の商品を口にしたときの爽快感や解放感など、味以外の要素をプラスするといいですよ。たとえば「全国大会を目指して練習に励んだあと、チームメイトと御社の炭酸飲料を飲んだら疲れが吹き飛んだ。飲み物が心身に与えるエネルギーに魅力を感じて志望した」という流れです。

食品業界は人気業界のため募集人数も多いです。ほかの応募者と差別化するためにあなたならではの経験と人柄をアピールしましょうね。

食品業界の志望動機を作成するときの注意点

食品業界の志望動機を作成するときには、注意すべき点もあります。コツとして紹介した食への関心やきっかけ、業種と企業を志望する理由、安全性などの要素をしっかり盛り込めていても、注意すべき点をおろそかにしてしまうと、好印象につながらない場合もあります。

食品業界の志望動機を作成するときには、次の2点に注意してください。

企業の商品のファンだということに終始しない

就活生の中には、「御社の商品のファンです」ということだけをアピールした志望動機を作成してしまう人がいます。

確かに自社の商品が好きと言ってもらえれば、面接官も悪い気はしないでしょう。しかし、企業が求めているのは、「自社のファン」ではなく、「自社で活躍してくれる人材」です。商品が好きということだけでは志望動機としては浅く、その商品がなくなった場合や直接関われない部署であった場合は辞めてしまうのかと懸念されるかもしれません。

志望動機は、消費者目線で作成するのではなく、入社後その会社の人間として何がしたいか、どのように仕事に携わりたいかをアピールすることが大切です。

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キャリアアドバイザー

特に好きな商品があるなら、「幼いころから大好き」とだけ伝えるのではなく、「御社が近年力を入れているアジア市場でも、この商品をヒットさせたい」などと、熱意やビジョンが伝わるような内容にしましょう。

「安定」に焦点を当てた志望動機にしない

業界や企業に安定感があることは就活生にとっても魅力的な要素でしょう。「安定性があるから食品業界を選んだ」という就活生も少なくありません。

しかし、企業は自社をより発展させるために努力を続けており、その挑戦に一緒に参加してくれる人材を求めています。安定性に焦点を当てた志望動機では、挑戦するために必要な創造性やチャレンジ精神を面接官にアピールするのは困難です。

志望動機では「安定性があるから」ではなく、「御社でこんなことがしたいから」など、その企業で何がしたいかを伝えることが大切です。採用担当者に熱意やビジョンをアピールすれば、企業の発展のために活躍するあなたの姿をイメージさせられるでしょう。

5ステップで完成! 食品業界の志望動機の効果的な構成

食品業界の志望動機の構成

食品業界の志望動機を作成するときのコツと注意点を踏まえたうえで、実際に志望動機の内容をまとめていきましょう。効果的な志望動機を作成するには、相手に伝わりやすい構成を意識すること、相手が知りたい要素をしっかり盛り込むことが大切です。

ここでは、食品業界の志望動機の効果的な構成について、5つのステップに分けて説明します。順を追ってまとめていけば、あなたの個性が伝わる深い志望動機が完成しますよ。

①結論(志望動機を一言で)

まずは、志望動機を一言で簡潔に説明しましょう。最初に結論から伝えることで、採用担当者が内容を理解しやすくなります。

就活生に人気の高い食品業界では、採用担当者は膨大な人数の志望動機に触れることになります。冒頭で志望動機を明確にアピールしなければ、記憶に残らない可能性もあることに注意しましょう

入社後どんなことを頑張りたいかなどを盛り込むと、熱意が伝わりやすく、インパクトのあるアピールができます。

私が貴社を志望する理由は、時代のニーズに合った簡便性を追求した食品を開発したいからです。

②食に関心をもったきっかけ

次に、食に関心を持ったきっかけについて説明します。前述のとおり、食への強い関心があることは、食品業界を志望するうえで有利に働く要素です。「食に関心がある」とは誰でも言えますが、なぜ関心を持ったか伝えなければ平板な印象を与えてしまいます。

食に関心を持ったきっかけを説明する部分では、きっかけとなった実体験を具体的にアピールすること、食品業界を志望する理由として納得できるものになっていることの2つを意識するのがポイントです。

「食生活は大切だと思う」などと関心に終始するのではなく、具体的なエピソードを盛り込むと、食品業界を強く志望していることが伝わるようにしましょう

高校時代に父が糖尿病を患い、食生活の大切さを強く感じました。

③学んだことと仕事で実現したいこと

学生時代に学んだこと、志望する企業に入社したら仕事で実現したいことも盛り込みましょう。入社後の夢やビジョンについて自分なりの考えを伝えることは、志望動機において重要なポイントです。

さらに、仕事で実現したいことと結びつく学生時代の学びをアピールできれば、他の就活生と差をつけることができます。大学で学んだことと志望動機を結びつけにくい場合には、インターンやアルバイトでの学びを盛り込むことを検討してみてください。

大学時代は栄養学を専攻し、味だけでなく健康に良い栄養バランスや見た目が与える影響について学びました。

④なぜこの企業なのか

「なぜこの企業なのか」を明確にすることも大切です。この会社こそ自分がしたいことを実現できる会社だと自信を持って伝えられれば、説得力のある志望動機になります

企業の理念、社風、働き方、業績、ビジネスモデルなどと、自分が仕事で実現したいことを照らし合わせることで、明確な理由を見つけることができます。企業への理解度をアピールしつつ、志望度の高さをしっかり伝えましょう。

・会社説明会で聞いた貴社の理念に共感しました。
・冷凍食品の製造で業界トップシェアである貴社でこそ自分の理想が実現できると思いました。
・日本食を海外の人に届けたいという想いが強く、海外市場に早くから力を入れている貴社を志望いたしました。

⑤企業でどう活躍できるのか

志望動機の結びは、企業でどう活躍できるのか、入社後の展望を伝えましょう。熱意があるだけでなく、企業に貢献できる人材であることをアピールします。「入社後実現したいこと」よりも一歩踏み込んで、採用担当者に入社後の姿をイメージしてもらいやすいよう、具体的に説明しましょう。

「努力してくれそう」「成長してくれそう」といったポジティブなイメージを残して締めくくることが大切です

入社後は持ち前の粘り強さを活かして、お客様を笑顔にする健康食品を開発します。

志望動機の締めくくりについてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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食品業界の職種別の志望動機【例文8つ】

それでは、実際に食品業界の志望動機の例文を見てみましょう。

代表的な4つの職種(研究・開発、商品企画、生産管理・品質管理、営業・販売促進)について、2つずつ例文を紹介していきます。

志望動機をどのように深掘りして自分をアピールしているのか、自身の志望動機を書くときの参考にしてください。

研究・開発①

例文

私は貴社で、より簡便でおいしい非常食の開発に関わりたいと考えています。

学生時代ボランティアで豪雨の被害にあった地方を訪れたとき、災害時の非常食がいかに被災した方にとって重要か、肌で感じました。大きなストレス下にあっても、おいしい食事があれば、人々の不安を取り除き、笑顔にすることができます。災害時の非常食には社会的意義があるという貴社の姿勢に深く共感しています。

ボランティアとして実際に非常食が必要とされた場で活動した経験を糧に、災害時に人々の不安を少しでも取り除けるような商品を開発し、貴社の考える社会的意義の追求に貢献したいです。

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キャリアアドバイザー

企業を志望する理由として企業理念への共感を挙げ、入社後もその理念のもと活躍したいとアピールしています。ボランティアに参加したという具体的なエピソードが、理念への共感の説得材料になっています。

自己PRでボランティア活動を効果的に伝えるコツはこちらの記事で解説しています。

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研究・開発②

例文

私が貴社を志望する理由は、地球温暖化に負けない米の品種を開発したいからです。

私の出身地である新潟県は、日本一の米どころです。祖父が米農家だったこともあり農業に親しんで育ち、農学部に進んでからは稲の環境ストレスに関する研究をおこないました。

この経験を早くから気候変動に対応した農業技術の開発に力を入れている貴社で活かし、温暖化が進んでも人々が安全でおいしいお米を食べられるよう、社会に貢献していきたいと考えます。

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キャリアアドバイザー

地球温暖化に負けない米の品種開発という夢を軸に、関心をもったきっかけや大学での研究、その企業を志望した理由をまとめた例文です。入社後の展望を説明する部分では、食の安全性に配慮する意識をのぞかせる工夫をしています。

学業を自己PRするときのポイントはこちらの記事で確認してください。

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商品企画①

例文

私は貴社で、ロングセラー商品のリニューアルに携わりたいです。インターンシップでは商品企画のマーケティングに関わり、特に既存商品の改良に奥深さを感じ、興味が湧きました。

貴社は時代に合わせた商品のリニューアルを数多くおこなっていますが、貴社の飲料には長く愛されるものが多く、リニューアルは、その飲料を好きな人の思いを継ぐ側面もある点に、魅力とやりがいを感じます。

インターンシップでの経験も活かし、長く愛されるための商品リニューアルをおこない、貴社の更なる成長と発展に貢献したいです。

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キャリアアドバイザー

志望動機にインターンシップの経験を盛り込んだ例です。インターンシップについて触れる際には、必ず得たものを書きましょう。この例では、インターンシップでの気付きを志望動機につなげています。

インターンシップの選考を通過するための自己PR方法はこちらの記事を参考にしてください。

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商品企画②

例文

私が貴社を志望した理由は、新しいシニア向けペットフードを企画したいと考えたからです。我が家にも猫がおりますが、貴社のヒット商品である液状のペット用おやつが発売されたとき、斬新かつニーズをとらえた商品で非常に関心しました。独創と挑戦が歓迎される貴社の企業風土でなければ、企画できなかったと感じています。

ペットの寿命が延び、介護の問題が取り上げられる機会も増えているなか、愛猫家としての視点と大学で学んだマーケティングの知識を活かし、消費者が求めるフードを企画したいです。

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キャリアアドバイザー

ペット用おやつの人気商品を手掛ける企業に対して、ペットフードを企画したいという志望動機をアピールしています。志望する企業を研究し、その企業に合った動機を軸とすることが、志望動機の印象を良くするポイントです。

生産管理・品質管理①

例文

私が貴社を志望した理由は、食の安全・安心を徹底的に追求する企業理念に感銘を受け、工場見学をした際もその姿勢を強く感じたからです。私は食品アレルギーがあるため、食の安全や品質には、人一倍気を遣っています。そのため、大学では栄養学を専攻し、安心して食べられる商品の提供に携わりたいと感じるようになりました。

貴社に入社後は、栄養学の知識を活かし、品質管理職として食の安全・安心を追求したいです。

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キャリアアドバイザー

食品アレルギーがあるというエピソードが、食の安心・安全への意識の高さに説得力を与えています。また、理念への賛同にとどまらず、工場見学という行動で理念を確認している点もポイントです。

生産管理・品質管理②

例文

私が貴社を志望した理由は、地元の銘菓として親しみがある貴社の土産菓子を生産ラインから支え、消費者の笑顔が見たいと思ったからです。貴社の土産菓子は、地元を象徴するものとして、ずっと残していくべきだと考えます。そのために、生産管理職として営業と生産部門との調整役を担い、生産性の効率化に努めます。

野球部で部員をまとめた経験を活かし、客観的な視点で製造工程全体をとらえ、貴社の抱える課題を解決すべく貢献します。

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キャリアアドバイザー

地元に根付いているという志望企業の強みを、素直に志望動機としてアピールしています。さらに、生産管理職に求められる客観的な視点を、経験とともに盛り込んでいます。

営業・販売促進①

例文

私は、アルファ化米の長期保存食トップシェアを誇る貴社で、長期保存食の魅力を世界中に広めたいと考えています。学生時代、山岳部で国内外の山に挑戦したとき、いつも貴社のアルファ化米に助けられ、過酷な状況下でもおいしく食べられる点に感動しました。

山岳部で培った根気とバイタリティで、どんなときでもおいしく食べられる食品を世界に広め、さらなる市場の拡大に貢献していきます。

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キャリアアドバイザー

志望する企業の商品がおいしいと感じたことを、国内外の山に挑戦したときに食べたという体験を交えて話すことで、「感動」という強い表現で伝えています。

営業・販売促進②

例文

私は、学校給食を通じて児童・生徒の健康に貢献するとともに、おいしい思い出をたくさん作ってあげたいです。私自身、好きなメニューが出るとうれしかった思い出は今も残っています。貴社の学校給食事業に携わることで、たくさんの児童・生徒に安全でおいしい給食を届けたいです。

そのために、大学時代3年間続けたアパレルショップでのアルバイト経験を活かして、顧客のニーズに寄り添った提案ができる営業マンになります。国産食材に特化した貴社の給食事業を広め、子供たちの笑顔と安心・安全な食に貢献したいです。

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キャリアアドバイザー

学校給食は多くの人が持つ経験で、個性をアピールするには弱いものの、志望する企業の特徴である食への安全性へ焦点を当てることで全体をまとめています。

食品業界の就活の進め方や、他の志望動機のコツはこちらで解説していますよ。

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食品業界の志望動機は、食への関心、志望する企業を選んだ理由や入社後のビジョンと夢について、自分の言葉で伝えることが大切です。業界の特徴や近年の傾向を踏まえながら、実体験も交えて魅力的に伝えましょう。

深掘りされたあなたらしい志望動機をアピールすれば、採用担当者にもしっかり届くはずです。人気の食品業界に、ぜひ自信を持ってチャレンジしてみてください。

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