SPIの替え玉受験は絶対NG！ 起こり得る5つのリスクを解説

SPIの替え玉受験は百害あって一利なし！ リスクを知っておくことが大切

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。

就活対策を進める中で多くの人が苦手に思いやすいのがSPIといった適性検査です。だからこそか、こんな声を聞くことがあります。

「友達にSPIを替え玉してもらおうと思っていますが、バレないですよね？」
「替え玉がバレたらどうなるのでしょうか」

SPIに苦手意識を持つ人の中には、本当に少数ですが替え玉を使う人がいるのも事実です。ただそれでもバレるのがほとんどで、たとえ一時的に通過できたとしても後日に内定取り消しなどにつながる可能性が非常に高いです。就職を支援するアドバイザーとしても絶対に勧められるものではありません。

替え玉受験は誤った選択であることをまず理解したうえで、この記事で詳細に解説するそのリスクや、より効果的な対策方法をチェックしていきましょう。

SPIで替え玉受験をすべきではない2つの理由

SPIは企業があなたの適性を調べるために実施しており、それを他人が受けたら意味がありませんよね。つまりそれは想定外の行動、「ルール違反」です。

当然企業もそれを防ぐための対策は徹底しているのでバレる可能性が高いです。ここからは正攻法で対策したほうが圧倒的にコスパが良い理由も併せて、なぜ替え玉受験をすべきではないのかを解説します。

替え玉受験で内定を得てもバレる可能性が高い

SPIの替え玉受験は、過去にニュースなどにも取り上げられたことがあり、今や企業側も想定済みの不正行為です。企業側はさまざまな方法で「本当に本人が受けているのか」をチェックしています。

仮に選考を通過できたとしても、入社前の最終確認でバレるケースもあるうえに、経歴詐称として内定取り消しになる恐れもあります。なにより「バレないかな」と不安を感じながら就活を進めるのは、精神的にも大きな負担になってしまいます。

自力で対策をしたほうが圧倒的にコスパが良い

SPIは難問ばかりが出題されるわけではありません。基本的な知識と問題形式に慣れるだけで得点力は確実に上がります。市販の問題集や無料のWebツールなど、対策手段も豊富です。

替え玉受験のために他人を探し、スケジュールを合わせ、不正したという罪悪感を抱えながら就活を続けるのは、時間的にも精神的にも効率が悪すぎます。

それに比べれば、自力で対策するほうが圧倒的に健全で、長期的に見てもメリットが大きいのです。

SPIを難しいと感じる際には、まずは原因把握が欠かせません。こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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SPIで替え玉受験をすると起こり得る5つのリスク

替え玉を使えばSPIを突破できるかもしれない、そう考えると大きなリスクを背負ってでも替え玉受験をしたくなる気持ちもあるかもしれません。就活は人生の大きな分岐点、プレッシャーのなかで焦る気持ちが出て当然です。

実際、具体的なリスクをしっかり知らなければ、「ちょっとだけなら……」と安易な選択に傾いてしまうのも理解できます。

だからこそ、あらためて替え玉受験によって起こり得る最大のリスクを5つに整理しました。ここで紹介する内容を知っておくことで、「本当にそれだけのリスクを負ってまでやるべきことなのか？」を冷静に判断しましょう。

①信用を失い内定取り消しになる

SPIの替え玉受験は、企業にとって深刻な裏切り行為とみなされます。もしこれが発覚すれば、その場で内定が取り消されてしまう可能性が非常に高いです。

企業は単に学力やスキルだけでなく、その人の誠実さや人柄も採用の重要な判断基準としています。選考を突破するためにした行為が、不合格の決定打になってしまうのです。

信頼を失うと、その企業だけでなく、ほかの会社の選考にも悪影響が出る可能性があり、将来的に就活がうまくいかなくなるリスクも高まります。

就活で嘘をつくリスクについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。あわせてチェックしておきましょう。

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②経歴詐称として法的トラブルに発展する

替え玉受験は、「経歴詐称」という法的トラブルに発展する可能性もあります。そうなれば、内定が取り消されるだけでなく、損害賠償を請求される可能性もゼロではありません。こうした法的トラブルは社会人としての信用を大きく傷つけ、今後のキャリアに深刻な影響を及ぼします。

また、一度そうした問題を起こすと、次の就職先を探す際にも非常に不利になるため、替え玉受験を選ぶのは絶対に避けるべきです。

③企業や大学に迷惑がかかる

替え玉受験がバレると、本人だけでなく、周囲の人にも迷惑が及ぶことがあります。

たとえば、あなたが替え玉受験をしたことで、来年度から同じ学校出身の就活生を受け入れなくなるという措置を企業側が取るかもしれません。

替え玉受験は「バレなければいい」という単純な話ではなく、関係のない人まで巻き込んでしまう行為であることを理解しておきましょう。

④自分に合っていない企業に入社してしまう

SPIは性格や適性を判断するために使われる重要な選考ツールです。替え玉受験で自分とは違う結果を出してしまうと、本当は合わない企業から内定をもらってしまうことがあります。

⑤入社後にバレて処分の対象になる

たとえ替え玉で内定をもらい、無事に入社できたとしても、後から企業の調査や内部告発などで不正が発覚するケースはあります。

こうした理由で替え玉受験が企業にバレてしまうと、懲戒処分や解雇の対象になる可能性があります。それだけでなく、社会的信用が大きく損なわれ、その後の転職活動でも不利になることは間違いありません。

こちらはWebテストのカンニングに関する記事になりますが、バレた際のリスクについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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替え玉なしでSPIで高得点を取るための勉強方法3ステップ

SPIで高得点を取るために、替え玉受験のような危険な選択肢に頼る必要はまったくありません。むしろ、自分で努力して身につけた力のほうが、面接や入社後にも役立ちます。

ここからは、自信を持ってSPIに臨むための勉強法を3ステップで解説します。

また、なかには「SPIは適当にやれば受かる」という噂を聞いたことがある人もいるかもしれません。その実態についてはこちらの記事で解説しているので、気になる場合はチェックしてみてください。

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ステップ①過去問を解いて問題の傾向や苦手分野をつかむ

SPIで高得点を取るための第一歩は、とにかく「どのような問題が出るのか」を知ることです。

SPIには言語と非言語など複数の出題タイプがあり、それぞれに特徴的な傾向があります。過去問や模擬問題をいくつか解いてみると、「ここは得意」「このパターンは苦手かも」と、自分の現在地が自然と見えてきます。

また、SPIは出題される形式がある程度パターン化されているため、傾向をつかむことで見慣れた問題が増えてきます。

最初は時間がかかっても構いません。焦らず一問ずつ取り組みながら、どの分野が自分にとっての強みで、どこに時間をかけるべきかを整理しておきましょう。

SPIの勉強をいつから始めたら良いのかわからないこともあると思います。そんなときには、こちらの記事が参考になりますよ。

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ステップ②問題集などを活用して苦手分野を克服する

自分の苦手な分野がわかったら、次はその分野を徹底的に対策していきましょう。SPIの問題は難問や奇問ではなく、どれも対策次第で得点アップが見込めるものばかりです。

苦手なまま放置してしまうと、本番で焦ってしまったり、解けるはずの問題に時間を取られてしまったりすることが多くなります。問題集などを活用して繰り返し演習し、苦手分野を克服することが大切です。

問題集の選び方についてはこちらの記事を参考にしましょう。

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ステップ③模擬試験を受けて本番の雰囲気に慣れる

最後の仕上げは、模擬試験を通じて本番の感覚を身につけることです。SPIはスピード勝負なところがあるので、時間内にどれだけ正確に解けるかが大きなカギになります。

模擬試験で時間制限がある状態で問題に取り組み、本番に近い緊張感や集中力を体験しておきましょう。

また、模試試験を受けることで自分の現時点での実力もチェックできます。最近では、無料で利用できる模擬テストサイトや、スマホで手軽に模試が受けられるアプリも増えているので、ぜひ活用してみてください。

基本的にSPIは本番の点数を知ることができません。だからこそ、模擬試験で自分が何点くらい取れるのかを把握しておくことが大切です。詳しくはこちらの記事をチェックしてみてくださいね。

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将来の自分のためにもSPIでの替え玉受験は絶対にやめよう！

SPIの替え玉受験は、一時的に楽に見えるかもしれませんが、その代償は想像以上に大きいものです。信用を失うリスク、内定取り消しや法的トラブル、そして何より「自分で乗り越えた」という経験が失われてしまいます。

大前提、SPIは正しく対策すれば誰でも高得点を取れるテストです。今は少し不安でも、地道に努力を重ねることで、必ず結果につながります。

将来の自分のためにも、正々堂々とSPIに取り組んでいきましょう。