例文10選|大学で学んだことは仕事への「再現性」を意識しよう!

この記事のアドバイザー

大学で学んだこと アイキャッチ

目次

  1. 「大学で学んだこと」の回答が面接の合否を左右することもある
  2. 企業の狙いを確認! 「大学で学んだこと」を質問する3つの理由
  3. ①学んできた内容から「能力」や「スキル」を知るため
  4. ②学業への取り組み方から「人柄」や「強み」を知るため
  5. ③学んだ内容を「自社で活かせるか」を確認するため
  6. 要チェック! 「大学で学んだこと」で話せる内容とは
  7. 授業やゼミ
  8. 学内イベント
  9. 「大学で学んだこと」を効果的に答える5つのコツを解説!
  10. ①学んだことをわかりやすく伝える
  11. ②自分なりの気づきや学びを述べる
  12. ③学んだことを志望動機につなげる
  13. ④企業の理念や社風との共通点を見つける
  14. ⑤企業で自分の強みをどう活かせるか述べる
  15. 大学で学んだことを回答する際の3つの注意点
  16. ①学んだ知識だけに終始しない
  17. ②サークル活動など学業以外の内容にしない
  18. ③専門用語を羅列しない
  19. 「大学で学んだこと」が思いつかないときの2つの対処法
  20. ①大学生活の中でもっとも力を入れたことを振り返る
  21. ②大学に入る前との考え方の違いを分析する
  22. 「大学で学んだこと」が志望業種と結びつかない場合はどうする?
  23. 学びから得た考え方から共通点を見つける
  24. 自己分析で「志望業種を選んだ理由」を明確にする
  25. 企業を選び直してみる
  26. 文系・理系学部別に紹介! 「 大学で学んだこと」の回答例文10選
  27. 文系:経営学部
  28. 文系:経済学部
  29. 文系:文学部
  30. 文系:社会学部
  31. 文系:法学部
  32. 文系:教育学部
  33. 理系:理学部
  34. 理系:情報学部
  35. 理系:工学部
  36. 理系:薬学部
  37. 「大学で学んだこと」では仕事に活かせる強みをアピールしよう!

「大学で学んだこと」の回答が面接の合否を左右することもある

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「大学で学んだことではどのようなことを伝えれば良いですか? 」
「大学で学んだことは志望業種とは関係ないのですが大丈夫ですか?」

といった質問をよく受けます。面接でよく聞かれる「大学で学んだこと」ですが、回答の方法を知りたい学生や、学んだことが志望先と関係ないと不安に感じる学生もいるでしょう。

「大学で学んだこと」はときには面接の合否を左右することもある重要な質問です。質問の意図や効果的な答え方、回答が思いつかないときの対処法などを例文とともに解説するので、ぜひ参考にしてください。

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企業の狙いを確認! 「大学で学んだこと」を質問する3つの理由

企業が大学で学んだことを質問する理由
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就活生

こないだ面接で「大学で学んだこと」を聞かれたのですが、上手く回答できませんでした。

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キャリアアドバイザー

いきなり回答を考えるよりも、質問の意図を理解することでうまくアピールできますよ。

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就活生

なるほど。

質問の意図は、大学で学んだことをどう仕事で活かせるのか知りたいから……ですよね?

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キャリアアドバイザー

それも理由の1つですが、それだけではありません。

企業が大学で学んだことを質問することには主に3つの理由があるのでそれぞれ解説しますね。

面接でよく聞かれる「大学で学んだこと」ですが、回答方法がわからない学生もいるでしょう。上手くアピールにつなげるには企業が大学で学んだことを質問する意図を知ることが効果的なので、まずは企業が何を知りたいのかを紹介します。

①学んできた内容から「能力」や「スキル」を知るため

企業側が大学で学んだことを質問するのは、学生の「能力」や「スキル」を知るためです。

たとえば英文学科出身の学生の場合、英語力に強みがあると考えられるでしょう。しかし、大学で学んだからといって、実際に仕事で英語を使えるほどの能力があるのかや、会話だけでなく英語でのプレゼンや文書作成はできるのかなどはわかりませんよね。

そこで企業は大学でどのような授業を受け、何を勉強してきたのか聞くことで、学生が持つ能力・スキルの種類や程度をより正確に把握しようとしているのです

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キャリアアドバイザー

つまり「何を学んだか」より「学んだ結果、何ができるようになったのか」を具体的に述べる必要があります。

英語力を効果的にアピールする方法はこちらの記事を読んでください。

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②学業への取り組み方から「人柄」や「強み」を知るため

学業への取り組み方から「人柄」や「強み」を知ることも、企業が大学で学んだことを聞く目的の1つです。

大学は高校よりも自由な雰囲気が強いため、あまり真剣に勉強しない学生もいるでしょう。アルバイトやサークル、遊びなどほかにもやるべきこと・楽しいことがある中で、大学生の本業とも言うべき勉強にどのように取り組んできたかは、その学生の人柄が表れる部分といえますよね。

大学で学んだことについてしっかり語れる学生は、入社後も誠実に向上心を持って働いてくれることを期待できます。そうした学生を見極めるため、企業側は大学で学んだことを聞いてくるのです。

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キャリアアドバイザー

大学で学んだことへの回答の内容が浅いと「学業に真剣に取り組んでいなかったのではないか」と捉えられる恐れがあるため、しっかり回答できるようにしましょう。

「学業で力を入れたこと」を質問された場合の答え方は、こちらの記事で解説しています。

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③学んだ内容を「自社で活かせるか」を確認するため

企業側は、学んだ内容を「自社で活かせるか」を確認するために大学で学んだことを聞く場合もあります。

たとえば理数系の知識が必要な企業であれば、大学である程度知識を習得している学生の方が早く活躍してくれそうだと考えるでしょう。また、心理学部の学生は心理学を営業で応用して活躍してくれると期待できます。

新卒採用ではポテンシャルを重視する企業も多いですが、即戦力となりうるスキルがあれば積極的に採用したいと考える企業もあります。必要なスキルを持つ学生を見つけるためにも、企業は大学で学んだことを聞いてくるのです。

吉川 智也

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「大学で学んだこと」は企業が重視する質問の1つ

企業は選考を通じて入社後に活躍できる人物か、企業風土に合っているかなどを見極めており、「大学で学んだこと」という質問も合否に左右する重要な項目の1つです。

学生の中にはアルバイトや部活のことは自信を持って話すのに、「学び」について聞かれると途端に声が小さくなる人がいます。そうすると企業は「学生の本分は学業なのに力を入れていないのかな」とマイナスの印象を持ってしまうこともあります。「大学で学んだこと」を堂々と伝えられる人は、入社後も企業の本質を理解して働き、活躍できそうなイメージを持ってもらいやすいので念入りな準備がもとめられます。

面接ではESより具体的に回答しよう

「大学で学んだこと」の内容をESと面接で変える必要はありませんが、面接ではESに書いてある内容をより具体的に回答するようにしましょう。ESでは記述する欄や行数が限られているので、学びの概要しか記載できない場合があります。

学んでいることが専門的な内容であったり、具体例の記載がないと、面接官は何を学んでいるのかがイメージしづらいでしょう。そのため面接ではESの内容を詳しく説明したり、かみ砕いて説明することが重要です。また、面接ではESに書いてあることの深掘り質問が予想されるので、想定質問の回答を事前につくっておくようにしましょう。

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要チェック! 「大学で学んだこと」で話せる内容とは

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就活生

大学で学んだことを伝える際はどんな内容でも良いのですか?

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キャリアアドバイザー

大学で学ぶ内容は学業以外にもさまざまありますよね。ただし、企業は『大学で学んだこと』を通じて学業に関することを知りたいと考えていますよ。

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就活生

そうなのですね。では授業のことを伝えれば良いでしょうか?

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キャリアアドバイザー

授業はもちろん、卒業論文の研究テーマや学内イベントでの学びも含まれますよ。

企業は「大学で学んだこと」の質問を通じて、その大学・学部ならではの学びについて知りたいと思っています。質問の意図に沿った回答になるよう、課外活動やサークルではなく、授業やゼミ、学内イベントで学んだことを答えるようにしましょう。

具体的にどのような内容を話せば良いのか、解説していきます。

授業やゼミ

大学で学んだこととして話せる内容の1つが、授業やゼミで勉強したことです。特に必修授業で学ぶような基本的な学びよりも、卒業論文でテーマに取り上げた題材など、より深く学んだ内容をあげられるとほかの学生と差別化しやすくなりますよ

たとえば「保険制度について学んだ」と言うだけだと、同じような話をする学生がほかにもいる場合があるでしょう。しかし、

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就活生

アメリカの保険制度を参考に、日本の保険制度をより良いものにするためにどうすべきかを研究しました。

と具体的に内容を回答することで、より自分の興味・関心や専門性をアピールすることができますよ。

学内イベント

大学で学んだことを回答する際は、授業やゼミで学んだことだけでなく、学内イベントでの学びを話すこともおすすめです。たとえば

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就活生

学内の国際交流イベントに参加して海外の学生とディスカッションする中で、価値観や考え方の違う者同士で相手を尊重しながら意見を出す楽しさを学びました。

と言う学生に対しては、「入社後もさまざまな人の意見を取り入れながらチームで活躍してくれそう」といった印象を抱くでしょう。

ほかにもキャリアデザインセミナーに参加した話をすると、そこで学んだ知識に加え、働くことに対する向上心をアピールできます。また、自身が学んでいる分野における著名人の講演会に参加した話をすると、学ぶことに対する積極性・自発性がアピールできるでしょう

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「大学で学んだこと」を効果的に答える5つのコツを解説!

「大学で学んだこと」を効果的に答えるコツ

大学で学んだことを伝える際、しっかり話そうとするあまり話がわかりにくくなったり、必要以上に長くなってしまうことがあります。どんなに素晴らしい内容を話していても、うまく伝えられなければ面接官から良い評価を得ることはできません。

そこで、大学で学んだことを効果的に答えるためのコツを解説していきます。5つのコツを意識して、大学で学んだことを簡潔に話す練習をしてみましょう。

①学んだことをわかりやすく伝える

まずは、学んだことをわかりやすく伝えることが重要です。大学で何を学んだのか詳しく話そうとするとつい難しい内容になりがちですが、面接官はその分野について詳しいとは限りません。面接官に理解してもらえなければ評価にはつながらないので、知識がない人でもわかる表現を心掛ける必要があります

例文

私は大学で日本文化について学びました。日本文化とはどんなものなのか、その歴史を紐解くだけでなく、海外の文化と比較し、関連性を見つける中で、日本文化の独自性を際立たせる取り組みをおこないました。

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また、難しい内容をわかりやすく話す力は、社会人になってからも顧客に自社のサービスや商品の説明をしたり部下の指導をする際に必要です。大学で学んだ内容はわかりやすくかみ砕いて話すようにしましょう。

②自分なりの気づきや学びを述べる

大学で学んだことを話す際は、自分なりの気づきや学びを述べることも重要です。

ただ授業で聞いたり本で読んだりしたことを述べるだけだと、ほかの学生と同じような内容になる恐れがあります。また、学んだ内容を自分なりに発展させる姿勢が見えない場合、

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面接官

採用しても言われたことしかできず、自分で考えて行動できないタイプかもしれない。

とマイナスの印象を持たれかねません。ただ学んだことを話すだけでなく、そこから何を考えどのような気づきや学びを得たのか述べるようにしましょう

③学んだことを志望動機につなげる

大学で学んだことを回答する際は、ただ学びを伝えるのではなく学んだことを志望動機につなげることもポイントです。大学で学んだことと志望した理由に関連性があると、志望動機に説得力が増し「この学生なら自社で長く働いてくれそうだ」と安心感を持ってもらえるでしょう。たとえば

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就活生

大学で女性の社会進出について学ぶ中で、現状に強い問題意識を感じ、女性の就労を支援する仕事がしたいと思いました。

というように大学で学んだことと志望する理由を関連づけることで、「なぜその業界業種を志望したのかか」を明確に伝えることができます。企業は入社後のミスマッチを減らし、できるだけ長く働いてほしいと考えているため、より根拠のある志望動機がもとめられているといえますね。

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キャリアアドバイザー

学んだことを志望動機につなげる際は、引き続き勉強を続けたい旨を伝えることもおすすめです。

④企業の理念や社風との共通点を見つける

大学での学びと企業の理念や社風との共通点を見つけることも、大学で学んだことを解答する際のコツの1つです。

大学では自分が興味のある授業を選ぶことができるため、企業は「どのような授業を受けているか」によって学生の関心や価値観を判断しています。そのため、大学で学んだことと企業の理念・社風との共通点を話すと、その企業とのマッチ度の高さをアピールできるのです

たとえばチームワークを重視する企業に対し、

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就活生

大学ではチームにおける心理について学び、チームで物事を進めるうえで重要なことを学びました。

と言うと、企業から「この学生はうちの会社になじみ、力を発揮してくれそうだ」と好印象を獲得することできますよ。

企業の社風についての調べ方がわからない人は、こちらの記事をチェックしてみてください。

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⑤企業で自分の強みをどう活かせるか述べる

学びから得た自分の強みを「どのように企業で活かせるのか」を伝えることも大学で学んだことを回答する際のポイントです。仕事内容に直結する内容を学んだ場合は、何を学び、どのようなスキルを仕事に活かせるのかをできるだけ具体的に話しましょう

また学んだ知識そのものではなく、学びの中で得た姿勢や考え方をアピールするのも1つの方法です。たとえばIT企業の営業職を志望する法学部の学生なら

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就活生

法律の解釈について多角的に検討することを学んだので、顧客が抱える課題の本質や解決策も多角的に検討したい。

と学んだことを知識だけでなく自分の強みとしてアピールすることで、入社後の活躍イメージにつなげることができるでしょう。

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キャリアアドバイザー

大学で学んだ内容が仕事内容に直結しない場合でも、アピールにつながりますよ。

酒井 栞里

キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる

大学で学んだことはPREP法で伝えよう

「大学で学んだこと」を効果的に答えるために、PREP法(Point、Reason、Esample、Point)を活用すると良いでしょう。PREP法とはビジネスの場でもよく使われますが、①結論②理由③具体例④結論の順で伝えることにより、相手にわかりやすく伝えることができます。

①最初に結論を伝えることで、相手は何の話がはじまるかを理解し、その後の話が頭に入りやすくなります。大学で何を学んだのか、その学びをとおして何を得られたかなどを簡潔に伝えると良いでしょう。②次に理由を伝えますが、なぜその学びが自分にとって重要なのか、得られた知識やスキルが入社後どのように活かされるのかを説明してもいいですね。

③さらに具体例を示すことになりますが、自分なりに工夫したことや努力したことを伝えるようにします。個人で頑張ったことを伝えたり、ほかの学生と協力しておこなったことを伝える学生もいます。面接官が状況を理解できるよう、具体的に話すことを意識しましょう。④最後に、最初に伝えた結論をあらためて伝えて強調します。そうすることで面接官は、「応募者が何を学んだのか、入社後どのように活かすのか」という要点を押さえることができます。

PREP法を使って話をすると、情報が整理され、伝えたいことが明確になります。面接の場ではよく使われる手法なので、覚えておくと良いでしょう。

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大学で学んだことを回答する際の3つの注意点

大学で学んだことを回答する際の注意点
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就活生

大学で学んだことを伝える際のコツについて理解できました! ちなみに回答する際の注意点はありますか?

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キャリアアドバイザー

良い質問ですね! では学んだことを回答する際の3つの注意点を解説しますね。

大学で学んだことを効果的にアピールするには注意点も押さえておく必要があります。これから紹介する3つの注意点を覚えて、企業がもとめている回答ができるようにしましょう。

①学んだ知識だけに終始しない

大学で学んだことを回答する際は「行動力がない」と思われないためにも、学んだ知識の話だけに終始しないように注意が必要です。

入社後はビジネスの仕組みや目標達成の方法についてなどさまざまなことを学びますが、ただ知識をつけるだけでなく学んだことを応用し、結果を出すことがもとめられます。そのため企業は学生に大学で学んだことを聞くことで、その学生が学びをどう実践につなげるのかを知りたいと思っています

大学で学んだ知識の話に終始してしまうと「知識欲は強いものの実践力にかける学生」と判断されるおそれがあるので、学んだ知識だけを話すのではなく、そこから自発的に学んだことや知識を活かした経験などを話すようにしましょう。

②サークル活動など学業以外の内容にしない

大学で学んだこととして、サークル活動など学業に関係ないことをあげるのは避けましょう。

企業は大学で学んだことを聞くことで、学業において何を学んだのか、その知識をどのように活かせる人材なのかを知りたいと考えています。そのため、サークル活動など学業以外のことを回答してしまうと「質問の意図を汲み取れない学生なのかな」とマイナスの評価につながってしまう場合がありますよ

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キャリアアドバイザー

サークル活動で学んだことは、「学生時代に力を入れたこと」として話すようにしましょう。

「学生時代に最も打ち込んだこと」への回答方法はこちらの記事で解説しています。

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③専門用語を羅列しない

大学で学んだことを話す際は、知識がない人にも伝わるようにわかりやすい言葉で伝えるようにしましょう。面接官が理解できているかを気にすることなく専門用語を羅列してしまうと、「聞き手のことを考えずに一方的に会話を進める学生なのかな」とマイナスの評価を受けてしまうおそれがあります

また、専門用語を簡単な言葉に言い換えて話す能力は、社会人になって顧客や部署の異なる社員とコミュニケーションを取る際にも重要です。専門用語を羅列するのではなく、話しながら面接官の様子を確認し、相手の理解度に合わせて話し方を調節するようにしましょう。

加藤 大智

キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる

わかりやすい言葉で伝えることを意識しよう

大学で学んだことを伝える際は、専門用語を羅列しないという点にとくに気を付けましょう。面接官が専門的な知識を持っていない可能性があるため、誰でもわかるような説明を心掛けることが重要です。

過去には専門用語を羅列して得意げに話してしまい、面接官から「専門用語が多すぎてよくわからない」といわれてしまった学生がいます。どんなにいい学びでも相手に伝わらなければ意味がないので、面接では専門用語をできるだけかみ砕いて説明することがもとめられますよ。

また、自分の専門分野あるいは得意分野ということもあり、つい話が長くなってしまう人がいます。話が長すぎると「相手の気持ちに配慮できないのかな」とマイナスな印象を持たれてしまう場合があるので、面接では簡潔に話すことも意識するようにしましょう。

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「大学で学んだこと」が思いつかないときの2つの対処法

「大学で学んだこと」が思いつかないときの対処法
  1. 大学生活の中でもっとも力を入れたことを振り返る
  2. 大学に入る前との考え方の違いを分析する
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就活生

『大学で学んだこと』を回答する際の注意点はわかったのですが、実は大学で学んだことがいまいち思いつかなくて……。

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キャリアアドバイザー

どうしても大学で学んだことが思いつかないときの対処法を紹介しますね。

大学で学んだことの回答が思いつかず悩んでしまう学生もいるでしょう。どうしても回答が思いつかないときの対処法を2つ解説するので、大学で学んだことの回答に迷っている学生はぜひ参考にしてくださいね。

①大学生活の中でもっとも力を入れたことを振り返る

大学で学んだことが思いつかないときは、大学生活の中でもっとも力を入れたことを振り返ってみましょう。

もっとも力を入れたこととして、サークル活動やアルバイトが思い浮かぶ人もいるかもしれません。しかし、「大学で学んだこと」という質問を通じて企業が知りたいのは、あくまでも学業に関する内容です

とはいえ、そのサークル活動やアルバイトで大学の授業・ゼミなどで学んだことが活きた学生もいるでしょう。

大学で学んだことが活きた例
  • サークルの後輩である留学生と英語力を活かして仲良くなれた
  • バイト先で、マーケティングの授業で学んだ市場分析の方法が活きた

このように自分自身が力を入れたことを振り返ってみて、大学で学んだことが活きていないか考えてみてください。振り返ってみれば、大学で学んだことと共通していると気づけるものがあるかもしれませんよ。

②大学に入る前との考え方の違いを分析する

大学に入る前との考え方の違いを分析することも、「大学で学んだこと」を考える1つの手段です

たとえば大学で世界の社会課題について学んだことで、大学入学前よりも世界の貧困や戦争などに心を痛めるようになった学生もいるでしょう。また日常生活で疑問に思ったことについて仮説を立てる習慣がついたなら、それは大学で仮説を立て実験することを繰り返してきたからだと考えられます。

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キャリアアドバイザー

さまざまな考え方を学び、人との違いを認めるようになったことで人への接し方が変わった」など、一見、学業とは関係ないように見えて、大学で学んだことに影響を受けている場合がありますよ。

「大学で学んだこと」が志望業種と結びつかない場合はどうする?

「大学で学んだこと」が志望業種に結びつかない場合の対処法
  • 学びから得た考え方から共通点を見つける
  • 自己分析で「志望業種を選んだ理由」を明確にする
  • 企業を選び直してみる

大学で学んだことが志望業種と結びつかない場合は、学んだこと自体を無理に志望業種と結びつけるのではなく、別のアプローチが必要です。また、場合によっては志望する企業を考え直した方が良いこともあります。

大学で学んだことが志望業種と結びつかない場合の対処法を3つ紹介しますね。

学びから得た考え方から共通点を見つける

大学で学んだ内容そのものが志望業種と結びつかない場合は、学びから得た考え方やスキルを志望業種とつなげてみましょう

学びから得た考え方やスキルを志望業種とつなげる例
  • 多角的な面から物事を検討する方法を学んだ→複数の側面から検討する開発職に活かす
  • 物事に対して仮説を立てて実験するアプローチ法を学んだ→コンサル職の戦略立案に活かす
  • 自分とは違う価値観や考えを柔軟に受け入れたうえで議論できる視野の広さを学んだ→チームをまとめるマネジメント職に活かす

大学で学んだことから得られるのは、知識だけではありません。新しい知識を得られれば、そこから得られる新しい視点や考え方もあります。学んだ内容をしっかり振り返り、仕事への活かし方まで考えてみましょう。

自己分析で「志望業種を選んだ理由」を明確にする

どうしても大学で学んだ内容と志望業種が結びつかない場合は、学んだこと以外の点で志望理由を明確にするようにしましょう。

新卒ではポテンシャル採用をする企業が多く、必ずしも大学で学んだ内容と関連のある業種を志望する必要はありません。実際に大学での学びとは関係のない業種を目指す学生も多くいるため、無理に大学での学びと志望業種を結びつけなくてもそれほど問題はありません。

ただし、学びと関係ない場合「なぜ志望したのか」は企業にとって気になる点なので、学び以外の点で志望動機を明確にする必要があります

志望動機の例
  • 趣味でプログラミングをして、コーディングの楽しさを知った
  • 留学先での経験から、日本文化を海外に伝える仕事がしたいと思った
  • 自営業を営む家族を見ていて、中小企業を支える仕事に就きたいと思った

このように学業が志望業種と結びつかない場合は、学業以外のエピソードから興味を持ったきっかけや志望する理由を伝えるようにしましょう。

企業を選び直してみる

大学で学んだことと志望業種が結びつかず、その業種を志望した説得力のある理由も思い浮かばない場合は、本当に自分に合った企業選びができているか考え直してみるのもおすすめです。

業種を志望した理由が自分の中ではっきりしない場合、実はそれほど志望度が高くない場合があり、面接でも志望度の弱さを見抜かれてしまうおそれがあります

企業・業種を選び直す際は、大学で自分が興味を持って学んだことを軸にしてみることがおすすめです。学生時代に興味を持てたことであれば、入社後も向上心を持って仕事に取り組むことができるでしょう。

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キャリアアドバイザー

大学で興味を持って学んだことを軸にして企業選びをすると、自分でも気づいていない自分の志向に気づけることもありますよ。

石川 愛

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大学の専攻以外の仕事を希望する際は志望理由を明確に回答できるようにしよう

学生の中には大学の学びとは異なる業界や職種を志望する人もいるのではないでしょうか。関連性が低い業界職種を選ぶとなると、企業の人からマイナスの印象を持たれないか心配な学生もいるでしょう。

しかし、学んだことと仕事内容の関連性が低かったとしても、学生の本分である学業にしっかり取り組む姿勢は、入社後も真摯に仕事に取り組むイメージにつながります。また、自分がなぜその業界や職種に興味をもったのかを説明することができれば、仕事内容が専攻と異なる場合でも説得力を持たせることができますよ。

工学部の学生が公務員を志望したり理学部の学生が教育業界を目指すなど、自分の専門分野とは異なる分野の業界や職種を選ぶ人は一定数いるので、専門分野じゃないからといって志望先を諦める必要はありません。ただし、面接では「専門分野とは異なる仕事を志望する理由」を質問をされることが予想されるため、専攻以外の仕事を志望する納得感のある回答を準備しておきましょう。

文系・理系学部別に紹介! 「 大学で学んだこと」の回答例文10選

最後に、「大学で学んだこと」の回答例を文系・理系の学部別に10個解説していきます。大学で学んだ内容や考え方をどのように志望業種につなげるのか、考える際の参考にしてみてください。

学部別の「大学で学んだこと」の回答例
  • 文系:経営学部
  • 文系:経済学部
  • 文系:文学部
  • 文系:社会学部
  • 文系:法学部
  • 文系:教育学部
  • 理系:理学部
  • 理系:情報学部
  • 理系:工学部
  • 理系:薬学部

文系:経営学部

例文

私は大学で経営学部に所属し、消費者心理やマーケティング理論、統計学、ブランド戦略など多角的な方面からマーケティングを学びました。3年次には保険栄養学部が地元企業と共同開発したレトルトカレーのマーケティングプロジェクトに立候補し、学んだことを実践する機会を得ました。

学んだことを活かし、どうすればこのレトルトカレーの認知度を高め、買ってもらえるのかを仲間と検討し、地元企業の方にプレゼンをしてアドバイスもいただきました。その中で感じたのは、実際に商品を買う生身の人のことを考え、知識や理論が独り歩きしないようにすることの重要性です。

この学びを活かし、顧客に寄り添うマーケティングを重視する御社で活躍したいです。

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キャリアアドバイザー

ただ学ぶだけでなく、学んだことを実践に移した経験がある点がポイントです。

立候補して参加した点から学ぶことへの積極性が伺えますし、実践を通して気づいたことが企業の方針と合っている点も良いですね。

マーケティング職の志望動機の書き方はこちらの記事で解説しています。

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例文8選|マーケティング職の志望動機は企業研究がカギを握る!

マーケティング職の志望動機で重要なのは、綿密な企業研究です。今回はマーケティング職の志望動機を作成する際にアピールすべき強みを紹介し、志望動機の構成を解説していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、志望動機の例文も紹介していくので、参考にしてみてくださいね!

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例文8選|マーケティング職の志望動機は企業研究がカギを握る!

文系:経済学部

例文

私が大学で特に力を入れて学んだのは、ミクロ経済学です。ミクロ経済学では、企業や家庭の行動・意思決定の仕組みを経済の観点から研究します。商品やサービスの価格や取引量は適正か、それらが人々の消費行動にどのような影響をもたらすかといった学びは、実際の生活でも役に立ちました。

たとえばアルバイト先の居酒屋で新メニューがなかなか売れなかった時、私はミクロ経済学での学びを参考にして、店長に価格や分量の変更を提案しました。どのように変更すれば良いのか一緒に考えて調整した結果、新メニューの注文数が増えました。

御社では入社後に研修を受けた後、1年間直営の飲食店のアドバイザーを任されます。その際に、こうした経験を活かし効率的な店舗運営をしたいと思います。

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キャリアアドバイザー

学んだことを実際に活かして成果を出した経験があること、学んだことを志望企業でも活かせることがしっかりアピールできています。

入社後の仕事に対する意欲が感じられる点も高評価につながるでしょう。

文系:文学部

例文

私は文学部で、文化人類学について学びました。世界のさまざまな民族の伝統や風習、宗教、考え方について学び、世界には自分が思っている以上に多様な文化があることを知りました。

学習を通して異なる文化に対する理解・寛容性を深めたつもりでいましたが、実際にフィールドワークでアフリカの国に赴いた際にはあまりにも価値観や習慣が違い、戸惑う自分がいました。しかし、価値観や習慣の背景を知ると、根底には人間として共通する感情があると実感し、始めはまったく違うと感じたその文化にも親近感を感じました。

こうした経験を活かし、多様なバックグラウンドを持つ人々を支援する御社において、多様性を理解しながら自分にできることにフラットな姿勢で取り組んでいきたいです。

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キャリアアドバイザー

学んだ内容そのものではなく、そこから得た考え方を仕事に活かしたいという例文です。

自分の学びの不完全さに気づき、そこからさらに深い学びを得た経験からは、謙虚さや素直さも感じられます。

文系:社会学部

例文

私は大学の社会学部でメディア社会学について学んでいました。中でも注目していたのは、メディアにおける倫理観です。昨今は人権問題やジェンダー問題などの観点から、以前よりもメディアに倫理観がもとめられるようになっています。また、情報の受け手にも、いっそうのメディアリテラシーがもとめられています。

こうした中で、私自身もキャッチーな記事タイトルやインパクトのある図表などに惑わされず、自分で情報の裏付けを確認する習慣がつきました。裏付けを確認する中で芋づる式に新たな情報を知ることもあり、物事のより深い理解につながることもあります。

入社後は、こうした姿勢を活かしてお客様に確かな情報提供と提案をしていきたいと思います。

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キャリアアドバイザー

大学での学びにより、自分自身の考え方や物事の見方がどのように変わったのかがわかります。

ただ知識を身につけるだけでなく、それをもとに自分自身をより良くしていこうという姿勢もポイントです。

文系:法学部

例文

私は法学部で、特に条文の解釈について力を入れて勉強しました。法律というと絶対的な正義について定められているかのように思えますが、実際には解釈によって異なる捉えられ方をされることがあります。

ときには「交通事故でお腹の子を失った父親に慰謝料は認められるか」という問題のように、個人的な感情・考えと法律的な解釈の傾向が合わないこともあります。

しかし、ゼミでこうした点についての議論を重ねるうち、冷静に相手の意見も理解しつつ自分の意見を述べる力が身に付きました。

立場に関係なく意見を言い合うことを大切にしている御社においても、このことを活かして活躍していきたいです。

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キャリアアドバイザー

大学で学ぶ中で議論の経験をたくさん積み、建設的に話し合う姿勢を身につけたことが伝わります。議論の中で感情的になるのではなく、冷静に対処できそうな点もポイントです。

文系:教育学部

例文

私は、大学の教育学部で教育心理学を学びました。教育心理学とは、心理学を用いて子どもの社会性や人格の形成、意欲的な学習をサポートするものです。

しかし、教育心理学で学んだことは、子どもの教育の場以外でも活かすことができます。私自身が意欲的に学習するため、あるいはアルバイトリーダーとして新人アルバイトの教育をするために教育心理学での学びを活かしたこともあります。

特に新人アルバイトの教育では、相手の性格や状況に応じて少しずつアプローチ方法を変えるということを実践的に学びました。

働き出してからも学んだことを活かし、自分や相手の心理、置かれた環境を踏まえて考え方や接し方を工夫することで、自身のモチベーション維持や後輩・部下の指導をしていきたいと思います。

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キャリアアドバイザー

一見限定的な場でしか活かせなさそうな学びも、より幅広い場面で応用しようとしている点が魅力的です。

自分や周りがより良く物事に取り組めるよう働きかけるスキルがある学生は、企業からも好印象でしょう。

理系:理学部

例文

私は大学の理学部で、地震予知の仕組みについて研究していました。現在でも地震が来る前に速報が流れる仕組みはありますが、もっと早く速報が流れれば、より多くの人が身を守るための行動をとれると思います。

地震予知には限界があるという意見もあり、より早い段階での地震速報は言ってしまえば「できるかわからない」ことでもあります。そうしたテーマについて研究する中で、少しでも可能性がある限り、1つ1つ問題点や課題を解決していく根気強さが身に付きました。

理系学部と営業職はあまりつながりがないように思われがちですが、私はこの根気強さを活かし、一見難しそうな顧客へのアプローチにも積極的に取り組んでいきたいです。

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キャリアアドバイザー

大学での学びから得た物事への取り組み方を、上手く志望する仕事につなげられています。

地道にコツコツ、確実に物事を進めていきそうな点が高評価につながりますね。

理系:情報学部

例文

私は情報学部で、プログラミングの勉強に力を入れました。もともとプログラミングに興味があったため情報学部に入り、入学前に少し独学もしていましたが、本格的に学び始めると難しく、挫折しそうになったこともありました。

しかし、負けず嫌いな性格を活かし、粘り強く取り組みました。その中で、自分の短所であった人に頼れない、自分の弱みを見せられないといった点が克服され、周りに助けられ、ときには自分も周りを助けながら勉強を続けることができました。

この経験で学んだ周りに頼る重要性を胸に、チームワークを大切にしておられる御社において、私も周りの人と協力しながらより良い結果を出していきたいと思います。

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キャリアアドバイザー

大学で学んだことと合わせて、自分の性格や強みについてもアピールできています。

困難を乗り越えて成長できた経験は、企業にも魅力的に映るはずです。

理系:工学部

例文

私は大学の研究室で、古い建築物の改修に関するプロジェクトに携わっていました。特に興味を持って取り組んでいたのは、古い建築物をできるだけ本来の姿のまま修復するという取り組みです。

元の姿を残しつつも新しい技術を取り入れ耐震性を高めるにはどうすれば良いのか、安全性の点で今では使用が禁止されている素材をどう差し替えるのかといった点に苦心しましたが、最終的には良い改修案を作ることができました。この経験を通し、本来の姿を保ったままより良い状態に改修する取り組みに大きなやりがいを感じました。

こうした昔ながらの部分と現代的な部分を上手く融合させるための技術や知識を、古い街並みを大切にする地域密着の建築会社である御社でも活かしていきたいと思います。

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キャリアアドバイザー

実際に学んだことを実践し、座学だけでは感じることのできない難しさや課題に向き合った経験は、企業側にも評価されます。

具体的な取り組みの内容がわかりやすくまとめられているところもポイントです。

理系:薬学部

例文

私が大学の薬学部における学びで印象に残っているのは、実習です。実際に病院に赴き、指導員のもとで薬の調剤や患者に対する薬の説明などをおこないました。きちんと知識を身につけて臨んだつもりでしたが、現場ではスピードがもとめられ、学んだことを実務に活かす難しさを感じました。

また、患者に対する薬の説明も、相手の年齢や服薬経験に合わせた話し方・言葉選びをしなければスムーズに進まないことが多く、相手に合わせたコミュニケーションの取り方を学ぶことができました。

この経験を踏まえ、御院で働き始めてからも知識を身につけ基礎を固めると同時に、相手の立場に立った柔軟な対応ができるよう努力したいと思います。

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キャリアアドバイザー

座学と実践の重要性をバランスよく理解し、働き出してからも両方を大切にしていこうとする姿勢から真面目さや誠実さが感じられます。

人と接するためのコミュニケーション能力が感じられるところもポイントです。

薬学部卒の学生に人気の就職先についてはこちらの記事を読んでください。

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「大学で学んだこと」では仕事に活かせる強みをアピールしよう!

面接でよく質問される「大学で学んだこと」ですが、企業から好印象を獲得するには回答の仕方を工夫する必要があります。ただ勉強した内容を話すだけでなく、そこから得た「仕事で活かせる強み」をアピールすることが重要です。

学んだ知識そのものと仕事とに関連性がない場合は、学びを通して得た考え方や物事への取り組み方などを伝えてみましょう。また学んだことを詳しく話そうとすると専門用語を多用しがちですが、面接官が理解しやすいよう、わかりやすくかみ砕いて話すことも意識してくださいね。

大学で学んだことは入社後の活躍イメージをアピールできる質問です。仕事に活かせる強みをアピールして、内定の獲得を目指しましょう。

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