例文10選! 学業を自己PRのテーマで伝える効果的な切り口を解説

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自己PR 学業 サムネ

目次

  1. 学業の自己PRは結果よりも過程を伝えよう
  2. まずは自己PRをおこなう目的を理解しよう
  3. 人となりや価値観を理解したい
  4. 就活生の強みが自社で活かせるか確認したい
  5. プレゼンスキルや基礎的な能力があるか見たい
  6. 自己PRで学業をアピールするのはOK?
  7. 学業をテーマにしてアピールできる特徴や性格を理解しよう
  8. 忍耐力・粘り強さ
  9. 勤勉さ・努力家
  10. 計画性
  11. 継続力
  12. 好奇心・探求心
  13. 学業を自己PRに選ぶことで与えうるマイナスな印象
  14. 他にPRできることがない
  15. 固い・真面目すぎる
  16. 人と交流するのが苦手
  17. 学業をPRするときに盛り込みたい5つのポイント
  18. ①応募先企業や職種に必要なスキルや能力
  19. ②テストでの点数や専門資格
  20. ③学業と自分のつながり
  21. ④自分なりにどう工夫をしたか
  22. ⑤仕事で学業をどう活かせるか
  23. 学業を自己PRでアピールする時の3つの視点
  24. ①学業の結果そのものをアピールする
  25. ➁学業で結果を出すまでの過程をアピールする
  26. ③学業への取り組み方から人柄をアピールする
  27. NG例も紹介! 学業で自己PRをする際の例文10選
  28. 学業の結果そのものをアピールする
  29. 学業で結果を出すまでの過程をアピールする
  30. 学業への取り組み方から人柄をアピールする
  31. NG例
  32. 自己PRで学業をアピールしたい学生からよくある質問に回答!
  33. どの切り口から話すかを決めて学業を自己PRに盛り込もう

学業の自己PRは結果よりも過程を伝えよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「学業を自己PRの話題にするのはありですか?」
「学業ってアピールとしては弱いですよね……」

就活生からこのような相談を受けることがよくあります。いざ自己PRを作ろうにもアピールできるエピソードが見当たらず、学業のことを自己PRにしていいのか悩む人も多いのではないでしょうか。

結論として、学業を自己PRの話題にすることは問題ありません。ただし、ただ成績や結果を伝えても良いアピールにはならないので、過程を工夫して伝えることが重要です。

今回は改めて自己PRのコツや、学業を自己PRに盛り込むための注意点、例文などを解説します。

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まずは自己PRをおこなう目的を理解しよう

学業の自己PRについて考える前に、改めて企業が自己PRを聞く目的を理解しましょう。ここがわかっていないと、企業が求めていることとずれた回答をしてしまうかもしれません。

企業の目的を想定したうえでアピールするべき内容を考えてくださいね。

人となりや価値観を理解したい

企業は自己PRを通じて、学生の人となりや価値観を知りたいと考えています。人となりや性格などが自社の理念や企業文化に合致しているのか、求めている人物像に近いかを面接官は判断しています

企業によって理念や企業文化、求める人物像は異なります。いくらスキルがあったとしても、学生の価値観と自社の文化がマッチングしなければ、長期的に活躍することは難しいです。

そのため自己PRには、自分の人となりや価値観、人柄、性格といった要素が伝わるエピソードを盛り込む必要があります。どのような経験を経て今の価値観があるのか、自己分析で言語化した内容を丁寧に説明して自分らしさを表現すると良いでしょう。

自己分析の方法はこちらの記事を参考にしてください。

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就活生の強みが自社で活かせるか確認したい

自己PRでは、人柄や性格面だけでなく、学生の強みや特徴が自社で活かせるか確認する場でもあります。学生の強みが必ずしも自社の仕事に活かせるとは限りません。

面接官は、強みに関するエピソードを聞き、自社の仕事内容と照らし合わせ、どのように強みを発揮できるかイメージしながら確認をしていきます

面接官に具体的なイメージを持ってもらえるように、ただ自分の強みを伝えるだけでなく、それをどのように仕事に活かせるか、という視点で話すようにしましょう。端的かつ自分らしいオリジナルのエピソードを交えて話すことがポイントです。

ガクチカが思いつかない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

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プレゼンスキルや基礎的な能力があるか見たい

社会人に求められる基礎的な能力・スキルについても、自己PRから確認しています。基礎的な能力・スキルとは具体的に以下の2つです。

  • 限られた時間で相手に伝える「プレゼンテーションスキル」
  • 話す内容を相手に分かりやすくまとめる「論理的思考力」

自己PRでは、短時間で自分の強みや特徴を端的に伝えなければならないため、プレゼンテーションスキルが試されます

また、自分の言葉で要点を分かりやすくまとめるロジカルな思考力は、エピソードなどを交えながら自分の強みを伝える自己PRで測れるポイントです。

自己PRで学業をアピールするのはOK?

結論から言えば、自己PRに学業をアピールするのは伝え方次第でOKです。なぜ面接で自己PRを問われるのかを理解し、面接官が知りたい内容をアピールできれば、学業は自己PRに活用できます

しかし、自己PRが単なる自己紹介になってしまったり、過程やプロセスの話がなく結果だけを伝えてしまったりするなど、面接官が知りたい内容を伝えられていない場合は逆効果になります。

自己PRを通じて面接官は何を知りたいのかを想像しながら、自己PRの内容をまとめていきましょう。

鴨川 未奈

キャリアアドバイザーコメント鴨川 未奈プロフィールをみる

学業の成果は入社後の期待感につながる

学業は学生の本分ですよね。そのため、学業や研究に情熱を注ぐことのできた人は、社会人になっても与えられた仕事を全うし、信頼できる人物像だと想像することができます。

また、学業を通して何か得られることがあった人や、成果を出すことのできた人は、企業から期待感を持たれることが考えられます。学業では、楽しいことだけではなく難しい課題などに直面したり、自分の思うように進めることができずに途中で投げ出したくなるような場面もあったことでしょう。それでも最後まで粘り強く取り組んだ姿勢などは仕事で求められる資質と共通しています。

このように、大学時代の学業は、仕事を遂行するうえで必要なマインドを得られることが多くあります。自己PRとしても大いに活用ができますよ。

学業をテーマにしてアピールできる特徴や性格を理解しよう

学業をテーマにしてアピールできる特徴や性格

学業をテーマにして自己PRをすることで、どういった特徴や性格がアピールしやすいのか確認してみましょう。学業ならではのイメージを押さえておけば、効果的に自己PRをおこなうことができます。

コピペで使えるガクチカがかんたんに作れます

ガクチカ作成ツール ガクチカ作成ツール

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忍耐力・粘り強さ

学業を話題に選ぶことで、忍耐力があることや粘り強い性格を伝えることができます。学業では「目標とする志望校に合格する」「難関の資格取得を目指す」「学年トップの成績を残す」など、目標達成のために粘り強く、果敢にチャレンジする姿勢が求められるためです

忍耐力や粘り強さのある学生は、企業に次のような印象を与えることができます。

  • 負荷がかかってもストレスをコントロールできるので、大きな仕事を任せられそう
  • 困難があっても、途中で仕事を投げ出さず最後までやり遂げてくれそう

仕事によっては、長い年月をかけて取り組む大型プロジェクトもあるでしょう。一朝一夕で結果を出せなくても、忍耐強く取り組む姿勢は多くの仕事で活かすことができるはずです。

忍耐力のアピール方法はこちらの記事を参考にしてくださいね。

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粘り強さのアピール方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

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勤勉さ・努力家

学業で成果を残すためには、勤勉さや努力の姿勢が重要です。学業のテーマで自己PRをすることで、勤勉で実直な性格や、物事に努力できる姿勢をアピールできます。

勤勉さや努力家であることで、次のような印象を与えることも可能です。

  • 基本的なことをコツコツ、きちんと取り組めそう
  • 1つの目標に向かって努力できそう

仕事は急に大きな成果が出るわけではなく、日々の積み重ねが大切です。人が見ていない、目立たないところでも手を抜かない真面目さや、目標に向けてコツコツと日々取り組める人というアピールができれば、評価ポイントとなるでしょう

努力家のアピール方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

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計画性

学業は、志望校や資格試験の受験日から逆算し、どのような科目を何時間勉強していくか計画を立てる力が欠かせません。

計画性のある人材は、次のような印象に紐づけることができます。

  • 遅滞なく仕事を進められそう
  • 仕事の優先順位を立てて、業務をおこなうことができそう
  • 失敗やトラブルに対処するリスク管理ができそう

仕事は常に複数の業務を並行しておこないます。また予期せぬトラブルや失敗で業務が滞ってしまうこともしばしば。

そのような状況でも計画性を持って仕事に取り組めば、納期に遅れず業務を終えられるでしょう。学業で身につけた計画性を働く場面に落とし込みながらアピールしてくださいね。

計画性のアピール方法はこちらの記事を参考にしてください。

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特別なエピソードがなくても大丈夫!
ツールを使えば魅力的なガクチカが完成します

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ魅力的なガクチカが完成します。

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継続力

学業は数ヶ月、時には年単位で勉強を継続することが求められます。学業を通して身に付けた継続力をアピールすれば、次のような印象を与えることが可能です。

  • 大変な仕事でも最後までやり遂げてくれそう
  • 成果が見えにくい仕事でも、創意工夫をして継続できそう
  • 長く働いてくれそう

仕事はすぐに成果が出ることばかりではありません。途中で投げ出さず、継続力を持って仕事に取り組める人を企業は求めています

継続力をアピールしたい人はこちらの記事も併せて確認しましょう。

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好奇心・探求心

学業を極める際には、専攻分野や科目に対する純粋な好奇心や、「もっと詳しく知りたい」と挑む探求心が必要です。1つの分野を深く掘り下げて、とことん研究、勉強した経験を話すことで、知的好奇心の強さや探求心のある性格をアピールできます。

扱った学問ジャンルがどんなにニッチなものでも問題はありません。「なぜ興味を持ったのか」「どんな風に学問を追求していったのか」の視点で話していけば、次のような印象を与えることができます。

  • 新規事業など未知の領域や新しい分野にも、積極的にチャレンジしてくれそう
  • 専門分野を追求し、スペシャリストとして技術を磨いていけそう

仕事で新たな分野に進出するときや、事業を極めていく際に好奇心や探究心は欠かせません。学業を通じて得た知的好奇心や探究心も、仕事に活かすことができるのです。

好奇心をアピールしたい人はこちらの記事も併せて確認しましょう。

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学業を自己PRに選ぶことで与えうるマイナスな印象

自己PRに学業を用いることで、ややマイナスな印象を与えてしまう可能性もゼロではありません。志望する業界や企業、職種によっては、学業を自己PRに盛り込まない方が良い場合もあります。

学業をテーマにすることで相手に与えるネガティブな印象について押さえておきましょう。

他にPRできることがない

自己PRに学業を選択すると、人によっては「ほかにアピールできることがなかったのでは」と感じる場合があります。

部活動やサークル、アルバイト、課外活動やボランティア活動をアピールする学生が多い中で、あえて学業を選ぶことで「他の取り組みが何もないのか」「色々なことに興味関心を持つのが苦手なのではないか」と受け取られる可能性はゼロではありません

学業をアピールするときには、「他にアピールするテーマもあるが、その中でも学業で身につけたことが突出している」と伝わるように、受け手の印象を考えて話すように心掛けましょう。

固い・真面目すぎる

本来「真面目さ」はプラスの印象を与えますが、あえて学業をテーマにすると「真面目すぎて融通が効かないのでは」と感じられるケースもあるようです。

真面目すぎる、固いといった印象を持たれないように、柔軟性がある、融通が効くといったエピソードを盛り込んでみましょう

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キャリアアドバイザー

応募先の企業に固い雰囲気・上下関係が根強い文化があれば、そのまま「真面目さ」をアピールしても問題ありません。あくまでも応募先の求める人材とずれがないか意識しましょう。

人と交流するのが苦手

多くの学生が自己PRで「社交性がある」ことをアピールする中、あえて学業をテーマにすると「人付き合いが苦手」「友達が少ない」と見られてしまう可能性があります。特に協調性やコミュニケーション能力が求められる企業では注意が必要です

自己PRで学業をアピールする場合、さりげなく友人などとのエピソードを盛り込みつつ、人と交流することが苦手ではないことを伝えましょう。

鴨川 未奈

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仕事内容が「対人」場合、学業のアピールは注意が必要

就職先で任される仕事の内容は、大きく「対人」「対物」「対情報」の3つに分けることができます。たとえば「対人」は接客や福祉など直接人とかかわる仕事、「対物」は機械操作や物流などの仕事、「対情報」はIT系やデータセンターなどで情報を扱う仕事です。

学業をアピールする際に、この3つの中で「対人」の仕事を希望する人は注意が必要です。対人的職種は面接時に、顧客や利用者と人間関係を築けるかどうかの対人能力を見られる傾向にあるからです。

そのため、一般的に学業よりもアルバイトやボランティアなどの社会体験や、サークル・部活などを通した他者との関係性のエピソードが好まれる傾向にあります。

学業は個人での努力が主だったり、登場人物も担当教員やゼミ生など限られていることが多く、人間関係構築力がイメージしづらいこともあります。自己PRを作成する際は、就職先で任される仕事内容を踏まえて、アピールネタを選ぶと良いでしょう。

学業をPRするときに盛り込みたい5つのポイント

学業をPRするときに盛り込みたいポイント

学業を自己PRする際に、より効果的にアピールするために盛り込むべき5つのポイントを紹介します。バランスよく伝えることで、ただの「ガリ勉」ではなく、企業で活躍できる人材であると印象付けることが可能です。

①応募先企業や職種に必要なスキルや能力

学業をテーマに自己PRを作る際は、応募先企業や職種が求めているスキルを保有していることがわかるように伝えましょう。学業を通じて得た忍耐力や継続力をどんなにアピールしても、そもそも相手の企業がそのスキルを求めていなければ意味がありません

企業が求めるスキルについて理解を深める方法は以下の通りです。

  • 企業ホームページを確認する
  • 企業説明会に参加する
  • OB・OG訪問をする

十分に企業研究をおこなって、学業を通じて得たどの能力をアピールすればいいか考えて自己PRを作りましょう。

OB・OG訪問のやり方はこちらの記事を参考にしてください。

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②テストでの点数や専門資格

学業をPRする際は、テストの点数や獲得した資格などを正確に伝えましょう。明確な結果を伝えることで、説得力が増してあなたの頑張りをイメージしやすくなります

  • テストや試験の結果は何点だったか
  • 試験を受けた人は何人いて、その中で順位は何番目だったのか
  • 試験の一般的な合格率

抽象的に「数学の成績が平均以上でした」と伝えるのではなく「学年100人のうち、常に上位10人に入っていて、平均点40点の試験で80点台をキープしました」など具体的かつ客観的に表現するのがポイントです。

③学業と自分のつながり

学業を自己PRのテーマにするときは、「なぜ学業をアピールするのか」という背景を伝えましょう。数ある学生時代の経験の中から、あえて学業を選んだ理由、学業と自分のつながりを丁寧に説明することで自分らしさが表現できます

学業の話を選んだ理由を伝えれば、面接官の納得度は増し、効果的なアピールにつなげられます。以下の視点から、自分にとって学業がどのような存在なのか言語化していきましょう。

  • 学問を選んだきっかけ
  • 自分が学業を得意とする理由
  • 自分にとって「学ぶ」とはどういう意味があるのか
  • 学業を通して何を知り得たのか
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キャリアアドバイザー

ここが欠けていると「ほかに話すことがなくて学業を選んだ」と思われるかもしれません。

④自分なりにどう工夫をしたか

自己PRで学業をテーマにする際、ただ「頑張りました」と伝えるのではなく、自分なりにどのように工夫したのかまで盛り込むようにしましょう。

学生の立場で学業を頑張るのは当たり前と考えている面接官もいます。当たり前のことを、いかに創意工夫して取り組んだのかという視点を忘れないようにしてください。以下の視点から整理するのもおすすめですよ。

  • 何に1番こだわったのか
  • 勉強時間をどうやって確保したのか
  • 自分なりの勉強法はあるか
  • 学習法をどのように変化させて成績を向上させたか

自分なりに工夫をして成果を出したというエピソードがあると、困難なことにも自分で向き合っていける印象を与えられます。

⑤仕事で学業をどう活かせるか

学業を自己PRするときは、学業で得たことを仕事でどう活かすか伝えましょう。どんなにたくさんの知識を身に付けていても、その知識や能力を仕事で発揮できなければ良いアピールにはなりません

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就活生

3年かけて資格取得をしたように、仕事でも成果が出るまで地道な努力を重ねます。

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就活生

〇〇の学問に関係する有識者に自らアポをとり、研究に活かした経験のように、仕事でも自分から行動を起こす姿勢を大事にしていきます。

このように、「経験や学業で身に付けたスキルを仕事でも活用していきたい」と自分の意思を伝えると評価につながりやすいです。

上村 京久

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目的意識を持った行動は好印象につながる

学業と自分のつながりについて明確に述べられる人は、企業からも好印象を持たれます。単位取得のために何となく受け身の姿勢で取り組んだのか、または何か目的意識を持って取り組んだのかでは、企業が持つ印象は大きく変わってきます。

そもそもなぜこの大学の学部学科を選んだのか、更に自分にとって価値の高かった学びは何だったのかまでを掘り下げて伝えられるように準備をしておくと良いでしょう。

間違っても「自宅から近かったからこの大学を選びました」などの意欲の低い答えは避け、「〇〇について学びたいと思ったから」「将来、〇〇の仕事に役立つ学びができると思ったから」など、自分とのつながりを明確に述べると良いでしょう。

オリジナリティのあるエピソードを伝えられるとさらにポジティブな印象に

また自分なりに工夫した点を述べられる人は、オリジナリティやポジティブな印象につながることもあるでしょう。同じゼミに所属していても、勉強法や目標設定の仕方は人それぞれですよね。学業への取り組み方を伝えることで、「仕事も創意工夫してできます」といった説得力のあるアピールにつなげることができます。そのため面接では、自分なりに工夫した点も含めてアピールするとなお良いでしょう。

学業を自己PRでアピールする時の3つの視点

学業を自己PRでアピールするときの3つの視点

学業のエピソードを自己流で伝えるよりも、学業ならではのアピールポイントを理解して話した方が効果的です。

ここでは、「好成績だった学業の結果そのもの」をダイレクトにアピールする方法、「取り組みプロセスがよかった」ときの伝え方、「学業エピソードから自分らしい人柄」などをアピールする方法の3つの切り口で紹介します。

せっかく持っている自分の能力や人柄が最大限に伝わるよう、3つの切り口をマスターしていきましょう。

①学業の結果そのものをアピールする

学業をアピールするとき、もっともわかりやすい話の切り口は、学業の結果そのものをアピールすることです。

平均点より少し上といった成果ではなく、誰が聞いても明確に「すごいね」と言われるような成績などを持っている場合、その功績をアピールするとよいでしょう。

  • 学年トップの成績
  • 難関資格を初めての受験で合格
  • 留学せずTOEIC900
  • 論文が表彰された

注意点としては、ほかの学生など周囲と比較して成績が飛び抜けているもののみアピールすべきということ

その根拠として、「同じ試験を受けた人が何人いてその中で何位だったのか」「偏差値がどのくらいか」「応募倍率や合格率がどの程度の試験なのか」など周辺情報を補足説明すると効果的ですよ。

➁学業で結果を出すまでの過程をアピールする

学業で飛び抜けた実績を残していない場合は、自分が掲げた成績や結果を出すまでに、自分なりにどのような工夫をしたのかプロセスについてアピールしましょう。

  • 学業のどのような内容に関心を持ち勉強に励んだのか
  • スタート地点の成績から、どうやって目標の成績に到達したのか
  • もともと苦手だった教化をどのように克服したのか

目標に向けて創意工夫した点や、学業における自分自身の課題をどう克服したのか、過程を丁寧に話すと良いでしょう。「学年トップ」や「難関校へ合格」といったずば抜けた成果がなかったとしても、「自分が掲げた目標に対して、工夫して努力ができる人」と伝われば、十分にアピールになります

努力のプロセスを話すことで、「忍耐強さ」「改善意識の高さ」「苦手克服力」「継続力」など、さまざまな視点でアピールが可能です。

③学業への取り組み方から人柄をアピールする

学業の成果や取り組むプロセス以外にも、学業のエピソードを通して自分の人柄を伝える方法もあります。

例①

数学が苦手で、受験日当日まで毎日数式を100個解いた

結果が出たかどうかではなく、このエピソードからは「決めたことを最後までやり抜く粘り強さ」という人柄を伝えることができます。

例②

毎朝6時から7時まで、部活動の前を勉強時間にあてて継続した結果、部活動と学業を両立した。

派手な成果が出たわけではないものの、部活動と学業をきっちり両立する姿勢から「実直さ」「自己管理能力の高さ」といったキャラクターが伝わります。

例③

友達とLINEグループを作って、毎日どれくらい勉強したか競った。

一人ではなく、周囲を巻き込んで学業に取り組んだエピソードもおすすめです。社会人になっても、チームで仕事に取り組める人という印象を与えることができます。

このように、学業への取り組み方を通して、自分らしい性格や価値観を伝えるよう意識してエピソードをまとめていきましょう

酒井 栞里

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専門性の高い職種を目指す場合は成果をアピールしよう

技術職や研究職など専門性の高い職種を目指す学生は、特に「①学業の結果そのものをアピール」すると良いでしょう。実践力が求められる職種では、専門性の高い知識やスキルを保有する学生が好まれる傾向にあります。そのため、事業内容や仕事と直結している資格取得や表彰などの実績は、客観的評価がしやすく高く評価されるでしょう。

戦略が必要な職種は経緯をアピールすると良い

逆に営業やマネジメント職などを目指す学生は「②学業で結果を出すまでのアピール」をすると良いですね。戦略を練ったり組織を運営する職種では、学業における自分なりの工夫や取り組み方が仕事の進め方と共通するものが多くあります。そのため、結果を出すための取り組み方をアピールする学生は、入社後、どのように働くのかがイメージしやすくなるのです。

学業を通じた人柄のアピールは幅広い職種でおすすめ

また大半の企業や組織は新卒採用において人柄を重視するため、「③学業への取り組み方から人柄をアピール」することは、幅広くどのような職種でも使えるのではないでしょうか。たとえば「実直さ」などの人柄は、企業からすると「育てやすい」との印象を持たれ、新卒採用で求める人物像とマッチングしそうですよね。学業をアピール材料にする際は、そこから見える自分の持ち味や人柄を表現するのも良いでしょう。

NG例も紹介! 学業で自己PRをする際の例文10選

先ほど紹介した3つの切り口を使いながら、学業をPRする具体的な例文を見ていきましょう。OK例文だけでなくNG例も交えて紹介するので、見比べながら自己PRを作成する際の参考にしてみてください。

学業に限らない自己PRの例文はこちらの記事を参考にしてくださいね。

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学業の結果そのものをアピールする

まずは学業の結果をストレートにアピールする例文です。結果を聞くだけで、どれだけ努力が必要だったか、成果を出すことがどれだけ困難なことか面接官にイメージしてもらえるように心掛けましょう。

また企業が求める特定の分野で成果を残していれば、ダイレクトに評価につながり採用につながるケースもあります

①GPA3.0以上・総合学力が高い

例文

私はこれまでの大学の成績で、GPA3.0以上をキープしています。苦手な科目もありますが、すべての科目で2以上の評価を得ており、得意科目は学年トップの4の評価を複数獲得しています。

私は中途半端なことが苦手で、一度やると決めたことはとことんやり抜く性格です。この性格が、大学での成績にもつながったと自負しております。学問の知識そのものは仕事に直結するものではありませんが、意思を持ってやり抜く姿勢を活かして、貴社の事業に貢献していきたいと思います。

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評価ポイント
  • 平均よりも高いGPAをキープし、誰の目から見ても努力していると分かる
  • 好成績がとれた理由を自分の性格に結びつけて説明できている
  • 自分の人柄を含めて、仕事に活かしていきたいと前向きに伝えている

GPA(Grade Point Average)を選考基準として導入している外資系企業などを受験する際は、総合学力が高いことが十分なアピール要素となり得ます。大学によってGPAの基準が異なることから、参考程度に見ているという面接官もいる一方で、「GPAが高ければ業務理解のスピードも早そうだ」と評価する人もいます。

GPAの結果だけを伝えるのではなく、「なぜ自分は高い数値を出せたのか」「この学力を仕事にどう活かせるか」という点をセットで伝えることが重要です

➁得意科目で好成績をとった

例文

私は大学2年のときに、独学でTOEIC900点の目標を達成しました。もともと英語を使う仕事をしたいと思い英米学科に進学しましたが、大学の講義だけでは読み書きレベルが向上する実感がなく、英語を使う職業に就けないのではと不安を感じました。

そこで、大学2年のうちにTOEIC高得点を獲得することを目標として、独自の方法で英語力を身に付けると決めました。具体的には、外国人客の多い飲食店で週3日アルバイトに励み、毎週末に字幕なしで洋画を見ながらシャドーイングの訓練をおこないました。その結果、入学時に600点だったスコアを1年半で300点アップさせることができました。

この経験から、自分で掲げた目標をやり遂げるやりがいや、語学の力でさまざまな人と交流する楽しさを知りました。語学力を伸ばした経験を貴社の海外事業で活かしていきたいです。

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評価ポイント
  • 自分で目標設定をして、成果が出るまできっちり取り組んでいる
  • 一貫して「英語が得意」「英語が好き」というアピールをして、とことんやり抜く姿勢が伝わる

得意科目を深く掘り下げて、好成績を残したことをアピールしています。また、短い期間でスコアを大きく伸ばしていることから、成長スピードの速さもアピールできていますね

話の始めから終わりまで一貫して「英語を活かした仕事に就きたい」という、真っすぐな思いが伝わる点も評価ポイントです。

自己PRで英語力をアピールしたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみましょう。

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③卒論やゼミ・研究室での取組み

例文

私は所属ゼミのディベート大会で2年連続チーム優勝した経験があります。毎年5名ずつのチーム戦でディベート大会が実施されますが、チームメンバーがバイトやサークルで忙しく、週に1度も集まる時間がとれない状態でした。

そこで私は、チームリーダーに立候補をして、各メンバーに調べて欲しい内容を割り振り、LINEグループやZoom会議を活用しながら集まる時間を2倍以上確保しました。その結果、チーム内のコミュニケーション力が高まり、2年連続で成果を残せました。

ゼミで成果が出たことで大きな自信になりましたし、チームでの目標達成には濃いコミュニケーションが欠かせないことを学びました。貴社においても、社内コミュニケーションを重視しながら仕事に取り組んでいきたいと考えています。

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評価ポイント
  • ゼミで結果を出せた要因を明確に話せている
  • 結果のアピールにとどまらず、「チームのコミュニケーションが重要と気付いた」など自分の価値観を伝えられている

ゼミや研究室での取り組みは点数で表せるものは多くありませんが、ゼミ内でおこなったディベート大会や研究室内のプレゼンなどを取り上げるのもおすすめです。ゼミや研究室の話をする際にチームで取り組んだものがあれば、周囲の巻き込み方などを説明するとアピールの幅が広がります

④専攻科目が就活に直結する

例文

私は大学・大学院にて化学分野を専攻し、医薬品に利用できる化合物の研究をおこなってきました。ファーストオーサーとしての論文執筆経験もあります。

論文を海外の学会で発表した経験があり、大学・大学院を通じて医薬品に用いる化合物の研究を深めてきました。御社でも今までの経験を活かして、医薬品研究に貢献します。

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評価ポイント
  • 専攻科目の内容が、即戦力として評価できる

理系学生の場合は、大学や大学院で取り組んだ専攻がそのまま仕事に直結する場合もあります。応募している企業の事業や職種に活かせる専攻であれば、迷わずアピールをしていきましょう

学業で結果を出すまでの過程をアピールする

続いて、学業で一定の成果を出すまでのプロセスを自己PRするときの例文を紹介します。飛び抜けた成果を残していなくとも、その過程で工夫したり、努力した経験を丁寧に伝えるようにしましょう

⑤苦手科目を克服した

例文

私はもっとも苦手だった古文に真剣に取り組み、得意科目にすることができました。現代文は苦手ではないのですが、読みづらい漢字のかたまりから、現代の意味に紐づけることに難しさを感じていました。

そのため、漢字一つひとつの意味を辞書で調べて、文字の成り立ちの根本から理解するように務めたり、語呂合わせを積極的に活用したりすることで苦手意識を克服しました。その結果、高校3年生では学年トップとなりました。

この経験から、どんなに苦手なことでも、逃げずに「なぜできないのか」と課題を分析し、着実にアプローチすることで乗り越えられることを学びました。入社後も、なんとなく苦手だからと目を背けずに、冷静に課題分析をして向き合っていきたいと考えています。

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評価ポイント
  • 学年最下位からトップへ上り詰め、努力の過程が評価できる
  • 苦手なことを客観視して向き合った経験から、嫌な仕事にもしっかりと取り組めそう

苦手を克服した経験は、社会に出てから仕事に向き合うにあたって評価されるポイントです。仕事は好きなことばかりでなく、苦手なこと、嫌なことにも向き合う必要があります。これらの仕事にもしっかりと取り組め、成果を出してくれると面接官は期待を持つでしょう。

⑥資格を取得した

例文

私は法学部での学びを活かし、行政書士の資格取得を目指しました。法律の勉強は慣れない単語や難しい解釈が必要ではありますが、法律を知らないことで日常的に損をすることもありますし、いざというときに大切な人を守れないのではと考え、受験を決意しました。資格の内容をもっとわかりやすく世の中に広めることが今後の目標です。

貴社では分野は違うものの「わかりづらい情報をインターネットを通じてわかりやすく届ける」ことをミッションにしていると聞きました。わかりづらい法律知識を咀嚼して、世の中にわかりやすく伝えたいというスタンスを活かしながら、貴社で扱うさまざまな情報を誰よりも深く学び取り、インターネットを通じて人々のために発信していきたいと思います。

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評価ポイント
  • なぜ資格取得を目指したのか、背景を自分の言葉で説明できている
  • 資格取得をした実績よりも、資格取得や勉強をするスタンスをアピールしている

単に資格を取得しただけでは、同様の資格を持つ人は数多くアピールになりません。なぜその資格を取得しようと考えたか、その資格をどのように活用したいのかという過程が評価されます

⑦留学をした・語学を磨いた

例文

私は将来、発展途上国の支援に携わりたいと考えており、そのためには高い語学力が必要と知りました。将来使える語学力を身につけるためは、現地で生の言語に触れるとともに、日本以外の文化を現地で体感することが重要だと考え、発展途上エリアも多いフィリピンへの留学を決意しました。

留学を通して、語学の壁以上に、貧困国の政治の在り方や文化などの理解が必須と感じています。そのため帰国後は、国際政治や文化をテーマとした論文に取り組んでいます。今後も、肌で感じた国ごとの価値観の違い、多様性を受け止めて働いていきたいと考えています。

海外留学を通して身に付けた広い視野、他者理解のために努力を怠らない姿勢は、貴社のようなグローバルな環境で活かせると考えました。

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評価ポイント
  • 語学を身に付けることが目的ではなく、手段として話ができている
  • 留学経験から学んだこと、体得したことをアピールできている

留学経験をしている学生は多く、それだけでは差別化になりません。どのような目的で留学したのか、留学で得たことを今どのように活かしているかを伝えることが重要です。

さらに、留学経験で得た価値観や知識を、社会に出てどう使っていけるか話せると評価につながるでしょう。

留学経験をアピールしたい学生はこちらの記事も読んでみると良いですね。

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学業への取り組み方から人柄をアピールする

学業への取り組み方、向き合い方から自分らしい人柄をアピールする例文を紹介します。工夫次第で、忍耐力や計画性、人を巻き込む力など、さまざまな要素をPRできますよ

⑧アルバイトやサークルなどと両立した

例文

私は、アルバイトとサークル活動、そして学業すべてを両立させるという「やり切る力」と「計画力」が強みです。

文学部の授業数は他学科よりも多く、週6日出席が必須でした。そのため、アルバイトは朝7時~11時までの時間で固定にして、授業は3限から5限に履修を組み、19時から22時までは徹底的にサークル活動に取り組めるよう計画的にスケジュールを組みました。このスケジュールを4年間バランスよく続けた結果、サークルの大会では2度表彰され、GPAも平均3以上をキープできました。

社会人になると、複数の業務を効率良くこなさなければならないと思いますが、学生時代に身に付けた「やり切るスキル」を武器に、計画的に仕事に励んでいきたいです。

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評価ポイント
  • 学業とほかの取り組みを両立し、計画性を持っている
  • すべての取り組みに全力で、社会に出てからの活躍が期待できる

学業と上手に両立していることがエピソードから伺え、計画性を持っていると評価できます。また誘惑に流されず、やるべきことをきちんと取り組む姿勢は社会人として信頼に足ると面接官から評価を得られるでしょう

⑨特徴的な勉強法を編み出した

例文

私はやや飽き性な性格で、なかなか学業に集中できずにいました。どうにか勉強を習慣づける方法がないか試行錯誤した結果、SNSを用いて英語塾のコミュニティを立ち上げ、仲間と一緒に継続をする方法を編み出しました。

そのコミュニティでは、ネガティブな発言はしないことや、1日1回必ず取り組んだ勉強報告をするルールで運用をしています。その結果、今では1日2時間の朝勉強の習慣が身に付きました。

この経験から、自分一人で乗り切れない課題があれば、素直に人を頼り、創意工夫しながら成果を出していけばいいと学びました。貴社においても、与えられた課題に対して柔軟に、前向きに取り組んでいきたいと考えています。

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評価ポイント
  • 目的のために、試行錯誤できる
  • 新しいアイデアを試し、独創的な方法を見つけられる

仕事はうまくいかないことが多く、どのように打開するかが成功の鍵です。特徴的な勉強法に取り組んだ経験は、困難な状況も諦めず、試行錯誤しながら状況をよくする力を持っていると評価されるでしょう

⑩人を巻き込んで勉強した

例文

私は部活動の仲間と、部活を引退した後にもチームとして切磋琢磨し、志望校の合格を勝ち取りました。

実はバレーボールの強豪校で、高校生活は朝から晩までバレーボール漬けだったため、恥ずかしながらほとんど勉強をしてきませんでした。一人では勉学の目標を達成できないと内省したため、引退した部活のチームメイトに自ら声をかけ、グループLINEを作って毎日の勉強量を競う提案をしました。

チームメイトの中には、引退した後はあまり競争のようなことはしたくないと考える人や、一人で黙々とやりたいと考える人もいました。しかしチームでおこなうからこそ相乗効果が生まれ、高い成果が出せることを伝え、自分自身の弱点を補うために力を貸してほしいと素直に伝えることで、賛同を得られました。この結果、各々の志望校に合格ができ、私は自分の弱さを素直に人に見せて頼ることと仲間の大切さを学びました。

仕事においても、一人では乗り切れない苦しい場面が多々あると思います。社会人になっても素直さを忘れず、周囲に感謝の気持ちをもつことで多くの人を巻き込み乗り越えたいと考えています。

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評価ポイント
  • 周囲を巻き込んで、成果を出せる

学業は一人でおこなうイメージですが、仕事は周囲を巻き込みながらおこなうことが多いです。そのため、学業でも周囲を巻き込み勉強した経験は、社会に出てからも活かすことができます。遊びの延長では評価されませんが、一定の成果を出せた場合はぜひアピールしてみましょう。

NG例

最後に学業の自己PRのNG例文を紹介します。OK例文と比べて、どこが足りないのかを考えてみてくださいね

例文

私は学生生活で、学業に力を入れて取り組んできました。日々、勉強を頑張り、高校、大学ともに第一志望校に合格することができました。大学生活では出席を怠らず、単位取得に励んできました。

学業を頑張った経験を、社会人になっても活かしたいと思います。

NGポイント
  • 学業を通じて、何を身につけたのか不明瞭
  • 第一志望校の合格がどれほどの難易度なのか不透明で評価できない

自己PRから学業を頑張って取り組んだという思いは感じます。しかし学業から何を得たのか、頑張った内容は他の学生と比べてどれほど努力したのかが不透明です。

以下のポイントを盛り込むことで、自己PRの質が高まりますよ。

  • 学業の中でも何を頑張ったのか
  • どのように努力をしたのか
  • 取り組み前と後で、成績に変化はあったのか
  • 〇人中~位、平均点~点中〇点など客観的な数値があるか
  • どうして学業に取り組もうと考えたのか、理由やきっかけ
  • 学業を通して何を得たのか
  • 学業で得た知識、価値観、考え方などを仕事でどう活かしたいのか

加藤 大智

キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる

高校よりも大学の学業のアピールをするのが望ましい

学業のアピールは、基本的に大学時代のエピソードが望ましいでしょう。「第一志望の高校・大学に合格することができた」「高校時代成績が優秀だった」などを売りにしても、企業にはあまり響かないものです。

高校時代のエピソードは本人の努力も大きかったと思いますが、大学時代に比べて本人以外の親や塾のサポートなど環境面もかかわってくるため、一般的に企業は大学時代のエピソードを聞きたがる傾向にあります。大学時代、自分の意志でどのような学びを選択したのか、自分なりにどのような計画を立て取り組んだのかなど、学生が自分自身で何を考えて行動に移したのかを知りたいのでしょう。

また大学時代の学びが、これから社会人として働くうえで活かせるのであればぜひ積極的にアピールしたほうが良いですね。具体的な仕事内容との関連性について記述があると、より強いアピールになりますよ。

高校時代の内容をアピールしたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみましょう。

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自己PRで学業をアピールしたい学生からよくある質問に回答!

自己PRで学業について伝えてもいいのか不安な学生や、回答する際のポイントを知りたい学生もいるでしょう。そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。

  • 自己PRで学業のことを伝えても大丈夫ですか?

    自己PRで学業のことを伝えても大丈夫ですよ。学生の本分は学業なので、学業に一生懸命取り組んだ学生は仕事も同じように意欲的におこなってくれる期待感が持てるはずです。また学業の内容が業界や職種と関連のある分野だとさらに効果的にアピールできるので、自信を持って伝えるようにしましょう。また分野が異なる人は、取り組んだ姿勢や得られた習慣などをアピールすることで企業に好印象を持ってもらいやすくなりますよ。

  • 学業を自己PRとして伝える際のポイントを教えてください。

    学業を自己PRとして伝える際はただ学問の内容だけを伝えるのではなく、自分が主体的に取り組んだ様子を伝えると良いでしょう。大学外のフィールドワークや自主的に調べたこと、あるいは教授やほかの学生との関わり方などを伝えることで、面接官は入社後の人物像をイメージできるはずです。「うちの会社でも、こんなふうに取り組んでくれそう」とイメージしてもらうためにも、自発的に取り組んだ内容を述べるようにしましょう。

どの切り口から話すかを決めて学業を自己PRに盛り込もう

自己PRで学業のエピソードを伝える際は、学業の話だからこそアピールしやすいことは何か、学業が与えるややネガティブな印象はどのようなものか意識するようにしましょう。

学生なら学業に励んで当たり前と思う人がいる一方で、伝え方を工夫すれば、自分らしい唯一無二のアピールにもなり得ます。

「学年トップだった」「難関大学に受かった」といった、派手な成果がなかったとしても問題ありません。今回紹介した伝え方の3つの切り口を意識しながら、自己PRの文章を組み立てていきましょう。

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