目次
- 企業からの「スケジュール管理能力」の印象
- 評価につながる経験
- トラブルが起きてもスケジュールに間に合わせた経験
- 他者と力を合わせながらプロジェクトを完遂した経験
- 注意点
- アクシデントが発生した際の対応も盛り込む
- 「決められた予定をその通りにこなした」だけのエピソードは避ける
- 言い換えられる言葉
- プロジェクト管理能力
- おすすめの業界・職種・会社
- 厳密な工程管理が必要な施工管理・生産管理
- 締め切りや納期があるIT業界・編集
- 「スケジュール管理能力」の自己PRに対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
- 「スケジュール管理能力」の自己PR例文
- ①トラブルが発生してもプロジェクトを進行し切ったエピソード
- ②目標から逆算してスケジュールを管理したエピソード
- ③目標を達成するための仕組みを作り上げたエピソード
- 「スケジュール管理能力」を自己PRにしたい人はこちら!
どれだけ多忙な状況でも、しっかりと計画を立て期限を守る。
そのようなスケジュール管理能力を自己PRにしたい人もいるでしょう。
結論、「スケジュール管理能力」は魅力的な自己PRになります。ただし「ただ計画を守っていただけ」では評価につながらないため、伝え方は工夫する必要がありますよ。
この記事では、スケジュール管理能力を企業に評価される内容に仕上げるためのコツや注意点を解説していきます。
なお自己PRについての基礎知識をつけたい人は、以下の記事もあわせて目を通してみてください。
自己PRの書き方|就活中の大学生必見の例文5選をアピール別に紹介
企業からの「スケジュール管理能力」の印象
優先順位をつけ、限られた時間のなかで着実に業務を遂行できそう
「社会人としてできて当たり前」というイメージが強い
評価につながる経験
トラブルが起きてもスケジュールに間に合わせた経験
- 想定外の問題が発生した際も優先順位をつけたうえで迅速にリカバリーし、期日を守った
- イベント当日の悪天候や直前の仕様変更などのトラブルに対し、臨機応変に対応してスケジュール通り成功させた
他者と力を合わせながらプロジェクトを完遂した経験
- 学業やアルバイト、就活など複数のタスクが重なるなかでも優先順位を明確にし、順番や取り組み方を工夫して成果を出した
- チームメンバーの進捗管理やフォローをおこない、締め切りを遵守した
注意点
アクシデントが発生した際の対応も盛り込む
- 何のトラブルもなく終わった話は「当たり前のことをやっただけ」として評価が上がりにくい
⇒「遅れが生じたときにどうリカバリーしたか」「イレギュラーに対してどう臨機応変に対応したか」をセットにして問題解決力をアピールする
「決められた予定をその通りにこなした」だけのエピソードは避ける
- 「周りと同じペースでカリキュラムをこなしただけでは?」と疑問を持たれやすい
⇒「1年間の計画を月や週ごとに細分化し、週に1回振り返りをして軌道修正した」など、自分ならではの具体的な工夫を語る
言い換えられる言葉
プロジェクト管理能力
- トラブル時の対応や他者との連携を含めて、組織の目標達成をコントロールする力として評価されやすい
おすすめの業界・職種・会社
厳密な工程管理が必要な施工管理・生産管理
- 複数の工程や多くの関係者が絡み合うなかで計画通りに進行することが求められる
- スケジュールを厳密に守る力やトラブル発生時のリカバリー能力が活かせる
締め切りや納期があるIT業界・編集
- 常に締め切りに追われ、優先順位の整理やマルチタスクの調整が発生する環境
- 限られた時間のなかで着実に業務を納品・完遂する進行管理能力が重宝される
「スケジュール管理能力」の自己PRに対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
「スケジュール管理能力」の自己PR例文
①トラブルが発生してもプロジェクトを進行し切ったエピソード
私の強みは、突発的なトラブルが起きても期日を守り抜く力です。
サークルでは、全25ページの新歓パンフレット制作の進行責任者を務めました。その際、配布開始の1週間前にデザイン担当者が体調不良で作業ができなくなるというトラブルが発生しました。
印刷会社への最終入稿まで時間がなく、このままでは全体の進行に大きな遅れが発生してしまうような状況でした。そこで私はまず工程の優先順位を考えつつ、絶対に妥協できないページとある程度簡単でも良いページを整理して必要な作業を洗い出しました。
そのうえで、手の空いているメンバー3人の得意分野に合わせてタスクを振り分けました。また進捗をリアルタイムで共有できるスプレッドシートを導入して、遅れが発生した際は適宜すり合わせの時間を設けるなどフォローに回りました。
結果、入稿締切に間に合わせることができ、新歓初日に無事1,000部を配布して過去最多となる40名の新入生を迎えることができました。入社後も、臨機応変に対応して何としてでも納期を守ることで、貴社に貢献してまいります。
この例文は、以下の2点が良いですね。
・担当者の体調不良というトラブルに対しても明確なリカバリープランを立てられていること
・メンバーを巻き込んだうえで進捗管理ができていること
このように組織全体の進行を管理できる人は、入社後もチームを主導していける人材として歓迎されるでしょう。
②目標から逆算してスケジュールを管理したエピソード
私の強みは、複数のタスクが重なるなかでもしっかりとした計画を立て、確実に成果を出すスケジュール管理能力です。
学生時代、日商簿記1級の合格に向けた受験勉強と、アルバイト先での新規店舗の立ち上げスタッフとしての業務が重なる時期がありました。
当初は毎日3時間勉強するという計画を立てていましたが、アルバイトの新店補立ち上げにあたって急な残業が発生することが増え、週に15時間分の勉強計画が崩れてしまうことが多くなりました。そこで私はスケジュール管理の方法を見直しました。
まず週単位で目標学習時間を設定し、毎週日曜日は予備日としてをあらかじめスケジュールに組み込むようにしました。さらに、移動中などの隙間時間で取り組める勉強と机に向かう必要のある勉強に分け、スキマ時間を徹底的に活用しました。
その結果、新店舗を無事に軌道に乗せることができ、簿記1級にも一発で合格できました。入社後はこのスケジュール管理能力を活かし、業務量が多い現場でも優先順位を見極めて着実に成果を出してまいります。
この例文の評価ポイントは以下の通りです。
・勉強時間を確保できないという課題に早期に気づいて対処できていること
・「日曜日は予備日として調整に使う」などスケジュールを守るためのが具体的な工夫がわかる
この例文のように「何をどう工夫したか」を明確に説明できれば、入社後の再現性が高いスキルであることが伝わるため、高評価を得られるでしょう。
③目標を達成するための仕組みを作り上げたエピソード
私の強みは、多くの人々がかかわるプロジェクトを計画通りに進行する力です。
ゼミでは、地域の企業3社と共同で「若年層の購買行動調査」をおこなってレポートを提出するというプロジェクトのリーダーを務めました。
しかし、序盤に企業からのデータがなかなか届かず、データ分析とレポート執筆の時間が確保できないというトラブルが発生しました。
教授には事情を話したうえで提出期限の延長ができないか交渉しましたが、「原則提出期限の変更はできない」と断られてしまいました。そこで私はプロジェクトを巻き返すため、事前準備と企業への働きかけを工夫しました。
まず企業とこまめに連絡を取り、「完成版でなくてもかまわないので、集まったものから途中経過のデータを順次送ってほしい」とお願いし、少しずつに集計できる状態を作りました。
それと並行して、チーム内で「どんな分析結果が出るか」のパターンをあらかじめ3つ予測し、グラフの作成枠や考察の骨組みを先に準備しておきました。
その結果、スムーズに作業を進めることができ、最後のデータが届いた翌日にはレポートを完成させることができました。企業の方からも「厳しいスケジュールのなかで、臨機応変に質の高いレポートを仕上げてくれた」と感謝していただけました。
この経験を活かし、入社後もトラブルに対して柔軟に準備や調整をおこなってプロジェクトを着実に成功へと導いてまいります。
何としてでも提出に間に合わせるという気概を感じる、良い例文ですね。特に以下の点が非常に好印象です。
・教授や企業に交渉する主体的な姿勢が見える点
・事前にパターンを予測し土台を作っておくなどクリティカルな施策を実行できている点
このように、スケジュールを守るための現実的な施策を考えられる人は、仕事にも通じる高いプロジェクト管理能力があるとして高く評価されるでしょう。
「スケジュール管理能力」を自己PRにしたい人はこちら!
「スケジュール管理能力」に近い強みとしては、「計画性」が挙げられます。計画性をアピールしたい人は、ぜひ以下の記事も読んでみてくださいね。
自己PR「計画性」を差別化する極意|相性が良い職種の一覧表つき!
またチーム全体のスケジュールを管理するためには、人を巻き込む力が必要不可欠です。以下の記事では、人を巻き込む力をアピールする方法を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
人を巻き込む力とは|自己PRで高評価を得る4つのポイントと例文
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「目標達成しました」だけでは響かない!
キャリアアドバイザー
石川 愛
プロフィールをみる評価を分けるのは「ギャップ」と「再現性」
「私の強みはスケジュール管理能力です」。
自己PRで頻繁に耳にするフレーズですが、そのまま伝えるのは少しもったいないかもしれません。
なぜなら、社会人にとって期限や予定を守るのは「できて当たり前」のことだからです。
たとえば「塾のカリキュラム通りに受験勉強をこなした」といった個人で完結するようなエピソードでは、ほかの就活生に埋もれてしまうでしょう。
では、どうすれば心に響く自己PRにできるのでしょうか。ポイントは、「不測の事態へのリカバリー力」と「周囲を巻き込む力」をアピールすること。
ここからは、「この学生は優秀だな」と感じた具体的なエピソードを紹介します。
実際に聞いた! 高評価な「スケジュール管理能力」の例
【どんな状況だった?】
・ゼミの論文執筆、週4日のアルバイト、サークルの発表会、就職活動の時期が重なっていた
【どんなアクションをした?】
・「今やるべきことは何か」を目標から逆算し、重要度と緊急度でタスクを分類して優先順位を整理した
・面接が入りやすい日中の時間を就活に全振りするため、アルバイト先に交渉。柔軟にシフトを組み替えてもらった
・サークルでは進捗を可視化する共有シートを導入。適宜声掛けやサポートをおこない、進行管理に努めた
【結果どうなった?】
・学業やアルバイトをこなしながらも早期に複数社から内定を獲得できた
⇒周囲に働きかけてリソースを最適化する「ビジネスに直結する調整力」がGOOD!
仕事においては、計画が予定通りに進むことのほうが珍しいもの。
だからこそ「想定外のことが起きたときどう軌道修正したか」を詳しく伝えられると、高い管理能力がある人材として評価されるでしょう。