目次
- 自己紹介動画は第一印象が大事! 自分ならではの表現を意識しよう
- 企業が自己紹介動画をもとめる3つの意図を知ろう
- ①学生の熱意や意欲を見たい
- ②書類だけでは伝わらない魅力を知りたい
- ③選考を効率化したい
- 自己紹介動画で重要な第一印象を決定づける5つの要素を把握しよう
- ①身だしなみを整える
- ②ヘアスタイルで清潔感をだす
- ③表情豊かに話す
- ④ハキハキと声をだす
- ⑤背筋を伸ばして姿勢を正す
- 時間別に解説! 自己紹介動画で盛り込むべき内容を理解しよう
- 30秒自己紹介
- 1分自己紹介
- 3分自己紹介
- 提出までの流れを理解しよう! 自己紹介動画の作り方
- ①指定時間に合った原稿を作る
- ②練習をおこなう
- ③動画を撮影する
- ④動画を確認する
- ⑤期限に余裕をもって提出する
- 周りと差をつけよう! 自己紹介動画を上手く撮るコツを解説!
- ①静かな室内で撮影する
- ②自然光を入れる
- ③白やライトグレーのシンプルな背景を選ぶ
- ④スマホは三脚やスマホスタンドで横向きに固定する
- ⑤撮影する際は構図にこだわる
- 時間別の例文をチェックして自己紹介動画を作成しよう
- OK例文①30秒自己紹介
- OK例文②1分自己紹介
- OK例文③3分自己紹介
- NG例文①30秒自己紹介
- NG例文②1分自己紹介
- NG例文③3分自己紹介
- 自己紹介動画を作成する際の3つの注意点を把握しておこう
- ①撮影前には提出スペックは必ず確認する
- ②カンペは丸読みしないように
- ③噓の内容を話さないこと
- アイテム活用でレベルアップ! 自己紹介動画の撮影時のおすすめアイテム
- 自己紹介動画で周りと差をつけて選考を勝ち抜こう!
自己紹介動画は第一印象が大事! 自分ならではの表現を意識しよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「自己紹介動画の作成方法を教えてください。」
「どうすれば高評価をもらえる自己紹介動画が作れるでしょうか? 」
といった質問を受けます。近年、新型コロナウイルス感染症の流行により、オンライン選考を導入する企業が増加しています。
しかし、いきなりカメラに向かって自己紹介をすると言っても緊張して、何を話せばいいか迷ってしまいますよね。新しく導入された採用方法だからこそ、前例が少なく戸惑ってしまうかもしれませんが、ポイントをおさえれば採用担当者に伝わる自己紹介動画が作成できます。
この記事では、効果的にアピールできる自己紹介動画の作成ポイントについてお伝えしていきます。自己紹介動画の作り方がわからないという学生の皆さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
また、録画面接についてはこちらの記事で解説しています。
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企業が自己紹介動画をもとめる3つの意図を知ろう
自己紹介動画を作成する前に、企業が自己紹介動画をもとめる意図を知りましょう。企業が自己紹介動画をもとめる意図を知ることで、企業の意図に則した動画を作成しやすくなります。
反対に、作成前に企業の意図を理解していないと、自分本位な動画になってしまったり、効果的にアピールできなかったりする可能性があるため注意が必要です。それでは、企業が自己紹介動画をもとめる3つの意図をチェックしていきましょう。
①学生の熱意や意欲を見たい
企業側は、書類選考からでは確認することができない、学生が持つ熱意や意欲を確認する目的があります。動画であれば学生の表情・声・雰囲気から、より熱意や意欲が伝わってくるため、選考フローに組み込んでいる企業も増えています。
書類選考に比べ実際に表情なども確認することができるだけでなく、ES(エントリーシート)のように記載内容を使いまわすことが難しく準備が必要になるため、より具体的に学生の熱意を確認することができるでしょう。
②書類だけでは伝わらない魅力を知りたい
履歴書やESなどの応募書類だけではその学生の人柄や雰囲気を正確に読み取るのは難しく、採用のミスマッチを引き起こす可能性があります。
たとえば「企業の社風に合うか」「入社後に活躍できそうか」などは、文章化された情報だけでは判断しきれません。動画であれば学生の人柄や雰囲気を直接見て感じられるため、書類だけでは伝わらない魅力を知ることができます。
③選考を効率化したい
企業は優秀な人材を確保したいですが、すべての学生と面接をすることはできません。特に人気企業は応募者が多く、面接する学生の数を絞る必要があります。しかし、書類選考だけでは学生の魅力やポテンシャルを見落としてしまう可能性があり、企業とマッチする人材を取りこぼしてしまうかもしれません。
動画であれば短時間で学生の魅力や人柄を知ることができるため、選考の効率化が図れます。複数の面接官がいる場合、同じ学生の動画を視聴することで選考の公平性も保てるでしょう。
「とりあえずエントリー」な学生をふるいにかけたい
人気の企業には「とりあえずエントリー」をする学生が少なからず存在します。企業としてはより採用に直結する学生を優先的に確認していきたいという想いがあるため、応募者数を絞るためにも自己紹介動画の提出をもとめるケースもあります。
動画であれば話している姿勢や雰囲気から志望度の高さを判断しやすいため、志望度の低い学生をふるいにかけることができるでしょう。
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自己紹介動画で重要な第一印象を決定づける5つの要素を把握しよう
高評価を得るためには第一印象が大切です。自己紹介動画は限られた時間のなかで、自分が「企業の社風と合っている」「面接で直接会ってみたい」などポジティブな印象を持ってもらう必要があります。
自己紹介動画は、時間が限定されているため面接以上に第一印象が重要です。基本的な部分をおさえ、良い印象を持ってもらえるように意識しましょう。
①身だしなみを整える
身だしなみが整っていないと、だらしない印象を与えてしまいます。身だしなみを整える際は、鏡でチェックするだけでなく、カメラを通じてどのように見えるかも確認することが大切です。完璧だと思っていても、カメラを通すとスーツがよれていたり顔色が悪く写ったりすることもあります。
スーツのシワやシミはもちろん、動画を撮影したときに地味すぎないか、反対に派手すぎないかをチェックすることも重要です。動画は対面時よりも暗く写ったり華やかに写ったりすることがあるので、企業の社風に適しているかも併せてチェックしましょう。
就活の身だしなみのポイントについてはこちらを参考にしてみてください。
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②ヘアスタイルで清潔感をだす
ヘアスタイルは清潔感のあるものにしましょう。前髪が伸びすぎていたり、ボリュームが多すぎたりすると、顔に影がかかり暗い印象を与えてしまう可能性があります。表情がみえるよう前髪を短くしたり、顔に髪の毛がかからないようにしたりすることも大切です。
鏡でみたときは問題なくてもカメラを通すと暗く写ってしまうこともあるため、撮影前はカメラ越しにもチェックしてくださいね。
就活のヘアスタイルのポイントはこちらを参考にしてみてください。
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③表情豊かに話す
動画を撮影する際は、表情豊かに話すよう心がけましょう。カメラに向かって話をすると、対面時よりも表情が乏しくなりがちです。自分では笑顔を心がけていても、実際に見てみると淡々と話していて暗い印象を受けることもあるでしょう。
企業側は、動画を通じて学生の熱意や意欲も確認しています。表情が乏しいと「志望度が高くないのかな」「企業の社風と合わないな」など、ネガティブな印象を与えてしまう可能性があるので注意が必要です。
④ハキハキと声をだす
ハキハキと声をだすことも重要です。動画ではマイクを使って音声を録音するため、音がこもってしまうことがあります。せっかく良い内容でも、何を言っているのかわからなかったり声色が暗く聞こえてしまったりしては魅力を最大限に伝えられません。
好印象を与えるためには、言葉の1つひとつを相手に伝える気持ちではっきりと話すことが大切です。また、淡々と話すのではなく、抑揚をつけることで感情や熱意が伝わりやすくなるでしょう。
⑤背筋を伸ばして姿勢を正す
動画を撮影する際は、背筋を伸ばして姿勢を正しましょう。背筋が曲がっていたり、猫背になっていたりすると「元気がなさそう」「自信がなさそう」といったネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。好印象を与えるためには、背筋を伸ばし胸を張って座るようにしましょう。
正しい姿勢を保つためにも、動画を撮影する際はきちんと椅子に座りましょう。足元まで写らなくても、足の裏を床につけ、骨盤を立たせるよう意識して座るのがポイントです。正しい椅子の座り方をすることで自然と姿勢もよくなります。
時間別に解説! 自己紹介動画で盛り込むべき内容を理解しよう
自己紹介動画で盛り込むべき内容は、指定時間によって異なります。自己紹介動画には、指定時間があることが多く、限られた時間のなかで適切な情報を伝えなければなりません。話が脱線して時間をオーバーしてしまったり内容が薄く指定時間よりも短くなってしまったりすると、ネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
動画を撮影する際は、事前に話す内容をまとめておきましょう。カメラの前でいきなり話そうとしても、内容がちぐはぐになってしまったり、情報の過不足が生じてしまうこともあります。きちんと相手に伝わる内容にするためにも、事前に精査することが大切です。
30秒自己紹介
30秒の自己紹介では、下記の内容を盛り込みましょう。
- 簡単な挨拶
- 大学名、学部、学科
- 氏名
- 趣味、学問、バイト、サークルなど特に時間を割いている活動の概要
- 意気込み
台本を作る際は、おおよそ100文字程度にまとめます。
30秒ですべての内容を伝えるには、きちんと内容を精査する必要があるでしょう。特に力を入れた活動の概要や意気込みなどは話が長くなってしまいがちです。なるべくキャッチーで、印象に残るようなワードを選び、企業側に会いたいと思ってもらえるよう工夫してみましょう。
自己紹介で趣味について話すときの内容や伝え方について、こちらの記事で詳しく解説していますので、併せて参考にしてみてください。
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1分自己紹介
1分の自己紹介では、下記の内容を盛り込みましょう。
- 簡単な挨拶
- 大学名、学部、学科
- 氏名
- 趣味、学問、バイト、サークルなど特に時間を割いている活動
- 意気込み
台本を作る際は、200〜300文字程度にまとめます。
30秒の自己紹介動画では、学生生活で特に時間を割いている活動について概要部分にしか触れていませんでしたが、1分の自己紹介動画では、具体的なエピソードを簡潔にまとめてアピールしましょう。ただし、内容を盛り込みすぎると指定時間をオーバーしてしまう可能性があるため、自己紹介の範疇に収めるのが大切です。
また、1分の自己紹介動画では、学生生活で特に時間を割いている活動や意気込みについての内容を厚くしたいため、挨拶や自己紹介の部分は簡潔にまとめましょう。
3分自己紹介
3分の自己紹介では、下記の内容を盛り込みましょう。
- 簡単な挨拶
- 大学名、学部、学科
- 氏名
- 出身地
- 趣味、学問、バイト、サークルなど特に時間を割いている活動
- 会社に関心を持ったきっかけや、チャレンジしたい仕事
- 意気込み
台本を作る際は、500〜700文字程度にまとめます。
3分という時間は、想像よりも長く感じるでしょう。自己PRを厚くするために、具体的な内容を盛り込み過ぎると話がまとまりづらくなってしまいます。もとめられているものは、あくまで自己紹介動画のため自己PRに偏った内容にならないよう注意が必要です。
自己PRだけでなく、志望動機や入社後の活躍について触れるのも良いでしょう。入社後の活躍するイメージを持ちやすいだけでなく、人柄やタイプを知るためにも重要な情報になります。
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自己紹介動画は時間別に数パターン準備しておきましょう。企業によって自己紹介動画の指定時間は異なるため、1つのパターンしか準備していないと大幅に時間が余ったり、時間切れですべての内容を伝えられないケースもありますよ。
また実際の面接でも「1分程度で自己紹介をしてください」というふうに、自己紹介の時間制限が設けられる場合もあるでしょう。指定された時間より自己紹介が大幅に短かったり長かったりすると「指示に従えない学生なのかな」とマイナス評価になってしまうので、時間別に自己紹介を伝えられるように準備してくださいね。
提出までの流れを理解しよう! 自己紹介動画の作り方
それでは、自己紹介動画はどのように作ればいいのでしょうか。自分自身を効果的に知ってもらうためには、ただ動画を作成するのではなく、きちんと事前準備ができているかどうかが重要となります。
いきなり動画を撮影しても、話の内容がまとまっていなかったり情報に過不足があったりすれば、本来の魅力を伝えきれません。効果的な自己紹介動画を作るためには、提出までの流れを理解しておきましょう。
①指定時間に合った原稿を作る
まずは指定時間に合った原稿を作りますが、企業から質問内容が指定されている場合は、指定されているものをベースに作成しましょう。原稿を作る際は、原稿の文字数からどれくらいの時間で話せるか想定しながら原稿の文字数を調整することが大切です。
たとえば、30秒で話せる文字数はおよそ150〜250文字と言われており、内容を詰め込み過ぎると早口になってしまいます。早口になってしまうと、上手く言葉が聞き取れなかったり印象を損ねたりする可能性があるため、内容の厚さよりも伝わる原稿にするよう心がけましょう。
また、相手に伝わりやすい動画にするためには、話しやすい言葉で原稿を作成するのもポイントです。あまりかしこまり過ぎると、不自然だったり言葉に詰まってしまったりするので、撮影前に音読し違和感がないかチェックしてみましょう。
指定時間がなければ1分前後を意識する
指定時間がなければ、1分前後の内容にまとめられるよう意識します。時間が指定されていないからといって、長々と自己PRするのは相手の印象を損ねてしまいます。
反対に、短すぎても情報が不足したり意欲が伝わらなかったりするため、伝えたい内容を簡潔にまとめ、1分以内に収まるようにするのがベストです。
②練習をおこなう
原稿が完成したら練習をしてみましょう。「良い自己紹介動画を作成するには、完璧な原稿を作り暗記すればいい」と考える人もいるかもしれませんが、いくら原稿を覚えていても、実際に話してみると緊張したり言葉に詰まったりすることも少なくありません。
相手が聞きやすく魅力が伝わりやすい自己紹介動画を作成するためには、原稿を丸暗記するだけでなく、自分の言葉として話せるくらい練習することが大切です。本番を想定し、カメラの先にいる企業の担当者に伝える気持ちで練習に臨んでみましょう。
正しい言葉遣いについてこちらの記事で詳しく解説していますので、自分の言葉遣いが合っているか気になる学生は併せて読んでみてください。
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鏡の前で練習
練習をする際は鏡の前で練習してみましょう。自己紹介動画では、原稿の出来栄えも大切ですが、どのような表情で伝えるかも同じくらい重要です。どんなに良い原稿でも、表情が暗かったり覇気のない雰囲気だったりすれば第一印象の段階でつまづいてしまいます。
自己紹介動画で伝えられるのは、言葉での情報だけでなく表情や声色、全体の雰囲気も伝えることができるため、いいポイントは積極的にアピールすることが大切です。
キャリア
アドバイザー
自分がどんな顔で話しているのか、どのような表情だと相手に伝わりやすいかなどに注目しながら、鏡の前で練習してみてくださいね。
本番同様に撮影して練習
鏡の前で練習したら、次は本番同様に撮影して練習してみましょう。実際に撮影することで話すときの緊張も増し、これまでの練習では気づかなかった修正点が見つかるかもしれません。
たとえば、目が泳いでいたり声が聞こえづらかったりするなど、鏡の前での練習だけではわからなかったことも発見できるでしょう。
キャリア
アドバイザー
きちんと話せているかどうかはもちろん、姿勢は正しいか、身だしなみが整っているかなど、見た目のチェックも忘れずにおこないましょう。
③動画を撮影する
充分練習ができたらいよいよ撮影です。話す内容はこれまで練習した通りにおこなえば心配ありません。動画を撮影する際は、話す内容に加え相手に良い印象を与えられるような工夫にも注目してみましょう。
たとえば、撮影時の身だしなみです。身だしなみが乱れているとだらしない印象を与え、第一印象が損なわれてしまいます。清潔感のある印象を与えるためにも、スーツのシワやシミ、髪型に乱れがないか撮影前にカメラを通じて確認しましょう。
ほかにも、撮影環境が適切かどうかも重要です。天気によっては練習時より暗く写ったり余計なものが写り込んでしまったりすることもあるため、写りに問題がないかを確認しておくのも大切です。白かベージュの無地の壁を背景にし、撮影に関係ないものは片付けるか移動できないものは白い布を被せて隠すようにしましょう。
編集する必要はない
基本的に撮影した動画を編集する必要はありません。企業は優れた動画をみたいのではなく動画の内容を重視しているため、演出に凝る必要はないでしょう。明るさや音声に問題がある場合は、撮影する場所やマイクを調整すれば解決できるので、動画編集の知識がなくても十分に撮影できます。
動画編集が得意な方は、音量の調整やサイズ変更などをしてみやすいように工夫するのも良いでしょう。しかし、必ずしもできなければいけないわけではありませんので、難しい方は無理せずに内容重視の動画を撮影できれば問題ありません。
④動画を確認する
撮影ができたら必ず動画をチェックしましょう。動画をチェックする際は、下記のポイントをおさえられているか確認してください。
- 企業側から指定された質問に答えられているか
- 話の内容がわかりやすくまとまっているか
- ハキハキと話せているか
- 話すスピードは適切であるか
- 指定された時間内に収まっているか
- 自然な笑顔で話せているか
動画を確認する際は、友人や大学のキャリアセンターのスタッフなど第三者の視点からもチェックしてもらうと良いでしょう。自分では完璧だと思っていても、思わぬミスが発見できるかもしれません。
納得のいくまで何度も撮り直す
自己紹介動画は納得のいくまで何度も撮り直しましょう。動画はあなた自身を知ってもらうための重要なツールです。
ミスがあったり印象が悪く感じる部分があったりすると、ネガティブな情報がそのままあなたの第一印象になってしまいます。自身の魅力をきちんと伝えるためにも、動画は納得のいくまでこだわった方が良いでしょう。
⑤期限に余裕をもって提出する
すべての確認が終了したらいよいよ企業に提出します。企業に提出する際は、期限に余裕をもって提出しましょう。提出期限ギリギリになってしまうと、データにミスがあったりデータが消失してしまったりするアクシデントがあった場合、期限に間に合わなくなってしまいます。
また、ネットワークのエラーにより正しく提出できていない可能性もあります。きちんとデータが届いているか確認するためにも、企業へ一報入れましょう。届いているかの確認だけでなく、挨拶を添えることでよりていねいな印象を与えられます。
周りと差をつけよう! 自己紹介動画を上手く撮るコツを解説!
自己紹介動画を上手く取るには、撮影環境を整えたり、伝わりやすいよう工夫したりすることが大切です。撮影する環境が整っていないと、動画に余計なものが写り込んでしまったり、上手く情報が伝わらなかったりするので注意しましょう。
自己PR動画のコツはこちらでも解説しています。
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①静かな室内で撮影する
自己紹介動画を撮影する際は、静かな室内で撮影しましょう。周囲が騒がしいと何を言っているのかわからなかったり、雑多な印象を与えたりしてしまいます。テレビやラジオなど音が出るものは切っておくだけでなく、人がいないタイミングに撮影するのも良いでしょう。
人がいると、どうしても足音やトイレを流す音、話し声など自己紹介に関係ない音が入ってしまう可能性があります。
一度撮影をし、雑音が入らないかチェックするのも大切です。雑音が入ってしまう場合は、環境を整えてもう1度撮影し直しましょう。
②自然光を入れる
動画全体の明るさを調整するには自然光を入れるようにしましょう。部屋全体が暗いと、顔に影がかかって表情が見づらかったり暗い印象を与えたりする可能性があるため、動画の明るさにも注意する必要があります。
なるべく撮影は晴れた昼間におこない、自然光が入るよう工夫するのがおすすめです。自然光は、柔らかい光のため動画全体がフラットで明るい印象になります。特別な機材も必要ないので費用をおさえらえる点もメリットの1つでしょう。
自然光で撮影する際は9〜13時までの間がおすすめです。特に10〜11時、13〜14時は、光が斜めから差し込むのでより柔らかな印象になります。
動画撮影用のリングライトもおすすめ
明るい時間帯に撮影できなかったり室内が暗かったりする場合は、動画撮影用のリングライトを使用するのもおすすめです。リングライトとは、自撮りや動画撮影に使用される円形の照明器具のことで、被写体全体を照らしてくれるため影ができにくく動画全体を自然と明るくできます。
リングライトにはスタンドタイプとクリップタイプがありますが、動画撮影時にはスタンドタイプが使いやすいでしょう。自己紹介動画は、ある程度距離を取って撮影するので広範囲にライトを当てられるものがおすすめです。
③白やライトグレーのシンプルな背景を選ぶ
背景は白やライトグレーなどのシンプルなものを選びましょう。柄の入ったものや濃い色の背景は、背景に目がいってしまい集中できません。また、カレンダーやポスターなど自己紹介に関係ないものも外しておきます。撮影に関係ないものが写り込んでしまうとだらしない印象を与えてしまうので注意しましょう。
白い背景がない場合は白い模造紙や布を貼り、白い背景を作ることもできます。ぜひ活用してみてくださいね。
④スマホは三脚やスマホスタンドで横向きに固定する
自己紹介動画はビデオカメラやデジタルカメラなどがなくても、スマートフォンで撮影したもので充分きれいに撮影できます。ただし、スマートフォンは自立が難しいため三脚やスマホスタンドがあると便利でしょう。三脚やスマホスタンドがあればカメラの位置調整も簡単にできます。
スマホのカメラは縦向きにも横向きにもできますが、自己紹介動画を撮影する際は横向きで撮影しましょう。縦向きだと足元まで写ってしまったり、顔だけがアップになってしまったりするため、自己紹介動画を撮影するには不向きです。
⑤撮影する際は構図にこだわる
撮影する際は構図にもこだわりましょう。同じ内容でも、構図が変われば相手に与える印象も大きく異なります。企業に良い印象を与えるためにも撮影内容に合わせて最適な構図を選びましょう。
バストショットかミディアムショットがおすすめ
自己紹介動画には、バストショットかミディアムショットがおすすめです。
バストショットとは胸から頭の先まで写る構図のことです。顔がアップに写るので、明るい笑顔や表情によって気持ちを伝えたい場合に適しています。
ミディアムショットは腰あたりまで写る構図のことで、バストショットよりも引きの構図のため、身振りや手振りが見えやすいのが特徴です。フリップなどの小道具を使う際は、ミディアムショットの方がおすすめです。
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
自己紹介動画を撮影する際は、自己紹介の内容も大事ですが、部屋の明るさや構図などの撮影環境も非常に重要です。顔が暗く映ってしまったり雑音などで声が聞き取りづらい場合は、自己紹介の内容がどんなに良かったとしても企業から好印象を得ることは難しいでしょう。
動画の提出期限ぎりぎりになってしまうと撮影環境を整えることができず、「納得のいく動画を撮影できなかった……」と後悔することになりかねません。納得のいく動画を企業に提出するためにも、余裕を持ってカメラ映りを良くするコツをつかみ、安定した通信環境を整えたうえで撮影をしましょう。
自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!
自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。
そんな就活生に活用してほしいのが最新の「自己PR作成ツール」です。AIが自己PRを自動生成してくれるため、ネタがなく悩んでいたり、忙しい就活生にはぴったりです!
自己PRで悩んでいるなら、まずはツールを活用して自己PRの土台を完成させましょう!
時間別の例文をチェックして自己紹介動画を作成しよう
就活生
自己紹介動画を作る流れまでは理解できました。まず、台本を作ってみようと思うのですが、具体的にどのような文章にすれば良いかわかりません。
キャリア
アドバイザー
いきなり作ろうと思っても迷ってしまいますよね。それでは、自己紹介動画の例文を解説していきます。
自己紹介動画の台本は、動画の質を左右するほど重要なポイントです。次は時間別の例文を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
OK例文①30秒自己紹介
はじめまして。○○大学××学部△△学科の□□と申します。大学では経済学を専攻しています。
趣味はサッカーで、小学生の頃から12年間続けています。御社の顧客に寄り添った営業スタイルに魅力を感じ志望しました。本日はよろしくお願いいたします。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリア
アドバイザー
自己紹介として伝えるべき内容が簡潔にまとまっていますね。趣味の部分では、具体的な数字が入っておりイメージしやすいでしょう。
OK例文②1分自己紹介
はじめまして。○○大学××学部△△学科の□□と申します。大学では経済学を専攻しています。
趣味はサッカーで、小学生の頃から12年間続けています。現在はサッカー経験を活かし小学生向けのサッカー教室で、コーチのアルバイトをしています。アルバイトでは、小学生の目線になってわかりやすく教えられるよう心がけています。
御社の顧客に寄り添った営業スタイルに魅力を感じ、これまで人とのかかわりを大切にしてきた経験を活かせると思い応募しました。本日はよろしくお願いいたします。
キャリア
アドバイザー
基本的な情報に加え、性格や人となりがわかる情報が追加されていますね。アルバイトに対する意識や大切にしていることなど、仕事に通じるエピソードが織り交ぜられている点も良いでしょう。
自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう!
OK例文③3分自己紹介
はじめまして。○○大学××学部△△学科の□□と申します。大学では経済学を専攻しています。
私は小学生の頃から12年間サッカーを続けております。現在は大学のサッカーサークルに所属すると同時に、アルバイトで小学生向けのサッカー教室でコーチのアルバイトもしています。
2年次には、サッカーサークルのメンバーと小学生向けのサッカーイベントを企画し、運営から集客までをおこないました。集客では、アルバイト先の子どもたちや保護者にチラシを配ったり、SNSでイベント情報を発信したりして当日は30名の小学生が参加してくれました。
イベントを企画運営したのは初めての経験でしたが、サークルのメンバーだけでなくアルバイト先の理解や子どもたち、保護者の方々に協力してもらえたことで成功できたと思います。私はイベントを通じ、人と人とのつながりの大切さを学びました。このように、私は人とのつながりを通じ、新しいものを生み出したり挑戦したりすることが好きです。
御社の顧客に寄り添った営業スタイルに魅力を感じ志望しました。本日はよろしくお願いいたします。
キャリア
アドバイザー
3分の自己紹介の目安は、500〜700文字です。基本的な情報のほかに、あなたの性格や人柄が伝わるような、具体的なエピソードを織り交ぜましょう。成果だけでなく、エピソードから学んだことなどを加えてみてくださいね。
NG例文①30秒自己紹介
はじめまして。○○大学××学部△△学科の□□と申します。大学では経済学を専攻しています。
趣味は、サッカーと、読書と、旅行と、ショッピングです。御社の顧客に寄り添った営業スタイルに魅力を感じ志望しました。本日はよろしくお願いいたします。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリア
アドバイザー
基本的な情報の部分は問題ありません。しかし、趣味の部分に統一性がなく、あなたの人となりが伝わりづらくなっています。多くの情報を出すよりも、1つの情報を掘り下げるようにしましょう。
NG例文②1分自己紹介
はじめまして。○○大学××学部△△学科の□□と申します。大学では経済学を専攻しています。
○○教授のゼミに所属しています。ゼミでは××の研究をおこなっており、△△の分析やデータの解析にも携わっていました。卒論では□□について研究し、論文を作成しています。
御社の顧客に寄り添った営業スタイルに魅力を感じ志望しました。本日はよろしくお願いいたします。
キャリア
アドバイザー
大学で学んできたことが中心となっており、あなたの性格や人となりがわかる情報が不足しています。あなたが経験して感じたこと、大切にしてきたことなどを織り交ぜてみましょう。
NG例文③3分自己紹介
はじめまして。○○大学××学部△△学科の□□と申します。大学では経済学を専攻しています。
私は大学のサッカーサークルに所属しています。2年次には、私の発案で小学生向けのサッカーイベントを企画し、運営から集客までをおこないました。メンバーと力を合わせて集客した結果、当日は30名の小学生が参加してくれました。
小学生や保護者からの好評化だったため、翌年の開催も決定しました。翌年は、スタッフの人数も増やし、イベント規模の拡大を計画しました。その結果、去年の倍の60名の子どもたちが参加してくれました。去年参加してくれた小学生だけでなく兄弟や友達を連れてきてくれたのが、参加人数増加に大きく影響しました。保護者からもまた来年もやって欲しいという声をいただき、サッカーサークルの伝統イベントとして後輩にも受け継いでいきます。
御社の顧客に寄り添った営業スタイルに魅力を感じ志望しました。本日はよろしくお願いいたします。
キャリア
アドバイザー
イベントの企画や達成したことなど、内容が結果だけに偏っています。イベントを運営する中で心がけたことや、イベントを通じて学んだことなど、パーソナリティに関係するエピソードも入れてみましょう。
自己紹介動画を作成する際の3つの注意点を把握しておこう
自己紹介動画は、あなたの性格や人となりを伝えるためのツールです。作成時にミスがあったり、誤りがあったりすると、相手にネガティブな印象を与えてしまう可能性があるため注意しましょう。ミスを未然に防ぐためにも、事前に自己紹介動画を作成する際の注意点を把握しておくことが大切です。
次は、自己紹介動画を作成する際の注意点を3つ紹介します。あなたの魅力が正しく伝わる動画を作るためにも、ぜひチェックしておきましょう。
①撮影前には提出スペックは必ず確認する
自己紹介動画を撮影する際は、事前に提出するスペックを必ず確認しましょう。主に確認するべきスペックは以下の通りです。
- 動画の形式(MOV、MP4など)
- 画面のサイズ
特に動画の形式が間違っていると、パソコンやスマホで再生できない可能性があります。特にデジカメで撮影した動画は、MOVになることが多く、Android端末で再生できないことがあるため注意が必要です。
企業側がどのような環境で動画を確認するかわからないので、必ず指定の形式にそろえるようにしましょう。
②カンペは丸読みしないように
伝わりやすい自己紹介動画を作成するには、事前に台本を用意しておくことが大切ですが、撮影時にカンペを丸読みしないよう注意しましょう。カンペを丸読みしてしまうと、言葉に抑揚がなくなり、棒読みのようになってしまいます。
企業は、自己紹介動画を通じて学生の基本情報だけでなく、性格や人となり、雰囲気をみているため、言葉に感情がこもっていないと本来の魅力が伝わりづらくなってしまうでしょう。
自己紹介動画を撮影する際は、台本の内容を落とし込み、自分の言葉として伝えられるように練習することが重要です。カンペを用意しなくても良いくらい練習してみましょう。
③噓の内容を話さないこと
自己紹介動画に限らず、すべての選考で嘘の内容を話すのはやめましょう。嘘の内容は、一時的には自分を良いようにみせられますが、選考を重ねていくごとに嘘がバレてしまう可能性があります。運良く最後までバレなくても企業とのミスマッチを生み、結果としてお互いにとって有益な結果にならないこともあるため、選考では真実だけを伝えるようにしましょう。
ネガティブに聞こえることでも、言い方や視点を変えることでポジティブな印象を与えられます。たとえば引っ込み思案な性格も、ポジティブにとらえれば慎重な性格とも言えるでしょう。このように、ネガティブな言葉もポジティブに置き換えれば、嘘をつかなくても相手に良い印象を与えられます。
面接ネタになるので一貫性を持たせる
自己紹介動画は、その後の面接のネタにもなるため情報には一貫性を持たせるようにしましょう。たとえば、自己紹介動画で「趣味はサッカーです」と言っているのに、面接で違った趣味を言ってしまうと、自己紹介動画とのつながりがズレてしまいます。
面接では、自己紹介動画の内容を掘り下げるためにも、内容に一貫性を持たせるように心がけましょう。
アイテム活用でレベルアップ! 自己紹介動画の撮影時のおすすめアイテム
動画を撮影する際に、小道具となるアイテムを使うのもおすすめです。動画撮影時に使えるアイテムには以下のようなものがあります。
- フリップボード
- 制作物や成果物
- 部活やアルバイトのユニホーム
フリップボードには、大学名や学科、氏名、学生生活で時間を割いていた活動、意気込みなどをシンプルに書きましょう。あまり情報が多いと読みづらく逆効果になるので注意が必要です。
制作物や成果物は、大学で学んだことや学生生活で成し遂げたことです。口頭で説明するよりも目で見た方がわかりやすい場合に活用すると良いでしょう。
部活やアルバイトに注力していたことをアピールするには、ユニホームを着用するのもおすすめです。ただし、企業側からスーツ着用の指定がある場合はスーツを着て撮影してくださいね。
キャリアアドバイザーコメント石川 愛プロフィールをみる
自己紹介動画ではアイテムを使うことで視覚的に訴えることができます。とくに自分がアピールしたいことや、過去の経験を伝えるのに効果的ですよ。
たとえば絵や書道、写真、手芸品や美術作品など、趣味について実物を見せることでイメージがつきやすくなるでしょう。またボランティア活動やスポーツ大会で活躍しているときの写真を見せることで、自分の人となりを知ってもらうことに役立ちます。
しかし、アイテムを使用する際はあれもこれも並べ立てるのではなく、1つに絞るようにしましょう。また、画面ではなくアイテムばかりをずっと見ていると自信がなさそうに見えてしまうため、目線はカメラに向けることを意識してくださいね。
自己紹介動画で周りと差をつけて選考を勝ち抜こう!
自己紹介動画は学生の基本的情報だけでなく、性格や人となり、雰囲気を知るために用いられる選考ツールです。オンライン選考を導入する企業が増え、自己紹介動画を選考に取り入れる企業も増加しています。
自己紹介動画で周りと差をつけるには、事前準備が重要です。30秒の動画であっても何の用意もせずに撮影すれば、緊張して話す内容が飛んでしまったり言葉を噛んでしまったりして、上手く伝えられないこともあるでしょう。
動画を撮影する際は、事前に指定された時間に合った台本を用意し、自分の言葉で伝えられるまで練習しましょう。自信の魅力が伝わる自己紹介動画を作成してくださいね。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
上述したとおり企業が自己紹介動画を導入する理由はいろいろありますが、とくに効率的に自社にマッチした人材を見極めたいという気持ちが大きいでしょう。
企業は多くの時間とコストをかけて採用をおこなっているため、できるだけ効率的に自社に合った学生を採用し活躍してほしいと考えています。そのため書類選考の手軽さと面接の正確さを兼ね備えた自己紹介動画で、自社に合う学生を採用しようとしているのです。
もちろん自己紹介動画は面接よりも短時間なうえ、直接会話をする訳ではないので、面接ほど学生について理解はできません。しかし人柄や雰囲気、コミュニケーション能力や意欲など書面だけではわからないことを知ることができるので、効率的に優秀な学生を採用したいと考える企業にとって魅力的といえますね。