目次
- 「寛容なこと」を自己PRにする学生への企業からの印象
- 評価につながる経験
- 注意点
- 言い換えられる言葉
- おすすめの業界・職種・会社
- 自己PRで「寛容なこと」はどう伝えるべき? キャリアアドバイザーがアドバイス!
- 26卒内定者の例文を紹介|アドバイザー解説付き
- 【内定者例文】26卒 新潟大学 人材業界
- 「寛容なこと」を題材にした自己PR例文2選!
- ①トラブルを冷静に対処した経験の例文
- ②双方の意見の落としどころを探って事態を解決させた経験の例文
- 「寛容なこと」を自己PRにしたい人はこちらの記事もチェック!
- 「寛容なこと」を自己PRにする学生へのリアルな印象
- 「人の顔色をうかがっているだけ」と思われないためのコツ
- 実例に基づいたキャリアアドバイザーからのアドバイス
※この記事では、現役キャリアアドバイザーに独自インタビュー。インタビューの音声データをもとに生成AIを駆使しながら再構成し、社内の編集者が編集・チェックしています。
インタビューでは「寛容なこと」を自己PRにしようとしている学生を想定して編集者が質問。
「『人に対して寛容であること』は自己PRとして弱いですか?」
「人の顔色をうかがっているだけと思われないでしょうか」
といった多くの学生が抱えがちな質問について聞いています。また面談のなかで実際に学生に伝えるアドバイスもたくさん紹介しているので、ぜひチェックしてください。
就活のプロの意見を参考に、好印象につながる自己PRの伝え方について理解を深めましょう。
また基本的な自己PRの書き方や押さえるべき注意点を知りたい人は、以下の記事も読んでみてください。
自己PRの書き方|就活中の大学生必見の例文5選をアピール別に紹介
「寛容なこと」を自己PRにする学生への企業からの印象
異なる意見を柔軟に受け入れ、チームの雰囲気を良好にできそう
「嫌われることを恐れて厳しく指導できない人」という印象が強い
評価につながる経験
- 感情的なクレームに対して「自分側に落ち度があるとしたら」という視点で考え、次回の来店時に10%オフになるクーポンを提供。最小限のクレーム対応に収めつつ、次回来店につなげた
- 後輩がミスした際、相手を責めずに「なぜミスが起きたのか」を後輩と一緒に考え、再発防止につなげた
- 無理な要望を伝えてくる相手のことも否定せず、寛容さを発揮して丁寧に話を聞き、お互いが納得できる落としどころを提案した
- 意見が対立し合う場面でも怒らず寛容に相手の考えを聞くことで、本音で話し合える環境を保ちながら課題を解決した
「寛容」の基準やレベル感は人によってまちまち。
どの程度の寛容さなのかわかりやすくするためにも、
・プレゼンの発表前日に連絡不通になったメンバーを責めずにフォローし、全員で最高評価を獲得した
・新人バイトが同じミスを何度も繰り返した際も見放さずに根気強く向き合い、半年後にリーダーになるまでサポートした
といった客観的な成果がわかるエピソードがほしいですね。
注意点
- 「責めない」だけでは、ただの無関心ととらえられてしまう
⇒「トラブルの際も感情的にならず冷静に対処した」「相手の言い分を聞いたうえで改善策を一緒に考えた」という主体的な行動を語る
- 寛容という言葉は評価軸があいまいなため「自称」の域を出ない印象を受けてしまう
⇒「本音で話し合える環境を作る力」など、ビジネスで再現性のある言葉に言い換える
言い換えられる言葉
- 状況を冷静に受け止めて解決まで導く力として評価されやすい
おすすめの業界・職種・会社
- 「〇万以内に収めてほしい」「このこだわりは譲れない」など、顧客からの要望が多い環境
- 無理な依頼に対してもまずは受け止めたうえで、納得感のある落としどころを見出す姿勢が評価される
- 理不尽なことや突発的なトラブルに対しても、感情的にならずに、一定流すことが求められる環境
- 相手を否定せずに受け入れ、前向きにサポートする力が評価につながりやすい
自己PRで「寛容なこと」はどう伝えるべき? キャリアアドバイザーがアドバイス!
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!そのまま伝えるだけでは評価されにくい!
意味が近い言葉に言い換えよう
私の経験上、「寛容」という自己PRは企業ウケが今ひとつだと思います。
というのも仕事においては、ときに厳しく指導したり、譲れないラインをはっきりと主張したりする必要のある場面が多々あるから。
そのため「寛容=人の失敗を責めない」という姿勢は、場合によっては問題視されるケースもあるのです。
もしどうしても「寛容」を自己PRにしたいという学生がいたら、私なら「トラブルがあっても冷静に対処できる力」といったビジネスを意識した言葉に言い換えようとアドバイスします。
好印象につながる! 「寛容さ」の自己PR例
【どんなトラブルが起きた?】
・アルバイトで時間帯責任者をしていた際、新人がミスをしたことによりクレームが発生し、現場の雰囲気が険悪になってしまった
【どう冷静に対処した?】
・決して感情的にならず、「なぜこのミスが起きてしまったのか」を時系列を追って詳細に確認した
・そのうえで、二次クレームを防ぐために人員配置や優先業務を見直し、周囲へ指示を出した
【結果どうなった?】
・無事に現場を立て直し、以降のミスを未然に防ぐことができた
⇒ミスを許して終わるのではなく、冷静に状況を受け入れて解決策を講じられている点がGOOD!
このように、感情的になりやすい場面でも動じず冷静に対処できる力のある人は、特に顧客とのすり合わせが重要な業界で特に重宝されるでしょう。
26卒内定者の例文を紹介|アドバイザー解説付き
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。
【内定者例文】26卒 新潟大学 人材業界
私の強みは、みんなの意見を聞いたうえで最善の案を考える力です。
この強みは、〇〇大学のグループワークで、メンバー間の意見の相違から進行が停滞した際に発揮しました。私は全員の意見を丁寧に聞き取り、それぞれの長所を活かせる役割分担を提案しました。
結果としてチームに一体感が生まれ、期限内に質の高い成果物を完成させることができました。
貴社でも多様な価値観を受け入れ、チームの力を最大化することで貢献します。
寛容さを活かしてチームに貢献できていることが伝わってくる例文ですね。特に以下の2点は評価ポイントです。
・「寛容」という言葉を「みんなの意見を聞いたうえで最善の案を考える力」とわかりやすい言葉に言い換えられている点
・意見を受け止めるだけでなく、それぞれの性質を活かせるような案を考え出せている点
このようにさまざまな意見を受け止めたうえで最良のアウトプットが出せる人は、チームを雰囲気を良くできる潤滑油のような存在として歓迎されるでしょう。
「寛容なこと」を題材にした自己PR例文2選!
①トラブルを冷静に対処した経験の例文
私の強みは、厳しい意見をぶつけられても冷静に受け止め、解決に導く力です。
ホテルのフロントでアルバイトをしていた際、システムのエラーでご予約いただいていたお部屋が確保できておらず、ご来館されたお客様から強いお叱りを受けたことがありました。
私はまず「楽しい気持ちに水を差してしまい、本当に申し訳ございません」と、お客様の怒りや悔しいお気持ちをしっかりと傾聴し、受け止めることを徹底しました。
その後すぐにお客様をラウンジへご案内して落ち着ける空間を作り、裏で支配人や清掃スタッフと連携を取りました。そして、空いていた別のお部屋をグレードアップしてご用意し、お詫びのフルーツをお持ちするというリカバリーをおこないました。
お叱りを受けても冷静に今できる最善の手を考え行動した結果、お帰りの際には「最初は怒ってしまったが、あなたの対応のおかげで良い旅行になった」と感謝のお言葉をいただくことができました。
この「ピンチの時ほど冷静に行動し、前向きな解決策を提示する力」を活かし、入社後もお客様やチームとの信頼関係を築いてまいります。
この例文の高評価ポイントは、以下の2点です。
・「お客様のご意見を受け止める」だけでなく、その後の行動まで具体的に語れている点
・リカバリーの結果、顧客と信頼関係を構築できたことをアピールできている点
「寛容」をテーマとした自己PRは「ただ受け入れただけ」に終始してしまいがちですが、この例文のように「その後の行動」と「結果」まで説明できれば、対応力のある人材として高く評価されるでしょう。
②双方の意見の落としどころを探って事態を解決させた経験の例文
私の強みは、お互いが納得できる落としどころを見つける柔軟な調整力です。
結婚式場のアルバイトで新郎新婦のサポートをしていた際、式の直前になって「披露宴の食事会場に愛犬を招きたい」というご要望をいただくことがありました。しかし、衛生上のルールで会場内に動物を入れることはできない決まりでした。
そこで私は「なぜそうしたいのか」という背景の思いを丁寧にヒアリングしました。すると、「愛犬も大切な家族だから、愛犬も含めてみんなでテーブルを囲みたい」という強いお気持ちがあることがわかりました。
そこで私は、「挙式前に特設のフォトスペースを作り、そこで愛犬と一緒に家族写真を撮る」「披露宴でその写真をスクリーンに投影する」という代替案を考え、上長の承認を取ったうえでお客様に提案しました。
その結果、「そこまで私たちの想いを考えてくれて嬉しい」と大変喜んでいただき、式を成功に収めることができました。
この「相手の背景を理解し、お互いが納得できる解決策を導き出す力」を活かし、入社後もチームをまとめる潤滑油として貴社に貢献してまいります。
顧客の意向を最大限汲もうとする、優しい気持ちが伝わる例文ですね。特に評価したいのは以下の2点です。
・顧客の要望を「ルールなのできません」と断るのではなく、最大限自分たちにできることを考える姿勢がある点
・可能な範囲の案を考えたうえで、上長にも相談のうえ無理のない提案できている点
このようにお客様第一で考え、お互いに無理のない案を考えて実行できる人は、特にホスピタリティが重視される業界で重宝されます。
「寛容なこと」を自己PRにしたい人はこちらの記事もチェック!
寛容な人は、思いやりや協調性を持っている場合が多い傾向にあります。思いやりや協調性を自己PRにしたい人は、以下の記事も読んでみましょう。
自己PR「思いやり」の作り方|経験別例文・注意点も解説
協調性は自己PRとして弱い? キャリアアドバイザーの本音を公開!
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個人的には、「寛容なこと」を自己PRにするのはやめたほうが良いと思います。
「何でも許す」というのは、裏を返せば「他人に無関心」「どうでも良いと思っている」ともとらえられますよね。
何か問題が起きたときもスルーしてしまうのではと心配になってしまいます。