目次
- 良い会社とは「自分が求める働き方を実現できる企業」
- 一般的に「良い会社」と言える5つの要素
- ①働きやすさと働き甲斐のバランスが良い
- ②業績が安定・成長している
- ③人間関係が良く雰囲気が自分に合っている
- ④評価制度とキャリアパスが明確に示されている
- ⑤企業理念が根付いている
- 現役キャリアアドバイザーに聞いた! 良い会社の条件
- 自分にとっての「良い会社」を見つける4ステップ
- ステップ①自分が仕事に求めるものを明確にする
- ステップ②希望に優先順位をつける
- ステップ③希望をかなえられそうな会社をピックアップする
- ステップ④実態を把握して判断する
- 【Q&A】「良い会社」についてよくある質問に回答!
- Q.大手でなくても良い会社なケースはある?
- Q.良い会社だと思って入社しても自分に合わないケースはある?
- 自分だけの「良い会社とは」の定義を明確にして後悔のない選択をしよう!
良い会社とは「自分が求める働き方を実現できる企業」
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活を控えた学生から、このような質問を受けることがあります。

就活生
良い会社とは「自分が求める働き方を実現できる会社」と言い換えることができます。
人によって希望の働き方は異なるため、一概に「この条件が合えば絶対に良い会社」と言えるわけではなく、自分の価値観と照らし合わせて判断する必要があります。
そこでこの記事では、一般的に「良い会社」と言われる組織の特徴を紹介したうえで、自分にとっての「良い会社」を見つける方法を解説します。
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一般的に「良い会社」と言える5つの要素
一般的に「良い会社」というと、働き方・業績・社風・評価制度・理念などの観点から「長く働き続けやすい環境が整っている会社」を指すことが多いですよ。
ここからは、「良い会社」の条件としてよく挙げられるものを具体的に紹介します。
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう
自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。キャリアアドバイザー監修の診断なので、あなたの強み、価値観、興味を多角的に分析し、最適な職種・業界を提案できます。
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①働きやすさと働き甲斐のバランスが良い
休むときはしっかり休むことができ、キャリアアップやスキルアップを目指していきいきと働くこともできる。
このような、働きやすさと働き甲斐のバランスがとれた組織が「良い会社」と言われることが多いです。
休みが多い・残業が少ないなどの「働きやすさ」だけでは、若手のうちにスキルがつかず、物足りなさにつながってしまうことがあります。
一方で、成長機会が多く「働き甲斐」があったとしても、しっかり休める環境がなければ長く働き続けられません。
- 有給消化日数が多い(目安:年間10日以上)
- 離職率が低い(目安:入社3年目までの離職率が2割以下)
- 研修や資格取得支援など、スキルアップを後押しする制度がある
- 若手にも裁量のある仕事を任せてもらえる
働きやすさだけを重視して就職先を選んだ結果、働くモチベーションが湧かず短期離職につながることも。
自分が働き甲斐を感じられそうかという観点を忘れずに就活を進めましょう。
②業績が安定・成長している
会社の業績の安定性や成長性も、働き続けやすさと大きく関係する項目の一つです。
業績が好調であれば給与や福利厚生などの待遇アップが期待できます。
また、事業が成長している会社では新しいプロジェクトやポジションが生まれやすく、その分キャリアアップ・スキルアップの機会にも恵まれますよ。
- 直近3〜5年の売上高・利益の推移が右肩上がり(または安定している)
- 業界内でのシェアや強みが明確である
- 主力事業だけに依存せず、複数の収益源がある
業績の推移のチェックは、企業研究のなかでも特に重要です。会社が公開している「IR資料」にしっかり目を通しましょう。
IR資料のチェックを含めた企業研究の具体的な方法についてはこちらの記事で解説しています。
実は簡単なIRの見方を紹介|最低限見るべき4項目とは
就活の企業研究を効果的にする4ステップ! 見本つきで実施法を解説
③人間関係が良く雰囲気が自分に合っている
職場の人間関係や雰囲気の良し悪しは、その会社での働きやすさを大きく左右します。
一般的に「働きやすい」と言われる会社は、社員同士が立場に関係なくフラットなコミュニケーションがとれ、困ったときに周囲に相談しやすい雰囲気がありますよ。
- OB・OGや面接官と自然にコミュニケーションを取れる
- 社員同士が役職や立場に関係なく意見を言いやすそう
- 学生の質問に対して誠実に答えてくれる
- 自社の課題も隠さず話してくれる
職場の雰囲気が自分に合うかは、ネットで調べてもわかりません。
OB・OG訪問や会社説明会などに積極的に参加し、実際に社員や面接官と交流して見極める必要がありますよ。
④評価制度とキャリアパスが明確に示されている
会社で5年、10年と長く働き続けるうえで非常に重要になってくるのが、会社の評価制度やキャリアパスです。
「何を頑張れば評価されるのか」「将来的にどのようなキャリアを歩めるのか」が明確に示されていると具体的な目標を持ちやすく、仕事へのモチベーションも維持しやすくなります。
- 評価基準や昇給の仕組みが明確になっている
- 役職・年次ごとのモデル年収が公開されている
- 社内公募制度など、希望する仕事に挑戦できる仕組みがある
- 階層別研修や資格取得支援など、人材育成制度が充実している
評価の仕組みや制度があっても、実際の職場で活用されていないこともあります。
そのため、実際に昇進・昇給した社員や育成制度を活用している社員がいるかなど、実態とあわせてチェックすることが大切です。
⑤企業理念が根付いている
企業理念が実際の事業内容や社員の行動指針にしっかり結びついている会社では、周囲と共通の目標や価値観を持って仕事に取り組みやすくなります。
また、自分の仕事が会社の目指す方向にどうつながっているのかを理解しやすいため、仕事の意義を感じながら働きやすく、モチベーションの維持にもつながりますよ。
- 企業理念が実際の事業やサービスに反映されている
- 理念に沿った行動が評価制度に落とし込まれている
- 会社説明会や面接で、理念と実際の仕事とのつながりを具体的に説明している
- 社員が自分の言葉で「自社の理念や存在意義」を語れる
どれだけ魅力的な企業理念を掲げていても、職場に浸透していないなら意味がありません。
理念の響きや印象だけで判断せず理念が実際の事業や社員の行動にどのように反映されているかという視点で会社を見ることが大切です。
就活ではあらゆるところで「優良企業を探そう」と言われますよね。こちらの記事では「優良企業」の定義や考え方について解説しています。あわせてチェックしてみてください。
いわゆる優良企業とはどのような会社なのでしょうか?|就活相談室
現役キャリアアドバイザーに聞いた! 良い会社の条件
今回、多くの学生の就職をサポートしてきた現役キャリアアドバイザーに、良い会社を見極める条件についてヒアリングしました。
その結果、見えてきたのは次の3つの要素です。
- 平均勤続年数が長い
- 年齢層に偏りがない(20代、30代、40代の社員が均等に定着している)
- 成長率が横ばいで安定している
このことについて学生がつい見落としがちなポイントもふまえて、後悔しない会社選びのコツを聞きました。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!社員の年齢層のバランスに注目!
20〜40代が均等にいる会社は働きやすい可能性大
どのような業界でも言える「ここだけは見ておくべき要素」としては、「平均勤続年数の長さ」と「社員の年齢層のバランス」が挙げられます。
20代、30代、40代の社員が均等に定着している会社は働きやすい環境が整っている証拠です。
逆に30代が極端に少なく、20代と50代ばかりの会社など、一定の層が極端に少なかったり多かったりする会社は、社員が定着せずに辞めてしまっている可能性が高いので注意しましょう。
成長率の安定感も注目ポイント!
また、見落とされがちですが「成長率が横ばいの会社」も実は良い会社の条件と言える要素の一つ。
右肩上がりの急成長が良いと思われがちですが、インフラ企業のように売上が一定で横ばいの会社は、時代が変わっても安定したニーズがあり、ビジネスモデルが完成されています。
業務がルーティン化されていて残業が少なく働きやすい環境が多いのが特徴です。
上場企業であれば、有価証券報告書などで継続的に黒字を出せているか(赤字になっていないか)を確認するとわかりやすいですよ。
自分にとっての「良い会社」を見つける4ステップ
一般的に「良い会社」と言われていても、実際に自分の強みや価値観との相性が良いかは別の話。
そこでここからは、自分にとっての「良い会社」を見つける方法を解説します。
ステップ①自分が仕事に求めるものを明確にする
「どのような会社が良いか」を考える前に、まずは過去の経験を振り返って、「自分がどういう状態でいるときに満足感を感じるか」を言語化しましょう。
自分が大切にしたい「仕事のやりがい」や「人間関係の距離感」など、仕事に求める希望の条件を見つけることができますよ。
- 学生生活で「楽しかった・やりがいがあった体験」を3つ書き出す
- 学生生活で「嫌だった・つらかった体験」を3つ書き出す
- それぞれの体験に対して「なぜ?」を3回掘り下げる
・やりがいがあった体験:アルバイトで新人マニュアルを作ったら喜ばれた
・なぜうれしかったか:誰かの困りごとを仕組みで解決できたから
・なぜそれが好きか:感謝を直接実感できて、自分の工夫が形になるのが好きだから
自分の行動や感情について「なぜ」と深掘りすることが何より重要です。
自分の価値観を見つけるきっかけになり、選考で自分について語るときの説得力にもつながります。
ステップ②希望に優先順位をつける
希望の条件が出揃ったら優先順位をつけて整理しましょう。条件の優先順位を明確にすることで、自分だけの「会社選びの判定基準(軸)」を固めることができます。
- 自分が仕事に求める条件(給与、勤務地、残業時間、成長環境など)を紙に書き出す
- 紙に書き出した条件から「絶対ゆずれない条件」を最大3つまで選ぶ
- 残りの条件から「できれば欲しい条件」を3〜5つ程度選ぶ
- 3で残った条件を「妥協できる条件」とする
「絶対ゆずれない条件」以外の条件は志望企業が多いときに絞り込む際の基準にしましょう。
あなたが受けないほうがいい職業は?
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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけで適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます。
自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。
ステップ③希望をかなえられそうな会社をピックアップする
次は、ステップ②で選んだ「絶対ゆずれない条件」をもとに、気になった会社をリストアップします。
自分の就活の軸に合いそうな「応募候補の会社」が明確になることで、目指すべき業界や企業規模などが見えてきますよ。
- 就職情報サイトや業界地図を用意する
- 「絶対ゆずれない条件」を満たしていそうな会社を15〜20社ほどリストアップする
- 各会社のホームページや求人票を探す
- なぜその会社が自分に合うと思ったか「仮説」を考えてメモに書く
・会社の特徴:若手からプロジェクトを任せる文化がある・チームでの協力体制も重視している
・満たせそうな条件:自分の「常に挑戦していたい」「仲間と一緒に頑張りたい」という価値観に合いそう
会社と自分の相性について仮説を立てるのがポイントです。
「仮説が正しいかどうか」という一歩引いた姿勢で企業研究をおこなうことで、応募すべき会社を冷静に判断することができます。
社会には、学生にあまり知られていないものの就職先として非常に魅力的な「隠れ優良企業」も存在します。こちらの記事では具体的な「隠れ優良企業」を厳選して紹介しているので、会社選びの際にぜひチェックしてみてくださいね。
隠れ優良企業を厳選35社紹介! 求人を見つけ出す4つのテクニック
関西の優良企業ランキング32選! 優良企業を見極めるポイントも解説
ステップ④実態を把握して判断する
最後に、実際の社員や会社の雰囲気を見て、ステップ③の仮説が正しいかを確かめましょう。
ネットの評判に惑わされず、職場と自分の相性を直感的に確かめることが大切です。
- OB・OG訪問やインターンシップ、説明会などに参加する
- 社員や面接官に自分の「絶対ゆずれない条件」に関する質問をして仮説が正しいか判断する
- 終了後に「直感的にワクワクしたか/違和感があったか」など感じたことをメモに残す
「絶対ゆずれない条件」に関するエピソードを聞くときは、相手が答えやすいように以下のような具体的な質問をすることが大切です。
- 人間関係を知りたいとき:「最近、チームで意見がぶつかったときにどう解決しましたか?」
- 成長環境を知りたいとき:「入社1〜2年目の社員が実際に任されている仕事の具体例を教えてください」
- 働きやすさを知りたいとき:「繁忙期の1日のスケジュールと、残業が増える時期の過ごし方を教えてください」
OB・OG訪問や説明会などの参加が難しい場合は、選考に応募して面接を受けてみるしかありません。
逆質問のタイミングで上記のような質問をして、面接官の反応や回答の様子に違和感がないかどうかで相性を判断しましょう。
質問の聞き方に迷ったときや具体的な質問が思い浮かばないときは、こちらの記事で紹介している、OB・OG訪問や一次面接の質問リストをぜひ活用してください。
OB・OG訪問の質問リスト一覧|質問力アップの秘訣やNG例も解説
一次面接の逆質問70選|好印象をつかむポイントやNG例も解説
【Q&A】「良い会社」についてよくある質問に回答!
最後に、良い会社の条件や探し方についてよくある質問に、キャリアアドバイザー目線で回答します。
「この会社に応募しても大丈夫かな」という不安を解消でき、会社選びの迷いを減らすことができますよ。
Q.大手でなくても良い会社なケースはある?
A.大手でなくても「良い会社」は確実に存在します。
良い会社というとCMでよく目にするような大手企業のイメージが強いかもしれませんが、自分の価値観(成長スピード、働きやすさ、自由度の高さなど)にマッチした組織であれば、それは会社の規模にかかわらず「良い会社」といえます。
たとえば中小企業のなかには、特定の分野で世界的なシェアを持つグローバルニッチトップ企業や、BtoBビジネスで安定した業績を誇る会社も数多く存在します。
中小企業は組織がコンパクトな分、若手のうちから裁量のある仕事やマネジメントを任せてもらいやすく、大規模な会社に比べて意思決定のスピードが速い傾向があります。
また、無理な組織拡大を目指さず利益を社員の給与や福利厚生に還元している会社や、転勤なしで長く働ける環境を整えている会社も少なくありません。
Q.良い会社だと思って入社しても自分に合わないケースはある?
A.世間的に「良い会社」であっても、自分に合わないケースは十分にあります。
世間的に「良い会社」「ホワイト企業」などと評価されていても、自分との相性が良いかどうかは別問題です。
たとえば、会社全体の雰囲気は良くても配属された部署の上司やチームと合わなかったり、会社の理念や事業内容に共感していても自分が日々担当する実務に魅力を感じられなかったりして、短期で退職する人もいます。
また、会社が採用活動で謳い文句として挙げている社内制度が実際の職場であまり運用されていないなど、就職の前と後で大きなギャップを感じて辞めるケースもあります。
そのため、「良い会社だと言われているから」という理由で就職先を決めるのではなく、OB・OG訪問やインターンシップ参加など、自分の足を使ってリアルな企業情報を集めてから就職先を選ぶことが大切です。
自分だけの「良い会社とは」の定義を明確にして後悔のない選択をしよう!
一般的に「良い会社」と呼ばれる条件はありますが、実際には誰にとっても「良い会社」はありません。
自分の過去の経験や強み、価値観、仕事に求める条件などを基準に、自分にとっての「良い会社」を探すことが重要です。
今回紹介した方法を参考に、自分だけの「良い会社とは」の定義を明確にして、心から納得できる就職先を見つけてくださいね。

良い会社に就職したいのですが、どのような条件で探せば良いかわかりません。