目次
- 柔軟性の自己PRは工夫次第で効果的なアピールになる
- 柔軟性を持つ学生は企業で重宝される
- 就活における柔軟性は2種類ある!
- ①新しい環境や人に対して素直に受け入れることができる力
- ②既存のルールに縛られず新たな発想や気づきを活かせる力
- 自己PRで柔軟性をアピール! 採用担当者に与える3つの印象
- イレギュラーな状況にも対応できる
- 新しい環境へ適応できる
- 物事に対して多角的な視点から意見できる
- 3ステップで簡単!柔軟性をテーマにした自己PRの伝え方
- 結論から話す
- 根拠になる柔軟性を発揮した具体的なエピソードを伝える
- 業務で柔軟性をどう活かせるのかで締める
- 自己PRで柔軟性が評価されやすい3つの職種
- ①インフラエンジニア
- ②秘書・受付
- ③商品開発職
- 自己PRで柔軟性をアピールする際のマイナスな印象
- 優柔不断な印象を抱かれてしまう可能性がある
- 主体性がないと思われやすい
- 印象ダウンを防ごう! 柔軟性をアピールするときのコツ
- 企業で活躍している社員の特徴に共通する柔軟性を選ぶ
- マイナスイメージをリカバリーできる行動を添える
- 自己PRで柔軟性をアピールする際のOK・NG例文10選
- OK例文①アルバイト経験
- OK例文②ボランティア活動
- OK例文③留学経験
- OK例文④サークル活動
- OK例文⑤長期インターン
- OK例文⑥部活動
- OK例文⑦ゼミ活動
- NG例文①優柔不断な印象がついてしまう
- NG例文②ただ周りの意見に合わせただけ
- NG例文③柔軟性の意味を履き違えている
- 採用担当者が求める柔軟性をよく見極めよう
柔軟性の自己PRは工夫次第で効果的なアピールになる
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。面接を控えた学生から
「柔軟性の自己PRはありきたりでしょうか?」
「柔軟性のアピール方法がわかりません」
という声が寄せられています。自己分析で柔軟性が自分の強みとわかっても、面接では「インパクトが弱い」「印象があまり良くないかも」と悩む学生もいるのではないでしょうか。
柔軟性の自己PRは工夫次第で効果的なアピールになります。企業が求める柔軟性の意味を把握せずにアピールしたり、具体的なエピソードがなかったりすると、柔軟性から派生する優柔不断や主体性のなさにつながる可能性もあります。
今回は柔軟性の自己PRで選考を進めるときに、自己PRの作成方法や他の学生と差をつけるためのコツを例文付きで解説します。すでに柔軟性の自己PRで選考を進めている学生は、自分のエントリーシート(ES)と見比べながら、読んでみてくださいね。
柔軟性を持つ学生は企業で重宝される
就活生
「柔軟性を自己PRのテーマとすると企業から良い評価を受けられないのでは?」と考える学生もいるのではないでしょうか。むしろ、柔軟性を持つ学生は企業で重宝されます。
マーケットや働き方の変化が変わっていく中で、今までのやり方に固執せずに臨機応援にその場に対応できる能力は業界や職種を問わずどんな企業でも求められているためです。
事実、dodaの調査によると、全体の約60%の企業が柔軟性を求める人物像に挙げています。柔軟性は、多くの企業から求められる要素といえるでしょう。
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就活における柔軟性は2種類ある!
柔軟性と言うと「何事にも柔軟に対応できる力」とあいまいなイメージを持つ人もいるかもしれません。ただ、就活においては明確な定義があり、企業によっては活躍している人材の特徴に近い場合が多いです。そこで就活における2種類の柔軟性を解説します。
①新しい環境や人に対して素直に受け入れることができる力
企業で実際に働き始めると、組織の新しい体制に慣れなければならない場面や、上司や先輩を始め新しい人間関係の中で他人の意見にも耳を傾けるべき場面もありますよね。
さまざまなバックグラウンドを持つ人が一緒に仕事をする中で入社して新しい配属先でも上手くやっていけたり、口論になりそうな場面でも相手の意見にしっかりと向き合うことができることは高く評価されます。こうした新しい環境や人に対して素直に受け入れることができる力は柔軟性と呼ぶことができるでしょう。
②既存のルールに縛られず新たな発想や気づきを活かせる力
ビジネスを成長させるには変化する顧客のニーズに対応して、改善を続けていかなければなりません。そこで与えられた業務をこなすだけでなく、状況に応じた工夫が必要です。
たとえば、営業職なら顧客によって売り込み方を変えてみたり、事務職なら効率化できる場面を見つけたら上司に提案したりするなど、既存のルーチンワークにとらわれずに自分なりの工夫を取り入れられる人材は企業でも重宝されるでしょう。
それが既存のルールに縛られず新たな発想や気づきを活かす力です。
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「柔軟性のアピールって無難かな」と不安に思う就活生もいるかと思いますが、現在、多くの企業が柔軟性のある学生を求める傾向にあるので、自信を持ってアピールしましょう。
現代社会では、顧客のニーズやライフスタイルなど、さまざまな周辺環境が日々変化し、企業は状況や必要に応じて素早く柔軟な対応しています。特に近年はコロナの影響で、これまでの価値観や働き方を大きく変えている企業が多くあるでしょう。たとえばこれまで毎日出社していた勤務スタイルが在宅やテレワークへと変化したり、また商品やサービスの提供について、従来とは異なる方法を模索したりと柔軟な対応に努めています。
そのため柔軟性をアピールする学生は、上述にもある「環境や人に対して素直に受け入れることができる」印象を持たれ、企業が求める人物像に近づくでしょう。さらに、具体的なエピソードや入社後に活かせる内容などを盛り込むことで、アピール度も高くなりますよ。
自己PRで柔軟性をアピール! 採用担当者に与える3つの印象
自己PRで柔軟性をアピールするのが不安な学生は、採用担当者に与える印象がわからないことが原因かもしれません。柔軟性は上手くアピールできれば、解説する3つの印象につながります。面接官に与える印象が企業が求める人物像に近いと、内定に近づける可能性が高いですね。
イレギュラーな状況にも対応できる
日頃の業務では臨機応変に対応しなければならない場面もあるかもしれません。
もし、接客業やカスタマーセンターでクレーム対応を求められる場面があったとします。そこで柔軟性があると顧客が求める回答ができたり、クレームに対して折衷案を取れたりするなど臨機応変な対応ができるので、うまく場を収められますね。
柔軟性をアピールすると、イレギュラーな状況にも対応ができると評価してもらいやすいですね。
新しい環境へ適応できる
柔軟性をアピールしたいと考えている学生は、新しい環境に適応するのが得意な人も多いのではないでしょうか。
柔軟性をアピールした場合は企業での働き方を吸収して、その企業独自のルールや環境にも早めに適応できると判断されやすいです。
会社で働くうえで、部署異動やチームメンバーの変更などで、環境が変わる場面はよくあります。そういった場合でも、環境や業務にあわせてすぐに活躍できる人材だという印象につながる可能性があるのでおすすめですね。
物事に対して多角的な視点から意見できる
柔軟性のない人は一つの方法しか認めれず、発想が一辺倒になりがちですが、柔軟性があると物事に対して多角的な視点から意見できると判断されやすいです。
チームで話し合う際に他の人のアイデアや意見を自分なりに咀嚼して新しい発想を生み出す力や、物事に対して多角的な視点から意見できる柔軟性は、今までになかった課題の解決方法や作業の効率化につながる力と捉えられるケースもありますよ。
3ステップで簡単!柔軟性をテーマにした自己PRの伝え方
就活生
柔軟性の自己PRを作成する方法がわかりません……。
キャリアアドバイザー
自己PRを手順通りに作成するだけで、柔軟性を効果的にアピールできます。そこまで難しくないので、まずは3つの手順通りに進めてみてくださいね。
柔軟性の伝え方には順番があります。今からお伝えする方法で一緒に柔軟性をテーマにした魅力的な自己PRを作ってみてくださいね。
結論から話す
まずは必ず結論から話しましょう。面接の時間は限られています。まずは、柔軟性の中でも自分がどんな柔軟性を持っているのかを端的にまとめて話しましょう。
採用担当者は前置きが長い自己PRを好まない傾向があるため、まずは結論から話すことをおすすめします。
柔軟性を言い換える
「どんな柔軟性かを定義することが難しい」という学生は、面接官にわかりやすいようにはじめから柔軟性を言い換えた言葉で表現するのも良いでしょう。
たとえば、「どんな環境にも適応できる力があります」など具体的に置き換えてみてください。ただ柔軟性があることを伝えるだけでは他の学生との差別化は望めません。自分が話しやすく、面接官にも伝わりやすい柔軟性の自己PRを考えてみましょう。
- 適応力がある
- 初対面の相手とすぐに馴染める
- 発想力が豊か
- 相手の意見に耳を傾ける
根拠になる柔軟性を発揮した具体的なエピソードを伝える
根拠になる柔軟性を発揮した具体的なエピソードを伝えましょう。
たとえば、
就活生
ゼミの活動では常に班員の意見に耳を傾け、全員のアイデアを取り入れた内容で発表を成功させました。
などは柔軟性があることを証明できる内容ですよね。
あなたの柔軟性がどんな場面で役立つのかを明確にするような、具体的なエピソードを必ず入れましょう。
業務で柔軟性をどう活かせるのかで締める
最後は業務で柔軟性がどう活かせるのかで締めてみてください。なぜなら、面接官はあなたの柔軟性が業務において再現性のあるものかを知りたがっています。
たとえば、「柔軟性を活かして周りの意見を取り入れつつ、顧客のニーズに沿った的確な提案をしていきたい」などの内容ですね。
具体的な仕事内容と結びつけると、業界や企業への理解度の高さが伝わりやすくなります。志望度の高さや熱意を評価してもらえる可能性が高まるかもしれませんね。
キャリアアドバイザー
志望度が高く、熱意のある人材は入社後もモチベーションを維持して、長期的に働くことができると判断されやすいですよ。
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自己PRで柔軟性が評価されやすい3つの職種
自己PRで柔軟性が評価されやすい職種を狙うのも一つの手段かもしれません。なぜなら、企業から評価される=適性がある可能性が高いためです。活躍できる可能性が高いので、特にやりたいことが決まっていない学生はこれから紹介する3つの職種を受けてみるのもアリかもしれませんね。
①インフラエンジニア
自己PRで柔軟性が評価されやすい職種は、インフラエンジニアです。
インフラエンジニアの業務は、外的な要因でトラブルが発生することが日常茶飯事です。復旧が遅れるとユーザーへの影響も大きくなるため、応急処置的な方法を探すなど柔軟性が求められます。
またIT業界はとくに情報の流れが速いので新しい物事を常に柔軟に吸収する姿勢が求められるでしょう。
インフラエンジニアの志望を検討する人はこちらの記事も読んでみてくださいね。
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②秘書・受付
自己PRで柔軟性が評価されやすい職種は、秘書・受付です。
秘書であれば業務をサポートする相手の急なスケジュール変更などにも対応する必要がありますし、受付も同様に急な来客の対応などに追われることもあるでしょう。
外部からの顧客に対して失礼がないように、自分でしっかりと考えてイレギュラーな状況にも対応できる柔軟性が必要になります。
③商品開発職
自己PRで柔軟性が評価されやすい職種は、商品開発職です。
商品開発職の仕事では、企画を進めていく際に自分が想定していないような意見をもらう場面もあり、必要な意見を取捨選択して、柔軟に他人の意見を取り入れながら良い商品を作る姿勢が求められます。
このような商品開発職では、自分だけのアイデアに固執する人より柔軟性のある人の方が評価されやすいでしょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
ほかにも、柔軟性が評価されやすい業界として接客業など対人的サービスを担う職種が挙げられます。顧客の要望や求めるサービスは画一的でないことも多く、マニュアルだけに頼って仕事をすることはまずないといえるでしょう。
たとえばホテルのコンシェルジュやウェディングプランナーの仕事に携わる人たちは、ときに自分たちが予想していないサービスを求められることもあります。その際は「会社の決まりだからできません」と断るのではなく、なるべく顧客の期待に応えられるよう柔軟な姿勢で方策を考えるのではないでしょうか。
対人的サービスは、年齢、性別、国籍とさまざまな違いを持った人を相手にすることが多いため、サービスを提供する人は、価値観の違いを受け入れ柔軟な対応をできる人が求められる傾向にあります。
自己PRで柔軟性をアピールする際のマイナスな印象
就活生
柔軟性の自己PRは企業から評価されやすいんですね! 安心しました!
キャリアアドバイザー
確かに評価されやすいですが、柔軟性を全面に押し出すとマイナスな評価につながってしまう可能性もあります。
就活生
なるほど……。リカバリーする方法を考えないといけませんね。
柔軟性を全面に押し出すとマイナスな側面も誇張してしまうかもしれません。バランスが重要になるので、まずは自己PRで柔軟性をアピールする際についてしまうマイナスな印象を把握しておきましょう。
優柔不断な印象を抱かれてしまう可能性がある
柔軟性のある学生は他の意見を取り入れる性質があります。悪く言えば、決定をするのが遅いという優柔不断とも言い換えられるかもしれません。
営業職で商談で売り込む商品を決めたり、商品開発職で必要な機能を取捨選択したりするなど、仕事では自分で決断しなければならない場面が多々あります。
柔軟性を十分にアピールできず「自分で判断することが苦手かもしれない」と思われてしまうと、入社後の業務に支障をきたすことを企業から危惧されてしまう可能性があります。
主体性がないと思われやすい
自己PRで柔軟性をアピールすると、主体性がないと思われる可能性があります。誰とでも合わせられる性質は自分の主張を抑えて、周りに流されていると捉える人もいるからです。
周りの社員の意見に合わせているだけでは企業の業績には貢献できません。そのため、主体性がない印象がつかないよう、アピール内容には組織やチームの中で自分が積極的に動いた経験などを盛り込んでおきましょう。
印象ダウンを防ごう! 柔軟性をアピールするときのコツ
前述した通り、柔軟性を全面に押し出すと優柔不断や主体性がないと判断されてしまうかもしれません。そこで印象ダウンを防ぎつつ、柔軟性をアピールするときのコツを解説します。
企業で活躍している社員の特徴に共通する柔軟性を選ぶ
まだ比較的就活の初期段階であれば、インターンや企業研究の際に、企業で活躍している社員の特徴にある柔軟性の定義を聞いておくのがおすすめです。
なぜなら、違うタイプの柔軟性をアピールしてしまうと、企業が求める人物像とマッチせず、採用を見送られてしまう可能性があるためです。
たとえば、新しい発想や気づきを柔軟性と定義している飲料メーカーで、組織で柔軟性に対応できる能力をアピールしても強い印象には残らないかもしれません。
そのため、企業で活躍している社員の特徴に柔軟性がある場合は、OB訪問で柔軟性の定義まで質問してみてくださいね。
マイナスイメージをリカバリーできる行動を添える
柔軟性から思い起こされるマイナスイメージを払拭するためには、主体的に行動を起こしたエピソードや大切な場面での決断力があることを伝えられるような具体例を挙げましょう。
学生生活の中で挙げるのであれば、特にインターンやボランティア経験は自発的に参加するものなので、主体性をアピールするにはおすすめのテーマですね。小さなエピソードでも構いませんので、自分の経験を振り返ってみましょう。
- 災害ボランティアに参加して、環境に順応して貢献できた
- 長期の営業インターンで初対面のクライアントと良好な関係を築けた
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
柔軟性をアピールすると「指摘などを受け入れられる」という印象がある一方で、捉え方によっては「変化に対応できる」といった印象を持たれることも考えられますね。人による受け取り方の齟齬を避けるためには、上述にもあるように自分の志望する企業がどのような柔軟性を求めるのかを知る必要があるでしょう。
たとえば、ベンチャー企業は新技術や新事業を一から作りあげていくことが一般的で、新卒採用では「柔軟性」を求める傾向にあります。ある学生は、そのような企業に「周りの意見に従って、和を乱さない柔軟性があります」とアピールしたそうです。すると採用担当者から「うちでは、新しい発想や仕組みを自分で柔軟に考えてほしいと思っているのだけど」と言われ、とても戸惑ったそうです。
「柔軟性」という言葉は、使う人によって微妙に解釈が異なることがあるため、就活では自分の柔軟性と企業が求める柔軟性にミスマッチがないよう、双方の柔軟性をしっかりと理解した上でアピールしましょう。
自己PRで柔軟性をアピールする際のOK・NG例文10選
自己PRで柔軟性をアピールする際のOK・NG例文を10個用意しました。OK例文は自分のアピールしたいエピソードに近いものがあれば、ぜひ参考にしてみてください。マイナスな評価につながる内容を把握しておけば失敗を避けられる可能性が上がるので、NG例文も見ておくのおすすめします。
OK例文①アルバイト経験
私の強みは既存のルールに囚われない柔軟性です。私は学生時代、CDショップでアルバイトをしていました。その際に店舗アンケートで「接客の対応が遅い」という声を頂きました。
バイト仲間にヒアリングすると、マニュアルがわかりにくく、業務中にイレギュラーな対応ができないと意見がありました。そこで私は自分の経験から独自の状況別の対応マニュアルを作り、後輩スタッフに共有しました。結果的に次のアンケートでは店舗の評価は回復しました。この柔軟性を活かして、御社でも顧客の役立つと思ったアイデアは積極的に発言して、貢献していきたいと思います。
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キャリアアドバイザー
新たな発想や気づきを活かせる力をアピールできている内容でした。イレギュラーな対応も取れているので、どちらのタイプの柔軟性のある人材を求めている場合でも対応できますね。
自己PRでアルバイト経験をアピールするコツはこちらの記事でも解説していますよ。
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OK例文②ボランティア活動
私の強みはどんな環境にも適応できる柔軟性です。私は学生時代、台風被害による災害ボランティアに参加しました。瓦礫の撤去班に振り分けられましたが、1人では運べる瓦礫には限りがあります。
そこで被災地の人や同じボランティアの人とコミュニケーションを取りながら、進めました。自分では届かない場所は他の人に頼むなど効率的に作業を進められました。この経験を活かして、御社でもどんな状況でも柔軟な対応を心掛け、顧客のニーズをキャッチしていきたいと思います。
キャリアアドバイザー
さまざまな組織でも柔軟に対応できる力をアピールしている例文でした。ボランティア活動は主体性が伝わりやすいので、主体性がない印象がつく心配もありませんね。
ボランティア経験をアピールしたい学生はこちらの記事も読んでおきましょう。
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OK例文③留学経験
私の強みは何が起こっても臨機応変に対処できることです。私は学生時代、ベトナムに半年間留学しました。しかし、最後の週にインフルエンザにかかってしまい、帰国ができませんでした。次の便まで1週間以上ある状態で、私はせっかくであれば現地で短期のアルバイトを経験しようと考えました。
肉体労働系のアルバイトではジェスチャーを交えながら仕事をおこない、周りと交流し、新しい学びを得ることができました。この経験を活かして、御社でもどんな状況でも落ち着いて、イレギュラーな場面にぶつかっても楽しんで乗り越えていきたいと思います。
キャリアアドバイザー
具体的に自分が逆境を柔軟性でどう乗り越えてきたのかが明確になっており、仕事をしている姿がイメージしやすい内容かもしれませんね。
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OK例文④サークル活動
私の強みは柔軟な発想で新しい挑戦ができることです。私は文化祭実行委員会の企画部長として活動していました。当日、イベントではお笑い芸人さんが風邪でダウンしてしまい、タイムテーブルに穴が空いてしまいました。
そこで私は急遽、ピン芸人としても活躍している相方の芸人さんにリモートでの大喜利を依頼しました。なんとかOKをいただき、芸人さんの力もあり、結果的に成功を納められました。この経験を活かして、トラブルが起きた場合でも新しい策を講じて、顧客満足度を高められるような施策を考えていきます。
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キャリアアドバイザー
悲観的になる中でも、チャンスだと思い新しい試みができる人は企業でも重宝されますね。
OK例文⑤長期インターン
私の長所は人の意見を取り入れられる柔軟性です。私はベンチャー企業の長期インターンに参加していました。新規開拓営業としてオフィス家具を売る仕事でした。最初は商材を上手くアピールできず、一件も契約を獲得できませんでした。そこで学生の立場を利用して、とにかく社員さんや顧客の方に自分の商談の改善点を聞きました。
社員Aさんと社員Bさんの意見が矛盾している時は顧客の意見をもとに、取捨選択もしました。結果的に月間で5件の契約を獲得するインターンでの最高記録が出せました。今後も人の意見を上手く取り入れて、新規契約を取り、業績に貢献していきたいと思います。
キャリアアドバイザー
人の意見を取り入れるだけだと優柔不断な印象になりがちですが、意見を取捨選択していることから決断力を感じさせる内容になっていますね。インターンとは言え、営業経験があるのは企業からの高い評価につながるかもしれません。
長期インターンについてはこちらの記事も参考になりますよ。
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OK例文⑥部活動
私の強みは状況に応じた判断力があることです。私は学生時代、サッカー部に所属していました。主将としてチームを勝たせるために作戦をチームメイトと常に考えてきました。そこで時にはレギュラーメンバーを外したり、練習試合ではできるプレーを限定したりと強くなるために工夫を施しました。
試合の局面で必要な選手がいる場合は監督に進言してかえてもらうなど勝負どころの状況判断により、チームは2部から1部へ昇格できました。この柔軟性のある判断力を活かして、顧客が今必要な商材を汲み取り、業績に貢献していきたいと思います。
キャリアアドバイザー
さまざまな組織で柔軟に対応できる力と新しい気づきを活かせる力が両方入った例文でした。主将として決断してきた経験は主体性のアピールになっており、柔軟性をアピールするデメリットは消えていますね。
部活動を魅力的にアピールするコツはこちらの記事を参考にしましょう。
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OK例文⑦ゼミ活動
私の強みは周りとの関係性を上手く保てる柔軟性です。私はゼミ活動で高齢者施設の事件について調べました。センシティブな内容のため、言葉や情報の選択が重要になりますが、班員は自分の意見を入れたいという思いが強く、まとまりませんでした。
そこで班長として常に班員の意見に耳を傾け、危険な意見はカットしたり、必要な情報は班員で再度深掘りました。結果的に全員のアイデアを取り入れた内容の資料ができあがり、発表は教授から絶賛していただきました。この経験を活かして、周りと関係性をうまく保ちつつ、チームで売れる良い商品が生み出せるように尽力していきます。
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キャリアアドバイザー
最初から発表のゴールが見えていたり、要点を掴むのがうまかったりと柔軟性があることによって達観した印象を受けますね。リーダーシップの側面も見せているので、優柔不断な印象にもなりませんね。
NG例文①優柔不断な印象がついてしまう
私の強みは臨機応変な対応力です。私は学生時代で居酒屋でアルバイトをしていました。お客さんからのクレームにも対応したり、人が足りないと頼まれた際には厨房に入ったりしました。この臨機応変な対応力を活かして、御社でもトラブルに対処していきたいと思います。
キャリアアドバイザー
この例文は自発的に行動している点がないので、主体性がない印象がついてしまう可能性があります。人が足りない時に自分からヘルプに入っていれば、自分で決断していることがアピールできて、主体性がない印象を緩和できるかもしれません。
NG例文②ただ周りの意見に合わせただけ
私の強みは誰とでも良好な関係性を保てる柔軟性です。私は広告制作のインターンに参加しました。3人グループになりましたが、残りの2人が知り合い同士で仲が悪い状況でした。そこで私は平等に2人の意見に賛同して、パワーバランスを取りました。
結果的にチームの関係性は良好になり、優秀賞に選ばれた広告は新聞に掲載されました。このチームでの柔軟な立ち回りを活かして、御社での業績に貢献していきたいと思います。
キャリアアドバイザー
意見がない印象でした。いざ、仕事で主体性を求められた時に指示待ちになってしまう姿がイメージできてしまうかもしれません。
NG例文③柔軟性の意味を履き違えている
私の強みはどんな環境でも対応できる柔軟性です。私は学生時代、児童から災害ボランティアまで8つ活動に参加してきました。それぞれのボランティアでの役割は異なりましたが、初対面の人ともうまく立ち回り、少しでも現状が良くなるように貢献してきました。この経験を活かして、御社ではどんな業務でも効率的にこなして、貢献したいと思います。
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キャリアアドバイザー
どんなことにも柔軟に対応する姿勢は飽き性な印象がついてしまう側面があります。エピソードを一つに絞って深堀すると、飽き性な印象よりさまざまな組織で柔軟に対応できる力がある印象になるかもしれません。
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柔軟性のエピソードを考える際、予想していなかったトラブルが発生した時や、何か問題が起きた時、どのように回避や解決したかを思い出してみると良いでしょう。特に近年は新型コロナウイルスの影響で、アルバイトやサークル活動などに支障をきたしたのではないでしょうか。
ある学生は演劇部に所属していましたが、例年開催していた舞台発表がコロナ禍で開催できず、代わりにYoutubeでの公演を開催したところ、例年よりも多くの人に鑑賞してもらうことができメディアにも取り上げられたそうです。他にも留学を予定していたもの行けなくなってしまったため、TOEICの試験を頑張ったり大学内の留学生と積極的に交流を図ったことで英語力をアピールした学生もいましたよ。
「ピンチはチャンス」とも言われるように、窮地に立たされた時に、新たな発想を考え自ら行動した経験が「柔軟性」につながるのではないでしょうか。学生生活を振り返り、自分がどのように困難に立ち向かったのかを思い出し、言語化してみると良いでしょう。
採用担当者が求める柔軟性をよく見極めよう
柔軟性は多くの企業が求めている要素ではありますが、アピールの方法を誤ると、最悪の場合学生の印象ダウンにもつながってしまいます。とりあえずで柔軟性を選ぶのではなく、まずは自分が持っている柔軟性がどんな力なのかという問いに、しっかりと向き合い回答を明確にしましょう。
企業が求める柔軟性を把握しておき、手順通りに柔軟性の自己PRを作成すれば内定獲得に近づけますよ。
自己PRで柔軟性を魅力的に伝えるコツは○○? 例文・実演も交えて徹底解説【就活】
自己PRのテーマが柔軟性ってありきたりで埋もれちゃうかな……。