目次
- 面接で「休日の過ごし方」を聞かれたらありのままの自分を話すことが大切
- 面接官が「休日の過ごし方」を聞く意図
- 人柄が知りたい
- 雑談を通したコミュニケーション力が知りたい
- ストレス解消法を知りたい
- 簡単3ステップ! 面接での「休日の過ごし方」の答え方
- ①結論の「休日に取り組んでいること」を簡潔に伝える
- ②理由やきっかけを具体的なエピソードとともに伝える
- ③今後の目標があれば加える
- 面接での「休日の過ごし方」の回答例12選
- ①アウトドア系:野球
- ②アウトドア系:ランニング
- ③アウトドア系:旅行
- ④アウトドア系:友人との買い物
- ⑤インドア系:読書
- ⑥インドア系:映画鑑賞
- ⑦インドア系:料理
- ⑧インドア系:美術館めぐり
- ⑨習い事系:ピアノ
- ⑩習い事系:ダンス
- ⑪習い事系:絵画教室
- ⑫習い事系:フランス語教室
- 面接での「休日の過ごし方」を答えるときのポイント
- 構えずありのままを話す
- 継続していることは積極的にアピールする
- 面接で「休日の過ごし方」を答えるときの注意点
- ①一言で終わってしまわない
- ②「何もしていない」で済まさない
- ③嘘をつくのはNG
- ④危険性や不健康な印象のある内容は避ける
- 「休日はダラダラ派」でも大丈夫! 面接で使える言い換えアイデア
- 面接で「休日の過ごし方」を聞かれたら肩の力を抜いて面接官との会話を楽しもう
面接で「休日の過ごし方」を聞かれたらありのままの自分を話すことが大切
こんにちは。キャリアドバイザーの北原です。就活中の学生から、よくこんな相談を受けることがあります。
「面接で休日の過ごし方を聞かれたとき、どのように回答したら良いかわかりません」
「仕事と直接関係ないことを聞かれる理由がわからず、回答に迷ってしまいました」
ただでさえ緊張しているシチュエーションで、なぜこのような一見仕事には関係のない質問をされるのか、質問の意図を理解できない就活生も少なくありません。
本記事では、「休日の過ごし方」から面接官が何を判断しているのか、その考え方や答え方のヒントを例文付きで解説します。
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面接官が「休日の過ごし方」を聞く意図
- 人柄が知りたい
- 雑談を通したコミュニケーション力が知りたい
- ストレス解消法を知りたい
面接での「休日の過ごし方」の質問は、応募者の気持ちを和ませるアイスブレイクとしての要素が含まれている場合があります。しかし、一見世間話のようなこの質問にも、しっかりと面接官の意図があります。
ここからは「休日の過ごし方」を聞く3つの意図についてそれぞれ解説していきます。質問の意図を理解することで、「休日の過ごし方」の適切な回答ができるようになるため、押さえていきましょう。
なお、近い質問内容として「熱中していること」が聞かれることもあります。こちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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人柄が知りたい
休日の過ごし方は、その人本来の人柄や性格を映しやすいといえます。たとえば、マラソンやフットボールなど体を動かしアクティブに過ごす人は、元気で体力があるという印象に、読書や映画鑑賞などをして過ごす人は、知的好奇心が旺盛な印象につながることが多いでしょう。
どちらが良いというわけでなく、あくまで個性を知るための質問です。もちろん、この「休日の過ごし方」だけでその人の人柄や性格を推し量るのは困難です。志望動機や自己PRと合わせ、多角的に人柄や性格、個性を見極めるために質問されるということを覚えておきましょう。
また、ときには「興味があることは? 」と聞かれることもあります。こちらの記事で回答の仕方を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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雑談を通したコミュニケーション力が知りたい
仕事では、初対面の相手とも会話ができるコミュニケーション力が必要な場面が多々あります。
そのため、面接での「休日の過ごし方」の質問にも、単に「場を和ませる」目的だけではなく、「雑談からどう会話を広げていくか」という就活生のコミュニケーション力を測る意図が含まれている場合があります。
質疑応答が中心となる面接では、就活生の普段のコミュニケーション能力を測ることができません。そこであえて「休日の過ごし方」という仕事とは無関係な質問をすることで、雑談のシチュエーションを生み出しているのです。
ストレス解消法を知りたい
面接官が「休日の過ごし方」を質問するときには、ストレス解消の方法を身に付けているかどうかを確認する意味合いも含まれていることがあります。
学生から社会人になると環境が大きく変わります。慣れない仕事と責任のプレッシャーなどストレスを感じる場面も多くなるでしょう。そのなかで、ストレスを溜め込まずに解消する術を持っているかをこの質問で見ているのです。
簡単3ステップ! 面接での「休日の過ごし方」の答え方

「休日の過ごし方」といえども、短時間で説得力がある話をするには論理の組み立て方が重要になります。休日の過ごし方に限らず、伝えたいことを面接官にしっかり伝えるためには「結論→理由→今後の目標」の順番で伝えることが大切です。
この順番に従うことで、面接官は話し手の伝えたいことを整理しながら理解でき、情報処理がしやすくなります。コミュニケーション能力の高さをアピールするためにも、以下の流れに沿って組み立てるようにしましょう。
①結論の「休日に取り組んでいること」を簡潔に伝える
会話のはじめに結論を話すことで、話の概要をわかりやすく伝えることができます。重要なことを最初に強調することで、面接官の印象に残りやすくなるのです。

就活生
休日は読書をして過ごしています。

就活生
休日は友人たちをフットサルをすることが多いです。
このように、結論を一言で端的に話します。結論から話すことは、「休日の過ごし方」の場面だけでなく、面接での質疑応答すべてに適用できるので、面接では常に結論から話すことを意識するようにしましょう。
②理由やきっかけを具体的なエピソードとともに伝える
結論の後は、その理由や活動の内容などを話すようにします。ここで伝える理由や内容は、なるべく具体的に述べるようにしましょう。具体的なエピソードを用いて伝えることで、面接官がイメージしやすくなり、就活生の人柄を明確に理解することにつながります。
しかし、ここで注意したいのが話が冗長になり過ぎること。エピソードを1から10まで伝えていると時間がかかりすぎてしまい、かえって面接官に伝えたいことが伝わりにくくなってしまいます。
たとえば「読書」なら、「本のジャンル・なぜこの本を選んだか・どのくらいの時間読書に費やしているか」など、要点を押さえて述べるようにしましょう。5W1Hを意識すると、簡潔にまとまりやすくなりますよ。
- When:いつ
- Where:どこで
- Who:誰が
- What:何を
- Why:なぜ
- How:どのように
③今後の目標があれば加える
最後に、今後の目標を伝えることで、あなたの前向きな姿勢や成長意欲をアピールできます。
「今後の目標」と言われると堅く捉えてしまうかもしれませんが、小さなことでも問題ないので、今さらにやってみたいと思うことや、挑戦したいと考えていることを伝えてみてください。
たとえば、読書やスポーツについて話した場合、以下のような目標が挙げられます。

就活生
大好きな本を原文で読めるように英語を勉強していきたいと思います。

就活生
チームにより貢献できるようテクニックを磨きたいです。
面接官が重要視しているのは目標の内容ではありません。目標を設定する習慣があるかに注目しているため、最後に目標を伝えてみてくださいね。
キャリアアドバイザーが読み解く!休日の過ごし方で伝えるテーマを1つに絞るときのポイント
「自分らしさを表現するには?」という視点が大切
なお、休日の過ごし方として話すネタが複数あって、どのネタを話せば良いのか悩む人もなかにはいるかもしれません。そのような人は、どのネタを話したほうがより自分自身のアピールにつながるか、または自分らしさを表現できるかを考えるのがおすすめです。
また、長年やっていることであれば、内容を話すときに時間軸で伝えて発展性を持たせることもできますよ。
たとえば、「幼い頃から絵を描くことが好きで(過去の話)、大学生になってからは地域のコンクールに出品しながら楽しんでいます(現在の話)。今後はデジタルツールを使って描くことをやってみたいです(未来の話)。」といったように、時間の流れとともに楽しみ方の変化を伝える人もいます。どうすればより自分らしさが伝わるのかを意識して回答しましょう。
面接での「休日の過ごし方」の回答例12選
これまで「休日の過ごし方」を面接官が聞く意図や、面接での答え方について解説してきましたが、実際にどのように回答すれば良いかまだイメージを持てない人もいるでしょう。
ここからは、アウトドア系、インドア系、習い事系にわけた回答例文12選を紹介します。
①アウトドア系:野球
スポーツを通じて「体力」や「行動力」をアピールすることができます。必ずしも輝かしい結果を残していなくても問題ありません。目標や練習に励んでいることがわかるようにまとめていれば、面接官から好印象が持たれやすくなります。
休日は、野球同好会の活動で練習をしたり、他校と試合をしたりしています。
私は幼い頃から体を動かすのが好きで、高校時代もさまざまなスポーツを経験しました。そのなかでも、友人たちと切磋琢磨する野球同好会の活動は、私にとって非常に楽しい時間です。
野球初心者が集まる弱小チームではありますが、今度こそ試合で1勝しようと、皆で励まし合いながら練習に励んでいます。大学卒業後も、草野球チームとして活動を継続していく予定です。

キャリア
アドバイザー
野球のようにチーム競技の内容であれば、「チームワーク」や「コミュニケーション力」をアピールできます。今後の展望も入れられると、社会人になってからも趣味によってストレス解消できることを伝えられますね。
②アウトドア系:ランニング
同じスポーツでも、ランニングを続けているなどの習慣によって「継続力」をアピールできます。さらに、ランニングが日常生活でどのような効果をもたらしているかも具体的に述べることで、「自己管理能力」もアピールできます。
休日は、ランニングをして汗を流しています。
高校時代に陸上部に所属していたため、毎日走ることが習慣でした。大学へ進学してからも変わらず日課となっており、雨の日以外はほぼ毎日ランニングをしています。特に朝のランニングは頭がスッキリし、勉強にも集中できるようになります。
毎年、東京マラソンにも参加しており、自己ベスト更新を目標に向けての鍛錬も欠かせません。社会人になってからも、仕事のパフォーマンス向上と目標達成のために朝ランニングは続けていきます。

キャリア
アドバイザー
東京マラソンという目標を具体的に述べることで、「向上心」もアピールできる例文です。健康的で自己管理能力の高い人材であることが伺えますね。
③アウトドア系:旅行
旅行という趣味も、目的をきちんと伝えることで「好奇心の高さ」や「行動力」がアピールできます。旅行を通じてどのように感じているかも具体的に述べることで人柄を伝えられます。
まとまった休日には、国内旅行をしています。
私は歴史が好きなのですが、本で読むだけでなく、実際に自分の目で確認したいと思い、各地を訪れるうちに、旅行も趣味となりました。訪れるのはおもに日本の名城や跡地で、城の作りだけでなく、その土地の風土や文化なども同時に見るようにしています。
日本国内でも地域によって言葉遣いや食文化が大きく違うことに面白さを感じています。今後は城に限らず、日本の素晴らしい文化に触れられるよう、全都道府県を訪れることを目標にしています。

キャリア
アドバイザー
日本の歴史に触れる旅であることをアピールすることで、「学ぶ意欲」もアピールできる例文です。全都道府県制覇という目標にも行動力の高さが感じられますね。
④アウトドア系:友人との買い物
休日に友人や家族と過ごしているということから、「協調性」や「思いやり」をアピールすることができます。友人とどのような間柄であるかを具体的に話すことで、どのような人間関係を築いていけるのかをイメージしやすくなります。
休日は、友人と買い物に行ったり、公園でおしゃべりをして過ごすことが多いです。
私は一人で行動することが多いからこそ、休日は友人を誘って話したり、買い物をすることで、気分転換をしています。友人と話すことで気持ちが切り替えられたり、さまざまな考え方に触れることで、新しい知識や価値観を得たりできるので、刺激にもなっています。
これから社会人になると、どうしてもオンとオフの切り替えがうまくいかないときもあるかもしれませんが、休日は友人との穏やかな時間を作ることで、メリハリのある生活を心掛けたいです。

キャリア
アドバイザー
良好な友人関係から精神的な支えを得ていることを示す例文です。これからも友人関係を続けていくことなどを追加することで、人間関係を大切にし、円滑に進めることができる人材として評価されやすくなります。
面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう
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⑤インドア系:読書
読書が趣味という人も多いでしょう。読書で何が得られたのかを明確に記載することで、「向上心」や「視野の広さ」を伝えることができますよ。
私は読書が趣味で、休日は読書をして過ごしています。
自己啓発本は自分の知識や視野を広げるきっかけとなっており、小説は自分の想像力を豊かにしてくれるため、休日の時間を使って幅広い分野の本を読んでいます。
読書を好むようになったきっかけは、高校時代にある自己啓発本に出会ったことです。その本をきっかけにものの見方が180度変わり、人付き合いもより広がり、自分にとても良い影響をもたらしてくれました。これからもさまざまな本を読み、広い視野で物事に取り組んでいきたいです。

キャリア
アドバイザー
本をきっかけに変わった経験などを述べることで、納得感を深めた例文です。ここでは、人間関係を広く持てるようになったことを挙げ、「協調性」があることもアピールしています。
なお、読書を趣味として答える場合にはこちらの記事も参考にしてくださいね。
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⑥インドア系:映画鑑賞
映画鑑賞を通じて自分が感じたことを述べることで、「感受性の豊かさ」と自分自身がどういう人柄であるかを面接官に伝えることができます。
休日は、映画鑑賞をすることが多いです。
特にSFを題材とした映画が好きで、「もしもその世界に自分が生きていたら」を想像して観ています。昨今はさまざまな技術が用いられており、映像はもちろん、座席が動いたり、香りがしたりなど、体験型の映画施設もあり、本当にその世界に飛び込んでしまったような気持ちになれるのも魅力の一つです。
私はその世界に没入することで、気持ちをリフレッシュしています。これからも映画を通して、さまざまな登場人物の心情や行動を知り、視野を広げていきたいです。

キャリア
アドバイザー
どんな映画のどのようなところが好きなのかを述べることで、相手を会話に引き込む例文です。
なお、映画を休日にたしなむだけでなく趣味が映画鑑賞だという人は、こちらの記事も読んでみると良いでしょう。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!より好印象な休日の過ごし方とは?
自分なりの工夫で休日を楽しめている人はポジティブな印象
最近では、休日の過ごし方に自宅でできることを挙げる学生が増えているように感じています。
自分なりに工夫しておうち時間を楽しむことができる学生は、ポジティブさもアピールできるのではないでしょうか。たとえば、自宅でできる筋トレやヨガにハマったり、オンラインツアーで旅行を楽しんだりと、家にいても健康的に生活を楽しめる人は、前向きな印象を持たれるかもしれません。
新しく休日の過ごし方を見つけることも一つの方法
また面接官に休日の過ごし方を聞かれ、うまくアピールできる内容がないかもしれないと自信のない人は、今から何かを始めてみるのも遅くないですよ。
就活仲間や周囲の人に「休みの日何してる?」と質問して、自分もやってみたいことや、できそうなことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。
そこで無料の「面接力診断」を活用しましょう。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけであなたの面接力と弱点がわかります。
今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。
⑦インドア系:料理
料理やお菓子作りが趣味という人も多いでしょう。料理は献立を考え、必要な食材をそろえて、調理するという一連の手順が必要であるため、料理を作るという「創造性」だけでなく「計画性」を伝えることができますよ。
私は料理が趣味で、休日は料理を楽しんでいます。
5歳の頃に母と料理をしたのがとても楽しかったのがきっかけです。特に旬の食材を使った料理を作るのが好きで、素材本来の味を活かす工夫を考えています。
作った料理を家族が「おいしい」と言って笑顔で食べてくれると、とてもやりがいを感じます。今後は、旬の食材を使った料理のオリジナルレシピを作りたいと考えています。

キャリア
アドバイザー
どのような特徴の料理を楽しんでいるのか、具体的に伝えることができている例文です。やりがいに感じる瞬間もあわせて伝えていて、人柄や志向性も伺えますね。
⑧インドア系:美術館めぐり
なかには、美術館や展覧会に行くことが好きな人もいるでしょう。この趣味からは、「知的好奇心の高さ」や「観察力」をアピールすることができます。
私は、休日に美術館めぐりをして過ごしています。
たとえば、西洋絵画や日本美術など、さまざまなジャンルの美術作品に触れることで、新たな視点や価値観を発見できることに魅力を感じています。一つひとつの解説文をすべて読みながら鑑賞することが私なりのこだわりです。
また、美術館の静かで落ち着いた空間も魅力的です。これまで家から近い美術館にしか足を運んだことがないので、今後は全国各地の美術館に行くのが夢です。

キャリア
アドバイザー
自分なりの美術館の楽しみ方や魅力点を具体的に伝えている例文です。面接官の印象に残りますし、「解説文を読み飛ばさないで完読する」ことから集中力の高さも感じられます。
⑨習い事系:ピアノ
習い事は、「向上心」の高さが伝わるだけでなく「継続性」も同時に面接官へアピールすることができます。習い事を始めた背景なども添えられると、あなたの取り組みがイメージしやすい内容になりますね。
私は、休日にピアノ教室に通っています。
3歳からピアノを習っていましたが、高校受験をきっかけに一度やめてしまいました。しかし、長年培ったピアノの技術をさらに磨きたいと思い、大学1年生のときに再度習い始めました。
難易度が高い曲を何度も練習して弾けるようになった瞬間に、達成感を覚えます。今後は、より難易度の高い曲で発表会に出場したいと考えています。

キャリア
アドバイザー
長年ピアノを演奏している継続力が伝わる例文です。より難易度の高い曲に挑戦している姿勢から、向上心や成長意欲もあわせてアピールできています。
⑩習い事系:ダンス
高校の部活や大学のサークルなどの延長で習い事として取り組んでいる人も多いのではないでしょうか。ほかの学生と似たようなエピソードになりがちだからこそ、「なぜダンスに取り組んでいるのか」というきっかけや動機を明確に伝えることが重要です。
私は、休日にダンス教室に通うことが多いです。
大学1年生のときからダンスサークルに所属しており、プロの講師のレッスンを受けることで表現力をより一層磨きたいと思い通い始めました。はじめはレッスンについていくのに必死でしたが、今では講師にほめてもらえる機会が増えました。
踊れるジャンルも増え自己成長を実感できており、とても楽しいです。レッスンメンバーと出場する半年後の大会で優勝することを目標に、練習に励んでいます。

キャリア
アドバイザー
どうしてダンス教室に通いたいと思ったのか、動機がよく伝わる例文です。今後の目標も具体的に伝えていて、向上心や積極的に習いごとに励んでいる姿勢がわかります。
⑪習い事系:絵画教室
絵を描くことのどのような点に面白さを感じているのか、なぜ通うに至るまで絵画に熱中しているのかを具体的に伝えることで、よりあなたの価値観や人柄が伝わりますよ。
私は、休日に絵画教室に通っています。
祖父が描いた風景画に強く影響され、私も祖父のような風景画を描けるようになりたいと思い教室に応募しました。先生やほかの生徒さんの作品から刺激を受けたり、アドバイスをもらうなかで表現の幅を広げることの面白さを実感しています。
次の秋の展覧会には、先生の指名で生徒30人のなかから5人だけが出展の権利をもらえます。その5人に選ばれることを目標にたくさんの風景画を描いていて、積極的に先生にアドバイスをもらっています。

キャリア
アドバイザー
能動的に先生にアドバイスをもらっていることから、主体性や成長意欲も感じられますね。また、数字を使うことで、あなたの取り組みをより具体的に面接官にイメージしてもらうことができます。
⑫習い事系:フランス語教室
言語を学ぶ姿勢からは、「知的好奇心の強さ」や「主体性」をアピールできます。フランス語を習うことになったきっかけと、それに対する目標も話すことで、目標に向かって努力できる人柄であることも伝わりますよ。
休日は、フランス語の上達のためにフランス語教室に通っています。
フランスへ旅行に行った際に、どうせなら現地の言葉で会話したいと思い、見よう見まねでフランス語を使ってみたのですが、発音が難しく現地の人にはまったく通じませんでした。そのため、今後は、現地でも通じるフランス語を話したいと思い、会話を中心にレッスンを受けています。
今では、フランス人の先生とはフランス語でスムーズに話せるようになりましたが、まだまだわからない表現も多く、奥の深さを感じています。フランス語を通してフランスの文化にも興味を持つようになり、今後もレッスンを続けていきたいと考えています。

キャリア
アドバイザー
フランス語の一定の実力があることも同時にアピールできています。なお、どれくらいの期間レッスンを受けた結果なのか、定量的な情報も盛り込めるとより良いです。
キャリアアドバイザーが読み解く!「休日の過ごし方」の回答でおすすめの話題やポイント
会話が広がりやすいものやあなたの個性が伝わる趣味がおすすめ
企業は、アイスブレイクのために休日の過ごし方を面接で聞くことが多いです。この場合は、面接官がより興味を持ちやすく、会話が広がりやすい内容が効果的です。知名度が高い趣味やスポーツの話題もおすすめですよ。
たとえば、Netflixの視聴といった回答は多くの学生に当てはまりやすく、「あなたらしさ」が伝わりにくいかもしれません。あなたならではの具体的な趣味のエピソードなどを伝えることで、会話が弾み、あなたの個性や人間性を面接官により深く理解してもらえますよ。
面接での「休日の過ごし方」を答えるときのポイント
面接での「休日の過ごし方」の回答例を読んだところで、「面接官により好印象を持ってもらうには、どう答えたらいいのか」と疑問を抱く人もいるかもしれません。
そこで、ここからは「休日の過ごし方」を答える際のポイントについて解説していきます。これから解説するポイントを意識して、回答を考えてみてくださいね。
構えずありのままを話す
そもそも面接官が知りたいのは、あなたの人柄や性格です。それに対し嘘をつくことなく、率直にありのままを話すことで、自分についてより深く知ってもらえる機会になります。
もし、取り繕った回答をしても、その先の話を広げていくのは難しいでしょう。ありのままを話したほうが、面接官との会話を自然に広げることができるはずです。
なお、面接で嘘をつくことのデメリットについてはこちらの記事で解説しています。
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就活の嘘はバレる可能性大! バレる原因と噓のリスクを徹底解説
就活で嘘をつくことには、たくさんのリスクがあります。この記事では、嘘と嘘ではないものの境界線や、嘘のエピソードを話さなくて良い対策法をキャリアアドバイザーが紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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継続していることは積極的にアピールする
趣味や習い事など継続していることがある場合は、積極的にアピールしましょう。一つの取り組みを長年続けていると、「継続力がある」「自主的に物事を進められる」という良い印象を持たれやすくなります。
社会人になれば継続的に進めていかなければならない事柄が多くなるため、「飽き性」「長期的に考えることができない」人材であれば、長く働くのが難しいのではと懸念を持たれてしまいます。反対に、継続できる強みをアピールできると好印象につながるということです。
- 英語の勉強をしている
- 料理をしている
- 朝のストレッチやラジオ体操をしている
継続力をアピールしたい人はこちらの記事も参考にしてくださいね。
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継続力をアピールする際は、具体例と仕事での再現性を意識すると高評価が得られます。 この記事では企業が求める継続力やアピール時のポイント、例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、自分の強みを効果的にアピールしましょう!
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面接で「休日の過ごし方」を答えるときの注意点

基本的には何を答えても良い「休日の過ごし方」ですが、避けた方が良いポイントがいくつかあります。
そのおもな理由は、面接官が知りたいと思っていることからかけ離れた回答となってしまうだけでなく、自分自身のアピールができないから。面接という限られた機会のなかでは、そうした回答をしてしまうと非常にもったいないですよね。
これまでの解説で自身の回答内容を固めたら、ぜひこれから紹介するNGポイントと照らし合わせてみてください。
①一言で終わってしまわない

就活生
仕事に関係ない、特にアピールできそうもない趣味を話すのって、お互いに時間の無駄のような気がするんですよね。

キャリア
アドバイザー
だからといって、一言で終わらせてしまうのはもったいないですよ。会話力がないと判断されてしまいます。

就活生
たしかに……。自信を持って話せる内容をしっかり考えておいたほうが良さそうですね。
「休日の過ごし方」の質問では、就活生のコミュニケーション力も測っていると解説しました。そのため、一言であっけなく終わってしまうと、そこから話を広げることができず、コミュニケーション力としては評価されなくなってしまいます。
たとえば、「読書をしています」というだけでは、どのようなジャンルの本を読んでいるのかなど、詳細がわかりません。本のジャンルによっては相手に与える印象も異なりますし、週にどの程度本を読んでいるかを伝えることで、「好奇心」の強さや「継続力」の高さを伝えることができます。
面接では、自分をアピールできるチャンスは積極的に活かすべきです。そのため、「休日の過ごし方」でも一言で終わらせず、しっかりと会話を膨らませるよう意識しましょう。
②「何もしていない」で済まさない
同じように、「何もしていない」とだけ回答するのも、会話が続かず、コミュニケーション能力としてはマイナスな印象を受けてしまいます。それだけでなく、「積極性がない」「行動力がない」といった印象を持たれてしまうかもしれません。
「何もしていない」といっても、たとえばスマートフォンでの動画鑑賞や漫画を読むなど、何かしらの行動を取っているはずです。
これから挑戦したいこと、始めようとしていることを伝えても良いでしょう。高評価につながるような過ごし方が浮かばないとしても、些細なことでも良いのであなたの人柄を伝えることが大切です。
③嘘をつくのはNG
「何もしていない」がNGだからといって、背伸びをして嘘をついてしまったり、良い印象を持ってもらうために作り話をしてしまうのはおすすめできません。
面接官は、就活生の人柄を知るために「休日の過ごし方」について深掘りした質問をするかもしれません。そのときに嘘がバレてしまうと、面接官からの信用がなくなってしまいます。
また、嘘がバレなかったとしても、本当の自分を偽って話をすることで、入社後にミスマッチが生じて自分が苦労してしまう危険性もあります。面接で偽った回答をすることに良いことは一つもないので注意しましょう。
④危険性や不健康な印象のある内容は避ける
「休日の過ごし方」の内容は、基本的には正解はなく率直に答えて問題ありませんが、危険性や不健康な印象のある内容は避けるようにしましょう。
具体的には、ギャンブルや過度なネットショッピングなどが挙げられます。なお、ネットサーフィンは目的があれば問題ありませんが、無気力にダラダラ過ごすような印象を持たれやすいと言えます。
ストレス発散方法は人それぞれありますが、面接の場面では誰からもマイナスイメージを持たれないような回答を心掛けることが大切です。
- ギャンブル
- 1日中寝ている
- 過度なネットショッピング
- 目的のないネットサーフィン
- 火気や刃物など危険物に関する趣味
「休日はダラダラ派」でも大丈夫! 面接で使える言い換えアイデア
とはいえ、「休日は一日中ベッドでダラダラしてしまっている……」という人も一定数いるのではないでしょうか。休日は、自由な時間を存分に楽しめる期間。だからこそ、思う存分のんびりすることも決して悪いことではありません。
しかし、面接でそのまま「休日はダラダラ過ごしている」と話してしまうと、話が広がらなかったり、「どのような人柄で、何を大切にしているのだろう」と、自分のことが面接官にうまく伝わらなかったりするかもしれません。
そのため、面接で使える別の言い方を押さえておくと安心です。以下を参考にしてみてください。「休日はダラダラ派」の人も、伝え方次第で面接官により良い印象を持ってもらえますよ。
- 平日の疲れを癒し、心身をリフレッシュする時間として、ゆったりと過ごしています
- 次の週に備えて、十分に休息をとることを意識しています
- 「休むときは休む、遊ぶときは遊ぶ」と、オンオフを切り替えて休日を過ごすことを心掛けています
面接で「休日の過ごし方」を聞かれたら肩の力を抜いて面接官との会話を楽しもう
面接官に人柄やコミュニケーション能力などをアピールするために、「休日の過ごし方」の回答もしっかり準備しておくことが重要です。しかし、自己PRや志望動機と同じように回答するのではなく、あくまで雑談を楽しむように、肩の力を抜いて回答するようにしましょう。
面接官も「休日の過ごし方」に対するラフな質問をしてくれます。あまり「アピール」にこだわり過ぎず、率直に回答し、面接官との会話を楽しむことをおすすめします。準備はしつつ、かしこまり過ぎないことで、自然に人柄やコミュニケーション力を示すことができますよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!面接で休日の過ごし方を聞かれる意図
キャリアアドバイザー
吉川 智也
プロフィールをみるおもにアイスブレイクが目的! 肩の力を抜いて答えよう
「休日の過ごし方」という質問は、おもにアイスブレイクとして聞かれるケースが多いです。面接の序盤に聞かれる場合では、特にこの側面が強いですね。ただし、面接の終盤であれば、何らかの意図を持って質問される場合がありますが、企業によって意図は異なります。そのため、終盤に聞かれる場合は、たとえば休日の1日のサイクルなどを具体的に説明できるほうが良い場合もあるかもしれません。
また、純粋に応募者がどんな人柄なのかを知りたいからという理由も大きいでしょう。企業は仕事に関連する能力だけを見ているのではなく、一緒に働く仲間となる人が日常生活でどのような楽しみを持っているのか、どのような人柄なのかを知りたいのです。
さらに、ストレスフルと言われる現代社会において、ストレス解消法を持っているかどうかもよく確認されます。面接で自分が楽しめることや、リラックスできることを話せる人は、ワークライフバランスが整っている印象を持たれ、企業側にも安心感が生まれます。
構えすぎずに自然体で話すことが大切
休日の過ごし方についてうまく答えられないと、コミュニケーション能力に懸念を持たれてしまう可能性もあります。そのため、リラックスして気軽に話すことが大切な質問だと言えます。