就活が一気にはかどる業界を絞る方法|絞り方・注意点・時期まで解説

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目次

  1. 就活で業界を絞るのは注意が必要
  2. 就活で業界は絞るべき? 絞る際のメリット・デメリット
  3. メリット①就活の負担が小さくなる
  4. メリット②特定の業界に集中できる
  5. メリット③志望動機の説得力が高まる
  6. デメリット①就職の選択肢が狭まる
  7. デメリット②他業界の知識が浅く視野が狭くなる
  8. デメリット③内定ゼロのリスクが高まる
  9. 業界を絞らない就活もアリ? 絞らないメリット・デメリット
  10. メリット①先入観を持たずに就活ができる
  11. メリット②多くの企業と出会える
  12. メリット③落ちたときのリカバリーがしやすい
  13. デメリット①どこの業界に注力したら良いかわからない
  14. デメリット②業界が多すぎて受けたい企業を探しづらい
  15. デメリット③志望度の高さをアピールしにくい
  16. 効率よく就活を進めるためには業界はどのくらいに絞るべき?
  17. 2~4つ程度が標準
  18. 自分で判断して決めることが大事
  19. いつ頃から絞ればいいの? 就活で業界を絞る時期
  20. 初めから絞るのは危険
  21. 絞る時期は志望する業界によって異なる
  22. どうやって絞る? 今からできる業界を絞る4ステップ
  23. ステップ①自己分析から就活の軸ややりたいことを把握する
  24. ステップ②どのような業界があるのか一通り把握する
  25. ステップ③インターンシップ・説明会に参加して業界研究を深める
  26. ステップ④就活の軸に合った業界を選ぶ
  27. 気をつけよう! 業界を絞るときの注意点
  28. 「好きだから」という理由で選ばない
  29. 焦って絞らない
  30. できるだけ先入観はなくす
  31. 適性把握の6秘訣! 業界の絞り方に悩んだら実践してみよう
  32. ①willでなくcan視点で考える
  33. ②5年後のなりたい自分を考える
  34. ③興味を持った企業の共通点を抜き出す
  35. ④興味のある業界に近い業界を調べる
  36. ⑤譲れないことや大切にしたいことを考える
  37. ⑥日常の中で疑問に感じることを抜き出す
  38. 業界にこだわりすぎは危険! 業界以外の企業の絞り方
  39. ①職種ベースで絞る
  40. ②魅力ベースで絞る
  41. ③自分の軸にマッチした企業に絞る
  42. 正しい業界の絞る方法を理解して就活に臨もう

就活で業界を絞るのは注意が必要

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活の準備をする時期になると、

「業界を絞って就活をした方がいいのでしょうか?」
「いつから、どの程度業界を絞ればいいのでしょうか?」

というような質問がよくあります。就活を効率よく進めるために、業界を絞ることを考えている人も多いですよね。しかし、中には業界を絞ったために就活が上手くいかなかった学生もいます。

今回は志望業界を絞る・絞らない、それぞれのメリット・デメリットについて解説したうえで、絞る際のおすすめの時期や方法、注意点などを解説していきます。業界の絞り方を正しく把握して、自分に合ったやり方を見つけましょう。

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就活で業界は絞るべき? 絞る際のメリット・デメリット

業界を絞る場合のメリット・デメリット
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就活生

就活を進めるうえでは業界は絞るべきでしょうか?

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多くの業界がありますので、ある程度業界を絞ることで効率的に進めることができます。今回は業界を絞って就活をおこなう際のメリット・デメリットを紹介しますね。

就活で業界を絞るのはメリットがある一方で、当然デメリットもあります。メリット・デメリットのそれぞれを理解しましょう。

メリット①就活の負担が小さくなる

新卒採用を実施している企業は非常に多くありますが、業界を絞らずに就活をしてもその中から自分に合う企業を探すのは至難の業と言えますよね。

初めから自分に合わない業界を外しておくことで、余計な労力をかける必要がなくなります。そして、結果的に準備や対策に時間をかけることが可能です。

メリット②特定の業界に集中できる

そもそも、1つの業界、その中で1社受けるだけでもかなりの時間を準備に使わなくてはいけません。志望業界を絞るということは「時間や行動を特定の業界の研究に集中する」ということで、ほかの業界を見るはずだった時間をすべてその企業のために使えるのです。

1つの業界についてじっくりと研究していくと、その業界の概要はもちろんのこと、それぞれの企業同士のかかわりや強み・弱みも自然と見えてきます。業界について深く理解したうえで企業選びや選考対策をおこなうことができますね。

メリット③志望動機の説得力が高まる

業界を絞り念入りに研究することによって、業界全体やその業界に属する企業について理解が深まります。業界の事業や社風、働き方、待遇面などがわかれば志望動機が考えやすくなりますよね

また、業界や企業について徹底的に調べたうえで志望動機を作成すれば、より踏み込んだ内容となり説得力が高まります。

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます

自分の適職・適さない職業を今すぐチェックしてみてください。

デメリット①就職の選択肢が狭まる

さまざまなメリットがある一方で、もちろんデメリットもいくつかあります。

沢山ある業界の中から絞るということは「就職の選択肢が狭まる」ということになります。実は排除した業界に自分に合った企業や職種があったとしても、それ自体に気づくこともできません

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キャリアアドバイザー

そもそも自分に向いている業界や企業がどこかは初めからわかることではなく、業界研究や選考を通じて見えてくるものも当然あります。あらかじめ業界を絞って就活をおこなうということは、その可能性を閉ざすことになる点は理解しておきましょう。

デメリット②他業界の知識が浅く視野が狭くなる

業界を絞ってしまうと当然他の業界研究はしなくなるので、視野が狭くなる傾向にあります。絞った業界への深みは出るのですが、世の中全体を俯瞰的に見ることが難しくなるのです

「他業界と比べてなぜその業界を選択したのか」という観点が抜けやすくなるため、志望動機が浅くなってしまうことにもつながります。

志望業界を絞った場合でも、その業界と深いかかわりのある業界についてはつながりや特徴を理解しておきましょう。

デメリット③内定ゼロのリスクが高まる

あなたが絞った業界が自分にマッチした業界とは限りません。いくら志望度が高くてもその業界とあなたのマッチ度が低ければ、全落ちする可能性は大いにあります

初めから業界を絞って就活をしているとリカバリーがしづらく、最悪の場合、内定ゼロで就活を終える可能性もあるので注意が必要です。

そのほかにも内定ゼロに陥る原因についてはこちらで解説しているので参考にしてみてください。

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上村 京久

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業界の枠を超えた取り組みまで視野を広げて企業を見よう

早い段階で特定の業界だけに絞りすぎてしまうと、自分にとって魅力的な企業を見落としてしまうデメリットもあります。

現在企業では、異分野への進出や異業種同士の業務提携などが多く見られるようになっています。たとえば、ガス会社やメーカーが電力事業をおこなったり、アパレルの企業が飲食店を運営したりするなど業界の枠を超えた新ビジネスへ積極的に乗り出す企業が増えています。

それに伴って、就職先では本来の業界以外の仕事を任される可能性もあることを心得ておくと良いでしょう。特定の業界だけに固執しすぎると、就職した際に大きなギャップを感じ意欲の低下につながることも考えられます。

特に就活初期の段階では、興味を持った業界については幅広く理解するように努め、そのうえで業界を絞るかどうかを決めると良いですね。

業界を絞らない就活もアリ? 絞らないメリット・デメリット

業界を絞らない場合のメリット・デメリット
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就活生

業界を絞るメリット・デメリットはわかりましたが、デメリットを考えると少し怖いですね。

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確かにデメリットだけ見るとそうですね。では逆に業界を絞らない就活のメリット・デメリットを見てみましょう。

業界を絞るデメリットを考えれば「絞らない方がいいのでは」と感じる人もいるかもしれません。しかし、業界を絞らないという選択にももちろんデメリットがあります。次は業界を絞らないメリット・デメリットを見てみましょう。

メリット①先入観を持たずに就活ができる

業界を絞らずに就活をすることは、先入観を持たずに就活をすることにつながります。業界問わずいろいろな企業を見ようとしますし、業界以外の判断基準を持っていると言えますね

さまざまな企業の中から自分に合った企業を探すことができるので、とにかく情報収集をしようとアンテナを張って、吸収の間口を広げていくことで柔軟な考えで就活ができるようになるのです。

メリット②多くの企業と出会える

業界を絞らずに就活をしているとさまざまな説明会やイベントに行くことになるので、自然と多種多様な業界やそこで働く社員と出会える可能性が高まります。

たとえば銀行の説明会に行った日の午後には製薬会社、次の日にはゼネコン…といったようなバラエティに富んだスケジュールをこなすことになります。

同じ業界でも異なった文化の企業や、業界が異なっているにもかかわらず同じ考え方を持っている企業など、さまざまな企業に出会えることであなた自身の視野は確実に広がってくるでしょう

メリット③落ちたときのリカバリーがしやすい

業界を絞らずに就活をすることで、落ちた時のリカバリーがしやすいのはメリットと言えるでしょう。業界を絞らずに就活をしていると、自然と幅広い分野の企業にエントリーをしていることが多いです。

そのため、おのずと持ち駒が多くなるので、選考に落ちたとしてもリカバリーしやすくなります。また、業界を絞らずにいることで、持ち駒が少なくなったら追加エントリーして次に備えることができるのは不安を和らげられるでしょう

デメリット①どこの業界に注力したら良いかわからない

デメリットはメリットの裏返しと言われますが、業界を絞らずに間口を広げた就活をおこなった結果、どこの業界に注力したら良いかわからなくなることがあります。

つまりは「優先順位がつけられない」のです。そのため、業界を絞らずに就活をする時は、A社とB社が重なったらA社を優先する、といったようにその都度優先順位付けができるようにしておきましょう

デメリット②業界が多すぎて受けたい企業を探しづらい

業界を絞らないデメリットの2つ目は、受けたい企業が探しづらくなってしまうことです。たとえ業界を絞った場合でも企業数は膨大です。業界を絞らなければ「受けたい企業がどこかわからない」という事態に陥ってしまう人もいます。

選択肢が多いというのは良いことのように見えて、実はエントリーする企業を決めきれないという事態になりかねません。その結果、本命を見つけづらい、というデメリットがある点は理解しておきましょう。

デメリット③志望度の高さをアピールしにくい

業界を絞って就活すると、業界や周辺情報の知識が深まるので志望度を伝えやすいですし、他に受けている企業についても一貫性を持って話ができます。

一方で、業界を絞らずに就活をすると広い知識を身につけているものの、一つ一つに対してにアピール内容は浅くなってしまいます。その結果、志望度の高さをアピールしにくくなってしまうので注意しましょう。

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業界を絞って就活する人と比較されないような、オリジナリティのある一貫性や志望理由を説明することができれば逆に強みになる可能性がありますよ。

あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

適職診断 適職診断

就活では、自分に合った仕事が見つからず悩むことも多いでしょう。

そんな時は「適職診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけあなたの性格や強みを分析し、適職・適さない職業を提案してくれます

自分の適職・適さない職業を知ることで、自信を持って就活を進めましょう。

効率よく就活を進めるためには業界はどのくらいに絞るべき?

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さて、どのように就活を進めようと思いましたか? 業界を絞りますか? それとも絞らず広く見ていきますか?

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就活生

やりたいことが今あるわけではないのですが、全落ちという事態だけは避けたいので、自分なりに業界を絞りたいと思います。でもいくつくらいに絞っていけばいいのでしょうか?

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そうですね。実際のところ業界を絞って就活した方がやりやすかったという人が多いです。ここからは、業界を絞る場合どのくらいに絞っていくべきなのか、そのポイントと併せて説明していきましょう。

就活で業界を絞ろうと考えたとしても、どのくらいに絞るべきか悩ましいところでしょう。効率的に就活をすすめるための絞り方を解説していきます。

2~4つ程度が標準

業界を絞って就活する場合でも極端に「絞りすぎない」ということが大切です。スケジュールや体力的な問題も考慮すると2~4業界程度まで広げておくのがおすすめですよ。

その程度まで絞っておくと業界同士の比較ができ、自分自身の知識も広がるため、一つ一つの業界を選ぶ根拠が明確になりやすいでしょう

さらに、1業界あたり10社程度エントリーするとしても30~40社はエントリーすることになります。一気に持ち駒がなくなるということもないため、全落ちリスクを回避することができるでしょう。

1つに絞る必要はない

業界を絞るといっても1つの業界に絞る必要はありません。落ちて持ち駒がなくなると時期によってはリカバリーができないため、業界を絞りすぎるのはとても危険な行為です。

いくら自分がしたい仕事が明確でも、希望の仕事や関連する仕事を他の業界でもできることはよくあります。わざわざ初めから可能性を狭める必要はありません。

自分の可能性を広げるためにも1つの業界に固執する方法は避けた方がよいですね。

自分で判断して決めることが大事

最適なエントリー数には個人差があります。おすすめの業界の数を紹介しましたが、最後は自分で判断して決めることが大事です。

なぜなら、就活そのものは「あなた自身のため」におこなっているものだからです。自分が納得のいく形で就活を終えるためにも「挑戦したい業界」が複数あるのであれば挑戦する判断をしましょう

業界の知識もなく、自分の軸もない初期段階であれば、自分の就活そのものに対する考え方やライフスタイルから決めていく方法もあります。

どれくらい業界を絞るか考える際の判断基準の例
  • 就活を続けられる期間(長期化しても問題ないか)
  • 1日の中でどれくらい就活に時間を割けるか
  • やりたいことや将来像が決まっているか

「就活はこのようにやるべき」というものはないので自分に合った方法を見つけるようにしましょう。

鴨川 未奈

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就活にやり方の正解はない! 状況や価値観に合った就活をしよう

就活は10人いれば10通りのやり方があると言われ、個々人の状況や職業観を踏まえて活動するものです。大学入試などの試験とは違い、正解・不正解のある世界ではないため、業界を絞った絞らないだけで、成功失敗が決まるものではありません。

絞ったからこそ成功した人もいれば、そうではない人も

担当した学生の中にも、Aさんは就活に時間をかけたくても大学の研究が忙しく、学業とのバランスを考え業界を絞って活動し内定を獲得しました。一方でBさんは、単位をある程度取得していたことから大学生活に余力があり、業界を絞らずに幅広く企業と接することで内定を獲得したことがあります。

業界をどれくらい絞るかはあくまで人それぞれです。自分自身の大学生活と就職活動のバランスを考えたうえで取り組むようにしましょう。

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

いつ頃から絞ればいいの? 就活で業界を絞る時期

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就活生

業界を絞るも絞らないも自分次第、どちらも自分なりの軸が大切、ということはよくわかりました。でも、いつまでにどの程度まで絞っておけばいいのでしょうか?

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ここまでお伝えしてきた通り、就活はあくまでも自分次第なので、明確にこの時期までにという決まりはありません。ただ、業界によっては選考スケジュールの関係上、おすすめの時期がありますので、お伝えしていきましょう。

業界を絞る場合は時期が大切です。やみくもに初めから絞って就活に臨んでしまうと視野が狭くなったり、反対に絞る時期が遅いと選考対策に支障が出たりと注意が必要なので、適切な時期を押さえておきましょう。

初めから絞るのは危険

就活開始直後からいきなり業界を絞るのは危険です。なぜなら、就活の初期段階は学生も視野が広がっていないことに加え、企業側も情報を全て出しているわけではないからです。

多くの学生は就活が進むにつれて、新しい情報を吸収して考え方や判断基準が変化していきます。そのため、初期段階で業界を絞って新しい情報を遮断するのは、視野の広がりがなくなるため危険と言えるでしょう。

絞る時期は志望する業界によって異なる

就活で業界を絞る時期

業界を絞って就活をする場合、業界を絞る時期はあなたの志望する業界や企業によって異なります。たとえば、就活解禁時期と同時に選考が始まる企業がある一方で、通年採用を実施していつでも受けられる企業もあります。

また、外資系であればもっと早く選考が開始することが多いです。そのため、あなたの志望する業界や企業のスケジュールを把握し、それに合わせた行動が必要という点を理解しておきましょう

外資系:3年生の夏頃

外資系を志望する場合、3年生の夏頃に絞るのが一つの目安です。外資系の選考時期は日系企業に比べて早い企業が多く、3年生の秋や冬から選考が始まります。

また、外資系の中には夏期インターンが選考に直結している企業もあるため、就活を有利に進めるためには夏期インターンの参加が重要です。そのため、外資系を志望する場合は、3年生の夏頃にはある程度業界を絞っておくと良いでしょう。

ベンチャー:3年生の秋頃

ベンチャー企業の多くは大手企業の採用が本格化する前の12~2月頃に選考のピークを設定しています。

そのため、選考のピークから逆算して考えると3年生の秋頃までには業界を絞っておいた方が良いでしょう

ベンチャー企業についてはこちらで詳しく解説しているので参考にしてみてください。

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その他:3年生の冬頃(3月以降就活解禁)

外資系やベンチャーを志望していない場合でも、3年生の冬頃にはある程度業界を絞った方が良いですね。もちろん、多くの企業は3月以降に採用活動が解禁となるのですが、そこから動き出していては少し遅いです。

なぜなら、企業の選考も年々早期化している傾向があり、3月以降の就活解禁と同時に選考を実施する企業も増えてきています。そうした早い選考を実施する企業を受ける場合ではエントリーが始まってからでは準備が間に合わないのです。

どうやって絞る? 今からできる業界を絞る4ステップ

業界を絞る4ステップ

数多くある業界の中でどのように業界を絞っていくか悩む人も多いでしょう。就職活動で初めて「業界」という分類で企業を仕事を捉える人がほとんどだと思います。

そのような状態で自分に合った業界を選ぶといってもなかなか難しいのが本音でしょう。そんな人のために業界を絞るステップについて紹介しますね。

ステップ①自己分析から就活の軸ややりたいことを把握する

まずは自己分析を通じて就活の軸ややりたいことを把握しなければなりません。自己分析とはあなたの過去の経験から強みや弱みを把握したり、あなた自身の価値観を言語化することです。

自己分析を通じて把握できた強み弱みや価値観から、あなた自身の就活の軸ややりたいことを発見することができます。どうやって自己分析をするのかわからない人は次のステップを参考にしてみてください。

自己分析の4ステップ
  1. 意識が変わったポイントや成長を感じたエピソードなど、自分にとって印象的な出来事を書き出す。
  2. 書き出したことに対して「なぜ?なぜ?」と掘り下げていく
  3. 掘り下げて見えてきた自分の価値観や感情から、喜怒哀楽やモチベーションが変化する特徴を見つける
  4. その特徴から自分がいきいき働くことのできる環境を考える

自己分析の方法についてはこちらで詳しく解説しているので参考にしてみてください。

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ステップ②どのような業界があるのか一通り把握する

就活の軸ややりたいことを把握できたら、次は世の中にはどのような業界があるのか把握することが大切です。「やりたいことが決まっている」「この業界がいい」という人も、最初は業界について一通り把握することをおすすめします。

まだ気付いてないだけで、あなたの希望が叶う業界や適性のある業界が他にあるかもしれません。また、一通りの業界を知ることで、志望する業界の立ち位置や他業界との比較ができるため、結果として志望業界の理解を深めることに役立つといえるでしょう

業界は8つに分類される

一般的に業界は8つに分類されます。8つの業界について詳しく紹介しますね。

  1. メーカー:原材料から製品を生産し販売する業種
    食品や自動車、スポーツなどメーカーの中にもさまざまな業種、そしてその中でも研究職や開発職、営業、マーケティングなどのさまざまな職種がある。
  2. 商社:モノを売りたい相手と買いたい相手を結び付けている卸売業者
    幅広い分野の商材を取り扱うのが「総合商社」で、特定の分野の商材を取り扱うのが「専門商社」とに分けられる。
  3. 小売:メーカーが製造した商品を商社から仕入れ、消費者に販売
    スーパーやドラッグストア、デパートなど日頃から最も接することの多い業種。
  4. 金融:企業や個人に対して資金を融資
    金融とは、銀行・保険・証券・リース・証券など、お金を通じて個人や企業を支える経済の基盤となる業界。
  5. サービス:形のないものを売る業界
    不動産やホテル、飲食業などの他に鉄道やガス、電気、物流、医療や福祉など、個人や企業が求めているサービスを提供している。
  6. マスコミ:情報を人に伝える仕事
    テレビやラジオなどの放送、雑誌や本などの出版、また広告などを指す。
  7. IT:情報の伝達や処理などにかかわるサービスを売る業界
    現代はITを利用していない企業はないほど広がっていて、もはやインフラに近い業界といえる。
  8. 官公庁・公社・団体:基本的には公共性や公益性の高い事業を展開
    一般企業が利益を追及するのに対し、官公庁・公社・団体は、公益を追及する。

8つの業界についてもっと詳しく知りたい人はこちらも参考にしてみてください。

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ステップ③インターンシップ・説明会に参加して業界研究を深める

一通り業界分類を把握できれば、なんとなく興味がある業界、ない業界がイメージできるようになったかと思います。ただ、ここで一気に絞る必要はないので、徐々にそれぞれの業界を深く知るための行動をしましょう。

具体的にはインターンシップや説明会に積極的に出向いて情報収集をしましょう。情報収集時に意識したいことは業界同士のつながりで、上流から下流、横のつながりを知り、自分なりの業界地図をイメージすることが重要です

インターンの就活への活かし方はこちらで詳しく解説しているので参考にしてみてください。

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興味がない業界でも一度参加してみる

初めのうちは、興味がない業界の説明会やセミナーでも一度参加してみることをおすすめします。初めは興味がなくても、話を聞いてみると新しい発見があったり興味が沸いたりする可能性も充分にあります

視野を広げるためにもなるべく早くから業界研究に動き、興味がない業界も一度は覗いてみましょう。

業界研究の際は業界研究ノートを作るのもおすすめですよ。

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ステップ④就活の軸に合った業界を選ぶ

ある程度業界の知識を得ることができたら、その業界が自分の就活の軸に合っているかどうかを判断しましょう。もちろん、就活の軸は一つではないはずですので、その場合は優先順を決めて、それぞれの業界がどの程度その軸に合致しているか判断していくと良いです。

大切なのは就活の軸がブレないようにすることなので、興味のある業界でも自分の就活の軸に合致していないのであれば就職先として合っていないということになるでしょう

就活の軸がまだ見つかっていない人はこちらの記事を参考に考えてください。

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酒井 栞里

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業界や企業を絞る前に自己分析で就活の軸を明確にしよう

就活の軸を意識せずに就職活動を進めてしまい、いつまでたっても応募する業界や企業が決められないという学生が多くいます。さまざまな業界の説明を聞いたり調べたりしてはいるけれども、なんだかどれもピンとこない。逆にどの業界も魅力的に感じてしまい、なかなか絞れないと言った相談がよくあります。

そのような学生に多く見られる特徴は、自己分析が足りず就活の軸を意識せずに、業界研究だけをしているため、何となく受け身で物事を考えてしまっていることが挙げられます。「業界を絞り込む」としても、何かしらの基準がなければうまく絞り込むことはできません。

自分の興味や関心を明確化することや学業アルバイトなどの体験から得られた価値観を業界と照らし合わせることで、自分の業界選びの軸が見えてくるはずです。業界を選ぶ際には、自己分析と業界研究の両方に目を向け、自分の軸を確立させることが大切です。

気をつけよう! 業界を絞るときの注意点

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業界を絞るステップまで理解できたので完璧ですね!

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実は業界を絞るときには注意しなければならない点があります。そこをちゃんと理解したうえで絞っていきましょうね。

業界の選び方を間違えると、自分に合った企業に出会えず入社後後悔してしまうかもしれません。注意点を押さえたうえで業界を絞りましょう。

「好きだから」という理由で選ばない

なんとなく抱いている業界イメージや、使っている商品が好きだから、というのはその企業を就職先として検討するきっかけにはなります。しかし実際のところ、ただ好きだからという理由は就職先を選ぶ根拠としてはおすすめできません。

好きなことをそのまま仕事にすることが、幸せな仕事選び、幸せな人生になるとは限りませんし、適性があるかどうかもその時点ではわからないのです。その企業に対するイメージはあくまでイメージであり、働き先を選ぶという観点ではあてにならないということを理解しておきましょう。

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キャリアアドバイザー

あなたの価値観や性格、キャリアビジョンなどと照らし合わせて企業を選ぶことが大切です。

焦って絞らない

志望業界を決めるには時期も大切ですし、情報収集と自己分析がしっかりできていれば早いに越したことはありません。ただし、業界を絞る目的は「自分に合った業界を見つけること」です。

そのため、情報が少ない状態で焦って早い時期に業界を絞り込んでしまうと、本当に自分がしたい仕事なのか、向いているのかということを判断できなくなります

とはいえ、時期によっては早めに業界を絞る必要がある人もいるでしょう。その場合、就活初期段階でさまざまな就活支援企業が実施している合同の業界研究セミナーや会社説明会などに積極的に参加して情報を収集しましょう。

できるだけ先入観はなくす

「この業界は体育会系っぽい」「ブラック企業という噂をよく聞く」などの先入観を持って業界を選ぶのは危険です。

たとえば、女性用の商材を扱うメーカーだから女性社員が多いのだろうと思っていても、実際は男性が7割以上占めていたり、商品開発は男性がしている、ということもあるのです。

一昔前はハードな働き方をしていてブラック企業なイメージが先行してしまっている企業でも、実際説明会に参加したり働いている社員に話を聞くと他の企業よりも働き方改革が進んでいたりします

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キャリアアドバイザー

自分の目や耳で確かめる前から「きっとこの業界はこうだ」という考えは可能性を狭めるだけです。そうした先入観はなくして就活に取り組みましょう。

加藤 大智

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業界を絞るときは地域性や将来性も加味して考えよう

業界を絞るときには、地域性や将来性との兼ね合いも考えてみることをおすすめします。自分が就職したいと思う地域について、その地域ではどのような業界が盛んなのか、もしくは将来性があるのかを調べることも、業界を絞る際には注意しておきたいですね。

各地域には特徴があり、地域によって今後も伸びる業界や衰退する業界など、それぞれの特徴があります。たとえば東京都では音楽やアニメなどのコンテンツ産業が集中し、愛知県では自動車に代表される輸送機械産業が有名ですよね。自分が就職したい地域の特徴を調べるとで、業界も絞りやすくなるでしょう。特に地元で働きたいと考える人は、逆にその地域で盛んではない業界に絞ってしまうと、就活が難航してしまうことも考えられます。

コロナによる業界への影響も見据えることが大切

また近年、コロナによって大きく影響を受けた業界も多くありますよね。オンライン授業や在宅ワークをする人が増え、IT通信事業は今後も益々求められるでしょう。逆に観光業界や航空業界は大きな打撃を受け、昨年度から求人数も減少し就活生にも影響が出ています。変化の著しい今の世の中は、より一層自分自身が各業界についてどう受け止めるのかを考えることが必要になるのではないでしょうか。

業界を絞るときには、地域のことや社会の動きを実際に自分自身で確かめ、先見性も踏まえて情報取集することをおすすめします。

適性把握の6秘訣! 業界の絞り方に悩んだら実践してみよう

適正把握の6秘訣
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就活生

自分がやりたいこと、自分に合った業界といきなり言われてもピンと来ないですね……。業界の絞り方に悩んでいしまいます。

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キャリア
アドバイザー

だから後悔しないためにも自分の適性を知り、それを元に業界や職種を絞り込むことが大切ですね。自分の適性を把握するための秘訣を6つ紹介していきます。

そもそもどのように業界を絞ればいいのか悩む場合もあるでしょう。自分に合った業界を把握するための秘訣を解説するので、自分に合ったやり方を実践してみてくださいね。

①willでなくcan視点で考える

will→canに視点を変える

自己分析を始めると、自分の適性がわからないと悩んでいる学生をよく目にします。そういった場合の多くは、自己分析をするときにWill(自分が将来どうなりたいか)の視点で考えています。

Willをイメージしにくい場合はその視点をやめてみて、自分ができることは何かというCanの視点で考えてみると良いですよ。今はまだ興味のある業界とは思えなくても、得意なことであれば周囲からの評価も高まりモチベーションにつながりやすくなります

Canから考える業界の例
  • 正確な作業が得意→金融
  • 人と仲良くなるのが得意→サービス
  • 英語が得意→商社

WillとCanの視点についてはこちらで詳しく解説しているので参考にしてみてください。

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②5年後のなりたい自分を考える

5年後のなりたい自分を考えてみるのも良い方法の一つです。5年後にどうなっていたいかという視点を持ち、そのゴールに到達するためにはどういう仕事をしたらよいのかを逆算して考える方法です

5年後なりたい自分から考える業界の例
  • 海外で活躍したい:商社
  • 転職してキャリアアップしたい:コンサル
  • 自分で考えた製品を世の中に広めたい:メーカー
  • 最先端の技術を駆使して生活を豊かにしたい:IT

Willの考え方で必要なキャリアが把握できれば、そのキャリアでどのようなロードマップを設定するのか考えましょう。

キャリアの考え方はこちらの記事を参考にしてください。

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③興味を持った企業の共通点を抜き出す

就活をしていると魅力的な企業に多く出会うことでしょう。魅力を感じる企業を業界で一括りにできない場合、興味を持った企業の共通点を抜き出すことも1つの方法です。

一見バラバラに見えても、各企業の魅力に感じたポイントを書き出してみましょう。おそらく何かの共通点があるはずです。その共通点から業界を見ていくと、自分に合った業界を見つけやすくなりますよ

企業の共通点の例
  • 世の中に不可欠なものを扱っている
  • 社会インフラの基盤となる
  • 生活を豊かにするサービスを扱っている
  • 嗜好品を扱っている
  • ダイバーシティが進んでいる
  • 企業規模が大きい

④興味のある業界に近い業界を調べる

興味のある業界に近い業界を調べる

直接興味のある業界だけではなく、その周辺の業界も調べるというのも1つの方法です。

たとえば「服が好きだから」という理由でアパレル業界の販売員を志望しても、必ずしもあなたの興味に合った仕事が販売員だけとは限りません。「好き」「興味がある」ことを掘り下げることで自分に合った業界や職種が見えてきます

服を販売する店に商品が来るまでには、メーカーがデザイン・縫製し、店との商談後店舗に運ばれてきます。服を作りたいのであればメーカーですし、いろいろな服にかかわりたいのであれば特定のメーカーではなく、商社などが楽しめるかもしれません。

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キャリアアドバイザー

「好き」「興味がある」ことを見つけることができたら、関係するその周辺業界も調べてみると、本当に自分がやりたいことが見つかる可能性がありますよ。

⑤譲れないことや大切にしたいことを考える

譲れないことや大切にしたいことをベースに考えてみるのもよいでしょう。

仕事の内容ややりがいだけじゃなくても、あなたなりに譲れないことや自分の人生が幸せになる要素など何でもかまいません。それが叶う環境はどんな業界なのかを考えてみましょう。

譲れないことや大切にしたいことの一例
  • 家族で過ごす時間を大切にしたい
  • 若いうちに海外赴任にチャレンジしたい
  • 途上国支援につながる仕事をしたい

⑥日常の中で疑問に感じることを抜き出す

日頃からさまざまなことに対して疑問を持てる人は、そこから自分の軸や業界を探すことも1つの方法です。「自分ならこうする」「もっとこうしたほうが良くなる」という考えを実現できるような業界を探してみましょう

特定の商品群で改善したいのであれば、そうした商品を作るメーカーがいいでしょう。また、世の中をもっと便利にしたい、というような大きなものであれば官公庁やIT、サービス業などがいいかもしれません。

自分自身が疑問に思っていることだからこそ、やりがいや当事者意識を持って働くことができるでしょう。

加藤 大智

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業界を絞るのに悩むなら生活の身近なところから考えてみると良い

どの業界に絞っていいのか悩む学生は、まずは身近なところから考えることがおすすめです。これまでの大学生活や日常生活を振り返り、自分の好きなことや関心のあることをヒントにしてはいかがでしょうか。

これまでにも、自分の趣味である料理をヒントに食品業界や飲料メーカーに目をつける学生がいたり、読書が好きで出版社や書店業界を志望したりする学生もいました。また自分のこれまでやってきたアルバイトや学業面の経験から、得られた知識やできることを活かせる業界に着目した学生もいます。大学の授業で会計業務に関する知識が得られ、金融や保険業界に挑戦した学生もいましたよ。

自分のできることや、好きなこと、好きな空間など、自分自身の中にもヒントはたくさんあります。堅苦しく考えすぎずに、自己分析も踏まえたうえで自分の興味関心に沿って業界を絞ると良いでしょう。

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業界にこだわりすぎは危険! 業界以外の企業の絞り方

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キャリア
アドバイザー

なんとなく受けたい業界は見えてきましたか?

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就活生

まだ「この業界で働きたい!」というのがなかなかイメージできないですね。

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キャリア
アドバイザー

なるほど。そういうことであれば、業界で絞らずにほかの絞り方をしていくといいかもしれませんね。

ここまで業界を絞るという論点で解説をしてきましたが、就活では必ずしも業界という切り口で絞る必要はありません。最後に業界以外の企業の絞り方を解説します。

①職種ベースで絞る

業界で絞れない場合、職種ベースで絞るというのも良いでしょう。

どんな業界で働きたいのか、どの会社で働きたいのかということがイメージできなくても、営業がしたい、法務関係の仕事がしたい、といった職種の希望があればまずはそこを切り口に絞っていくことができます

職種を切り口にした絞り方の例
  • 営業?事務?
  • 営業なら有形商材?無形商材?
  • BtoB?BtoC?

職種を切り口にするだけでもどんどん深掘りでき、受ける業界や会社が絞られてきますよ。

ちなみに、営業職の向き不向きはこちらの記事を参考にしてくださいね。

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販売職についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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企画職についてはこちらの記事で解説していますよ。

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事務職についてはこちらの記事を参考にしましょう。

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②魅力ベースで絞る

その企業にある魅力ベースで絞るのも良い方法です。たとえば以下のような例が挙げられます。

魅力ベースで絞る例
  • 売上の海外比率が80%以上
  • 国内シェア1位
  • ROS(売上高利益率)が10%以上ある
  • 3年以内離職率が10%以下
  • 女性管理職比率が40%以上

企業説明会や企業のホームページなどから特に魅力に感じたポイントがあるはずなので、それをベースに絞っていきましょう。会社の規模でも売上でも、福利厚生でも何でも構いません。

次にどんな会社でなら満足して働けそうかどうかを考えて、魅力に感じたポイントの順位付けをしてみましょう。企業の魅力で絞ったからこそマッチしやすいといえますね。

③自分の軸にマッチした企業に絞る

自分の軸にマッチした企業に絞るのも良い方法です。自分の軸、というのは業界や業種に縛られない「会社選びの基準」のことです。

自分の軸の2つの切り口
  1. 内面的な成長に直接関係すること
    自分がどういう人生を歩んでいきたいか、どんなビジネスパーソンになりたいか
  2. 物理的な条件
    英語を使いたい、海外で働きたい、など

どちらの軸で就活をするにしても、まず早期に「自分の軸」を見つけなくてはいけません。「自分の軸」はなるべく多くの企業に出会って、そこで働く人達と接することで見つけやすくなりますが、時間がかかるのでなるべく早く開始することをおすすめします。

企業選びの軸の見つけ方についてはこちらを参考にしてください。

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似たような言葉になりますが、会社を選ぶ基準についてはこちらの記事で解説しています。気になった人はぜひ一度目を通してみてください。

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正しい業界の絞る方法を理解して就活に臨もう

就活を進めていくうえで、業界を絞っていくのは意外と難しいことです。世の中には多種多様な業界があって、さらにその中には数多くの企業があります。

就活を効率的に進めるためには業界の絞り込みは大切です。しかし、自分のやりたいことが不明確なまま、正しい方法を知らないまま業界を絞り込んでしまうとと就活がうまくいかなくなるなんてこともあります。

そのため、今回お伝えしてきた業界の絞り方の基本を理解したうえで、自分に合った業界を見つけて就活に臨みましょう。

あなたが受けないほうがいい業界をチェックしよう

36の質問であなたを徹底解剖 12タイプ性格診断からあなたの強み・適職を特定 適職を診断する(無料) 36の質問であなたを徹底解剖 12タイプ性格診断からあなたの強み・適職を特定 適職を診断する(無料)

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。

そんな時は適職診断を活用して、志望する職業と自分の相性を確認してみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

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