目次
- アルバイト感覚で塾講師の就職を目指すのはNG!
- まずは学習塾について理解しよう
- 学習塾には4つのタイプがある
- 集団指導・個別指導の違いを知ろう
- 塾講師の業務内容を理解しよう!
- 授業準備
- 学習指導
- 学習計画の作成
- 質問対応
- 電話対応
- 面談
- 作業・清掃
- 塾講師として就職後のキャリア例とは?
- マネジメント業務に携わる
- 自分の学習塾を立ち上げ独立する
- 要チェック! 塾講師ならではの3つのやりがい
- ①生徒の成長を間近で感じられる
- ②生徒や保護者から直接感謝される
- ③自分自身も成長することができる
- 塾講師への就職に向いている人
- マルチタスクが得意な人
- 誰かの成長に貢献したいと考えている人
- 根気強く物事に取り組める人
- 塾講師への就職に向いていない人
- 夜型の生活が苦手な人
- 塾講師をビジネスとして捉えられない人
- 子供と接するのが苦手な人
- 塾講師を目指す際に有利になる資格・検定・経験!
- 資格①教員免許
- 検定①学習塾講師検定
- 検定②日本漢字能力検定
- 検定③実用数学技能検定
- 検定④実用英語技能検定
- 検定⑤TOEIC
- 経験①小学校受験・中学受験の経験
- 経験②塾講師や家庭教師としての指導経験
- 塾講師に就職するために必要な4つの準備!
- ①塾講師を目指そうと思ったきっかけを言語化する
- ②志望している塾の独自性を書き出す
- ③入社後に実現したいこと・やりたいことを具体的に言語化する
- ④志望する塾と自分がやりたいことの共通点を探る
- 塾講師に就職するための効果的な志望動機の書き方!
- ①塾講師を目指そうと思った具体的な経験やエピソードを述べる
- ②その塾でなければならない理由を述べる
- ③入社後の展望や目標を述べる
- 選考対策! 塾講師ならではの志望動機例文を8つ紹介!
- 集団学習塾
- 個別指導塾
- 業務内容を適切に理解して塾講師への就職を目指そう!
アルバイト感覚で塾講師の就職を目指すのはNG!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活を始める学生が増えてくる時期になると、
「塾講師は、具体的にどのような業務をおこなうのでしょうか? 」
「塾講師として就職したいのですが、志望動機が書けません……」
など、塾講師への就職に関する質問が多く寄せられます。学生時代にアルバイトとして塾講師を経験し、魅力的な仕事だと感じている人は多いでしょう。しかし、同じ塾講師でもアルバイトと正社員では全くの別物なので、アルバイト感覚で塾講師への就職を目指すことは危険です。
そこで今回は、塾講師の業務内容ややりがいについて詳しく解説します。また、塾講師として就職するための志望動機の書き方や例文も紹介するので、エントリーシート(ES)の作成に苦戦している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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まずは学習塾について理解しよう
学習塾と一括りにいっても、授業スタイルや通っている生徒の目的などさまざまな違いがあります。塾講師として就職したいと考えているのであれば、この違いをしっかりと把握しておくことが大切です。そして、自分が携わりたい塾がどの種類なのかを明確にする必要があります。
そこでまずは、学習塾の種類について理解を深めていきましょう。漠然と塾講師になりたいと考えている人は、これから解説する内容を参考に、どのような塾で働きたいかを考えてみてくださいね。
学習塾には4つのタイプがある
通っている生徒の目的で学習塾を分けると大きく4つのタイプがあります。
- 進学塾
- 専門塾
- 総合学習塾
- 補習塾
通っている生徒の目的が異なれば、塾の指導方針やサービス内容も大きく異なります。また、塾講師に求められるスキルや技術も大きな違いがあります。
学習塾への就職を考えている人であれば、こういった細かい部分も含めて、学習塾について理解を深めておくことが必要不可欠です。
進学塾
進学塾とは、受験対策をメインに学習指導をおこなっている学習塾です。
生徒が志望校に合格できるように学習指導をおこなうことはもちろん、生徒に合った志望校を提案したり、受験のスケジュールを組んだりするなど、受験に関する業務がほとんどです。
進学塾の塾講師は、各学校の特徴や入試情報に精通していたり、さまざまな学校の過去問題の傾向を把握していたりすることが求められます。ほかにも、受験生の生活リズムの管理やメンタルケアなど、受験合格に向けたサポートを幅広くおこないます。
専門塾
専門塾とは、特定の教科やスキルに特化した学習指導をおこなう学習塾です。
たとえば、理系科目や文系科目に特化した塾もあれば、速読や英会話などに特化した学習塾などもあり、種類はさまざまです。専門塾に通う生徒の目的は、苦手科目の克服や得意科目を作るためなどが挙げられます。
専門塾の塾講師になるためには、特定の分野に特化した知識や指導力が必須です。また、独自でのメソッドがある塾もあるので、その塾に合わせた指導方法を身につける必要がある場合もあります。
補習塾
補習塾とは、主に学校の授業内容を扱う学習塾で、学校のテストの点数アップや学校の授業についていける状態を目指します。
補習塾の塾講師は、学習指導の力も必要ですが、生徒のモチベーションを上げるコミュニケーション力も必須です。補習塾に通う生徒は勉強に苦手意識を持った生徒が多いからです。
また、生徒が通う学校のテストの傾向や授業の進め方など、生徒にヒアリングをして細かな部分を把握することが求められます。
総合学習塾
総合学習塾とは、年齢や目的を問わず、さまざまな生徒を受け入れている学習塾です。
たとえば、受験対策を目的にした生徒もいれば、学校内容の補習をするために通う生徒もいます。また、塾によっては資格の勉強を目的とした社会人を受け入れている場合もあります。
総合学習塾の場合は、さまざまなニーズに対応する必要があるため、幅広い知識や経験があると、活躍することができるでしょう。また、生徒の年齢に関係なく信頼関係を築くことができるコミュニケーション能力も必須です。
集団指導・個別指導の違いを知ろう
学習塾は、通っている生徒の目的以外にも、指導方法の違いもあります。指導方法の違いは、大きく分けて2種類で集団指導と個別指導があります。
集団指導は、一度に数十人の生徒に対して授業をおこなう形式です。集団指導をおこなう塾講師は、1度にたくさんの生徒を受け持つため、誰もが理解できる説明力や指導力が求められます。
個別指導は、講師1人が1度の授業で受け持つ生徒は1~3人程です。しかし、授業で扱う内容は1人ひとり異なることが多いため、授業準備を入念におこなう必要があります。また、生徒1人ひとりに合った指導が求められるため、生徒の性格や学力などをしっかりと把握してくことが必須となります。
塾講師の業務内容を理解しよう!
塾講師の仕事といえば、子どもたちに勉強を教えることをイメージする人が多いでしょう。しかし、業務内容はそれだけではありません。勉強以外のサポートや保護者対応など、業務内容は多岐にわたります。
そこでここからは、塾講師の業務内容について解説します。企業や教室によって、業務内容や範囲は異なりますが、塾講師として就職すれば携わらなければならない業務となる可能性が高いものばかりを紹介するので、ぜひ理解を深めておきましょう。
授業準備
授業準備とは、その名前の通り授業のためにおこなう準備のことです。
どういった生徒を担当するのか、どのような内容を扱うかなど、すでに決まっている情報をしっかりとインプットします。そして、どのように授業するのか、どんな宿題を出すのかなど、授業内容を細かく考えていくのです。
塾では指導内容は決まっていたとしても、指導方法は塾講師に任せられていることがほとんどです。そのため、授業準備でしっかりと授業の計画を練り、生徒の目標達成につながる授業を作り上げることが大切です。また、事前準備の質が授業の質に直結すると言っても過言ではないので、じっくりと時間をかけて準備することが求められます。
学習指導
学習指導とは、授業のことです。授業準備で用意した内容を進めることはもちろん、生徒の様子に合わせて説明や解説を加えたり、演習時間を増やしたりするなど臨機応変な対応が求められます。
また、生徒の演習する様子から、誰がどのくらい理解をしているのか把握をして、宿題や補習課題などでフォローをすることも大切です。
さらに、勉強を教えるだけでなく、生徒のモチベーションを高めるための声掛けやコミュニケーションなども、授業の中でおこなう必要があります。
学習計画の作成
企業や塾によっては、どんな生徒に対しても同じ学習計画で授業を進めるという場合があります。しかし、多くの場合は、生徒の目標や志望校、現状の学力などに合わせて、学習計画を立てていきます。
学習計画とは、年・月・週・1日などの単位で何をするかを決めたもので、学習指導の方向性を決めるものです。生徒や保護者の要望をヒアリングをした上で、経験と知識をもとに計画を立てていきます。
また、定期的に学習計画を振り返り、計画通りに進んでいるか、修正の必要があるかなどを検討し、生徒が目標達成できるように修正や改善をおこなう必要があります。
計画性がある人であれば、学習計画も問題なく作成できるでしょう。計画性をアピールしたい人はこちらを読んでおきましょう。
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質問対応
質問対応とは、授業外に生徒の質問に対応する業務です。質問内容は、間違った問題に関することや学校の課題についてなど、種類はさまざまです。
また、受験生が多く在籍している場合は、勉強方法や志望校などの質問をしにくる生徒もいます。
どんな質問にも的確に答えられるよう日々勉強を重ねることはもちろん、その生徒がどういった状況かを把握した上で対応することも重要です。
電話対応
電話対応とは、塾にかかってくる電話をとり、その応対をする業務です。
塾にかかってくる電話の多くは欠席連絡がほとんどですが、場合によっては保護者からの相談やクレームということもあるので、丁寧で誠実な対応をすることが大切です。
また電話を切った後も、他の講師に取り次いだり、伝言を伝えたりする必要があることもあります。こういったことができていないと、クレームの原因になることもあるので、電話対応では報連相をきちんとおこなう必要があります。
面談
面談は、学習相談や進路相談、長期休暇の講習に関する相談などさまざまな内容について、講師・生徒・保護者で話す場です。
講師から生徒の現状や授業の様子などを伝えることはもちろんですが、生徒の本音や保護者のニーズを聞けるとても貴重な機会です。
また、保護者に信頼できる講師だと思ってもらえるよう、正しい言葉遣いや丁寧なコミュニケーションをおこなうことが必須となります。
言葉遣いは面接でも重要になります。面接での正しい言葉遣いについてはこちらを読んでおきましょう。
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作業・清掃
教室の清掃は、企業によっては清掃業者がおこなっている場合がありますが、講師がおこなう場合もあります。また、事務作業などについても事務担当のスタッフが在籍していない場合は、講師が行います。
講師がひんぱんに掃除をおこなうことで、教室が清潔に保たれ、生徒の集中力やモチベーションが変化することもあります。
教室の清掃や小さな作業も生徒へのサポートの一環として、手を抜くことなくきちんと取り組む必要があるのです。
塾講師として就職後のキャリア例とは?
近頃は人生100年時代と言われ、人生の内の働く期間が延びつつあります。どんな職業に就きたいと考えていたとしても目先の就職先だけでなく、その後のキャリアについても考えておくことが非常に重要です。
そこでここからは、塾講師として就職した後のキャリア例について紹介します。就活が無事に終わるかどうかということで頭が一杯かもしれませんが、自分の将来のために就職後やその後のキャリアについて一度考えてみましょう。
マネジメント業務に携わる
キャリア例の1つ目は、マネジメント業務に携わることです。
マネジメント業務とは、教室の生徒数や売上などを管理したり、講師の採用やシフト作成などをおこなう仕事です。マネジメント業務をすることになると、学習指導をすることができなくなる場合が多いですが、1つの教室を自分のやり方で成長させられるという楽しみがあります。
また、1つの教室で実績を残すことができれば、複数の教室の管理や運営をおこなうマネジメント職に就ける場合もあります。より多くの生徒の目標達成に貢献できるため、大きなやりがいを感じられるでしょう。
自分の学習塾を立ち上げ独立する
就職先で塾講師としてのスキルを磨くことができれば、自分の学習塾を立ち上げて独立することも可能です。
塾講師として雇用されている場合は、少なくとも企業や教室の方針に沿った指導やサービスをおこなう必要があります。しかし、自分の学習塾を持つことができれば、自分が思うように塾を運営することができます。
ただし、競合となる塾はたくさんあるため、塾講師としての確かなスキルを身につけておくことが必須です。また、マネジメント業務についても勉強しておくと、大きな武器となるでしょう。
要チェック! 塾講師ならではの3つのやりがい
志望する業界や職種を選ぶ時には、自分が何にやりがいを感じるのかを知っておくことが大切です。そして、やりがいを感じられることが仕事の中にあると、就職後も充実した社会人生活を送れるでしょう。
そこでここからは、塾講師ならではの3つのやりがいを紹介します。塾講師を経験したことがない人はもちろん、アルバイトとして塾講師を経験したことがある人も、自分がどういった部分にやりがいを感じるのかを考えながら読んでみてください。
①生徒の成長を間近で感じられる
1つ目のやりがいは、生徒の成長を間近で感じられるということです。
塾講師は、毎日のように生徒と接することになります。昨日解けなかった問題が解けるようになったり、模試で点数が上がったりするなど、生徒の小さな成長を毎日のように見ることができるのです。
また、生徒の苦労や挫折も一緒に経験することになるので、生徒の目標が達成された時は大きな喜びややりがいを感じられるでしょう。
②生徒や保護者から直接感謝される
生徒や保護者から直接感謝されることも塾講師のやりがいです。
志望校への合格や成績アップ、テストの点数向上など、さまざまな理由で生徒や保護者から感謝されます。また、塾に通う生徒は、勉強嫌いの生徒も少なくないので、塾講師の献身的なサポートや声掛けも感謝されることが多くあります。
その一方で、生徒や保護者の要望に沿った成果が出せなかった場合は、厳しい言葉をかけられる可能性があるということも知っておきましょう。
③自分自身も成長することができる
塾講師は、生徒の成長をサポートする仕事という側面もありますが、そういった仕事を通して自分自身も成長することができます。
教科に関する知識が深まったり、生徒とのコミュニケーション能力が高まったりするなど、経験を積めば積むほど、より質の高いサービスを提供できるようになります。
また、成長すればするほど、今以上に生徒のためにできることはないかと考えることができるようになるので、常に成長し続けられる仕事ともいえます。
塾講師への就職に向いている人
塾講師への就職を目指したいと考えていても、自分が塾講師に向いているかどうかわからないと不安に感じる人は多いでしょう。
そこでここからは塾講師に向いている人の特徴について解説します。また、向いている部分は強みとなるので、自己PRなどで積極的にアピールすることがおすすめです。
マルチタスクが得意な人
マルチタスクとは、複数の仕事を同時に進められることで、こういったことが得意な人は塾講師に向いているでしょう。
塾講師の業務内容は非常に多く、常に複数のことを同時進行でこなしていく必要があります。
そのため、複数のことを同時に取り組むことができるマルチタスクの人であれば、その力を存分に発揮することができるでしょう。
誰かの成長に貢献したいと考えている人
誰かの成長に貢献したいと考えている人も塾講師に向いているといえます。
塾講師は、自分自身のスキルや知識を活かして生徒の成長を促すことができます。また、勉強以外にも生徒が悩みや辛さを感じている時にはサポート役となることもできるのです。
誰かの成長、特に子どもの成長に貢献したいと考えている人にとって塾講師は非常に向いているといえるでしょう。
根気強く物事に取り組める人
根気強く物事に取り組める人も塾講師に非常に向いています。
塾講師の仕事は、生徒と根気強く向き合うことが大切だからです。勉強に対するモチベーションが低い生徒は、根気強く何度も対話することが必要です。また、勉強へのモチベーションがあっても、学力や成績は1日や2日で変わることはないので、根気強く長期的に指導する必要があります。
これまでの経験の中で、上手くいかなくても諦めずいろいろな方法を模索しながら、長期的に人や物事と向き合ってきたという人は、塾講師に向いているでしょう。
根気強く物事に取り組めることは継続力があるともいうことができます。継続力についてアピールしたい人はこちらを読んでおきましょう。
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生徒に向き合い学力や成績に責任を持つという意味では、責任感がある人も塾講師に向いています。責任感をアピールしたい人はこちらを読んでおきましょう。
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塾講師への就職に向いていない人
向いている人の特徴と同時に向いていない人の特徴についても知っておくと、より自分自身の向き不向きについて深く考えられます。
そこでここからは、塾講師への就職に向いていない可能性がある人の特徴について紹介します。ただし、ここで紹介した特徴に当てはまったからといって、塾講師になれないということではないので、職業を検討するための1つの情報として捉えてみてくださいね。
夜型の生活が苦手な人
塾講師は夜型の生活になる可能性が高いので、夜型の生活が苦手な人からすると苦痛に感じてしまう場合があります。
塾は、生徒の学校が終わってから開校することがほとんどなので、昼過ぎから夕方くらいからの出勤になります。授業後は、生徒を帰してから片付けや清掃などをおこなう必要があるため、退勤時間は終電くらいの時間になることもあるでしょう。
だたし、企業や塾によって出勤時間が異なるので、企業説明会などで質問をして確認してみることがおすすめです。
塾講師をビジネスとして捉えられない人
塾講師は、ボランティアや教員とは違い、生徒の保護者からお金をもらっているビジネスです。
いくら生徒に愛着がわいたとしても、サービスの範囲外のことはできません。また、塾は儲けがなければ営業することができないので、生徒数や売上などのノルマを課されることもあります。
子どもが好きという気持ちや子どもに勉強を教えたいという思いは塾講師にも大切ですが、ビジネスという感覚がなくボランティア精神が強い場合は、塾講師に向いていない可能性があります。
子供と接するのが苦手な人
子どもと接することが苦手な人は、塾講師に向いていない可能性が高いです。
塾講師は毎日のように子供たちと接することになるので、子どもが苦手だと仕事自体が苦痛に感じてしまうでしょう。さらに、子どもは大人の常識の範囲にはとどまってくれないため、子どもたちの行動や言動に振り回されることもたくさんあります。
また、学習指導においても、子どもが好きだからこそ子供1人ひとりの特徴を捉えられ、適切な指導ができるということもあります。子どもが苦手、接することが得意ではないという人は、一度検討してみた方が良いかもしれません。
塾講師を目指す際に有利になる資格・検定・経験!
塾講師として就職したいと考えていても、自分には強みがない、アピールできる部分がないなど、自分に自信を持てない人もいるでしょう。しかし、塾講師では思わぬ資格や検定、経験が強みとなる場合があるのです。
そこでここからは、塾講師として就職を目指す際に有利になる資格・検定・経験について紹介します。資格や検定は今からでも取得できるので、強みやアピールポイントに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
資格①教員免許
教員免許は、塾講師として就職を目指す際に有利になる資格です。この記事を読んでいる人の中にも大学で教員免許の取得を目指している人もいるでしょう。
教員免許はその名前の通り、教員になるために必要な免許で、教育について幅広く学ぶことができます。さらに、教科指導や生徒指導など、塾講師でも活かせる知識や技術を身につけることも可能です。
教員免許を持っていなければ、塾講師に慣れないということはありません。しかし、免許を持っていた方が、教育に関する知見が広いと印象を与えられるため、塾講師に就職する際に有利に働く可能性が高いです。
検定①学習塾講師検定
学習塾講師検定も講師として就職を目指す人にはおすすめの検定です。全国学習塾協会が塾講師の質の向上を目指して行っているもので、満18歳以上であれば誰でも受験することができます。試験のレベルは、学習塾指導者認定・集団指導2級・集団指導1級の3段階になっています。
試験の中では、塾講師としてのマナーや担当教科の知識などが問われるため、検定に合格できれば塾講師としての自分の力を証明することができるでしょう。
また、集団指導2級と1級では実技試験があるため、指導力がどれくらいあるかなど自分の実力を計るために受験してみるのも良いかもしれません。
検定②日本漢字能力検定
日本語漢字能力検定は、漢検と呼ばれているもので、塾講師として就職を目指す人におすすめです。
漢検は、中学受験や高校受験などで加点の対象となることが多く、漢検取得を目的に塾に通う生徒がいるからです。漢検を持っていれば、取得した経験を活かして、生徒に適切な指導をおこなうことができるでしょう。
ただし、漢検2級未満の場合は、履歴書に書いても評価をされづらい傾向があります。今から取得を目指す人は2級の取得を目指してみてくださいね。
検定③実用数学技能検定
実用数学着の検定とは、数検と呼ばれているもので、漢検と同様に受験の加点対象となる検定です。
数検を取得していれば、経験を活かした的確な指導ができるので大きな強みとなります。また、数学の知識や学力を証明することもできるので、数学担当の塾講師として就職を目指している人は、有利になるでしょう。
各級の目安となる学年は、1級が大学生・社会人、準1級が高校3年生程度、2級が高校2年生程度となっています。自分が指導に携わりたいと考えている年齢を考慮して取得する級を決めることがおすすめです。
検定④実用英語技能検定
実用英語検定は、英検と呼ばれている検定のことで、中学受験はもちろん、高校受験、大学受験などで役立つ資格です。
塾講師は英検の指導を求められることは少なくないので、検定を取得しておくと就職の際に有利になる可能性が高いです。
また、英語をメインで指導していきたいと考えている人は、自分自身の英語力を証明するためにも、取得を検討してみると良いでしょう。
英検1級を取得していると就活で有利になります。英検1級にかんしてはこちらを読んでおきましょう。
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英検1級は持っていると就職で有利にはたらきます。 この記事では英検1級の試験概要、TOEICとどちらが有利か、アピールのコツ、活かせる仕事、志望動機例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 英語力だけでなくプラスの強みもあわせてアピールして周囲と差をつけましょう!
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検定⑤TOEIC
TOEICとは、英語力を測る検定で、近頃は大学受験や就活で英語力を証明するための検定として活用されています。
高校生の英語の指導に携わりたいと考えている人は、一度受験しておけばその経験を活かすことができるので、おすすめです。また、ハイスコアを持っていればz自身の英語力の証明となるので、塾講師への就職に有利になるでしょう。
就活でもとめられるTOEICの最低スコアは600点と言われているため、、塾講師としての就職に限らず、英語を強みとして活かしたいと考えている人は、600点以上を目指してみてください。
700点以上だとさらに就職に有利になります。こちらの記事では面接でのアピール方法についても解説しています。
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TOEICで700点以上は就職に有利になる場合が多くあります。今回は、TOEICで就職が有利になるケースと、有利にならないケースをキャリアアドバイザーが解説します。TOEICスコアを取得するメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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経験①小学校受験・中学受験の経験
小学受験や中学受験を経験したことがある人で、小学受験や中学受験に特化した塾への就職を目指している人は、その経験を積極的にアピールしましょう。
小学受験や中学受験をした経験があれば、その経験を活かして生徒に的確な指導をすることができます。また、生徒の気持ちも理解しやすいため、生徒に寄り添った指導がしやすく、生徒と保護者との信頼関係が築きやすくなるでしょう。
さらに、小学受験や中学受験をする人は増えてきているものの、それほど多くはないため、貴重な人材として重宝されるかもしれません。
経験②塾講師や家庭教師としての指導経験
学生時代に塾講師や家庭教師としてアルバイトをしていた経験があれば、その経験も強みとなります。
特に、自分の指導によって生徒がどれだけ成長したかということを、具体的に伝えることができれば、指導力をアピールすることができます。また、合格実績も大きなアピールポイントとなります。
ただし、学習塾は個人情報を守ることに対する意識が強いので、個人情報を除いた内容でアピールできるように準備しておくことが大切です。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
塾講師の採用では、学歴が重視される場合もあるかもしれませんが、一部と捉えて良いでしょう。塾講師に限らず、一般の企業でも学歴フィルターは存在しないとは言い切れないので、もしかすると学歴が採用に有利に働く場合もあるかもしれません。
しかし、塾講師という仕事は生徒へ分かりやすく教えることや、やる気を引き出すことが重要となるため、いくら高学歴でも生徒と信頼関係を築けない人は厳しいのではないでしょうか。そのため、実際に子供たちと関わる経験を持った就活生は、雇う側からすると安心感があります。
たとえば、塾講師のアルバイトや学習支援ボランティアなどの経験がある就活生は、子供への対応力が高く即戦力と見なされる傾向にあります。どのような気持ちで子供たちと接したのか、実際に働きかけた言葉や行動をアピールすることで、採用担当者は仕事ができるイメージを持つと思いますよ。
ある就活生は、面接で大学の心理学の授業で学んだ「対人援助」から子ども達へのメンタルケアについて自身の考えを述べ、面接官から好印象だったそうです。採用する側は学歴というよりも仕事ができる人か、できない人なのかを見極めるはずなので、学歴そのものに不安を持つ必要はないでしょう。
塾講師に就職するために必要な4つの準備!
志望動機を書き始めようとしても、何を書けば良いかわからなかったり、うまく言葉が出てこなかったりする場合があるでしょう。このような状態になってしまうのは、事前準備がしっかりとできていないことが原因である可能性が高いです。
そこでここからは、塾講師に就職するために必要な準備を解説します。志望動機に苦戦している人はもちろん、志望動機をさらにブラッシュアップしたいと考えている人はぜひ実践してみてください。
①塾講師を目指そうと思ったきっかけを言語化する
まずは、塾講師を目指そうと思ったきっかけを言語化してみましょう。また、考えを深めて詳細に言語化することが非常に重要です。
たとえば、アルバイトで塾講師を経験してうやりがいを感じたからという内容だけでは浅いです。ここから、どういった経験を通してやりがいを感じたのか、何に対してやりがいを感じたのかなど、経験や思いを深めていきましょう。
また、言語化する際は、箇条書きがおすすめです。文章で書き出すと自分でも何を言いたいのかわからなくなってしまうことがあります。箇条書きであれば、1つの項目につき1つの内容と決め書き出せるので、自分の思いや経験を簡潔に言語化することができるのです。
②志望している塾の独自性を書き出す
次は、志望している塾の独自性について書き出してみましょう。
世の中にはたくさんの塾があるため、志望している塾の独自性を見つけられていないと、どこの塾でも当てはまるような志望動機となってしまいます。
独自性とはその塾ならではの特徴で、指導方法や実績、指導対象としている生徒などどんな観点でも構わないので、ホームページなどを見ながら書き出してみましょう。
③入社後に実現したいこと・やりたいことを具体的に言語化する
続いては、入社後に実現したいことややりたいことについて具体的に言語化していきます。
ここで重要なのは、目標と具体的な行動について考えることです。たとえば、自分の指導で多くの生徒の目標達成に貢献したいという思いがあるのであれば、そのためにどんな行動をするかということも考えます。
また、どういった生徒のどのような目標の達成に貢献したいのかなど、より具体的な内容にすると現実味が出て、読み手に働く姿を想像してもらいやすくなるのでおすすめです。
入社後の目標で企業を納得させるコツについてはこちらを読んでおきましょう。
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就活の面接では入社後の目標についてよく聞かれますが、企業側の質問意図を知ることで答え方がわかってきます。 この記事では、面接官の質問の意図などを考えながら、目標の考え方やヒントなどをキャリアアドバイザーが詳しく解説します。 入社後の目標で面接官を納得させるコツや事務職・営業職などの職種別の回答例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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④志望する塾と自分がやりたいことの共通点を探る
最後は、志望する塾と自分がやりたいことの共通点を探していきましょう。
たとえば、勉強の基礎ができる小学校で授業についていけない子どもを少しでも減らしたいと考えている場合は、小学生に特化した補充塾であれば共通点がたくさん見つかるでしょう。
このように、自分がやりたいことと志望する塾の共通点が見つかれば、その塾を志望する理由に説得力が生まれ、志望度の高さや思いの強さがアピールできるのです。
塾講師に就職するための効果的な志望動機の書き方!
志望動機に書きたいことや伝えたい思いを言語化できたからといって、良い評価を得られる志望動機が書けるというわけではありません。文章が相手に伝わりやすい形になっていない場合があるからです。
そこでここからは、塾講師に就職するための効果的な志望動機の書き方について解説します。自分が書いた志望動機に自信が持てない人は、これから解説する書き方を実践してみてくださいね。
①塾講師を目指そうと思った具体的な経験やエピソードを述べる
まず冒頭では志望理由を簡潔に述べ、そのあと塾講師を目指そうと思った具体的な経験やエピソードを述べていきましょう。
自分の経験やエピソードを具体的に述べると、志望理由に現実味が生まれ、思いの強さが伝わり、読み手に納得してもらいやすくなるのです。以下の学生では、どちらの方が思いが強く感じられるでしょうか。
就活生
子どもに勉強を教えたいと考え、塾講師を志望しました。
就活生
塾講師のアルバイトを通して、自分の知識や経験を活かすことで子どもたちの成長に貢献できるということがわかり、さらに多くの子どもに勉強を教えたいと考えるようになり、社会人としても塾講師として働きたいと思うようになりました。
多くの人は後者の方が思いが強いと感じたのではないでしょうか。このように、自分の経験やエピソードを具体的に述べると、志望動機に説得力が生まれるのです。
②その塾でなければならない理由を述べる
エピソードの次は、志望している塾でなければならない理由について述べましょう。
志望動機の中で志望している塾でなければいけない理由について触れられていないと、どこの塾でも良いと思われてしまうかもしれないからです。
志望動機の中では、自分がその塾を選んだ理由や惹かれた部分などに合わせて、その塾でないといけない理由や塾の独自性について述べるようにしましょう。
③入社後の展望や目標を述べる
志望動機の最後は、入社後の展望や目標を述べて締めます。
入社後の展望や目標を述べることで、読み手に入社後の働く姿をイメージしてもらいやすくなるため、入社後に活躍できる人材であることをアピールできます。
また、展望や目標と一緒に、それを実現するための具体的な行動まで述べましょう。そうすることで、働く意欲の高さや目標達成への意欲を強くアピールすることができます。
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
塾講師の志望動機で最も意識すべきなのは、上述の説明にもある「②その塾でなければならない理由」をしっかり書くことだと思いますよ。添削指導でよく目にするのは①塾講師を目指そうと思った動機と、③入社後の展望や目標は書けているけど、肝心の「〇〇塾でなければならない理由」が抜けているパターンです。
なぜ、②が肝心かというと①と③は他の塾でも使いまわしができるので、熱意が感じられにくくなってしまいます。単に「教えるのが好きだから」「塾講師のアルバイト経験があるから」だけでは、採用者側からは「別に、うちじゃなくても」といった印象を持たれる可能性もあります。応募する塾の理念や方針、授業のスタイルなどをよく調べたうえで、どこに魅力を感じたのか、なぜ自分に合ってるのかといったことをしっかり述べられるようにしましょう。
できれば、ネットからの情報だけではなく直接足を運んでみて担当者から話を聞いたり、パンフレットを取り寄せたりすることで、情報収集の幅は広がると思いますよ。応募先の塾を見すえて書けている志望動機は、説得力がありアピール度も高くなるでしょう。
選考対策! 塾講師ならではの志望動機例文を8つ紹介!
最後はここまで解説してきた志望動機の書き方を踏まえた例文を紹介します。集団学習塾と個別学習塾、どういった生徒を対象にしているかなど、さまざまな種類の塾に対する志望動機があるので、自分に近い志望動機を見つけてみてください。
また、志望動機がなかなか書けないという人は、例文をもとにして書いていくと書き進めやすいので、ぜひ一度試してみてくださいね。
集団学習塾
集団学習塾を志望する場合は、なぜ集団学習塾の塾講師を選択したのかを述べる必要があります。
ただし、集団学習塾を選んだ理由を述べるだけでは、他の集団学習塾にも当てはまる内容となってしまう可能性が高くなります。そのため、志望している学習塾の独自性と絡めながら、集団学習塾に惹かれた理由を述べることがおすすめです。
また、集団指導以外の部分に魅力を感じた場合は、無理に集団指導について触れる必要はありません。
中学受験専門塾
私が貴社を志望した理由は、中学受験の勉強を通して、学ぶことの楽しさを子どもたちに伝えたいと考えているからです。
私は中学受験をした経験があります。はじめに通っていた塾では単にテキストを進めるだけだったので、勉強が楽しくなく受験に前向きになれませんでした。しかし、次に通った塾では、講師の方々が豆知識や小話を挟みながら授業をしてくれたため、勉強が楽しくなっていきました。
この経験から、勉強は教える人によって、教わる側の気持ちや意欲が変わるということを知りました。そして、私のように中学受験の勉強が退屈だと感じている子どもたちを少しでも減らしたいと思うようになりました。
貴社は学力を上げること以上に、勉強に対する意欲を向上させることに注力されているため、私の目標を実現できるのではないかと思い貴社を志望いたしました。また、貴社の授業の中では生徒同士で教え合う時間がとられているということも、とても魅力に感じています。
貴社に入社することができた際は、多くの子どもたちに勉強の楽しさを伝えた上で、中学受験を成功させられるようサポートしたいと考えています。そして、この目標を実現するために、日々子どもたちの様子を観察し、声に耳を傾けて得た情報をもとに、授業を組み立てていきたいと考えております。
就活生
自分の中学受験の経験を話すことで、中学受験に関する知識があることや中学受験をする子どもたちの気持ちがわかることを、しっかりアピールできています。また、志望している塾の指導方針や授業の特徴も押さえられているので、高評価が期待できます。
高校受験専門塾
私が貴社を志望した理由は、思春期の子どもたちに寄り添い、夢や目標の達成の支えになりたいという思いがあるからです。
私は、大学1年生の頃から中学生を専門にした集団塾で塾講師のアルバイトをしています。はじめの頃は、思春期の生徒たちとどのように接すれば良いかがわからず、ただ授業をするだけでした。
しかし、このままではいけないと気持ちを切り替えて、自分から積極的にコミュニケーションをとるようにしました。すると、今まで全く話してくれなかった生徒たちも話をしてくれるようになり、内に秘めた思いや夢、悩みなどを打ち明けてくれる生徒たちが増えていきました。
この経験から、思春期という大切な時期に寄り添い、夢や目標のサポートをしたいと思うようになりました。
そして、集団塾でありながら、生徒1人ひとりに合わせた課題や宿題を出したり、面談を月に1回と小まめにおこなったりするなど、生徒1人ひとりを大切にする貴社であれば、私の思いを実現できると思い志望いたしました。
貴社に入社することができた際には、高校受験合格を目標に授業を行うことはもちろん、授業外では1人ひとりの性格や学力に合わせたフォローを行いたいと考えています。また、思春期の生徒は保護者とのコミュニケーションが薄くなってしまっているようにも感じるため、生徒と保護者のかけ橋になりたいと考えています。
就活生
アルバイトのエピソードから、思春期の生徒たちに対する思い入れの強さがとても伝わってきます。また、思春期の生徒たちと接することの難しさをわかっていながらも、これからも接していきたいという姿勢から熱意が伝わるので、好印象につながるでしょう。
大学受験専門塾・予備校
私が貴社を志望した理由は、スポーツなどで勉強に取り組んでこなかった学生たちの大学受験をサポートしたいと考えているためです。
私は、中学生の頃まではサッカーにのめりこんでいたため、正直真剣に勉強に取り組んだことがありませんでした。しかし、高校1年生の時にケガでサッカーができなくなったことをきっかけに、勉強に真剣に取り組むようになりました。
周りの友人からは笑われることもありましたが、サッカーで培った集中力や忍耐力を活かして勉強に取り組み、最終的には目標としていた○○大学に合格できました。この経験から、勉強以外のことに一生懸命取り組んできた力は、勉強でも活かせるということを学びました。そして、自分と同じような学生のサポートに携わりたいと考えるようになりました。
学力に関係なく生徒を受け入れ大学受験のサポートをおこなう貴社であれば、私の思いを実現できるのではないかと思い、志望いたしました。また、集団授業のほかにも映像授業などを取り入れ、生徒がいつでも勉強できる環境を整えている点も魅力に感じています。
貴社に入社することができた際には、生徒の基礎学力を養える授業をおこなうことはもちろん、大学受験へのモチベーションを維持できるよう、日々積極的に声掛けをおこなっていきたいと考えております。
就活生
受験に成功した経験を伝えることで、学力や継続力、忍耐力などのアピールにもなっているので、高評価が期待できます。
総合塾
私は、年齢や性別、職業などに関係なく、学びたい人の力になりたいという思いがあり、貴社を志望いたしました。
私は、大学時代に総合塾でアルバイトをしていました。小学生や中学生、高校生はもちろん、専門学校への合格や資格の取得を目指す社会人の方も通われていました。
はじめは、社会人の方が出席される授業を担当するのは緊張しましたが、社会人の方々の学ぶ意欲は学生たち以上に高く、学びたいという気持ちが授業を受ける姿勢から伝わってきました。
この経験から、年齢や性別、職業に関係なく、学びたいと考えている人のサポートをしたいと考えるようになりました。そして、どんな生徒でも受け入れ、生徒に親身に寄り添うことをモットーとしている貴社であれば、私の目標を実現できると思い志望いたしました。
貴社に入社することができた際には、どんな生徒にも真剣に向き合い、目標達成に向けてしっかりとサポートしたいと考えております。また深夜におこなわれている資格取得講座の講師も担当できるよう、私自身も資格取得の勉強に励みたいと思います。
就活生
志望理由は少し抽象的ではありますが、その思いに至った経緯がしっかりと書かれているので、読み手も納得して読み進められるでしょう。また、入社後の目標についても具体的な行動が示されているので、良い印象を与えられるでしょう。
個別指導塾
個別指導塾を志望する場合、志望動機の中で個別指導塾の魅力に触れられれば、より納得感のある志望動機になります。
たとえば、1人ひとりの生徒に時間をかけて寄り添えることや、生徒の学力に合わせた指導をできること、生徒と信頼関係を築きやすいことなど、さまざまな魅力があります。
ただし、個別指導以外の部分で魅力を感じたという場合は、無理に個別指導について触れる必要はありません。
中学受験専門塾
私は、生徒が前向きに中学受験に取り組めるよう、生徒の性格や特徴に合わせた指導をおこないたいと考え、貴社を志望いたしました。
私は、小学4年生の頃から中学受験の勉強をしていました。しかし、当時の私は勉強が得意ではあるものの好きにはなれず、勉強に嫌々取り組んでいました。
しかし、小学5年生の頃から私の算数を担当してくださった講師の方が、私の好きなキャラクターやアイドルに例えて授業をしてくださったことで勉強が楽しくなり、中学受験に前向きになりました。
そして、私はこの講師の方のように、生徒が楽しめる授業を作り、子どもたちに勉強の楽しさを伝えたいと思うようになりました。また、中学受験の指導では、単に勉強を教えるのではなく、子どもの性格や特徴に寄り添った指導が必要だと考えています。
講師と生徒が1対1で指導をおこない、学習計画も生徒に合わせて作成している貴社であれば、この思いを実現できるのではないかと思い志望いたしました。
貴社に入社することができた際には、生徒と信頼関係を築けるよう、勉強以外のことについても積極的にコミュニケーションを重ねたいと考えております。また、授業では、生徒の様子をしっかりと観察し、生徒の成長に合わせた的確な指導をおこない、志望校合格に導きたいと考えております。
高校受験専門塾
自分が目標とする講師像を持てていることがわかる志望動機なので、入社後の活躍を期待してもらえる可能性が高いです。また、志望している塾の授業スタイルや学習計画の作成方法など細かな独自性にも触れられているので、好印象につながることが期待できます。
私が貴社を志望した理由は、何らかの理由で学校に通いづらい子どもたちの勉強のサポートをしたいと考えたからです。
私は中学校の頃、友人関係がうまくいかず学校に行けていませんでした。しかし、高校には進学したいと考えていたため、両親と相談をして塾に通うことにしました。
はじめは、講師の方と話すことすら緊張しましたが、優しく声を掛けていただいたことで、徐々に環境に慣れることができました。指導方法も私に合った方法を考えてくださっていたのかとてもわかりやすく、入塾した時に考えていた志望校以上の学校に進学することができました。
私はこの経験を通して、学校に行けなくてもいろいろな手段を使えば、人生を切り開いていけるということを学びました。そして、この経験を活かして、自分と同じような子どもたちのサポートをしたいと考えるようになりました。
貴社は、学校に通いづらい生徒を多く受け入れており、学校にも劣らない指導で有名です。また、生徒のメンタルケアや日々の声掛けなど、細かなところにも気を配っていらっしゃると説明会で聞き、貴社であれば自分の目標を実現できると考え、志望いたしました。
入社することができた際には、自分の経験を踏まえて、生徒に寄り添った声掛けやサポートをしていきたいと考えております。また、高校受験という観点でも志望校合格を実現できるよう、綿密な学習計画を立て学習指導をおこなっていきたいと考えております。
就活生
志望している塾と自分の過去の経験に大きな共通点があるので、読み手も納得して志望動機を読み進めることができるでしょう。また、入社後についても、自分の経験を活かした行動が述べられているので、好印象につながることが期待できます。
大学受験専門塾・予備校
私は、大学受験が人生を決める大切な分岐点の1つと考えております。その分岐点で少しでも良い進路をつかみ取れるよう子どもたちを支えたいと考え、貴社を志望いたしました。
私は、小さい頃から集団行動が苦手で、小学校や中学校、高校もあまり学校に通えていませんでした。しかし、このままではいけないと思い、塾で勉強を始めることにしました。
学校で授業を受けていた頃は、全く集中ができませんでしたが、塾の個別指導や映像授業では、自分でも驚くほど集中でき、どんどん勉強が楽しくなっていきました。そして、はじめは大学進学すら厳しかった私が、最終的に〇〇大学に合格することができました。
私はこの経験から、大学受験には自分の可能性を広げることができる大きな可能性があるということを知りました。そして、大学受験に挑もうとする子どもたちの支えになりたいと考えるようになりました。
個別指導と映像授業の両方を取り入れた大学受験専門塾である貴社であれば、私の考えを体現できるのではないかと思い、志望いたしました。また、企業説明会で進路指導や志望校選びに力を入れていることを聞き、感銘を受けました。
貴社に入社することができた際は、大学受験に挑む生徒たちの支えとなれるよう、常に前向きでポジティブな声掛けを行いたいと思います。また、教科指導では受験経験がある英検やTOEICなどの指導にも力を入れたいと考えています。
就活生
自分の経験をもとに、夢や目標、考えが述べられているので、とても説得力がある内容となっています。また、入社後の展望では、自分が担当したい教科と、受験経験のある検定についても述べられているので、強みもアピールできています。
総合塾
私は、学校の授業についていけない子どもたちを少しでも減らしたいと考え、貴社を志望しました。
私は、小さい頃から勉強が苦手で、学校の授業についていけていませんでした。どうにか授業についていこうと努力をしても、授業を受けるとわからなくなってしまい、学校の授業が本当に苦痛でした。
このような経験から、私は教員になって勉強が苦手な子どもたちでもついていける授業をしたいと考えていました。しかし、教員となれば計画通りに授業を進める必要があり、授業についていけない子どもたちのフォローが十分にできないということに、教育実習で気が付きました。そして、教員は諦め、塾講師となることを決意しました。
生徒に勉強の楽しさを伝え、学校の授業についていけるようになることを目標にされている貴社であれば、私の思いを実現できると思い志望したしました。
入社することができた際は、生徒たちの勉強に対する苦手意識を払しょくできるように、勉強の中でたくさんの成功体験をさせてあげたいと考えております。また、勉強は短期間でできるようになるものではなく、継続した努力が必要であるということを伝えていきたいと考えております。
就活生
教員免許を持っていると、なぜ教員ではなく塾講師を選んだのかと疑問に思われることがあります。しかし、こういった内容の志望動機であれば、疑問を持たれることなく、塾講師を選んだ理由も納得してもらうことができるでしょう。
業務内容を適切に理解して塾講師への就職を目指そう!
塾講師はとてもやりがいのある仕事である一方で、勉強を教えるだけでなく複数の業務をこなさなければならない、とても難しい仕事でもあります。
そのため、単なる憧れだけではなく業務内容などをきちんと理解した上で、自分に向いているか、本当にやりたい仕事なのか、考えることが非常に大切です。
また、業務内容への理解を深められれば、そこで知った情報を志望動機に盛り込むことができるので、志望度の高さや熱意が伝わる志望動機を書くことができるでしょう。
キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる
塾講師のアルバイト募集を目にする機会は多いかと思いますが、正社員の塾講師としての求人はどの程度あるのか気になるところですよね。一般的に大手や全国展開している塾は、応募者が選べるシステムになっているところも多く、講師職とマネジメント職どちらにするか最初に決めることができます。一方で小規模経営の塾などは、講師職と並行してマネジメント職をこなす傾向にあります。
また並行して仕事をこなす場合、それぞれの仕事の割合は塾の方針によって異なるので、事前に確認することをおすすめします。たとえば、日中は主にマネジメント職をこなし、夕方から塾講師として仕事をこなすなど割合が半々のところもあります。また、通常はマネジメント職でも、夏休みなどの休暇時期は塾講師としても仕事をこなすという場合もあります。
塾講師として就職を考えている就活生は、マネジメント職と塾講師の割合について調べて、自分自身がどのような働き方を望むのか明確化し、自分に合った塾を選ぶことをおすすめします。