新卒でITコンサルを目指すなら5つの仕事内容の理解は必須

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目次

  1. 新卒でもITコンサルになれる! 内定を勝ち取るには仕事内容の理解が必須
  2. 必ずおさえておきたい! ITコンサルとは?
  3. ITを活用して企業の課題を解決するスペシャリスト
  4. 具体的な仕事内容
  5. SEとITコンサルの違い
  6. 志望動機の作成にも使える! ITコンサルの魅力
  7. 経営課題を解決する大きな達成感
  8. IT知識を用いて顧客の悩みを解消できる
  9. 多くの人と協力しながら働ける
  10. 高年収が狙える
  11. 事前に知っておくべきITコンサルの注意点
  12. 仕事量が多く激務になる傾向がある
  13. 責任の重い仕事を任されるケースもある
  14. 自己アピールに使おう! ITコンサルに求められる力
  15. 情報収集・分析スキル
  16. ITおよび顧客業界に関する知識
  17. 最新情報を得る学習能力
  18. コミュニケーションスキル
  19. ITコンサルに向いている人の特徴
  20. 向学心がある人
  21. 人と話すことが好きな人
  22. スケジュール管理が得意な人
  23. 論理的思考力がある人
  24. 課題解決が好きな人
  25. ITや経営に関する知識がある人
  26. 取っておきたいITコンサルの就職を有利に進める資格
  27. ITコーディネータ
  28. 中小企業診断士
  29. プロジェクトマネージャー試験(PM)
  30. PMP
  31. 資格の取得は必須ではない
  32. 面接前にチェック! ITコンサルの面接で担当者が見ているポイント
  33. 身だしなみ
  34. 健康状態
  35. 質問への回答
  36. 人柄
  37. 技術力
  38. 資格
  39. ITコンサルとしての伸びしろ
  40. 継続力
  41. ITコンサルの代表的な企業
  42. アクセンチュア
  43. アビームコンサルティング
  44. シンプレクス
  45. 野村総合研究所
  46. ドリームインキュベータ
  47. ITコンサルの志望動機のポイント
  48. 企業を選んだ理由を明確にする
  49. ITコンサルタントを志した理由を書く
  50. 今後に活かせる知識や経験をアピールする
  51. 見通しを持って選考を受けよう! ITコンサル入社後の仕事の進め方
  52. 仕事の進め方に関する研修
  53. 技術研修
  54. 配属決め
  55. OJTで学ぶ
  56. ITコンサルの志望動機例文
  57. 例文①向学心をアピール
  58. 例文②コミュニケーション能力をアピール
  59. 例文③スケジュール管理能力が強み
  60. 例文④論理的思考力をアピール
  61. 例文⑤課題解決に携わりたいことを伝える
  62. 例文⑥ITや経営に関する知識をアピール
  63. 自分の強みをしっかりアピールしてITコンサルに就職しよう

新卒でもITコンサルになれる! 内定を勝ち取るには仕事内容の理解が必須

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「新卒からITコンサル企業に入社できるの?」
「ITコンサル企業が新卒を大量採用するのは、離職率が高いから?」

といった質問を受けます。ITコンサル企業に興味を持っているものの、新卒からでも挑戦できるのか不安を抱いている人も多いかもしれませんね。

この記事では、ITコンサル企業の新卒採用状況や仕事の魅力などについて詳しくお伝えしていきます。ITコンサル業界のメリット・デメリットを把握したうえでチャレンジしてみましょう。

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必ずおさえておきたい! ITコンサルとは?

「ITコンサル」と聞いてどのような仕事をイメージするでしょうか。なんとなく「かっこいい」「年収が高い」といったポジティブな印象を持つ人もいるでしょう。

一方、「激務」「離職率が高い」などネガティブなイメージを持って不安に感じる人もいるのではないでしょうか。学生にとって、コンサル業は未知の世界かもしれませんね。まずは、ITコンサルタントはどのような仕事なのかを詳しく紐解いていきましょう。

ITを活用して企業の課題を解決するスペシャリスト

ITコンサルタントとは、企業のIT分野に関する相談を受ける仕事です。「コンサルタント」には顧問・相談役などの意味があり、IT分野以外にもさまざまな種類があります。

たとえば戦略系コンサルタントや人事コンサルタントもコンサルタントの一種です。企業戦略・事業戦略や人事戦略に特化していることで種類が変わります。
ITコンサルタントの仕事の幅はとても広く、「社内の共有システムにアクセスできない」という相談もあれば、「ITを活用した事業戦略」などの相談を受けることもあります

具体的な仕事内容

ITコンサルタントは、企業のIT分野における相談役ですが、実際はどのような仕事をしているのでしょうか。ITコンサルタントの仕事内容はとても広く深く、一言で説明するのは難しいです。

社内で起こっているシステム障害について相談を受けることもあれば、今後の経営や事業に関するシステム開発について意見を求められることもあります

それではITコンサルタントの代表的な仕事をピックアップし、詳しく解説していきます。

①IT戦略コンサルティング

IT戦略コンサルティングとは、企業経営に関するIT課題について助言をおこなう仕事です。これまで経営や事業に関するコンサルティングは、戦略系コンサルティングがおこなっていました。しかし、ITが企業経営や事業展開において欠かせないツールになっていることから、IT課題を経営計画や事業計画に取り入れる企業も増えています。

ITコンサルタントは、IT分野のプロフェッショナルとしてさまざまな視点からIT課題解決を目指します。新しいシステム導入を提案するだけでなく、費用対効果や導入後の活用方法についてまで助言をおこなうのも大切な仕事です

②ITデューデリジェンス

デューデリジェンスとは、企業の経営状況や財務状況を調査することです。主にM&A(買収・合併)をおこなう際に、適正な投資であるか調査することを指します。

ITデューデリジェンスでは、主にインフラ基盤やソフトウェア、情報システム部門などIT分野に関する価値や評価を調査します。企業が持つITシステムや技術は単なるツールではなく、立派な資産としてとらえられているのです。

既存のITシステムがM&A後に活用できないとわかれば、想定外の損失を生む可能性もあります。顧客にとってのメリット・デメリットをきちんと理解するためにはIT分野の専門知識はもちろん、経営に関する知識も欠かせません

③パッケージ導入

IT分野におけるパッケージとは、既製品のシステムを指します。主に企業のデータ管理で活用されることが多く、膨大なデータを一元管理できます。すでにできあがっているシステムのため、短時間で導入できるのがメリットです。

一方、すでにパッケージ化されているため、ほとんどアレンジできません。顧客にとって適切なパッケージの選定や導入後の活用研修の実施などもITコンサルタントの仕事です

パッケージ導入においては、専門でパッケージ導入コンサルタントという仕事もあります。主にパッケージ開発をしている企業のコンサルティング部門です。同じコンサルタントという言葉がつきますが、仕事内容には大きな違いがあるため区別しておきましょう。

④マネジメント支援

最近は、戦略的にITを活用するよう進められています。経営や事業においてITを上手く活用するためにはIT分野の専門知識はもちろん、マネジメントスキルや業務知識も欠かせません。

しかし、多くの企業で十分なスキルを持った人材が不足しています。ITコンサルティングにおけるマネジメント支援とは、業務知識と専門知識の両面からサポートすることです。加えて、IT部門をより強固にするための人材育成やマネジメントをおこないます。

⑤RPA・AI領域の導入

RPAは「Robotic Process Automation」の頭文字を取ったもので、ロボットによって作業を自動化するシステムを指します。RPAを導入することで、これまで人の手でおこなっていた勤怠管理や交通費精算などを自動化できます。ほかにも仕分け作業や受発注処理、資料の不備検出などの分野でも活躍しています。
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AIは「Artificial Intelligence」の頭文字を取ったもので、人工知能のことを言います。AIは膨大なデータから学習し、傾向を見つけ出すのが得意です。問い合わせへの自動応答や画像や生態の識別の分野で広く活用されています。

RPA・AI領域の導入を決め、活用方法を提示するのもITコンサルタントの仕事です。顧客の経営や業務の課題と照らし合わせ、どのように運用するべきか導いていきます

SEとITコンサルの違い

ITコンサルはよくSEと混同されがちですが、実はSEとITコンサルタントはまったく別の職種なのです。

SEの主な仕事は、顧客のニーズに適したシステムを設計・開発すること。顧客の課題をていねいにヒアリングし、課題解決を実現するためのシステムをつくりあげます。

一方、ITコンサルタントの主な仕事は、分析や立案などの最上流工程です。経営方針や業務改革におけるIT導入や活用を広く提案します。実際にシステムを開発することはほとんどありません

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ITコンサルタントはIT分野の専門知識も必要ですが、経済情勢や各業界の知識、経営知識なども非常に大切です。

SE職についてはこちらでも詳しく解説しています。

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志望動機の作成にも使える! ITコンサルの魅力

ITコンサルタントの仕事はとても幅広く、一言では表しきれません。IT分野のプロフェッショナルとして企業課題に取り組むため、課題解決までの道のりには細かい仕事がたくさんあります。

企業経営の一端を担っているITコンサルタントですが、ITコンサルにはどのような魅力があるのでしょうか。次は、ITコンサルの魅力について詳しく解説します。

ITコンサルの魅力を知ることで、志望動機が考えやすくなります。将来のビジョンを明確にするためにも、魅力についての知見を深めておきましょう。

経営課題を解決する大きな達成感

ITコンサルタントは、企業の経営課題を解決するために代表や役員にヒアリングをおこないます。経営者と同じ目線に立って経営について考えられるのはITコンサルタントならではの魅力だといえます。

SEも顧客の課題解決のためにヒアリングや提案をおこないますが、基本的にはシステム開発におけるものに限ります。経営戦略や事業改革などの最上流工程から携われることはほとんどないでしょう。

案件によっては多額の費用が動くこともあったり、これまでのシステムをガラリと変えてしまったりすることもあります。ITコンサルタントが顧客に与える影響はとても大きく、経営課題の解決を成し遂げた際は大きな達成感を得られるでしょう

IT知識を用いて顧客の悩みを解消できる

柔軟な提案ができるのは、ITコンサルタントの醍醐味です。技術部分だけでなく、IT技術の活用方法や運用などの知識を用いて顧客の悩みを解消できます。

IT業界で活躍する人の多くは、他の業界で働く人と比べてIT知識に長けています。しかし、ITコンサルタントの仕事は専門知識だけでは成り立ちません。IT知識だけでなく、業界知識や経営に関する知識も併せて持っているため最大限に活かすことができるのです。

IT知識を用い、より具体的な問題解決のための提案ができるのはITコンサルタントならではの魅力といえるでしょう

多くの人と協力しながら働ける

ITコンサルタントの仕事では、多くの人と協力しながら案件を進めます。顧客の課題解決を実現するためには、さまざまな知識が必要です。業界知識はもちろん、社会情勢にもアンテナを張っていなければいけません。最新技術やトレンドを学ぶのもITコンサルタントの仕事のひとつです。しかし、すべての情報を1人で網羅するのは難しいですよね。

ITコンサルタントは、日頃から多種多様な人とコミュニケーションを取りながら情報収集をしています。ときにはアドバイスをもらうなど、とても刺激的な仕事です。1人で黙々と作業をするのではなく、多くの人と接しながら働けるのはITコンサルタントならではの魅力のひとつでしょう

高年収が狙える

ITコンサルタントは高収入が狙える仕事です。専門性が高い仕事のため、業界全体の年収が高い傾向にあります。

平均年収は610万円で、20代から年収500万円ほど稼いでいる人もいます。一般的な20代の平均年収が341万円のため、比較するとかなりの高収入であることがわかりますよね。

大手ITコンサル企業の場合、平均年収が900万円に達します。課長、部長級を目指せば年収1000万円も夢ではありません。若いうちから稼ぎたい人や高収入を目指したい学生にも人気の高い職種です

辻 華菜子

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経営課題を解決できることはITコンサルの大きな魅力

近年はIT化やDX推進に注目が集まっており、ITコンサルの存在が欠かせなくなっていますよね。また、IT課題は企業の経営課題として取り組んでいることが多く、説明されている通り経営者や役員とのコミュニケーションも発生します。新卒入社をして若手のうちから、経営層と仕事ができることは大きな魅力のひとつです。

また、経営層とかかわることで、経営視点を学ぶことができます。会社の財務状況や市場の状況、中長期経営課題の解決など、新卒入社したばかりの社会人は経験できないようなことを学ぶ機会を得られます。このような経営者視点を身につけることで、将来的に組織のマネジメントをするときや、独立・起業をするときにも活かすことができますよ。

一般的な新卒社員ではかかわることができない経営課題の解決に若手からかかわれることは、ITコンサルに就職する大きな魅力ですね。

事前に知っておくべきITコンサルの注意点

ITコンサルタントは、大きな達成感と高い収入を得られる魅力あふれる職種です。近年は企業のDX推進やIT化が進み、IT業界全体の需要も高まっています。将来性においても期待できる業界といえるでしょう。

一方、ITコンサルタントの仕事にも大きな課題や問題があります。企業とのミスマッチを防ぐためにも、いい点だけでなく課題や問題もしっかり把握しておきましょう。

次は、事前に知っておくべきITコンサルの注意点について詳しく紹介します。

仕事量が多く激務になる傾向がある

ITコンサルは仕事量が多く、激務になる傾向があります。顧客に最適な提案をするためには、きちんとした資料が欠かせません。必要なデータを収集し、提案に活かせるように分析してまとめる必要があります。

ひとりで調べるだけでなく、同僚や上司に相談してアドバイスをもらったり、業界に精通している人物から協力を得たりすることもあるでしょう。

特に若手社員は経験が少ないため、より勉強やリサーチが必要となります。顧客によって繁忙期や閑散期が異なりますが、繁忙期には休日出勤をしなければならないケースも少なくありません。ただし、閑散期には長期休暇を取得できることもあるため、1年を通じて激務というわけではないようです。

理由①納期が厳しい

ITコンサルの仕事は、顧客の要望が決定してからプロジェクトが開始されます。顧客からの要望内容に合わせてスケジュールを決めますが、必ずしも計画通りに進むとは限りません。

また、スケジュールを立てる段階で正確に間に合う内容なのかを判断するのも難しいしょう。プロジェクトが動き出してから「間に合いそうにない」と気づくことも多く、納期が差し迫り激務になるケースもあります

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顧客があってのプロジェクトのため、「なんとしても納期に間に合わせないと!」と休日出勤や残業が重なることも少なくありません。

理由②案件ごとに膨大な知識が必要

案件ごとに膨大な知識が必要となるのも、ITコンサルの難しい点の1つです。ITコンサルの顧客はさまざまな業界に存在するため、顧客ごとに業界知識や社会情勢を把握していなければいけません。特に経営戦略や事業改革に携わる場合は、より深い見識が求められます。

ITコンサルにおける知識は常にアップデートしなければ意味をなし得ません。業界知識はもちろん、IT分野においても最新技術やトレンドなどを更新し続ける必要があります。常に学び続けなければいけないのは、自身の成長にもつながるのでメリットともいえるでしょう。ただ、勉強が嫌いな人にとっては非常に辛い仕事でもあります。

理由③答えを探しながら業務をする

ITコンサルタントは、正しい答えを知っているわけではありません。顧客が抱える課題に対して、多角的な視点を持って解決の糸口を見つけなければなりません。ときにはいくつも仮説を立て、検証する必要もあります。正しい答えがないからこそ、壁にぶつかることも多いでしょう

考えに考えた先に、最適な答えを見出せたらとても大きな達成感を得られるでしょう。顧客とともに経営課題の解決や業務改善を成功に導けたらとてもうれしいですよね。しかし、その裏にはたくさんのことを勉強し、トライアンドエラーを繰り返す大変さがあるのを忘れてはいけません。

責任の重い仕事を任されるケースもある

ITコンサルの仕事は、企業の経営に深くかかわるため責任が重大です。一方、顧客側も自分たちの企業の行く末が左右されるため、ITコンサルタントに求める仕事の質も厳しくなります。

たとえば新しいシステムを導入するにしても、「どれくらいの費用対効果が見込めるか」や「有効的な運用方法」などを経営視点で提案しなければなりません。いくらシステムの素晴らしさをプレゼンしても、説得力に欠けるでしょう。

なかには裏付けやデータを重視する顧客もいます。ITコンサルタントは顧客一人ひとりの要望や課題と真摯に向き合い、最適な解決方法を導かなければいけません

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顧客の経営に直接関係するプロジェクトに参加するため、ときには顧客から厳しい指摘や意見を受けることもあります。どんなに厳しい指摘を受けても、誠実に受け止めて次に活かす力も必要です。

川﨑 瑛久

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決められた仕事を黙々としたい人は向いていないかも

ITコンサルの注意点を見ると、自分が向いているかどうか気になる学生もいますよね。このように悩む学生に向けて解説すると、正解がある仕事をしたい人や、できるだけ少ないコミュニケーションで黙々と仕事したい人は向いていない可能性が高いです。

ITコンサルが解決する経営課題は、そもそも正解がありません。そのため、顧客企業の経営者とともに課題解決についてディスカッションしたり、解決方法をプレゼンテーションをしたりします。課題解決をする手段に正解がないのはもちろんですが、プレゼンテーションにも正解はないため、自ら模索をして取り組む必要があります。

また、すでに説明したとおりディスカッションやプレゼンテーションがあるため、コミュニケーションは欠かせない仕事になります。役員とのコミュニケーションだけでなく、課題をヒアリングするときには現場社員への聞き込みもおこなうため、さまざまな人の話を聞く傾聴力も必要です。

そのため、コミュニケーションをとりながら自分で考えて取り組むことが好きな人には、ITコンサルの仕事が向いているといえますね。また、1年目から裁量を持てる仕事でもあるので、成長志向の人にはおすすめですよ。

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自己アピールに使おう! ITコンサルに求められる力

ITコンサルタントには、IT分野の専門知識はもちろん、顧客業界に関する知識も必要です。しかし、学生時代からすべての知識を身につけるのは難しいでしょう。知識を持っていない人は、「ITコンサルは諦めた方がいいのかな」と弱気になってしまうかもしれませんね。

しかし、必ずしも専門知識を持っていないと入社できないわけではありません。ITコンサルでは専門知識以外にも求められる力がいくつもあります。

現時点で十分なスキルを持っていなくても、ITコンサルに必要な素養の部分にも注目してみましょう。ITコンサルに求められる力を把握しておくことで、自己アピールも考えやすくなります。

次は、ITコンサルに求められる力について詳しく解説します。

情報収集・分析スキル

ITコンサルには情報収集・分析スキルが必要不可欠です。顧客の課題解決を実現するためには、現状を正しく把握して解決方法を導き出さなければいけません。自分が持っている知識や経験だけでは限界があり、必ず新しい情報を仕入れる必要があります。さらに収集した情報をもとに分析し、プロジェクトに活かすことも大切です。

どんなにベテランのITコンサルタントでも、自分の知識や経験だけでプロジェクトを進めることはできません。若手であっても、ベテランであっても常に情報収集をおこない、分析しなければ経営課題を解決することはできないでしょう

分析力をアピールする方法はこちらで解説しています。

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ITおよび顧客業界に関する知識

IT分野の専門知識や顧客業界の知識も重要です。ITコンサルタントはITを駆使して顧客の課題解決をおこなうため、どちらが欠けても最高のパフォーマンスを発揮できません。

業界に特化したITコンサルをおこなっている企業もあるため、顧客に適した業界知識を持っていると強みになります。

学生ではIT分野の専門知識や顧客業界の知識を持っていない人が多いかもしれませんね。完璧な知識でなくても、最新技術の開発情報やさまざまな業界が抱えている課題などの情報をニュースから取り入れておくのも大切ですよ

最新情報を得る学習能力

顧客の経営課題の解決や事業改革をサポートするためには、常に新しい情報を仕入れていなければいけません。今持っている知識だけでは顧客が満足できる結果を導き出せませんよね。

ITコンサルタントには、最新情報を得る学習能力がとても大切です。毎日新聞やニュースから情報を得るのはもちろん、業界に精通している人物から情報収集する必要もあるでしょう。

ときには同僚や後輩から新しい情報を仕入れることもあります。年齢やキャリアに関係なく、必要な情報を積極的に追求する力もITコンサルタントに必要な能力の1つです

情報収集した後は、仕事につなげられるように分析してまとめなければいけません。自分の力になるように噛み砕き、学習するスキルも重要なポイントです。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルもITコンサルタントにとって重要な能力の1つです。

ITコンサルタントは、経営者や役員と仕事をすることが多い職種です。顧客の課題をていねいにヒアリングしたり、課題解決に関するプレゼンをしたりと、人と接する機会が多くあります。

ほかにも、情報収集をするために業界に精通する人物と接触することもあるでしょう。情報収集には広い人脈も欠かせません。顧客対応に関してだけでなく、十分な結果を出すためにもコミュニケーションスキルは大切な能力なのです。

コミュニケーションスキルとは、単に話が上手ければいいわけではありません。相手の話をきちんと聞き理解する傾聴力や、自分の意見を相手に伝わりやすく話す発信力なども重要です

コミュニケーションスキルをアピールする方法はこちらで解説しています。

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ITコンサルに向いている人の特徴

ITコンサルは企業の経営課題の解決や業務改革などのIT分野からサポートします。IT分野の専門知識はもちろん、顧客の業界に関する深い知識も必要です。企業の経営にも大きくかかわるため、責任の重圧もはかりしれないでしょう。

それでは、どのような人がITコンサルタントに向いているのでしょうか。次は、ITコンサルに向いている人の特徴について詳しく解説します。

向学心がある人

ITコンサルの仕事には、明確な正解がありません。教科書通りにはいかないため、常に情報をアップデートし続ける必要があります。現状に満足してしまっては、最大限のパフォーマンスを発揮するのは難しいでしょう。

ITコンサル業界において、完璧な人材は存在しません。社会が動き続け、新しい技術が開発され続ければ、必ず新しい情報やアイディアが必要になります。長いキャリアを持つITコンサルタントでも、日々勉学に励んでいるのです。

高い向学心を持っているかどうかは、ITコンサルタントとして活躍できるかにも深く関係しています。顧客に頼られるITコンサルタントになるためには、学び続ける気持ちが大切です

人と話すことが好きな人

ITコンサルは経営者や役員と話す機会がとても多い仕事です。顧客の課題を把握するためには、ただ聞いているだけではいけません。ていねいにヒアリングしながら、経営者さえ気づいていない課題や問題点を見逃さないようにする必要があります。

ITコンサルは人とのコミュニケーションを通じて、課題や問題点の把握、課題解決までのプロセスを作り上げるため、対人能力は必要不可欠です。人と話すことが好きな人であれば、高いコミュニケーションスキルを仕事にいかせるでしょう。

反対に、人と話すことが苦手な人にとっては負担の大きい仕事かもしれません。IT分野や経営の知識を持っていても、最大限に活かすのが難しい可能性があります。

スケジュール管理が得意な人

ITコンサルの仕事は、スケジュール管理がとても大変です。顧客の課題を解決するためには、ていねいなヒアリングと分析が欠かせません。

さらに解決策を練ってプレゼンテーションをします。相手を納得させるプレゼンをおこなうためには、綿密なリサーチと裏付けが必要です。

プロジェクトが発足したら、人員管理やプロジェクト管理も担当します。1人で完結できる仕事ではなく、周囲を巻き込みながらプロジェクトを成功へと導かなければなりません。プロジェクトの規模が大きくなればなるほど、かかわる人間の数も増えてスケジュール管理が難しくなるでしょう。

決められた期限内にきちんと成果を出さなければいけないため、スケジュール管理が得意な人はITコンサルに向いているといえるでしょう

論理的思考力がある人

ITコンサルタントには、論理的思考(ロジカルシンキング)ができることが重要です。

顧客を納得させるためには、合理性のある提案が欠かせません。実態調査やていねいな分析をふまえて、顧客が抱える課題の解決策を練っていきます。印象や憶測だけでは確かな合理性が取れず、顧客を納得させられませんよね。

ITコンサルは企業の経営に深くかかわるため、とても大きな責任を負います。失敗すれば顧客を失うだけでなく、顧客に大きな損害を与えてしまう可能性もあるでしょう。顧客の利益を守り増やすためにも、論理的思考はとても大切な能力です

ITコンサルタントを目指す方は、普段から何かを決める際に論理的思考を意識してみましょう。意識しながら繰り返すことで、少しずつ論理的思考が身についていきます。

課題解決が好きな人

高いモチベーションを維持するためには、課題解決が好きな気持ちが大切です。

ITコンサルの仕事は顧客の課題解決のため、常に課題や問題と向き合っていかなければなりません。課題解決には明確な正しい答えがない分、迷走することも多いでしょう。考える業務が多いため、課題と向き合ったり解決策を考えたりすることが好きでないと高いモチベーションを維持できません。

普段から物事の課題に気づき、解決策を考えるのが得意な人はITコンサルに向いているといえるでしょう。実際に課題解決に携わった経験がある場合は、自己アピールでも活かせます。

ITや経営に関する知識がある人

ITや経営に関する知識を持っている人も、ITコンサルに向いています。

ITコンサルはITと経営どちらの知識も必要不可欠です。IT分野の専門知識だけでは、経営と直接リンクする提案ができません。反対に経営の知識だけではIT技術を十分に活かせない可能性が出てきます。

ITと経営両方の知識を持っているのは大きな強みでもあります。現段階で十分な知識量がなくても、すでに勉強しているというポテンシャルをアピールできるでしょう。

学生にとってはなかなか親しみのない分野かもしれませんが、基礎知識を身につけておくだけでもほかの学生との差別化が図れます。ITコンサルを目指す場合は、ITや経営に関する記事や本をチェックしておきましょう

吉川 智也

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相手の立場に立って考えられる人はITコンサルに向いている

「人と話すことが好きな人」はすでに紹介されていますが、その中でも「相手の立場に立って考えられる人」は特にITコンサルに向いています。IT分野は専門的な知識が必要なので、経営者や役員であっても理解していないことがあります。そのため、説明をする相手がどの内容まで理解をしていて、何を理解していないのかきちんと把握し、相手の立場に立って接することが大切になるのです。

また、相手の立場に立って考えられないと、取り組んでいる途中やシステム開発のテスト段階で、想定と異なるというクレームに発展する可能性があります。クレームになるだけでなく、赤字につながったり経営危機に直面したりする可能性もあるのです。

知識がない人に対して説明ができるように理解する力だけでなく、どこまで理解しているのか相手の立場に立って考えることも大切ですね。そのため、相手の立場に立って考えられる人はITコンサルに向いているといえますよ。

取っておきたいITコンサルの就職を有利に進める資格

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就活生

ITコンサルは人気の職業だと思うので、競争倍率も高いですよね。少しでも有利に進められる方法はありませんか?

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アドバイザー

そうですね。ITコンサルは資格がなくてもなれますが、取得しておくと就職を有利に進められる資格はいくつかあるので、資格取得をしておくと良いかもしれませんね。

新卒採用において資格は、ほかの学生と差をつける方法のひとつです。ほとんどの学生は実務経験がないため、ポテンシャルやモチベーションでアピールしなければいけません。しかし、資格があればこれまで勉強してきた努力や志望度の高さなどを具体的にアピールできます。

次は、ITコンサルの就活を有利に進める資格について詳しく解説します。

ITコーディネータ

ITコーディネータ(ITC)は、2011年に通商産業省による国家プロジェクトの一環として設けられた資格です。経営者の立場から、経営とITを合一し、経営に役立つITサービスの活用や支援の実現を目標としています。

ITコーディネータを取得するためには、試験の合格とケース研修の受講・修了の2つの条件をクリアする必要があります。試験は年3回実施されており、研修は第1期・第2期があります。

資格取得後は、毎年更新手続きが必要です。継続学習を義務付けており、資格更新の際は協会が定める講座を受講したり、資格更新に必要なポイントを取得したりする必要があります

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試験と研修はどちらを先にパスしてもいいですが、どちらか一方をパスしてから4年度以内に認定申請まで完了していなければいけません。

中小企業診断士

中小企業診断士は、国家資格にも登録されている資格です。中小企業の経営課題に対して診断や助言をおこなえる人材の選定を簡単化するために設けられました。

主に経営コンサルタントが取得する資格であり、資格取得者はITコンサルに限らず幅広いジャンルで活躍しています。経営コンサルにかかわるうえで、ぜひ取得しておきたい資格です。

試験は1次試験、2次試験にわかれています。1次試験は経済学・経済政策や財務・会計などの7科目からなります。2次試験は筆記試験と口述試験で面接が含まれます。合格するためにはかなりの勉強が必要ですが、コンサルティング全般にかかわる資格のため取得する価値はあります

プロジェクトマネージャー試験(PM)

プロジェクトマネージャー試験(PM)は、IPA(情報処理推進機構)が実施している国家試験です。プロジェクトマネージャーに必要な予算やスケジュール、品質管理に関する知識を深めることを目的としています。

試験は4部構成になっており、午前と午後にI・IIの試験が実施されます。午前は多肢選択式がとられており、100点満点中60点以上獲得することが必須です。

プロジェクトマネージャー試験を取得すると、中小企業診断士やITコーディネータ試験の一部試験が免除されます。ほかの資格取得も考えている場合は、ぜひ併せて挑戦してみましょう。

PMP

PMPとは、「Project Management Professional」の略でプロジェクトマネジメントの専門家であることを証明する資格です。アメリカのプロジェクトマネジメント協会であるPMIがPMBOKガイド(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)に基づいて作成し、国家試験として認められています。

試験を受けるにはプロジェクトマネジメントの実務経験が必要なため、実務経験を積んだ先で挑戦することになるでしょう。さらに試験を受けるためには定められたPM研修を受講しなければなりません。取得を目指す際は、スケジュール調整が大切です。

資格の取得は必須ではない

ITコンサルになるための必須資格はありません。難易度の高い資格もあるため、最初は比較的難易度が低い資格から挑戦するのもいいでしょう。国家資格と比べると見劣りするように感じるかもしれませんが、まずはIT分野に興味を持って勉強することが大切です

IT分野の知識を深める意味でも、挑戦する価値はありますよ。ほかの学生と差をつける意味でもぜひ、挑戦してみてくださいね。

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

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早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

面接前にチェック! ITコンサルの面接で担当者が見ているポイント

ITコンサル企業の面接を突破するためには、担当者が注目しているポイントをおさえておきましょう。ITコンサル業界は、実力主義の世界です。新卒採用においては学生が持つポテンシャルやモチベーションに注目する企業が多い傾向にあります。

さらに実際の顧客と仕事をする様子を想定されることもあるでしょう。対人業務が多い職種のため、地頭の良さや知識量だけでも不十分です。

次は、ITコンサルの面接で担当者が見ているポイントについて詳しく解説します。

身だしなみ

面接において身だしなみはとても大切なポイントです。特にITコンサルは経営者や役員とかかわることも多いため、清潔さやTPOに適した服装が求められます

スーツはブラックが無難ですが、ネイビーやダークグレーもシンプルにまとまりやすくおすすめです。柄は無地が基本ですが、目立たない薄いストライプ程度であれば問題ありません。

シャツは白が基本です。柄や光沢のある生地は避けましょう。男性のネクタイもシンプルな色や柄のものを選んでください。

全体を通じて大切なのは、清潔さを保つことです。スーツの色や柄の注意点を守っていても、シワだらけのシャツや傷だらけの靴では清潔感が損なわれてしまいますよね。髪型が乱れていないか、メイクが落ちていないかなども重要なポイントですよ。

就活の身だしなみのポイントはこちらで解説しています。

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健康状態

健康管理ができているかもポイントです。ITコンサルはとてもハードな仕事で、健康管理も求められます。不摂生な生活をしていては、いざというときに仕事ができなくなる可能性がありますよね。最高のパフォーマンスを発揮するためにも、良好な健康状態が必要なのです。

身体的な健康面はもちろん、メンタル的な健康も大切です。企業経営に深く携わるITコンサルの仕事は、常に重い責任を背負っています。ストレス耐性が低い場合、重圧に耐えきれない可能性も考えられます。

面接前は規則正しい生活を心掛け、万全の状態で面接に臨めるようにしましょう。

面接でストレス耐性があると思わせる方法はこちらを参考にしてみてください。

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質問への回答

面接時の質問対策に力を入れている学生も多いでしょう。もちろん採用担当者も質問への回答に注目しています。しかし、必ずしも模範解答が返ってくるかをチェックしているわけではありません。

質問に答える際は、簡潔にまとめるよう心掛けましょう。自分を良く見せるために話を誇張すると内容の一貫性が損なわれます。ITコンサルでは論理的思考も求められるため、欠点にとらえられてしまう可能性も。

質問に対してわかりやすく簡潔な答えを導き出せることも、論理的思考を見るうえでは重要なポイントです。必要以上に話を誇張しなくても、きれいにまとまっていれば十分なアピールにつながります

人柄

さまざまな人と仕事をするITコンサルでは、専門知識と同じくらい人柄も重視されます。特に新卒採用では知識量だけではあまり差がないため、人柄や雰囲気に注目が集まります

たとえば、知識量が優れていても偉そうな話し方や、相手を下に見るような話し方では印象が悪いですよね。一方、それほど知識がなくても笑顔でハキハキと話す人のほうが好印象を受けるでしょう。

人柄は声色や姿勢、表情などからも読み取れます。面接時は姿勢を正し、ハキハキと話すように心掛けましょう。

技術力

高い技術力を求められることはあまりありませんが、まったく知識がないのも問題です。知識や技術力は興味関心をはかるポイントでもあります。新卒採用だからといって、なんの知識や技術力もないのは興味関心が低いと見られかねません。

ITコンサルを目指す場合は、IT分野の基礎技術について学んでおきましょう。プログラミングを学んで自作のシステムを作ってみるのもいいですね。たとえ簡単なシステムでも、経験があるかないかでは大きく異なります。経験があるほうが、IT分野の魅力を語るときも説得力が増しますよね。

もちろん、高い技術力を持っていれば大きなアピールポイントとなります。ただし、技術力だけで不採用を決めているとは限らないため、人柄や身だしなみなどのポイントも含めて総合力を上げるよう意識してみましょう

資格

ITコンサルに必須資格はありませんが、資格の有無も大切なポイントです。ITコンサルではIT分野の専門知識や経営、業界に関する知識が必要のため、資格を持っているとアピールポイントにつながります。

資格取得の裏には、業界に対する興味関心や資格取得のための努力なども隠れています。採用担当は資格の有無だけでなく、取得するまでの過程やモチベーションなどにも注目しているのです。

資格取得をアピールする際は、資格の数や難易度だけでなく取得までの過程にも注目してみましょう。努力や工夫したことを簡潔にまとめることで立派な自己PRになります。

ITコンサルとしての伸びしろ

新卒採用では将来の伸びしろにも注目されます。中途採用ではこれまでの経験や技術力を重視されることが多いですが、学生は実務経験を持っていませんよね。しかし、現段階で十分な知識や技術力がなくても、伸びしろがあれば入社後どんどん活躍できるでしょう。

企業は学生のポテンシャルやモチベーションから伸びしろを見ている傾向があります。特にITコンサルでは論理的思考やコミュニケーション力などの素養も必要ですが、新しいものを意欲的に学ぶ姿勢も重要です

日頃からIT分野の情報を収集したり、自分なりの意見をまとめたりするようにしましょう。学ぶ習慣を身につけておくことで、面接でアピールできるようになります。

継続力

ITコンサルでは細かい業務がたくさんあります。顧客にプレゼンする際は、事前に綿密なリサーチと分析をしなければなりません。華やかなイメージのあるITコンサルですが、実際は地味で細かい仕事も多いのです。

さらにITコンサルでは長期的なプロジェクトが多く存在します。1つの顧客と長く付き合い、経営課題を解決していくため飽き性な性格では務まりませんよね。単発ではなく、継続的な付き合いを続けるためにも、継続力を持っていることが大切なポイントなのです

継続力をアピールする際は、具体的なエピソードを盛り込みましょう。何に取り組み、どのような結果につながったのかを明確にすると、相手にも伝わりやすくなります。エピソードは簡潔にまとめ、長くなりすぎないようにしましょう。

継続力をアピールする方法はこちらで解説しています。

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あなたが受けないほうがいい職業は?
3分でできる適職診断で確認してみよう

入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

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上原 正嵩

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課題に対する問題意識の強さがITコンサルの面接では見られる

ITコンサルタントとしての実績がない新卒だからこそ、IT課題を解決したいという熱意や使命感が評価されるポイントです。ITコンサルタントは顧客企業の経営課題を解決するだけでなく、当事者として課題発見することにも取り組みますよね。このときに、ITコンサルタントとしての問題意識の強さが必要になるのです。

IT分野に興味がある人であっても前向きな姿勢が感じられないと、ITコンサルタントではなくシステムエンジニアやプログラマーの方が向いていると感じられてしまいます。システムエンジニアやプログラマーはITコンサルタントとは異なり、開発のマネジメントやコーディングを担当するため、ITコンサルタントが提案した課題解決方法を「要件通りに開発・構築する職種」です。

企業の課題を解決する問題意識の強さや当事者意識をアピールするためには、これから解説する志望動機で他の学生と差が付きますよ。必ず最後までチェックしましょう。

ITコンサルの代表的な企業

ITコンサルはコンサル業界の中でも、IT分野に特化したコンサル企業です。企業経営や顧客の業界知識、社会情勢などの知識も必要ですが、IT分野の専門知識も欠かせません。IT分野のプロフェッショナルとして、顧客の経営課題を解決しているITコンサル。

ITコンサルにはどのような代表的企業があるのでしょうか。次は、ITコンサルの代表的な企業について詳しく解説します。

アクセンチュア

アクセンチュアは、アイルランドに本拠を置く総合コンサルティング会社です。世界50カ国にオフィスや事業所があり、社員数は71万人にものぼります。120カ国以上に7,000もの顧客を抱えるアクセンチュアは、世界最大級のコンサルティング会社です。

アクセンチュアの事業内容は多岐に渡りますが、多くの事業でIT技術が活用されています。総合コンサルティング会社として顧客が抱える課題を多角的に支援しているため、ITコンサルにも強い企業ともいえるでしょう。今や経営課題の解決とIT技術は切っても切れない関係性のため、最新技術を使った課題解決にも取り組んでいます。

アクセンチュアでは、進化し続ける人材を求めています。常に先駆者としてあり続けるためには、進化し続けなければいけません。アクセンチュアによって自らを進化させ、予測不可能な未来を造ることができる人材を必要としています

アビームコンサルティング

アビームコンサルティングは、日本に本社を置くコンサルティングファームです。世界73拠点にグローバルネットワークを有し、商社や金融、製造、流通、エネルギーなどの幅広い業界の企業に対してサービスを提供しています。

創立当初から顧客の目標達成を第一に考え、責任を持って最後まで遂行することを大切にしてきた企業です。最新技術を駆使し、顧客の課題解決に取り組んでいます。

アビームコンサルティングでは、自ら考え行動し、周囲を巻き込みながら前に進める人材を求めています。顧客の目標達成を実現するには、強い意志を持って取り組むタフさも欠かせません。実際にアビームコンサルティングでは、チームで取り組み高め合う社風が根付いています。周囲から刺激をもらいながら、新しいことにチャレンジし続ける姿勢が必要です

シンプレクス

シンプレクスは、1997年に創業した日本発のITコンサル企業です。戦略から設計・開発、保守・運用までを一気通貫で提供します。近年は国内における企業のDXが進み、需要が高まってきています。銀行や総合証券、ネット証券、FXなどさまざまな分野の課題解決をおこなっている企業です。

シンプレクスでは、テクノロジーとビジネスを駆使して顧客の課題解決からイノベーションの実現に貢献する志の高い人材を求めています。入社後は多彩なキャリアがあり、自分らしく成長できる企業です。組織のヒエラルキーに遮られることなく、高い付加価値を発揮できるような環境を大切にしています

野村総合研究所

野村総合研究所は、野村證券から分離独立した情報サービス企業です。民間企業や官公庁に対して戦略的コンサルティングやITコンサルティングをおこなっています。金融業や流通業の顧客を得意とし、システム構築・運用に強みを持っています。

野村総合研究所のコーポレートステートメントは「未来創発」。未来は見えないものだから、自分たちで作ってしまおう! という熱意が込められています。

採用における求める人物像には、「信頼を得る」「プロフェッショナルである」「絶え間ない挑戦心を持つ」ことを掲げています。新しいものを創造するには既存の方法にとらわれていてはできません。強い探究心や挑戦する心も必要ですよね。

ドリームインキュベータ

ドリームインキュベータは、2000年に設立した比較的新しいコンサル企業です。戦略的コンサルティングや事業支援だけでなく、ベンチャー企業への投資やインキュベーション、ビジネスプロデュースなども手がけています。

ドリームインキュベータでは、世の中に大きなインパクトを与えるような事業を創造することを目指しています。実現するためには、あらゆる“枠”を超えられる人物でなければいけません。自分の枠を超えて挑戦できる人物や常識の枠を超えて戦略を立てられるような人物が求められています

ITコンサルの志望動機のポイント

ITコンサル業界への理解を深めたら、次は志望動機を考えてみましょう。志望動機を考える際は、熱意を伝えるだけでは不十分です。ITコンサルでは論理的思考が求められます。熱意を長々と書き連ねても論理的思考に欠けると思われてしまうかもしれませんね。

次は、ITコンサルの志望動機のポイントについて詳しく解説します。

企業を選んだ理由を明確にする

志望動機を考える際は、企業を選んだ理由を明確にしましょう。同じITコンサルでも、企業が変われば強みや特徴も変わります。「どこに魅力を感じたのか」「どのように活躍したいか」なども明確に考えてみましょう。

企業を選んだ理由を追求し続けると、どんどん奥深くなっていきます。追求した先に残ったものが企業を選んだ唯一無二の理由になっているはずです。追求していく過程で調べたことや考えたことは企業理解を深める機会にもなるので、ぜひ試してみてくださいね。

ITコンサルタントを志した理由を書く

ITコンサルを志した理由も大切です。「なぜITコンサルタントになりたいのか」の裏側には、ITコンサルタントになって成し遂げたい目標が隠れているはずです。「給与が高いから」「大規模なプロジェクトに携わりたいから」だけでは目標が明確化されていません。

成し遂げたい目標は、短期・中期・長期にわけると考えやすいですよ。最初は漠然としか考えられないかもしれませんが、目標を細かくわけることでより具体的にイメージしやすくなります。

今後に活かせる知識や経験をアピールする

IT分野の専門知識や技術がある場合は、効果的にアピールしましょう。新卒採用では知識を持っていない学生も多いため、専門知識や経験はいいアピールポイントになります。

ただし、知識や経験を持っていることをアピールするだけでは不十分です。「知識や経験をどのように活かせるのか」についても掘り下げていきましょう。具体的な目標やイメージを伝えることで、採用担当も活躍する様子を想像しやすくなります。

資格などは取得までの努力や工夫を併せてアピールするのもおすすめです。ただ資格を持っているだけでなく、どのような努力や工夫をして取得したのか具体的なエピソードをまじえてまとめてみましょう

見通しを持って選考を受けよう! ITコンサル入社後の仕事の進め方

ITコンサルの仕事は学生にはなじみがないため、自分に務まるか心配している方もいるかもしれませんね。長期的なキャリアプランをイメージするためにも、入社後の仕事の進め方を知っておくことが大切です。

次は、ITコンサル入社後の仕事の進め方について詳しく解説します。

仕事の進め方に関する研修

入社後、多くの企業では新人研修を導入しています。ビジネスマナーはもちろん、ITコンサルや顧客の業界に関する講義などをおこなっている企業もあります。ただ講義を聞くだけでなく、同僚や上司と一緒にディスカッションをしたり、課題に取り組んだりすることも多いですね

ITコンサルの基本知識を身につけることで、仕事の流れを具体的に理解できるようになります。さらにディスカッションやグループワークをおこなうことで、論理的思考を鍛える練習にもなるでしょう。

社内研修は人事や上司がおこなう企業もあれば、外部から講師を呼んで講義をおこなうケースもあります。入社後1〜3ヶ月くらいは研修にあてられ、みっちり勉強する企業も少なくありません。

技術研修

ITコンサルタントにはIT技術に関する知識も必要です。ITについて知らないままでは顧客の課題解決ができませんが、新卒採用ではほとんど未経験の学生を採用しているため、技術研修が欠かせません。

技術研修では、システムの作り方や開発環境ごとの講義を導入している企業が多いようです。まずはシステム構築の基礎知識を学び、自分たちで企画して開発するまでを経験するような研修もあります。

講義というと、ただ聞いているだけのイメージを持つ人もいるかもしれませんね。しかしITコンサル企業ではただ聞くだけでなく、アウトプットに重点を置いている企業が多くあります。ITコンサルタントは自分の知識や経験、アイディアをアウトプットする仕事のため、研修でも積極的に発信することが求められます

配属決め

研修が終わったらいよいよ配属決めです。多くの企業では本人の希望や適性を考慮して配属先を決めています。

ITコンサルといっても、企業によってはさまざまな部署があります。たとえば経営戦略コンサルをメインにおこなう部署や、クラウドやIoTなどの最先端テクノロジーをメインに扱う部署などでわかれていることもあります。

配属決めは、初めて実務を経験する新入社員にとって大切なポイントです。配属希望を出す際は、将来の目標と目標実現に必要なスキルや経験を照らし合わせて考えてみましょう

OJTで学ぶ

OJTとは「On-the-Job Training」の略で、職場での実践を通じて業務知識を身につける研修方法のことです。ITコンサルに限らず、多くの企業では新入社員研修の中にOJTを取り入れています。

ITコンサルの仕事内容はとても細かく、多岐に渡るため実践方式でのほうが学びやすい部分もあります。まずは先輩社員や上司につくのが一般的です。プロジェクトの一部を担当したり、先輩社員の顧客先へ挨拶に行ったりしながら仕事の流れや顧客とのやり取りを学びます。

ITコンサルのOJTでは仕事内容を覚えるだけでなく、論理的思考力を鍛えることも大切なポイントです。先輩社員や上司から「なぜそう思うのか」「なぜその答えに行き着いたのか」など細かく聞かれることがあるでしょう。あらゆる判断の裏にある理由や根拠を明確にする力もITコンサルタントにとって重要な能力の1つなのです

辻 華菜子

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新人研修でロジカルシンキングを学ぶことはITコンサルの特徴のひとつ

「仕事の進め方に関する研修」の説明の中で、論理的思考を鍛えるためにディスカッションや課題に取り組むことが紹介されていますよね。新人時代からロジカルシンキングを勉強することは、ITコンサルならではの特徴です。

ITコンサル以外の仕事でも論理的に課題を整理して課題解決をおこなうことは大切ですが、難易度が高いスキルなので、新人研修ではカリキュラムとして含まれていないことも多いです。他の業界では、マネジメント研修の一環でロジカルシンキング研修が組まれていることもありますよ。

ITコンサルに就職すると、新入社員のときから他の業界に比べてレベルが高いことを学ぶということを意識しておきましょう。また、就活に余力がある人は、就活を進める中でロジカルシンキングについて独学で勉強しておくと、ITコンサルを志望する熱意がアピールできますよ。

ITコンサルの志望動機例文

志望動機では、書く内容はもちろん、上手くまとめる能力にも注目されます。特にITコンサルでは論理的思考が求められるため、いかにわかりやすく自分の考えを相手に伝えられるかも重要なポイントなのです。

志望動機を書く際は、具体性と簡潔さを意識しましょう。いくら熱意があるからといって、思いの丈を長々と書き連ねては本当に伝えたいことがかすんでしまいます。一方、簡潔さを意識し過ぎて内容が薄くなりすぎるのも注意が必要です。

次は、ITコンサルの志望動機について、例文をまじえながら詳しく解説します。

例文①向学心をアピール

例文

貴社では金融・保険業界に特化したITコンサルを強みとしており、私も専門分野を追求し、業界におけるプロフェッショナルを目指したいと考え貴社を志望しました。

私の強みは、目標を達成するために学び工夫する向学心です。学園祭では集客計画を担当していました。本校を志望する高校生や近隣住民に来てもらうため、新たに期間限定のSNSアカウントと近隣に貼るポスターを作成し、ターゲットに合わせたアプローチを意識しました。

SNSの運用は初めてでしたが、ネットや書籍で調べたり、SNSを使った集客に詳しい友人からアドバイスをもらったりしながら効率的な運用を目指しました。

結果、来場者数は前年の1.5倍、高校生の割合は1.7倍に増やすことができました。

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アドバイザー

向学心をアピールする際は、具体的な行動や結果を書くようにしましょう。具体的なエピソードを入れることによって、イメージしやすくなります。

例文②コミュニケーション能力をアピール

例文

貴社では大規模なプロジェクトを多数おこなっていると知りました。私はチームで大きなプロジェクトに挑み達成させる仕事をおこないたいと考え、貴社を志望しました。

私は3年間飲食店でアルバイトをし、シフト管理を担当していました。個人の希望を書くだけではシフトに偏りが生じ、誰かにシワ寄せがいってしまう問題がありました。みんなが平等に働き休める環境を作るため、スタッフと面談をしてそれぞれの事情を把握し、私が中心となってシフトを割り振りしていました。

最初は休めない人、働けない人から不満が出ていましたが、面と向かって話し合い事情を汲み取ることで理解が深まり、お互いに助け合えるチームになりました。

私は強みであるコミュニケーション能力を活かし、貴社に入社した際はプロジェクトをまとめられる人物を目指して精進していきたいと考えています。

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アドバイザー

コミュニケーション能力が高いだけでなく、入社後はどのように能力を活かして、何を実現したいかまで追求すると具体性が増しますよ。

例文③スケジュール管理能力が強み

例文

私は一貫したITコンサルに携わりたく、貴社を志望しました。一貫したITコンサルには顧客の経営の課題解決を最後まで自社で担当できる一方、プロジェクト全体を把握し、目標達成を成し遂げるまでのスケジュール管理も大変だと考えます。

私はチームプレイにおいてスケジュール管理が得意です。目標達成のために逆算して計画を立てるように心掛けています。グループワークでは、細かいタスクにも期日を設けました。アクシデントによってスケジュールに変更が出る際は、タスクごとに優先順位をつけ、メンバーの進捗状況と照らし合わせながらスケジュール調整をおこないました。結果、全員が納得できるクオリティを維持して期日にも間に合わせることができました。

貴社に入社した際は、強みであるスケジュール管理能力を活かして限られた期間の中で最大限のパフォーマンスを発揮し活躍したいと考えています。

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アドバイザー

スケジュール管理能力をアピールする際は、課題に対してどのように対応したかを明確に書きましょう。スケジュール管理能力に加えて、処理能力もアピールできます。

例文④論理的思考力をアピール

例文

私は顧客に寄り添ったITコンサルタントを目指しています。貴社では顧客のために常にアイディアを模索し考える人材が多いとうかがいました。貴社のような環境下で切磋琢磨しながら成長したいと考え、志望しました。

私の強みは、分析し解決策を考える力です。大学の野球部では定期的にミーティングを取り入れていましたが、開始当初は単なる愚痴や不満を言い合うだけでした。

問題は①部員全員が好きに発言していること②具体的な解決に至らないことを分析し、司会役に進行を任せて1つの問題に対して、改善策を募るように変更しました。さらに1度のミーティングで必ず解決策を出すことをルールにし、全員で目的意識を共有するようにしました。

結果、ミーティングの質があがり、部内に問題が発生してもすぐに対応できるようになりました。

貴社に入社した際は、分析と検証を徹底し顧客に満足してもらえるような仕事を大切にしていきたいです。

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アドバイザー

具体的なエピソードを入れる際は、できるだけ無駄な言葉を省きましょう。内容が長くなりすぎるとまとめる力がないようにとらえられてしまいます。

例文⑤課題解決に携わりたいことを伝える

例文

私はITを活用した経営の課題解決に一貫して携わりたいと考え、貴社を志望しました。

私が所属するサークルは、学園祭でたこ焼き屋を出店しました。利益を伸ばすため、昨年の売上データを分析し、①廃棄による利益減少②通常価格で食材を仕入れているという課題を見つけました。

廃棄量を減らすため、前年の来場客数から売上予想を立て仕入れ量を調整しました。仕入れに関しては大学周辺のスーパーの価格平均を調べ、運搬費を考慮して最も安く仕入れられる店舗から仕入れました。結果、前年比で利益を1.6倍に増やすことができました。

貴社に入社後は、顧客が抱える課題をていねいにヒアリングし、結果につながる課題解決を目指していきたいと考えています。

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ただ課題解決に携わりたいことを伝えるだけでなく、課題解決に必要な能力も具体的にアピールしましょう。

例文⑥ITや経営に関する知識をアピール

例文

私は企業のDX推進を支える仕事に就きたいと考え、貴社を志望しました。

大学では情報システム学部を専攻し、ITスキルを学びました。学んでいく中でITを使った業務改善に興味を持ち、ITコンサルタントを目指すようになりました。私がアルバイトをしている飲食店でもシフト管理を紙ベースでおこなっており、不自由さを感じていました。IT技術を使えば便利なだけでなく、人為的ミスも減らすことができ企業の利益を守ることにもつながります。

IT技術と経営が密接にかかわっていることを知り、よりITコンサルの仕事に興味を持つようになりました。日本の中小企業にはDXが進んでいないところも多いため、IT技術によって働きやすい環境や業務効率の改善を実現したいと考えています。

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ITコンサルの役割やIT技術の可能性などを明確に記載することで、IT分野の理解度が高いことをアピールできます。

自分の強みをしっかりアピールしてITコンサルに就職しよう

ITコンサルはIT技術を使って顧客の経営課題や事業改革をサポートする仕事です。IT分野のプロフェッショナルとしての高い技術力や、企業経営に関する深い知識が求められます。新卒採用では論理的思考力や人柄、仕事に対するモチベーションを見られることが多いでしょう。

志望動機や自己PRを考える際は、将来の目標や理想の人物像を明確化するように心掛けましょう。具体的なエピソードを盛り込むときは、簡潔にまとめることも大切です。

自分の強みを理解し、効果的にアピールしてITコンサルに就職しましょう。

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