目次
- インターンが怖い人は原因と対策方法を理解して乗り越えよう!
- インターンについて理解しよう!
- インターンとは
- 参加するなら長期インターンがおすすめ
- インターンに参加する6つの利点
- ①業界や企業の理解が深まる
- ②業界や企業への適性があるのか判断できる
- ③新しい知識や経験から視野を広げられる
- ④実際の現場で人脈をつくることができる
- ⑤本選考の対策になる
- ⑥早期内定の可能性がある
- インターンが怖いと感じてしまう7個の原因
- 長期インターンの場合
- 短期インターンの場合
- インターン参加前に怖いと感じたときの対処法
- 怖いと思っているのはほかの学生も同じと考える
- 事前準備を徹底的におこなう
- ストレス発散方法を用意しておく
- 参加の目的を改めて明確にする
- インターン参加中に怖いと感じたときの対処法
- 楽しみを見つける
- 仲間を作る
- 友人や両親などに相談する
- 目の前のプログラムに集中する
- いつも通りの食事や睡眠を心掛ける
- 参加の目的を再確認する
- 過去に乗り越えた経験を思い出し奮起する
- インターンに対するありがちな勘違い
- 失敗したら終わり
- 優秀な学生だけが高評価をもらえる
- 参加するためにスキルが必要である
- 企業がインターンで確認しているポイント
- 求める人物像と一致しているか
- 社風と合っているか
- 性格や価値観などの人柄は合うか
- コミュニケーション能力はあるか
- インターンが怖いのは自分だけじゃない! 恐れず参加して就活にいかそう
インターンが怖い人は原因と対策方法を理解して乗り越えよう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「インターンに参加に参加するのが怖いです。」
「そもそもインターンについてわからず、参加を躊躇してしまいます。」
といった質問を受けます。インターンは業界・企業研究や自分の適性を知れるなど利点が多く参加したいと考えている人は多いでしょう。ただ一方で「プログラムについていける自信がない」「ほかの優秀な学生と比べて能力が低い」などインターンが怖いと感じて、一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
ここからは、インターンが怖いと感じてしまう原因や対処方法、企業がインターンで確認しているポイントなどを具体的に解説します。インターンが怖い人はこの記事を参考に原因と対策方法を理解して乗り越えていきましょう。
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インターンについて理解しよう!
インターンは、就職活動においてアピールポイントになったり、業界・企業研究ができたりと実際の企業で働くことで多くのことを学べる機会です。
ただ、周りの人から「インターンに参加したほうが良い」とアドバイスをもらっても実際に行動する本人がインターンについて正しく理解していないとチャンスを逃す可能性があります。
ここからは、インターンとはそもそも何なのかやインターンの種類を解説していきますね。
インターンとは
インターンとはインターンシップの略称であり、学生が実際の企業で就業体験ができる制度のことを指します。アルバイトと混同している人もいますが、目的の違いが明確にあり別物であるといえます。
インターンの目的は、実際の企業での就業経験を通して、業務内容、企業の雰囲気、自分の適性をなどを理解することです。一方でアルバイトの目的は、労働をすることで対価として報酬を受け取ることで、インターンでも給料が支払われる企業もありますが、目的の差はしっかりと理解しインターンに参加する必要があります。
また、インターンは長期・短期の2つの種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。ここから、インターンの種類について解説します。参加するときの参考にしてください。
インターンについてはこちらで詳しく解説しています。
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長期インターン
長期インターンは、1カ月〜1年間の間でおこなわれ、全学年の学生が対象となっています。学業への影響を考えて、多くの企業が週1日〜週4日程度で募集をおこなっています。
- 実際の実務に携わりながらメインの仕事にかかわれる
- 社会人としてのマナーやコミュニケーションスキルが身に付く
- 専門的なスキルと技術を習得できる
- 学業との両立が大変である
- 社員と同様に責任がもとめられる
長期インターンは、ベンチャー企業で開催されていることが多く、ほとんどの企業が給料や交通費を支給しています。営業、マーケティング、エンジニアなどその企業に実際にある職種で、ハード面もソフト面も両方磨くことができます。
長期インターンについてはこちらを参考にしてみてください。
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短期インターン
短期インターンは、1日〜1週間前後でおこなわれ、1dayインターン、サマーインターン、ウィンターインターンと呼ばれます。対象学年は大学3年生と4年生で、会社説明やセミナーの延長としておこなわれる場合が多いです。
- 日程がかぶらなければさまざな企業のインターンに参加ができる
- やりたいことが明確でなくても短期間だから参加しやすい
- 説明会やグループワークが中心で実務に深くかかわれない
- ほとんどで企業が交通費、給料の支給がない
短期インターンは多くの企業が実施しているため、目的意識を持って積極的に参加して情報収集をおこなっていきましょう。
短期インターンについてはこちらを参考にしてみてください。
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参加するなら長期インターンがおすすめ
インターンは長期と短期の2種類がありますが、参加するなら長期インターンがおすすめであるといえます。長期インターンに参加した実績は、就活で大きなアピールポイントになるからです。
企業から見て長期インターン経験者は魅力的です。実務経験があることで即戦力として活躍でき、仕事内容を理解して入社している点からも早期退職のリスクが低いからです。また、学生時代から企業で働きたいと考える意欲のある学生であると企業は判断します。
もちろんインターンでどのような経験をして成長したのかが重要ですが、就活の選考で応募書類を見たときに、ほかの学生よりもポテンシャルの高く優秀な学生であると良い印象を持ちます。
インターンに参加する6つの利点
就活生
キャリア
アドバイザー
良かったです。目的意識を持って参加して、経験を積んでいきましょう。インターンに参加する利点はとても多いですからね!
就活生
もっと詳しくインターンについて知りたいので教えてください。
キャリア
アドバイザー
分かりました。では解説していきましょう。
インターンに参加した方が良いと周りの人から言われて、実際にどんな利点があるのか気になっている人は多いと思います。ここからは、インターンに参加する6つの利点を解説していきます。
①業界や企業の理解が深まる
インターンに参加する利点は、業界や企業の理解が深まることです。短期でも長期でも参加することで、実際に自分の目で業界や企業について知ることができます。どんな仕事をしているのか、環境や働いている人の雰囲気はどうなのか、などが分かり就活に役立てられます。
企業のホームページや掲示板で情報を集めたとしても、実際に自分で体験した方が業界や企業の理解が深まることはいうまでもありません。
業界や企業の理解が深めていくことは、就職での自分の軸を定めることにつながります。また、業界や企業を選ぶときに視野を広く持って選択できるようになるため、積極的に参加することをおすすめします。
②業界や企業への適性があるのか判断できる
インターンに参加すると、志望している業界や企業に適性があるのか判断できるという利点があります。実際の現場で実務に携わったり、職場の雰囲気を感じたりすることで、自分に合っているのかを判断する材料にすることができるからです。
インターンに参加しないで入社した後、「仕事が考えていた内容と違う」「雰囲気が合ってない」などのミスマッチが生じてしまうと早期退職につながる恐れがあります。
企業はそれぞれ文化を持っており同じ業界でも1つ1つ個性があります。そのため、インターンに参加して自分に適性があるのかを確認することで、自分に合っている環境を見つけることができ、長く働き続けられることが可能になるといえます。
③新しい知識や経験から視野を広げられる
インターンに参加する利点は、新しい知識や経験を通して視野を広げられることが挙げられます。たとえば、ビジネスマナーを本で学んでいても実践で鍛えなければ習得することは難しいといえます。その点、インターンに参加すれば、現場でビジネスマナーを学ぶことができるでしょう。
また、業界や職種について詳しく知れるため、本やインターネットでは手に入らない情報を得ることができます。長期インターンでは、実際の社員同様に名刺を持って営業に行ったり、数百万の予算を使用しWeb広告の運用をおこなったり、インターンに参加するかしないかで大きな差が生まれるといえます。
インターンで新しい知識や経験を通して視野を広げることは、就活に間違いなく役に立つといえます。
④実際の現場で人脈をつくることができる
インターンに参加すると、実際の現場で人脈をつくることができるという利点があります。他大学の学生や社会人など、インターンに参加しないと出会うことができなかった人とかかわれることは、就活においても、今後の人生においても大きな財産になります。
特に、自分にない考え方や価値観を持っている人とつながり、何を意識して働いているのか、どんな習慣を持っているのかなどを積極的に吸収することで有意義な時間を送ることができます。
また、同じ志を持つ学生と知り合うことで、情報共有をしたり、一緒に切磋琢磨できたりと、刺激をもらいながら自分を成長させることにもつながるでしょう。
⑤本選考の対策になる
インターンに参加する利点として、本選考の対策になることが挙げられます。インターンの参加者を決める際に、エントリーシート(ES)や履歴書などの応募書類の提出が必要だったり、グループディスカッションや面接をおこなったりする場合があります。
インターンに参加する過程で本選考の流れを経験することができるため、本番で過度に緊張することがなくなります。面接は回数をこなせばこなすほど慣れてくるため、インターン選考で練習をすることで、本選考のときに落ち着いて対応できるようになります。
また、自分の苦手や弱点を明確にし、どこを強化すべきなのかを把握することも可能であり、インターン選考を経験すると本選考の対策に活かせるといえます。
⑥早期内定の可能性がある
インターンに参加する利点は、早期内定の可能性があることです。企業によっては選考直結型のインターンを採用しており、インターンに参加することが内定につながる可能性があります。
また、インターン中に良い結果を出し企業に高評価を持ってもらうことで、通常の選考よりも早く面接を実施してもらえたり、ES、グループワーク、一次選考が免除され本選考のフローが短縮される場合もあります。
インターン中のスキルや態度がどこまで反映されるのかは企業によって異なります。ただ、インターンでの高評価が、選考に有利に働くことは珍しくないことを念頭に置いて取り組むことでチャンスを手にすることができるでしょう。
インターンから採用につながる業界についてはこちらを参考にしてみてください。
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インターンに参加すると、本選考でアピールする実績をつくることもできますよ。参加するインターンによっては、職業体験形式のものもあります。
たとえば営業職の場合、テレアポや商品の提案といった実務経験を積むことができるでしょう。就活は基本的にポテンシャル採用ですが、少しでも実務経験があると企業からの印象は良くなります。またインターンへの参加で、ある程度仕事内容を理解できるため、入社後のミスマッチ予防にもつながります。
企業は社員の早期離職をなるべく防ぎたいと考えているため、学生が事前に仕事のイメージをもっていると、企業の安心材料になるでしょう。
インターンではコミュニケーション力も鍛えられる
他にもインターンに参加する利点として、社会人とのコミュニケーションに慣れることができる点も挙げられます。
学生生活の中では、普段社会人と話す機会はなかなかないものです。そのため、就活でいきなり適切なコミュニケーションをとろうとしても、間違った敬語を使ってしまったり、うまく言葉がでてこなかったりする可能性があります。インターンで事前に社会人とのコミュニケーションスキルを磨いておけば、就活でも企業と自然なやりとりができ、良い印象につながるでしょう。
インターンが怖いと感じてしまう7個の原因
就活生
インターンの重要性が理解できました。ただ、どうしてもインターンに参加することを怖いと感じてしまいます。
キャリア
アドバイザー
そうですか。誰しも初めての経験は怖いと感じるものですからね。
就活生
はい。なぜ怖いのか自分でも良く分からず漠然とした不安があります。
キャリア
アドバイザー
なるほど。まずは、自分がなぜ怖がっているのか原因を把握していきましょう。
インターンが怖いと感じてしまう人は、ここから解説するインターンが怖いと感じてしまう7個の原因をまずは把握することから始めましょう。
長期インターンの場合
長期インターンは、1カ月〜1年間の間でおこなわれ、対象者は学年を問わず募集要項に当てはまる人であれば参加可能です。期間が長いことから下記のようなことが原因でインターンが怖いと感じてしまう人が多いです。
- 人間関係を構築するのが苦手
- ほかのことと両立できるか不安
- 長期間ミスなく過ごせる自信がない
- 責任が大きい
コミュニケーションを取ることが苦手で馴染めなかったらどうしよう、学業やサークルと同時並行が難しそうなどと、考えれば考えるほど長期インターンへの参加に対して恐怖と不安が募ってしまうといえます。
まずは、原因を1つひとつ探っていき、怖いと感じる理由を明確にすることで漠然とした不安感を緩和していきましょう。
人間関係を構築するのが苦手だから
コミュニケーション力に自信がないため、ほかの学生や社員の人と上手にかかわっていけるのか不安に感じてしまうことが原因に挙げられます。特に長期インターンは期間が長いため、「最初につまずいてしまったら長い間しんどい」と恐怖心を持っている人は多いと思います。
しかし、最初からコミュニケーションを積極的に取って人と打ち解ける人は少数であり、気を張って無理にかかわる必要はありません。基本的なビジネスマナーである挨拶やお礼をしっかりして、徐々に慣れていけば良いです。
また、ほかの学生にインターンが怖いという気持ちを伝えることで、仲良くなれるきっかけになったり、自分の気持ちが楽になったりするので、思い切って打ち明けてしまうのもおすすめです。
ほかのことと両立できるか不安だから
長期インターンが怖いと感じてしまうのは、ほかのことと両立できるか不安だからです。大学生活は、授業、課題、ゼミ、部活、サークル、アルバイトでかなり多忙であり、長期インターンに参加しながら上手に時間と労力を割くことができるのかは誰でも不安に感じるはずです。
長期インターンは、実際の企業でほかの社員と同様に働くため、集中して参加すればかなりの成長が期待できます。
もし両立が不安な人は、なるべく早めに必要な単位を取り切って万全の状態になってから、参加することをおすすめします。また、単位取得が間に合わない場合は、休学をして参加する方法もありますよ。
長期間ミスなく過ごせる自信がないから
長期インターンが怖いと感じる原因は、長期間ミスなく過ごせる自信がないことが挙げられます。1回でもミスをしたら評価が下がり挽回することが難しいと考えてしまい、インターン参加への恐怖心が芽生えているといえます。
長期インターンで最初から最後までミスをしないで過ごせる人はほとんどいません。ほかの学生も同じようなミスを大なり小なりしています。
企業はミスが生じたときに、なぜミスが起きてしまったのか、今後どのように改善する必要があるのかを考えるためにヒアリングはしますが、決して叱責したりはしません。
ミスをしてしまっても、同じことを繰り返さない、ミスから学んで挑戦し続けるといったスタンスを持っている人は企業から評価される人材であるといえます。
責任が大きくなるから
長期インターンが怖いと感じる原因の一つに、責任が大きくなるからがあります。長期インターンの場合は、企業で働く社員と同様の業務に携わるため、やりがいは大きいですが、一方で責任も重大になります。
たとえば、営業のインターンの場合は、アポイントを取る、商談をする、クロージングをおこなう、定期連絡をおこなうという4つの対応をします。商談をし、クロージングをインターンの学生がおこなった時点で、その顧客の担当になり、もちろん責任が生じます。
仕事を任せてもらっている以上、信頼を損ねる行動をしてはいけません。ほかの学生ができない経験を積むことができるため、長期インターンは魅力がありますが、どの職種であってもある程度の責任を持たなければならないことは覚悟する必要があります。
インターンでの責任に不安を感じている人は、インターン保険に加入するのもおすすめですよ。こちらの記事ではインターン保険の種類や加入したほうがいいケースなどについて詳しく解説しています。
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短期インターンの場合
短期インターンは、1日〜1週間前後でおこなわれ、対象学年は就活をメインに進めている大学3年生と4年生となっています。短期インターンは、長期インターンに比べて日数が短いため、下記のようなことが原因でインターンが怖いと感じてしまう人が多いです。
- 限られた時間で実力を発揮できる自信がない
- 新しい環境になれるのに時間がかかる
- 学歴やスキルが低く挽回できないかもしれない
短い期間で自分のパフォーマンスを発揮できずに、企業に良い印象を持ってもらえず、反対に悪い印象を持たれてしまうのではないかという考えが、インターンを過剰に怖いものにしてしまっています。
限られた時間で実力を発揮できる自信がないから
短期インターンが怖いと感じてしまう原因は、限られた時間で実力を発揮できる自信がないからです。インターンのプログラムの内容が難しそうで、たった数日で企業に良い印象を持ってもらえるようにアピールすることはできないと考え参加を断念してしまう人がいます。
実は、一見ハードルが高そうな内容でも、企業側はインターンに来る学生が慣れていないことを理解しているため、研修と教育を丁寧におこなってくれます。また、プログラムの内容に上手に対応できなくても、社員の人がカバーしてくれます。
企業も学生のインターンにそこまで高いレベルを求めていないため、サポート前提でプログラムを進めていきます。目の前のプログラムに一生懸命に取り組む姿勢が評価されることも十分あります。
新しい環境になれるのに時間がかかるから
短期インターンが怖いと感じる原因は、新しい環境に慣れるのに時間がかかることが挙げられます。ほとんどの学生はインターンの参加経験がないため、「次に何がおこるのか」「トラブルはどう対処したら良いのか」など先の見通しが立たない初めての環境で、緊張から不安や恐怖心を感じてしまいます。
短期インターンは長期インターンと比べて期間が短いため、慣れる前にインターン期間が終わってしまう可能性があります。緊張して何も考えられなかったらどうしよう、プログラムで結果を出せなかったらどうしようと不安を感じるかもしれません。
しかし、ほかの学生も同じであるため、焦らずリラックスしながら自然体で参加すると、実力を発揮できる場合が多いですよ。
学歴やスキルが低く挽回できないかもしれないから
短期インターンが怖いと感じる原因として、学歴やスキルが低く挽回できないかもしれないと考えているからです。自分に自信がない学生は、ほかの学生に比べて自分は劣っていると感じ、足を引っ張ることになってしまったらどうしようとインターン参加に恐怖心を持ってしまいます。
また、企業に自分の実力の低さが露呈してしまうことも不安に感じています。短期インターンだと挽回するチャンスが少なく、さらに自分で自分の不安を煽ってしまいがちです。
しかし、ほかの学生と比べて劣等感を感じる必要はなく、学歴やスキルよりも自分の強みを自信を持ってアピールすることが大切です。また、インターンの場でスキルが低ければ、周りの優秀な学生から吸収して差を縮める努力をすることでインターンを有意義な時間にすることができます。
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インターンを怖いと感じる理由のなかでも、「ほかのことと両立できるか」という不安を長期インターンの場合はよく見受けます。
長期インターンでは、「せっかく取り組むのであれば、確実にスキルや経験を身につけたうえで成果を残さなければならない」とプレッシャーを感じる場合もあるでしょう。その結果、「インターンへ膨大な時間を割き、学業や私生活との両立が難しくなってしまうのではないか」と不安に感じるかもしれません。インターンに全力で取り組むことは大切ですが、学業や私生活を犠牲にまでする必要はありません。
インターンで成果を出せなかったとしても、自分なりの努力を重ねれば企業は評価してくれるものです。
短期インターンは周囲との協力する姿勢が重要
短期インターンの場合は、「短期間で実力を発揮できる自信がない」と不安を感じるパターンが多いです。
時間が限られていることはもちろんですが、短期インターンは就活を目的として参加する学生も多く、周囲の学生の意欲に圧倒されることもあるでしょう。周りの学生からプレッシャーを感じ、さらに恐怖につながるかもしれません。しかし、インターンは勝敗をつけるものではありません。周囲の学生と協力しながら努力する姿を企業に見せられれば、評価につながります。
インターン参加前に怖いと感じたときの対処法
インターンに参加するにあたって、恐怖心を持ったままインターン当日まで過ごすのは精神的に辛いと思います。では、どのように怖いと感じる気持ちを落ち着かせれば良いのでしょうか。
ここからは、インターン参加前に怖いと感じたときの対処法を4つ解説していきます。インターンの参加を悩んでいる人やインターンに行くことが決まった人は、ぜひ実践してください。怖いと感じる気持ちを和らげ、前向きな気持ちでインターンに参加できるようにしていきましょう。
怖いと思っているのはほかの学生も同じと考える
インターン参加前に怖いと感じたときは、怖いと思っているのはほかの学生も同じと考えることがおすすめの対処法です。ほかの学生も初めての環境で挑戦するインターンに大なり小なり不安感や緊張感を持っています。
自分だけでなく周りのみんなも同じ気持ちを持っていると知っておくことで怖さを和らげることができます。「インターンを怖いと思っているのは自分だけじゃない」と思っていれば、ネガティブな感情を受け入れられるようになりますよ。
また、周りの学生も同じように怖いと思っていることを知っていると、周りを良く見れるようになるため、ほかの学生への気配りができる余裕も持てるようになります。
インターン参加前の恐怖心や不安感は、誰でも抱えている感情です。ほかの学生も同じであることを念頭に置いておくと、安心感を持ってインターンに参加することができるようになります。
事前準備を徹底的におこなう
インターン当日までにできる限りの準備をおこない、後悔がない状態にしておくことで自信を持ってインターンに参加することができるようになります。具体的には、下記の準備を念入りにする必要があります。
- 業界・企業研究
- OB・OGにインターンのアドバイスをもらう
- 自己分析
- ビジネスマナー
- 持ち物や交通機関の確認
不安要素があると怖いという感情が生まれるため、大袈裟なくらいに準備をおこないインターンに参加するようにしましょう。事前準備を徹底的におこなえばおこなうほど自分の中から不安や怖いと思う感情が消えていき、ポジティブな感情を持てるようになります。
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ストレス発散方法を用意しておく
インターン参加前に怖いと感じたときは、自分なりのストレス発散方法を用意しておくようにしましょう。初めてのインターンは、慣れない環境から緊張する場面が多く、心身共に疲労が溜まります。
そのため、事前にストレスの発散方法を準備しておき、緊張を和らげられるようにすることはおすすめであるといえます。たとえば、音楽を聴く、好きな物を食べる、アロマをつける、目を閉じて深呼吸をする、運動をするなどインターンの休憩中や帰宅してからおこなえるものをいくつか用意しておきましょう。
緊張状態だと実力を発揮できないことが多いため、自分なりのストレスを発散させると、雑念なくプログラムや仕事に集中できたり、笑顔や感謝の気持ちでほかの人と接することができたりと良い影響を自分や周りにもたらします。
参加の目的を改めて明確にする
インターンに参加することが怖いと感じる原因の一つに、ほかの学生より優位に立ち勝たなければいけないという競争意識があります。しかし、インターンはほかの学生に勝つために参加するわけではないと思います。落ち着いて参加の目的を明確にしてください。
志望する業界や企業について知りたい、自分に適性があるのかのか確認したい、業務や社会人に必要なスキルを伸ばしたいなど、インターンに参加する目的はそれぞれ異なります。
違うゴールを目指す学生と比べて一喜一憂する必要は決してありません。自分がインターンに参加する理由や得たいことなどを改めて明確にして臨めば、インターンが怖いと思う気持ちを落ち着けることができますよ。
インターン参加中に怖いと感じたときの対処法
インターン前は恐怖や不安に耐えてなんとかインターンに参加したとしても、そこからが本番です。インターン参加中に「やっぱりインターン怖い」と感じるのは、精神的に辛いですよね。短期・長期どちらのインターンでも少しでも安心感を持って参加したいと考えるのは当たり前のことです。
では、インターン参加中に怖いと感じたときはどのように対処すれば良いのかを解説していきます。対処法を知っておくことで、気持ちを落ち着かせることができますよ。
楽しみを見つける
インターン参加中に怖いと感じたときの対処法は、何か一つでも良いのでインターン中の楽しみを見つけることです。インターンの大変な面だけでなく、楽しいと思えることに目を向けられると怖いという感情も和らぐはずです。
たとえば、ほかの参加者とのランチ、1日頑張ったあとの娯楽、社会人の先輩とのちょっとした会話など、どんなことでも構いません。ほかの参加者は就活を頑張っている仲間であるため、就活についての情報交換をしたり、悩みを相談したりすることで新しい友達を作ることができるかもしれません。
インターン参加中はプログラムや仕事に取り組む必要があり、緊張した状態が続きますが、自分なりに楽しみを見つけておくことで気持ちを楽にすることができます。
仲間を作る
インターン参加中に怖いと感じたときの対処法として、仲間を作ることが挙げられます。初めての場所で知らない人に囲まれながらおこなうインターンに、不安感や恐怖心を持つことは普通の感情であるといえます。
同じような気持ちでいるほかのインターン参加者に話しかけて、安心できる環境を自ら作っていきましょう。声をかけるのが苦手な人でも、インターンが怖いという気持ちを伝えることで、親近感を持ってもらえて仲良くなれます。また、あらかじめ質問を準備しておけば同じ就活をしている学生同士、すぐに打ち解けることができますよ。
インターン先で仲間を見つけることで、情報交換ができて就活をスムーズに進められるようになったり、参加する楽しみが増えてネガティブな感情を減らすことになったりするためおすすめです。
友人や両親などに相談する
インターン参加中に怖いと感じたときは、友人や両親などに相談しましょう。就活は一人で頑張らなければいけないことが多いですが、すべてを抱え込む必要はありません。同じように就活をおこなっている友人や、陰ながら応援してくれている家族に、悩みを相談すると意外とあっさり解決することがあります。
一人で悩んでいるとどんどんネガティブな考えが浮かんできて、さらに心配事が増えるだけです。適度に周りにいる人の力を借りるスキルも社会に出て役立つため、インターン中に身に付けていきましょう。
友人や両親と話すうちに、心が軽くなり不安な気持ちも減っていきます。自分の悩みを口に出して伝えることで不安を解消してインターンに臨んでください。
目の前のプログラムに集中する
インターン参加中に怖いと感じたときの対処法は、とにかく目の前のプログラムに集中することです。インターン中は各種プログラムが用意されており、どれも簡単な内容ではありません。集中しておこなわなければ、良い結果につなげることは難しいといえます。
目の前のプログラムに精一杯打ち込むことで、インターンが怖いという感情は薄れて、頑張ろうという気持ちに変化していきます。できる限りの実力を出して一生懸命取り組もうとプログラムに没頭すれば、ポジティブな気持ちに変化していくでしょう。
時間が経てばインターン自体に慣れていき、少しずつ恐怖や緊張感も和らいでいきますよ。
いつも通りの食事や睡眠を心掛ける
インターン参加前に怖いと感じたときは、いつも通りの食事や睡眠を心がけてください。睡眠時間が短いとネガティブな思考になったり、やる気が起きなかったりします。また、食事を抜いたり適当な物を食べると必要な栄養素が足りなくなって頭が働かなかくなります。
そのため、いつもと同じ睡眠サイクルを崩さずに、決めた時間に布団に入って頭も身体も休ませるようにしましょう。また、食事もなるべく栄養のある物を食べるようにしてください。
インターンが怖いという気持ちから寝不足になってしまったり、食事が喉を通らなくなってしまう人は多いと思いますが、なるべくいつも通りに過ごし、心も身体も落ち着かせることが大切であるといえます。
参加の目的を再確認する
インターン参加中に怖いと感じたときの対処法は、参加の目的を再確認することです。怖いという感情に支配されてしまうと、頭の中が真っ白になってしまい実力を発揮できない場面が多くなってしまいます。そんなときは、なぜインターンに参加したのかを再度確認していきましょう。
業界や企業の知識を身に付けたい、職種に適性があるのか、先輩社員たちがどのように仕事をしているのか知りたいなどインターンの参加理由は人それぞれ異なります。
自分が参加した目的をしっかりと再確認することで意欲が向上し、恐怖心よりもやる気がみなぎってきます。怖いという感情が出てきたら、目的を思い出すようにしてください。
インターンの目的を持つ意味についてはこちらで解説しています。
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過去に乗り越えた経験を思い出し奮起する
インターン参加中に怖いと感じたときは、過去に乗り越えた経験を思い出し奮起するという対処法があります。まずは、今までの人生で苦労して乗り越えたことを思い出してください。
たとえば、部活で苦手を克服したこと、受験で志望する学校に合格したことなど、どんなことでも構いません。過去に乗り越えた経験を思い出すことで、インターンも乗り越えられると自分を奮い立たせることができます。
自分を奮起させ自信を取り戻すことができれば、インターンが怖いという感情よりも、頑張って取り組めば今まで通り乗り越えて成果につなげることができるというポジティブな感情にシフトしていきます。
キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる
インターンへの参加中にどうしても怖さに打ち勝てず、逃げ出したいと感じる学生もいるかもしれません。しかしたとえ恐怖を感じたとしても、インターンの途中で投げ出すことはあまりおすすめしません。
途中で逃げ出してしまうリスクとして、インターンを辞退したとみなされ、今後その企業の選考に参加できなくなってしまうことが挙げられます。またインターンでは実務に直結した研修を行う場合もあるため、学生とはいえ、ある程度責任が発生します。途中で逃げ出してしまうと、「責任感が弱い」と企業から悪い印象を抱かれてしまう可能性が高いです。気持ちが落ち着いてから「やっぱり選考に参加したい」と思い直したとしても、企業からの印象を挽回することは難しいでしょう。
また、逃げ出してしまった企業にグループ会社や子会社があれば、そういった企業の選考も受けられなくなってしまうこともあります。同じグループでは学生の情報を交換している可能性があり、受けられる企業の選択肢を狭めてしまうかもしれません。
どうしても逃げ出したい気持ちが強くなってしまった場合は、上記のようなリスクがあることをしっかりと考慮したうえで、最終的な結論を出すようにしましょう。
インターンに対するありがちな勘違い
就活生
インターンが怖いと感じる原因と対処法が分かり、安心して参加できそうです。インターンは失敗したら終わりだと思うので、全力で取り組んでいきます。
キャリア
アドバイザー
なるほど。もしかしたらインターンに対する勘違いをしてそうですね。インターンは失敗しても問題ないですよ!
就活生
そうなんですか? 1回でも失敗したらだめなのかと思っていました。
キャリア
アドバイザー
そうですか。では、誤解を解くためにも、インターンに対するありがちな勘違いについて解説していきましょう。
学生の多くはインターンに対して身構えてしまい、失敗したら終わり、優秀な学生だけが高評価をもらえる、参加するためにスキルが必要といった情報で自分を追い詰めている傾向があります。
ここからは、インターンに対するありがちな勘違いを解説していきます。インターン参加前に知っておくと心が楽になりますよ。
失敗したら終わり
インターンに対するありがちな勘違いに、失敗したら終わりであると思っていることが挙げられます。失敗したからといってインターンの評価が下がるということではありません。学生でも社会人でも失敗はつきものであり、企業は失敗経験が大切だと考えています。
インターンのプログラムや仕事で失敗してしまったら、大切なのはその後どのように行動するかです。諦めて塞ぎ込んでしまうのか、やる気をなくしてしまうのか、なんとか乗り越えようとするのか、周りに協力してもらって再度挑戦するのかなど、失敗した後に取る態度や行動に企業は注目しています。
要するに、企業は失敗することは大前提であり、そこから何を学び、どのように行動するのかを把握し、学生の能力や価値観などを確認しているといえます。
優秀な学生だけが高評価をもらえる
インターンに対するありがちな勘違いは、優秀な学生だけが高評価をもらえるという点です。インターン参加時の応募書類や面接で、高い学歴やスキルを持った学生は最初から優秀であると判断されており、高評価がもらえると誤解しているということです。
そのため、学歴やスキルに自信がない学生は、インターンを怖いと感じてしまいがちですが、企業が見ているポイントはあくまでもインターン中の様子です。目の前のプログラムや仕事への取り組み方や他者とのかかわり方を把握しながら、もとめる人物像と一致しているか、性格や価値観などの人柄などを確認しています。
優秀な学生に対して萎縮する必要はなく、自分の実力を出して精一杯努力すれば良いと覚えておきましょう。
参加するためにスキルが必要である
インターンに参加するために何かしらのスキルが必要であるということも、インターンに対するありがちな勘違いの一つに挙げられます。
インターンに参加するときに企業から完璧をもとめられることはありません。企業は自社に入社後、成長していけるポテンシャルのある人材であれば問題ないと考えているからです。
プログラムや仕事で必要なスキルはインターン中に身に付ければ良いため、インターン参加前に十分なスキルを持ち合わせていなかったとしても気にする必要はありません。できないことはインターン中に身に付ければ問題ないという気概を持って、積極的に参加していきましょう。
企業がインターンで確認しているポイント
企業と学生の双方にとってメリットのあるインターンは、多くの企業が取り入れています。企業にとっては、自社にマッチする人材を発見できる場であり、学生にとっては企業の雰囲気を知りながら、実際の仕事を体験できる絶好の機会です。
では、企業が自社にマッチする人材を見つけるためにインターンで確認しているポイントはどのようなことなのでしょうか。企業の視点を4つ詳しく解説していきます。
求める人物像と一致しているか
求める人物像はどの企業もHPや募集要項に掲載している大切な点であり、「こんな学生に来てほしい」という理想は、採用の大きな判断基準になっています。そのため、同じ業界や職種であっても、企業によって理念、文化、将来のビジョンが異なることから、求める人物像もそれぞれ違います。
インターンを受ける企業が掲げている求める人物像を事前にしっかりと確認し、企業が必要としている人材として評価してもらえるように自分の強みをアピールしていくことが大切です。
社風と合っているか
社風と合っているかという点も企業がインターンで確認しているポイントの一つです。社風に合っていない人材は、入社後の早期退職リスクを高めたり、ほかの社員のモチベーションを下げたりする原因になるからです。
仕事をするうえでスキルも大切な点ですが、社風と合っていなければ、人間関係が性に合わない、雰囲気が悪く長く働きたくないといった支障が出てしまう可能性があります。そのため、会社の雰囲気と合うかどうかは企業にとって重要であり、能力以上に重視されることが多いです。
雰囲気と合っているかどうかは実際のインターンの様子で把握することができるため、企業は学生が自社にマッチする人材なのか確認しているといえます。
社風についてはこちらを参考にしてみてください。
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性格や価値観などの人柄は合うか
企業がインターンで確認しているポイントに、性格や価値観などの人柄が挙げられます。企業は、求める人物像の一つに人柄に関することを盛り込んでいる場合が多く、インターン中に学生の面接などでは分からない一面を、実際のプログラムや仕事を通して把握しようとしています。
たとえば、ミスをしたときや追い込まれたときにどのように対処するのか、同じインターン参加者が成果をあげたときに素直に喜び祝ってあげられるのかなど、性格や価値観が出やすいところを入念にチェックしています。
どのような性格や価値観を持った人物であるのかは、企業にとって非常に重要であるという点を念頭に置いておきましょう。
コミュニケーション能力はあるか
コミュニケーション能力があるかどうかは、企業が必ずインターンで確認しているポイントであるといっても過言ではありません。
仕事は、社内だけではなく、社外の人との関係構築も必要であり、誰かしらとのコミュニケーションが必ず求められます。そのため、インターン中に、ただ話が上手ということだけではなく、相手の話の意図をしっかりと理解しているかどうか、適切な返答ができているかなどを確認しています。
コミュニケーション能力がある人は、どのような職種においても企業に良い印象を持ってもらえるため、場数を踏んで能力の向上に努めていきましょう。
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本選考に直結している企業だと、自分なりの工夫ができるか、という点も評価されます。インターンの内容は座学ではなく、実践形式やグループワークであることが多いです。学生がそれぞれ自分のアイディアを出し合い、積極的に行動することがもとめられます。
企業や周囲の学生の指示を待つだけ、といった受け身な姿勢だと「入社しても仕事に熱意をもって取り組めないのではないか」と企業に悪い印象を与えてしまいます。ただインターンに参加するだけでなく、自分ならどう動くかといった視点をもち、工夫を凝らすことが重要です。
また、インプットとアウトプットがスムーズにできるか、といった点もよく見られます。インターンでは、企業の実際の業務に即したカリキュラムが多いです。与えられた資料などをすぐに理解し、インプットした内容をその場で活かすことができると、仕事への適性があると判断され評価につながりやすくなります。インプットとアウトプットのスピードが早いほど、実際に入社した後も仕事にすぐ慣れる傾向があります。インターンという緊張感がある環境でも、要領良く仕事をこなすことができれば、企業にとって非常に魅力的に映るでしょう。
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