目次
- エンタメ業界は多種多様! 7つの職種&業種から適職を見つけよう
- はじめに押さえよう! エンタメ業界に関する3つの前提知識
- ①エンタメ業界の現状
- ②エンタメ業界で働く魅力
- ③エンタメ業界で働く大変さ
- エンタメ業界の7つの業種
- ①ゲーム
- ②芸能・スポーツ
- ③映像・音声
- ④レジャー・アミューズメント
- ⑤出版
- ⑥映像・動画配信
- ⑦おもちゃ・グッズ
- エンタメ業界の7つの職種と仕事内容
- ①営業:努力が数字として表れる
- ②制作・企画:アイディアを形にできる
- ③マーケティング:トレンドを生み出すことができる
- ④宣伝・PR:自分のアイディアを世の中に発信できる
- ⑤販売:間近で顧客の笑顔が見られる
- ⑥施設管理・イベント運営:チームで協力して大きな仕事ができる
- ⑦一般事務:多くの人々のサポートができる
- 将来性が見込めるエンタメ業界の5つの分野
- ①eスポーツ
- ②サブスク型ゲーム
- ③動画サービス
- ④AR・VR
- ⑤スマホアプリ
- エンタメ業界に就職するための7つのポイント
- ①興味のある分野を絞り込む
- ②エンタメ業界で活きる自身の強みを見つける
- ③就活の軸を明確にしてエンタメ業界との共通点を探す
- ④ファン目線ではなく「働くうえで何を実現したいか?」を考える
- ⑤OB・OG訪問でエンタメ業界ならではの働き方や文化を知る
- ⑥常に業界ニュースやトレンドを把握する
- ⑦専門スキルを習得する
- チェックしよう! エンタメ業界に向いている人の6つの特徴
- ①感受性が高く流行に敏感
- ②自ら考えて行動できる
- ③自分の考えを持っていてイメージ・アイディアを言語化できる
- ④人を楽しませることに喜びを感じる
- ⑤体力・精神力が強い
- ⑥コミュニケーション能力が高い
- エンタメ業界についてよくある質問に回答!
- エンタメ業界への就職は難しいですか?
- エンタメ業界にはブラック企業が多いですか?
- エンタメ業界への理解を深めて自分にベストな職種や業種を見極めよう!
エンタメ業界は多種多様! 7つの職種&業種から適職を見つけよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。エンタメ業界を志望している学生から、以下のような質問や相談を受けることがよくあります。
「エンタメ業界にはどのような仕事があるのでしょうか?」
「エンタメ業界に就職するのに必要な対策を教えてください」
たしかに、一言にエンタメ業界といっても業種や職種は多岐にわたるので、自分に向いている職種は何か、どうすれば希望の職種に就職できるのか悩んでいる学生は多いでしょう。
「とりあえずエンタメ業界なら何でも良い!」と業界や職種への理解が浅いまま志望企業を決めてしまうと、想像していた仕事とのギャップが大きくなり入社後に後悔してしまう可能性があります。
この記事では、エンタメ業界の概要から近年の状況、そして具体的な職種や向いている人のタイプまで、一通り詳しく解説します。ぜひ最後まで読んで、エンタメ業界への理解を深めていきましょう。
はじめに押さえよう! エンタメ業界に関する3つの前提知識
エンタメ業界はあらゆる娯楽コンテンツをとおしてたくさんの人を楽しませる業界です。扱うコンテンツは映像や音楽、ゲーム、アミューズメント、書籍など多岐にわたるため、その分職種も多種多様です。
だからこそしっかりと業界理解を深めないと、エンタメ業界のなかでもどういった業種・職種を志望していくのか、行動指針を立てることができません。
ここからはエンタメ業界に関する3つの前提知識を解説するので、就活準備のファーストステップとしてチェックしていきましょう。
①エンタメ業界の現状
エンタメの世界は日進月歩です。たとえば配信サービスとしてすっかりおなじみのNetflixですら、実は日本ではまだ10年ほどしか運営されていません。
どんどん移り変わっていくエンタメ業界について「今」の状況を把握しておきましょう。
- 動画・音楽配信サービスの市場が拡大して競争が激しくなっている
- IRが多角的に展開されグローバル化が進んでいる
- エンタメとテクノロジーの融合がさらに加速している
動画・音楽配信サービスの市場が拡大して競争が激しくなっている
動画・音楽配信サービスの市場はどんどん拡大しています。
総務省の「令和6年版 情報通信白書」によると、2023年の日本の動画配信市場は5,740億円(前年比8.2%増)、音楽配信市場も1,165億円(前年比11.0%増)と大きく成長中です。
2020年頃には爆発的な市場拡大が見られましたが、近年では成長スピードはやや鈍化しています。しかしこれは「配信」という形が世の中に定着し、多くの人に行き届いている証拠だとも言えるかもしれません。
今後は成熟した市場での、シェアの奪い合いが激化する可能性が高いでしょう。
IRが多角的に展開されグローバル化が進んでいる
IR(統合型リゾート)は、カジノとホテル、ライブ会場、ショップなどを丸ごとまとめた巨大な娯楽施設です。ラスベガスやシンガポールで成功例が広まり、日本でも大阪に2025年着工予定の計画があります。
最近はカジノだけでなく、コンサートや展示会など「遊び以外」で売上の半分以上を稼ぐのが主流です。世界中の企業が投資し、イベント企画・ホテル運営・デジタル宣伝など仕事の種類も幅広くなっています。

キャリアアドバイザー
エンタメとテクノロジーの融合がさらに加速している
AI(人工知能)やVR(バーチャル・リアリティ)などの新技術は、エンタメの作り方と楽しみ方を大きな変化をもたらしています。
たとえば生成AIは数秒で台本や楽曲のアイデアを出し、クリエイターの作業時間を短縮しています。メタバースやVRライブでは、自宅にいながら臨場感のあるコンサートを鑑賞可能です。
さらに、観客がスマホで演出に参加できるインタラクティブ配信も増え、体験の幅が一段と広がっています。5G回線の普及で高画質配信が当たり前になり、バーチャル会場のデザイナーやXRエンジニアなど新しい職種も増えています。
こういった技術はまだまだ進歩することが見込まれるため、業界選びの際には将来性も意識しておくと良いでしょう。

キャリアアドバイザー
技術とエンタメを結び付ける力を持つ人材は、今後ますます歓迎されますよ。
②エンタメ業界で働く魅力
- 自分がかかわったコンテンツが世間に広く認められる
- 多くの人を感動させられる
- 才能豊かな人たちと仕事ができる
- 新しいことにチャレンジできる
エンタメ業界の魅力は、何といってもたくさんの人に影響を与えられる点にあるでしょう。たとえばゲーム制作やテレビ番組制作など、自分の仕事がたくさんの人を喜ばせ認められる実感を得られることは、仕事をするうえで大きなモチベーションになりますよ。
またエンタメ業界の仕事に欠かせないのは、多くの人を楽しませるための独創的なアイデア力です。
そのため、職種によってはクリエイティブな才能あふれる人とかかわれる機会が多くあります。場合によっては、あこがれの人と仕事ができるかもしれません。

キャリアアドバイザー
エンタメ業界の仕事には、世間のトレンドに合わせて提供するものが変わる職種が多くあります。今は何が流行っているのか、何が人気なのかを敏感にキャッチして新しいことに挑戦していけるのも魅力の1つですね。
③エンタメ業界で働く大変さ
- 時間外労働を余儀なくされる場合がある
- 休日出勤が必要なときもある
- 収入が不安定
職種によるものの、エンタメ業界の仕事は労働時間が長かったり、休日にやむを得ず出勤しなければならない場合があります。
たとえば芸能人のマネージャーをするなら担当する芸能人に合わせて行動をする必要があり、必ずしも就業時間内に仕事を終えられるとは限りません。緊急対応が必要な場合は、休日であっても出勤する必要があります。
またエンタメ業界の仕事のなかには、レジャー・アミューズメント施設運営を始めとした土日、祝日が書き入れ時の仕事があります。そのためカレンダー通りの休みがもらえない可能性があることも視野に入れておく必要があるでしょう。
ほかにも、職種や勤める企業の売上による給与水準の差が大きいことにも注意しておきましょう。

キャリアアドバイザー
リサーチ不足のまま就職先を決めてしまうと、収入の少なさに苦労してしまう可能性があります。事前に志望する職種や企業の給料はしっかりと確認しておいてくださいね。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「好き」だけでは通用しない? 持つべき心構え
企業はストレス耐性や主体性などを求めている
エンタメ業界を志望するうえで、特に押さえておくべき重要なポイントが二つあります。
一つ目は、エンタメ業界の仕事の本質を正しく理解することです。エンタメ業界は、「好き」を仕事にしたいと考える学生が非常に多く、どうしても華やかな側面ばかりに目が行きがちです。しかし、その裏にある想像以上の苦労や困難を乗り越えられるかというストレス耐性は、採用において大前提として非常に重視されます。この点をしっかり押さえておきましょう。
二つ目は、企業が本当に求める人物像を明確に理解することです。たとえば、あるエンタメ業界の企業では、約6,000人の学生が書類選考に挑戦したにもかかわらず、最終的に内定をもらえたのはたった一人でした。この企業が求めていたのは、「新規事業を立ち上げたい」という強い意欲を持つ学生だったのです。つまり、この企業では、エンタメが好きかどうかよりも、主体性やチャレンジ精神といった「どのような志向性を持っているか」が重視されていたのです。
このように、企業が求める人物像を正しく理解せず、安易に「好き」という気持ちだけで選考に進んでも、なかなか内定にはつながりませんし、入社後にミスマッチが起きてしまう可能性もあります。
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エンタメ業界の7つの業種


就活生
エンタメ業界には将来性が見込める分野もたくさんあるんですね。

キャリアアドバイザー
そのとおりです。まだ伸びしろの大きい分野が多いので、企業に入社後も安心して働き続けられるところが多いですよ。

就活生
こういった分野で働きたいなと思うのですが、そもそもエンタメ業界ってどのような業種があるのでしょうか?

キャリアアドバイザー
エンタメ業界に就職したいなら、まずは業種を知る必要がありますよね。エンタメ業界にはおもに7つの業種があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
一言にエンタメ業界といっても、業種や職種によってまったく違う仕事をします。「とりあえずエンタメ業界」で決めるのではなく、まずはそれぞれの業種の特徴を知って自分に合ったものを見極めることが大切ですよ。
ここからはエンタメ業界の7つの業種について解説していきます。学生に人気の大手企業もあわせて紹介しているので、企業選びの参考にしてくださいね。
①ゲーム
エンタメ業界のおもな業種の1つに、ゲーム事業が挙げられます。名前の通りゲームに関連する商品・サービスを提供する事業で、ゲーム機を開発するゲームメーカーやソフトを開発するゲームソフトメーカーが活躍していますよ。
ゲームになじみがあるなら、この業種に魅力を感じる人も多いでしょう。クリエイティブな力を発揮することができ、将来性も見込める業種なので学生に人気の高い業種の1つです。
ゲーム業界に関してもっと詳しく知りたい人には、こちらの記事がおすすめです。
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キャリアアドバイザーが読み解く!「ゲーム好き」だけの志望動機はNG
仕事の本質や具体的な仕事内容の理解が必須
エンタメ業界のなかでも、特に将来性の高いゲーム事業は、近年目指す人が増え、倍率も上がっています。「ゲームをするのが好きで、生活に欠かせない」「ゲームの楽しさを多くの人に伝えたい」という思いから、この業界を志望する学生も多いのではないでしょうか。
しかし、自身のゲームの体験のみで志望動機を語ってしまう人が少なくありません。これでは、企業から「職種理解が足りない」「仕事の本質が見えていない」と判断されてしまう可能性があります。
仕事の本質や具体的な内容を理解していないと、書類選考や面接を突破するのは極めて難しくなります。業界や仕事への理解を深めるためには、OB・OG訪問の活用がおすすめですよ。現場のリアルな声を聞くことで、志望動機に説得力が生まれ、ライバルとの差別化も図れます。
②芸能・スポーツ
芸能・スポーツ事業も知名度が高く学生に人気な業種の1つです。おもに芸能タレントやアスリートのマネジメントサービス、スポーツチームの運営を手がけます。
職種によっては憧れの人と仕事ができ、刺激を受ける機会も多いでしょう。芸能界に興味を持っている人に特に人気の業種です。また管理業務が得意な学生や、誰かをサポートするような仕事がしたい学生からの人気も高いですよ。
芸能マネージャーを志望する際の志望動機に関してこちらの記事で詳しく解説しています。
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③映像・音声
映像・音声事業は、映画や音楽の制作を手がける業種を指します。その職種は多岐にわたり、映画の企画・製作から海外映画の日本語版制作、宣伝用のプロモーション映像制作、映画の中で流れる音声の制作などを担当しますよ。
映画や音楽が好きな人はもちろん、チームで協力し1つのものを作り上げることに喜びを感じる人にもおすすめです。頭のなかのアイディアが作品として完成していく過程にやりがいを見出すことのできる人には魅力の大きい業種でしょう。
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④レジャー・アミューズメント
レジャー・アミューズメント事業は、テーマパークや遊園地、動物園、水族館、ホテル、ゲームセンター、パチンコホールなどの運営をする業種です。おもに自宅以外の場所で楽しむ活動を指します。
たくさんの顧客に非日常的な楽しみを提供できるのがこの業種の魅力の1つです。誰かを楽しませることが好きな人や、仕事のなかにも遊び心を大切にしたい人に向いている業種といえるでしょう。
⑤出版
出版事業は書籍を通じてたくさんの人に娯楽を提供したり、情報を届ける事業です。文芸や児童書、雑誌、ライトノベル、コミック、電子書籍など幅広いジャンルの書籍を取り扱っています。
最近は出版事業の先行きを不安視する声も上がっていますが、電子書籍を始めとした流行に合ったコンテンツの提供をすることで売上を伸ばしている企業もあります。出版事業そのものに憧れを抱く学生も多く、人気の高い業種ですよ。
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⑥映像・動画配信
映像・動画配信事業は、インターネットやスマホを通じて映像コンテンツを配信する業種です。映像・音声事業が制作に重きを置いているのに対し、映像・動画配信事業は配信に重きを置いているのが特徴ですね。
新型コロナウイルス感染症以降、自宅で楽しむことのできる娯楽コンテンツの需要が高まっています。今後も映像・動画配信事業は将来性に期待ができるでしょう。よりたくさんの人に娯楽を提供できる仕事がしたい人におすすめです。
⑦おもちゃ・グッズ
おもちゃ・グッズ事業は、子どもから大人まで幅広い年代を対象としておもちゃを作る事業です。小さい子どもが遊ぶおもちゃはもちろん、カードゲームやジグソーパズル、プラモデルのような大人も趣味として楽しめる商品を扱っています。
最近の少子高齢化の影響により大人・マニア向けの商品開発も進んでいますよ。そういった分野で柔軟なアイディアを出せる人が活躍しやすい業種ともいえるでしょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!業種を絞り切れないときの対処法
無理に絞らずに柔軟に複数の業界に目を向けよう
これまで7つの業種を紹介してきましたが、もし「どうしても業界を絞り切れない」と感じるなら、無理して一つに絞る必要はありません。複数の業界に目を向け、チャレンジしても良いでしょう。また、一つの企業内で複数の職種を掛け合わせた職種もあるケースや、複数の事業領域を持つ企業もあります。企業選びの際は、視野を広く持ち、柔軟な視点で考えてみましょう。
たとえば、「おもちゃ・グッズ販売」に興味があるけど、「映像・動画配信事業」に関する勉強もしていて迷っているとします。そのような場合は、グッズ製造開発に携われる企業のなかでも、動画広告に力を入れている企業を探すといった選択肢も考えられます。
ほかにも、「出版業界」と「芸能事務所」のどちらにも興味がある人は、ビクターミュージックアーツのように音楽出版や芸能プロダクションなど、複数の事業を展開している企業に注目するのも良いでしょう。業界選びは柔軟性を持たせることで、企業が見つかりやすくなるだけでなく、あなた自身の選択肢や可能性も格段に広がります。
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就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけであなたが気になっている業界・職種との相性がわかります。
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エンタメ業界の7つの職種と仕事内容
- 営業
- 制作・企画
- マーケティング
- 宣伝・PR
- 販売
- 施設管理・イベント運営
- 一般事務

就活生
どのような業種があるかはわかったのですが、具体的な職種や仕事内容がイメージできません……。

キャリアアドバイザー
職種や仕事内容がわからないと、自分が働いている姿がイメージしにくいですよね。エンタメ業界でどのような仕事がしたいのかを掘り下げるには、仕事内容を理解することが大切ですよ。
エンタメ業界を志望するなら、どんな仕事がしたいのかを具体的にイメージして自分に合った職種を選ぶことが大切です。ここからは、おもな7つの職種とそれぞれの魅力、仕事内容を解説していきます。
①営業:努力が数字として表れる
営業は自社の製品・サービスを顧客に売り込んだり、企業タイアップの契約につなげることがおもな仕事です。たとえば自分の企業のゲームソフトを取り扱ってもらえるよう、ゲームショップや販売店と交渉することが挙げられます。
営業の大きな魅力の1つは、なんといっても自分の頑張りが数字として表れることです。契約を多く取ればそれだけ数字に反映されるので、企業に貢献している実感が得られてモチベーションが維持しやすいでしょう。

キャリアアドバイザー
営業は「仕事の成果が目に見える環境で働きたい」「コミュニケーション能力を活かして働きたい」という人におすすめの職種です。自社製品への愛着も大切なので、好きな分野について学び、たくさんの人に伝えることに喜びを感じる人には向いているでしょう。
- 仕事の成果が目に見える環境で働きたい人
- コミュニケーション能力を活かして働きたい人
- 好きな分野についての学びをたくさんの人に伝えることに喜びを感じる人
営業職の志望動機作成のコツはこちらの記事で解説しているので、内容について悩んでいる人はあわせて見てみてくださいね。
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営業職は競争が厳しいので、具体性と意欲をアピールした志望動機で差別化を図ることが重要です。 この記事では営業職の志望動機の書き方や例文、アピールになる4つのスキルなどをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にぜひ自分なりの志望動機を作ってみてくださいね。
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②制作・企画:アイディアを形にできる
制作・企画はおもに映画や書籍、イベントなどの制作や企画に携わる仕事です。映画製作ならどのような映画を作成するかの企画・立案から監督選定、キャスティング、脚本、製作委員会組成など幅広くプロデュースをします。
制作・企画の魅力は自分のなかにあるアイディアを形にできる点です。たくさんの人と協力しながら自分が考えた作品を作り上げていくなかで、大きなやりがいを感じるシーンも多いでしょう。

キャリアアドバイザー
制作・企画は形にしたいアイディアがあったり、クリエイティブな仕事に関心がある人におすすめです。自分の案でたくさんの人を感動させたい気持ちがあるなら、制作・企画を視野に入れるのもおすすめですよ。
- 形にしたいアイデアがある人
- クリエイティブな仕事に関心がある人
- 自分の仕事でたくさんの人を感動させたい人
企画職についてもっと詳しく知りたい人には、こちらの記事がおすすめです。
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③マーケティング:トレンドを生み出すことができる
マーケティングは企画職がアイディアを出すために必要な情報を集め、顧客満足度を高めるための調査や分析、商品開発に関する企画だしなどをする仕事です。市場の動向やトレンドをいち早くキャッチし、今もとめられるものがどのようなものなのかを分析して顧客に喜んでもらえるような商品・サービスを提供する役割を担います。
マーケティングの魅力は、トレンドを生み出すことができる点です。今流行り始めているものや、反対に飽きられてきているものが何かを客観的に把握することで、トレンドの最先端を行く商品開発をすることができます。

キャリアアドバイザー
マーケティングは流行に敏感な人におすすめな職種です。市場動向や社会情勢に関心があり、そのデータを仕事にどのように活かせるかを考えることができる人に向いているといえますね。
- 流行に敏感な人
- 市場動向や社会情勢に関心がある人
マーケティング職の志望動機の書き方をこちらの記事で解説しているので、就職先として視野に入れている人におすすめです。
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例文8選|マーケティング職の志望動機は企業研究がカギを握る!
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④宣伝・PR:自分のアイディアを世の中に発信できる
宣伝・PRはたくさんの人に自社の商品やサービスを知ってもらい、購入や利用をうながす仕事です。各メディアやSNSをとおして商品・サービスを告知したり、PRイベントの開催を担当します。
この職種の魅力は、自分が好きなものや良いと思ったものをたくさんの人に知ってもらえることです。好きなものをいかに魅力的に見せるかがカギになる仕事なので、クリエイティブな能力を発揮することもできますよ。

キャリアアドバイザー
宣伝・PRの仕事は世の中に情報を発信することを楽しめる人におすすめの職種です。またクリエイティブな仕事をすることに憧れがある人も宣伝・PRの仕事にやりがいを感じることができるでしょう。
- 世の中に情報を発信することを楽しめる人
- クリエイティブな仕事をすることに憧れがある人
⑤販売:間近で顧客の笑顔が見られる
おもに店頭で接客し商品を販売したり在庫管理を担当するのが販売の仕事です。エンタメ業界ではゲームやおもちゃを店頭に立って販売する人が該当します。
販売の仕事の大きな魅力は、間近で顧客の笑顔が見られることです。商品やサービスを提供した相手がよろこぶ姿を一番近くで見ることができるので、それが何よりのやりがいにつながるでしょう。

キャリアアドバイザー
販売の仕事は、人とコミュニケーションを取ることが好きな人に向いています。また誰かの役に立つことや喜ばせる仕事がしたいと考えている人にも販売の仕事はおすすめです。
- 人とコミュニケーションを取ることが好きな人
- 誰かの役に立つことや喜ばせる仕事がしたいと考えている人
販売職についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、より詳しい知識をつけたい人は目をとおしてみてくださいね。
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販売職とは|仕事内容・キャリアパス・選考対策などを徹底解説
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⑥施設管理・イベント運営:チームで協力して大きな仕事ができる
施設管理・イベント運営はテーマパークやレジャー施設の管理、イベントを開催し成功させる仕事を担当します。設計や施工、演出、清掃などたくさんの人がこの仕事にかかわっていますよ。
たくさんの人がかかわる仕事だからこそ、チームで協力して大きな仕事をやり遂げることができるのがこの仕事の大きな魅力です。テーマパークのような非日常的な空間作りに携わるので、仕事をするうえで遊び心を発揮できるのも魅力の1つでしょう。

キャリアアドバイザー
施設管理・イベント運営の仕事は、チームで仕事をすることにやりがいを感じる人におすすめです。また前にも解説したとおり非日常的な空間作りに携わるため、遊び心を持って仕事をしたいと考えている人にも向いていますよ。
- チームで仕事をすることにやりがいを感じる人
- 遊び心を持って仕事をしたいと考えている人
⑦一般事務:多くの人々のサポートができる
一般事務はおもに書類作成やデータ入力、電話対応、スケジュール管理など、企業運営に欠かせない事務業務全般を担当する仕事です。
エンタメ業界では制作現場のスタッフや営業チーム、経営陣まで幅広い部署の業務をサポートし、組織全体がスムーズに動くよう支えています。
一般事務の魅力は、多くの人々のサポートができることです。直接的に商品を作ったり販売したりするわけではありませんが、縁の下の力持ちとして組織全体を支える重要な役割を担うため、会社に貢献している実感を得ることができるでしょう。

キャリアアドバイザー
一般事務は人をサポートすることに喜びを感じる人におすすめの職種です。さまざまな部署とかかわる機会が多いので、コミュニケーション能力を活かしたい人にもおすすめですよ。
- 人をサポートすることに喜びを感じる人
- 細かい作業を丁寧におこなうことが得意な人
- 責任感を持って業務に取り組める人
- コミュニケーション能力を活かしたい人
こちらの記事で一般事務について詳しく解説しています。就職先として視野に入れている人は参考にしながら就活対策を進めましょう。
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あなたがエンタメ業界に向いてるか、確認しましょう
就活の成功は、自分に合う業界・職種を知ることが鍵です。しかし、それがどんな業界・職種なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな時におすすめなのが「業界・職種マッチ度診断」です。簡単な質問に答えるだけであなたが興味のある業界・職種との相性を診断できます。
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将来性が見込めるエンタメ業界の5つの分野
- eスポーツ
- サブスク型ゲーム
- 動画サービス
- AR・VR
- スマホアプリ

就活生
エンタメ業界は分野によって厳しい状況におかれているものもあるんですね。

キャリアアドバイザー
確かに厳しい状況におかれている部分もありますが、今後伸びが期待できる分野が多いのも事実です。もし職種に悩んでいるなら将来性のある分野から選ぶのも良いですよ。
エンタメ業界のなかには伸び悩んでいる分野がある一方、今後も成長を期待できる分野もありますよ。ここからはエンタメ業界のなかでも特に将来性が期待できる分野について解説していきます。
①eスポーツ
eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略称です。コンピューターゲームを使った対戦をスポーツ競技としてとらえる際の呼び方で、電子機器を使った娯楽や競技、スポーツを指します。
近年はゲーム業界だけでなくスポーツ業界など、ほかの業界を巻き込んだ大規模なイベントや大会が開催されることもあります。
2024年にはパリオリンピックでeスポーツイベントが開催されるなど、国際的にもスポーツとしての地位が確立されつつあり、今後も成長が見込まれる分野の1つですよ。

キャリアアドバイザー
eスポーツは海外でも盛り上がりを見せています。大きな大会だと1万人以上の観客が会場に集まって観戦を楽しむこともありますよ。なかには日本円で数十億の優勝賞金が出る大会もあり、文化として非常に盛んであることがわかります。
- NPB(日本野球機構):コナミとの提携で「eBASEBALL プロリーグ」を開催
- FIFA(国際サッカー連盟):「eクラブワールドカップ」を開催
②サブスク型ゲーム
ゲームのサブスクリプションとは、定額料金を支払うことで特定のゲームを一定期間自由にプレイできるサービスを指します。料金だけでいえば購入するよりも手ごろな価格で複数のゲームを楽しむことができますよ。
日本国内での知名度はまだ高くないものの、海外ではサブスク型ゲームはかなり普及してきています。まだ成長途中のエンタメビジネスに飛び込み、新しい取り組みにチャレンジしながら市場拡大に貢献するような仕事に魅力がある人にはおすすめの分野です。

キャリアアドバイザー
任天堂やソニーもゲームのサブスクリプションサービスに参入しています。今後いっそうの盛り上がりを見せることが期待できる分野の1つといえますよ。
- 任天堂(Nintendo Switch Online)
- ソニー(PlayStation Plus)
- マイクロソフト(Xbox Game Pass)
③動画サービス
動画サービスは、おもにYouTubeやNetflixのような無料、もしくは月額料金を支払うことで映像作品や個人が投稿した動画を見られるサービスです。最近ではこういった動画サービス限定で公開されている映像作品も多く、注目を集めています。
5G通信の普及により、モバイル端末で高画質な動画を快適に楽しめるようになりました。また、TikTokやInstagramリールなどの短編動画プラットフォームも急速に成長しており、動画のプラットフォームも多様化が進んでいます。今後さらに伸びる分野の1つだと言えるでしょう。
④AR・VR
エンタメ業界の分野でも、AR・VR技術は社会情勢に合わせてどんどん進歩しています。この分野も将来性が期待できるでしょう。ARは拡張現実、VRは仮想現実を指します。
- AR:現実の風景に映像や音楽といったさまざまな情報を付け加えて見せる技術。身近なところではスマホのカメラを通して室内にキャラクターなどが出現しているように見せるものがある
- VR:自分が現実とはかけ離れたバーチャル空間にいるように見せる技術。身近なところではVRカメラを使い自宅で別世界にいるような体験ができるゲームがある
2024年にはApple Vision ProなどのMR(複合現実)デバイスが登場し、メタバース市場も拡大を続けています。リモートワークや在宅エンターテインメントの需要とともに、現在でも市場が拡大し続けています。

キャリアアドバイザー
AR・VR技術はゲームにとどまらず旅行やライブ業界でも注目されています。今後もたくさんの業界で需要が伸びることが見込まれますよ。
⑤スマホアプリ
スマートフォンの普及とともに大きな成長を続けているのがスマホアプリの分野です。もっとも身近にあるデバイスといっても過言ではないからこそ、この機会に多くのスマホアプリが開発され、これまで家庭用ゲーム機で楽しんでいたゲームがスマホでも楽しめるようになったケースも少なくありません。
またゲームのほかにも音楽や動画鑑賞ができたり、普段の生活に役立つ便利な機能を提供するアプリもありますよ。

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スマホアプリのキャラクターがグッズ化したりスマホゲームの世界観がもとになったイベントが開催されるなど、スマホのゲームが生む流行は日本の経済にも大きくかかわっているものです。この分野も今後の将来性に十分に期待できますよ。
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エンタメ業界に就職するための7つのポイント
エンタメ業界への就職を目指すなら、一般的な就活対策だけでは不十分です。この業界特有の文化や求められるスキルを理解し、戦略的にアプローチしなければなりません。
ここからは、エンタメ業界ならではの就活におけるポイントを7つ紹介します。
①興味のある分野を絞り込む
エンタメ業界は映画、ゲーム、音楽、アニメ、出版、テーマパークなど多岐にわたります。まずは自分が本当に情熱を注げる分野を絞り込みましょう。
分野を絞り込む際には、その業界の市場規模や将来性も調べてみましょう。成長している分野であれば、新卒でもチャンスが多く、キャリアアップの機会も豊富です。
また、複数の分野に興味がある場合は、それらの共通点を見つけて自分なりの軸を作ることも効果的ですよ。

キャリアアドバイザー
たとえばゲーム業界なら、「プレイヤーとしての楽しさ」と「制作者としてのやりがい」は全く異なります。自分がなぜその分野に惹かれるのか、じっくり考えてみましょう。
②エンタメ業界で活きる自身の強みを見つける
エンタメ業界では、創造性だけでなく論理的思考力やコミュニケーション能力も重要視されます。自分の強みがどの職種で活かせるかを具体的に考えてみましょう。
たとえば、データ分析が得意なら マーケティングや企画職、人とのコミュニケーションが得意なら営業や宣伝・PR、細かい作業が得意なら制作サポートや事務職など、様々な活かし方があります。
エンタメ業界は「好き」だけでは続かない厳しい世界でもあります。だからこそ、情熱と実務能力の両方をアピールできる人材が求められていると言えるでしょう。

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学生時代の経験を振り返り、エンタメ業界で求められるスキルとの接点を見つけることが重要です。
自分の強みを見つける方法がわからない人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
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③就活の軸を明確にしてエンタメ業界との共通点を探す
「なぜ自分はエンタメ業界で働きたいのか」という動機を、自分自身の価値観や人生の軸と結びつけて説明できるようにしましょう。
たとえば「人を感動させたい」「新しい体験を提供したい」「文化の発展に貢献したい」など、エンタメ業界ならではの社会的意義と自分の価値観を結びつけることで、説得力のある志望動機になります。
企業研究の際には、その会社がどんな価値観を大切にしているか、どんな作品作りを目指しているかを詳しく調べることも重要です。

キャリアアドバイザー
あなたの軸と企業の方向性が一致していることをアピールできれば、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえる可能性が高まりますよ。
就活の軸を見つける方法については、以下の記事で詳しく解説していますのでチェックしてみましょう。
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④ファン目線ではなく「働くうえで何を実現したいか?」を考える
エンタメ業界を志望する学生の多くが陥りがちなのが「ファン目線」での志望動機です。
好きな作品やアーティストについて熱く語るだけでは、仕事への理解が浅いと判断されてしまいます。
重要なのは「その業界で働くことで、どんな価値を生み出したいか」「どんな人たちにどんな影響を与えたいか」を具体的に考えることです。ファンとしての愛情を、働く人としての使命感に昇華させましょう。
面接では「なぜその会社なのか」「なぜその職種なのか」を論理的に説明できることが重要になります。情熱と冷静さのバランスを意識して、効果的なアピールを心掛けてみてくださいね。

キャリアアドバイザー
好きなだけでなく、その企業や職種でなければ実現できない目標があることをアピールしましょう。感情論ではなく、ビジネス的な視点を示すことが大切ですよ。
「実現したいこと」を考えるポイントは、以下の記事で紹介しています。志望動機との違いについても説明しているので、定義が曖昧な人は目を通しておきましょう。
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⑤OB・OG訪問でエンタメ業界ならではの働き方や文化を知る
エンタメ業界は、外から見えるキラキラした部分と実際の働き方にギャップがあることも多い業界です。OB・OG訪問で現場のリアルな声を聞き、業界理解を深めましょう。
特に聞いておきたいのは、プロジェクトの進め方、チームワークの重要性、技術の変化への対応、ワークライフバランスの実情などです。また、未経験から始めた場合のキャリアパスについても詳しく聞いておくと良いでしょう。
業界の人脈作りという意味でも、OB・OG訪問は非常に有効な活動です。積極的に活用し、自分が働く姿をリアルに想像できる状態を目指してみてください。

キャリアアドバイザー
厳しい現実も含めて率直に教えてもらいましょう。その上で「それでも挑戦したい」という気持ちを固められれば、面接での説得力も増しますよ。
OB・OG訪問にいつ頃行けばいいのか知りたい人は、以下の記事を参考にしてみましょう。
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⑥常に業界ニュースやトレンドを把握する
エンタメ業界は変化のスピードが非常に速く、新しい技術やサービスが次々と登場します。AI活用、メタバース、サブスクリプション、グローバル展開など、常に最新のトレンドをキャッチアップする姿勢が求められます。
業界専門誌やニュースサイト、企業の決算説明資料などを定期的にチェックし「今何が起きているのか」「この変化は業界にどんな影響を与えるのか」を考える習慣をつけましょう。
面接で業界の最新トレンドについて質問されることもよくあります。最近はAIを使った翻訳などで海外情報も入手しやすくなっているため、ぜひ積極的に行動してみてください。

キャリアアドバイザー
「弊社の新サービスについてどう思うか」「この技術革新は業界にどんな変化をもたらすと考えるか」といった質問に答えられるよう、常にアンテナを張っておくことが重要です。
⑦専門スキルを習得する
エンタメ業界では、職種に応じて専門的なスキルが求められることがあります。完璧である必要はありませんが、学生のうちから基礎的なスキルを身につけておけば、就活でも入社後でも有利になるでしょう。
- Photoshop
- Illustrator
- Premiere Pro
- After Effects
- Unity
- 各種プログラミング言語
- 音響機器の知識
スキルを習得する際には、ただツールを使える状態を目指すだけでなく「そのスキルで何を表現したいか」「どんな問題を解決したいか」という目的意識を持つことが重要です。

キャリアアドバイザー
学んだスキルを使って実際に作品を作り、ポートフォリオとして整理しておくと、面接で具体的にアピールできますよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!エンタメ業界で高評価を得るガクチカ
唯一無二の「果敢に挑戦した経験」で差を付けよう
エンタメ業界の企業の選考で差を付けるには、多くの学生がなかなか挑戦しないようなことに挑戦した経験をアピールすることが非常に有効です。
たとえば、あるエンタメ業界の企業で内定した学生は、TOEIC955点という非常に高い語学力と、ドイツでの留学経験をアピールしていました。このような経験は、単にほかの学生との差別化になるだけでなく、未知の領域へ飛び込む勇気や、困難な状況でも目標達成のために努力し続ける姿勢を示すものとして、ガクチカとしてかなり高く評価される傾向がありますよ。
チェックしよう! エンタメ業界に向いている人の6つの特徴


就活生
一言にエンタメ業界といってもたくさんの職種があるんですね。

キャリアアドバイザー
そのとおりです。自分にどのような仕事が向いているのかを見極めることが大切ですよ。

就活生
確かに、向き不向きは慎重に判断する必要がありそうです。ただ、自分がどのような職種に適性があるのかはどうやって見極めれば良いのでしょうか?

キャリアアドバイザー
まずはエンタメ業界そのものに向いている人の特徴を知り、そこから職種を絞り込んでみるのが良いでしょう。ここからはエンタメ業界に向いている人の特徴を解説します。
エンタメ業界がどのような人に向いている業界かを知ることで、活かせる能力も明らかになりますよ。またエンタメ業界に就職するには、これからどのようなスキルを身につければ良いのかという対策の方向性も明らかにできます。
ここからは、エンタメ業界に向いている人の特徴について解説していきますよ。あわせて特徴別のおすすめ職種も紹介しているので、適性を見極めるための1つの指標として参考にしてみてくださいね。
①感受性が高く流行に敏感
エンタメ業界に向いている人の特徴の1つとして、流行に敏感な人が挙げられます。提供するコンテンツはそのときのトレンドや社会情勢に合わせたニーズによって変わるので、それを敏感にキャッチできる人は重宝されますよ。
またエンタメ業界には流行を作り出す側面もあるので、どのようなものが今の時代に必要かを見極めることが重要です。情報は欠かさず取り入れ、こまめに知識やものの見方をアップデートできる人が向いている業界といえますね。

キャリアアドバイザー
感受性の高さや流行を敏感にキャッチするアンテナのある人は、この能力を特に制作・企画やマーケティングの分野で活かすことができるでしょう。
- 制作・企画
- マーケティング
②自ら考えて行動できる
エンタメ業界は流行の移り変わりが激しく、市場ニーズの変化が大きいです。それに対応するには主体性があり、受け身にならずに自ら考えて行動を起こせることが大切ですよ。
また特に制作・企画にいえることですが、エンタメ業界では0から作品を作り上げることが多くあります。そんなとき受け身にならず、自分の意見を積極的に発信して行動ができる人はエンタメ業界では非常に重宝されるでしょう。
- 制作・企画
- 宣伝・PR
③自分の考えを持っていてイメージ・アイディアを言語化できる
自分のなかに生み出したい作品のイメージがあり、それを言葉にして周囲に伝えることができる人もエンタメ業界で活躍できます。イメージやアイディアがあっても、周りにうまく伝えられなければそれを形にすることはできませんよね。
制作・企画でのアイディア出しはもちろん、顧客の要望を自分のなかに落とし込んで企画を立ち上げたり、商品・サービスについての適切なイメージを多くの人に抱いてもらうためにもアイディアを言葉にする力はもとめられるのです。
- 営業
- 制作・企画
- 宣伝・PR
④人を楽しませることに喜びを感じる
エンタメ業界はたくさんの人に娯楽を提供する業界です。だからこそ何よりも人を楽しませることに喜びを感じられる人が向いています。
たとえば施設管理・イベント運営をするのにも「どうすればたくさんの人を楽しませることができるか」を考える必要があります。魅力的なコンテンツを生むためにも人を楽しませることを前提に考えることが大切ですよ。
- 宣伝・PR
- 販売
- 施設管理・イベント運営
⑤体力・精神力が強い
エンタメ業界には華やかなイメージがあるかもしれません。けれど実際にイメージにあるような華やかな仕事ができるのはほんの一瞬で、多くの時間は地味な作業やコツコツと努力を積み重ねていくことの繰り返しです。
また思わぬアクシデントに見舞われたりトラブルが発生するなど、厳しい局面に立たされることもあるでしょう。そんなときでも前向きに乗り越えられる体力と精神力がある人がエンタメ業界には向いていますよ。

キャリアアドバイザー
もちろんすべての職種が肉体的・精神的に過酷だというわけではありませんが、どんな仕事にも壁にぶつかるタイミングはあります。タフな方が有利なのは事実でしょう。
- 販売
- 施設管理・イベント運営
- 一般事務
⑥コミュニケーション能力が高い
エンタメ業界では、日々たくさんの人とかかわりながら仕事を進めていくシーンが多くあります。なかには初対面の人とチームを組んで仕事をする機会の多い職種もあるでしょう。そんな状況で高いパフォーマンスを発揮するには、コミュニケーション能力が重要です。
ただし盛り上げ役である必要はありません。大切なのは相手の言葉から必要な情報を正確にキャッチする「聞く力」と、自分が伝えたいことをわかりやすく相手に届ける「伝える力」です。この2つを意識することで、誰と仕事をするときであっても正確でスムーズなやり取りができますよ。
- 営業
- 販売
- 一般事務
長所をコミュニケーション能力として伝えようと考えている人は、こちらの記事でコツやポイントを解説しているので参考にしてくださいね。
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「長所はコミュニケーション能力」だけでは差別化は難しい こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「就活で長所はコミュニケーション能力、とアピールしようと思っています」「コミュニケーション能力ってほかの学生と被りやす […]
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キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ必要以上に考えすぎず前向きに挑戦!
エンタメ業界への第一歩を踏み出そう
エンタメ業界に興味はあっても、「本当に自分に合っているかな>」と悩んでしまう人もいるかもしれません。経験がないと不安な気持ちになるのは当然です。しかし、今エンタメ業界の第一線で活躍している人たちも、最初は未経験で、試行錯誤しながら今のポジションを築いていきたのです。
自分に合う業種かどうかは、実際に経験してみなければわからないものです。あれこれ想像して不安になることもあるでしょう。しかし、もしあなたがエンタメ業界に興味があり、「誰かを楽しませたい」という気持ちが本物だと確信できるのなら、まずはその世界に思い切って飛び込んでみても良いのではないでしょうか。
実際に仕事をしてから、適職かどうかわかることも多々あります。やる前から難しく考えて最初から可能性を狭めてしまうのはもったいないことです。「まずは挑戦してみて、もし合わなければ別の道を考えれば良い」くらいのオープンマインドで、挑んでみるのがおすすめですよ。
エンタメ業界についてよくある質問に回答!
エンタメ業界を志望するうえで不安を抱えている人もいることでしょう。ここからはエンタメ業界を志望する学生が不安を感じやすい点についてキャリアアドバイザーが解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
エンタメ業界への就職は難しいですか?
職種にもよりますが、エンタメ業界は比較的倍率が高い傾向にあります。
募集人数が少ないことも多く、そのうえ人気がある職種が多いので場合によっては倍率が100倍を超える例も珍しくありません。大切なのは入念な業界・企業研究をおこない、納得感のある志望動機を考えることです。
企業が新卒の学生にもとめるのは多くの場合熱意やポテンシャルです。あなたの強い入社意欲をアピールし、その意欲の裏付けとなるような企業研究の成果を見せることができれば、就職も決して不可能ではありません。
エンタメ業界にはブラック企業が多いですか?
エンタメ業界にブラック企業が多いというよりは、職種によってはその性質上どうしても業務時間が伸びてしまったり、休日に急遽出勤しなければならないような事態に陥りやすいのが実情です。
ただしすべての職種がそれに該当するわけではありません。なかにはワークライフバランスを大切にしながら働くことができる仕事もあります。
入念な企業研究をして、志望企業ではどのような働き方ができるのかをリサーチすることが大切です。
エンタメ業界への理解を深めて自分にベストな職種や業種を見極めよう!
エンタメ業界にはたくさんの分野や職種があり、選んだ職種によってまったく違う仕事を担うものです。だからこそエンタメ業界で何をしたいのか、どのように働きたいのかを明らかにすることが大切ですよ。
大切なのは入念な自己分析と企業分析です。まずはエンタメ業界への理解を深め、自分に合った職種を明確にすることから始めましょう。
ミスマッチな選択をしてしまわないよう、ここでしっかりとエンタメ業界に関する知識を身につけて自分にぴったりな職種を見極めてくださいね。
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