目次
- 業界ごとのインターンの趣旨を理解して就活を有利に進めよう
- そもそもインターンシップってなに?
- まずは特徴を押さえよう! インターンを種類別に解説
- 1dayインターン
- 短期インターン
- 長期インターン
- 企業がインターンをおこなう目的を知ろう
- 優秀な学生の囲い込み
- 自社のイメージアップのため
- 学生の早期育成のため
- 学生の本音に回答! インターンは直接採用につながる?
- 経団連企業では原則「採用直結型インターン」は禁止
- 外資系・ベンチャー企業だと採用につながる場合もある
- 業界別! インターンの位置付けを理解しよう
- 外資系・ベンチャー企業:選考の一環の可能性が高い
- 総合商社・広告:優秀な学生の囲い込み
- メーカー・サービス業:企業のPRや業務内容の周知
- 金融・BtoB企業:学生に業界への興味を持ってもらう
- 採用直結でなくてもインターンが確実にプラスになる3つの理由
- ①本選考時の説得力が増す
- ②ミスマッチを防ぐことができる
- ③他の就活生と交流の場になる
- 「できる学生」になろう! インターンで評価されるための3つの方法
- ①社員になったつもりで行動する
- ②周囲と積極的にコミュニケーションを取る
- ③インターン終了後にはお礼メールを送る
- 例文付き! インターン経験の本選考での活かし方
- 学生時代に頑張ったこと
- 志望動機
- 逆質問
- 本選考はもう無理? インターン選考に落ちてしまっても大丈夫
- 本選考とインターン選考は別物
- インターン選考を設けていない企業にも応募しよう
- インターンの採用に参加したい学生からよくある質問に回答!
- インターンは視野を広げるチャンス! 積極的に活用しよう
業界ごとのインターンの趣旨を理解して就活を有利に進めよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から
「インターンで優秀な成績を残すと内定がもらえるかもしれないって本当ですか」
「短期インターンでもインターンからの採用ルートってありますか」
という質問を受けることがあります。インターンの参加を検討している学生や、すでにインターンの参加経験のある学生は、インターンから採用されるケースが実際にあるのか、気になる方もいるかも知れませんね。
この記事ではインターンと採用の関係性を中心にインターンの種類や業界別の位置付け、インターンで評価される学生の特徴を解説していきます。企業によってはインターンが重要な役割を担う場合もあるので記事を参考にしてしっかり対策をしましょう。
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そもそもインターンシップってなに?
インターンは学生が一定期間、興味のある企業で実際に働く職業体験のことです。学生は、業務内容や働くことの理解を深めることができます。また社内の人物や学生同士の人脈が広がることから、就活が本格化する前に参加を希望する学生が多いです。
中には、インターンに参加するために選考が開催され、面接やエントリーシート(ES)など実際の選考前の腕試しとしてインターンを捉えている学生もいるかも知れませんね。
インターンの概要についてさらに詳しく知りたい学生はこちらも読んでみてくださいね。
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まずは特徴を押さえよう! インターンを種類別に解説
インターンシップの期間は1日単位のものから1年をまたぐ長期のものまで企業によってさまざまです。また、国内を問わず海外でインターンの場をを設けている企業もあります。それぞれの特徴を押さえて、自分に合ったインターンを選びましょう。
自分に合ったインターンを探すには、夏に開催されているサマーインターンがおすすめですよ。1年の中でもっともインターンの開催数が多く、豊富な選択肢の中から選ぶことができます。サマーインターンについてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
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英語を用いるインターンにも興味のある学生はこちらの記事を参考にしましょう。インターンの具体的な内容や応募する際の注意点について解説しています。
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1dayインターン
1日限りのインターンの機会を設けている企業もあります。スケジュールの組みやすさから、学業や部活動などが忙しい学生からの人気も高いです。
数週間にわたるインターンに比べて企業側の準備も少ないので、その手軽さが企業にとっても学生にとっても最大の魅力でしょう。このような1日で完結するタイプのインターンを1dayインターンと呼びます。
短期インターン
期間が2日〜1か月以内(おおよそ2~5日)程度のインターンを短期インターンと呼びます。
応募人数が多かった場合に選考がなく抽選で参加者を決定する企業が多いので準備も比較的簡易に済みます。短期間で企業や業界の概要をつかむことができることが、短期インターンの最大の特徴でしょう。
長期インターン
1ヶ月以上の勤務期間が定められたインターンを長期インターンと呼びます。実際にインターン生用のプロジェクトの一環に携わってみたり、企業の人とも長期的に関わることになるので、職場の雰囲気や仕事の大変さも短期インターンに比べわかりやすいのが特徴です。
長期インターンは有給であるケースが多く、給与を得ながらスキルアップをするというより社会人のモデルケースに近い体験をすることができます。
長期インターンについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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インターンの種類とそれぞれの特徴
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今説明した通り、特に長期インターンは大学1~2年生から参加することも可能です。こちらの記事でそのメリットなどをさらに知っておきましょう。
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企業がインターンをおこなう目的を知ろう
あらかじめ企業の視点がわかれば、はじめてのインターンでしっかりと対策できますよね。インターンに参加する前に、学生に向けた企業の狙いもしっかりと押さえておきましょう。
優秀な学生の囲い込み
企業がインターンをおこなう目的のひとつは、優秀な学生の囲い込みです。多くのインターンでは、学生同士のグループワークや企業の実際の業務にチームで課題に取り組む機会があります。
「優秀な学生」の定義は企業によっても異なりますが、チームの中でリーダーシップを発揮していた学生や発想力豊かな学生などその企業が求める人材に適した学生を早い段階で見つけ出し、その後の選考へとつなぐことを目的とする企業もあります。
自社のイメージアップのため
インターンは企業の商品やブランド、サービスなどを学生に売り込むチャンスでもあります。インターンを通してわかる、商品やサービスのために企業が大切にしている思いや、実際の業務に触れてみることでわかる苦労もありますよね。
インターンをおこなう際に学生を将来の顧客として捉え、自社のイメージをアップさせることを目的としている企業もあるでしょう。
学生の早期育成のため
とくに長期インターンの場合には、学生をインターンにて育成し、社内の戦力としてなるべく早く現場で活躍できるようにする目的もあります。現場の業務に直接携わることができるので、育成する上での技術の習得スピードも期待できますし、実際に仕事をする上で携わっていくチームメンバーや上司との交流もあるので社風に慣れる意味でインターンを設けている企業もありますね。
また、インターンシップの目的についてはこちらの記事でも解説しているので読んでみてくださいね。
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学生の本音に回答! インターンは直接採用につながる?
就活生
先輩がインターンから採用されたって話をしていたのですが、インターンをきっかけに内定が決まるケースって実際あるんですか?
キャリアアドバイザー
インターンで直接的に内定を言い渡されるケースを想像している学生もいるかもしれませんが、実際のところ企業によって直接採用が国から禁止されているケースもあります。
就活生
じゃあ、先輩の企業は直接採用があっても僕の行きたい企業では直接採用がNGの場合もあるんですね。
インターンが直接採用につながるかは企業の方針やインターンの種類によっても異なります。ここでは採用直結型のインターンの現状について、詳しくみていきましょう。
経団連企業では原則「採用直結型インターン」は禁止
文部科学省は2021年春入社の学生を対象に就活の新ルールを定め、採用直結型インターンの禁止を経団連企業に対し要請しました。したがって、学生から人気の高い大手経団連企業では、インターンからの直接採用は原則禁止されています。
「インターンシップの推進に当たっての基本的な考え方」では、理由としてはインターンシップはあくまで教育プログラムと位置付けていることが挙げられていますね。
しかし、最近では経団連でもインターンから学生を直接採用できるよう調整を進める動きもみられており、まずは大学院生から解禁する方向でまとまりつつあります。
外資系・ベンチャー企業だと採用につながる場合もある
経団連企業は採用直結型のインターンを禁止していますが、外資系やベンチャー企業だと実際のところインターンで優秀な成績を残した学生を自社に取り込むためのフローとして活用している企業も多いのが現状です。
極端な企業だとインターンを学生の「試用期間」として捉えている場合もあります。もちろん、外資系・ベンチャー企業だからといってすべての企業がインターンから採用をおこなっているわけではありませんが、採用の可能性があるという点は押さえておきましょう。
採用につながるのは「長期インターン」
採用につながりやすいのは短期インターンよりも長期インターンです。インターンの日数が多いので、企業側も学生の性格や人柄をよく見ることができますし、長期的なスパンで学生の努力の過程や、実力を測ることもできます。
コツコツと地道に努力ができるタイプやスロースターターで実力を発揮するタイプの学生も長期インターンは評価され、採用につながる可能性がありますね。
インターンの学生を対象にした先行採用枠がある場合がある
インターンに参加した学生を対象に、先行採用枠を設けている企業もありますね。単純に選考を受けるチャンスが増えるため、採用の確率を上げることができます。また、その後の選考プロセスにおいて一次面接が免除され、二次面接からスタートできるケースもあります。
先行採用枠は企業や年度によってある場合とない場合がありますが、不安な学生はあらかじめインターンに参加しておくと良いでしょう。
企業によってはインターンに参加した学生に、そのまま内定を出すことも。こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
採用直結型インターンは経団連企業では原則禁止となっているため「即採用」とはなりません。しかしそのような企業でも、採用の早期化に伴い優秀な学生の囲い込みをおこなうなど他社に遅れをとらないよう動いています。
優秀な学生は早期選考への招待や一次面接の免除のような待遇のほかにも、インターン期間中や終了後に社員との食事会や座談会を設けて関係性を構築することで企業への理解を深める場を作ったり、内定を出した際に辞退につながる障壁をなくそうと試みています。食事会や座談会などインターン以外の場に招待された際は、なるべく参加するようにしましょう。早期内定へつながる可能性が高くなりますよ。
他にも、インターンに参加した中で優秀な学生には専属の社員を「リクルーター」という形で連絡を定期的にとり、狙った学生への企業の訴求や就活動向の確認をおこなうこともあります。このリクルーター制度は特に大手日系企業で見られます。
「リクルーターとの面談はカジュアルな雰囲気のため面接かわからない」といった声も多く聞きますが、中にはインターン参加後の選考をすべてリクルーター面談で進める企業もあるため、本選考のつもりで臨む必要があります。
リクルーター面談については以下で詳しく解説しています。
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業界別! インターンの位置付けを理解しよう
業界によって、インターンの位置付けは大きく変わります。ある業界にとってはあくまでプラスαの要素であっても、別の業界ではインターンの参加が暗黙の了解で選考の一環となっている場合もあります。自分の目指す業界のインターンの位置付けは必ず把握しておきましょう。
外資系・ベンチャー企業:選考の一環の可能性が高い
外資系企業のインターンシップは実は就活生にとっては最大の見せ場です。他の業界と比べても成果主義の企業が多い外資系では、企業にしっかりと利益をもたらしてくれる人材を求めています。実際の現場で働きの中で、ESや面接での自己PRの内容がきちんと発揮されているかを見られているのです。
また、同じく成果主義の企業が多いベンチャーの場合でも選考の一環としてインターンを位置付けている企業もありますよ。
ベンチャー企業については以下の記事で詳しく紹介しています。
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総合商社・広告:優秀な学生の囲い込み
人気の総合商社や広告業界では、そもそもインターンの参加に選考が必要になる場合があります。直接的な内定をインターンから出すことは原則禁止とされていますが、面接やESを突破した優秀な学生が、実際のインターンでの活躍をした場合にその後の選考の結果につながる可能性がないとは言い切れません。
また、「インターンに参加した」という事実そのものを志望の高さを図るひとつの指標として位置づけている企業もありますね。
商社業界について詳しく知りたい人は下記の記事を確認してみてください。
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メーカー・サービス業:企業のPRや業務内容の周知
メーカーやサービス業の場合は、企業のPRや業務内容の周知をインターンを通しておこなっているケースもあります。繰り返しにはなりますが、学生が企業にとって未来の顧客となる場合も考えられるので、インターンの位置付けとしてはサービスそのものを認知してもらったり、業務の内容やこだわりを学生に把握してもらう機会であるとも考えられるでしょう。
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金融・BtoB企業:学生に業界への興味を持ってもらう
学生が業務内容をイメージしにくかったり、BtoC企業に比べて会社の名前が学生に認知されにくいBtoB企業では、学生に業界への興味を持ってもらうきっかけとしてインターンを位置付けている場合もあります。インターンによって業務の内容を理解してもらうことで、まずは業界そのものへの関心を高め、企業への本選考につなげる効果を狙っているのです。
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採用直結でなくてもインターンが確実にプラスになる3つの理由
ここまでインターンから直接内定が出ない可能性が高い業界もあることを解説してきましたが、インターンからの直結採用で早めに内定を確保したいと考えていた学生にとっても、インターンへの参加は確実にプラスになります。
採用直結でなくても、インターンが確実にプラスになる3つの理由を見ていきましょう。
①本選考時の説得力が増す
インターンに参加することで、その後の本選考で話す内容の説得力が増します。インターンで得た学びや具体的な業務内容の説明ができると、「企業研究をしっかりとしてきた学生」というイメージを面接官に持たせることができますし、自分の強みをどう活かして行動していくのかも伝えやすいですよね。
インターン終了時点で採用に直結しなくても、インターンに参加したという経験が本選考時のアピールに役立ちます。
②ミスマッチを防ぐことができる
企業から渡された資料だけだとわからない、社風や社内の上下関係の風通しなどを肌で感じることができるのもインターンのメリットです。まだ、実際の勤務地に配属される場合には、自宅からの距離など、実際に毎日通うことになるルートの確認などもできますね。
内定後の「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを防ぐためにもインターンは有効です。
③他の就活生と交流の場になる
インターンは他の就活生との交流の場にもなります。同じ企業のインターンに参加している学生は似たような業界を志望しているケースが多いので、どのように就活を進めているのか情報交換をするのも良いでしょう。また、就活生同士だからこそ分かち合える悩みもあるでしょう。就活において仲間を得られるのもインターンのメリットです。
「できる学生」になろう! インターンで評価されるための3つの方法
複数の学生が一度に集うインターンでは、やはり「できる学生」が企業の目を引くものです。では一体、どのような行動ができる学生がインターンにおいて評価されるのでしょうか。
①社員になったつもりで行動する
インターンに招かれた学生という立場ではなくて、自分から積極的に社員の業務を手伝ったり、チームの運営に協力的な学生は評価を得やすいでしょう。とくに有償インターンの場合には、あなたが働いている時間に対して企業から給与が出ているため、より責任をもって多くの仕事をこなせる学生が求められています。企業の一員となったつもりで自分から行動しましょう。
②周囲と積極的にコミュニケーションを取る
周囲と積極的にコミュニケーションを取れる学生も評価の対象になります。チームのメンバーはもちろん、会社の先輩や上司とコミュニケーションを取ることは顔と名前を覚えてもらうことにもつながるので学生側にもメリットがありますよね。
業務に関する内容を中心にインターンで関わる人とは、なるべくたくさん会話をしましょう。周囲の人物と良好な関係を築くことができる学生は、どの企業でも重宝されますよ。
インターンでおすすめの質問は下記の記事に詳しいので参考にしてくださいね。
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③インターン終了後にはお礼メールを送る
インターンの終了後には、企業への感謝を込めてお礼メールを送りましょう。送るタイミングは、インターン終了当日です。学生のためにお金や時間をかけて、インターンの機会を作ってくれた企業に対してあなたの誠意を伝えましょう。
メール例文
株式会社○○部○○課
△△△△△@shukatsu.com
【インターンシップのお礼】○○大学 ◯◯◯◯(氏名)
人事部担当者様( 〇〇 〇〇様)
この度、貴社のサマーインターンシップに参加させていただきました○○大学3年の○○○○と申します。お忙しい中、貴重な機会を頂きまして誠にありがとうございます。改めてお礼を申し上げたく、ご連絡させていただきました。
インターンを通じて貴社の具体的な業務内容はもちろんのこと、業界全体への理解が深まり、今後のキャリアプランや現時点での課題についても学ぶことが出来ました。以前から関心を持っておりました貴社のインターンシップに参加したことで、御社で働きたいという気持ちがより一層強くなりました。
また、○○事業部の○○様から頂いたグループディスカッションのフィードバックはでは自分の強みと改善点を的確にご指摘頂き、本選考時のための勉強にもなりました。この度のインターンシップで学んだことを活かし、貴社で△△部の一翼を担えたらという夢を叶えるためにも、今度も努力して参ります。
ご多忙の折にもかかわらず、貴重なお時間を割いていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
最後になりますが、貴社のますますのご発展と皆様のご活躍をお祈り申し上げます。
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港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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インターンの時にお世話になった先輩とのエピソードや、印象に残った出来事などをメールの中にも積極的に盛り込みましょう。
- タイトルでインターンシップの件であるとわかるようにする
- メールでは「貴社」
- 宛名が不明の場合は人事宛て
- 具体的な学びの内容を盛り込む
- 末尾の挨拶
- 大学名、学部、名前、電話番号を記載する
インターンシップのお礼メールについて知りたい学生はこちらの記事も参考にしてくださいね。
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例文付き! インターン経験の本選考での活かし方
インターンに参加した経験は、本選考でも積極的にアピールをしていきましょう。ここでは実際にインターンについての話を盛り込んだ例文をテーマごとに用意したので、自分の書きたいテーマに近いものを参考にしてみてくださいね。
学生時代に頑張ったこと
面接でよく聞かれる質問で「学生時代に頑張ったことはなんですか」という質問があります。インターンでの経験から得た学びや成長の過程を回答に活かすことができるので、参考にしてみてくださいね。
わたしが学生時代に頑張ったことは、半年間にわたる御社でのサマーインターンです。
もともと広告業界に興味があり、なかでも広告業界を牽引する大手企業である御社のインターンでは業界知識をはじめ、多くのことを学びました。
中でもSNSを使ったマーケティングの業務にインターンの中でも力を入れました。普段使い慣れたSNSでもプライベートで使用するのとは全く異なる視点で運用をするので、常に新しいことにチャレンジをする日々でした。
ブランディングやペルソナ設定があいまいだった最初の頃は、なかなかフォロワーや投稿の閲覧数が伸びずにチームのみんなと頭を悩ませることもありました。しかし、投稿時間の改善や画像の見やすさなどユーザーの視点を重視しながら徐々に試行錯誤を重ねるうちに、当初30人だったフォロワーは1万人に伸びて、強い影響力を持つコンテンツを作成することができるようになりました。
このインターンで培ったノウハウを最大限に生かし、御社でもユーザーの目線に寄り添ったコンテンツの制作をはじめ、その他の業務でも相手の立場になって物事を考えながら、自分の力を発揮していきます。
キャリアアドバイザー
学生時代に頑張ったことのアピールで大切なのは「何を頑張ったのか」ではなく「どう頑張ったのか」をなるべく具体的に明記することです。インターンの場合は、業務内容だけでなくこれから社会人と働いてみて気が付いた学びなどに触れてももよいですね。
学生時代に頑張ったことの書き方の基礎や見つけ方、注意点などはこちらの記事でも解説しています。
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志望動機
志望動機にもインターンの経験が活かせます。特に直接社内の人と話したエピソードやもらったアドバイスなどは積極的に志望動機のなかに取り入れていきましょう。
わたしが御社を志望する理由は、御社の「ビジネスは人と人とのつながりから生まれる」という企業理念を実際に肌で感じ、業界トップの営業成績を誇る御社の人を大切にする方針に深く共感したからです。御社の営業職は人とのつながりを大切にしていて、幅広い業界や人々に営業ができる点に特に魅力を感じました。
昨年、御社のインターンに参加させて頂いた際に、外部とのつながりだけではなく社内のコミュニケーションや教育制度にも力を入れている印象を受けました。また、○○事業部の新人育成担当の○○さんにキャリアプランについての相談に乗っていただき、「圧倒的な営業力とはなにか」についてのお話を伺いました。人から信頼される営業マンが業績を作るという内容で、○○さんをはじめとする御社の社員さんの温かさや企業が大切にしている思いは今も自分の心に響き続けています。
インターンで触れた営業への高い志と顧客へのホスピタリティ精神を受け継ぎ、御社に入社した後はサービスや商品の魅力を伝えることはもちろん、人の出会いやコミュニケーションを大切にしていけるような活躍をしたいです。
キャリアアドバイザー
インターンの中でお世話になった社員の方の名前がわかるようであれば面接官に伝えるのも良いでしょう。その人の良かった点や勉強になった点もまとめておきましょう。
また、こちらの記事ではインターン充実に不可欠な目標設定の方法を解説しているので志望動機と合わせて確認しておきましょう。
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インターンを充実させるために目標を設定していますか? 実は就活生にとってインターンの目標設定はかなり重要です。今回は、目標別のインターンを紹介し、目標や学びたいことを書く時の3つのポイントをキャリアアドバイザーが例文とともに解説していきます。
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逆質問
面接の最後には、学生から企業への逆質問の時間が設けられていることが多いです。インターンの経験をしたからこそできる質問で、企業研究の成果をアピールしましょう。
- 以前御社のインターンで○○事業部の○○さんとお話をした際に、御社の教育制度にジョブローテーションがあるとお聞きしたのですが、最終的な配属が決まるまでの流れの詳細を教えていただければ幸いです。
- ××プロジェクトの詳細をインターンにて今後の3か年計画で見させていただきました。今は○○の領域などを中心におこなっていると思いますが、これからはどういった業界や領域に着手していこうと考えていらっしゃいますか。
- インターンの際に○○のスキルがあると業務上便利であると実際に働く社員の方にお伺いしたのですが、これらの資格やスキルの取得に関して企業側で用意しているサポート体制などがあれば教えてください。
キャリアアドバイザー
逆質問ではインターネットの情報だけではわからない、インターン参加者だからこその質問をすると他の就活生と差別化が図れますよ。
インターン以外の場面でも聞かれることが多い逆質問ですが、逆質問を考えるにあたってこちらの記事も参考にしてみて下いね。
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本選考はもう無理? インターン選考に落ちてしまっても大丈夫
インターンに参加するための選考に落ちてしまって、気落ちしている学生もいるかもしれません。志望度の高い企業であるほど、本選考も不安になりますよね。しかし、本選考に臨む前にインターンに参加できなくても本選考で挽回は可能です。
本選考とインターン選考は別物
本選考とインターンは別物です。もちろん、企業によっては採用に関係する場合もありますが、多くの企業では「インターンは本選考とは関係ない」という文言を前提に掲げています。「インターンに落ちてしまったから本選考も無理かもしれない」とは思わずに、本選考とインターンは別物でありチャンスは再度あることを把握しておきましょう。
またインターンの選考でつまずいている学生に向けて以下の記事では対策を解説しているので、再度チャレンジを検討している学生は読んでおきましょう。
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インターン選考を設けていない企業にも応募しよう
インターン選考を設けていない企業もあります。実際に短期インターンの多くは特に選考に特別な基準を定めていません。長期インターンでも募集人数が多いところや、抽選で参加者を決めるケースもあります。インターン選考を実施している企業にこだわることなく、設けていない企業にも応募してみましょう。
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
企業によっては、本選考よりもインターン選考の方が難易度が高い場合もあります。インターン選考の方が本選考よりも募集人数が少なかったり、時期的に就活をそれほど進めていない学生が知名度のある企業に偏ったりするため、誰もが知っているような大手企業のインターン選考は特に倍率が高くなる傾向にあります。
また、本選考はインターン選考から数ヵ月ほど時期が空いていることもあり、この期間に就活生が企業研究を極めていたり、何らかのプラスに働くような経験を積んでいる可能性があると考え、本選考はインターン選考から切り離して評価するといった企業もあります。
ですので、インターン選考に落ちてしまったからといって本選考で不採用になってしまうなど、不利に働くことはありません。インターン選考でうまくいかなくとも、その後自己分析や企業分析を徹底的におこない、成長したあなたを見てもらえるよう気持ちを新たに切り替えて頑張りましょう!
インターンの採用に参加したい学生からよくある質問に回答!
インターンでは実際の仕事内容を体験できたり、社員と交流できることから参加したいと考える学生も多いですよね。そのような学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
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インターンから採用につながるケースはあるのでしょうか?
企業によってはインターンから採用につながるケースもありますよ。とくにベンチャーや外資の企業だとインターンから採用につながることもあるでしょう。またインターンに参加した人限定の「特別選考ルート」を実施する企業も存在します。
先行枠があったり選考フローが短くなったりと、インターンに参加していない学生よりも好条件で選考に参加できる可能性もあるため、志望する企業があるのであればインターンへの参加をおすすめしますよ。
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インターンの採用に落ちてしまいました……もう本選考には進めないでしょうか?
インターンの採用に落ちてしまっても本選考には進めるので安心してくださいね。そもそもインターンと本選考はまったく違うものですので、インターンに参加できなかったからといって選考で不利になることはありません。
ただし、インターンに参加することで企業の理解を深めたり、社員の生の声を聴くことができるのも事実です。志望度が高い企業があるのであれば、積極的にインターンに参加するようにしましょう。
インターンは視野を広げるチャンス! 積極的に活用しよう
インターンは、学生がお試し期間として実際の企業で働くことができる唯一の機会です。社会に出ると、なかなか他の業界の仕事に直接触れて体験することは難しいので、業界やキャリアプランを考える上でもインターンは視野を広げるチャンスと言えるでしょう。
志望度の高い企業だけにこだわらず、積極的にさまざまな企業のインターンに参加してみることで、新しい発見や価値観に触れることができるかもしれません。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
長期インターンは年単位でおこなうこともあり、中には大学1年生から募集している企業もあります。この場合はインターンという立場ながらも正社員と同じ裁量で仕事を任されることも多く、特にスキルや実務レベルを重視する傾向にあるベンチャー企業で採用されやすい形式です。
就活生の仕事振りを直に見ることができるため採用に直結しやすく、インターン中に成果を出すことができれば、そのまま選考通過という形で採用につながることもあります。また正社員と同じような実務経験を積むことができるため、他の企業の選考でも高評価を得られやすくなります。
ほかにも海外で長期インターンをするパターンもあります。海外の現地で外資もしくは日系企業にて、2週間~1年間ほど実務経験を積むことになります。長期間日本を離れることになるため、多くの学生が長期休みや休学制度を利用しながらインターンに挑んでいます。
以前は海外インターンというと欧米がイメージされていましたが、最近では東南アジアやIT先進国でのインターンも人気です。社会人としての実務経験はもちろんビジネスレベルの英語力も身に付くため、年々人気が高くなっています。