目次
- 自己PRでパワーポイントはコツさえ押さえれば最高のプレゼンになる!
- まずは整理! 自己PRのプレゼンの基本形
- ①お題が出される
- ②制限時間が設定される
- ③資料作成が指定される
- 企業がチェックしている4つの評価ポイント
- 資料作成力
- 表現力・話し方
- 情報収集力
- 人柄や熱意
- 3ステップ! 自己PRでパワーポイントを作成をするための準備
- ステップ①事前準備
- ステップ②パワーポイント作成
- ステップ③プレゼンテーション練習
- パワーポイント作成時に気を付けるべきポイント3選
- ①起承転結を意識する
- ②1スライドにつき1メッセージ
- ③色やアニメーションは多用しない
- 真似して簡単! パワポ作成例を参考にしながらデザインしよう
- ①どのパターンにも共通する基本は押さえよう
- ②データを多く示す場合
- ③イラストを多用する場合
- これで完璧! 自己PRを成功させるためのコツ
- 繰り返し発表の練習をおこなう
- 与えられた発表時間より長く/短くなる場合も想定する
- 超注意! パワーポイントでプレゼンする際の5つの注意点
- 情報を盛り込みすぎない
- ストーリー性・起承転結を意識する
- 発表時間を厳守する
- 話すスピードが速くなりすぎないようにする
- 声のトーンや表情に注意する
- オンラインでプレゼンをする場合のコツを把握しておこう
- カメラを見る
- 事前に操作確認をおこなう
- 少し高めのトーンで話す
- ポインタの設定方法を把握しておく
- プラスの価値で評価アップ! 効果的に印象を残すための3つのメソッド
- イエス・ノーで採用担当者に問いかける
- 挙手や拍手を促す
- アンケートや投票アプリを活用する
- 自己PRをパワーポイントで作成したい学生からよくある質問に回答!
- パワーポイントで自分らしさを発揮した自己PRを作成しよう!
自己PRでパワーポイントはコツさえ押さえれば最高のプレゼンになる!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく
「自己PRをパワーポイントで作成するコツを教えてください! 」
「自己PRをパワーポイントで効果的にアピールする方法を知りたい! 」
といった質問を受けます。最近、就職活動の自己PRの一環として、企業からパワーポイントを使用したプレゼンテーションをもとめられる機会が増えています。パワーポイントを使用したことがない人や人前でプレゼンをしたことがない人は、何からどのように準備をしたら良いのか悩んでいるのではないでしょうか。
そこで今回は、企業がチェックしている評価ポイント、自己PRでパワーポイントを作成をするための準備や気を付けるべきポイント、 自己PRを成功させるためのコツ、プレゼンする際の5つの注意点など詳しく解説していきます。
自己PRをパワーポイントでおこなう際のコツを押さえて、最高のプレゼンができるように、しっかり準備していきましょう。
まずは整理! 自己PRのプレゼンの基本形
パワーポイントを使用してプレゼンする面接スタイルをプレゼン面接と呼びます。企業が指定したさまざまなお題に対して、決められた時間内に指定されている資料を用いてプレゼンすることを指します。
近年多くの学生が、就活の準備をインターネットや書籍などの情報を参考にして対策を練っているため、個性が見えづらくなっています。そこで、プレゼン面接で一人ひとりが持っている素質や強みを引き出すために活用されています。
まずは、自己PRプレゼンの基本形を理解し、自分について最大限アピールできるようになりましょう。
①お題が出される
自己PRプレゼンの基本形として、まずはお題が出されますが、内容は自己PRだけとは限りません。自分に関することや志望先の業界や企業に関することの大きく2つにわかれる場合が多いです。
頻繁に出題されるお題は、
- 自己PR
- 自己紹介
- ガクチカ
- 5年後、10年後の自分について
などが多いです。
また、志望先の業界や企業に関するお題では、「新規ビジネス」「商品企画」「販売促進」などについて自分の提案をプレゼンしたり、エンジニアやクリエイターなどの専門職は、「今までの自分の作品について」プレゼンしたりすることがあります。
②制限時間が設定される
自己PRのプレゼンでは、お題のほかに制限時間も設定されています。2〜5分くらいの短い場合から10分以上の長い場合まであり、出されるお題によってそれぞれ異なります。
プレゼン内容が自己PRや自己紹介など自分に関する場合は短く、事前課題が新規ビジネスや商品企画など複雑な場合は長く設定されている場合がほとんどです。
また、業界や企業に関するお題のときは、プレゼン後に質疑応答がセットでおこなわれることが多いため、全体の持ち時間は15分〜20分くらいになります。
ビジネスでは時間を守ることが重要であるため、制限時間を超過してプレゼンをおこなうと時間にルーズな性格であると採用担当者に思われ評価が下がる可能性があります。そのため、制限時間の約15秒くらい前に発表が終了するようにしていきましょう。
③資料作成が指定される
自己PRプレゼンの基本形として、資料作成が指定されることが挙げられます。企業に指定されたパワーポイントやGoogleスライドなどのアプリケーションソフトを用いて、当日スクリーンに写したり、印刷した資料を使用したりしながら展開し、プレゼンをおこなう必要があります。
企業によって、作成ツール・フォーマット・書式・スライドの制限枚数などが異なるため、指定の条件に沿ってプレゼンの準備をおこなうことが大切です。
企業の指定をしっかりと把握し、決められた枠の中で最大限自分の個性や強みをアピールするという気持ちを持って作成に取り組んでいきましょう。
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企業がチェックしている4つの評価ポイント
就活生
キャリア
アドバイザー
そうですか。 基本の形を覚えておくといろいろと役に立ちますからね。
就活生
はい! パワーポイントでの自己PRで企業がチェックしているポイントは何なのでしょうか。
キャリア
アドバイザー
良い質問ですね。では、4つ解説していきましょう。
企業がパワーポイントでの自己PRで評価しているポイントは、
- 資料作成力
- 表現力・話し方
- 情報収集力
- 人柄や熱意
の4つです。では、それぞれ解説していきます。
資料作成力
企業がチェックしている評価ポイントは、資料作成力です。パワーポイントは実務で使用する機会が多いため、どれだけ使いこなせるのか、わかりやすい資料を作成できるのかなどを確認したいと考えています。
また、最近はスマートフォン(スマホ)で大学のレポートを作成している学生が増えてきているため、ビジネスパーソンとして必須なパソコンスキルを持っているか把握する意図もあります。
パワーポイントを使用した面接では、資料作成力やパソコンの操作スキルなどを総合的に評価しているということです。
ビジネスシーンでは、メールの送受信、資料や企画作成などすべてをパソコンでおこなう必要があるため、ある程度の操作ができることが必須になります。もし、スマホですべてを完結している人は、パソコンで資料を作成するスキルを磨いていきましょう。
表現力・話し方
企業がチェックしている評価ポイントに、表現力・話し方があります。同じ内容であっても、声のトーンや抑揚などの表現方法や選択する語彙の使い方一つで、他人への伝わり方が異なるからです。
表現力や話し方は、実務で上司に提案や報告をするとき、顧客に商品やサービスについてプレゼンするときなどに大きく影響があります。
たとえば、元気がなく何を話しているかわからない人から物を買いたいと思う人はいないと思います。採用担当者は、自己PRのプレゼンを通して、表現力や話し方に加えて、学生の立ち振る舞い、雰囲気、その場の空気を作れるのかなど、自社で活躍していける人材であるのかを確認しています。
情報収集力
情報収集力は、企業がチェックしている評価ポイントの一つです。出されたお題に対して、必要な情報を正確に収集できるのかは、企業に入社後も必須なスキルであるからです。
つまり、自己PRのプレゼンでは、自分に必要な情報を集める力と集めた情報をわかりやすく落とし込み企画・構成する力が試されているということです。
最近はインターネットを使用すれば、いつでもどこでも簡単に情報を集められますが、正しい情報を見極められなければビジネスパーソンとしては通用しません。信憑性のある情報なのか判断するためにも、いつ誰が発表したのか・根拠はあるのか・ほかに類似の情報があるかなどの複数の視点を持って情報収集をおこなう必要があります。
人柄や熱意
企業がチェックしている評価ポイントとして、人柄や熱意が挙げられます。採用担当者は応募書類やほかの面接では把握しきれない学生の一面を知り、自社で成果を出せるのか、活躍していける人材であるのかを判断しています。
近年はインターネットや書籍で就活の準備ができる時代であり、学生の個性がわかりにくくなってしまっています。そのため、自己PRをプレゼンでおこなうことで、学生の雰囲気、プレゼンの完成度、使用する言葉などから人柄や熱意を見極める企業が増えています。
そのため、自己PRプレゼンでは、自分の人柄や熱意を個性を出して伝えることを意識するようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
通常の面接だけであっても、学生がアピールしたいことを把握することは可能です。しかし、パワーポイントを使うことで、さらに自己PRが伝わりやすくなりますよね。そのため、より強みが伝わりやすくなるようにパワーポイントを活用できているかどうかが評価ポイントになりますよ。
そして、本文で紹介されているように資料を作成する過程や成果物に対して「資料作成力」や「表現力・話し方」「情報収集力」「人柄や熱意」がプラスで評価をされる対象になるのです。
パワーポイントを用意すると、より多くの情報を伝えられると学生は考えてしまいます。しかし、情報を多く伝えてしまうと採用担当者は混乱してしまい、何が強みか判断できなくなってしまう可能性もあります。
そのため、あくまでもパワーポイントは追加情報を伝えるツールではなく通常の面接の補助と考えるように注意してください。
3ステップ! 自己PRでパワーポイントを作成をするための準備
自己PRをパワーポイントで作成する前に、まずは自己分析と業界分析から始める必要があります。自己PRを完成させた後にプレゼン資料をパワーポイントで作成して、練習をおこなっていきましょう。
では、それぞれのステップを具体的に解説します。
ステップ①事前準備
自己PRでパワーポイントを作成をするために、まずは事前準備が必要です。初めに取り組むべきことは、自分を知るための自己分析をおこない、強みや弱み、性格、価値観などを確認することです。
自己分析ができたら自分の志望する業界の分析をし、必要なスキルやもとめる人物像などの情報収集をおこないます。自分が業界が必要としている人材であることをアピールするためにも正確な情報を集めることが重要です。
自己分析で自分を理解し、業界分析で必要とされている人物像が浮かび上がってきたら、それらを盛り込んだ自己PRを作成して事前準備は完了です。
自分の強み弱みがわかる自己分析方法はこちらを参考にしてみてください。
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自己分析
事前準備の一つとして、自己分析は欠かせません。自己分析をおこなうことで、自分の中で軸が定まり就活の業界・企業選択や面接でのエピソードを伝えるときに役に立ちます。
たとえば、面接で「あなたの強みはなんですか? 」と質問されたときに、自己分析ができていないと説得力のあるエピソードを伝えることはできません。自分が志望する企業で活躍できる人材であるかを証明するためにも、自己分析で自分を明確にしておく必要があるということです。
自分のことがわからない状態では、自己PRのパワーポイントを作成することは不可能です。まずは事前準備として自己分析を必ずおこなうようにしましょう。
業界分析
自己分析をし終えたら、志望先の業界の特徴や、もとめる人物像などについて知るために業界分析をしてください。目指す業界の特徴やもとめる人物像を把握すると、自己PRをプレゼンするときに、効果的に自分をアピールすることができるからです。
たとえば、教育業界で小学生向けの教材の提案をおこなう営業職であれば、他人から好かれる人柄なのか、コミュニケーションを円滑に図れるのかなどが評価されるポイントになります。
つまり、パワーポイントでの自己PRを通して、自分が志望する業界がもとめている人材であることを伝えるためにも、業界分析が必要であるということです。
周りと差がつく業界研究のやり方はこちらを参考にしてみてください。
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自己PRの作成
自己分析と業界分析が完了したら、事前準備の最後として自己PRの作成をおこなっていきましょう。自己PRとは、自分の良さや魅力をアピールし、採用担当者に自分を採用するメリットを伝えることが重要になります。
そのために、自己分析と業界分析を活用して、採用担当者に評価してもらえる自己PRを考える必要があります。自分が一番アピールしたいポイントが、必ずしももとめる人物像と一致しているわけではないため、志望する業界や企業に合わせたアピールポイントで自己PRを作成することがおすすめです。
自己PRの構成はこちらを参考にしてみてください。
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ステップ②パワーポイント作成
事前準備が終わったら、パワーポイントの作成を進めていきましょう。ただし、やみくもに作成するのではなく、全体像をイメージしてゴールが明確になってから作業をスタートすることが大切です。
まずは、事前準備で考えた自己PRをもとに資料の構成を考えることが必要です。たとえば、フレームワークを用いて決められた枠に沿って考えたり、起承転結にしたりしてストーリー性を持たせる方法もあります。
資料の構成を考えられたら、資料の作りこみ、個性的で魅力のあるパワーポイントを完成させていきましょう。
では、具体的に「資料の構成を考える」「資料を作りこむ」の2点を解説していきます。
資料の構成を考える
パワーポイントの作成に入る前に、まずは資料の構成について考えることが必要不可欠です。PREP法というフレームワークを用いて「結論→理由(背景)→事例→結論を繰り返す」といった構成で作成するとすっきりとしたわかりやすい構成になります。
ただし、有名なテンプレであることから、ありきたりであると判断されると採用担当者の印象に強く残らない可能性があります。そのため、何か自分なりの一工夫を加えるようにすると良いでしょう。
パワポの作り方についてはこちらを参考にしてみてください。
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資料を作りこむ
効果的に自分をアピールできる資料の構成ができたら、次は実際に資料の作りこみをしていきます。企業から何か指定の条件があれば、それを忘れずに作成するようにしてください。
パワーポイントにはプレゼン用のスライドが備わっているため、極端にカジュアルなデザインやビジネスからかけ離れたデザインでなければ、基本的に何を使用しても問題ありません。当然のことですが、ビジネスパーソンとして相応しいデザインフォーマットを選択するようにしてください。
また、使用するフォントはメイリオ・游ゴシック、色は落ち着いた2色までがベターであるといえます。もし、データを用いて視認性を上げたい場合は、グラフの使用がおすすめです。
ステップ③プレゼンテーション練習
パワーポイントの作成が完了したら、最後のステップはプレゼンテーションの練習をひたすらおこなうのみです。せっかく素晴らしい資料ができても、上手にプレゼンできなければ採用担当者に自分の強みや魅力をアピールすることは難しいです。
まずは、台本を作成して暗記できるまで繰り返し声に出して練習をすることがおすすめです。ある程度自分でも自信を持ってプレゼンできる状態になったら、本番さながらのロールプレイの実施をおこないましょう。
友人、家族、大学の教授など第三者に協力してもらい客観的な感想をもらうことで、さらにプレゼンの質を高めることができますよ。
台本の作成
プレゼンテーションの練習には、台本の作成が必要です。台本の作成の仕方はパワーポイントのメモ欄、印刷した資料に書き込む、ノートなどを使用するなど自分に合った方法で問題ありません。
カンペを作っておけば大丈夫と勘違いしている人がいますが、採用担当者は学生の目線がどこにあるかを見ているため、明らかに読んでいることが伝わると準備不足であると低評価につながります。
添削を繰り返し、論理的でわかりやすい台本を作成してください。本番は緊張するため、何も準備せずに上手に話せるほど甘くはありません。また、制限時間内に話を終えられるように内容を調整する必要もあり、台本の作成はプレゼンを成功させるために重要であるといえます。
ロールプレイの実施
台本の作成が完了したら、制限時間内にプレゼンを終えられるようにロールプレイの実施をしましょう。話す内容を暗記し、どのタイミングでどのようなリアクションを取るのか、時間配分はどうすのかなど体で覚えていきましょう。
慣れてきたら本番に近い形で一連の流れで練習をしたり、動画撮影して自分を客観視したりするのがおすすめです。また、友人、家族、大学の教授などの力を借りて、実際にプレゼンを聞いてもらいフィードバックをもらって改善するとさらに効果的です。
キャリア
アドバイザー
学生はプレゼンに慣れていないため、緊張する本番で成功するにはどれだけ練習するかが鍵になるといえます。
キャリアアドバイザーコメント上原 正嵩プロフィールをみる
就活でパワーポイントを使うときには、面接官にアピールするためのプレゼンテーションの練習が最も大切な対策と感じているのではないでしょうか。たしかに、面接官へ強みを自己PRをするためには、うまく伝えることが大切だと感じますよね。しかし、最も大切なことは、何をアピールするかを決める「事前準備」です。
どんなにプレゼンテーションが上手かったとしても、アピール内容の検討を十分にせずに自己PRするとどうなるでしょうか。入社した後に自分が会社へ貢献できるポイントが異なるため、企業から過小評価されてしまう可能性がありますよね。そうすると、選考落ちになってしまうこともあります。企業へ自分を正しくアピールするために、自分が何をアピールすべきかということを時間をかけて考えることが最も重要なのです。
まずは等身大としての自分をアピールするために、自分が何をアピールすべきかを自己PRで見極めましょう。
自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!
自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。
そんな就活生に活用してほしいのが最新の「自己PR作成ツール」です。AIが自己PRを自動生成してくれるため、ネタがなく悩んでいたり、忙しい就活生にはぴったりです!
自己PRで悩んでいるなら、まずはツールを活用して自己PRの土台を完成させましょう!
パワーポイント作成時に気を付けるべきポイント3選
就活生
自己PRでパワーポイントを作成をするために準備することがわかりました。さっそく準備を進めていきます。
キャリア
アドバイザー
ちょっと待ってください! パワーポイント作成時に気を付けるべきポイントを解説するので、参考にしてください。
就活生
わかりました。よろしくお願いします。
キャリア
アドバイザー
はい。では、3つ解説していきましょう。
採用担当者に効果的に自己PRするために、パワーポイント作成時に気をつけるべきポイントは3つあります。
- 起承転結を意識する
- 1スライドにつき1メッセージ
- 色やアニメーションは多用しない
それぞれ解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
①起承転結を意識する
パワーポイント作成時に気を付けるべきポイントは、起承転結を意識することです。起承転結とは、話や文章をわかりやすく伝えるために、構成を4つのパートに分けて組み立てることです。
- 起:話の始まり、前提条件の提示
- 承:起の内容から、話を展開
- 転:やや無関係な話に転じてストーリーにアクセントをつける
- 結:結末や結論を記載
起承転結を意識することでプレゼンの内容を作成すると、ストーリー性を持たせることができ、採用担当者の記憶に残りやすいプレゼンをおこなえるようになります。
複数の学生が同じ日にプレゼンをする場合には、単調なプレゼンをおこなうと印象に残らない可能性が高いです。採用担当者に「〇〇さんは〇〇という点が印象的だった」と一つでも覚えてもらえるように、起承転結を意識することが重要であるといえます。
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②1スライドにつき1メッセージ
パワーポイント作成時に気を付けるべきポイントとして、1スライドにつき1メッセージにすることが挙げられます。
多くの学生は、自分のことを1つでも知ってもらいたいと考えて、1枚のスライドに情報を積み込みすぎてしまう傾向があります。しかし、情報量が多いと、パッと見た時にわかりにくく採用担当者の記憶に残らないだけでなく、細かい文字を読むストレスもかかってしまい逆効果となってしまいます。
パワーポイントは、あくまでもプレゼンをおこなううえでの補助的な役割であると理解し、1スライドで伝えることは1つにすることを意識してください。すると、すっきりとわかりやすい資料を作成することができますよ。
③色やアニメーションは多用しない
パワーポイント作成時に気を付けるべきポイントは、色やアニメーションは多用しないということです。多くの学生にありがちなのが、目立つために原色を使用してアピールしようとしてしまうことです。
色を多用すると、何が重要なポイントであるかがまったくわからなくなってしまいます。そのため、使用する色は落ち着いた2色、たとえば黒、強調したいときに赤などがおすすめであるといえます。
また、アニメーションに関しても、使えば良いというわけではありません。実は、多くの企業では、実務でアニメーションを使用する機会が少ないため、取り入れてパワーポイントを作成しても、好印象につながるということはありません。
採用担当者に好まれるのは、派手なものよりもシンプルでわかりやすいパワーポイントであることを覚えておいてください。
真似して簡単! パワポ作成例を参考にしながらデザインしよう
パワーポイントを使用した自己PRプレゼンで、採用担当者に好印象を持ってもらうためは、資料作成が重要になります。資料一つで、自分の魅力を最大限アピールすることができたり、資料の完成度で資料作成力や情報収集力の高さを伝えたりすることができるため、細部にまでこだわりをもって作成することが大切です。
では、ここからは、真似して簡単にパワーポイントが作成できるように、どのパターンにも共通する基本、データを多く示す場合、イラストを多用する場合について、それぞれ詳しく解説していきます。
①どのパターンにも共通する基本は押さえよう
自己PRでパワーポイントを作成するためには、どのパターンにも共通する下記の4つの基本を押さえることが大切です。
- フォントを決める
- 色は落ち着いた色で2色まで
- スライドに統一を持たせる
- 余白は残しておく
パワーポイントでの自己PRは、自分の個性や特徴をアピールすることができる機会ですが、目立てば良いというわけではありません。ビジネスパーソンとして常識やルールを守って作成することが大切です。
そのため、基本をしっかりと押さえて、採用担当者に正しく評価してもらえるようなパワーポイントを作成していきましょう。
フォントを決める(おすすめ:メイリオ・游ゴシック)
パワーポイント作成に共通する基本デザインとして、まずはフォントを決めることです。使用しているフォントがバラバラであると統一感がなく見栄えがとても悪く、読みにくくなるため、全体を通して1つの種類でまとめるようにする必要があります。
もし、さまざまな種類のフォントが入り混じっている資料があったらどうでしょうか。読みづらく感じる人が多いと思います。
使用するフォントは、ビジネスシーンで一般的に使用される「メイリオ」と「游ゴシック」がおすすめです。この2つのどちらかに統一するだけで、読みやすくわかりやすい資料に仕上げることができます。
色は落ち着いた色で2色まで
自己PRでパワーポイントを使用する場合の基本デザインとして、色は落ち着いた2色までにすることがおすすめです。ほかの学生よりも目立ちたいと考えて、さまざまな原色を使用するのは、反対に採用担当者からの評価を下げることになると覚えておいてください。
理由としては、どこが重要なポイントであるのか、何を伝えたいのかがわかりにくくなること、もう一つは原色が多く使われているスライドは見ていて疲れることがあげられます。
使用する基本の色は黒、強調したいときは黒の太文字、注意を引きたいときには赤か黄色など落ち着いた2色を駆使して見やすくわかりやすくしていきましょう。
スライドに統一感を持たせる
自己PRのパワーポイントでは、スライドに統一を持たせることがデザインの基本です。
スライド1枚1枚の仕様が異なると、見ている側からすると違和感を感じるからです。そのため、タイトルの位置、使用しているフォントやサイズ、色、レイアウトなどを全部のスライドで統一させることが大切であるといえます。
スライドをめくるたびにデザインやフォントが変わる資料だと、一貫性の無さや大雑把さなどのネガティブな印象が採用担当者に伝わってしまいます。資料作成力はプレゼンで評価されているポイントであることを意識して、パワーポイントの作成をおこなってください。
余白は残しておくこと
パワーポイント作成で共通するデザインの基本部分は、余白を残しておくということです。多くの学生は余白をデザインの一部と考えずに、スライドを文字で埋め尽くそうとしてしまいます。
余白があると手抜きをしていると勘違いされてしまうのではと思い、意味のない図やイラストを入れたり、文章の行間をなくしたりして余白を無駄に埋めるのは避けるべきといえます。
プレゼンを受ける側からしたら、スライドに文字が大量に書かれている資料は、読む気になれず印象に残りにくくなります。内容をしっかりと理解してもらうためにも、相対的なバランスが重要になることを覚えておいてください。
②データを多く示す場合
パワーポイントでデータを多く示して自己PRする場合は、グラフを使用することがおすすめです。さまざまな種類のグラフがありますが、使用用途によって使い分けると、採用担当者に資料作成力の高さをアピールすることができます。
また、グラフはビジネスシーンでもよく活用されるため、使いこなせておくと将来的にも役に立つスキルであるといえます。
たとえば、時系列比較・カテゴリ比較には棒グラフ、構成割合を示すのには円グラフ、変化の傾向を詳しく示すのには折れ線グラフなど、自分がアピールしたいデータに合わせて使用するグラフを選択してください。
グラフを用いて視認性を上げよう
パワーポイントの自己PRでデータを多く示すときは、グラフを用いて視認性を上げるようにしてください。視認性とはその名の通り、目で見たときに確認のしやすさの度合いを意味する言葉です。
一目見ただけでどういった情報なのか、重要なポイントがどこなのか把握しやすいパワーポイントは視認性が高いといえ、グラフを上手く活用することで伝わりやすい資料を作成することが可能です。
データがグラフで可視化されていると、学生が強調したいことや伝えたいことの説得力を高めることにつながったり、ビジュアル化されてることで記憶に残りやすかったりと採用担当者に良い印象を残すことができます。
棒グラフ:時系列比較・カテゴリ比較に最適
パワーポイントの自己PRプレゼンで時系列比較・カテゴリ比較をデータで示す場合は、棒グラフが最適であるといえます。棒グラフを使用すれば、複数のデータを比較して、それぞれの数値の差をわかりやすく示すことができます。
たとえば、年月日ごとの売上や製品の比較などをグラフで表現すると、棒の長さで感覚的に比べることができ違いを捉えられます。そのため、何が一番多いのかをパッと見ただけで伝えたいのであれば、棒グラフが向いています。
複雑なグラフを作成する必要はなく、プレゼンを通して採用担当者にわかりやすく伝えるためのツールとして活用していきましょう。
円グラフ:構成割合を示すのに最適
パワーポイントの自己PRで、構成割合を示すのに最適なのは円グラフです。円全体を100%として、それぞれの項目ごとの割合を表すのが円グラフです。たとえば、男女比率、市場のシェア、アンケート結果など各要素の内訳比率を表現することに適しています。
円グラフを用いてデータを可視化すると、データ全体に対してどの項目の割合が上位を占めるのか一目で判断することができます。
ただし、表現したい項目数が多いと細かくなってしまい何を示しているのかわかりにくくなってしまうため、少ない項目を一つにまとめたり、別のグラフを使用したりする工夫をする必要があります。
折れ線グラフ:変化の傾向を詳しく示すのに最適
パワーポイントの自己PRで、変化の傾向を詳しく示したいと考えるのであれば、折れ線グラフを活用しましょう。折れ線グラフは正確な数値を示すよりも、時系列に沿った連続している変化を表現したいときに向いています。
たとえば、事業の売上、人口数、特定の商品の利用者数などの推移でデータの増減を把握することができます。
折れ線グラフは円グラフと同様に、グラフにしたい項目数が多いと見えづらくなってしまうため、線の区別がしやすいように色分けをしたり、実線と破線を使い分けたりして、誰が見ても把握できるようなグラフを作成することを心掛けていきましょう。
③イラストを多用する場合
パワーポイントでイラストを多用して自己PRする場合は、図形の組合せでイラストを作成すること、SmartArtを用いてデザイン性の高い図表を挿入することの2点がおすすめの方法です。
パワーポイントはOfficeツールの中でもグラフィック機能が優れているため、自作のイラストでオリジナリティを出すことができます。作り方のコツをつかんでおけば、自分の資料に合わせたイラストを必要に応じて作成することができるようになります。
イラストを描くソフトにIllustratorがありますが、高機能で操作方法が難しく、使い方を0から学ぶのは効率が悪いです。パワーポイントであれば、イラストのもとになる基本図形のテンプレートが多く、簡単な操作で好きなイラストを作成することができます。
図形の組合せでイラストを作成
イラストを多用するときは、図形の組み合わせでイラストを作成してみましょう。自作だとオリジナリティが出せたり、自分で調整できたりと重宝します。作り方はパワーポイントの「挿入」タブから「図形」を選択し、各種使用したい図形を組み合わせて1つのイラストを完成させてください。
たとえば、メールの定番である封筒のイラストを作成するためには、「挿入」タブから「図形」を選択し、角に丸みのある「角丸四角形」と「二等辺三角形」のそれぞれを図形挿入します。あとは、角丸四角形のうえに、二等辺三角形の長辺を上にした図形を重ね合わせて、微調整をおこなえば封筒のイラストを作成することができます。
パワーポイントでのイラスト作成は操作が簡単で手軽であるため、自作のイラストを使用したいと思ったら取り入れていきましょう。
SmartArtを用いてデザイン性の高い図表を挿入
イラストを多用する場合、SmartArtを用いてデザイン性の高い図表を挿入という方法もあります。SmartArtとは、複数の図形の組み合わせで、情報の相互関係をわかりやすく表現した図表を手軽に作成できる便利な機能です。
たとえば、組織図、ピラミッド図、べん図などさまざま種類が用意されているため、自分が使用したいレイアウトを選択して文字入力をおこなうだけで、デザイン性の高い図表を作成することができます。
操作は簡単で、「挿入」から「SmartArt」を選択し、使用したいSmartArtの種類を選ぶだけです。変更点があれば、あとからいくらでも編集することができます。
パワーポイントは文字だけでだらだらと情報を伝えるよりも、図で視覚化した方が伝わりやすいため、SmartArtを使用することで説得力のある資料を作成すると良いです。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
Webサイトやゲームなど制作物にかかわるクリエイティブ業界は、パワーポイント資料のデザイン性が選考の評価に加わる可能性があります。入社をしてから制作にかかわる可能性がありますし、顧客からデザイン性に富んだ資料を期待されることがあります。そのため、本文で紹介されている機能を活用して、誰が見てもわかるようなパワーポイント資料を作成しましょう。
ただし、パワーポイント資料のデザインを考えるうえで最も大切なポイントは、自分が伝えたい強みが自己PRできているかどうかです。デザインにこだわってデザイン性が評価されたとしても、自分の強みをアピールできていないと自己PRが評価されなくなってしまいます。
あくまでもデザインは自己PRをするための手段のひとつであると認識しましょう。
これで完璧! 自己PRを成功させるためのコツ
就活生
作成例を参考にして、自己PRのパワーポイントを作ってみようと思います。自分でやってみないとはじまらないですからね。
キャリア
アドバイザー
その通りです! 採用担当者に自分の個性や強みを存分に伝えられるパワーポイントの作成を目指していきましょう。
就活生
はい! 頑張って作成していきます。
キャリア
アドバイザー
応援しています。まだ、自己PRを成功させるためのコツがあるので、解説していきますね。
自己PRのパワーポイントを完璧に仕上げても、本番のプレゼンで失敗してしまったら意味がありません。採用担当者は、表現力や話し方から人柄や熱意を把握したいと考えているため、発表の仕方が評価に直結するといえます。
ここからは、自己PRを成功させるためのコツを解説します。本番で実力を発揮できるように参考にしてください。
繰り返し発表の練習をおこなう
自己PRのプレゼンを成功させるためのコツは、繰り返し練習をおこなうことです。近道はなく、地道に取り組むほかに方法はないです。
多くの学生は、パワーポイントでプレゼンをおこなう機会がなく、面接が初めてであるという人がほとんどです。採用担当者の厳しい目がある中、ぶっつけ本番で上手に話せるほど、プレゼンは簡単ではないことを覚えておいてください。
パワーポイントの資料の完成度が高くても、言葉やボディランゲージなどで上手に表現できなければ、自分の魅力をアピールすることはできません。パワーポイントはあくまでも補助的な役割であることを意識して、繰り返し発表の練習をおこなうことが重要であるといえます。
1人でおこなう
プレゼンの練習は、まずは1人で繰り返しおこなうようにしましょう。本番で緊張から頭が真っ白になって何も話せなくなるという事態を避けるためにも、何度も何度も繰り返し練習することで自信をつける必要があります。また、実際に言葉に出してみると、改善点が見つかりやすく修正しやすくなります。
自分を知ってもらうために一生懸命に練習をおこなうことで、本番で採用担当者にやる気や意欲が伝わり好印象です。反対に練習不足であると熱意が低いと評価されてしまいます。
作成した台本をもとに、パワーポイントの動作確認や時間配分なども確認しながら、台本を丸暗記できるまで幾度となく練習を重ねることが成功の鍵です。
第三者に聞いてもらう
1人で繰り返しリハーサルをおこない自信を持ってプレゼンできる段階になったら、できるだけ本番に近い環境にするために、第三者に聞いてもらって練習することがおすすめです。
人のいないところでプレゼンをおこなうのと、人がいる前でおこなうのでは、感覚が大きく異なります。視線が一つ増えるだけで緊張を感じ、1人のときにはできていたことができなくなったりします。
また、第三者に聞いてもらうと客観的な意見をもらってブラッシュアップすることができます。自分では気が付かない観点でアドバイスをもらいプレゼンに取り入れていくと、質を高めることができます。
与えられた発表時間より長く/短くなる場合も想定する
自己PRのプレゼンを成功させるためのコツとして、与えられた発表時間より長く/短くなる場合も想定することが挙げられます。
面接の本番で、採用担当者からスケジュールにより、伝えられていたプレゼン時間よりも長くなったり、短くなったりするケースがあります。準備をしていないと咄嗟に対応することが難しいことは言うまでもありません。
そのため、3分、5分、10分とそれぞれのバージョンでも発表ができるように練習をしておくと、本番で落ち着いて対応できます。慌てずスマートにプレゼンをする様子から、採用担当者は、あらかじめリスクを予想し準備ができる人材であると好印象を持つでしょう。
発表時間が3分の場合
1分間で話せる言葉の量は、約300文字が目安であるといわれているため、プレゼンの発表時間が3分の場合は900文字であるといえます。
3分間という時間は、準備をしておかないと、要点がまとまらずに時間切れになってしまうことが多いです。そのため、3分間の自己PRでは、自分の強み、エピソード、会社でどう活かすかの3つに絞って発表内容を考えるとまとめやすいです。
まずは、自分の売り込みたい強みを明確に伝え、採用担当者に納得してもらえるようなエピソードを合わせて伝えるようにしていきましょう。最後に会社で強みをどのように活かすかを具体的にアピールできれば、採用担当者に自社で活躍している姿をイメージしてもらうことができます。
上記を踏まえて、900文字くらいで台本を作成するとスムーズです。
発表時間が5分の場合
1分間で話せる言葉の量は約300文字であり、プレゼンの発表時間が5分の場合は、1500文字程度になります。基本的には3分と同じく、自分の強み、エピソード、会社でどう活かすかの3つに絞って発表内容を考えてください。
3分よりもアピールできる内容が増えるため、採用担当者の印象に残るようにエピソードの詳しい理由付けや補強をおこなったり、会社でどのように活躍していけるのかをプラスアルファで伝えてたりしても良いでしょう。
自分がいかに会社の利益に貢献できるのかを採用担当者にイメージしてもらえるような内容にすれば、評価は自然と上がります。
発表時間が10分の場合
1分間で約300文字が話せる目安であるため、プレゼンの発表時間が10分の場合は、3000文字です。10分の自己PRはかなり長めであるため、何を話せば良いのか悩んでしまう人が多いと思いますが、裏を返せば、自分をアピールする時間が多くあるということになります。
上手に活用すれば、より効果的に採用担当者に自分を伝えることができるチャンスとなります。そのためにも、下記の流れを参考にして、10分間の自己PRを考えてください。
- 自己紹介(名前・生年月日・出身地など)
- 自己分析(長所や短所など)
- 自分強みやガクチカ
- ③の根拠となるエピソード
- 入社後にやりたいこと
①~⑤を順番に具体的に伝え、志望企業に自分が活用できる人材であることをアピールしていきましょう。
超注意! パワーポイントでプレゼンする際の5つの注意点
自己PRをパワーポイントでプレゼンする際に、最大限注意しなければいけない点が下記の5つです。
- 情報を盛り込みすぎない
- ストーリー性・起承転結を意識
- 発表時間を厳守
- 話すスピードが速くなりすぎないようにする
- 声のトーンや表情に注意
注意点を守ってプレゼンをおこなえば、聞き手である採用担当者に自分が伝えたいことがしっかり伝わり高評価を得ることができますよ。
では、具体的に5つの注意点を解説していきます。
情報を盛り込みすぎない
パワーポイントでプレゼンする際の注意点として、情報を盛り込みすぎないことが挙げられます。採用担当者に自分を多く知ってもらいたいと情報過多になってしまうと、逆効果であるということです。
資料の中身、話す内容、どちらとも情報を盛り込みすぎずに、本当に伝えたい点だけ絞り込むことが大切です。たとえば、自己PRで「私の強みは、何事も積極的に挑戦でき、主体性があり、リーダーシップを発揮できるタイプです」と言われても、一体どういう人物なのかわかりにくいと思います。
主張はシンプルであるからこそ、聞き手にスムーズに理解してもらえるということを念頭に置いておきましょう。
ストーリー性・起承転結を意識する
パワーポイントでのプレゼンでは、ストーリー性・起承転結を意識することが注意すべき点です。ストーリー性・起承転結を意識していないと、だらだらと制限時間内に話をするだけになってしまい、中途半端になってしまう可能性が高いです。
そのため、ただ話すだけではなく、どのような順番で話すのか、何をメインに伝えるのか、最後の締めくくりをどうするのかなどの構成を考えることが大切になります。
また、ただテンプレに当てはめるだけではなく、採用担当者に「◯◯さんは××な人だ」と印象を残すためにも、発表内容に自分だけの物語を取り入れると、良いプレゼンをおこなうことができます。
発表時間を厳守する
パワーポイントでプレゼンする際の注意点は、発表時間を厳守することです。時間を守るという基本的なルールを守ることは、ビジネスパーソンとして当たり前のことであるため、発表時間を厳守できないとその時点で評価が下がってしまいます。
また、企業によってはその場で不合格になってしまう可能性もあります。ただし、時間をオーバーしないように早めに終わらせてしまうのも内容が薄い、手抜きなどだと減点の対象になります。
正しい時間感覚を持っていることをアピールするためにも制限時間終了の約15秒前くらいにまとめあげることを意識して、台本を作成し練習をおこなうことが大切です。
話すスピードが速くなりすぎないようにする
パワーポイントでプレゼンする際は、話すスピードが速くなりすぎないように注意する必要があります。プレゼン本番は、過度の緊張や早く終わらせて安心感を得たいなどの心理状況から自然と早口になる傾向があるため、普段から話すスピードを意識する必要があります。
また、たくさん情報を伝えたいからといってアップテンポで話をするのもやめてください。いっぱい話したからといって、採用担当者に自分を良くアピールできるわけでは決してありません。
声のトーンや表情に注意する
パワーポイントでプレゼンする際の注意点の一つとして、声のトーンや表情が挙げられます。コミュニケーションにおいて、言語から情報をキャッチできるのは7%、聴覚情報は38%、視覚情報は55%の影響があるというメラビアンの法則があります。
たとえば、声が小さい人や目線がキョロキョロと動いている人からは、自信の無さが伝わってくると思います。
採用担当者は、資料や話す内容だけで学生を評価するわけでなく、発表時の声の抑揚、強弱のつけ方、声の大きさ、スピード、表情、目など全体の様子から、どういう人物であるのかを判断するための材料にしているということです。
抑揚や強弱のつけ方
声の抑揚や強弱のつけ方を意識するとさらに良いプレゼン発表をおこなうことができるようになります。声のトーン一つで採用担当者に持たれる印象が異なるということです。
たとえば、ボソボソと話していると伝える気がないとやる気や熱意の低さにつながったり、大きな声を張り上げすぎると落ち着きがなく子どもっぽいという印象を持たれたりします。
明るくはっきりとした声でプレゼンをおこなうと、熱意や意欲がある人物であるとポジティブな印象に直結するためおすすめです。具体的に強弱をつけるには、強調したい言葉の前に数秒間を置いたり、ゆっくり伝えたり、あえて小さな声で話たりする方法を取り入れてください。
声の大きさ・スピード・表情・目
プレゼン発表時に声の大きさ・スピード・表情・目は、採用担当者にチェックされている重要なポイントです。
声の大きさは、明るくハキハキしている人が好まれるため、普段から話す練習をしておくと良いでしょう。スピードが早すぎると焦っている印象、遅すぎると時間稼ぎをしているなどの印象につながるため、1分間に300文字程度を意識してください。
また、表情豊かにメリハリを持って話すと、強調したいポイントや何を伝えようとしているのかが一目でわかります。反対に無表情であると、暗い人と勘違いされてしまい最初から印象が悪くなってしまう可能性があります。
加えて目線はPCやスクリーンばかり見ずに、聞き手をしっかりを見渡し、必要に応じてアイコンタクトを忘れないようにすることが自然で好印象です。
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まず大前提として、紹介されている5つの注意点はいずれも重要なポイントです。しかし、その中でも「話すスピードが速くなりすぎないようにすること」は特に学生が意識すべきことです。どんなにパワーポイント資料を作り込んだとしても、話すスピードが早いと資料のどこに着目すれば良いかわからなくなってしまいますよね。また就職後、取引先へ商品・サービスを紹介するときに、仕事を任せられないと判断されてしまいます。
そのため、パワーポイントの資料があれば伝わると考えるのではなく、プレゼンテーション練習をきちんとおこないましょう。可能であれば自分の音声を録音して、面接官が聞いたときに聞き取りやすいスピードで話せるように繰り返し練習してください。そうすることで、準備したパワーポイント資料を有効活用できますし、面接でも高い評価が得られますよ。
オンラインでプレゼンをする場合のコツを把握しておこう
近年新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、オンラインでプレゼン面接がおこなわれる機会が増えています。オンラインでは相手の表情や様子が読み取りにくく、どれくらい伝わっているかがわかりづらいという難点があります。
そのため、聞き手である採用担当者にしっかりと内容が伝わるように、事前に準備が大切になります。オンラインでプレゼンをする場合のコツを把握して、本番に臨みましょう。
オンライン面接の注意点はこちらを参考にしてみてください。
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カメラを見る
オンラインでプレゼンをする場合のコツとして、話すときはカメラを見ることが挙げられます。オンラインでは、ディスプレイに表示されている聞き手の顔や自分の顔に目が行きがちになるため、実際には違う方向を見て話しているように映ってしまいます。
発表の際には、擬似的に相手の目を見て話しているように見える方法として、カメラを見て話すようにすると良いです。
また、カメラの角度や位置にも気を付ける必要があります。たとえば、机のうえにパソコンを置いたまま話す場合、採用担当者を上から見下ろす形に映ってしまう恐れがあるため、パソコンスタンドなどを使用し、カメラが目線の高さに来るように調整してください。
事前に操作確認をおこなう
オンラインでプレゼンをする場合には、カメラやマイクなどの機材に問題がないか事前に確認することが重要です。特にマイクはBluetooth接続マイクよりも、音質が良い有線接続マイクの使用がおすすめです。
また、PC内臓のマイクはタイピング音など小さな音でも拾ってしまうため、プレゼン中は有線接続マイクを使用するようにしてください。
ほかにもオンライン時にネットワーク不調が起きることも想定し、通信状況の確認もしっかりとおこなう必要があります。可能であれば無線Wi-Fiよりも有線接続を使用することで、高速かつ安定した通信環境を整えてプレゼンに臨みましょう。
少し高めのトーンで話す
オンラインでプレゼンをする際には、少し高めのトーンで話すことを心掛けてください。
なぜなら、オンラインでは特に、表情がお互いに読み取りづらく、伝わりにくい傾向にあるからです。
話し方に抑揚を付けるためには、普段よりも高めのトーンで話をスタートさせることがポイントです。たとえば、普段の声のトーンをドレミの「ド」とすれば、「ミ」の高さが目安です。
日本語は途中からトーンを高くすることが難しいという特徴があるため、最初からトーンを高くしておくことを意識することが大切です。スピードやトーンに変化を加えることで採用担当者への伝わり方が大きく変わりますよ。
ポインタの設定方法を把握しておく
オンラインでプレゼンをする場合には、ポインタの設定を工夫することもコツの一つです。
マウスのポインタをレーザーポインタに変更することで、スライド上で聞き手の視線を誘導し、注意を引き付けることが可能になります。また、パワーポイントにはレーザーポインター機能が備わっているため、こちらを活用しても良いでしょう。
スライドショーを開始し、プレゼン中に【Ctrl】+【L】 を押すことでレーザーポインターが表示されます。ショートカットキーを利用するとスマートに操作ができるため、覚えておいてください。ただし、OSの違いなどにより設定方法が異なるため、事前に使用方法を確認する必要があります。
プラスの価値で評価アップ! 効果的に印象を残すための3つのメソッド
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自己PRをパワーポイントでプレゼンするために必要な準備、コツ、注意点を理解できたので、もう怖いものはないです!
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それは良かったです。最後に何か質問はありますか?
就活生
あります。ほかの学生と差をつけるためにできることがあれば教えていただきたいです。
キャリア
アドバイザー
わかりました。では、評価を上げるための効果的な方法を3つ解説しますね。
志望する企業に内定をもらうためにも、ほかの学生よりも質の高い自己PRをプレゼンしたいと考えている人は多いと思います。
ここからは、プラスの価値で効果的に採用担当者に印象を残すための3つの方法を解説していきます。
イエス・ノーで採用担当者に問いかける
自己PRプレゼンで効果的に印象を残すために、イエス・ノーで採用担当者に問いかけるという方法があります。話し手である学生が質問を投げかけることで、聞き手からの注目を集めることができます。
質問をする際には、必ずイエスかノーで答えられる質問にしてください。また、プレゼンに関係のある内容を投げかけてください。たとえば、「私と同じ出身地の方はいらっしゃいますか? 」といった回答しやすいものをチョイスすることがおすすめです。
反対に、「皆さんの出身地を教えてください」といったイエスかノーで答えられない質問は聞き手が答えてくれなかった場合に雰囲気が悪くなる可能性があるので避けるべきです。
上手に聞き手を巻き込めると場の雰囲気が良くなり、発表がしやすくなり、結果として、プレゼンを成功させることができるということです。
挙手や拍手を促す
自己PRのプレゼンでプラスの価値を出すために、挙手や拍手を促す方法もおすすめです。たとえば、自己紹介のときに「私は北海道の旭川出身です。同じように北海道出身の方がいらっしゃ思ったら拍手をいただけますか」と一言伝えるだけです。
質問を投げかけられると聞き手は集中して聞こうとしたり、回答を考えようとしたりするため、印象に残りやすくなります。プレゼンの最初の方に入れると、イエス・ノーで採用担当者に問いかける方法と同じく、プレゼンの場が温まるため雰囲気が良くなり発表しやすくなります。
また、聞き手がリラックスしやすくなり、プレゼンをしっかり聞こうという体制に入るというメリットもあります。
アンケートや投票アプリを活用する
自己PRのプレゼンで、プラスの価値を出して印象を残したいのであれば、アンケートや投票アプリを活用しましょう。
リアルタイムでおこなうアンケートや投票は、聞き手である採用担当者の参加意欲を高めることにつながります。また、結果をプレゼンの場で表示することができれば、一定の興味を引くことが可能になります。
使用するツールによって使い方は異なりますが、たとえば、事前にQRコードを読み込んでもらい該当のページで回答してもらうのが一般的な方法です。
アンケートや投票アプリを上手に活用できれば、聞き手全員を巻き込んだプレゼンをおこなうことができ、採用担当者の印象に残るといえます。
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自己PRをパワーポイントで作成する場合のコツや、注意点が気になる学生は多いですよね。そのような学生の疑問にキャリアアドバイザーが回答します。
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自己PRをパワーポイントで作成する際に意識するポイントは何ですか?
自己PRをパワーポイントで作成するときは、パワーポイントを作り上げるのが目的ではなくあくまでも「面接官へ自分の魅力をプレゼンすること」ということを忘れないでください。つい作成に熱が入り情報量が多くなってしまうこともあると思いますが、プレゼンでは制限時間もあるため時間内で話せるボリュームを考えておきましょう。
パワーポイントの資料は要点を分かりやすくまとめ、その要点を面接で「説明する」といったイメージで作成すると良いですよ。
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自己PRをパワーポイントで作成する際の注意点を教えてください。
自己PRをパワーポイントで作成するときは、採用担当者が話の内容に集中しやすいよう見やすく作成することを意識しましょう。フォントの種類や色を多く使いすぎると、まとまりがなく見ている人にストレスを感じさせてしまいます。また箇条書きを用いるなど、見ている人に分かりやすく伝える工夫も必要です。
自己PRをパワーポイントで表現する場合は資料作成の力も評価されていると考えて、なるべく社会人もしくはキャリアアドバイザーなど第三者にチェックしてもらうのが良いですよ。
パワーポイントで自分らしさを発揮した自己PRを作成しよう!
企業がチェックしている評価ポイント、自己PRでパワーポイントを作成をするための準備や気を付けるべきポイント、 自己PRを成功させるためのコツ、プレゼンする際の5つの注意点など詳しく解説しました。
自己PRをパワーポイントを作成しておこなうことは、準備に時間がかかり大変であるといえます。ただ、オリジナリティを出して自分の個性や強みをアピールすることができる絶好の機会であると捉えて、パワーポイントの作成やプレゼンの練習に励んでください。
この記事を参考に、パワーポイントで自分らしさを発揮した自己PRを作成して、ほかの学生に差をつけていきましょう。
自己PRをプレゼンするときの基本が理解できました。何もわからない状態だったのでベースの部分が理解できて良かったです。