目次
- ガス会社の志望動機は業界理解を深めることがポイント!
- ガス業界の動向
- 火力発電によるガス供給の増加
- 電力・ガスの自由化によりさまざまな業界の企業が参入
- 再生利用可能エネルギーの台頭
- ガスの用途とタイプについて
- 使用用途
- タイプ
- ガス会社の仕事内容
- 営業
- 調達
- 生産管理
- 研究
- ガス会社主要4社
- 東京ガス
- 大阪ガス
- 東邦ガス
- 西部ガス
- ガス会社に向いている人
- インフラなどの公共事業に携わりたいと思っている人
- チャレンジ精神がある人
- 責任感のある人
- 協調性がある人
- 人事の目を引く! 志望動機の基本の構成に必要な4つの要素
- ①志望している理由
- ②志望している業界
- ③業界内でその企業を選ぶ理由
- ④入社後のキャリアプラン
- 具体性で差をつけよう! ガス会社の志望動機を書くときのポイント
- エネルギーや社会インフラに興味を持ったきっかけを明確にする
- 求められる人物像と一致することをアピールする
- 社会貢献だけでなく具体的に何を実現したいかを盛り込む
- ガス会社の志望動機例文
- 社会インフラに興味がある場合
- 大学での勉強を活かして技術関連の仕事がしたい場合
- 社会貢献がしたい場合
- ガス会社は業界研究が必須! 深く理解して刺さる志望動機を考えよう
ガス会社の志望動機は業界理解を深めることがポイント!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく
「ガス会社の志望動機にどのようなことを書いたら良いのか知りたいです」
「ガス会社の人事に刺さる志望動機作成のコツを教えてください」
といった質問を受けます。ガス会社は、社会インフラの基盤として生活になくてはならない存在であり、社会貢献性や安定性の高い事業です。学生から人気がある業界であるため、他の学生に負けない志望動機作成に悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
社会の役立つ仕事がしたいというありきたりな志望動機では、人事の目に止まりません。ガス会社の志望動機を作成するためには、業界理解を深めることが重要なポイントです。
この記事では、ガス会社の動向、ガス会社の仕事内容、ガス会社主要4社、人事の目を引く志望動機の構成要素や書くときのポイントをなどを徹底解説します。ガス会社についての理解を深め、人事に刺さる志望動機を作成しましょう。
ガス業界の動向
ガス業界は社会インフラとして安定性があることから多くの学生から人気があります。そのため、ガス業界の理解を深めて、他の学生よりも人事の目を引く志望動機で自身をアピールすることが重要です。
ここからは、説得力のある志望動機を作成するためのガス業界の動向について、3つお伝えしていきます。
火力発電によるガス供給の増加
ガス会社の動向として、2011年の東日本大震災に伴い、全国の原子力発電所の稼働が停止したことで、電力発電から火力発電へと切り替わる動きが活発になりました。そのため、火力発電の燃料として使用される液化天然ガスの供給量が上昇しました。
また、2020年12月から2021年1月に訪れた、10年に1度ともいわれた大寒波の影響で電力供給が逼迫した際に、火力発電の需要が増加し、原料となる液化天然ガスの供給が全国的に増えていきました。
電力・ガスの自由化によりさまざまな業界の企業が参入
ガス会社の動向として、2016年4月に電力の小売が全面自由化になり、2017年4月にはガスの小売においても全面自由化が導入されたことが近年の大きなできごととして挙げられます。
自由化以前は、大手ガス会社が独占供給をおこなっていましたが、自由化に伴って、消費者自身がガス会社を自由に選択できるようになりました。また、自由化における対象は都市ガスのため、これまでプロパンガスを中心に扱っていた企業が参入しているケースが多く見られます。
再生利用可能エネルギーの台頭
ガスや石油には地球上の埋蔵量の減少により、数十年後にはすべて枯渇してしまう懸念があるため、再生利用エネルギーが台頭しています。
石油産油国は、安定的供給はまだ可能であるとの見解を出していますが、資源の枯渇問題や地球温暖化などの異常気象への早期解決が求められる現状において、環境保全のためのエネルギー活用が求められています。
そのため、新しい再生利用可能エネルギーに対する取り組みを積極的におこなう企業が数多く出てきています。風力発電、太陽光発電は有名ですが、バイオマス発電や地熱発電などの種類など多岐に渡ります。
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キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
電力自由化によって業界の競争力が高まり、将来性に不安を感じた人がいるかもしれません。たしかにガス業界は景気や季節要因の減少に影響を受けることはあります。たとえば、円安による天然ガスの輸入コストの増大や、暖冬の年は電力需要の減少なども起きてしまいます。
ですが、ガス業界は需要が高まっており、かつ、将来性が十分ある業界なのでおすすめですよ。説明したとおり原子力発電所の停止により、ガス会社が直接かかわる火力発電の需要が高まっていますよね。
また、脱炭素に向けてガス会社でも「エネファーム」などの再生可能エネルギーの導入が進められています。この取り組みは、温暖化対策にもなり将来性のある取り組みですよね。このエネファームはこれからスマートシティの普及によってさらに需要が拡大されることが予想されますよ。
業界の競争が激化しているものの、ガス業界全体としてみるとガスだけでなく再生可能エネルギーの需要が高まることが予想できるのでおすすめですね。
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ガスの用途とタイプについて
ガス会社といっても、取り扱っているガスやタイプは企業によって異なります。使用用途によって産業用・電力用・家庭用があり、またタイプも産業ガス、天然ガス、都市ガス、プロパンガスにわかれます。
ガスは私たちの生活を支える身近な存在ですが、実は詳しく知らないという人が多いと思います。ガスの種類について知ることで、自身がどのガスを取り扱っている企業でどんな働き方をしていきたいのか具体的にイメージがつくことでしょう。
使用用途
ガスの使用用途は、下記の3種類に分けられます。
- 産業用ガス:都市ガスやLP(プロパン)ガスを除いたガスの総称。さまざまな種類があり幅広く使用可能。
- 電力用ガス:原子力発電の代わりに火力発電による電力供給のために使用されるガス。
- 家庭用ガス:各家庭ごとにガスを引き、手軽に使用が可能。
ガスと聞くと家庭用ガスをイメージする人が多いと思いますが、産業用でも欠かせない存在です。企業によって取り扱っているガスの種類が異なるため、自身がどの使用用途やタイプに携わっていきたいのか考えてみてくださいね。
産業用ガス
産業用ガスとは、家庭用ガスとして使用される都市ガスやLP(プロパン)ガスを除いた産業向けのガスのことを指します。主に製造業で原料の加工や食品の保存、また省エネや製造プロセスの安全のために幅広い使用用途があるガスです。
その他にも産業ガスは、鋼鉄、化学、エレクトロニクス、発電、宇宙など世の中の産業全般に幅広く使用されています。
キャリア
アドバイザー
多くの産業にとってなくてはならない存在と言えますね!
電力用ガス
電力用ガスとは、火力発電による電力供給に使用されるガスのことを指します。具体的には、火力発電の燃料である石炭、石油、液化天然ガス(LGN)の3つの電源種がありますが、電力用ガスとして液化天然ガスの需要が高まっています。
電力源としてメジャーであった原子力発電は、2011年に発生した東日本大震災の影響で全国の原子力発電所活動が停止し、火力発電による電気供給にシフトしてきました。
また、電気を作るための燃料はいつか枯渇してしまうといわれており、できるだけ少ない燃料で多くの電気を生み出す技術や再生可能エネルギーのニーズが高まってきています。そのため、ガス会社も新しいエネルギーに着目し、燃料の枯渇の心配がなく、環境にも配慮した再生可能エネルギー分野が拡大していくといわれています。
家庭用ガス
家庭用ガスとして一般的に使われているガスは、都市ガスとLP(プロパン)ガスの2種類です。都市ガスは、製造所で製造されたガスをガス管を通して各家庭に供給し、LPガスはボンベに入っているガスを各家庭の庭などに置き、ガスの供給をおこないます。
都市ガスは、天然ガスを主原料とするものがほとんどであり、環境や人体に優しく、ガス料金もLPガスより安価です。しかし、ガス管を通して各家庭に供給するため、ガス管の通っていない地域で使用することができないという特徴があります。
タイプ
ガスの使用用途は、産業用、電力用、家庭用と分かれており使用されるガスがそれぞれ異なります。産業用のガスと家庭用ガスはまったく別のガスということです。
ガスのタイプは、下記の4種類に分けられます。
- 産業ガス:家庭用ガスの都市ガスとLP(プロパン)ガスを除いた産業向けのガスの総称
- 天然ガス:自然界に存在する炭化ガスであり、常温では気体として存在
- 都市ガス:天然ガスや石炭ガスなどさまざまなガスを混合させた人工的なガス
- プロパンガス:石油由来のガスを指し、液化石油ガスと呼称
ガスのタイプによって、就活において事前に勉強しておくべきことも変わってくるため、どんなガスの種類があるのかの知識を持っておきましょう。
産業ガス
産業ガスとは、家庭用に使用される都市ガスLP(プロパン)ガスを除いた製造業の原材料や製造プロセスの安全確保、品質向上、省エネなど幅広い産業に使用されるガスの総称です。
ガスと聞くと家庭用をイメージする人が多いと思いますが、産業用とは異なります。産業ガスは、石炭ガス、酸素ガス、窒素ガス、水素ガスなどが挙げられます。
天然ガス
天然ガスとは、地下から噴出するガス全般の不燃性天然ガス(火山ガスなど)と可燃性天然ガス(メタンガスなど)のうち、燃えるガスの可燃性天然ガスのことを指します。
天然ガスは、メタンガスを主成分とする可燃性の空気より軽い気体で、無色無臭です。石油や石炭などの化石燃料と比べ、燃焼したときに発生する二酸化炭素、窒素酸化物などの排出量が少なく、環境への負担が少ないことが特徴です。
都市ガス
都市ガスは、天然ガス、石炭ガスなどさまざまなガスを混ぜ合わせた人工的なガスを指し、家庭用として使用されています。近年は天然ガスを原料としているガスが主流になってきています。
都市ガスは、原料の天然ガスが燃焼したときに排出する二酸化炭素の量が少なく環境に配慮されたエネルギーである点と空気より軽くガス漏れをしたときに天井に上昇して広く拡散しやすく、人体に有害な一酸化炭素が含まれておらず安全である点が特徴に挙げられます。
プロパンガス
プロパンガスはLPガスのことでLiquefied(液化) Petroleum(石油)Gas(ガス)の頭文字をとった液化石油ガスのことを指し、家庭用として使用されています。自然界に存在する天然ガスと石油を精製するときに発生する副生ガスがあります。
そのため、石油の精製をおこなっている企業がプロパンガスを扱っている場合が多いです。
プロパンガスは、ガスの冷却や圧力を加えることで液体になり、体積が気体の250分の1になる特性をいかして液体の状態でボンベに入れ各家庭で使用できるようにしておりガス管が通っていない地域で利用されます。
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ガス会社の仕事内容
就活生
ガス業界の動向とガスの種類について理解ができました。
キャリア
アドバイザー
良かったです。業界研究は就活で内定を勝ち取るために大切なことですからね。
就活生
はい! ガス会社についてもっと詳しく教えていただけますか?
キャリア
アドバイザー
わかりました。ではここからガス会社の仕事内容を説明していきますね。
志望企業の仕事内容を理解しておくことは、就活において必須事項です。ここからは、営業、調達、生産管理、研究の4つをそれぞれ詳しく説明します。
営業
ガス会社の営業は、一般家庭などの個人顧客にガスを販売する家庭用営業と飲食店、工場、学校、病院などの法人顧客ににガスを販売する業務用営業の2つの仕事があります。
家庭用営業と業務用営業のどちらの担当も、それぞれの営業区分の新規開拓や営業活動をおこないます。
- 一般家庭にガスをより快適に安心して使用してもらうためにガス機器の提案型営業をおこないます。またハウスメーカーやディベロッパーに一般顧客への利用を進めるよう交渉を担当することもあります。
- 法人顧客それぞれの業務に適したガスやエネルギーシステムの構築をおこなうなど、法人顧客の業務をより効率的に進められる最適なガス利用のアドバイスを担当します。
キャリア
アドバイザー
ガス会社の営業は、提案力やコミュニケーション能力はもちろんのこと、自社のガス製品やガスの種類についての深く広い知識を持っている必要があります。
営業職の志望動機のコツはこちらで解説しています。
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調達
ガス会社の調達は、天然ガスなどを海外の産出国から日本に輸入する仕事です。近年、都市ガスの主流が天然ガスになったことや都市ガス自由化による他社との競争が激化しているため、値段の差別化を図り安定的かつ安価な原料調達をおこなう必要があります。
天然ガスなどの輸入が途切れ国内での価格が高騰してしまうと、顧客が快適に生活を送れなくなってしまいます。そうならないためにも、安定と安価を目指して調達の多様化を進めています。
ガス会社の調達は、国内外さまざまな関係者との緻密な交渉を、輸入の5年ほど前から進めたのち、契約を結びます。そのため、未来のエネルギー事情を見据える視点や粘り強い交渉力や語学力など多くのことが求められる仕事です。
生産管理
ガス会社の生産管理は、ガス会社の製品である都市ガスやプロパンガスを業務や家庭で使用できるように生産し管理することが主な仕事です。またガスを使用できるように汚染物質や水分などを除去、冷却し液化するための製造プラントの設備設計や維持管理も担当します。
ガスは、季節や天候などで日々の需要量が異なるため、過去のデータを駆使しその都度必要量の予測をおこない原料の受入量を調整しながらガスの生産をおこないます。24時間顧客に安定的にガス供給をおこなうために、多くの計器データを確認しながら仕事を進めます。
研究
ガス会社の研究職は、自社の研究開発部門でガスの分析、耐震性評価、高分子材料分析、カーボンニュートラル(水素関連)、ライフスタイルなどの多種多様な研究をおこなう仕事です。
研究職は、研究開発をおこなうだけでなく、社内のITや情報基盤整備を含むDXを推進し、企業全体の安定した環境を作り出す取り組みも担当するため、社内外に対して今までになかった新しい未来や価値を提供できるやりがいのある仕事といえます。
ただし研究開発は、大企業に限られているケースが多いため、志望する会社に研究職の応募があるか募集要項を確認をしてください。
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キャリアアドバイザーコメント辻 華菜子プロフィールをみる
紹介した仕事以外にも、施工管理や保守の仕事もガス会社ならではの仕事になりますよ。紹介した製造段階の生産管理だけでなく、生産したガスを家庭や企業で利用してもらったり、利用スタートした後にサポートしたりする仕事が施工管理と保守です。
施工管理とは、一般家庭や企業向けのガス工事で工事全体の管理をする仕事です。工事全体の管理をおこなうので、工事に必要な書類の準備から工事会社との打ち合わせ、工事の管理といった一連の仕事を担当します。
一方で保守業務とは、一般家庭や企業ですでに利用しているガス管の点検や修理、古くなったガス管の入れ替え提案などをおこないます。一度契約した家庭や企業から長期的に安心して利用してもらうためには欠かせない仕事ですね。
インフラの一つであるガスが安定供給されるために、施工管理と保守業務があることも覚えておきましょう。
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ガス会社主要4社
ガス業界は、インフラ事業として安定しているためとても人気な業界です。それに加えガス業界は、人々の生活に欠かせないものであるからこそ、貢献性も高くやりがいも感じられます。インフラ事業とはいえ、変化していく業界のため、各企業ごとにさまざまな事業方針を立てて経営をおこなっています。
ここからは、主要なガス会社4社を紹介します。業界研究はもちろん、各企業の特徴を把握し、就活における志望企業の選択、志望動機作成に活用していきましょう。
東京ガス
東京ガスは、1885年10月1日に東京瓦斯株式会社として設立されました。1969年には、日本で初めて液化天然ガスを導入しています。130年を超える経験と技術を元に顧客へのサービスを展開しています。現在は、1都3県を含む関東地方を中心にエネルギー供給をおこなっています。
東京ガスは、脱炭素化やデジタル化など時代の変化に合わせて、脱炭素に関する技術開発や、顧客、地域、事業者などにデジタルを活用しながらのサービス展開にチャレンジしています。
創業者である渋沢栄一が求めた公益追求を受け継ぎ、新たな挑戦を試みる東京ガスは、「チャレンジ精神」「自走力」「粘り強さ」「論理的思考力」「貢献意欲」のある人を求めています。
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大阪ガス
大阪ガスは、1897年に設立し、1970年に日本初の地域冷暖房事業を開始、1979年には世界初となる冷熱発電用プラントの操業を開始しました。大阪を中心に関西地方の一部にエネルギー供給をおこなっています。
大阪ガスは、行動力・創造的かつ論理的思考・巻き込み力・向上心を持ち素直に学ぶ力を持った人材を求めています。更なる進化を求め、お客様への価値提供、サービス第一を掲げており、上記のような人物像が求められています。
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東邦ガス
東邦ガスは、1922年に設立され、名古屋に本社を置き、愛知・岐阜・三重の一部に都市ガスの供給をおこなっています。
主に、ガスや電気などのエネルギーの供給および販売、ガス機器・空調機器等の製作および販売をおこなっています。その他、環境保全のための事業、旅行業者代理業、不動産管理事業など多岐に渡っての事業展開も特徴です。
東邦ガスは、大きな変革期におかれているエネルギー業界の中で、新たな取り組みに挑戦しており、変化の激しい時代だからこそ若い力を必要としています。何度も挑戦し、未来のエネルギーサービスを自らの力で創造したいという気概を持った人を求めています。
西部ガス
西部ガスは、ガス・電気などのエネルギー事業を中心とし、顧客の暮らしを支えるため、不動産事業、レストランや水耕栽培野菜の栽培・販売などの食関連事業、介護福祉事業、レジャー施設運営事業など地域に根ざした活動をおこなっている点も特徴の1つです。
「エネルギーとくらしの総合サービス企業グループ」として顧客の日々の暮らしを支えるために挑戦していきたいというメッセージを発信している企業であり、常にチャレンジ精神を持って、道を切り拓いていける人材を求めています。
ガス会社に向いている人
ガス会社は縁の下の力持ちのように社会全体を支える社会貢献性が高いため、とてもやりがいのある仕事です。
そのため、ガス会社に向いている人は、「公共事業に携わり人の役に立ちたい人」「エネルギーの未来を切り開くチャレンジ精神がある人」「責任感のある人」「チームで成果を出せる協調性のある人」などが挙げられます。
人々の暮らしの安定や向上、未来のエネルギー開発のために、頑張りたいという強い気持ちを持っているのかが大切ということです。
インフラなどの公共事業に携わりたいと思っている人
社会を根底から支えるインフラなどの公共事業に携わり人々の生活の役に立ちたいと思っている人に向いている仕事です。
ガスなどのエネルギーインフラについて大学で専攻していてもしていなくても、インフラなどの公共事業に携わりたいと思っている人は「なぜインフラなどの公共事業に携わりたいのか」「なぜガスなのか」を明確にした上で、社会貢献をしたいことをアピールしていきましょう。
ガスは24時間絶えず使われており供給が止まると各所に甚大な影響を与え、社会責任が大きい業界のため、その分社会を支えていることを仕事で実感する場面が多いでしょう。「誰かのためになる仕事をしたい」と考えている人にはおすすめの職業といえます。
社会貢献を志望動機の軸にするコツはこちらで解説しています。
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チャレンジ精神がある人
ガス会社は、新しい領域にチャレンジしていける人に向いている仕事です。ガスはインフラ業であるため、需要がなくならない安定した業界のイメージを持っている人が多いと思いますが、近年はエネルギー自由化に伴い、他社との競争が激化している現状があります。
また、脱炭素社会を目指しているため、ガスの品質向上や再生可能エネルギーへの対応など、今までのインフラを維持させるだけでなく、多くの変革を求められている業界です。
そのため、安定志向ではなく、新しいエネルギービジネスのために、何事も好奇心を持って、臆せずチャレンジしていける人に向いているといえます。
責任感のある人
ガスの供給がストップしてしまうと、家庭だけでなく商業施設や病院など多くの人に影響が出てしまいます。また、普段は問題なく安全に使用できているガスも、取り扱いを間違えれば重大な事故が起きてしまう可能性があります。
そのため、多くの人の生活をガスが支えていることやガスの取り扱いに対して危険性などを理解し慢心することなく責任感を持って仕事をおこなえる人が向いています。
責任感をアピールするコツはこちらで解説しています。
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協調性がある人
ガス会社の仕事内容は、営業、調達、生産管理、研究の他にもバックオフィスなど多岐に渡り、ガスが生産されて私たちの届くまで多くの人が携わっています。さまざまな工程を経て、生み出されるガスは決して1人の力では成り立たないため、他の社員と仕事を成功させる協調性がある人が向いている仕事です。
ガスを安全に安定供給するためにも、ガス会社の社員はお互いに連携をしながら仕事を進める必要があるため、さまざまな人との協調性を重んじることができる人がガス会社での仕事を成功させることができるといえます。
協調性をアピールするコツはこちらで解説しています。
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志望動機がまとまらない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ!
「この仕事に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのかを上手く説明できないと悩む就活生は多くいます。
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・志望動機を上手く文章にできない人
人事の目を引く! 志望動機の基本の構成に必要な4つの要素
- 志望している理由
- 志望している業界
- 業界内でその企業を選ぶ理由
- 入社後のキャリアプラン
ガス会社は、公共事業であるため人々の役に立ちたいと考えている人や安定的需要がある業界で働きたいと考えている人など多くの学生から人気があります。
そのため、多くのライバルの中から人事の目に止まる志望動機をアピールすることが重要です。ただ社会貢献がしたいという気持ちだけでは人事の興味を引くことは難しいです。
そこでここからは、人事の目を引く志望動機の基本の構成に必要な4つの要素をお伝えしていきます。志望動機作成に役立ててください。
①志望している理由
ガス会社を志望している理由を明確にするようにしましょう。まずはガス会社のどんな点に魅力を感じて志望しているのかを考えてみるとよいです。
たとえば、ガス会社の魅力ややりがいの部分で「人の役に立つ仕事」「社会貢献性が高い」「業界が安定している」などが挙げられます。仕事を通して、人から感謝されることを実感したい人もいれば、景気に左右されない安定した業界で長く働きたい人もいると思います。
人それぞれ価値観や仕事に対するモチベーションが異なると思います。まずはガス会社のどの点に魅力や興味関心があるのかを自身の中に落とし込みましょう。
②志望している業界
なぜガス業界を志望しているのかを説得力のある理由で伝えられるようにすることも重要です。人事は学生の本気度を図るために、数多くあるインフラ業界の中でもなぜガスを選んだのかを知りたいと考えているからです。
たとえば、社会貢献をしたいという理由でガス会社を志望する場合、なぜガス会社で社会貢献をしたいのかを強く伝える必要があります。インフラ業界は、ガスだけでなく電気、水道、通信など他にもたくさん存在しています。なぜガス会社でなければならないのかを他のインフラ業と比較することで説得力がある志望動機になります。
キャリア
アドバイザー
今後ガス業界は、脱炭素や再生可能エネルギーなど未来に向けたエネルギー開発に取り組む必要があります。他のインフラ業と比べてガス会社の違いに焦点を当てて、ガス会社ならではの志望動機を考えていくと良いでしょう。
③業界内でその企業を選ぶ理由
業界内でその企業を選ぶ理由を強く伝えられるようにしておきましょう。数ある企業の中でなぜその企業を選ぶのかを説明できないと、人事の心には響きません。
ガス業界は2017年に資源エネルギー庁によってガスの小売全面自由化がスタートしたため、顧客に自社ガスを選んでもらうための施策を進めながら、各企業差別化を図っています。そのため、企業ごとの特徴や色を把握しやすくなっており、その企業ならではの魅力を感じやすくなっています。
企業の強みや目指している未来など事前の業界研究を徹底し、その企業でなければいけない理由を明確にすることで、人事に自身の本気度ややる気をアピールしていきましょう。
業界研究の方法はこちらを参考にしてみてください。
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④入社後のキャリアプラン
入社後のキャリアプランを明確にしてアピールすることも重要です。人事は、会社に貢献できる人材を採用したいと考えています。そのため、入社前からガス会社に携わり将来成し遂げたいことや夢がある学生は好印象です。
入社後のキャリアプランを考えるにあたり、まずは業界研究や企業研究を徹底しておこなうと良いです。情報を収集する中で、自身の興味関心があるものをピックアップして現状のガス会社の課題に対して、自身の学んできたことをいかし、やっていきたいことを考えてみてください。
たとえば、ガスの小売全面自由化がスタートした中での新規顧客開拓のアイディアやガス関連の研究をおこなってきた学生は、大学の研究の話を混ぜつつ将来したいことをアピールし意欲を伝えていきましょう。
キャリア形成の考え方はこちらで解説しています。
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具体性で差をつけよう! ガス会社の志望動機を書くときのポイント
人事は多くの学生に会うため、抽象的でどこにでもありそうな志望動機には魅力を感じず、目に止まることはありません。
企業と学生をマッチングさせ、長期的に働く中で成果を出せる人材を求めているため、具体的で明確な志望動機で自己アピールする必要があります。
ここからは、他の学生に差をつけるための、具体的な志望動機を書くときのポイントをお伝えします。人事の目に止まる魅力的な志望動機を作成していきましょう。
エネルギーや社会インフラに興味を持ったきっかけを明確にする
ガス会社の志望動機を書くときは、実際の体験からガスやエネルギーなどの社会インフラに興味を持ったきっかけを具体的に記入することがポイントです。インフラの役割をきちんと認識していることをアピールするようにしましょう。
人の生命や安全、生活に大きく関わっている事業であるため、「生活に必要不可欠なところに貢献したい」「産業基盤を支える仕事をしたい」「社会貢献をしたい」などでは志望動機としては弱く感じられ、人事の目には止まりません。
学生時代に学んできた知識や、子どもの頃に影響を受けた体験などを織り交ぜて具体性をもった明確なきっかけを記入することで、人事に熱意や本気度が伝わる良い志望動機を作成することができます。
求められる人物像と一致することをアピールする
ガス会社の志望動機を書くときは、どの企業においても、企業が求める人物像と一致する人物であるという点がとても重要なポイントです。たとえばガス会社は、公共的な役割が強いため、社会貢献や公共に対する貢献をしたいという意識は高評価となる可能性が高いです。
そのため、応募書類で具体的な出来事とともに記載することで人事の興味を引く志望動機を作成することできます。
また、自身の志望理由だけではなく、「なぜ自身がその企業に向いているのか」をアピールすることでも差別化を図ることができます。大学で学んだ知識や技術、体験で得た協調性や責任感などをアピールし、入社後に活躍できるかどうかなどを人事にイメージしてもらうことも意識することが重要です。
社会貢献だけでなく具体的に何を実現したいかを盛り込む
ガス会社の志望動機を書くときは、社会貢献をしたい点をアピールすることも大切ですがそれだけでなく、入社後にどのようなことを成し遂げたいかということを伝えることが重要なポイントになります。
たとえば、ガス自由化に伴い顧客拡大のために提案したいこと、顧客とどのように関わっていきたいか、資格を取得してやりたいことなどを伝えても良いでしょう。
また、企業の課題や今後の展開などの情報を収集した上で、自身の興味関心がある分野に対して、いかせることを記入することもアピールポイントになります。
キャリア
アドバイザー
内容が具体的であればあるほど魅力的にうつりますので、より具体的に実現したいことを盛り込んだ志望動機を作成し、他の学生と差をつけていきましょう。
キャリアアドバイザーコメント清水 沙也香プロフィールをみる
ガス会社の志望動機を考えるときは、他の業界に比べて「入社後に何を実現したいか」を明確にすることが特に重要です。ガス業界の動向で紹介しましたが、再生可能エネルギーや電力自由化など業界に影響する事象がいくつかありますよね。このような業界の変化に対応できる人材を求めているので、「何をしたか」を具体化することで将来性を熟知していることを伝え志望度の高さをアピールできるようになります。
たとえば、「御社で実施しているスマートシティ拡大に向けた新エネルギー活用の講演会に感銘を受けました。私も将来的には社内だけでなく社外の人に対して、御社の取り組みの認知を広げる活動の一助になりたいと考えています」などです。
このように「ガス業界の将来に向けて企業が取り組んでいること」を具体的に盛り込むと、志望する熱意が高いことがアピールできますね。このポイントを押さえて、他の学生と差をつけるために、ガス業界の動向と各社の取り組みを詳しく調べておきましょう。
ガス会社の志望動機例文
他の学生に差をつけるためにも、業界研究や企業研究を念入りにおこない、なぜガス業界なのか、なぜその企業なのかなど明確に志望動機を作成し、人事に納得感を持ってもらえるようにしましょう。
では、ガス会社の志望動機例文を下記の3つに分けてお伝えします。
- 社会インフラに興味がある場合
- 大学での勉強を活かして技術関連の仕事がしたい場合
- 社会貢献がしたい場合
自身に合った志望動機例文を参考にしてください。
社会インフラに興味がある場合
もともとエネルギーやインフラに関わる学部を専攻してるのであれば、興味関心があることを伝えやすいですが、もし学部がインフラに関係がないときは、なぜ社会インフラに興味を持ったのかを具体的にアピールする必要があります。
エネルギーなど社会インフラに興味を持ったきっかけになるエピソードを盛り込み、具体的な理由を人事に伝えられるようにすることで、説得力のある志望動機になり印象的に残りやすいといえます。
例文
私は大学で国際経済を学んできました。その中で社会インフラ、特にエネルギーに関して興味を持っています。きっかけは大学2年生のときに、バックパッカーで東南アジアを旅し、多くの国の人々と触れ合ったことです。
都市部はインフラが整っているのですが、少し離れただけで十分にインフラ整備されていない地域があり、日本と比較したときにその差に愕然としました。このときの経験からエネルギーインフラに関わる仕事に就きたいと強く思うようになりました。
私もエネルギーインフラを牽引する御社で、微力ではありますが御社に貢献していきたいと考え志望いたしました。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリア
アドバイザー
インフラに興味を持つきっかけが具体的に書かれていて良いですね。加えてバックパッカーをする自立心や観光だけでなく旅先での人々の触れ合いやインフラについて興味を持つ着眼点もアピールできていて好印象です。
大学での勉強を活かして技術関連の仕事がしたい場合
大学での勉強をいかして技術関連の仕事がしたい場合は、最初に自身の専攻について触れ、技術職での採用を志望している点を明確に伝えるようにしましょう。ただし、大学で学んできたからという理由だけだと、人事へのアピールとしては弱いです。
なぜなら、社会インフラとしてなくてはならないガス業界は、学生の中でも人気が高く、志望しているライバルが多いからです。そのため、ただエネルギーについて知識を持っているから採用になるというわけではないということです。
大学で学んだ知識や経験をいかして、志望する企業でどんなことをしていきたいのかを具体的なエピソードを元にアピールすることで志望動機が魅力的になります。
例文
私はエネルギーの将来について関心があり、大学でエネルギー工学を専攻しました。ガスに興味を持った理由は、私が小学生のときに当時住んでいた地域が洪水に見舞われた経験が影響しています。一時期ガスや電気などのインフラがすべて機能せず、不安で不便な日々を過ごしました。復興のときにインフラの修復工事を昼夜関係なくおこなっていたのを鮮明に覚えています。
ガスや電気が復活したとき、地域全体が安心感に包まれ、私の両親もホッとした顔をしました。その頃から、多くの人々が安心して生活していけるような支えになる仕事に就きたいと考えるようになりました。
私が学んできたエネルギー工学、とくにガスの知識をいかして、地域の豊かな暮らしを根底からサポートしていきたいと思い御社を志望いたしました。
キャリア
アドバイザー
具体的なエピソードを元に、ガス会社で何をしていきたいのか明確で分かりやすいです。また熱意も伝わってくるとても良い志望動機になっています。
社会貢献がしたい場合
社会貢献がしたい場合は、社会貢献がしたいことを志望動機としてアピールしても、人事の目を引かない可能性が高いです。もちろん気持ちはとても大切ですが、どこの企業も事業を通して社会貢献をし利益を追求していかなければなりません。そのため、社会貢献がしたいという志望動機だけでは人事に納得感を持ってもらうことは難しいといえます。
まずは、インフラの中でガス会社がどのような立ち位置で、社会に対してどんな貢献をしているのかを理解した上で、なぜガス業界なのかやなぜその企業なのかを明確に伝えることが重要になります。
また、入社した後どんなことを成し遂げていきたいのかも具体的にアピールすることで志望した先の企業で社会貢献がしたいという強い意思を人事に伝えることができます。
例文
私は、東日本大震災発生時に実家があった地域が被災し、ライフラインが絶たれた経験から、災害に備えたインフラ整備をおこなう仕事を通して人々の役に立ちたいと考えています。ライフラインが遮断されたときは、とても不安な日々を過ごし、いつも当たり前にあるインフラは、誰かの手で生み出されていたのだと肌で感じる出来事となりました。
特にガスの供給停止で、料理を作ったりお風呂に入ったりできず多くの影響がでたことを鮮明に覚えており、ガスの安定供給に携わる仕事をしたいと強く思いました。
このときの経験を通して、どのような状況でも安定的にガスを供給し、人々の不安を早く取り除いてあげられるような手助けをしていきたいと思い御社を志望いたしました。
キャリア
アドバイザー
ただ社会貢献をしたいのではなく、実体験からくるエピソードに具体性があり読み手にどうしてインフラ業界なのか、どうしてガスなのかが伝わる志望動機になっています。
ガス会社は業界研究が必須! 深く理解して刺さる志望動機を考えよう
ガス会社の動向、ガス会社の仕事内容、ガス会社主要4社、人事の目を引く志望動機の構成要素や書くときのポイントをなど詳しくお伝えしてきました。ガス業界は、私たちの生活に密接に関係している必要不可欠な存在です。
ガス会社は、今後の地球の環境保護のために、脱炭素や新しいエネルギー開発など課題はたくさんありますが、社会貢献性ややりがいがある仕事であり、多くの学生が志望している業界です。
そのため、ライバルに勝つための志望動機を作成するには業界研究が必須であるといえます。まずは就活の第一歩としてガス業界を深く理解して、ガス会社の動向やガスの種類などを学び、人事に刺さる志望動機を考えていきましょう。
ガス業界でも再生可能エネルギー発電とガス発電を組み合わせることで脱炭素にも繋がるとして注目されていますよ。