自己PRは構成で差がつく! ESや面接など状況別のポイントも解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. 自己PRの構成で印象が変わる! 結論ファーストかつ具体的に作成しよう
  2. 自己PRで構成が重要な理由
  3. 言いたいことが明確になるため
  4. 文章をスムーズに作成しやすくなるため
  5. 自己PR以外にも就活で活かせるため
  6. 内容をアレンジしやすくなるため
  7. 4ステップ! 自己PRの基本的な構成
  8. ①結論(自分の強み)
  9. ②強みの補足
  10. ③具体的なエピソード
  11. ④仕事での活かし方
  12. 【書類編】自己PRの構成のポイントと例文
  13. ES:エピソードを盛り込んで書く
  14. 履歴書:要点を絞って簡潔に書く
  15. 【面接編】自己PRの構成のポイントと例文
  16. 30秒:強みを簡潔に伝える
  17. 1分:数字などを用いてエピソードに説得力を持たせる
  18. 3分:エピソードを深掘りしてより具体化する
  19. 自己PRの正しい構成を知り最大限の魅力を面接官に伝えよう

自己PRの構成で印象が変わる! 結論ファーストかつ具体的に作成しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「自己PRの構成ってどうすればいいんだろう」
「面接官の印象に残る自己PRの構成ってありますか?」

こういった悩みや疑問の声を就活生から聞くことが多くあります。

自己PRは選考においてよく聞かれる質問の1つです。よく聞かれるからこそなんとか自己PRを完成させたいけど構成がわからず、全然進まないと焦りを感じてしまいますよね。

またどのような構成で自己PRを作成すれば他の就活生と差別化をして、面接官に自分の魅力を伝えられやすくなるのかと疑問に思っている学生もいるでしょう。

今回は自分の魅力を最大限アピールできるように自己PRの構成について解説していきます。自己PRの構成が重要な理由はもちろん、書類や面接の構成のポイントまで紹介しますよ。

自己PRをまずは完成させ、そしてより良い内容にしたい人はぜひ参考にしてくださいね。

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自己PRで構成が重要な理由

自己PRで構成が重要な理由

何事においても「構成」は重要です。自分が思うがままに言いたいことを書いたり述べても、相手には正しく伝わらないかもしれませんよね。

そもそもなぜ自己PRの構成が重要なのか、その理由を理解して納得感を持ったうえで自己PRを作成していきましょう。目的や背景を知ることは今後の就活をうまく進めていく際に役立ちます。

言いたいことが明確になるため

より良く自分を面接官にアピールしたい、そんな思いから自分の強みやスキルをあれこれ語りたくなりますよね。

しかしそれでは結局何が1番言いたいのか自分もわからなくなり、面接官にも伝わらなくなってしまいます。

構成を理解し、明確な主張をすると、読む人や聞く人の興味を惹きやすくなります。その結果、自分自身を「ハッキリとした人物」として面接官に良いイメージで捉えてもらいやすくなります

文章をスムーズに作成しやすくなるため

筆を執ってから何から書き始めようと悩む就活生も多いかと思います。最初は言いたいことがあったのにうまく書き始められず、時間が経っても1行も書けていないなんて経験もありますよね。

自己PRにおいて構成を理解すると、文章をスムーズに制作しやすくなるためより効率的です

自己PR以外にも就活で活かせるため

構成は何も自己PRに限った話ではありません。

構成を理解することで話を組み立て、分解することができます。そのため思考が整理され自己PR以外にも就活において活きてくる場面も多々あるでしょう。

自己PRの構成が頭に入っていれば、面接で想定外の質問が来ても答えるべき順序が見えてわかりやすく端的に述べることができます。言い換えるならば、自己PRの構成を理解することは就活全般における回答方法を理解することにつながります

内容をアレンジしやすくなるため

自分の経験を整理し、組み立て分解できるようになることが構成を理解することとも言えますよね。そのため「強み」やその理由の部分を変えて、他の企業への自己PRとして使いまわすことも可能です

就活生は複数社の書類選考を受けます。そのため企業の求める人物像に合わせたアピールしたいと思った際に、1から考え直すことは大変です。

自己PRの構成を理解すれば内容をアレンジしやすくなります。

内容をアレンジしやすくなるメリット
  • 企業に合わせたアピールを組み立てることができる
  • 効率的にESなど書類作成ができる

辻 華菜子

キャリアアドバイザーコメント辻 華菜子プロフィールをみる

自己PRの構成を整えることは必須事項

自己PRでは構成が整っていないと、文章のつながりがなくなり、結局何を伝えたいのかわからなくなってしまうというデメリットがあります。

就活における自己PRの構成は、ある程度型化されています。そのため、企業もその型に沿った構成の自己PRを聞き慣れていることが多いです。構成が整っていないと伝わりづらいだけでなく、何を話したいのか、これからどのような話が繰り出されるのか検討がつかないため、聞き手としてはストレスを感じてしまいます。そのため、構成を整えることは、自分の伝えたい内容を相手に正しく伝えるために最低限必要なこととも言えます。

自己PRの構成を理解することは社会人としての必須スキルにもつながる

また、言いたいことを相手にわかりやすく伝える力は社会人として必須のスキルです。就活のうちから鍛えておくと、入社後に苦労することもなくなるでしょう。構成を整えることは最初は大変かもしれませんが、慣れてしまえば毎回一から考えるよりも楽に文章を作成できるようになりますよ。

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4ステップ! 自己PRの基本的な構成

4ステップ! 自己PRの基本的な構成

自己PRの構成を考えるうえで知っておくべき文章作成術として「PREP法」があります。基本的にはPREP法を軸に自己PRの構成を考えていきましょう。

これまでの経験を時系列に沿って分解していけばより魅力的な自己PRの構成を作れますよ。それでは自己PRの基本的な構成を見ていきましょう。

PREP法
  1. Point(結論)
  2. Reason(理由)
  3. Example(具体例)
  4. Point(まとめ)

①結論(自分の強み)

まず第一に大切なことは結論ファーストで端的に述べることです。

自己PRでの結論は自身の強みを指します。最初に自身の強みを述べることで、あなたの自己PRを読む人や聞く人がイメージをしやすくなるということです

たとえば強みを協調性と言った際には「これから協調性に関するエピソードを聞くのだな」と心構えをすることができます。就活生が急にアルバイトやゼミの話をしても、面接官は要点をつかめずに疲れやすくなってしまいますよね。

強みの例
  • 協調性がある
  • 集中力がある
  • 忍耐強い
  • フットワークが軽い
  • 適用力がある
  • 主体性がある
  • 負けず嫌い

自分の強みがわからない就活生はこちらの記事が必見ですよ。

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企業が求める人物像に合わせて強みを1つに絞る

企業が求める人物像とかけ離れた強みをアピールしないようにしましょう。たとえば企業が求める人物像としてチームで働くコミュニケーション能力を求められているのに、「1人で作業をおこなう集中力」を挙げないなどです。

また伝える強みは1つに絞りましょう。強みを1つに絞ることでより伝わりやすく一貫性を表現することができます。

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キャリアアドバイザー

学生時代に力を入れたことでも強みをアピールしますよね。できるだけ自己PRと学生時代に力を入れたことの強みは同じ要素になるようにしましょう。面接官は一貫性を見ていますよ。

②強みの補足

一口に強みを語っても人によってさまざまな解釈ができます。自分と面接官の認識をそろえるためにも強みの補足をしましょう

たとえば「協調性」という強み1つとっても、利害関係が異なる人と協力して遂行することができる力なのか、険悪な雰囲気の場を和ますことのできる力なのか、論理的に課題を整理して立場が違う人にも力添えをできる力なのかと解釈が分かれますよね。

強みを端的に述べた後は、この強みはどういった種類のものなのか強みの補足をしましょう。

強みの補足の例
  • コミュニケーション能力→他者を巻き込む力
  • 協調性→立場が異なる人とも協力をすることができる力
  • 粘り強さ→困難なことがあっても諦めない力

③具体的なエピソード

面接官に自分の強みを理解し、納得してもらうためにはオリジナリティのあるエピソードが求められます。

話に強みの根拠となるストーリー性を持たせるのです。このエピソードによって他の就活生との差別化をさせることができます

使えるエピソード例
  • コミュニケーション能力→アルバイトで積極的に顧客に声かけをした
  • 企画力→文化祭実行委員会で来場者数UPのため綿密な計画をした
  • 粘り強さ→部活でレギュラーに入れない時でも自主練を重ねた
  • 問題提起力→海外ボランティアを通して社会課題を意識しボランティア団体を設立した

より強みの裏付けをしたいから「2個以上のエピソードを加えても良いのか」と悩む就活生もいるでしょう。

エピソードは1個というルールはありませんが、話す時間が長くなってしまう可能性と、PRしたい強みがばらけてしまう可能性があるので1つに集約することをおすすめしています。

課題→行動→結果の順で伝えよう

エピソードを伝えると言っても何から書いて良いのか迷ってしまいますよね。エピソードは取り組んだものを述べて、そこにあった課題を明確にしましょう。解決策として自分が取った行動は何か、どのような点を工夫したのかなど自分の考えや思いを全面的に出していきましょう。

そして数字を伴った結果を提示します。ここでの数字を用いる理由は客観的に見て解決されたか・改善されたかの指標になるからです。

  • 課題:部活動においてレギュラーと非レギュラーの部員のモチベーションが異なり、チームに団結力がない。
  • 行動:不満や希望を部員に聞くなど調査をおこない、自分の力を発揮する場所がないためモチベーションが低下していると突き止めた。その内容を受け、練習試合の数を増やすとともにオープン大会に参加できるような環境を醸成した。
  • 結果:部員1人1人のモチベーションがあがり、チーム一丸となった。

④仕事での活かし方

面接官は選考を通じて「この学生は入社後も活躍できるのか」を判断しています。つまり面接官が選考の場において学生から見出したいものは「再現性」です。

ということは自己PRで強みを述べて、その強みが今後企業においても発揮されるのか再現性を表す必要がありますね

自分の強みを入社後も発揮するという再現性を見せることは、企業があなたを採用することで得られるメリットを明示するということにも言い換えられます。

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就活生

御社の営業職としても強みである粘り強さを活かし売上アップに貢献します。

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就活生

周囲への細やかなコミュニケーション能力を活かし御社の事務職として誰もが効率的に働きやすくなる環境を提供したいです。

このように、過去に発揮した強みを仕事でも発揮する、すなわち再現するということを伝えましょう。

自己PRの書き方や例文をもっと見たいという学生はこちらのページも参考になりますよ。

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酒井 栞里

キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる

自己PRの構成では必ず課題を明確にしよう

やりがちな失敗として、エピソードを述べる際に課題への言及を抜かしてしまうパターンがあります。良い面を見せようと具体的な行動の部分のみ重点的に述べる学生もいますが、そもそもどのような課題があったのか明確でないと「なぜその行動をとったのか」がわかりません。エピソードを最大限にアピールできるよう、エピソードの構成は必ず「課題→行動→結果」の順で述べるようにしましょう。社会人になると課題解決力は非常に重視されるため、置かれた環境で何かしらの問題を発見できるということも、スキルとして十分なアピール材料になります。

志望企業の仕事内容まで踏み込んだ内容となる構成を意識しよう

他にも、強みの仕事への活かし方も具体的に伝えることが大切です。たとえば「営業職としてコミュニケーション力を活かします」と当たり障りのないことを言っても、他の学生と差別化は図れませんよね。その企業が具体的にどのような営業スタイルか深掘りすることが重要です。一口に営業職といっても、新規顧客を開拓する営業、既存の顧客をフォローするルート営業、テレアポ、飛び込み営業などそのスタイルは企業によってさまざまです。仕事内容や仕事スタイルまで踏み込み、その企業で自分の力をどう活かすのか述べられると、熱意が伝わり企業に印象づけることができますよ。

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【書類編】自己PRの構成のポイントと例文

【書類編】自己PRの構成のポイントと例文

自己PRの基本構成を踏まえ、実際に書き進めようとすると文字数が多すぎた、逆に全然埋められなかったなどと問題が出てきますよね。どの文字数であっても注意すべき点は各要所のボリュームです。

書類ごとに自己PRの変化させるべきポイントを解説していきます。ESと履歴書での違いがわからない学生は是非参考にしてくださいね。

ES:エピソードを盛り込んで書く

自己PRで求められる文字数は多くの場合、300~400字程度です。

400字という限られた文字数の中では自分の強みを発揮したエピソードに比重を置きます。5W1Hを忘れずに具体的にエピソードを盛り込むことで、強みに対する説得力がアップします

5W1H
  • Who(だれが) :バイトリーダーである自分が
  • When(いつ):大学生時代
  • Where(どこで):アルバイト先のカフェで 
  • What(なにを):レジ横にお菓子を配置した
  • Why(なぜ):売上アップのため
  • How(どのように):お客さんがついでにプラス1品購入できる導線を作った

例文 400字の自己PR

例文

私の強みは「積極性」です。何事も自分事として物事を捉えることができます。

大学1年生から現在にかけ個人経営のカフェでアルバイトをしています。お客様の来店客数の目標は達成していたのですが、客単価が上がらないという課題がありました。そこでバイトリーダーである私は客単価を上げるためにはプラス1品を頼んでもらう必要があると考えました。

まずレジ横の見やすい位置にクッキーなどお菓子を配置するほか、テーブルに「本日のおすすめ」という手書きのメニュー表を新たに加えました。また同時に周囲にも働きかけ、注文の際に一言お菓子類を紹介するようにオペレーション改善もおこないました。その結果客単価は1割増となり、目標客単価を突破することができました。

以上の強みを活かして貴社に入社後も何事も自分事として捉えて積極的に働きかけ、売上アップに貢献していきたいです。(369字)

この400字の例文では、まず結論である強み「積極性」をアピールできています。そして自分自身のエピソードを数字を用いて具体的に盛りこめているため、面接官に納得してもらいやすく伝わりやすい自己PRになっていますね。

400字の自己PRについてもっと学びたい学生は以下の記事を参考にしてくださいね。

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履歴書:要点を絞って簡潔に書く

履歴書はESよりも記入できるスペースが限られていることが多いです。そのため簡潔さが求められます。

履歴書では要点を絞り簡潔に書くことを心掛けましょう。文字数によっては、課題と結果を簡潔に伝えることでエピソードの部分のボリュームを抑えると良いかもしれませんね。

エピソードのボリュームの抑え方
  • 課題を一言で伝え、課題の背景までは伝えない
  • 結果は数字を用いて端的に伝える

面接官が「それはなぜ取り組もうと思ったの」「どういう工夫をしたの」など聞きたくなるような内容を意識しましょう。

以下の例文では200字を想定して紹介しますね。

例文 200字の自己PR

例文

私の強みは「積極性」です。私はカフェでバイトリーダーをしています。そのカフェでは客単価が低いという課題がありました。

私はもう1品を頼んでもらう必要があると考え、まず見やすい位置にお菓子を配置し、各卓にメニュー表を加えました。また周囲へ働きかけ、注文時のオペレーション改善もおこないました。その結果、客単価1割増となりました。

以上の強みを活かして貴社に入社後も積極的な働きかけで貢献していきたいです。(199字)

強みとそれを裏付けをするエピソードが要点を絞ってわかりやすく表現されていますね。限られた文字数の中では簡潔に表現することが大切ですよ。

100字の自己PRについてもっと学びたい学生は以下の記事を参考にしてくださいね。

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自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!

自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。

そんな就活生に活用してほしいのが最新の「自己PR作成ツール」です。AIが自己PRを自動生成してくれるため、ネタがなく悩んでいたり、忙しい就活生にはぴったりです!

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【面接編】自己PRの構成のポイントと例文

【面接編】自己PRの構成のポイント

書類では自己PRを問われなかったのに面接では聞かれるなんてことも少なくありません。書類でも面接でも構成は同じです。変えるべき点は各要所のボリュームだということを念頭に置いておきましょう。

自己PRを問われた際、時間指定がないときは1分以内が理想的です。聞いている側にストレスなく聞いてもらうためにも簡潔に述べましょう。

面接の自己PRにおいても構成と5W1Hを意識すると伝わりやすさが上がります。

  • Who(だれが) :副部長である自分が
  • When(いつ):大学生時代
  • Where(どこで):体育会バレーボール部で 
  • What(なにを):部員のモチベーションをあげた
  • Why(なぜ):関東大会で優勝するために
  • How(どのように):朝練の場を設けた、練習試合の機会を作った

30秒:強みを簡潔に伝える

30秒ではダイレクトに自分の強みを述べましょう。もちろん結論ファーストです。

そして課題と結果をより簡潔に伝えます。なぜ課題と感じたのか、どうして行動を起こしたのかなどの背景や考えは面接官から質問された際に話せると良いですね。また仕事での活かし方の部分も一言程度で済ませます。

30秒は短すぎると感じるかもしれませんが、面接官にあなたのことをもっと知りたいと思ってもらうチャンスです。30秒の自己PRでは基本的な構成に則り、200~250字を目安に作成しましょう。

例文 30秒の自己PR

例文

私の強みは「周囲を巻き込む力」です。学生時代、体育会バレーボール部の副部長として、部のモチベーションを上げてきました。

目標達成のためにチームが団結する必要がありました。そこで前年対比2割増となるよう練習試合を組み試合形式の場を設けモチベーションアップにつなげました。その結果、部として団結し底力もあがり関東大会では優勝をすることができました。

御社に入社後も、周囲を巻き込む力を発揮し貢献したいです。(171字)

「周囲を巻き込む力」という強みが簡潔に伝わりますね。バレーボール部での活動の中で何をおこないどんな結果になったのか概要を伝えることで、後から面接官が「なぜ・具体的にどのように」といった質問をしやすいようにしていまます。

人を巻き込む力を強みとしている人はこちらの記事を参考にしてください。

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例文12選! 「もっと知りたい」と思わせる自己PR30秒のまとめ方

1分:数字などを用いてエピソードに説得力を持たせる

1分で話せる文字数は300~400字が目安です。どんな経験や課題があったのか、そして課題に対してどんな行動を起こし、その結果どうなったのか数字を用いて具体的に表現しましょう。数字を用いることで客観的に判断しやすくなり、内容に説得力を持たせることができます

この300~400字は書類で求められる自己PRと同じくらいの文字数です。基本的には面接で自己PRや志望動機をたずねねられた際には書類の内容に沿ったもので問題ないと言われています。

しかし注意点としては書類の内容を丸暗記して話すようなことがないようにしてくださいね。また1分は短いからといって焦って早口にならないよう、声は大きくはっきりと話すことを心掛けましょう。

例文 1分の自己PR

例文

私の強みは「周囲を巻き込む力」です。目標達成のために周囲へ働きかけることができます。

学生時代、関東大会優勝という目標を掲げる体育会バレーボール部の副部長として、43名の部員のモチベーションを上げてきました。課題だと感じたことはレギュラーになれない部員のモチベーションです。試合に出る機会がないため、練習をサボりがちになる部員もいました。

私は目標達成のためにチーム一丸となる必要があると考えました。そこで自由参加の朝練の場を設けました。部員に話を聞くと「試合形式の場がほしい」という声が多くありました。そのため前年対比2割増となるよう練習試合を組む他、オープン大会の情報を入手しました。その結果、チーム一丸となることにつながり、部としての底力もあがり関東大会では優勝をすることができました。

以上の強みを活かし、御社に入社後も、チームメンバー全員の方向性を揃えて目標達成のため貢献したいです。(394字)

「前年対比2割増となるよう練習試合を組む」というふうに数字を用いてエピソードに説得力を持たせてありますね。また課題や自分の考え、課題解決のための行動がわかりやすくなっています。

自己PRを1分でしたい人はこちらの記事もみてくださいね。

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3分:エピソードを深掘りしてより具体化する

3分も話せないし、まとまりがなくなりそうと感じても、自己PRの構成を理解していれば大丈夫です。

3分の自己PRでは、よりエピソードを深掘りして具体的にしていきます。自分が何を感じたのか、どのように工夫したのかなど自身の感情や行動も盛り込んでいきましょうね。エピソードの深掘りのやり方は「なぜ、どのように」と自問自答を繰り返していくことがコツですよ。

エピソードの深掘りの方法
  • なぜ課題だと感じたのか
  • なぜ課題が発生したのか
  • なぜ課題解決のための行動をとったのか
  • どのようにすれば課題が解決できるのか
  • 課題解決をする際にどのような苦労があったのか
  • なぜその結果になったのか

3分は800~1000字が目安の文字数です。「3分で自己PRをしてください」と言われたら緊張するのではなく、むしろ自分の魅力を最大限伝えることができるチャンスと捉えてくださいね。

3分の自己PRはエピソードを深掘りしてより具体化することを意識していきましょう。

例文 3分の自己PR

例文

私の強みは「周囲を巻き込む力」があることです。目標達成のために常に周囲へ意識を払うことはもちろん、一人一人に対しても細やかに働きかけることができます。

私は学生時代、体育会バレーボール部の副部長として活動を続けています。部長のサポートの他、43名の部員のモチベーションを上げてきました。私が所属するバレーボール部では関東大会優勝という目標を掲げ、週6日練習に励んでいます。

43名の部員がいるため、人それぞれモチベーションは異なります。とりわけ私が課題だと感じていたことはレギュラーになれない2軍3軍の部員のモチベーションについてです。試合に出る機会がほとんどないことはもちろん、普段の練習においても試合形式になると見ているだけになってしまうという場面も多々ありました。そのため当然、やる気は下がり練習をサボりがちになる部員もいました。

私は関東大会で優勝するためにはチーム一丸となるとともに、部としても底力をあげる必要があると考えました。そこで2軍3軍の部員でも自由に動くことができる練習の場を設けたいと思い、私自身が率先して自由参加の朝練の場を設けました。実際に2軍3軍の部員に聞き込み調査をしたところ「試合形式の場がほしい」という声が多くあることに気づきました。そのため他大学に積極的に連絡をしてより多くの人が練習試合の場を経験できるように練習試合の場を前年対比2割増となるよう練習試合を組みました。さらに誰でも自由に参加できるオープン大会の情報を入手することを心掛け、その情報を部全体に提供しました。

その結果、練習試合に参加できる部員も増え、さらに自らオープン大会にも参加する部員が増えました。これらの結果は部員一人一人のモチベーションがあがり、チーム一丸となることにつながりました。そして部としての底力も当然あがり関東大会では優勝をすることができました。

以上の強みを活かして、御社の総合職として入社後も、最初は地道に努力を続け、未経験ながらも周囲を巻き込むということを忘れずに仕事を遂行いたします。またよりコミュニケーションが円滑なチームを形成するために積極的に周囲へ働きかけることで、チームメンバー全員の方向性を揃えて目標達成を目指し貢献していきたいです。(931字)

どのような課題があると感じ、その課題解決のための行動をより具体的に表現していますね。「聞き込み調査をした」などエピソードが具体的になることでストーリーが面接官に伝わりやすくなり、他の就活生と差別化ができますよ。

清水 沙也香

キャリアアドバイザーコメント清水 沙也香プロフィールをみる

書類での構成は面接官に「詳しく聞きたい」と思ってもらうことを意識しよう

自己PRの構成について、書類と面接にはそれぞれ違いがあります。

書類では、他の学生の自己PRに埋もれないよう企業の目を惹くような構成にする必要があります。企業の目を惹くには、この記事でもお伝えした通り、まずは結論である強み、そして強みの補足、具体的なエピソード、仕事での活かし方を順に伝える構成を意識しましょう。書類において重要なことは、要点を簡潔かつ的確に書くこと、また情報を伝えすぎないことです。伝えたいことをすべて盛り込んでしまうと書類だけで完結してしまい「面接で詳しく聞きたい」と思ってもらえない可能性もあります。情報量を減らし要点のみ伝えることで興味を惹き「実際に会ってみたい」と企業に思ってもらえるでしょう。

面接での構成はストーリー仕立てを意識しよう

面接では、書類で伝えられなかった部分までしっかりと述べましょう。ポイントは、ストーリー仕立ての構成を意識することです。要点のみを淡々と述べられても話が頭に入りづらいため、企業に興味をもってもらいづらくなります。面接では情報を減らすというよりも「面白い」「ぜひ入社してほしい」と企業に感じてもらえるような構成にすることで興味を惹きましょう。

このように、書類と面接では自己PRの構成の活かし方が異なります。とはいえ根本的に「企業の興味を惹く」という点は同じです。自分の自己PRは適切な構成になっているか、今お伝えした話を参考にしながら常に客観的な視点でチェックしてみてくださいね。

自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!

自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。

そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけ裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します

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自己PRの正しい構成を知り最大限の魅力を面接官に伝えよう

自己PRの構成次第で他の就活生との差がでてきます。 結論ファーストかつ具体的にエピソードを盛り込み、オリジナリティのある自己PRを作成しましょう。

また自己PRの構成を知ることは、就活において優位に働きます。他の質問へのアレンジしやすくなるだけでなく、面接で想定外の質問が来ても自己PRの構成の通り結論とエピソード、そして今後への活かし方を述べれば多くの質問にもわかりやすく答えることができるでしょう。

自己PRの構成がいかに重要か理解し、書類・面接ごとの組み立ての違いを踏まえて自己PRをする際は自信をもって臨んでくださいね。

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