目次
- Web履歴書でも写真の提出は必要!
- どうしてデータで写真の提出をおこなうのか
- 履歴書の提出がWeb提出になったため
- 人柄を判断する際の参考にするため
- 面接時に学生の顔を確認するため
- 写真データの提出がもとめられる3つのパターン
- Web履歴書に直接添付する
- エントリーフォームにて写真をアップロードをする
- メールにて写真データを送信する
- 就活に使う写真は必ずデータで保管しておこう!
- 写真をデータで用意する際の3つのおすすめ方法
- 写真館を使う方法
- 証明写真機を使う方法
- アプリを使う方法
- 証明写真を撮るときに気をつけるべきポイントを紹介
- 髪型・髪色
- 服装
- 表情
- メイク
- アクセサリー
- 姿勢
- 証明写真データの「後から加工」は基本NG!
- 写真データで用意する際におすすめできない方法とは?
- 写真をスキャンしてデータ化する
- スマホで撮影した写真を証明写真としてデータ化する
- 写真をデータで送る前に確認すべき4つの項目
- 画像サイズ
- ファイル形式
- ファイルサイズ
- 画質
- Web履歴書に画像を添付する方法を解説!
- Word編
- Excel編
- 証明写真以外にも「あなたらしい写真」の提出をもとめられることも!
- 「あなたらしい写真」とは
- 「あなたらしい写真」を選ぶポイント
- サイズが大きくて添付できない! おすすめの圧縮方法を紹介
- 撮影をおこなった写真館でサイズを変更する
- 画像編集ソフトでピクセルを変更する
- Web履歴書でも写真を送ることがマナー! 適切な写真で好印象を獲得しよう
Web履歴書でも写真の提出は必要!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活のエントリーが始まると学生から、
「Web履歴書の写真はどうやって用意すればいいんですか?」
「どのような写真が通過しますか?」
といった相談を受けます。
紙の履歴書を送るのではなく、就活サイトや企業のエントリーフォームにて履歴書をデータで送る機会が増えてきました。その影響もあり、履歴書に添付する証明写真や企業から指定される自由写真もWebを介してデータで送るケースが多くなったかと思います。
履歴書の写真はあなたの第一印象を決める重要な要素の一つです。こちらの記事では、履歴書用の写真データの準備方法はもちろん、おすすめの撮影方法、マナー、注意点などについて、詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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どうしてデータで写真の提出をおこなうのか
まずはなぜデータにて写真を送る必要があるのかを確認しましょう。企業側の狙いを知ることで、写真データを用意する際に用途に合ったものを用意することができるようになります。
履歴書の提出がWeb提出になったため
履歴書をWeb上にて提出する機会が増えたことが理由の一つと挙げられます。ではなぜ紙媒体の履歴書から、Web上にて提出する履歴書が主流になってきたのでしょうか。
採用の募集が始まると、企業には多くの学生から履歴書が送られてきます。その際に、紙の履歴書にてエントリーを募集していると、量もかさばりますし、何より履歴書を確認する作業や学生の情報を管理することに手間がかかります。
また、応募する学生側も紙媒体の履歴書よりも気軽にエントリーができるWeb履歴書の方が手間もかからないため、結果エントリー者数を増やす要因にもつながります。
WEB履歴書として、OpenESを活用する企業も増えています。OpenESについて知りたい学生はこちらの記事を参考にしてください。
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人柄を判断する際の参考にするため
履歴書を提出する際には証明写真の提示がもとめられます。それは、Web履歴書になっても変わりません。証明写真を提示する理由は、エントリーをした学生の人相を確認するだけでなく、どのような人柄なのかを判断する要素としても用いられます。
たとえば、データにて提出する場合は、指定されたサイズになっているか、色味や解像度は相手に見えやすいものになっているかなどが見られています。データの提出一つとっても、このような視点から「ルールを守れる人材なのか」など、人柄を判断されることがあります。
人柄を判断するために、証明写真だけでなく自己PR用の写真をもとめる企業もあります。その場合の対策はこちらの記事で解説していますので、ぜひ併せて参考にしてみてください。
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面接時に学生の顔を確認するため
履歴書が通過すると面接をおこなうことが多いですが、その際に面接に来た学生が本人であるかを確認するために、企業は履歴書を提出する段階から写真の提出をもとめます。
近年は一次面接や二次面接をWeb上でおこなうオンライン面接を採用する企業も増えてきました。オンライン面接はリアルでおこなう面接よりも、双方の人柄や雰囲気、表情が伝わりにくくなるというデメリットがあります。そのような影響もあり、データで送る証明写真などの学生の表情がはっきりと見える資料の需要は高まっていると考えられます。
履歴書の書き方に関してはこちらの記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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写真データの提出がもとめられる3つのパターン
写真データの提出がもとめられる方法は基本的に3パターンあります。提出するパターンによっては、写真データの用意の仕方も変わってくるため、どのようなケースがあるのか押さえておきましょう。
Web履歴書に直接添付する
Web履歴書に直接添付するパターンでは、紙媒体と同様の形式、内容の履歴書の証明書欄に写真を貼り付ける方法となります。
使用しているソフトによって貼り付け方は異なりますが、枠が指定されている場合は、パソコンなどに取り込んでいる写真データのサイズを調整またはトリミングをして、枠内に収める必要があります。
エントリーフォームにて写真をアップロードをする
企業の採用ページからエントリーをおこなうと履歴書を提出する代わりにエントリーフォームの入力をもとめられることがあります。エントリーフォームで問われる内容は、通常の履歴書と大差ありませんが、写真を提出する際は履歴書とは形式が異なります。
エントリーフォームで写真を提出をする場合は、「ファイルをアップロード」などと表示されている箇所に写真データを添付する必要があります。その際には、ファイル形式の指定や添付できる写真の容量の指定などがあるため注意が必要です。用意した写真データが指定された形式と異なる場合は、自身でデータを変更または編集する必要があります。
メールにて写真データを送信する
企業によっては、紙媒体の履歴書をデータ化したものの提出をもとめられるケースもあります。そのような場合には、写真をデータで提出するのではなく、実際の写真を履歴書に貼り付けてから、スキャンなどをおこないデータ化する必要があります。
そのほかにも、Web上で提出した履歴書とは別に、写真のみ別途メールにて提出してほしいと言われるケースもあります。メールにて送信できるファイルサイズには上限があるため、場合によっては写真データの編集をおこなう必要が生まれます。
履歴書をPDF化しデータで送る方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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就活に使う写真は必ずデータで保管しておこう!
昨今の就活では個人情報保護の視点や管理のしやすさなどの影響で、就活で用いる写真をデータで提出する機会が増えています。そのため、証明写真など就活で使用する写真は必ずデータで保管するようにしましょう。
データで保管をすると提出の際にいちいち写真をスキャンしてデータ化する必要もなくなりますし、なにより一度撮った写真を何度も使用できるという点は、複数の企業へ履歴書を送る学生にとっては魅力的なメリットといえるでしょう。
仮にデータではなく、実際の写真が必要になった場合でも、コンビニや写真館にてデータから現像することもできます。
写真をデータで用意する際の3つのおすすめ方法
就活生
キャリアアドバイザー
写真データを用意する方法は3種類あります。それぞれメリット・デメリットがあるため、自分に適した方法を選ぶと良いでしょう。
写真データを手に入れる方法は、写真館・証明写真機・アプリなどがあります。どのほうほうが自分に合っているのか、ぜひ確認してみてください。
写真館を使う方法
写真館には、就活に特化した証明写真を撮影するプランや「あなたらしい写真」などの自由写真を撮影するプランなどがあります。
被写体によって明るさを調整したり、姿勢や表情をプロ目線で確認してもらえます。加えて、ヘアセットやメイクなどもお願いすることができるため、自分だけでは用意することが難しい完成度の高い写真を撮ることができます。
メリット・デメリット
・プロのカメラマンが撮影をしてくれる
・姿勢や表情のレクチャーをもらえる
・志望業界に合わせたヘアセットやメイクをしてもらえる
・スーツのレンタルができる
・撮影後に肌質や輪郭などの細かい修正をしてもらえる
・他の撮影方法と比べると料金が高い
・基本的には予約が必要になるため、すぐに写真が必要な時には利用できない
証明写真機を使う方法
証明写真機は駅や街中などに設置されているため、見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。証明写真機の中には、撮影したものをスマホにダウンロードができる機種もあるため、証明写真機を使用する際は必ず性能を確認するようにしましょう。
メリット・デメリット
・低価格で写真データを用意することができる
・設置台数が多いため、必要な時にすぐに撮影できる
・美白補正などの修正をしてもらえる
・写真館に比べるとクオリティが下がってしまう
・メイク・髪型・スーツを自分で用意する必要がある
・良い写真・悪い写真を自分で判断する必要がある
アプリを使う方法
スマホのアプリでも証明写真の写真データを用意することができます。証明写真を撮影する専用のアプリでは顔の位置などの撮影方法の背景や明るさ、肌質なども自分で修正することができます。
写真データを用意する費用がかからない一方で、写真館や証明写真機などとは撮影する環境が異なるため、自力で光の加減やカメラを固定するための機などを用意する必要があります。
メリット・デメリット
・自宅で撮影することができる
・撮影後に自分で顔の位置や背景などを修正することができる
・費用がかからない
・写真館・証明写真機と比べるとクオリティが下がってしまう
・撮影時の光の調整などを自分で準備する必要がある
・スマホスタンドや三脚などの準備が必要になる
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
就職活動が本格化してしまうと写真を撮ることにまで手が回らなくなる恐れがあります。とはいえ、あまりにも早く撮影をしてしまうとその写真が使えなくなるリスクもあるので覚えておきましょう。たとえば、多くの企業では「3ヶ月以内に撮影をしたもの」など、撮影期限を指定しています。少しくらいバレないだろう、と思っても3ヶ月で髪の毛はある程度伸びますし、人によっては体重の増減によって顔の印象も変わってくるため注意が必要です。
また、就活が長期化して新たにエントリーをする場合にも「3ヶ月」期限を超えてしまうケースがあります。そのような場合には、新たに写真を撮り直す必要があるかもしれません。このようなリスクを回避するためにも、就活用の写真は本格的なエントリーが始まる少し前に撮るようにしましょう。
証明写真のデータ化に関しては、こちらの記事でも紹介しています。併せて確認すると良いでしょう。
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証明写真のデータ化ってどうする? 具体的な手順やメリットを解説
証明写真をデータ化しておくと就活の際に役立ちます。今回は証明写真をデータ化する方法やメリットを紹介していきます。データ化した証明写真を使う際の注意点についてもキャリアアドバイザーが解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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証明写真を撮るときに気をつけるべきポイントを紹介
写真データは使いまわすことができるため、一度で適切な写真を撮影し、使い続けたいですよね。そのためにも、証明写真を撮影する前にどのような点に気をつけるべきなのか、ポイントを把握しておく必要があります。もうすでに証明写真を撮影している学生も、ぜひ自分の写真が適切なものであるか、下記項目を確認してみましょう。
髪型・髪色
証明写真では清潔感のある写真が好まれる傾向にあります。髪型や髪色が不適切な場合、印象が悪くなってしまう要因にもなるので注意が必要です。
髪型に関して、髪の短い人はワックスやスプレーなどで整え、髪の長い人はヘアピンやゴムなどでまとめると良いでしょう。髪色に関しては、無難な黒髪をおすすめします。着色している場合でも、落ち着きのあるダークグレー程度の髪色に押さえるようにしましょう。
キャリアアドバイザー
髪型のおすすめは、額を出すスタイルです。額を出すと相手に好印象を与えられるとされているので、ぜひ挑戦してみてください。
就活における髪型に関しては、こちらの記事でも詳しく解説しています。興味のある学生は併せて確認してみましょう。
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服装
証明写真ではスーツを着用するようにしましょう。また、撮影をする前には必ず汚れやしわがないかを確認するようにしましょう。
証明写真では被写体の表情を明るく撮るために光が当てられます。そのため、スーツに汚れやしわがある場合は、通常の撮影以上に目立ってしまいます。スーツはアイロンをかけ、汚れはテープなどで取るようにしましょう。
表情
表情は印象を決める重要な要素となります。相手に好印象を与えられるような、明るく自然な表情を意識しましょう。
- 普段よりもまぶたを持ち上げる
- 微笑む程度に口角を上げる(歯は見せない)
- 少し顎を引く
相手に好印象を与えるためには無表情ではなく、違和感がない程度に微笑むと良いでしょう。可能であれば証明写真を撮影する前に表情を作る練習をすることをおすすめします。
メイク
証明写真を撮影する際には、就活用のメイクをする必要があります。普段のメイクや派手すぎるメイクは控えるようにしましょう。
就活用メイクは清潔感のあるナチュラルなものが好まれるとされています。証明写真を撮影する際はフラッシュなどの強い光が当たるため、ナチュラルメイクでないと白飛びしてしまったり、逆に暗くなりすぎるケースもあります。ベースメイクをしっかりと整え、血色感のある色味を意識すると良いでしょう。
また、男性も証明写真の撮影時にはメイクをすることをおすすめします。最近は男性用化粧品もドラッグストアなどで販売されているため、シミやニキビ跡を隠すことができるコンシーラーなどに挑戦してみましょう。
アクセサリー
ピアスやネックレスなどのアクセサリーは基本的に外してから写真を撮るようにしましょう。アクセサリーは個性を際立たせるおしゃれなアイテムですが、就活においては悪目立ちしてしまう要因になる可能性があるでしょう。
ピアス穴が気になる学生は、医療用テープやコンシーラーで隠すと証明写真を撮った際も目立ちにくくなるためおすすめです。
姿勢
表情。髪型、服装と同じくらい重要になってくるのが姿勢です。自分では意識していなくても、重心が左右に傾いていたり、背中が丸まってしまうことがあります。姿勢の悪い証明写真は、相手に卑屈な印象を与えるだけでなく、顔に光が当たりにくくなってしまう要因になるでしょう。
- 横から見て耳と肩がまっすぐに揃うように背筋を伸ばす
- 胸を張って背中が丸まらないようにする
- 顎を少し引く
- 肩の力を抜く
写真館では都度姿勢を指摘してもらえますが、証明写真機やアプリで撮影をする際はガイドラインに沿って自身で調整をする必要があります。
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学生のみなさんは、相手の身なりや見た目から「この人はこういう人だろうか」と無意識のうちに人を判断した経験はあるでしょうか。このような言語・視覚・聴覚情報を基に外見的印象で無意識のうちに相手を判断してしまう人間の特性のことを心理学では「メラビアンの法則」といいます。
「メラビアンの法則」では、人とコミュニケーションを取るときに目から入る情報が半分以上の割合で判断に影響を与えているとされています。つまり、就活における写真も面接官の目に入る最初の情報として、相手の印象を見定める重要な判断材料の一つであるといえるでしょう。
このように書くと「生まれ持った外見は変えられないじゃないか」と思われてしまうかもしれませんが、そうではありません。印象とは単に骨格などに対して「美人である」などを評価しているわけではなく、姿勢や雰囲気、声色などから「誠実そうだ」「元気そうだ」「落ち着きがありそうだ」と人の性格を想像していることも多いでしょう。
写真には企業が学生のことを知る手がかりがいくつも散りばめられています。写真の重要性をきちんと心得て、撮影をおこないましょう。
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実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。
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証明写真データの「後から加工」は基本NG!
写真データはさまざまなアプリで加工することができますが、基本的に証明写真のデータを後から加工することは、相手に不自然な印象を与えてしまう要因にもなるので控えるようにしましょう。
写真館や証明写真機で撮影した写真は、すでに違和感がないように明るさや肌質などの加工・修正がされています。そのため、それ以上の加工をおこなうことは、せっかくの自然な修正を台なしにしてしまうことになります。
キャリアアドバイザー
撮影した日のコンディションによっては、どうしても納得がいかないこともあるでしょう。その場合は、自分で加工をするのではく、もう一度撮り直すことをおすすめします。
写真データで用意する際におすすめできない方法とは?
写真データを用意する際は写真館や証明写真機などがおすすめですが、一方でお勧めできない方法もあります。就活でもとめられる写真は学生の表情や人柄が分かるような写真です。
そのため、画質が荒くなってしまうような方法で写真データを用意することは控えるようにしましょう。
写真をスキャンしてデータ化する
現像されている写真をスキャンをしてデータ化することは、できるだけ控えるようにしましょう。現像されている証明写真などをスキャンをおこなうと、画質が悪くなる・写真が歪むなどが起きてしまう可能性があります。
「あなたらしい写真」などの自由写真に用いる写真データを用意する際に、現像されている写真をスキャンしてデータ化する場合は問題ありませんが、現像されている証明写真をスキャンしてデータ化することは控えるようにしましょう。
スマホで撮影した写真を証明写真としてデータ化する
アプリなどを使用せず、スマホのノーマルカメラで撮影した写真を証明写真としてデータ化することは控えるようにしましょう。
スマホのトリミング機能などを用いて、撮影した写真を証明写真のサイズに編集することは可能ですが、背景や明るさなどを調整することは難しいでしょう。
そのような撮影・データ化した証明写真は、相手に「てきとうに応募してきた」と悪印象を与えてしまう要因になります。手間とお金はかかってしまいますが、写真館や証明写真機で撮影し、データ化するようにしましょう。
写真をデータで送る前に確認すべき4つの項目
就活生
写真データを送る際に気をつけるべきポイントはありますか?
キャリアアドバイザー
写真データを送る際には、画像サイズやファイル形式などを確認する必要があります。不適切なデータの場合は、データを送信できないだけでなく、受け取った相手の印象を下げてしまうことにつながるでしょう。
写真データを送る際には、企業側から画像サイズやファイル形式などを指定されていないか確認する必要があります。企業からの指定を守らずデータを送ってしまうと「ルールを守れない」「マナーがない」など、企業からの印象を下げてしまう要因になってしまうため、注意が必要です。
画像サイズ
- 画像サイズ:画像の大きさを表す。大きさを表す単位は「cm」や「mm」ではなく、「pxel(ピクセル)」という単位が用いられる。
企業によっては写真データを提出する際、「○○ピクセル × ○○ピクセル」というように指定されることがあります。
Web履歴書で指定される証明写真の画像サイズは、「560pixel × 420pixel」または「600pixel × 450pixel」が多く、タテ:ヨコ比率が4:3の形式がほとんどです。提出する際は必ず画像サイズを確認してから、提出するようにしましょう。
ファイル形式
- ファイル形式:ファイルの種類を表す。アプリケーションやOSによって、ファイルの種類(形式)が異なる。
画像サイズと同様に、ファイル形式も指定されることがあります。指定されたものと異なるファイル形式で提出をおこなうと、企業側がデータを確認することができない可能性があります。
基本的に写真データは「jpg」または「png」と指定されることが多いでしょう。写真館などでデータをもらう際には、「jpgまたはpngのファイル形式で欲しい」と伝えておくと良いでしょう。
ファイルサイズ
- ファイルサイズ:コンピューターで扱うファイルの容量のこと。単位としてはKB(キロバイト)・MB(メガバイト)・GB(ギガバイト)などが存在する。
ファイルサイズが指定された場合は、指定されたファイルサイズ以下でデータを送信する必要があります。ファイルサイズを超えてしまうと、データを送信できないなどの問題が起きてしまうため、注意が必要です。
ファイルサイズが大きい場合は「ファイルサイズの圧縮」などをおこない、サイズを落とす必要があります。4kなどの高画質で撮影した写真はファイルサイズが大きくなる傾向にあるため、必ず確認しましょう。
画質
- 画質:映像の質を表す。画素数・解像度などが関係しており、これにより画像が鮮明かつ綺麗に見えるかが変わってくる。
画像サイズやファイル形式、ファイルサイズを確認したあと、写真データが綺麗に見ることができるか画質を確認するようにしましょう。
企業の指定に合わせてファイルサイズなどの変更をおこなっていると、画質が粗くなってしまい、写真の線がぼけてしまう可能性があるので、最終チェックとして画質の確認もおこなうと良いでしょう。
Web履歴書に画像を添付する方法を解説!
Web履歴書を提出する際に、データで作成した履歴書に画像を貼り付けてから提出をおこなうケースがあります。データを作成したソフトによって、画像の貼り付け方は異なるため、ぜひ参考にしてみてください。
Word編
- 写真データをパソコンに取り込む
- WordでWeb履歴書を開く
- Wordの上タブより「挿入」→「画像」を選択
- 取り込んだ写真データを選び「挿入」
- サイズを調整し、指定の箇所に配置する
上記の方法はあくまで一般的なやり方です。テンプレートの仕様によっては、添付の方法が異なる場合があります。
Excel編
- 写真データをパソコンに取り込む
- ExcelでWeb履歴書を開く
- Excelの上タブより「挿入」→「図」→「画像」を選択
- 取り込んだ写真データを選び「挿入」
- サイズを調整し、指定の箇所に配置する
Wordと同様に上記の方法は一般的な添付方法です。Web履歴書の形式によっては、貼り付け方が異なる場合もあります。
証明写真以外にも「あなたらしい写真」の提出をもとめられることも!
就活生
企業から「あなたらしい写真」のデータ提出をもとめられたけど、何を提出すればいいのだろう…。
企業から提出をもとめられる写真データの多くは証明写真のケースが多いですが、企業によっては「あなたらしい写真」などの自由写真を指定されることがあります。では、「あなたらしい写真」とはどのような写真のことを指すのでしょうか。選び方も含め、くわしく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
「あなたらしい写真」とは
「あなたらしい写真」とは企業が学生の人柄などの人間性などをより深く理解するための参考資料として提出をもとめるものになります。そのため、本人確認をおこなう証明写真とは異なり、自己PR的な要素が含まれています。
「あなたらしい写真」を選ぶポイント
企業は「あなたらしい写真」を通じて、学生の人柄・性格・長所・強み・個性などを確認します。そのため、企業側の目的に沿った写真を選ぶ必要があります。「あなたらしい写真」は書類選考の審査対象になるため、自分らしさを前面に押し出すことができる写真を用意するようにしましょう。
エピソードを添えられる写真を選ぼう
「あなたらしい写真」は面接時にも用いられることがあります。提出された写真に関して質問をされるため、ガクチカや自己PRにつながるようなエピソードトークを添えられる写真を選ぶと良いでしょう。
一般的な「あなたらしい写真」で用いられるシチュエーションとしては、部活・趣味・サークル・アルバイト・習い事などが挙げられます。
表情が見える写真を選ぼう
写真を選ぶうえで気をつけたいポイントの一つとして、自分の表情が見える写真であるかが重要になってきます。「あなたらしい写真」の目的は応募してきた学生をより深く理解することにあります。そのため、写真の主人公である学生が小さく映っていたり、表情がみえにくい写真は趣旨に反してしまいます。
とくに部活やサークルなどの大人数が集まっている写真では、応募してきた学生が誰なのかがわかりにくくなってしまいます。「あなたらしい写真」の提出をもとめられた際には、自分単体で映っている写真を選ぶようにしましょう。
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楽しそうな写真や物事に真剣に取り組んでいる写真は、その人の素の姿を想像しやすいので印象にも残ります。
しかし、過去に戻って写真を撮り直すことは難しいため、ただ棒立ちでピースサインをしている写真などあまり人と差別化ができそうにない場合には言葉で状況を説明できるようにしておきましょう。その他にも写真の補足説明として、ESの趣味の欄などに写真関連の話題を記載し、自身の希少な経験や自分のキャラクターをアピールすることもありでしょう。
また、あまりにもインパクトを出そうとしすぎてSNSにアップする感覚で美白補正などの補正をしすぎてしまうと、「自己主張が強い人なのかな」「承認欲求が高いのかな」などネガティブな印象を持たれてしまう可能性もゼロではありません。「盛る」のではない自分らしさをアピールしてください。
サイズが大きくて添付できない! おすすめの圧縮方法を紹介
写真データを提出する際にファイルサイズが大きく、添付・送信することができないケースがあります。高画質の写真はファイルサイズも大きくなる傾向にあります。
ファイルサイズが大きい場合は「圧縮」という作業をおこなう必要があります。こちらでは圧縮方法について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
撮影をおこなった写真館でサイズを変更する
写真館で撮影をした場合は、追加料金でファイルサイズを変更してもらうことができます。自分でサイズの変更をおこなうと、画質などが悪くなる恐れがあるため、可能であれば写真館に依頼することをおすすめします。
画像編集ソフトでピクセルを変更する
専用のソフトやパソコンの機能を使えば、自力でファイルサイズを圧縮することができます。
- 圧縮したい画像を選択
- 「名前を付けて保存」からファイル形式を変更
- 「jpeg」を選択
- ファイルサイズが小さくなっていることを確認する
そのほかにも、無料の画像圧縮サービスなどもあるため、興味のある学生はぜひ検索してみましょう。
Web履歴書でも写真を送ることがマナー! 適切な写真で好印象を獲得しよう
Web履歴書では紙媒体の履歴書と同じように、証明写真をデータで送ることがマナーとなっています。多くの企業では写真データのサイズや形式などの指定があるため、送信する前は必ず確認するようにしましょう。
履歴書の写真は選考に大きく影響します。企業側の目的を理解しマナーを守ったうえで、適切な写真を送るようにしましょう。
写真データを用意したいのですが、どこで撮影をするべきでしょうか。