図書館の仕事は7つに分けられる! 司書資格の必要性と注意点を解説

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図書館の仕事は7つに分けられる! 司書資格の必要性と注意点を解説

目次

  1. 図書館で働きたいなら仕事内容と資格の必要性の理解が必須! 
  2. 図書館には種類がある! それぞれの特徴を知ろう
  3. 公立図書館
  4. 私立図書館・専門図書館
  5. 大学図書館
  6. 学校図書館
  7. 図書館職員の7つの仕事内容
  8. ①受付カウンターでの接客
  9. ②配架・書架整理
  10. ③蔵書点検
  11. ④選書
  12. ⑤イベント企画・運営
  13. ⑥広報活動
  14. ⑦館内管理
  15. 図書館で仕事をするのに資格は必須ではないところが多い! 
  16. 図書館への就職を有利に進めたい人は「司書資格」がおすすめ
  17. 司書資格を取るには2つの方法がある
  18. 図書館で働きながら司書資格を取得することも可能
  19. 本×接客の特長が満載! 図書館の仕事の3つのやりがい
  20. ①専門性の高い仕事のためスキルアップがわかりやすい
  21. ②利用者から直接感謝の言葉をもらえる
  22. ③本に対する知識が深まる
  23. 忍耐力も必要! 図書館での仕事で大変なところ3選
  24. ①幅広い知識を得るために常に勉強をしなければならない
  25. ②裏方の作業時間が長く体力が必要な仕事が多い
  26. ③利用者に対して根気強い対応がもとめられる場合もある
  27. 図書館の仕事の将来性は専門性を高められるかがカギになる! 
  28. 今後は「人と人」だからこそのサービスがもとめられる
  29. 将来的には司書資格+αが求められる可能性が高まる
  30. 本好きは前提? 図書館の仕事に向いている人の4つの特徴
  31. ①本や図書館の空間が好きな人
  32. ②コミュニケーションを取ることが好きな人
  33. ③事務的な作業が好きな人
  34. ④企画立案に興味がある人
  35. 民間企業とはどう違う? 図書館職員の求人の探し方
  36. 求人サイトで「図書館」と検索する
  37. 図書館の掲示板やホームページを見る
  38. 図書館に特化した求人サービスを利用する
  39. 図書館職員を目指すうえで注意してほしいポイント
  40. 国公立図書館の正規雇用職員は公務員試験の受験が必要
  41. 正規雇用の数が少なく契約社員・派遣社員からのスタートも多い
  42. これだけは押さえて! 図書館の仕事に就くための選考対策
  43. ①なぜ図書館に就職したいのかを明確にする
  44. ②仕事内容を理解してどのような強みが活かせるかアピールする
  45. ③志望する図書館のイベントや取り組みを理解・体験する
  46. 図書館の仕事への理解を深めて希望する職場の内定を獲得しよう! 

図書館で働きたいなら仕事内容と資格の必要性の理解が必須! 

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。図書館司書に興味がある学生から、

「図書館職員ってどのような仕事をしているんですか? 」

「司書資格がないと、図書館には就職できないのでしょうか? 」

と、よく質問されます。利用者の視点では、図書館の仕事は基本的に受付カウンターでの接客業務のイメージが強いかもしれませんが、本の整備に関する業務もたくさんあります。図書館業務の全体像を知らずに選考を進めてしまうと、就職後にミスマッチが起きる可能性もあるので、まずは仕事内容の理解を深めましょう。

この記事では、図書館の仕事内容を大きく7つに分けて、それぞれの業務について紹介します。また、図書館への就職でよく質問される「司書資格」の必要性や就職先の探し方についても解説するので、本にかかわる仕事の選択肢の1つとしてぜひ参考にしてみてくださいね。

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図書館には種類がある! それぞれの特徴を知ろう

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キャリアアドバイザー

そもそも図書館にはいくつか種類があることを知っていますか? 

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就活生

図書館の種類ですか……。考えたこともなかったですね。

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キャリアアドバイザー

図書館の種類によって業務の方針や内容が少し変わることもあるので、まずは図書館の主な種類について知りましょう。 

図書館は大きく分けて4つに分類できます。基本的な業務は同じですが、実はそれぞれの図書館によって業務のどこに重きを置くのかが多少変わります。

まずは図書館の種類とその特徴を紹介するので、どのような環境で働きたいかを想像しながら読んでみてくださいね。

公立図書館

公立図書館とは、国や地方自治体が設立・運営する図書館のことです。各市区町村に設置されている地域の図書館は、基本的にこの公立図書館に分類されます。

公立図書館の特徴は利用者の年代層の広さです。小さな子どもから大人、年配の方まで、その地域の住民であれば誰でも利用できるので、利用者にあった臨機応変な対応がもとめられます。

地域イベントや移動図書館車など、地域貢献のための業務があることも公立図書館ならではです。本を通じてなにか地方に貢献したいという気持ちがあるなら、公立図書館はおすすめですよ。

私立図書館・専門図書館

私立図書館は、民間団体や個人が設立・運営する図書館のことです。専門図書館も分類としては似ていて、特定の目的に特化した資料や書籍を扱う図書館を表します。

これらの特徴は扱う情報の専門性の高さです。公立図書館と異なり、扱う本のジャンルが限られていることが多いので、その分野の知識を前提として持っていないと就職も難しい可能性があります。

公立図書館で働くなら、どちらかといえばさまざまなジャンルの知識を広く備えておく必要がありますが、対して私立図書館や専門図書館を目指す場合は、より特定の分野に特化した知識が必要になりやすいということを覚えておきましょうね。

専門図書館の例
  • 愛知芸術文化センターアートライブラリー
  • 京都国際マンガミュージアム
  • 食の文化ライブラリー

大学図書館

大学図書館は、大学に附属している図書館を表します。なかには公共施設として市民に開放しているところもありますが、基本的に利用者の大半はその大学の学生になります。

大学図書館の特徴は、レファレンス業務(利用者に最適な本を提案する業務)の重要性が高いことです

学生の多くはレポート課題や研究のために大学図書館を利用するので、公立図書館に比べて、なにかほしい情報のために本を探している人の割合が必然的に多くなります。そのため、学生がもとめている情報を引き出して、最適な本を提案する業務が重要になるというわけです。

その大学で扱っている学問について、ある程度の専門的な知識は必要ですが、もしなくても学生との対話の中でヒントが見つかることもあります。大学図書館に勤める際は、ヒアリング力や基本的なコミュニケーション能力も磨いておいた方が良いかもしれませんね。

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キャリアアドバイザー

その大学ごとに特色があるので、大学図書館を目指す場合は、その大学にどのような専攻があるのかは確認しておきましょうね。 

学校図書館

学校図書館とは、小学校・中学校・高校にある図書館(図書室)のことです。学校図書館は法的に設置が義務付けられていて、図書館の利用ルールの浸透や生徒の調べ学習のサポートなどが目的の施設になります。

目的からもわかるように、学校図書館の特徴は「指導」の側面が強いことです。そのため、学校図書館で働くためには「司書教諭」という資格が必要になります。

司書教諭とは
  • 学校図書館で専門的な業務をおこなうための資格。
  • 小学校、中学校、高等学校または特別支援学校教諭の免許状を取得した後に、司書教諭講習を受けることで取得可能。

小学校、中学校、高等学校または特別支援学校教諭の免許状を取得した後に、司書教諭講習を受けることで取得可能。

司書教諭の資格を持っていなくても学校の事務と兼任で図書室担当になることもありますが、学校図書館で専門的に業務をおこないたいなら、司書教諭の資格を取ってから採用試験に臨みましょうね。

酒井 栞里

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図書館選びはキャリア形成に影響する

図書館にはさまざまな種類がありますが、基本的な業務内容は大きくは変わりません。しかし、図書館の種類によって力を入れる業務が異なります。どの図書館を選ぶかが、今後のキャリア形成に影響することをしっかりと認識しておきましょう。

図書館の特徴から細かな業務のイメージをふくらませよう

図書館によって、主な利用者の年齢層は異なります。公立図書館であれば子どもからお年寄りまで、学校図書館であれば小学生から高校生までの学生、大学図書館であれば主に大学生が利用者となります。利用者の年齢層によって蔵書する本の種類が変わったり、利用者の目的に合わせて細かい業務が変わったりします。

また、学校図書館だと、新刊の案内や図書館だよりといった配布物を作成することもあれば、辞典や書籍の読み方の解説授業をおこなうこともあります。私立図書館だと、予算にもよりますが特定の分野でのイベントを開催したり、カフェが併設されるなど、独自的な取り組みにもかかわることもあります。

このように、図書館によって細かい業務内容が異なるため、自分がやりがいを感じられそうなのはどの種類の図書館か、事前に下調べしておくようにしましょう。

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます

自分の適職・適さない職業を今すぐチェックしてみてください。

図書館職員の7つの仕事内容

図書館職員の7つの仕事内容

図書館には大きく分けて7つの業務があります。利用者にもなじみがある受付での業務や、司書としての専門的な業務まで詳しく紹介します。

就職してからミスマッチに気づいてしまうことを防ぐためにも、事前に図書館の仕事の全体像を把握しておきましょうね。

①受付カウンターでの接客

図書館の仕事として一般的になじみがあるのは、おそらく受付カウンターでの業務でしょう。ほかの業務に比べて利用者と直接かかわる業務が多いので、図書館の仕事のなかでも特に臨機応変な対応がもとめられます

受付カウンターでの仕事には、以下のような業務が含まれます。

受付カウンターでの主な業務
  • 貸出、返却の対応
  • 新規利用者の受付、カードの発行
  • 予約・リクエストの受付
  • レファレンス(利用者に最適な本を提案する業務)
  • 新着本の登録
  • 本の修繕
  • 延滞本の返却催促
  • クレーム対応

この中でも、専門性が問われる仕事としてレファレンス業務が挙げられます。利用者のなかには、著者もタイトルもわからず、曖昧な情報だけで本を探している人もいるので、少ない情報から正解を探し出すスキルが必要です。検索機能でまかなえる部分もありますが、その人自身の知識の蓄積が重要になりますよ。

②配架・書架整理

ここからは、利用者とは直接かかわらない業務になります。まずは図書館の本を整理する業務について、「配架」と「書架」を紹介します。

図書館の本の整理業務
  • 配架:利用者から返却された本を元の場所に戻す作業
  • 書架:本の位置を定期的に確認し正しい位置に並び替える作業

どちらも一見単純な作業ですが、専門知識が必要な業務になります。というのも、日本の図書館では「日本十進分類法」を採用して本を並べていて、正確な位置に本を置くためにはこの分類法を把握する必要があるためです。

配架と書架を正確におこなうことで、利用者も職員も書籍を探しやすくなるので、快適に図書館を利用してもらうためにも重要な業務といえますね。

日本十進分類法(NDC)とは
  • 1~9の数字を使って、本の内容に合わせて大きな分類から小さな分類へと順次10ずつの項目に細分していく分類法。

③蔵書点検

図書館では、年に1回程度、図書館にあるすべての本を点検する業務があります。点検するポイントは主に以下の3つです。

蔵書点検で確認する項目
  • 所蔵データと実際の書籍とのズレがないか
  • 本が正しい位置に置かれているか
  • 破損している本や古くなった本がないか

すべての本を1冊ずつ専用の機械に通して所蔵データと照らし合わせるので、膨大な作業量なうえに体力も必要になります。本棚の清掃なども同時におこなうところが多いので、蔵書点検は図書館の大掃除のようなイメージですね。

基本的に蔵書点検時は図書館が閉館になるので実際に作業を見ることはできませんが、このような業務が定期的におこなわれるということは覚えておきましょう。

④選書

図書館にどのような本を置くのかを決める「選書」も、図書館職員の大切な仕事です。どのような本が置かれているのかはその図書館の色を決める大きな要素なので、偏りすぎず、さまざまなニーズを満たせるような本を選ぶ必要があります

特に公立図書館のような利用者の年代が幅広いところは慎重に選ばなければなりません。話題作のチェックはもちろん、日々のカウンターでの業務から利用者のニーズを分析することも必要です。

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キャリアアドバイザー

図書館の予算もあるのですべてが希望通りになるとは限りませんが、図書館の満足度に大きくかかわる仕事なので、やりがいにもつながりやすいでしょう。

⑤イベント企画・運営

子どもへの読み聞かせ会や大人向けの講演会など、図書館ではさまざまなイベントが開催されます。その企画立案や運営も、図書館職員の仕事です。

特に公立図書館では、地域の住民に向けてイベントを開催する機会が多くあるでしょう。どの年代をターゲットにするのか、どのような内容なのか、事前準備はどれくらい必要かなどをゼロから考えなければならないので、発想力や計画力がカギとなる仕事になります

イベントのポスターやチラシなどを作ることもあるので、何かを企画したりアイデアを出すことが好きな人は、イベントを活発におこなっている図書館を探してみるのも良いかもしれませんね。

⑥広報活動

イベントの企画・運営も一部含まれますが、本に興味を持ってもらうための広報活動も仕事の1つです。

たとえば、「図書館だより」を発行して新刊の情報や話題の作品の紹介をしたり、「移動図書館車」として図書館が遠い子どもたちのために本を届けたりなどの活動が挙げられます。これらの活動を通して少しでも本に興味を持ってもらうことで、図書館の利用者を増やすことや、図書館の価値を上げることにもつながるのです

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キャリアアドバイザー

自分の好きなものを紹介することが好きな人は、広報活動に力を入れている図書館だとより楽しく働けるかもしれませんね。

⑦館内管理

小さめな図書館だと、職員が館内の清掃や管理をおこなうところもあります。館内の机や椅子が汚れていると利用者も気持ちよく使うことができないので、業務の合間に適宜確認することが大切です。

本棚の清掃などの大がかりなものは蔵書点検の際におこなうことが多いので、簡単な清掃と管理もサブ業務としてあることを覚えておきましょう

図書館で仕事をするのに資格は必須ではないところが多い! 

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就活生

図書館の仕事ってこんなにあるんですね! 専門的な知識が必要な仕事が多いので、やはり資格は必須なんですか? 

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キャリアアドバイザー

資格の必要性は多くの学生が不安に思うポイントですよね。資格の立ち位置について解説していきます。

図書館への就職に興味がある学生の多くは、おそらく「司書資格」について一度は聞いたことがあるでしょう。図書館で働くためには資格が必須と思っている学生も多いと思いますが、実は資格がなくても図書館で働くことはできます。

というのも、図書館の「司書」として採用されるためには司書資格が必須なのですが、図書館の職員として雇用される分には、資格を持っていない人でも問題ないのです。

そのため、最初は資格がなくても働くなかで本への知識をつけて司書資格を取り、業務の幅を広げていく方法もあります。現状資格がないからといって図書館への就職を諦めるのはもったいないので、ぜひ一度いくつかの図書館の募集要項を見て、「未経験OK」や「資格なしでもOK」のような求人を探してみてくださいね。

あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

適職診断 適職診断

就活では、自分に合った仕事が見つからず悩むことも多いでしょう。

そんな時は「適職診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけあなたの性格や強みを分析し、適職・適さない職業を提案してくれます

自分の適職・適さない職業を知ることで、自信を持って就活を進めましょう。

図書館への就職を有利に進めたい人は「司書資格」がおすすめ

図書館で働くために資格は必須ではないとお伝えしましたが、選考を有利に進めたい人には資格取得もおすすめです。ここでは司書資格の内容や取るための方法を紹介します。

司書資格を取るには2つの方法がある

図書館に就職するための資格といえば司書資格のイメージが強いと思いますが、その詳細について知らない人も多いのではないでしょうか。

そもそも司書とは、図書館におけるすべての業務をおこなうことができる専門職のことで、専門知識を駆使して本と人との距離を縮める役割を担っています。このように、司書になるには本に関する知識が必須なのですが、その専門知識を学べるのが「司書講習」です。

司書資格の取得方法
  1. 大学または専門学校で司書講習を修了するか、在学中に必要な科目の履修する
  2. 司書補として3年以上勤務してから司書講習を修了する

司書講習の受験資格は、大学に2年以上在学しているか、司書補として2年以上働いた人と定められており、司書資格は司書講習の終了とともに資格を取得することができます。大学は通信制や夜間制での履修も含まれるので、大学卒業後に学びなおすことも可能です。

司書補とは

司書講習の取得方法にあった「司書補」とは、司書の補助的な役割を担う仕事です。司書補になるためには、司書資格と同じように「司書補講習」を受ける必要があるのですが、司書講習よりも短期間で、早ければ中学卒業後には受けることができます。

そのため、まずは司書補として本についての知識を学び、図書館で働きつつ司書を目指すということも可能です。司書補として3年以上働けば、経験を活かして司書講習を受けられるので、どちらの方が自分の目指すキャリアに合っているかで判断してみてくださいね。

図書館で働きながら司書資格を取得することも可能

図書館で働くために資格は必須ではありませんが、司書資格を持っていないと携われない専門的な業務もあります。そのため、まずはカウンター業務などで図書館の仕事に慣れて、そこから司書資格を取得することも可能です。

このように、まったくの未経験からでも図書館職員としてのキャリアを築くことができる場合もあるので、資格に対して不安要素を持つのではなく、専門性を高められる選択肢の1つとして考えてみてくださいね。

長尾 美慧

キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる

図書館によって募集条件がさまざまなので詳しく確認しよう

正社員の司書採用でなければ、資格がなくとも問題なく働くことができる図書館も多いです。しかし、図書館によっては応募に資格が必要になることもあります。

また、図書館の職員は、正社員以外でも契約社員やアルバイト・パートなどさまざまな雇用形態での募集があります。そのため、募集要項を事前にチェックしておかないと「やりたいと思ったけれど応募資格がなかった」「求めていた雇用形態ではなかった」といった事態に陥る可能性もあります。気がつくのが応募をしてしまった後だと、自分の時間はもちろん、図書館側の時間を奪ってしまうことにもつながりかねません。

図書館によって募集要項は異なるため、応募する前に必ず事前に募集要項をチェックすることを忘れないようにしましょうね。

本×接客の特長が満載! 図書館の仕事の3つのやりがい

 図書館の仕事の3つのやりがい

図書館の仕事には、接客から細かな事務作業までさまざまな業務があります。そのため、仕事のやりがいについても、利用者がいるからこそ感じられるものから、本の専門知識があるからこそのものまで幅広いのです。

ここでは、図書館の仕事の主な3つのやりがいを紹介します。

①専門性の高い仕事のためスキルアップがわかりやすい

図書館の仕事には専門性を発揮できる仕事がたくさんあるので、スキルアップややりがいにつながりやすいという特徴があります。

たとえば配架・書架整理では、「日本十進分類法」の知識を知らないと、棚の分類表示を確認しながら作業をしなければならず、とても時間がかかってしまいます。しかし逆に考えれば、働くなかで知識をつけてスキルアップできれば、どんどん作業速度が上がるというメリットもありますよね

このように、専門性が高いからこそ自身の成長も感じやすく、それがやりがいに直結するのです。

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キャリアアドバイザー

成長が見えやすい方が楽しいというタイプにはおすすめですよ。

②利用者から直接感謝の言葉をもらえる

図書館の仕事には接客も含まれるので、利用者から直接お礼を言ってもらえるのも、大きなやりがいにつながります。

特にレファレンス業務では、利用者自身では探せなかった本を見つけて提案することができるので、感謝の言葉はもちろん個人として達成感も感じられるでしょう

また、図書館が独自に発行する刊行物やイベント開催などの広報活動を通じて感謝の言葉をもらえることもあります。本にあまり興味がなかった人も、イベントをきっかけに図書館を利用してくれるようになるのもやりがいにつながりますね。

③本に対する知識が深まる

働きながら好きなことの知識を深めることができる点も、図書館で働くやりがいの1つです。

図書館を志望する学生には、元から本が好きで本にかかわる仕事がしたいという志望理由の人も多いでしょう。前提として本への知識があったとしても、仕事のなかで必然的に幅広いジャンルに触れるようになると、さらに新しいジャンルへの魅力を発見できる可能性があります

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キャリアアドバイザー

スキルアップをしながら趣味の面でも幅を広げられるので、本好きにはぴったりの仕事といえますね。

忍耐力も必要! 図書館での仕事で大変なところ3選

図書館の仕事はやりがいも多いですが、もちろん大変なところもあります。

本にかかわれる仕事というだけで選んでしまうと、就職した後にミスマッチが起きてしまうこともあるので、大変な面も事前に確認しておきましょう。

①幅広い知識を得るために常に勉強をしなければならない

図書館にはさまざまなジャンルの本が所蔵されているので、1つのジャンルに特化した知識を持っているだけでは、利用者のニーズに答えることは難しくなってしまいます。そのため、業務を効率よく進めるためには幅広い知識をつける必要があります

また、新刊もどんどん登録されるので、常に話題の本や流行についても追っていかなければなりません。もともと本が好きで、情報を追うことに慣れている場合は問題ありませんが、常に勉強をしなければいけないという大変さがあることは覚えておきましょう。

②裏方の作業時間が長く体力が必要な仕事が多い

一般的な図書館の仕事のイメージとして、デスクワークが多い印象を持っている人も多いかもしれませんが、意外と体力が必要な業務も多くあります。

本の種類にもよりますが、図書館にはさまざまな大きさや重さの本が所蔵されているので、書架・配架整理や蔵書点検の際などは、予想以上に体力や筋力がいる場合もあります。常に忙しく重労働というわけではないですが、利用者が見えない部分では体力勝負な業務もあるのです

③利用者に対して根気強い対応がもとめられる場合もある

カウンターでの業務は接客業なので、クレーム対応をしなければいけないこともあります。本の延滞についての問い合わせや館内で騒ぐ人に対する注意など、根気強い対応がもとめられることもあるのです。

利用者が快適に過ごせる空間を守るためとはいえ、厳しい対応を強いられることもあるので、ストレスに感じてしまう人もいるかもしれませんね。

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キャリアアドバイザー

どんな職種でも、接客にはクレーム対応はつきものですね。特に延滞についての問い合わせは長期戦になるケースもあるので、精神的にも大変な業務といえます。

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

図書館の仕事の将来性は専門性を高められるかがカギになる! 

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就活生

やりがいや大変なことも含めて図書館の仕事の魅力がわかってきました! でも少し気になるのは、図書館職員の将来性なんですよね……。

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キャリアアドバイザー

将来性ですか。たしかに今は書籍検索も簡単にできるので、図書館職員が将来いらなくなるのか不安ですよね。

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就活生

そうなんです。将来性についてもぜひ教えてください!

図書館の仕事に興味を持ったとしても、将来があまりないかもしれない仕事だと、本当に就職して良いのか悩んでしまいますよね。ここでは、図書館職員の将来性について解説していきます。

今後は「人と人」だからこそのサービスがもとめられる

図書館内の本の管理や検索においては、このまま機械化が進めば業務が簡略化されていき、人の手が不要になっていく面もあるでしょう。

しかし一方で、機械にはできない「人と人」だからこそのサービスが今後はもとめられるようになってくるともいえます。

たとえば検索機能が充実していったとしても、著者名やタイトル、発行年などのいずれかの要素が正確にわかっていないと、検索で導くことは難しいですよね。このような場合でも、人と人とのサービスなら利用者との対話からヒントを探し、探している本にたどり着くことができます。

前提として本への幅広い知見は必要ですが、専門的な知識とコミュニケーションを掛け合わせることで、機械にはできないサービスを提供することも可能になります。この点で考えると、図書館職員の将来性はあるといえますね。

将来的には司書資格+αが求められる可能性が高まる

図書館での仕事は本に関する専門知識がベースとなる業務がほとんどですが、将来的にはプラスアルファの専門性がもとめられる可能性が高いでしょう。

たとえば、語学力が高ければ他国の専門書へのレファレンス業務で重宝されたり、ITリテラシーが高ければITの力で業務を効率化できたりと、より高いレベルで業務を進めることができます。

司書への就職難易度は毎年とても高いため、就職の時点で本の知識以外での専門性をもとめる図書館もあります。選考を突破するためにも、本の知識以外でのアピールポイントを見つけておくと良いでしょう。

就職の際に英語力をアピールする方法は、この記事で紹介しています。

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加藤 大智

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本を読むだけの場所ではないからこそ、司書の仕事がなくなる可能性は低い

司書の業務には機械化できるものも複数あるため、将来的に職がなくなってしまう不安は感じてしまいやすいかもしれません。しかし、すでに紹介したとおり、司書の業務には人が担うからこそ成り立っている仕事もたくさんあります。

たとえば、本や資料に関する業務以外にも、図書館によってはイベントや講演会が開催されたり、地域のサークルの場やギャラリーとして利用されることもあります。また仕事をリタイアした年配の方の憩いの場になっていたり、学校になかなか通えない学生の避難所になっていることもあります。

単純に本を読みに図書館を利用しているケースもありますが、このように図書館の職員とのコミュニケーションをもとめている人もたくさんいます。図書館の業務をすべて機械化することは難しいですし、仮に機械化されると図書館の利用者が減ってしまうことにもつながりかねません。そのため、将来的に司書という仕事そのものがなくなってしまう可能性は低いといえるでしょう。

本好きは前提? 図書館の仕事に向いている人の4つの特徴

図書館の仕事に向いている人の4つの特徴

せっかく就職をするなら自分に向いている環境で働きたいと思う人も多いのではないでしょうか。好きな仕事だとしても、自分に向いていないと長く働くうちに辛くなってしまうので、向き不向きはとても大切な要素になります。

ここでは、図書館の仕事に向いている人の4つの特徴を紹介します。自分が向いているタイプなのか事前に確認しておきましょう。

①本や図書館の空間が好きな人

前提として、本や図書館の空間そのものが好きな人は向いているといえるでしょう。むしろ図書館で働くうえで必須の要素といっても良いかもしれません。

図書館に就職した場合、どんな仕事でも本にかかわることになります。利用者のニーズに答えることも本の知識をアップデートし続けることも、本が好きでないと苦痛に感じてしまうかもしれないので、本への興味は大切なポイントです。

また、図書館の雰囲気や空間が好きであれば、館内管理や広報活動にも力を入れられるでしょう。仕事が「本」というジャンルに縛られているからこそ、ずっと興味関心を持っていられるかが重要になりますね。

本が好きな人は出版社を志望する人も多くいますよね。出版社の就職については、この記事で詳しく解説しています。

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②コミュニケーションを取ることが好きな人

図書館は接客の仕事の重要性も高いので、人と話すことや話を聞くことが好きな人は向いています。

1人の利用者と会話する時間は限られていますが、その少ない時間でも良好な関係を築くことができれば、長い目で見てクレームやトラブルも起きにくくなるでしょう。レファレンス業務でも、相手の話から必要な情報を引き出すことが大切になるので、職員のコミュニケーション能力がカギになるのです

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キャリアアドバイザー

多くの人に快適に図書館を利用してもらうためにも、楽しくコミュニケーションができる人にはおすすめですよ。

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③事務的な作業が好きな人

本の貸出や返却、新刊の登録など、図書館の業務は事務作業に分類される業務が多くあります。大きく業務が変化することがない環境なので、毎日コツコツと作業をすることが好きな人は向いているといえます

加えて、正確に事務作業ができるとより良いでしょう。本の貸出・返却などの管理を間違えると利用者とのトラブルに直結してしまうので、正確に丁寧に作業の振り返りができることも要素の1つですね。

④企画立案に興味がある人

事務作業が多い半面、イベント企画や広報活動など発想力が必要な仕事もあります。そのため、アイデアを出す仕事に興味がある人にも向いていますよ。

図書館では「読み聞かせ会」のような定期開催のイベントが多いので、新しい企画をどんどん考えるというよりも、飽きさせないためのアイデアが必要になります。既存の企画をもっとよくするようなアイデアを出すのが得意な人は、きっと活躍できますよ

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子どもの利用者の割合も多いので、子ども向けのイベントに興味がある人にもおすすめですね! 

民間企業とはどう違う? 図書館職員の求人の探し方

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就活生

さっそく図書館職員の求人を探そうと思ったのですが、民間企業と同じ探し方で良いんでしょうか? 

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図書館の求人の探し方は民間企業と少し異なるので、ぜひこの3つの探し方を試してみてくださいね。

図書館の求人は、民間企業メインの就活ナビサイトには求人を載せていない場合もあるので、同じ探し方をしてしまうと求人を逃してしまう可能性もあります。ここで紹介する3つのやり方でもとめる条件に合った求人を見つけましょう。

求人サイトで「図書館」と検索する

まずはどのような求人があるかを知るために、一度サイトで探してみましょう。新卒就活のナビサイトであまりヒットしない場合は、アルバイトなどの求人も併せて掲載している求人サイトで検索をしてみてください。

求人情報を見れば、どのような人をもとめているのかがあらためてわかるので、対策がしやすくなります。まずは、図書館が職員として募集している人の傾向を分析して、自分にどれくらい当てはまっているか確かめてみてくださいね。

図書館の掲示板やホームページを見る

サイトには載っていない求人でも、図書館の掲示板やホームページに募集要件が掲載されている場合もあります。

手あたり次第検索するのは時間と労力がもったいないので、ある程度の地域や気になる取り組みをしている図書館を絞ってから検索するのがおすすめですよ。

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公立図書館だと、県や市のホームページに募集要項が掲載されていることもあるので、どちらも確認するようにしましょうね。

図書館に特化した求人サービスを利用する

「日本図書館協会」という、日本の図書館を代表する組織が運営しているホームページから求人を探す方法もあります。ここには全国のさまざまな種類の図書館の求人がまとめて掲載されていて、どのような雇用形態でどのような人材をもとめているかが一目でわかるようになっています。

「どのような図書館に就職したいかわからない」「どうやって絞ったらいいかわからない」という人は、さまざまな種類の図書館の求人を見比べて、求人の違いを比較してみてくださいね。

図書館職員を目指すうえで注意してほしいポイント

図書館職員の求人の探し方でも、少し民間企業とは異なる点がありましたが、選考フローも異なる場合があります。ここでは、図書館職員を目指すときに注意してほしいポイントを紹介します。

本格的に選考がはじまる前にしっかり確認して、フローを間違えないようにしましょう。

国公立図書館の正規雇用職員は公務員試験の受験が必要

図書館の種類として4種類紹介しましたが、そのなかでも公立図書館に分類される図書館の正規雇用職員になるには、公務員試験の受験が必要になります。

なぜなら公立図書館は自治体が運営する施設であり、公務員の配属先の1つだからです。司書の専門職として募集される場合と、一般職として募集されてそこから振り分けられる場合があるので、志望先がどちらの方式なのかは事前に確認しておきましょう。

もし一般職から振り分けられる場合は、別の部署に配属される場合も十分にあるので、司書以外の部署で働きたくない人は、専門職として募集している図書館を探す方がおすすめです

しかし司書の専門職の募集枠は少ないので、近くの自治体の図書館を狙うか、全国どこの自治体だとしても司書の専門職の募集を狙うかは、今後のキャリアプランを考えつつ決めてみてくださいね。

公務員試験の自己PRは合否に大きくかかわる部分なので、この記事から自己PRのコツを確認しておきましょう。

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公務員試験と民間企業の併願に悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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正規雇用の数が少なく契約社員・派遣社員からのスタートも多い

実は図書館の職員は、正規雇用社員より契約社員や派遣社員の割合の方が高いのが現状です。特にカウンターでの受付業務は、接客の仕事がメインなので、アルバイトが担当している図書館もあります

派遣社員や契約社員だから専門的な業務ができないというわけではないので、図書館での仕事を体験してみたいなら、これらの選択肢も考えてみても良いかもしれません。派遣社員や契約社員からでも正規雇用になれるのかは図書館によるので、正規雇用を目指すなら事前に確認しておきましょうね。

これだけは押さえて! 図書館の仕事に就くための選考対策

図書館の仕事に就くための選考対策

図書館司書の専門職の募集は毎年おこなわれるわけではないので、とても倍率が高いことで有名です。ここでは高難易度の選考を突破するために、対策しておくべきポイントを紹介します。

①なぜ図書館に就職したいのかを明確にする

図書館を志望する学生のなかには、本が好きで本にかかわる仕事がしたいという志望理由の人もいるかもしれません。しかし、それだけでは図書館が採用したいと思えるような「図書館に就職したい理由」にはなりません。

ほかの就活生と差を付けるには、出版社や本屋ではなく「なぜ図書館なのか」という部分にフォーカスして志望動機を考えてみましょう。志望する図書館を利用していて感じたことや、図書館という空間で働くからこそできることなど、ほかの選択肢との差別化を意識してみてくださいね

②仕事内容を理解してどのような強みが活かせるかアピールする

図書館の仕事内容のなかには、利用者側からは見えないような作業もたくさんあります。それらも含めて仕事内容を理解し、自分が貢献できる部分をアピールしましょう。

特に接客に関する強みなら、本にかかわらない経験からもアピールできるのでおすすめです。利用者と良好な関係を築くことは図書館職員としての大切な仕事なので、本への知識だけでなく、あなた自身の強みも存分にアピールしましょうね

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本の知識をアピールするのも良いですが、周りの学生も司書資格を持っている場合は差をアピールしにくいので、他で勝負するのがおすすめですよ。

③志望する図書館のイベントや取り組みを理解・体験する

職場の雰囲気を知るためにも、志望する図書館の取り組みについては理解しておきましょう。特にイベントを活発におこなっている図書館であれば、一度はそのイベントに参加してみるのもおすすめです。

実際に利用することで、職員同士の仲の良さや利用者との関係など、ホームページでは伝わらない雰囲気がわかり、働くイメージがより湧いてくるでしょう。もし遠い地域の図書館を志望する場合でも、志望動機を深めるためにも一度は自分で利用してみてくださいね

石川 愛

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図書館でアルバイトをするのも選考対策の1つ

選考対策として「通っている大学の図書館でアルバイトをしてみる」という手もあります。図書館の業務内容の詳細は、実際に体験しないとわからなかったりイメージしづらい部分もあるでしょう。また、業務を通して何をやりがいに感じるのか、本に関わる仕事の中でも「なぜ図書館なのか」といった理由を見つけるのにも、実際に業務を体験してみることで明確になる部分も多いですよね。

そのため、時間に余裕があれば、まずは通っている大学でアルバイトを経験してみることをおすすめします。図書館での仕事の理解を深めるだけでなく、実際に図書館でアルバイトをしていたという事実があることで、志望度の高さにも説得力が増すでしょう。

もし通っている大学の図書館でアルバイトの募集がなかったとしても、他の図書館で募集がないか探してみてくださいね。

図書館の仕事への理解を深めて希望する職場の内定を獲得しよう! 

図書館の仕事は7つに分けられて、接客から司書専門の業務、体力が必要な仕事まで幅広く存在します。それぞれにやりがいや大変なことがあるので、これらを考慮したうえで志望理由を考えてみましょう。
図書館の選考は倍率がとても高く、突破するのはハードルが高いですが、図書館を志望する理由や貢献できることを言語化して内定を獲得しましょう。

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