ベンチャー企業への就職を成功させる志望動機とは? 業界別例文付き

この記事のアドバイザー

目次

  1. ベンチャー企業では志望動機で「やる気」をアピールして就職をつかみ取ろう
  2. ベンチャー企業とはどんな企業?
  3. 中小企業との違い
  4. スタートアップ企業との違い
  5. ベンチャー企業が多い4つの業界を押さえておこう
  6. ①IT業界
  7. ➁教育業界
  8. ③不動産業界
  9. ④人材業界
  10. ベンチャー企業で働くメリット
  11. 少数精鋭で社員一人ひとりの裁量権が大きい
  12. 風通しがよく会社とともに成長できる
  13. 経理職や一般事務職でも活躍できる
  14. ベンチャー企業で求められる人材とは?
  15. Noと答える前にまずは可能性を考えられる
  16. 楽しむことがうまい
  17. 成果に対して貪欲になれる
  18. 社長や企業の理念に対して共感できる
  19. ベンチャー企業の志望動機は3つの「なぜ」から考えよう
  20. ①なぜベンチャー企業がいいのか考える
  21. ➁なぜその業界がいいのか考える
  22. ③なぜベンチャーの中でもその企業がいいのか考える
  23. 3ステップで簡単! ベンチャー企業の志望動機の作り方
  24. 冒頭でなぜその企業に入りたいかを明確にする
  25. 具体的に企業に貢献したい内容を盛り込む
  26. 締めで熱量の高い能動的なやる気を見せる
  27. 業界別志望動機例文
  28. 例文①IT業界
  29. 例文②不動産業界
  30. 例文③人材業界
  31. 例文④教育業界
  32. ベンチャー企業でNGな志望動機とは?
  33. 安定志向が強そうに思われる志望動機
  34. 受け身の姿勢だと思われる志望動機
  35. 自分の都合ばかり主張してしまう志望動機
  36. 志望動機のNG例
  37. NG例①受け身に思われる
  38. NG例②待遇面でマッチしていない
  39. 志望動機をしっかり練ってベンチャー企業への就職を成功させよう

ベンチャー企業では志望動機で「やる気」をアピールして就職をつかみ取ろう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。

「ベンチャー企業でチャレンジしてみたい!」
「ベンチャー企業に就職するにはどのような志望動機を書けばいいの?」

などと思う学生も多いのではないでしょうか。

ベンチャー企業はまだ新しく、さほど規模が大きくない会社が多数ですが、各社とも時代に合わせた事業に果敢に挑もうとしています。実力主義で自由な社風の会社が多く、若手でもどんどん仕事を任せてもらえると言います。勤めればこれから会社と一緒に成長するやりがいを感じられるかもしれません。

この記事ではベンチャー企業の概要や求める人材像を探りながら、志望動機の作り方を文例とともに紹介します。

ベンチャー企業とはどんな企業?

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就活生

ベンチャー企業ってよく聞くのですが、定義ってあるんですか?

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キャリアアドバイザー

明確な定義はありませんが、一般的には成長過程にある新興企業を指しています。

ベンチャーは英語ではVentureと書き「冒険的事業」や「危険をおかす」などの意味があり、そこから「新しい技術やサービスを使って、新しい市場を切り開いていく企業」というニュアンスで使われるようになりました。

中小企業との違い

日本では昔から中小企業という言い方があり、ベンチャー企業との区別が難しいところです。中小企業はあくまでも企業の規模を表し、ベンチャー企業は企業の性格を表しています

中小企業の規模は中小企業基本法で定義づけられているところによると以下のようになります。

  • 製造業その他……資本金額または出資総額が3億円以下。または従業員(常時)300人以下
  • 卸売業……資本金額または出資総額が1億円以下。または従業員(常時)100人以下
  • 小売業……資本金額または出資総額が5,000万円以下。または従業員(常時)50人以下
  • サービス業……資本金額または出資総額が5,000万円以下。または従業員(常時)100人以下

上記に当てはまればベンチャー企業でも中小企業ということになります。

しかし、一般的には中小企業は既存の事業をおこない、堅実な経営をする企業であり、ベンチャー企業は新しい分野にも攻め込む企業という使い分けがされています。

スタートアップ企業との違い

スタートアップ企業もまた、ベンチャー企業同様、明確な定義があるわけではありません。スタートアップとはもともとシリコンバレーで使われてきた英語で、新しいビジネスモデルでイノベーションを起こしながら急成長をしている企業を指します。たとえばFacebook、Google、Amazonなどもスタートアップ企業に含められます。

日本のベンチャー企業とは同義で使われる場合もありますが、必ずしも一致しているわけではありません。ベンチャー企業の中には、既存のビジネスモデルを使い、中長期的な成長を目指す企業も多くあります

そこで、新しいビジネスモデルを開拓するのがスタートアップ、既存のビジネスモデルを踏襲しながら収益性を高めているのがベンチャー企業という使い分けをしている場合もあります。

スタートアップ企業についてはこちらで詳しく解説しています。

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ベンチャー企業の志望動機は、ツールを使えば自動で作成できます

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就活生

ベンチャー企業って、どの業界も同じくらいあるのですか?

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キャリアアドバイザー

業界によっては老舗の企業が中心を占めている場合もありますね。

一方、ベンチャー企業の勢いが良い業界もあります。

とくにベンチャー企業が多いIT業界、教育業界、不動産業界、人材業界について、業界の概要やベンチャー企業の動向について見ていきましょう。

①IT業界

IT業界自体が新しいこともあり、ベンチャー企業が多くあります。新しい技術も続々と生まれるIT業界では、機動力があり、トレンドのキャッチ力にも優れた若い世代が経営をしているベンチャー企業のほうが適しているようです

今では規模が大きくなっている楽天やサイバーエージェント、ヤフー、ぐるなびなどもITベンチャー企業としてスタートしています。

IT業界の動向としてはAIや5G、人事業務の課題解決をするHRテックなどの分野が注目されています。エンジニア不足という課題もありますが、事業に対する需要は今後も高いと考えられます。

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➁教育業界

学習塾や予備校、オンライン講座などを運営するベンチャー企業が多数あります。業界全体の市場規模は矢野経済研究所の発表によると、コロナ禍となった2020年度の場合、前年度比2.7%減の約2兆6,997億円でした。少子化の問題はあるものの、大きな市場ではあるようです。

その教育業界では先端IT技術を用いたEdTech市場が活発化しています。EdTechとはEducationとTechnologyを掛け合わせた造語です。ITを活用して教育現場にイノベーションをもたらすシステム、サービスのことで、オンライン授業や、VRを使った体験授業なども含まれます。対面授業が難しいコロナ禍にあって、エドテックの導入を進め、新しい教育スタイルを提供するベンチャー企業が増えました。

また、今後は大人向けの教育「リカレント教育」などもますます盛んになると考えられ、ベンチャー企業の参入が進むかもしれません。

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③不動産業界

歴史あるイメージの強い不動産業界ですが、ベンチャー企業の活動も活発化しています。

従来、不動産業界といえば、不動産の開発や販売、不動産コンサルティングがおこなわれてきました。企業には大手のディペロッパーやハウスメーカー、老舗の不動産会社などがあります。

一方、ベンチャー企業には個性的なリノベーションを専門的に手掛ける会社や、不動産投資会社、ネット活用を積極的におこなう会社などがあります

不動産業界においても盛んにおこなわれている、業務・事業のデジタル化は、ベンチャー企業の得意とするところです。不動産業界におけるデジタルシステムは不動産テックと呼ばれ、オンラインで査定ができたり、物件に足を運ばずともVR・ARで内覧や家具の配置をシミュレーションしたりできるようになっています。ほかにも、ローンのシミュレーション、物件情報の提供、仲介業務支援、管理業務支援など、さまざまな業務課題の解決ができるようになっています。

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④人材業界

人々の働き方・ライフスタイルの多様化や、人材不足から幅広い層を受け入れたい企業が増えていることもあり、採用方法や雇用形態についても変化が生まれています。人材業界でも人材側と企業側の希望に合わせた、ベンチャー企業による幅広い人材サービスが生まれています

たとえば、就職であれば一般採用以外にも通年採用も盛んにおこなわれるようになりました。人材を集める方法も通常の求人広告だけではなく、人材派遣、エージェント、クラウドソーシング、人材を企業がスカウトするダイレクトソーシングなどが人気を集めています。

人材側にも企業側にも細やかな対応で双方をマッチングさせ、早期離職を防ぐことが人材業界に求められています。

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北浦 ひより

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ベンチャー企業は限られた資金で始められる業界や事業に注目をしている

みなさんは、小さいころに初めてお小遣いをもらった時に何を買ったか覚えていますか。恐らく多くの人はいきなり高額商品を手にすることは避けて、本や食べ物など、使える金額を考えて比較的手に入りやすいものを選んだのではないでしょうか。

ベンチャー企業の事業初期も同様で、最初から莫大な資金を持っていることは少ないため、自社で製造工場を持つなどいきなり大きな設備投資をおこなうようなことはほとんどありません。

一方、ITサービスの場合、データセンターや機器などの環境は確保する必要がありますが比較的迅速に事業を開始することができる領域です。一概には言えませんが、ベンチャー企業が立ち上げる事業は、このように初期投資を抑えやすい領域であることが多いとも言えるでしょう。

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ベンチャー企業で働くメリット

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就活生

ベンチャー企業がどういうものかわかりました。

ところで、ベンチャー企業で働くメリットについても知りたいです。

ベンチャー企業の多くは歴史が浅くネームバリューは低めですが、一般企業にはないメリットがあります。ベンチャー企業のメリットを理解していれば、志望動機を考える際に「なぜ自分はベンチャーで働きたいと考えるのか」という部分が、明確に伝えられるようになります。

そこで、ベンチャー企業に入社するメリットについて見ていきましょう。

少数精鋭で社員一人ひとりの裁量権が大きい

ベンチャー企業は規模が小さめで、少数精鋭をとっているところが多くあります。年功序列よりも実力主義、成果主義が多く、若くてもチャンスをつかみやすくなっています。一人ひとりの裁量権が大きく、自分の考えやスタイルで働けるのも魅力です。

実力とやる気さえ認められれば、若いうちに重要なプロジェクトをまかされ、成功させる喜びを感じられるかもしれません。ベンチャー企業は大企業に比べて決断が速いので、内容さえよければ、自分で立てた企画がすぐに形になる可能性もあります。

風通しがよく会社とともに成長できる

ベンチャー企業は一般的に、厳しい上下関係は少なく、風通しが良いとされています。役職名ではなく名前で呼び合うことも多いようです。

社長や役職者が一般社員と同じフロアにデスクを置くこともあり、意見や提案、要望を伝えやすく、質問があれば近くにいる上司に気軽に聞くことができます。部署を超えた連携もとりやすく、ビジネスチャンスがあったときにも即、関係部署と意思疎通をしたうえで行動に移せます。

社長や管理職の仕事ぶりが間近でみられるため、将来、自分が起業したいと考えるようになった場合にも役立ちます。

経理職や一般事務職でも活躍できる

ベンチャー企業であれば経理職や一般事務職の人も豊富な経験を積んで成長ができそうです。

大きな企業の場合には業務が細分化してしまい、日々同じ仕事の繰り返しになりがちです。しかし、やる気次第では経理職であれば経営、財務にもかかわることができ、事務職であれば人事や会社全体の管理などにも携われます。経営陣に近いところで働けるため、一緒に会社を大きくしていくという実感を得られるかもしれません。

業務の範囲が広く責任ある立場も任されると、多忙にはなりがちですが、貪欲に会社の経営、運営に関することを覚えたい人にはベンチャー企業が適しています。

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ベンチャー企業で求められる人材とは?

志望動機を考えるうえで、ベンチャー企業がどのような人材を求めているかを知るのは大切です。企業が求めることと、自身が志望する内容が合致しなければ、他社を受けたほうが良いということになってしまいます。

ベンチャー企業はそれぞれ個性があり、企業理念、経営目標もさまざまです。従業員に必要な資質、スキル、強みも異なってくるため、応募先企業の求める人材像をしっかりとチェックしなくてはいけません。

とはいえ、ベンチャーならではの各社に共通する、求める人材像の傾向はあるので、主なものを紹介していきます。

Noと答える前にまずは可能性を考えられる

受け身姿勢よりも能動的姿勢の人材が求められやすいのがベンチャー企業です。依頼されたときに最初から「No」と答えてしまう人よりも、まずはできるかどうかの可能性を考えられる人のほうが好まれる傾向があります。

ビジネスの勝機は意外なところにあります。すぐに無理だと考えずに、自社や自分のノウハウ、スキル、予算、人員などを検討しつつ、可能性を探れる人材だと、ベンチャー企業では成功しやすいようです。そのため、チャレンジ精神が強い人材をベンチャービジネスは求めています。

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キャリアアドバイザー

たとえば、アルバイトやサークル、学業などで、壁を乗り越えた経験を交えながら、困難にも立ち向かいチャレンジしていきたいという姿勢を志望動機に織り交ぜるのも手です。

楽しむことがうまい

ベンチャー企業は成長過程にある企業のため、ポジティブさを重視する傾向があります。仕事そのものをポジティブに楽しめる人、ワークライフバランスをとってプライベートを充実させつつ仕事では切り替えて集中できる人などが向いていると言われます

もちろん、現実をしっかりと見ながら、ときには慎重であることは大切です。しかし、楽しみながらポジティブに突き進む推進力を持っていると、よりベンチャー企業で実力を発揮しやすくなります。

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キャリアアドバイザー

志望動機でも明るく前向きな姿勢を保てる人物であると感じさせる内容を含ませると良いでしょう。

成果に対して貪欲になれる

規模がまだ小さいベンチャー企業では、一人ひとりの成果が企業全体の業績を押し上げる要因になるため、貪欲に成果を求める人が向いています。人事評価でも、過程よりもどのような成果を出したかが重要視されます。

志望動機では積極的に成果を求め、会社に貢献したいという姿勢も見せられると良いでしょう。

ただし、漠然と根拠もなく「がんばります」「売り上げを伸ばします」と力説しても、空回りにしか聞こえないときがあります。「どのようなことに貢献したいのか」という点を具体的にし、「なぜ自分は貢献できるのか」「なぜそのような貢献をしたいのか」と、根拠、裏付けになる内容を書くのも大切です。

社長や企業の理念に対して共感できる

志望動機ではよく「貴社の明るい未来を想像するという企業理念に共感しました」など、企業理念や経営方針などへの共感を書く場合があります。ベンチャー企業の企業理念は経営者の考えがそのまま反映されているため、内容をしっかりと理解し、理念にあった考えを持っていると、採用されやすい傾向があります

あらかじめホームページや企業パンフレット、説明会などで企業理念について聞き、理解したうえで、とくに共感できる点について、入社動機とするようにしてみてください。

また、企業理念と似たものにビジョン、ミッション、クレドといったものもあります。ビジョンは企業の将来像であり、ミッションは最終目的のためにやるべきこと、そしてクレドは社員がおこなうべき指針のようなものです。ビジョン、ミッション、クレドにも共感点があれば、志望動機に盛り込むと良いでしょう。

クレドについて知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。クレドを確認すべき理由やクレドを活用した志望動機の例文についても紹介していますよ。

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クレドとは企業の考えを具体化したもの! 企業理念との違いも解説

クレドとは行動指針を指す言葉です。この記事ではキャリアアドバイザーがクレドの意味や企業がクレドを導入する目的について解説します。クレドの導入事例や志望動機でアピールする方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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吉川 智也

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専門的な知識よりも、学ぼうとする姿勢を大切にしよう

多くのベンチャー企業は、新卒に限らず並行して中途採用も行っています。そのため、中途採用に対してはスキルを重視する側面がありますが、新卒に対しては業界知識などをそこまで大きく求めているわけではありません。もちろんその業界や領域に興味関心がなければ仕事を続けることは難しいと思いますが、それよりもポテンシャルややる気など人柄がマッチしているかどうかを見ていく傾向が高いです。

残念ながら、すべてのベンチャー企業で手厚い教育制度が整っているとは言えず、自ら学んでいく姿勢が大切になってきます。そのため、受け身の姿勢ではなく積極的に何かに取り組んだ経験があったり、学習意欲が高かったり、「自分はこんなことをやりたい」という意見が言える人が好まれることが多いでしょう。もちろんベンチャー企業ごとにも社風があるため絶対とは言えませんが、アピールできそうな点があれば積極的に伝えていきましょう。

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ベンチャー企業の志望動機は3つの「なぜ」から考えよう

ベンチャー企業への志望動機を考える際には以下の3つの「WHY(なぜ)」から考えてみてください。

  1. なぜベンチャー企業がいいのか
  2. なぜその業界がいいのか
  3. なぜベンチャーの中でもその企業がいいのか

ベンチャー企業はさまざまな業界にあり、それぞれが個性を持っています。業界・企業研究をしっかりとおこない、「なぜ」を明確に解消する志望動機にすると良いでしょう。

①なぜベンチャー企業がいいのか考える

一般企業ではなくあえてベンチャー企業を選んだ理由を考えて、志望動機にするのもおすすめです

ベンチャー企業は発展途中であるため、経営が不安定になる場合もあり、それなりにリスクがあります。また、一般的にはネームバリューが低く、多忙になりやすいなどのデメリットがあります。

それでも、ベンチャー企業ならではの魅力を感じているから応募したいと思ったのではないでしょうか。発展途中の企業だからこそ、大きな可能性を感じているのかもしれません。自分の実力と努力次第で給与が上がっていったり、若いうちに役職がついたりなど、成果が出やすいという点に魅力を感じているのかもしれません。

ベンチャー企業の特徴を理解したうえで、選んだ理由を考えてみてください。

➁なぜその業界がいいのか考える

業界への魅力をどう感じているのかという点や、業界で自分が何をしたいのかを盛り込むのも良いでしょう。

たとえば、上述のようなIT業界、不動産業界などはそれぞれに仕事の面白さや魅力があります。業界のなかで何ができるか、いろいろと考えてみてください。

一方、ベンチャー企業は経営規模が小さいため、業界の好不況の影響を受けやすくなっています。業界の将来性を探り、魅力があると感じれば志望動機に盛り込むのもおすすめです

また、事務系の職種や営業職のように他業界でもある職種の場合「事務職として企業を支えたい」などと漠然とさせるよりも「医療業界の発展に尽力している社員のみなさんのために、私も事務の仕事を通じて役に立ちたい」としたほうが、より熱意のある志望動機になります。

③なぜベンチャーの中でもその企業がいいのか考える

ほかにもさまざまなベンチャー企業があるなかで「ベンチャー企業でチャレンジしたい」というだけでは、他社でもよかったのではないのかと思われてしまいます。 応募先企業を選んだ理由についても深掘りするようにしてください。

深く企業について知るには、OB・OG訪問や説明会への参加などを通し、応募先企業について多角的に知る必要があります。

多くの情報のなかから魅力的だと思える点を拾っていくようにしてみましょう

ベンチャー企業を受けるからといって、ベンチャーという言葉だけに引っ張られることなく、業務内容や企業理念、企業の体制、社風のなかで魅力を感じた点と、応募先企業に所属して何がしたいかを伝えましょう。

加藤 大智

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自分が将来どうなりたいかを考えてみるのも一つの手です

多くのベンチャー企業の特徴は、経営層との距離が近いことでしょう。これを、ワンマン経営だからだと感じるか経営者の考えを常に学んでいきたいと感じるかは人それぞれです。もし前者の場合には、あわせて自分の将来も想像してみましょう。

たとえば家が自営業をやっていていつかは継ぐかもしれない場合や、一生サラリーマンとして生活をするのではなく何かのタイミングで事業をやってみようと考えている場合、将来は役員を目指してキャリアアップをしたい場合などは早いうちから「経営」についての知見を仕入れておいて損はないですよね。

このような言い方をすると転職を考えていることを前提とした志望動機になるリスクがあるため直接的な表現は避けた方が無難ですが、上記のように自分のビジョンを明確にできるとベンチャー企業を選ぶ理由も自ずと見えてくるかもしれません。

3ステップで簡単! ベンチャー企業の志望動機の作り方

 ベンチャー企業の志望動機の作り方

ここからは、実際に志望動機を作る方法を紹介します。記入する用紙にもよりますが、志望動機はだいたい150文字から300文字の間で作成するのが一般的です。

けして多いとは言えない文字数のなかで、簡潔で論理的な文章を構成しつつ、熱意ややる気を明確に伝えなくてはいけません。ベンチャー企業は能動的な人材を求める傾向にあるので、できる限り熱意を伝えるようにしましょう。

志望動機の文字数を調節するコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひあわせて活用しましょう。

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志望動機の文字数は300字程度にまとめておくのがおすすめです。読みやすい文章量でありつつ、過不足なく熱意を伝えられます。ただ、企業から字数を指定されることもあるため、どんな文字数でもまとめられるテクニックを知っておくことが必要です。この記事では、キャリアアドバイザーの解説を交えて、志望動機の文字数を自在に調整する方法を例文と合わせて紹介しています。ぜひチェックしてくださいね。

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志望動機の文字数は300字が目安! 指定に合わせた書き方を伝授

冒頭でなぜその企業に入りたいかを明確にする

文章の最初に結論として入社したい理由、志望動機を明確に記してください。最初に結論を書いたほうが、何について書こうとしているかはっきりとわかるため、先を読み進めたいと感じます。

結論はできるだけ具体的なほうが良いのですが、長々と書くと意味が伝わりづらくなるので、簡潔に書くのがポイントです

また、最初に志望動機をはっきりと書くことで、企業側としては「本当にうちでいいの?」という疑問が解消します。ベンチャー企業は歴史が浅く、ネームバリューが低いことも多いため「なぜ、当社を受けたのだろう」と考える採用担当者もいます。そこで、どこに魅力を感じたかを伝えれば、入社したい熱意が伝わります。

具体的に企業に貢献したい内容を盛り込む

志望動機では自分のやりたいことや企業へ貢献したいことも伝えなくてはいけません。ベンチャー企業はとくに主体的で能動的な人材を求め、その人材がどのように企業にプラスの効果をもたらすかを見ています。自分の強み、スキル、個性とともに、貢献したい内容や、貢献できる点をアピールしましょう

志望動機は商品の営業と同じと考えてみてください。企業側はあなたを採用すればどのようなメリットを得られるのかという点を伝えましょう。

締めで熱量の高い能動的なやる気を見せる

ベンチャー企業に勤め成果を上げていくには熱量が大切です。業務について一人ひとりの裁量に任されることが多く、熱意がなければ自分で考えながら業務を進め、企業と一緒に成長していくことができません。

そこで志望動機の締めでは仕事への熱量があることをアピールしてみてください。仕事でやりたい内容だけではなく、仕事に取り組む姿勢を熱意とともに伝えられると良いでしょう

「新しい技術を修得して、〇〇の分野でスペシャリストとして活躍したい」「貴社の業績アップに貢献し、〇〇の商品を世界に広めたい」など、熱意をストレートに書いてみてください。

志望動機の締めについてはこちらもご覧ください。

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業界別志望動機例文

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キャリアアドバイザー

ここからはベンチャー企業への志望動機例を、業界別に紹介します。

業界によっても特色が異なるので、その業界に合ったベンチャー企業の志望動機を作成しましょう。それぞれについて見ていきましょう。

例文①IT業界

例文

私は貴社のITインフラ事業を通じ、社会の経済活動に貢献したいと志望しました。 ITインフラは企業だけではなく、人々の生活にも欠かせないものです。私はITインフラをより強固なものにすることで、多くの人たちの暮らしを、豊かにできると考えています。

IT業界にはさまざまな企業がありますが、貴社はITインフラの中でもとくに人々の生活に密接にかかわる電力システムの開発や運用をおこなっているため、社会貢献度がひじょうに高いと感じています。

私は学生時代に情報システム学科で、とくにIoTの分野について深く学びました。先輩方の技術を間近で学びながら一日も早く戦力となり、貴社の業務に貢献できればと思います。

選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう

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IT業界に進みたい理由と、企業を選んだ理由が明確に書かれています。

そのうえで、自分の知識を伝え、業務に貢献できる人材であるというアピールも見られるのが良いと思います。

例文②不動産業界

例文

私は、人々の暮らしを楽しくする仕事がしたいと思ってきたなかで、中古物件の紹介、リノベーション、ファイナンシャルプランニング、管理などをワンストップでおこなう貴社の事業に大きな魅力を感じ志望しました。

貴社がおこなっていらっしゃる、中古物件を顧客一人ひとりの要望に合わせて、個性的にリノベーションをする事業は、多くの人の暮らしを楽しく豊かなものにしています。そのうえ、貴社は販売から管理までおこなっているため、顧客にとっては別々の会社に頼む煩わしさがないうえに、住まいに何かあればいつでも相談できる会社が身近にあるという安心につながっています。

私は大学で空間デザインの勉強をし、二級建築士の資格も取得しましたが、もっとセンスを磨き、貴社での業務を通じて多くの人を笑顔にできたら幸いです。

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キャリアアドバイザー

ただ夢を語るのではなく、二級建築士の資格を持っているなど、これまで住宅に関する勉強をしてきたことを示し、しっかりと仕事をしてくれる人という印象も与えられる、良い志望動機になっていますね。

例文③人材業界

例文

誰もが生き生きと働ける世の中をつくりたいと考えて志望しました。私は留学をした際に、さまざまな国からやってきた仲間から、日本は就職においてとても恵まれていると言われました。しかし、私より一足早く就職した友人たちはいつも疲れた表情をしていて、『日本人は本当にやりたい仕事ができているのだろうか』という疑問が湧きました。そして、それはもしかしたら企業とのマッチングが原因ではないかと思うようになりました。

貴社はカウンセリングやアフターフォローなど、手厚く転職希望者のサポートをしていらっしゃいます。私も転職希望者とコミュニケーションをとりながら、人材と企業の理想的なマッチングを実現したいと考えています。

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実際に友人たちから聞いた話をもとに、人材業界に興味を持つようになったことを説明しています。

実体験に基づくエピソードは説得力があります。

例文④教育業界

例文

子どもたち一人ひとりの成長に合わせた教材や講座、教室の企画運営をしたいと思い貴社を志望いたしました。

私は中学時代、とても勉強が苦手な子どもだったため、心配した両親が個人指導の学習塾を見つけ、通わせてくれました。そして、私の苦手なところを先生が細かく見てくださったことで成績が伸び、学校も楽しくなりました。

貴社では個人個人の指導に力を入れ、子どもの成長に合わせたさまざまな学習プランを提案していらっしゃいます。私も企画運営の仕事を通じ生徒の学力向上に貢献していきたいと考えています。

選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう

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キャリアアドバイザー

自分の塾での思い出をベースに志望動機を組み立てています。

なぜ、教育業界がよかったのか、なぜ応募先企業に入りたいと考えたのかがとても分かりやすくなっています。

志望動機の例文をもっと見たければこちらもご覧ください。

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ベンチャー企業でNGな志望動機とは?

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就活生

ところで、ベンチャー企業に提出する志望動機に、向かない内容ってありますか?

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キャリアアドバイザー

誤字脱字に気を付け、内容も常識から大きく逸脱しないように注意するのはもちろんですが、ベンチャー企業ならではの注意点があります。

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就活生

ぜひ、教えてください!

ここからは、ベンチャー企業には不向きな志望動機の書き方について解説します。

安定志向が強そうに思われる志望動機

安定志向が強そうに思われる志望動機は、マイナスのイメージを与えてしまいます。

ベンチャー企業は歴史も浅く、経営が不安定にならないとは限りません。また、時代の先端を目指す企業も多く、状況に応じて業務内容も進化させていく場合があります。それにもかかわらず志望動機で安定志向が強いと感じられてしまうと、自社には合わないのではないかと判断されてしまいます。

安定志向よりは、新しいことにチャレンジしたいという意欲の持ち主であるということのほうをアピールしたほうが良いでしょう

受け身の姿勢だと思われる志望動機

ベンチャーは少数精鋭であるため、能動的に自分で考えて積極的に行動ができる人材を求めています。歴史が長い企業と異なり業務のやり方も固定化されていないため、アイデアをどんどんと出してほしいと考えている上司も多いようです。

ところが志望動機で「先輩や上司の方にご指導いただきながら」「ご指示に従いがんばります」などという言葉を多く使ってしまうと、受け身体質の人と思われてしまいます。謙虚さも大切ですが、ベンチャー企業を受けるときは積極性をアピールしましょう

自分のスキルや資質をアピールしつつ、積極的に働きたいという意思を入れ込むようにしてください。

自分の都合ばかり主張してしまう志望動機

「休みが多いのがうれしい」「たくさんの給料がほしい」など、自分の都合ばかりを書くのは避けたほうが良いでしょう。就職は何かを得たくてするわけですから、希望を口にするのが必ずしも悪いとはいえません。しかし、自分の都合や希望ばかりで、会社に対して貢献したいことが書かれていないと、印象はよくなりません

「研修が充実している」「仕事をするなかで技術を教えてもらえる」など、まるで職場を学校のような感覚でいると思われる表現も気を付けてください。もちろん、最初は誰もが学んで成長します。しかし、志望動機の中で習うことばかり書いて、仕事として何をしたいのかがないのはマイナスです。

志望動機のNG例

ここからは具体的に、ベンチャー企業に応募する際の志望動機のNG例を2つ紹介します。

NG例
  1. 受け身に思われる
  2. 待遇面でマッチしていない

以上2点は志望動機でやってしまいがちなので注意してください。一度書いた後に、家族や友人に読んでもらい、印象を聞いてみるのをおすすめします。

NG例①受け身に思われる

例文

これからはITの時代だと思い、Webサイトの構築をおこなっている貴社を志望しました。貴社は研修制度が充実していると伺い、多くの技術を修得できるのも魅力に感じました。

また、数あるIT系企業のなかで貴社を志望しましたのは、ひじょうに高度な技術を持ち大きなプロジェクトを次々と成功させているという点があります。活躍している先輩方にいろいろと教えていただきながら、プログラミングについて学んでいきたいと思っています。

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キャリアアドバイザー

研修や先輩の指導により、自分が成長することだけを目的としているため、業務を通じてどのような貢献をしたいかという点が見えず、受け身の人だという印象になってしまう可能性があります。

NG例②待遇面でマッチしていない

例文

教育業界のベンチャー企業として画期的な事業をおこなっている貴社の姿勢にひかれ志望いたしました。私も大学時代に学んだマーケティングのスキルを生かし、貴社の業務に貢献したいと考えています。

また、貴社は裁量業務性を採用されているということで、ワークライフバランスを実現できるのも魅力だと考えました。残業は少なくするという時代に合わせた、ゆとりを持った働き方で、プライベートを充実させたいと思います。

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キャリアアドバイザー

もちろん全ての企業に当てはまる訳ではありませんが、ベンチャー企業の場合、一人ひとりに期待される業務の量が多いため、ひんぱんに残業が発生するケースもあります。

ワークライフバランスばかりを期待するのは、残業に対応してくれない人という印象を与えます。

志望動機の書き方で悩んでいる人はこちらも参考にしてくださいね。

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志望動機をしっかり練ってベンチャー企業への就職を成功させよう

ベンチャー企業とは、果敢にチャレンジしている新興企業を指します。成長過程にあるため、企業と一緒に挑戦し続ける積極的な人材を求める傾向があります。そこで志望動機を書く際には、積極性や仕事への熱意を表現し自ら行動する人物であるという印象をもたれるように仕上げましょう。
なぜその業界を選んだのかについてもしっかりと分析して、仕事に役立つ自分のスキルを盛り込んだベンチャー企業の志望動機を作成しましょう。

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