目次
- 明るいキャッチコピーの質問の意図を理解してアピールしよう
- 就活でキャッチコピーが聞かれる5つの理由
- ①まとめるスキルがあるか知りたいため
- ②自己分析ができているか判断するため
- ③自分の強みを回答できるか知りたいため
- ④センスや創造力を図るため
- ⑤ESの内容と一致しているた確かめるため
- 明るいキャッチコピーをつくる6つのポイント
- ①最も伝えたいことを考える
- ②企業がもとめる人物像を把握する
- ③モノやイメージで置き換える
- ④数字を使って具体化をする
- ⑤ベネフィットを考える
- ⑥反対の言葉を組み合わせる
- 明るいキャッチコピーを考えるときの注意点
- 口語表現になっていないか
- ネガティブな内容になっていないか
- 誰もがわかる表現になっているかどうか
- 等身大としての自分をアピールできているか
- 例文あり!明るい性格のキャッチコピー言い換え70選
- 積極性
- 協調性
- 社交性
- 傾聴力
- 発信力
- ホスピタリティ
- 柔軟性
- コミュニケーション能力
- リーダーシップ
- 相手の立場になって考える
- 調整力
- 縁の下の力持ち
- 気配り
- チャレンジ精神
- 面接でキャッチコピーが出てこないときの対処法
- 考える時間をもらうようにお願いする
- 自信を持って回答する
- エピソードでキャッチコピーの説明をする
- 明るいキャッチコピーを考えて第一印象で差をつけよう
明るいキャッチコピーの質問の意図を理解してアピールしよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「キャッチコピーが思いつかないのですが、どうすれば良いのでしょうか? 」
「あなたのキャッチコピーを教えてくださいという質問には、どのように答えれば良いのでしょうか? 」
このような質問や相談を就活生からされることがあります。たしかに、今まで学校でキャッチコピーの付け方を学ぶ機会はなかったため、どのように考えるのかイメージが湧かない就活生も多いでしょう。
実は、キャッチコピーの考え方に悩む就活生も質問の意図を理解した上で、キャッチコピーをつくるポイントを理解すると誰でも自分を表すフレーズをつくることができますよ。この記事では、質問の意図とポイントだけでなく、例文も紹介しているので就活の参考にしてください。
就活でキャッチコピーが聞かれる5つの理由
就活で「あなたのキャッチコピーを教えてください」と質問されたときに、答えることに精一杯になってしまう就活生がほとんどではないでしょうか。何も準備をしていないとアドリブで答えることになってしまい、「一言でまとめただけ」になってしまいますよね。
このときに質問の意図を把握していると、「何を意識してキャッチコピーを考えれば良いのか」を理解することができます。そのため、採用担当者の質問の意図を正しく把握することは、自分をアピールすることにつながるのです。
就活でキャッチコピーが聞かれる理由を把握して、採用担当者の目線に立って回答できるようになりましょう。
①まとめるスキルがあるか知りたいため
就活で質問されるキャッチコピーは、採用担当者から注目してもらうために自分を宣伝する広告のようなものです。面接官の心を掴むためには、長い文章で伝えるのではなく、短く端的に自分を宣伝する必要がありますよね。このまとめる力があるかどうかを面接官はチェックしています。
まとめる力は、限られた時間の中で成果を出すためには必須のスキルとも言えます。また、対社外と接する機会が多い仕事の場合は、特にクライアントとカスタマーも時間が限られています。自分が伝えたいことをダラダラと伝えると信頼を失うきっかけにもなりかねません。そのため、自分の特徴をキャッチコピーにしてまとめて伝えられるかどうかを面接でチェックしているのです。
②自己分析ができているか判断するため
自分の特徴をキャッチコピーにするためには、自分を深く理解していないとまとめることができません。たとえば、勉強をしていない分野を一言でわかりやすくまとめることはできませんよね。そのため、キャッチコピーに回答できるかどうかで、自己分析ができているかを面接官は確かめています。
自己分析ができていないと、就職後に過去の何を経験の何を活かせば良いのかイメージが湧きづらいですよね。しかし、過去の自分の経験を振り返ることができている就活生なら、挫折をしてしまった経験などから学び、就職後に活躍すると期待ができます。そのため、自己分析ができているかどうかを面接官は重視していますよ。
③自分の強みを回答できるか知りたいため
説明したとおりキャッチコピーとは「自分の宣伝文句」です。そのため、就活でキャッチコピーを聞かれたときには、自分の強みを答えることがもとめられます。一般的な就活では「あなたの強みについて教えてください」などと自己PRをもとめられます。そのため、就活対策としてほとんどの就活生が自己PRの準備をしていて、問題なく面接で強みを回答しています。
しかしキャッチコピーを聞かれると、準備をしていない就活生も多く焦ってしまい、強みのアピールができなくなってしまうこともありますよね。このような状況であっても、強みをアピールできるかどうかを採用担当者は判断しているのです。就職後に社内やクライアントとのやりとりでイレギュラーな質問が多い環境では特にこの観点はチェックされています。
④センスや創造力を図るため
キャッチコピーには正解がないため、回答によって就活生の個性がでますよね。企業によっては、就活生の個性を確かめるためにキャッチコピーを質問していることもあります。特に、クリエイティブ業界や入社後にプレゼンテーションが多い企業では重視されていますよ。
創造力とは「自分オリジナルの方法で、新しい何かを創り出すこと」です。つまり就活においては、自分の強みを表現するためにオリジナルのキャッチコピーを考えることですね。そのため、他の学生と同じようなキャッチコピーではなく、他の学生とは異なるコピーでアピールできているかどうかが見られるということですね。
⑤ESの内容と一致しているた確かめるため
一般的な面接ではキャッチコピーを聞かれることは少ないですよね。そのため「あなたのキャッチコピーを教えてください」と質問されると焦ってしまう就活生が多いのではないでしょうか。このような緊張感がある面接でも、事前に提出したエントリーシート(ES)の自己PRと同じ内容で強みをアピールできるかどうかを判断しています。
緊張するシーンでは沈黙を怖がってしまい、思っていないことや事実と異なることを伝えてしまう人がいます。しかし就職後は、緊張したシーンでも伝えたいことを伝えることが重要ですよね。そのため、ESと一致している内容で面接でアピールできているかどうかも面接官は重視しているポイントなのです。
4つの質問に答えるだけで、AIが自己PRを自動で作成します!
自己PR作成ツールはもう試してみましたか? 4つの質問に答えていくだけであなたの強みを最大限にアピールできる自己PRをAIが自動で作成します。
自己PRで悩んでいる人は、まずはツールを活用してみることをおすすめします。
明るいキャッチコピーをつくる6つのポイント
ここまで、キャッチコピーを質問する背景を解説しましたが、面接官の質問意図を理解するだけではキャッチコピーを考えることはできません。ここからは、今までキャッチコピーを考えたことがない就活生であっても、自分を表すコピーを見つける6つのポイントを解説します。
①最も伝えたいことを考える
キャッチコピーと聞くと、採用担当者の目を引くようなコピーを用意することを意識してしまうのではないでしょうか。しかし、キャッチコピーは自分の強みに興味を持ってもらうための表現方法のひとつです。そのため、まずは自分がアピールしたいこと・最も伝えたいことは何かを考えましょう。
キャッチコピーから考えてしまうと、ESの内容と乖離してしまい、素晴らしいキャッチコピーであってもマイナス評価をされてしまいます。キャッチコピーに回答することが目的にならないように注意しましょう。
②企業がもとめる人物像を把握する
企業の採用担当者はESや面接を通じて、入社後に活躍できるかどうかを判断しています。そのため、自分をアピールするときには、そもそも企業がどのような人材を募集しているのか把握する必要があります。
もちろん企業がもとめる人材にあわせて自分の強みを偽る必要はありません。しかし、もとめる人物像を知っておくことで、キャッチコピーの選び方が変わりますよね。そのため、自分が伝えたいことを整理するだけでなく、企業がもとめる人物像についても詳しく分析しましょう。
③モノやイメージで置き換える
自分の強みをアピールするときに、「私の強みは〇〇です」だけでは、エピソードを聞かなければ具体的な強みがイメージできませんよね。自己PRにより強いイメージを持ってもらうためには、その強みを表すものやイメージを活用した比喩表現をすると印象が強くなります。具体例としては、このような例がありますよ。
- スポンジのような吸収力が強みです
- 太陽のような明るさが強みです
このように強みを説明するキーワードや強みそのものを置き換えることで、他の学生と差をつけることができるため活用しましょう。
④数字を使って具体化をする
ESを作成するときに「数字を使って定量的に書く」というポイントを聞いたことがある就活生は多いのではないでしょうか。キャッチコピーを考えるときにも同じで、数字を使うと採用担当者もよりイメージが湧きやすくなりますよ。
たとえば、稲葉製作所のイナバ物置のキャッチコピーである「100人乗っても大丈夫!」などは、どれくらい丈夫なのかイメージがしやすいですよね。このように数字を使ってキャッチコピーをつくると具体的なイメージが湧きやすくなるため、数字を使えるかどうか考えましょう。
⑤ベネフィットを考える
多くの就活生は企業へ強みやキャッチコピーをアピールするときに、メリットを伝えていることが多いです。たとえば、「私の強みは〇〇です」というアピールもメリットを伝えているだけですよね。しかしメリットを伝えるだけでは、入社後どのように会社へ貢献するかイメージが掴みにくいですよね。そのため、企業が採用することによって得られる利益や恩恵であるベネフィットをアピールすることがポイントです。
わかりづらいと思うのでメリットとベネフィットの違いを具体例を用いて説明すると、このような違いがあります。
- メリット:私は、傾聴力が強みである
- ベネフィット:私は、クライアントの潜在的ニーズを引き出すことができる
メリットは「傾聴力が強みであること」しか説明されていませんが、ベネフィットは「採用された後に強みをどのように活かすか」まで説明されています。2つを比較するとベネフィットの方が、採用するメリットが感じやすいですよね。このように、採用担当者が入社後にどのように活躍するかイメージが湧きやすいようベネフィットを伝えるように意識しましょう。
⑥反対の言葉を組み合わせる
自分が伝えたいことを採用担当者の印象に残すためには、面接官の注意を引くようなキャッチコピーをつくることがおすすめです。他の就活生と差別化をして印象に残すためには、反対の意味を組み合わせることが最も簡単にできます。たとえば、このような例がありますよ。
- 控えめなリーダー
- おしゃべりな聞き上手
- 頑張らない努力家など
「控えめなリーダー」であれば、リーダシップはあるけれどもメンバーの話を聞く「メンバーシップがあるリーダー」ということがアピールできますよね。面接官の興味を引くだけでなく、自分本来の強みをアピールすることにもつながりますよ。
明るいキャッチコピーを考えるときの注意点
ここまでに紹介したポイントを実践すると、採用担当者の印象に残るキャッチコピーをつくることができます。しかし、印象を意識しすぎてマイナス評価になってしまうこともあります。ここからは、就活生が陥ってしまうキャッチコピーを考えるときの注意点を解説します。
口語表現になっていないか
キャッチーな表現を追求すると、つい口語表現になってしまうことがあります。たしかに、口語表現を交えると採用担当者の印象に残ることもあります。しかし、面接はビジネスの一環なので、フランクな表現を使うとマイナス評価になってしまいます。
中には、口語表現を知らずに使っている言葉もあるため、これらの表現は使わないように注意しましょう。
- めっちゃ〇〇
- 〇〇みたいな
- やっぱり〇〇
- 絶対に〇〇
ネガティブな内容になっていないか
反対の言葉を組み合わせたりキャッチーな言葉を使ったりすると、キャッチコピーをつくることが目的になってしまい、相手に良い印象を与えることができないネガティブな表現を使ってしまうことがあります。反対の言葉を組み合わせると印象には残りやすいですが、ネガティブな表現を使った際に相手がどのような印象を受けるのかも考えるようにしましょう。
- 決断しないリーダー
- 優柔不断なキャプテン
- 積極的な小心者
ネガティブな表現をできるだけ避けて、ポジティブなキーワードを使い、好印象を与えるようにしましょう。
誰もがわかる表現になっているかどうか
キャッチコピーを考えるときに、自分が所属している部活やサークル、ゼミの専門用語を無意識に使ってしまうことがあります。このような表現は、採用担当者によっては理解できずに自分の強みを伝えることができなくなってしまいます。また、場合によっては「相手の立場に立って考えられない」とマイナス評価になることもあるので注意が必要です。
キャッチコピーを考えるときには、誰もがイメージできることが最も大切です。
- チームを牽引するファンタジスタ
- 静かなコンサートマスター
ファンタジスタはサッカーで使われる用語で、コンサートマスターは吹奏楽やオーケストラなどの音楽で使われる用語です。これらは知っている人もいるかもしれませんが、用語の意味を知らない面接官の場合は伝わらないため、このような専門用語は避けるようにしましょう。
等身大としての自分をアピールできているか
キャッチコピーを使うと自分を誇張して表現してしまう学生がいます。しかし、誇張してアピールすると自分に対する期待値が上がってしまいますよね。すると、内定獲得ができたとしても、入社後にミスマッチとなってしまい早期離職につながりかねません。
また、自分を過小評価するキャッチコピーをつくってしまうと、自分の強みをアピールできずに選考落ちにつながってしまう可能性もありますよね。すると、本来活躍できるはずの企業の選考落ちになってしまいます。
キャッチコピーを使ったとしても、等身大としての自分をアピールできているかどうかは必ずチェックしましょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
キャッチコピーを考えるときに、インパクトが大きいものや他の就活生と被らないものを考えたくなりますよね。しかし、このような観点に固執すると、伝えたいことがアピールできなくなる可能性があるため注意が必要です。
キャッチコピーが聞かれる理由で紹介しましたが、たしかに一部の企業では「センスや創造力」を重視しています。しかし、どんなにセンスを感じるキャッチコピーであっても、伝えたいことが分からないキャッチコピーでは、残念ながら採用担当者から評価されることはありません。
センスがもとめられるキャッチコピーではなく、自分が伝えたいことが伝わることが最も大切であるということを意識してくださいね。
自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!
自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。
そんな就活生に活用してほしいのが最新の「自己PR作成ツール」です。AIが自己PRを自動生成してくれるため、ネタがなく悩んでいたり、忙しい就活生にはぴったりです!
自己PRで悩んでいるなら、まずはツールを活用して自己PRの土台を完成させましょう!
例文あり!明るい性格のキャッチコピー言い換え70選
ここまで紹介した方法を実践するとキャッチコピーをつくることができますが、自分が考えたキャッチコピーでアピールできるのか不安になりますよね。そのような就活生に向けて、就活で使えるキャッチコピーの例文を合計70個紹介いたします。
自分がアピールしたい強みの例文を参考にして、より魅力的なキャッチコピーを考えましょう。
積極性
社会人になると今までより自分で能動的に行動することがもとめられます。もちろん研修期間などもありますが、受動的な姿勢の学生よりも、自ら積極的に学ぶ姿勢がある人の方が、就職後に活躍するイメージがありますよね。このようなキャッチコピーは積極性をアピールできますよ。
- 意志ないところに結果なしを体現する人間です
- 積極性のある謙虚な人間です
- 100人のサークルのファーストペンギンです
- 走りながら考える男です
- 1回の講義で10回質問する
積極性をアピールするときには、失敗を恐れずに行動するイメージが与えられると高評価になります。「ファーストペンギン」の例ように、周囲にあわせて行動するのではなく、主体的に行動したことをアピールできると良いですね。
動物に例えたアピール方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事
「自分を動物に例えると?」の回答例25選|質問意図とコツを解説
「自分を動物に例えると?」と質問された場合の回答方法や注意点、探し方を解説します。キャリアアドバイザーが例文を参考にわかりやすく解説するため、例文を確認しながら自分にはどの動物が当てはまるのかを考えてみてください。
記事を読む
積極性をアピールしたい人はこちらも参考にしてくださいね。
関連記事
例文18選! 自己PRで「積極性」を上手に伝える秘訣
自己PRで積極性をアピールするときに重要なのは「自分なりの積極性を明確にすること」。今回は、積極性の種類や面接で積極性を伝える時のコツをキャリアアドバイザーが解説します。自己PR例文も紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
記事を読む
協調性
企業へ就職するということは、チームで協働するシーンが必ずあります。そのため、協調性があることは強いアピール材料になりますよ。協調性をアピールするキャッチコピーにはこのようなものがあります。
- 何にでも対応できる歯車のような人間です
- 三本の矢を束ねるヒモのような存在です
- 50人の部員をつなげるパッチワーク職人です
- どんなバンドでも演奏できるドラマーのような人材です
- 人と人を結びつける接着剤のような人間です
協調性のキャッチコピーには「潤滑油」などのキャッチコピーがよく使われます。しかし、定番のキャッチコピーのため、採用担当者の印象に残らないこともあり注意が必要です。印象に残るために、定番のキャッチコピーだけでなく、紹介したような聞きなれない協調性をアピールするキャッチコピーも活用しましょう。
協調性を魅力的にアピールする方法についてはこちらを読んでおきましょう。
関連記事
協調性を魅力的に自己PRするには|エピソード別の例文で徹底解説
協調性をアピールする際は、企業が求める主体性や能動的な能力をアピールすると好評価を得られますよ。 この記事では、協調性の意味、好評価を得るポイント、自己PR例文をキャリアアドバイザーが解説します。 動画や例文も参考にポイントを押さえてアピールしてくださいね。
記事を読む
社交性
特に社外とのやりとりが発生する営業職やコンサルタント、接客・販売などは社交性がもとめられます。どんなに課題解決能力などのスキルが優れていても、対人スキルがないと仕事を任せることができませんよね。社交性をアピールするキャッチコピーにはこのようなものがあります。
- 誰とでもすぐ親友になれる社交家です
- 会話のタネを見つけるストレングスファインダーです
- 子どもから保護者まで会話できる先生のような人です
- 50名のイベントで全員と話した男です
- グループを盛り上げるお笑い芸人です
人とすぐに打ち明けられることがイメージできる「先生」や、実際に社交性を発揮した経験を織り交ぜたキャッチコピーを使うと、社交性があることを伝えられますね。
傾聴力
面接では自分をアピールすることがもとめられますが、就職後は相手の話を深く聞き、ニーズを引き出すスキルももとめられます。対社外だけでなく、社内で良いチームワークを築くためにも必要なスキルですね。傾聴力にはこのようなキャッチコピーがありますよ。
- 相手が心地よい相槌を打つことができます
- 話を引き出すカウンセラーのような人間です
- 提案上手な聞き上手です
- 聖徳太子のような人間です
- みんなの相談窓口です
傾聴力のキャッチコピーは「聖徳太子」や「相談窓口」など人やモノに例えるとイメージが湧きやすいですね。
発信力
学生時代の勉強と異なり、社会人の仕事には正解がありません。そのような状況で、失敗せずに仕事をするためには、自分がどのように仕事をしたいのか発信することがもとめられます。また、組織のマネジメントを担当する人は、組織のビジョンを発信することももとめられますね。
発信力があることは入社後に活かすことができる強みのひとつです。発信力をアピールするキャッチコピーにはこのようなものがありますよ。
- 部員50人にやる気を出させるスピーカーです
- 周囲を熱狂させるキング牧師のような人間です
- 一言で100人に届ける電波塔です
- 100人の新しい一歩を後押しするインフルエンサーです
- 子どもから大人まで理解できる伝え方ができる人材です
発信力をアピールするときには、モノに置き換えてアピールすると誰でもイメージが湧きやすくなりますね。
ホスピタリティ
ホスピタリティと聞くと、接客や販売などの対人で発揮するスキルだと思われていますが、人だけでなくモノに対しても思いやりを持つスタンスです。そのため、商品を扱う業界では特に必要なスキルのひとつですね。
ホスピタリティをアピールするキャッチコピーにはこのようなものが挙げられます。
- 人もモノも傷をつけないクッションです
- 相手を元気にする栄養ドリンクです
- 配りきれない気配りがある人間です
- チームの絆創膏のような存在です
- ものの痛みがわかる人間です
これらのキャッチコピーのように、対人で発揮するホスピタリティなのか対モノに発揮するホスピタリティか想像できるたとえを使うとわかりやすいですね。
柔軟性
就職すると、社会の変化に対応して会社の利益に貢献をしなければなりません。そのため、ひとつのことに固執するのではなく柔軟に対応できることは、採用担当者からの評価が高いスキルです。
柔軟性をアピールするためには、このようなキャッチコピーがあります。
- 環境の変化に対応するカメレオンです
- 必要に応じて形を変える粘土人間です
- 世代を超えて溶け込むスライム人間です
- 万能ナイフのようにどこでも必要とされる人間です
- 部員20人みんなの右腕です
柔軟性はその場に合わせて変化する動物やモノが多数あるため、置き換えて表現すると採用担当者に伝わりやすいキャッチコピーがつくれます。
柔軟性をアピールしたい人はこちらを参考にしてくださいね。
関連記事
例文10選|柔軟性の自己PRが面接官に与える印象とアピールのコツ
柔軟性の自己PRは、根拠となるエピソードを伝えることで効果的にアピールすることができます。今回は自己PRで柔軟性を伝えることで採用担当者に与える印象や、柔軟性が評価されやすい職種をキャリアアドバイザーが紹介していきます。自己PRで柔軟性をアピールする際の例文も解説しているので、柔軟性をアピールしたい方は参考にしてみてくださいね。
記事を読む
コミュニケーション能力
すでに紹介した傾聴力や発信力は、意見の発信・受信いずれかに特化した強みでしたが、両方を強みとしているスキルがコミュニケーション能力です。もし、取引先と意思疎通ができないと、最悪の場合は会社の損失につながってしまう可能性もあります。そのため、基本的なスキルと思われがちなコミュニケーション能力も需要が高いスキルです。
キャッチコピーにはこのようなものがありますよ。
- 話さない盛り上げ役です
- 心と会話できる人間です
- 相手の殻を破り入ることができます
- 全員で楽しめる話題づくり職人です
- 初対面でもすぐ打ち解けるコミュニケーションお化けです
数字を使った表現などを織り交ぜると企業にも伝わりやすいキャッチコピーになりますね。
コミュニケーション能力を長所として伝える方法はこちらの記事で詳しく解説していますよ。
関連記事
「長所はコミュニケーション能力」で差がつく10個の言い換えとは
「長所はコミュニケーション能力」だけでは差別化は難しい こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「就活で長所はコミュニケーション能力、とアピールしようと思っています」「コミュニケーション能力ってほかの学生と被りやす […]
記事を読む
リーダーシップ
新卒採用は、採用した人材に将来は経営をになってもらいたいと考えているケースも多く、マネジメントをする上で大切なリーダーシップがもとめられます。そのため、部活やサークル、アルバイト、ボランティアなどでリーダーシップを発揮した経験がある人は、長期的に活躍できることをアピールできます。このようなキャッチコピーを使うと、リーダーシップがアピールできますよ。
- 常に行き先を示す灯台です
- やる気の火をつけるマッチです
- 鴨の母親のようなリーダーです
- 誰一人と置いていかない結束バンドです
- メンバー全員の応援団長です
人を引っ張るイメージややる気を起こすイメージがあるモノに置き換えると、リーダーシップがアピールしやすいですね。
リーダーシップは言い換えるとより効果的にアピールできます。リーダーシップの言い換え方についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。
関連記事
例文13選|リーダーシップを言い換えて強みを効果的にアピール!
リーダーシップをアピールする際は、言い換えることでより効果的に伝えることができます。企業がなぜリーダーシップのある人材をもとめるのかを理解したうえで、例文を参考に是非作成してみてください。
記事を読む
相手の立場になって考える
会社が利益をあげるためには、社会やお客さんの悩みを解決することがもとめられますよね。そのためには、普段から相手の立場に立って考えることがもとめられます。また、社内のコミュニケーションにおいても相手の立場に立って考えることで、良いチームワークをつくることができますね。相手の立場に立って考えるキャッチコピーはこのような例がありますよ。
- 相手の心と会話できる人間です
- 心のファインダー常に構えている人間です
- グラスが空く前に注文を聞くホールスタッフです
- 目の前の相手の最大の理解者です
- 仕草や表情の観察家です
相手を知ろうとしたことや、信頼されたことをキャッチコピーを通じてアピールすると、等身大として相手の立場になって考えられる強みを伝えられますね。
調整力
社会人になって仕事をすると、当初の要望通りに進められないことや予定通りに進まないことがあります。たとえば、取引先の予算内で依頼を受けられないことや、プロジェクトの進捗が遅れてしまうことなども起こり得ます。そのようなときに調整力がもとめられるため、学生時代からさまざまな調整をおこなった経験がある人は、積極的にアピールしましょう。キャッチコピーにはこのようなものがあります。
- 調整アーティストです
- 部員50名の意見を一品にまとめる料理家です
- 人間スケジュール帳です
- 異なる意見をつなぐ橋のような人間です
- 対立に自ら飛び込む男です
調整をイメージさせるモノに置き換えると調整力がある印象が与えられますね。
縁の下の力持ち
会社へ就職すると、課長やマネージャーなどの役職者よりもメンバーの方が多いです。そのため、リーダーシップを発揮して組織に貢献するだけでなく、リーダーを支える縁の下の力持ちの存在も会社には欠かせません。サポートをすることで、チームとして良いパフォーマンスを遂げることができますよ。そのため、縁の下の力持ちな強みも就活では十分アピールできます。このようなキャッチコピーを使うと、縁の下の力持ちがアピールできますよ。
- 裏方の主役を担う人材です
- 100名を支える土台のような存在です
- 主役を引き立てるバイプレイヤーです
- 目立ちたがり屋の縁の下の力持ちです
- 他人のための努力を厭わない人間です
大きなモノやコトを支えるイメージが湧くようにアピールできると、縁の下の力持ちであることが伝わりやすくなりますね。
縁の下の力持ちをアピールしたい人はこちらも読んでおきましょう。
関連記事
縁の下の力持ちを自己PRするには?向いている仕事や例文を紹介
縁の下の力持ちは適性のある企業を見極めてアピールすると好評価が得られますよ! この記事では縁の下の力持ちを発揮できる仕事、アピールポイント、PR例文をキャリアアドバイザーが解説します。 企業でもとめられる強みを見極めて魅力的な自己PRにしましょう。
記事を読む
気配り
自分が何かを伝える前に気配りをしてくれると、信頼したり尊敬したりする気持ちが生まれますよね。社会人でもこの気配りが大切で、社内外で信頼関係の構築に役立てることができます。気配りは「できて当たり前」と考えている就活生がいますが、就活でも評価される強みのひとつですよ。
- 50名の部活を子のように大切にするお母さんです
- 一歩引いたおせっかい人間です
- 気配りしたがり人間です
- 人助けが生きがいを感じる男です
- 自分からは声をかけない気配り人間です
「お母さん」のように気配りをしてくれるイメージがある人に置き換えたり、相手に言われる前に行動したことをキャッチコピーとして伝えられると気配りができる強みがアピールできますね。
気配りを自己PRで伝える方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事
例文12選|自己PRに気配りってあり? 絶対に避けたい2つの注意点
就活の自己PRでは「気配り」は他の言葉に言い換えて表現しよう! こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、 「自己PRで気配り上手をアピールするのはインパクトに欠けますかね?」「気配りができるって企業にア […]
記事を読む
チャレンジ精神
社会人として常に成長するためには、高い目標を掲げて挑戦することがもとめられます。就活生の中には、失敗することが怖くチャレンジできない人も多いため、学生時代にチャレンジした経験がある人は、ぜひアピールしましょう。キャッチコピーにはこのような例が挙げられます。
- 挑戦し続けるマグロです
- 1%の可能性を信じる人間です
- 100名の部員の中で先に一歩を踏み出す人間です
- 挑戦するまで諦めないチャレンジャーです
- 計画的なチャレンジャーです
挑戦をするために行動していることや、未経験のことに挑戦したことが伝わるキャッチコピーがつくれるとチャレンジ精神がアピールできますよ。
チャレンジ精神をアピールする方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。
関連記事
チャレンジ精神を上手に自己PRするには|言い換え表現や例文を紹介
チャレンジ精神を自己PRにするときは、3つのポイントを押さえたアピールが重要です。 この記事では、チャレンジ精神をアピールする際のポイントや自己PRの例文、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、魅力的な自己PRで差をつけましょう!
記事を読む
面接でキャッチコピーが出てこないときの対処法
- 考える時間をもらうようにお願いする
- 自信を持って回答する
- エピソードでキャッチコピーの説明をする
ここまでに紹介した準備をしたとしても、準備をしたことを忘れてしまったり、面接当日まで納得できるキャッチコピーが思いつかないことがあるかもしれません。そのような就活生は、これから紹介する対処法を実践すると、キャッチコピーが思いついたり高評価が得られたりしますよ。
これから面接を控えている学生は、緊張して頭が真っ白になってしまう可能性もあるため、必ずチェックしましょう。
考える時間をもらうようにお願いする
準備をしていても焦ってしまい、キャッチコピーを考える間の沈黙を恐れて、自分の強みとは異なる思いついた内容で答えてしまう就活生が多いです。しかし、自分の強みとは異なる内容を答えてしまうとマイナス評価になってしまう可能性があります。
冷静にキャッチコピーを考えて答えられるように、「少し考えるお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と面接官へ依頼をしましょう。企業によっては、考える時間をもらえるように依頼することで、冷静に対処できることを評価してもらえることもあります。面接の場でキャッチコピーがすぐに思いつかないときには、考える時間をもらうように依頼しましょう。
自信を持って回答する
時間をかけてキャッチコピーを考えても、あっているのか不安になりますよね。特にグループ面接などでは、他の就活生のキャッチコピーを聞いた後の回答では、さらに不安になると思います。
このような不安がある状態でも、自信を持って回答することがポイントです。キャッチコピーには正解はないですし、自信を持って回答しなければ「嘘をついているのではないか」と面接官に怪しまれてしまいます。企業によっては仕事を任せられないと判断されてしまうかもしれません。
きちんと評価してもらうためにも、考えたキャッチコピーは自信を持って回答しましょう。
エピソードでキャッチコピーの説明をする
キャッチコピーは面接官の興味を引くために大切ですが、キャッチコピーの印象だけで選考結果が決まることはありません。キャッチコピーだけではイメージが湧かないため、面接官は詳細の説明を聞くことで初めてキャッチコピーの意味を理解することができます。
そのため、もしキャッチコピーになかったとしても、キャッチコピーをつけた理由やエピソードを詳しく伝えることでアピールしましょう。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
自己PRや志望動機などの定番の質問は、ほとんどの就活生が準備しているため、大きな差がつくことは少ないです。しかし、キャッチコピーのような少しイレギュラーな質問は準備をしていない就活生が多いため、質問をする企業では合否判断に活用することが多い特徴があります。
その場で考えようとするとハードルが高いですが、事前に考えておくだけで緊張感ある面接で回答することができます。すると他の就活生よりも評価を得られる可能性が高くなり、差をつけることができますよね。
キャッチコピーを聞く企業は多くないですが、聞かれたときに答えられるように、必ず準備しておきましょう。
明るいキャッチコピーを考えて第一印象で差をつけよう
面接でキャッチコピーを答えるためには、面接官の質問意図を理解して回答することがポイントであると紹介しました。キャッチコピーを聞かれる面接は少ないため、質問をされると焦ってしまいキャッチコピーを考えることが目的になってしまいがちです。しかし、キャッチコピーが答えられても、強みと一致しておらずマイナス評価になってしまう可能性もあるため注意が必要ですね。
この記事で紹介したキャッチコピーの作成を読み返したり、例文を参考にしたりして、自分を表すキャッチコピーを見つけましょう。
キャリアアドバイザーコメント津田 祥矢プロフィールをみる
ここまでに紹介したような言い換え表現について、自分で考えられるかどうか不安な就活生もいますよね。言い換え表現を思いつかなかった就活生は、検索をうまく活用すると自分にあったキャッチコピーを見つけることができます。
ただし、抽象度が高いキーワードでは知りたい内容が検索結果に出てこないため、具体化することも大切です。たとえば、コミュニケーション能力が強みでキャッチコピーを考えている就活生が「コミュニケーション キャッチコピー」で調べても、自分に当てはまる言葉は検索されづらいです。一方で、コミュニケーションを具体化し「人の話を聞くことが強み」であるとします。そして「傾聴力 キャッチコピー」で検索すると、自分の強みに当てはまるキャッチコピーが見つかりますよ。
自分でキャッチコピーを考えることも大切ですが、別の人が考えた分かりやすいキャッチコピーを使うこともおすすめです。もちろん、この記事でも例文が紹介されているので、参考にしてくださいね。