就活しない人の6つの選択肢|大学生が後悔しないための考え方

この記事のアドバイザー

自分はどうすべき?就活するかしないかは○○で見極めよう

目次

  1. 就活しない選択肢もある! 実態を知って慎重に判断しよう
  2. 大学生で就活しない人はどのくらいの割合? 
  3. 就活しないのは「逃げ」なのか? 
  4. 目的があればそうとも限らない
  5. 就活しないまま大学を卒業した場合の6つの選択肢
  6. ①進学する
  7. ②留学する
  8. ③フリーランスで働いてみる
  9. ④起業する
  10. ⑤フリーターになる
  11. ⑥ニートになる
  12. こんな道もある! 就活せずに就職する3つの方法も知っておこう
  13. ①公務員試験を受ける
  14. ②長期インターンに参加する
  15. ③知り合いの紹介を受ける
  16. 選択に迷う大学生必見! 就活するかしないかを判断する3ステップ
  17. ①就活したくない理由と対処法を考える
  18. ②就活しないメリット・デメリットを把握する
  19. ③就活しなくても活躍できる人の特徴を知る
  20. 就活しないと決めたら! 時間を有効活用するために今すべき4つのこと
  21. ①興味があることにチャレンジする
  22. ②資格の勉強や学業に励んでスキルを高める
  23. ③人と話したり本を読んだりして見聞を広める
  24. ④積極的に活動して人脈を広げる
  25. 就活しない人も時間を有意義に使って将来に備えよう

就活しない選択肢もある! 実態を知って慎重に判断しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「就活しないのってありですか……?」
「就活しない場合の選択肢にはどんなものがありますか?」

といった質問をよく受けます。周囲が就活を進めるなか、自分だけ就活しなくてもいいのか不安になりますよね。

人生は誰のものでもなく、あなた自身のもの。そのためほかの人がしているからという理由だけで就活をしないといけないわけではなく、就活をしないという選択もありです。

ただし、就活をしないことによるリスクがあることも事実です。この記事では、就活しない場合の選択肢、就活しないことによるメリット・デメリットを紹介します。

就活するかしないかを判断する方法も紹介しているので、就活するか迷っている人はぜひ参考にしてください。

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大学生で就活しない人はどのくらいの割合? 

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就活生

就活しないなんて、やっぱりあり得ませんよね……。

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キャリアアドバイザー

そんなことはありませんよ。大学3年生の3月になると企業の説明会やエントリーシート(ES)の提出が開始されますが、就活は義務ではありません。

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就活生

でも、私の周りには就活しない人は見当たりません……。

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キャリアアドバイザー

そういう人が周りにいないと、確かに「就活しないのはいけないことなのかも……」と不安になってしまいますよね。

大学3年生になると周囲で就活をする人も増え、自分も就活をしないといけないと焦る気持ちもわかります。しかし、実は就活をしない学生は大学生全体で見れば毎年一定数存在します

文部科学省の「令和6年度学校基本調査」によると、2024年度に就活をしないで卒業する大学生(進学・就職の準備中、家事手伝いなど)の割合は7.7%でした。

就活や進学と比較すると多いわけではないものの、約10人に一人は就活をしないで大学を卒業しているということがわかります。あなたのほかにも就活をしない選択をしている人はいるので、あなたが本当に就活以外の道を歩みたいのならためらう必要はありませんよ。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージどうしても就活にやる気が出ないときの対処法

辻 華菜子

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期間を決めて一旦就活をストップすることも検討しよう

就活に対してどうしてもやる気が起きない場合は、期間を決めて一旦就活をストップするのも手です。気持ちが乗らないまま就活を続けたとしても、本来なら順調に進む選考もうまくいかなくなってしまうかもしれません。

就活をストップしている期間は、気の合う友人と会ったり、趣味に時間を使ったり、どこか旅行に行ってみたりと、できることはさまざまです。就活から一度離れて休息をとることでリフレッシュでき、前向きな気持ちになれるでしょう。結果的に就活の成功につながるかもしれません。

もし一度就活をストップする場合は、ストップする期間や再開後の動きを必ず事前に決めておきましょう。スケジュールを立てずに衝動的に就活をやめてしまうと、就活を再開する気が起きなくなってしまう可能性もあります。就活があまりにも遅れてしまうと、後々自分の首を締めてしまうことにつながるため注意が必要です。

自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう

就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。

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就活しないのは「逃げ」なのか? 

先述した文部科学省の調査では就職者が76.5%おり、ほとんどの学生が就活していることがわかります。

そんななか、「自分だけ就活をしないのは就活から逃げているだけではないのか」または、「周りから逃げていると思われないか心配」と感じる人もいるかもしれません。

そこで、就活しないのは本当に「逃げ」なのか考えてみましょう。

目的があればそうとも限らない

「就活しないのは、就活から逃げているだけなのでは」と考えてしまいがちです。確かに就活しない理由によっては「逃げ」ととらえられてしまう可能性もあります。

「逃げ」と捉えられてしまう可能性があるケース
  • 就職したら自由がなくなるから働くのが嫌だ
  • 就活は大変そうだから避けられるのなら避けたい
  • 深くは考えていないが面倒ごとは嫌だから就活はしない

しかし、目的があって就活しないのであれば、逃げているとも言えません。

目的があって就活しないケース
  • 就職する前にやっておきたいことがある
  • 就活はやりたいことがはっきりしてから考えたい
  • 自分がやりたいことを実現するには就職が近道だと思えない

就活をしない目的がはっきりしていれば、今やるべきことがわかりますし、卒業後の人生設計もしやすいですよね。自分なりの目的がある場合は、就活しないことを選択するのもありだといえます。

誰にでも「就活したくない」と考えるときはあります。そんな状況を変える方法についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。

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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「就活をしない」選択肢を選んだときに大切な心構え

長尾 美慧

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理由を他者に説明できるレベルまで明確にしておこう


「就活をしたくない」と「就職そのものをしたくない」は、似ているようでまったく異なります。「就活をしたくない」場合は、就活が面倒くさい、就活がうまくいかないなど理由が現状からの逃げのように感じられてしまいがちです。しかし「就職そのものをしたくない」場合は、現状からの逃げではなく、自分の性格や進路と真剣に向き合って出した結論ともとらえられます。

そのため「就職しない」という選択をあえて選んだ、と明確に説明できるようになることが重要です。就活をやめたとしても、もう一度再開することもあるかもしれません。その際に、企業にマイナスな印象を持たせないためには、「就活をせずに何をするのか」「就活しない理由は何か」について、他者に明確に説明できる状態にしておくべきです。

就職しない理由について、自分の心のなかでイメージができていたとしても、他者に説明できるレベルで言語化することは簡単ではありません。ただし、理由が明確で相手が納得するものであれば、就活を再開した際に就活をしなかったことがデメリットにはなりづらいでしょう。

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就活しないまま大学を卒業した場合の6つの選択肢

就活しないまま卒業した場合の6つの選択肢

就活をしたくないものの、就活以外の選択肢にはどんなものがあるのかいまいちわかっていない学生もいるでしょう。就活しないまま大学を卒業した場合の選択肢は大きく6つあります。

それぞれの選択肢にメリット・デメリットがあるので、両面をしっかり把握したうえで選択することが重要です。また金銭面や自分が持っているスキルも関係してくるため、自分の状況にあった選択肢を選ぶようにしましょう。

①進学する

就活せずに卒業する場合の選択肢として、まず専門学校や大学院への進学が挙げられます。身に付けたい専門的な知識がある人や、新たな分野の勉強に挑戦してみたい人など、学ぶ意欲がある人には進学がぴったりです

進学すると今すぐ就活を始める必要がなくなりますし、専門学校や大学院で新たな知識を身に付けることで就職先の選択肢が広がる可能性もあります。大学院の場合は就職する際、大卒よりも初任給がアップする可能性もありますよ。

ただし、進学するとある程度の学費が発生する点や、同年代よりも社会に出るのが遅れる点は考慮しましょう。

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キャリアアドバイザー

就活の際に進学した理由を聞かれるケースも多いため、どうして進学したのかをしっかり答えられるようにしておくことも大切です。

文系の大学院生は就活が大変と聞いたことがあり、不安を抱えている学生もいるでしょう。就活への影響や進路に迷っている文系学生はこちらの記事もあわせて参考にしてください。

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②留学する

就職する前に外国語をマスターしたい、今しかできない経験をしたい、視野を広げたいと考える人は留学するのも一つの方法です。留学費用が発生するため金銭的な面も考慮しなければなりませんが、留学したいと考える明確な理由がある場合は、候補に入れてみるのもおすすめです。

日本とは異なる環境に飛び込み、新たな価値観を得ることで就活や就職に対する考え方が変化したり、外国語をマスターして就職先の幅が広がったりする可能性もあります

留学で気になるのは帰国後の就活ですよね。基本的に卒業後3年以内なら新卒枠で応募できますが、新卒扱いにするのか既卒扱いにするのかは企業によって異なるので、応募前に確認しておきましょう。

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新卒扱いにならない場合も、留学によって得た語学力や行動力は自分の強みとしてアピールできますよ。

留学経験をアピールする方法はこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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③フリーランスで働いてみる

働きたいけれど就活はしたくないという場合、フリーランス(個人事業主)で働いてみる方法もあります。フリーランスは働く場所や時間は自分次第なので、時間を自由に使えます。組織の一員として働くことや社内の人間関係が不安な場合、就職するより負担は少なくなりますよ。

収入が不安定になるリスクがあったり、仕事の期限を守ったり、自分でさまざまな手続きや書類の管理をしたりする必要はあるものの、好きなことをして働きたい人には向いています。フリーランスはIT関係の仕事が多いため、何らかのスキルを身に付けるのがおすすめです。

フリーランスで働くために身に付けたいおすすめのスキル一例
  • プログラミング
  • 動画編集
  • ライティング
  • Webデザイン

とはいえ、社会人経験がない新卒からフリーランスになるのはリスクがあるのも事実です。新卒からフリーランスになる人が知るべき実情についてはこちらの記事で詳しく紹介しているのであわせて読んでおきましょう。

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④起業する

やりたいことはあるけれど企業の一員として働くことに抵抗がある、何かにチャレンジしたいなどの場合は、起業する選択肢もありますよ。

起業すると自分のやりたいことを仕事にできたり、方向性や稼働時間などを自由に決められたりする点はメリットです

一方で、就職せずに起業することにはデメリットもあります。

就職せずに起業するデメリットの例
  • 社会や経営に関する知識、ビジネスマナーを自分の力で学ばなければならない
  • スキルがないうちから自分で仕事を獲得しなければならない
  • 初期投資をゼロから用意しなければならない

起業した直後は安定した収入を得られないことも覚悟しておきましょう。

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キャリアアドバイザー

起業するにあたって、人脈やツテも重要になってきます。学生のうちから積極的に行動し、いろいろな人や企業とのつながりを広げておきましょう。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!就活を経験しておくことの重要性

吉川 智也

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一度は就活を経験しておくことがおすすめ

就活をせず、フリーランスや起業といった道を選ぶのも素晴らしい選択肢です。ただし、正直なところ、これらの選択肢は社会人としてさまざまな経験を積んだ後でも、十分に実現可能だと考えています。

まずは、社会の仕組みや働き方を理解するという意味でも、一度就活を経験することがおすすめですよ。そのうえで、最終的に企業で働くのではなく、フリーランスや起業の道が自分の人生の軸に当てはまると判断するのであれば、そちらを選ぶのはまったく問題ありません。

しかし、就活をまったくせずにそちら一本で進むと、社会全体を多角的に知る機会が少なくなり、どうしても視野が狭まってしまうのではないかと感じます。あくまで「選択肢の一つ」として、就活も経験しておくことをおすすめします。

⑤フリーターになる

正社員になることに抵抗がある場合は、フリーターとして非正規雇用(アルバイト)で生計を立てるのも選択肢の一つです。正社員ではないため、休日や勤務日数、勤務時間を比較的自由に決められます。

取得したい資格があるなどほかにやりたいことがある場合は、好きなことに使える時間も確保しやすいですよ。アルバイトとして働いているうちに、その仕事が好きになり就職したいと考えるようになることもあるかもしれません。

ただし、フリーターは正社員と比較すると受けられないものがあったり、制約があることも覚えておきましょう。

フリーターになることのデメリットの例
  • 福利厚生を受けられない
  • 正社員と比較すると収入が少ない
  • 正社員よりも社会的信用を得にくい
  • クレジットカードを作れない可能性がある

フリーターのあとに正社員になることを検討している人はこちらの記事もあわせて参考にしてください。

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⑥ニートになる

ニートとは、アルバイトも含めて仕事や家事をしていない15〜34歳の独身者のことです。収入がなく家族の援助を受けられる場合は、ニートになることも可能です。

やりたいことが決まっていない人や、就活が思うようにいかず健康を崩してしまった人などは、いったん何もしない期間を設けてじっくり将来のことを考えるのも良いですね

ただ、将来就活する際は面接でニートの期間やその間何をしていたのか、ニートになった理由を聞かれる可能性が大きいため、きちんと説明できるように準備しておかなければなりません。

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ニートの期間が短ければ就職できるチャンスを得られる可能性は高いですが、ニート期間が長くなるほど就職はしにくくなるため、ニートになる場合は事前に期間を決めておきましょう。

ニートから就職する方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

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就活しない選択をする場合は、さまざまな観点から考えて判断することが重要です。この記事では就活しない場合の選択肢、就活しないメリット・デメリットなどをキャリアアドバイザーが解説します。

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こちらの記事では、高学歴ニートから就職を目指すために押さえておきたいポイントを解説しています。高学歴だからこそ活かせる強みについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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キャリアアドバイザーが読み解く!どのようなキャリアを選択するにしても大切なこと

酒井 栞里

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将来ビジョンを具体的に考えたうえで今後のキャリアを決断しよう

どんな選択をするにしても、将来のビジョンを明確にしておくことがなにより重要です。よく考えずに衝動的に将来の進路を決定してしまうと、「イメージと違った」「その次のキャリアの選択肢が狭まってしまった」などと後悔する可能性があります。目先のキャリアだけでなく、5年後や10年後にどのような働き方をしていたいかしっかりと考えましょう。何年も先のキャリアを逆算したうえで今後の進路を決定すると、理想と現実のギャップは生じづらくなります。

また、選ぶキャリアによっては、再び就活を経験することもあるでしょう。その際に「なぜ就職しない進路を選んだのか」「今回はなぜ就職したいのか」という点は必ず質問されます。そのときに理由を答えることができなかったり、回答できても相手が納得しない理由であれば、選考がうまくいかなくなってしまう可能性が高いです。

今選択する就職以外のキャリアと、その後の就職によって得られるキャリアのつながりが説明できるように、今からしっかりと将来のビジョンをもっておくことが重要ですよ。

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自分の弱みはわかっても、強みは思いつかないものですよね。「それ強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。

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こんな道もある! 就活せずに就職する3つの方法も知っておこう

就活せずに就職する方法
  1. 公務員試験を受ける
  2. 長期インターンに参加する
  3. 知り合いの紹介を受ける
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就活生

就職自体はしてもいいのですが、就活が嫌なんですよね……。

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キャリアアドバイザー

その場合、就活しなくても就職する方法はありますよ。

少数ですが、就活せずに就職する方法もあります。これらの方法なら、一般的な就活のように数多くの企業にエントリーする必要がありません。

就活は嫌だけど就職はしたいと考える学生は、就活をせずに就職する選択肢についても押さえておきましょう。

①公務員試験を受ける

公務員は国家公務員と地方公務員の2種類です。国家公務員は裁判所や国会議事堂、ハローワークなど、国が運営する機関で働きます。国家公務員は、国家公務員試験に合格したうえで採用試験の内定をもらえれば就職できるので、一般的な就活は必要なくなります。

地方公務員は行政職や福祉職、技術職などさまざまで、都道府県庁、学校、図書館、警察署、消防署などが勤務地です。都道府県が実施する地方公務員試験に合格してから、各自治外との面接を経て就職します。

都道府県によって受験要項や年齢制限が異なるため、事前の確認が必要です。

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公務員試験は倍率が高かったり、難易度が高かったりするものが多いので、ライバルに負けないようにしっかり勉強できる人が向いています。

公務員試験と民間企業を併願する際のポイントはこちらの記事で解説しています。

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公務員と民間の併願で注意すべき点|スケジュールやメリットも解説

公務員と民間の併願はメリット・デメリットを理解し、自分に合った対策を練る必要があります。 この記事では就活スケジュール、併願を成功させる秘訣、対策などをキャリアアドバイザーが解説します。 事前準備が重要なので解説動画も参考に対策を講じてくださいね。

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公務員と民間の併願で注意すべき点|スケジュールやメリットも解説

②長期インターンに参加する

長期インターンに参加してそのままその企業に就職する方法もあります。長期インターンとは3カ月以上の長期にわたるインターンで、実際の仕事に近い内容を経験できます。

実際の職場・社員と仕事ができるため、リアルな体験ができますし、アルバイトのように給料をもらえるケースがほとんどです。また、長期インターンは正社員として採用されるケースも多く、募集内容に「正社員登用あり」や「内定直結」など記載されている場合は採用してもらえる可能性が高まりますよ

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ただし、長期インターンは週3〜など、一定の規定が設けられていることも多いです。学業やほかの活動との兼ね合いを考えて参加するか検討しましょう。

長期インターンについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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③知り合いの紹介を受ける

就活をしたくない場合は、知らない企業を相手に就活するのではなく、知り合いの紹介を受けて就職するのも一つの手段です。親戚が経営している企業や、知り合いの企業を紹介してもらい就職先を探します。

知り合いの紹介なので通常の就活のように数多くの企業で面接などをする必要がない場合もあります。また、自分の知っている人物ということもあり、比較的内定をもらいやすく、膨大な時間を使うことなくスムーズに就職できる可能性があります

知り合いの紹介を受ける際に知っておくべきこと
  • 紹介してくれた人に迷惑がかからないよう、気を配る必要がある
  • 同僚などからコネで入社したといわれる可能性がある
  • 紹介者のことを考えると辞めにくい場合もある
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また、紹介を受けられる企業は限られているので、自分が希望する業界・職種でない可能性もあることを覚えておきましょう。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ将来を見据えて就活に取り組むことが大切

加藤 大智

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就活をすることは今後の人生を豊かにする一歩! つらいときは周りに相談しよう

就活をせずに明確な目標があるなら、その道を選ぶのは良いでしょう。しかし、もしなんとなく就活を先延ばしにしているのであれば、絶対に就活は一度は経験しておくべきです。

今後、社会人として約40年間働くことを考えると、この1~2カ月間しっかりと自分と向き合って就活を頑張ることで、その後の40年間をより豊かにできるはずです。

就活がつらいときは、私のような就活エージェントなどに頼ってもらえれば、しっかりと寄り添ってサポートします! 一人で抱え込まずに、まずは周りの人に相談してほしいです。

選択に迷う大学生必見! 就活するかしないかを判断する3ステップ

就活するかしないかを判断する3ステップ

自分なりの目的がある場合には、就活をしないのも一つの選択肢です。とはいえ、このまま就活をしないで本当に後悔しないのか、判断に迷うこともあるでしょう。

そこでここからは、就活するかしないかを判断する方法を3ステップで解説していきます。判断に迷った際は、ぜひこの手順に沿って検討してみてくださいね。

①就活したくない理由と対処法を考える

就活したくないと思うのには、何かしらの理由があるはずです。そのため、まずは「なぜ自分は就活したくないのか?」を明確にしたうえで、その対処法を考えてみましょう。

対処法を試した結果、もし自分の希望を実現できたり、不満を解消できたりする選択肢が見つかった場合には、就職しないという選択肢をあえて取る必要はないかもしれません。

逆に、そのような選択肢が見つからなかった場合には、就職しないのが今の自分にとってベストの選択肢として、決断に根拠を持たせることができます

就活したくない理由と対処法の例
  • そもそも働くことに抵抗がある → インターンシップやOB・OG訪問を通じて、働くことへの理解を深める
  • 就職しないでほかの働き方を考えたい → 職業情報サイトや職種図鑑をチェックして、自分の希望通りの働き方ができる仕事がないか探す
  • やりたいことが決まらない → 自己分析をおこない、やりたい仕事や向いている仕事がないか検討する

②就活しないメリット・デメリットを把握する

就活したくない理由が解消できなそうであれば、就活しないメリット・デメリットを考えてみましょう。

就活に限らず何かを決断する際は、メリットとデメリットを事前にしっかりと理解しておくことが重要です。そのうえで「どちらの方が自分にとって影響が大きいか?」という視点で比較検討すれば、就活するかしないかの判断も下しやすくなります。

もちろん、どちらの選択肢を取るにしても一定のリスクはともないますが、事前に両者を比較しておけば、「こんなはずじゃなかった……」といった後悔をする可能性は低くなりますよ

就活しないメリット

就活しないことのメリット
  • 時間を自由に使ってやりたいことを模索できる
  • 人間関係の悩みから解放される

就活は説明会やインターンへの参加、応募書類作成や選考対策などで多くの時間が取られます。しかし、就活をしなければその分の時間を自由に使うことができるため、自分のやりたいことをじっくりと模索できるようになるでしょう。

また、企業に就職すれば職場の上司や同僚、取引先や顧客といった、さまざまな人間関係のなかで働かなければなりません。しかし、企業に就職しなければ、そういった人間関係に悩まされることはないため、その点もメリットとして挙げられます。

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ただし、就職しない場合であっても、生活をするうえでは誰かしらとかかわっていく必要があるため、人間関係の悩みから完全に開放されるわけではない点は覚えておきましょう。

就活しないデメリット

就活しないことのデメリット
  • 安定した収入や福利厚生を得られない
  • 一人で道を拓かないといけない

就活をせずに起業したりフリーランスになったりすれば、会社員のように毎月の給与が保証されなくなり、社会保険や家賃補助などの福利厚生も受けることができません。フリーターになった場合も、正社員ほどの給与や福利厚生を受けられないのが一般的です。

また、企業に就職すれば仕事の相談ができる上司や仲間がいますが、フリーランスや起業した場合には基本的に一人で仕事を進めなければなりません。仕事を獲得できなければ収入も途絶えてしまうため、就活しないのであれば、一人で道を拓かないといけないという厳しさを受け入れる必要があります。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ一度就職を経験することのメリット

川﨑 瑛久

キャリアアドバイザー

川﨑 瑛久

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就職することでさまざまなスキルを高められる

フリーランスや起業の選択をする場合においても、一度就職してスキルを高めておくことは、大きなメリットになりますよ。たとえば、フリーランスではエンジニアやマーケティングなど、一見営業と関係ない仕事もあります。しかし案件を獲得するためには、顧客に対し自ら営業をおこなう必要があるでしょう。また案件獲得後も顧客とのやりとりが発生するため、一般的なビジネスマナーが必要となるシーンは数多くありますよ。

顧客からすると「就職を経験したことがない」といった背景は関係なく、最低限のマナーや社会人としての教養が当たり前のように求められるのです。フリーランスや起業をする人の多くは一度就職をし、社会人としての経験を積んだうえで独立しています。そのような環境のなかで戦わなくてはいけないため、就職をせずにフリーランスや起業をすると、人一倍の努力が必要になるでしょう。

「就職しない」という選択をするにしても、就職することで得られるメリットも考慮しておくことが重要です。

③就活しなくても活躍できる人の特徴を知る

就活するかしないかを判断する際は、就活しなくても活躍できる人の特徴を知っておくことも大切です。

先述したとおり、就活しない場合には一人で道を拓かないといけませんが、その点をむしろ楽しいと思えたり前向きにとらえられたりする人は、活躍しやすい傾向にあります

そういった人の特徴を知り、自分にも当てはまるようであれば、就職しない道を選んでも後悔する可能性が低くなりますよ。

就活しなくても活躍できる人の特徴
  • 考えることを辞めない人(自分の進む道を見失わないため)
  • やりたいことを追求できる人(高いスキルを習得できるようになるため)
  • 自主的に行動できる人(困難や挫折を乗り越えられるため)
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ただし、これらの特徴に当てはまったからといって、必ずしも活躍できるわけではありません。あくまで判断材料の一つとして用いるようにしましょう。

自己分析をするならツールを使って簡単に済ませましょう

自分の弱みは言語化できても、強みを言語化できない人も多いでしょう。

そんな時は「自己分析ツール」がおすすめです。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ選考で使えるあなたの強みを言語化できます

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就活しないと決めたら! 時間を有効活用するために今すべき4つのこと

就活しない場合にすべきこと

就活しないと決めた場合であっても、時間を有効活用するために今やっておくべきことが4つあります。現時点では就活しないことが最善と思っていても、今後考え方が変わる可能性も否定できないからです。

就活しない選択に後悔しないためにも、今後万が一考え方が変わったときに慌てないためにも、今やるべきことをやっておきましょう。

①興味があることにチャレンジする

就活しないと決めたのであれば、興味があることにチャレンジしてみてください。

興味があることをやっているうちに、自分の本当にやりたいことが見つかる可能性があります。仕事や将来に関係のないことであっても、やっていくうちに仕事につながるような発見や出会いが生まれることもあるため、興味があることには積極的にチャレンジしていきましょう

興味があることへのチャレンジの例
  • これまで挑戦したことのないスポーツに取り組んでみる
  • 前から行きたかった場所へ旅行してみる
  • 気になっていたイベントやセミナーに参加してみる
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興味があることがいくつもある場合は、まずは思いつくことを書き出してみて、できることから一つずつ取り組むのが良いですよ。

②資格の勉強や学業に励んでスキルを高める

就活しないと決めた場合には、資格の勉強や学業に励んでスキルを高めておきましょう。

スキルの高い人材は社会からの需要が高く、将来の選択肢が広がることにつながります。なかでも、起業家やフリーランスは個人で仕事を獲得する必要があるため、スキルを高めておくことは非常に大切です

特に資格はスキルの客観的な証明になるため、興味のある分野に関する資格であれば、積極的に取得を目指してみましょう。

分野別の資格の例
  • 語学系の資格:英語検定、中国語検定など
  • 情報処理系の資格:ITパスポート、基本情報技術者試験など
  • 法律系の資格:ビジネス実務法務検定、行政書士など
  • 会計系の資格:日商簿記検定、税理士など
  • 金融系の資格:証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー(FP)など
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キャリアアドバイザー

大学という環境で学業に励める時間には限りがあるため、幅広い分野の知識を学んで教養を深めておくのも良いですよ。

比較的取りやすく、就活でもおすすめの資格についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。

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③人と話したり本を読んだりして見聞を広める

就活しない人はいろいろな人と話す、たくさん本を読むなどして見聞を広めておきましょう。人脈が広がったり、これからの生き方のヒントを得られたりするチャンスだからです。

自分と同じ状況の人はもちろん、先輩や就活して企業に就職した人など、男女問わずいろいろな人と話してみるのも大切なことです。機会があれば同年代の相手だけでなく、少し年上の人と話してみるのも良い刺激になりますよ。

本もあらゆるジャンルを読んでみるのがおすすめですが、中でも活躍している実業家や起業家の本にも注目してみましょう。活躍している人達はどのような考え方や生き方をしているのか、どのようにビジネスを成功させたのかなどを学べるはずです。

④積極的に活動して人脈を広げる

就活しない場合には、積極的に活動して人脈を広げることも大切です。

人脈を広げておけば、より多くの人との交流が生まれ、さまざまな知見や考え方を得ることができます。場合によっては、新たなビジネスチャンスが生まれたり、人づての紹介によって自分の希望の就職先が決まったりすることもあるかもしれません。

特に起業家やフリーランスにとっては人脈形成は非常に大切なので、将来的にそれらを目指しているのであれば、今のうちから積極的に人脈を広げておきましょう

人脈を広げる活動の例
  • 交流会やセミナーに参加する
  • SNSやインターネットで自身の情報を発信する
  • 行きつけの店を作る

就活しない人も時間を有意義に使って将来に備えよう

就活しない選択は一見就活から逃げているように見えるかもしれませんが、状況によってはそうとも言い切れません。就活しない理由や就活しないまま卒業した場合の選択肢、就活しないメリットとデメリットを考えてみて、納得できる答えを探しましょう。

就活しない場合は、今回紹介した将来のためにやっておくべきことにぜひ取り組んでみてくださいね。今だからこそできることをしておくことで、やりたいことが見つかったときや就職したいと思ったときにきっと役立つはずです。時間を有意義に使って将来のために備えておきましょう。

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