目次
- 内定がもらえない原因は4つのパターン! 現状打破の一手を理解しよう
- 内定がもらえなくても焦らないで! エージェントが振り返る逆転内定の体験談
- 「企業選び」が原因で内定がもらえない人のパターン
- ①企業選びの軸がはっきりしていない
- ②企業研究ができていない
- ③自分に合っていない企業を選んでいる
- ④応募企業数が少ない
- ⑤大手ばかり狙っている
- 「応募書類・適性検査」が原因で内定がもらえない人のパターン
- ⑥誤字脱字がある
- ⑦字が雑に書かれている
- ⑧企業ごとに書き分けをしていない
- ⑨適性検査の対策をしていない
- 「自己PR」が原因で内定がもらえない人のパターン
- ⑩結果だけをPRする
- ⑪結論から説明しない
- ⑫自分の強みがわかっていない
- ⑬内容に独自性がない
- 「マナー・身だしなみ」が原因で内定がもらえない人のパターン
- ⑭言葉遣いができていない
- ⑮マナーができていない
- ⑯身だしなみが整っていない
- 「面接」が原因で内定がもらえない人のパターン
- ⑰過度に緊張してしまう
- ⑱的外れな答えを連発している
- ⑲質問対策をしていない
- ⑳表情や声が暗い
- ㉑説明がわかりにくい
- ㉒話が長すぎるか短かすぎる
- ㉓心がこもっていない
- 内定もらえない状況を打破する対策を4項目別に解説
- ①「自己分析」でするべきこと一覧
- ②「企業研究」でするべきこと一覧
- ③「面接対策」でするべきこと一覧
- ④「書類選考・適性検査対策」でするべきこと一覧
- 内定がもらえないことに悩んでいる学生からよくある質問に回答!
- 内定をもらえない原因を見極めて今すぐ対策に動き出そう!
内定がもらえない原因は4つのパターン! 現状打破の一手を理解しよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、よくこんな相談を受けることがあります。
「内定がもらえません」
「あと一歩のところで内定を逃してしまいます」
周りはが次々と内定をもらっているのに、自分はまったくもらえない……。そのような焦りを感じている人は、実は多くいます。
まず理解しておきたいのは、内定をもらえないのにはかならず原因があるということ。裏を返せば、その原因に特化した対策を知れば、内定は必ず手に入れられます。
そこでこの記事では、内定がもらえない人によくある23の原因例と対策を解説します。内定に近づくための重要な情報ばかりなので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
内定もらえない人がしてしまう面接で失敗してしまう原因7選
【完全無料】
大学生におすすめ!
選考前に必ず使ってほしい厳選ツール
1位:志望動機作成ツール
5つの質問に答えるだけで、AIが受かる志望動機を自動で作成します
2位:志望動機例文集
お手本になる志望動機を集めました。書き方に迷う人・文章の質を上げたい人へ
3位:自己PR作成ツール
自己PRがまとまらない人は、AIツールを活用して自己PRを完成させよう
4位:面接回答60選
見るだけでOK!面接でよく聞かれる質問と模範解答をまとめました
5位:エントリーシート作成ツール
穴埋めだけでサクッと完成!ESを効率よく作りたい人のマストアイテム
【併せて活用したい!】
スキマ時間3分でできる就活診断ツール
①適職診断
たった30秒であなたが受けない方がいい仕事がわかります
②面接力診断
39点以下は要注意!面接を受ける前にあなたの面接力を診断しましょう
内定がもらえなくても焦らないで! エージェントが振り返る逆転内定の体験談

就活生

キャリア
アドバイザー
焦りは禁物ですよ。あなたのように、内定がもらえないと悩んだ先輩たちはたくさんいます。でも、さまざまな対策をして最終的にはしっかり内定を獲得していますよ!
なかなか内定を得られなくても、自分の改善点を見つめることで、第一志望に内定をもらった人も多くいます。
まずは、経験豊富なエージェントに「内定もらえない」から内定ゲットした先輩就活生の体験談を語ってもらいましょう。
キャリアアドバイザーの体験談働く目標を考え直すことで就活が前進
本質的価値と向き合い「出版からサービス業界」へ方針転換!
以前支援をさせていただいた学生の一人に、選考を受けても中々内定がもらえないと悩んでいた方がいました。出版業界を目指していたのですが、出版業界を目指している理由をもう一度一緒に考えてみました。
もともと彼女は自分がつまずいたときに本に助けられていた過去の経験があり、出版業界を志望していました。再度何のために働くか考えたときに、自分にとっての働く目標は「本を出版すること」ではなく、「同じように困っている人たちを助けるきっかけ作りをすること」だと気付いたのです。
そこからは、直接困っている人のサポートが出来るサービス業界を中心に就活を進め、見事大手企業から内定を受け取ることができました。自分自身と向き合い、将来どんな価値を残していきたいかを明確にして、内定を勝ち取りましょう!
キャリアアドバイザーの体験談自己分析を通じて新たな価値観に気づき内定獲得
人に興味がない……自己分析の徹底で人材業界に合格!
「人に興味がなくて人とかかわっていくことに不安がある」という悩みを持ち、就活がうまくいっていない方を支援した経験があります。
一緒に時系列で自己分析をしていくうちに「実は、人とかかわることでプラスにも行動できていた」ことに気づき、「同じ悩みをもっている人の課題解決がしたい」「人を中心に課題解決ができるお仕事をしたい」という考えに変わったことがありました。それから、見事人材業界に内定をもらい、いまイキイキと働いています。
内定がなくてネガティブになってしまったときは、一度自分をプラスに評価してあげましょう。人は人それぞれに良いところや気づけていない価値観があります。自分の考え方としっかり合う企業に出会えるよう企業研究をして、新しい社会人生活をより良いものにしていきましょう!
キャリアアドバイザーの体験談面接でかなり緊張してしまう人が努力で面接克服
緊張体質を模擬面接の徹底で克服! 決め手は企業への熱意
面接中に過度に緊張してしまい、面接がうまくいかないと悩んでいる方がいました。その対策として、まずは知らない人と話すことに慣れることから開始しました。
面接と関係のない趣味の話などからはじめ、そこから徐々に面接で聞かれる内容を模擬面接に盛り込んで話をするようにしました。そうやって段階を踏んでいくことで、本番でも緊張することが少なくなり、最終的には志望する企業から内定を獲得することができました。もちろん、自分自身どうなりたいのか、なにがやりたいのかなどを考えることもとても大事なことだとは思いますが、最後にその方が内定を掴んだ理由は「絶対にこの会社に入りたい!」と強く決意し、努力をしたことだと思います。
受験勉強とは違い、こうすれば受かるという正解がないのが就活ですが、やはり一番大事なのは「自分がこの会社で頑張りたい」を企業にうまくアピールするために努力することだと思います。まずは目の前のことからコツコツ頑張りましょう。

就活生
多くの先輩が内定がもらえない状態から一発逆転しているのですね、少し安心できました。ただ、今の自分がどうして内定がもらえないのかまったくわかりません……。
書類選考で落ちたり、最終選考でお祈りされたり、さまざまな場面で落ちました。

キャリア
アドバイザー
ここれまでの就活を振り返り、原因を考えてみましょう。自分の弱みを認めるのはつらいことだけど、成長する機会だと思って、自分と向き合いましょう。
「企業選び」が原因で内定がもらえない人のパターン
就活を続けていてもなかなか内定がもらえない人は「何が原因なのか」を丁寧に整理することが必要不可欠です。
自分のうまくいかないことに目を向けるのは勇気がいりますが、この機会に一歩踏み出してみましょう。
まずは、「企業選び」が原因で内定がもらえない人の特徴について解説します。
①企業選びの軸がはっきりしていない
「みんな受けているから」「誰でも知っている企業だから受けよう」「いまちょうど応募しているから」。なんとなくな理由で企業にエントリーしていませんか。
どこに魅力に感じ、入社後はどのような働き方をしたいのかを考えていない就活生を、面接官は自分の企業に入ってほしいとは思いませんよね。
企業選びの軸とは、自分が企業を応募する際に譲れない基準です。企業選びの軸は、面接でも聞かれることが多い頻出質問といえます。
企業選びの軸が定まっていないと、面接で説得力のある志望動機を伝えることはできません。

キャリア
アドバイザー
たとえば、「自分が何をしたいのか」「どのようなときにやりがいを感じるか」など、自己分析を深めることで企業選びの軸は明確になってきます。
- 挑戦的な社風
- 風通しの良さ
- グローバルな事業展開
- 事業や市場の成長性の高さ
- 風通しの良さ
- ワークライフバランス
- 給与水準・福利厚生の満足度
こちらの記事では、企業選びの軸の例や定め方について解説しています。ぜひ一度目を通しておきましょう。
関連記事
「企業選びの軸」回答例40選! 適切な答え方で説得力を持たせよう
企業とのミスマッチを防ぐためにも、企業選びの軸を面接前にしっかりと決めておきましょう。今回は、回答例40選とともに、自己分析によって企業選びの軸を決めるときの手法をキャリアアドバイザーが紹介していきます。企業選びの軸をしっかりと決めることで、ミスマッチを防ぐことができますよ。
記事を読む

似たような言葉にはなりますが、会社選びの基準もこちらで定めておきましょう。
関連記事
会社選びの基準15選|本当に自分が働きやすい会社を見極めよう
会社選びの基準を決めて、自分に合う会社を見極めよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「自分が働きやすい会社ってどう見つけたらいいんですか?」「自分に合った会社の選び方がわかりません」 学生からこのような相談 […]
記事を読む

②企業研究ができていない
企業選びの軸ができていても、企業のことを十分に知らなければ、自分の決めた軸に合った企業を選べません。
また、選考が進めば進むほど、企業研究はより深くしなければなりません。とくに最終選考では、志望度の高さが大きな選考ポイントになります。エントリー~最終選考と段階に応じた企業研究がしっかりできているかは非常に重要です。
仮に企業選びの軸をしっかり答えても、企業の社風や事業に対して間違った理解をしていれば、「あまりうちのこと理解していないのに受けている」と思われます。企業選びの軸と同様、離職率が高い可能性があると判断されます。
③自分に合っていない企業を選んでいる
「自分の大学や専攻にとって人気の業種や企業だから」といって漠然と受けていませんか。エントリー前に企業研究ができていない人にありがちなのは、自分に合っていない企業を選ぶことです。
自分に合っていない企業の選考では、就活生も「今のところそこまで志望度が高くないな」、企業側も「この人はうちに興味ないのかも」と思いながら、面接が進みます。これほど無駄な時間はありませんよね。
④応募企業数が少ない
あまりに多くの企業を受けるのも対策の時間やスケジュール面でも考えものですが、企業選びの軸や企業研究がしっかりできていても、応募企業が少なければ、チャンスはその分少なくなります。
「学業との両立が大変」「アルバイトが忙しい」などさまざまな理由もあるかもしれませんが、内定を獲得するためには就活の優先順位を上げて取り組むことが必要不可欠です。

キャリア
アドバイザー
志望業界や応募企業数を絞りすぎてしまうと、自分の可能性を狭めてしまうことにもつながりますよ。
⑤大手ばかり狙っている
「大手企業」という枕詞につられて大手ばかりを狙っていませんか。まず大手は、応募人数が多く、競争率が激しいという難易度の高さがあります。
実際に、リクルートワークス研究所が民間企業を対象におこなった、採用状況の調査をまとめた「ワークス大卒求人倍率調査(2025年卒)」によると、2023年3月時点では、全体の求人倍率が1.75倍に対して従業員5000人以上の企業は0.34倍という結果が出ています。
つまり、大手企業に就職することはかなり狭き門だといえるでしょう。
また、「なぜ、この会社なのか?」「この会社でなければ自分のことを実現できないのか」を深堀りすれば、大企業に限らず選択肢はあるはずです。

キャリア
アドバイザー
大手は知名度が高く、規模が大きくて安定しているという傾向があります。そうした点のみに魅力を感じて大手だけを受けるという姿勢では、大手でも中小企業でもなかなか内定は獲得できません。
大手にこだわりすぎることのリスクは、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事
就活の大手病は内定ゼロの危険! 脱却につながる3ステップを解説
就活の大手病は内定ゼロの危険性があります!今回は就活の大手病脱却するための糸口をャリアアドバイザーが紹介していきます。大手病にありがちな考え方や、大手病に陥ってしまう原因も解説しているため、もしかして大手病かも……と不安な人は必見です。
記事を読む

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!企業選びが原因で内定がもらえない理由
内定がもらえない原因は大手志向が強い傾向がある
これまで多くの学生と面談してきて、企業選びが原因で内定がもらえない人の一番多いパターンは「大手ばかり狙っている」ことです。大手企業の倍率は数百倍を超える企業もあり、優秀な学生でもなかなか内定がとれないことが現実です。「大手ばかり応募していたな」と感じる方も多いのではないでしょうか?
この次に多いのは、「自分に合っていない企業を選んでいる」、「応募企業が少ない」パターンですね。企業選びが原因で内定がもらえないとわかったら、より具体的な理由を考えてみましょう。
「応募書類・適性検査」が原因で内定がもらえない人のパターン
内定がもらえない原因として、応募書類や適性検査が原因となる就活生もいます。
この書類選考や適性検査はまさに選考の最初の関門となり、つづく選考のなかでももっともライバルが多いフェーズです。だからこそきめ細やかな準備をしていないとふるい落とされてしまうのです。
どのような人が応募書類や適性検査が原因で内定がもらえないのか、詳しく見ていきましょう。
⑥誤字脱字がある
もっとも初歩的なマイナスポイントは誤字脱字です。「1字くらい見逃してくれるだろう」と思っていませんか。応募書類というとても重要な書類で誤字脱字があるということは、入社後の正式書類でも誤字脱字をする人だと思われかねません。
選考途中で誤字脱字に気づいても修正することはできませんので、提出前に何度もチェックすることが必要です。

キャリア
アドバイザー
とくに文章を仕事にするマスコミ業界では、誤字脱字は問答無用の不採用ということも大げさではありません。
⑦字が雑に書かれている
字が汚い・きれいは仕方のないことですが、丁寧に書くことは誰にでもできます。多少字のバランスが崩れていても、丁寧にトメハネがされていれば、「丁寧な仕事をする人だ」「誠実な人」と高評価となるでしょう。

キャリア
アドバイザー
一方、字が雑な人は「雑な性格の人」「そんなに志望度が高くないだろうな」という印象を持たれてしまう可能性がありますよ。
⑧企業ごとに書き分けをしていない
「同じ業界なら自己PRも志望動機も一緒でいいだろう」と軽く考えてはいけません。その業界のトップシェアの大手企業と、イノベーションを起こそうとしているベンチャー企業では求める人材も大きく異なるはずです。
たとえ書類選考に通ったとしても、一次、二次と選考が進むにつれてボロが出てきます。
⑨適性検査の対策をしていない
足きりくらいに考えて、適性検査の対策をおこたる就活生は意外にも多くいます。適性検査は学力がそれほど高くなくても、対策次第でかなりの高得点が狙えます。
あまり良くないテスト結果を複数の企業で使いまわしをして、せっかくのチャンスを失っていませんか。
「自己PR」が原因で内定がもらえない人のパターン
自己PRが原因で内定がもらえないパターンもあります。自己PRを応募書類や面接で聞かれて、うまく答えられずに困った経験がある人も多いのではないでしょうか。
自己PRは簡単にいえば、自分のことをうまく魅力的に伝えることです。自己PRがうまくできない人は大きくわけて2タイプあります。強みやPRポイントが自分自身で理解できていない人と、相手の立場に立ってうまく伝えれられていない人です。
自分自身に当てはまる特徴がないか確認してみましょう。
⑩結果だけをPRする
「努力家です」「物事を最後までやり抜く胆力です」。たとえその通りだとしても、その一言だけ伝えられても採用担当者はぴんときませんよね。
そうした結果を支えるエピソードや経験がなければ、初対面である面接官は納得してくれません。
⑪結論から説明しない
「私は居酒屋でアルバイトしていたのですが~」とはじめてしまう自己PR。採用担当者がまず思うのは、「何が強みなのか?」ということです。
結論ベースで話すことだけが正解というわけではありませんが、質問に端的に答えるうえでは、結論が分かりやすく説明できているか、は大切なポイントです。
もし結論がわかりにくい話し方をしていると、相手の立場に立ち、少ない時間で要点を説明する社会人にとって必要なプレゼン力に乏しいと判断されているかもしれません。

キャリア
アドバイザー
どんなにいい話でも、面接官の頭で整理されずに頭になかなか入ってきづらいでしょう。
⑫自分の強みがわかっていない
自己分析ができておらず、自己PRにうまくつなげられていないケースもあります。
ありがちなのは、自分の強みがよくわかっていない人です。強みとして紹介するエピソードに説得力がなかったり、企業の求める人物像に合わせるあまり受ける印象とは異なっているケースがあります。
⑬内容に独自性がない
「大学時代は特別なことをしていないな」という人が必ずしも独自性のない内容になるとは限りません。飲食店のアルバイトリーダーのエピソードにしても、「うまくシフトまわした」「新しい人にしっかり教えた」と簡単な説明にとどまっていませんでしたか。
「シフトをまわすためにどのような工夫をしたのか」「教え方もどの点に気を付けたのか」と深堀りができていなければ、魅力的なエピソードも独自性がなくなりますし、素朴なエピソードもその人の魅力を伝える手段となりうるのです。
アルバイトの経験を自己PRで効果的に紹介する方法はこちらの記事でも詳しく紹介しています。
関連記事
例文10選|アルバイト経験の自己PRは4ステップの振り返りが必須
アルバイト経験は自己PRのテーマにおすすめです。「どのように考え行動したのか」を押さえれば効果的なアピールが可能になります。 この記事では、アルバイト経験を伝えるメリットや伝え方、例文をキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考にして魅力的な自己PRにしましょう!
記事を読む

「マナー・身だしなみ」が原因で内定がもらえない人のパターン
「自分はしっかりできているに決まっている」と思い込みがちなのは、マナーや身だしなみです。
「一日3社も面接をはしごして、最後の企業のころには髪の毛が乱れている」「自分の思い込みで面接官には変だと思われている言葉遣いがある」ということは多々あります。内定がもらえないのはマナーや身だしなみが原因になっていないか、今一度チェックしましょう。
⑭言葉遣いができていない
「〇〇と私がおっしゃりたいのですが」。このような間違った敬語を話してしまう就活生を集団面接で見かけたことはありませんか。
自分では正しいと思っていた敬語が実は間違っていた、そのようなパターンも実は多いのです。間違いやすい敬語については今一度チェックすることをおすすめします。
以下の記事では、面接での正しい言葉遣いについて解説しているので、確認してみましょう。
関連記事
面接での正しい言葉遣いとは|印象を下げる言葉遣いもチェックしよう
面接で正しい言葉使いができると人柄の面で好印象になるかもしれません。 この記事では、面接での基本的な言葉遣い・間違った言葉遣い、話し方のポイントをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にして、周囲と差をつけましょう!
記事を読む

⑮マナーができていない
すでにアルバイトやインターンなどで基本的なマナーを実践している人にとっては、「就活でもマナーくらいしっかりできている」と思っているかもしれません。
しかし、アルバイトやインターンの際には指摘されなかったり、実践することが少ないビジネスマナーもあるかもしれません。
以下を参考にして、これまでマナーができていない場面がなかったか振り返ってみてください、
- スポーツで使うようなリュックを使っている
→ビジネスバッグに替える - コートを着たまま面接会場に訪れる
→建物に入る前に脱ぐ - 勝手に上座に座る
→下座を選ぶ
⑯身だしなみが整っていない
クリーニングされたスーツに、きれいに整った髪、ぴかぴかに磨いた靴……言うは易しですが、長い就活で緊張感がなくなってしまい、こうした点がなおざりになっていませんか。
身だしなみは第一印象を大きく左右します。短い面接時間の中でいかに好印象を得るかが重要な面接において、身だしなみを整えるというのは欠かせない対策といえますよ。
家を出る前にしっかりチェックし、面接前に鏡の前で再度チェックすることをおすすめします。

キャリア
アドバイザー
また、意外な盲点が、においです。夏場などは制汗剤などを持ち歩いておくと安心です。香水などのつけすぎにも注意してくださいね。
- においエチケット
- 爪の手入れ
- 靴下やストッキング、シャツの色やデザイン
「面接」が原因で内定がもらえない人のパターン
- 過度に緊張してしまう
- 的外れな答えを連発している
- 質問対策をしていない
- 表情や声が暗い
- 説明がわかりにくい
- 話が長すぎるか短かすぎる
- 心がこもっていない
リクルートの就活みらい研究所が就活生や企業を対象にさまざまな調査をおこなった、リクルート・就職みらい研究所の就職白書のデータによると、2024年時点では、企業が選考で重視するのは「人柄」が93.9%となりもっとも高い結果となりました。
そして人柄が最もわかるのが面接で、就活のなかでも面接はとりわけ重要といえます。
一方で、1つの企業が就活生にかける面接時間は1時間程度と非常に短いのも特徴です。短い時間で自分のことをしっかりアピールできているでしょうか。
内定をもらえない原因が面接にあるかどうか、一つずつ確認してみましょう。
⑰過度に緊張してしまう
面接官は初対面で、加えて社会人経験を積んだ年上のビジネスパーソン、さらには緊張感の漂う面接会場。「自分の人生がかかっている」と思えば、緊張するのは無理はありません。
しかし、極度の緊張で頭が真っ白になって回答できなければ、本来の実力を発揮できません。
面接は企業に自分自身をアピールする場です。そのため、面接で過度に緊張してしまう人は、自分の能力や強みを企業にめいっぱいアピールできていない可能性が高いです。
⑱的外れな答えを連発している
面接官の立場に立って質問の意図を理解し、論理的な回答をしっかりできているでしょうか。
たとえば、「うちはきついけど、大丈夫?」という質問がされるとしましょう。「御社はきついと聞いていますが、ワークライフバランスや福利厚生はしっかりしていると聞いています」では、まったく答えになっていません。
この質問には、「どの部分がきついと思っていて、そのきつい部分を自分の経験を踏まえてどう乗り越えられるか説明してほしい」という意図があります。
企業は学生とのミスマッチを防ぐために、学生の経験や価値観を確認しています。そのため、企業の質問の意図をしっかり汲み取り、質問の意図に沿った回答をすることが大切です。
⑲質問対策をしていない
面接ではさまざまな質問をされるため、事前に回答の軸を決めておくなど対策をしておかないと、本番では思うように答えることができません。その結果内定を逃してしまうケースは多いですよ。
「もっとこの人のことを知りたい」「もう一度話してみたいな」と好印象を持ってもらうためにも、どうすれば相手に自分の考えを伝えられるのかをしっかりと考えて臨みましょう。
- 自己紹介をしてください
- 志望動機を教えてください
- 自己PRをしてください
- 学生時代に頑張ったことは?
- 長所と短所を教えてください
- 将来のビジョンはありますか?
- 入社後はどのような仕事をしたいですか?
- 弊社は第一志望ですか?
- これまでもっとも苦労したことは何ですか?
- 苦手なタイプはどのような人ですか?
- あなたにとって働くとは何ですか?
⑳表情や声が暗い
笑顔がなく、ぼそぼそと話す人と面接官は一緒に働きたいと思うでしょうか。面接では緊張してしまう場面や、難しい質問をされたとき、無意識にそうした雰囲気になっている可能性があります。
そうした人は、やる気がないようにも見え、志望度が高くないと思われる可能性があります。

キャリア
アドバイザー
また、営業や接客など外部とのコミュニケーションが重要な職種は会社の顔にもなるため、そういった点で不安に思われて落とされてしまうケースもあるのです。
㉑説明がわかりにくい
専門的な用語を多用したり、軸を置きたいところがわかりにくい話し方になっている場合、伝えたいことが伝わらずに結果内定を逃してしまう。こういった説明のわかりにくさは、内定がもらえない人によくある特徴の一つです。
加えて、「えー」「あの~」「えーと」などは緊張しているときや考えている際に言ってしまいがちですが、多用されるとかなり気になってしまいます。また、異常に早口だったり、遅い語り口だったり、もしくは声が小さかったり、こうした人はコミュニケーション能力に難ありととらえられかねません。

キャリア
アドバイザー
敬語を意識しすぎるのも注意したいところです。間違った言葉遣いがいけないと考えすぎるあまり、不自然な話し方になってしまう例です。
㉒話が長すぎるか短かすぎる
面接での回答の目安は、1分前後と言われています。たとえば、どれだけ内容のある話でも、5分間も一方的に話すのでは、面接官も退屈してしまいます。一方、質問に1フレーズだけ回答するのも、その人となりがまったく見えてきません。
「言いたいことがしっかり伝わっているのか」「話が長過ぎてボロが出てしまう」という気持ちは分かりますが、自分の異常に長かったり短かったりしていませんか。
これらは、単に回答時間を調節できているかの問題だけではありません。面接は就活生と面接官のコミュニケーションの場です。面接官の表情や質問意図などを汲み取って、適切なやり取りができるかというコミュニケーション能力も見られているのです。
- 自己紹介:30秒
- 志望動機・自己PR:1分30秒
- キャリアプラン・頑張ったこと:1分
臨機応変に対応できるよう、いろいろな長さのパターンを練習しておきましょう。
㉓心がこもっていない
想定質問への回答を完璧に準備したとしても、丸々暗記した文章を棒読みで読まれても、面接官の心には響きません。
内容が不完全だったとしても、抑揚をつけたり、表情豊かに身振り手振りを交えて一生懸命に話す人のほうが企業に対する思いが伝わりやすく、高い評価をもらえる可能性も高まります。
面接に苦手意識を持っている人はぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
関連記事
面接もう無理かも…苦手意識を克服するコツ|原因別で対処法を紹介
無理と感じる原因に応じた面接対策をすることが重要 こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。 「さんざん落ち続けて、もう面接無理です」「そもそも人と話すことが苦手なので、面接が無理そうに感じています」 このように、面接 […]
記事を読む

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!内定がもらえない理由がわからない人こそ企業研究や自己分析がカギ
内定がもらえない理由がわからない人は企業が求めている人物像の理解が最重要!
ここまでさまざまな内定がもらえない理由を見てきましたが、結論どれが自分の原因かわからなかった人もいるかもしれません。そのような人は、企業が求めている人物像と自分が合っているか見極めましょう。就活では、企業とのマッチ度がかなり重要です。
自己分析をする際は、「これまでの人生で一番やりがいを感じた経験」を洗い出してみてください。私の担当学生は、高校でのサッカー部の経験に一番やりがいを感じていました。そのなかで、自己分析を通じて「怪我で試合に出場できないことの悔しさ」が練習の原動力になっていることがわかりましたよ。
このように、一番やりがいを感じた瞬間から、その活動を続けられたモチベーションを探ることで自分がどのような環境だと頑張れるのか理解することができます。
内定もらえない状況を打破する対策を4項目別に解説
これまで紹介した内定をもらえない原因は基本的な部分かもしれませんが、一つひとつ要素をクリアすれば内定に大きく近づきます。ここからは、4つの項目ごとに内定を獲得するために今するべき対策を確認していきましょう。
①「自己分析」でするべきこと一覧
企業選びや自己PRなどに磨きをかける就活の基礎的な作業ともいえる自己分析を今一度、徹底してみましょう。
何度も選考を経験した人にとって「今さらやったところで……」と思うかもしれませんが、どんなに遅くても遅すぎるということはありません。
選考を何度も経験した今だからこそ、よりレベルアップを目指した自己分析ができます。
- 幼少期~現在までの出来事での具体的な行動と成果をまとめる
- モチベーションややりがいを感じることを見つける
- 自分の強みと弱みを言語化する
- 将来やりたいことを言語化する
また、自己分析の質を上げる方法として、以下の記事を確認してみましょう。
自己分析の質を上げる4つの方法|オススメの本・サイトも紹介
マインドマップで自己分析を進めるための3ステップ|活用例付き
②「企業研究」でするべきこと一覧
企業研究に対して、企業サイトをさっと確認して「これくらいで十分だ」といって終わっていませんでしたか。
それだけでは深掘りが足りない可能性がありますよ。企業研究では、企業の求めている人材像や、自分が働くイメージを真剣に想像することが重要です。
情報収集にはさまざまな方法がありますが、OB・OG訪問もおすすめです。その業界に身を置いて働いている社会人だからこそ、仕事の難しさやビジネスモデル、会社の強みなどにかんしても精通していますよ。ぜひ挑戦してみましょう。
- 企業のホームページを全項目に目を通す
- 企業の競合他社との違いや強み・特徴をまとめる
- 企業の社風や文化を理解する
- その企業で働きたい理由を明確にする
基本的な企業研究ができた人は、さらに一歩踏み込んだ企業研究にも挑戦してみてくださいね。
- 企業にかんする書籍(創業者の評伝、コーポレートストーリー等)を読む
- IRや中期経営計画など一般や株主に公開された資料を読み込む
- 企業の経営トップらのSNSやインタビューをチェックする
なお、詳しい企業研究のコツや企業研究のノートの作り方については、以下の記事で紹介しています。
就活の成功は企業研究が鍵! コツを押さえた6ステップで内定獲得へ
企業研究ノートは3ステップで作れる! コツや活用方法も解説
OB・OG訪問についてはこちらの記事で解説しているので、あわせて確認してみてください。
OB・OG訪問攻略ガイド|企業理解や選考に役立てるコツを解説
③「面接対策」でするべきこと一覧
面接は選考の大きな関門です。対策を十分におこなうことで、内定獲得にぐっと近づきます。
しかし、面接対策は話す内容だけを気にすれば良いわけではありません。たとえば、言葉遣いや身だしなみのマナーなど、さまざまな観点に目を向ける必要があります。自信を持って面接に挑めるように、下記の項目をチェックしてみましょう。
- 清潔感のある身だしなみを心がける
- 言葉遣いやマナーに気を付ける
- 面接後は振り返りをする
- 模擬面接を繰り返しおこなう
- 自己紹介
- 志望動機
- 自己PR
- 学生時代に力を入れたこと
- 強みと弱み
- キャリアプラン
- 逆質問
まず、面接官の評価を確実に高めるために今すぐ改善できるのがマナーと言葉遣いです。基本をしっかり押さえれば、自信を持って面接に臨むことができて好印象へとつながります。この機会に詳しく学んでみましょう。
面接時のマナーや言葉遣い、頻出質問など、面接対策について以下の記事で詳しく解説しているので、チェックしてみましょう。
面接を成功に導く質問対策|よくある13個の質問の答え方と例文を解説
【就活の面接対策一覧】マナーやよく聞かれる質問を徹底解説
面接の土台となるマナーと言葉遣いを習得したら、いよいよ実践練習で最終仕上げです。徹底的な準備で自信をつけて面接成功をつかみ取りましょう。
面接を成功に導く練習方法を伝授|チェックポイントも紹介
模擬面接を効果的におこなう方法とチェック項目一覧
自己PRや強みの見つけ方や伝え方に悩んでいる人は、以下の記事を参考にしてください。
面接官の心を掴む自己PRの3つの伝え方|例文や注意点も解説
自分の強みがわからない…見つける3つの方法と面接でのアピール方法
キャリアアドバイザーの体験談面接が苦手だった学生が逆転内定
弱点を認識して面接練習を徹底しよう
面接に強い苦手意識があり、なかなか内定を獲得できなかった方の支援をしたことがあります。人の目を見て話すことが苦手ということだったので、志望動機などの対策を始める前にまず所作の改善に取り組みました。
実は、この方が相手の目を見て話せなかった原因のひとつに、自信のなさがあったのです。そこで、これまでの経験を一つひとつ丁寧に一緒に振り返り、「これだけのことをやってきた」という自信をもって話せるように、何度も練習しました。
その結果、相手の目を見て自信を持ってはっきり話せるようになり、見事内定を獲得することができました。このように、弱点としっかり向き合い適切な対策をおこなうことが内定獲得への大きな一歩になりますよ。
④「書類選考・適性検査対策」でするべきこと一覧
手書きの応募書類を作成するときは、パソコンなどで下書きをしてから清書するのがおすすめです。書き終わったら、以下のポイントを必ずチェックしましょう。指でなぞりながら一文字ずつチェックするのも有効ですよ。
- 誤字・脱字はないか
- きれいな字で書かれているか
- 「てにをは」の使い方は正しいか
- 同じ漢字の表記は統一されているか
- 空欄がないか/各項目の8割以上埋められているか
- 応募企業に合わせた内容が書かれているか
そして、適性検査と一口で言っても、SPIや玉手箱など課される適性検査は企業によってばらつきがあります。そのため、どの適性検査にも対応できるように対策を進めることが大切です。
- 問題集の苦手な分野を繰り返し解く
- 応募企業の適性検査の形式を事前に調べる
- 時間配分を意識して模擬練習をおこなう
- 性格検査は回答に一貫性を持たせることを意識する
以下の記事でさまざまな種類の適性検査について解説しているので、それぞれ確認してみてくださいね。
7つの手順で必ず高得点! SPI勉強法を分野別・形式別に徹底解説
SPI英語で高得点を取る3つのコツと対策|おすすめ問題集と例題
玉手箱の言語問題を解くコツ|特徴を掴めば攻略は可能
SPIの言語対策は語彙力と傾向の把握が重要! 直前の対処法付き
性格適性検査で落ちる6つの理由|実施理由から対策まで解説
内定がもらえないことに悩んでいる学生からよくある質問に回答!
内定がもらえない原因が自分ではわからず悩んだり、どうやったら内定をもらえない状況から抜け出せるか知りたいと考える学生は多くいます。ここではそのような学生からの質問に、キャリアアドバイザーが回答していくのでぜひ参考にしてくださいね。
内定をもらえない原因を見極めて今すぐ対策に動き出そう!
内定がもらえていない人は、何らかの原因があります。ただ、そうした原因はしっかり検証し、向き合うことでかならず改善できます。これまでの就活を振り返り、自分の原因に合った対策をとって内定獲得を目指しましょう。
内定がもらえません。友達はほとんど内定をもらっています。