目次
- 「就活したくない」は誰もが抱える感情
- どうして就活したくない? 4パターンの理由
- 選考に落ち続けている
- 就活そのものに違和感がある
- 働くことにプラスのイメージがない
- 企業で働くことにこだわりがない
- 「したくない」から脱却する5つの方法
- ①「不合格」の見方を変える
- ②就業後にやりたくないことを除外してみる
- ③就活の良いところを見つける
- ④働く上でのやりがいや楽しさを考える
- ⑤カジュアルな就活方法を試してみる
- 就職以外の進路も知っておこう! メリット・デメリットも解説
- フリーターとしてアルバイトをする
- フリーランスとして働く
- 起業する
- 進学する
- 投げやりに就活を終わるのは絶対にやめよう
- 就活の見方を変えてポジティブに就活に取り組もう
「就活したくない」は誰もが抱える感情
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「選考に落ち続けていて、もう就活したくないです…」
「そもそもみんなそろって就活する空気に苦手意識があります」
という相談を受けることがあります。
就活を続けていくと、つらく感じてくることもありますよね。誰でも一度は就活がつらくなり、もうやりたくないと思うものです。「お祈りメール」が届くたびに自分を否定されたような気持ちになったり、そもそもなぜみんなで同じ恰好をして就活をしなければならないのかわからないという学生も多いと思います。
この記事では、「就活をしたくない」と考えている学生が就活にポジティブに取り組める方法や考え方を紹介します。就活の見方を変えて、前向きに就活に取り組むきっかけにしてください。
どうして就活したくない? 4パターンの理由
まずは「就活をしたくない」理由と向き合うことから始めましょう。理由が違えば、対策方法も異なりますし、効果的な方法を知るためにも、自分にとって就活がしたくない理由をはっきり理解しておきましょう。
選考に落ち続けている
がんばってエントリーシート(ES)を作成して、緊張しながらも面接に臨んで、それでもお祈りメールばかりが来てしまうと、就活のモチベーションも下がってしまいますよね。
選考に落ち続けると、不合格という事実から、自分自身までもを卑下してしまうことがよくあります。人によっては、人間性を否定されたと感じている人もいるかもしれません。さらには、自分は誰からも必要とされていない、とまで考えてしまっている人もいるかもしれませんね。
就活そのものに違和感がある
就活のシステムそのものに違和感を感じている人もいるのではないでしょうか。学生がみんなスーツを着て髪を黒くして、同じ格好をして同じところを目指すというこの就活スタイルだと、人によってはある意味就活を「儀式」のように感じるかもしれません。
こういった人たちの中には、就活のスタイルに違和感があるというだけで、就職することや働くこと自体には意欲的な人も見受けられます。
働くことにプラスのイメージがない
人は、得られるものや身に着けられるスキルがあるからこそ、つらいや苦しいを乗り越えるものですよね。就活の先にある働くことそのものがつらいものと思っている人は「大変な思いをして就活をしても得られるものがない」と考えがち。「就活をしたくない」という気持ちにつながることもあります。
たとえば、幼い頃から、自分の親が毎晩疲れた様子で帰ってくるところを見ていると、働くことが楽しいことだとは思えませんよね。親世代の姿を見て、働くことはきついものだというネガティブなイメージを持っている人もいるかもしれません。
こちらの記事では働くのが怖いと感じるときの克服方法を詳しく解説しています。原因なども紹介していますのであわせて参考にしてみてくださいね。
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企業で働くことにこだわりがない
そもそも、正社員や、企業に所属して働くことに意味を見いだせていない人もいるのではないでしょうか。最近では大学生であっても動画や記事制作、写真撮影などで収入を得る人も増えてきました。投資でそれなりに収入を得ている人もいるかもしれませんね。
「ルールや縛りのある企業に入らずとも自分で稼げるのではないか」と考える人にとっては企業で働くことにそれほど魅力を感じず、就活を始める周囲を感じながらも「就活をしたくない」と考える学生もいるでしょう。
現状就活がうまくいっていない学生はこちらも参考にしてみてくださいね。
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自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
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「したくない」から脱却する5つの方法
ここからは、「就活したくない」というネガティブな感情から脱却して、ポジティブに就活ができるようになる5つの方法をお伝えします。これを読めば就活への意欲が少しでも沸くはずです。就活の見方を変えて、前向きに就活に取り組めるように、ぜひ読んでみてくださいね。
①「不合格」の見方を変える
不合格の通知を受けると、誰しもが落ち込むはずです。それが一度や二度ならまだしも、何度も続くと、自分の人間性を否定されたように感じてしまったり、能力が足りないと悩む人も多いでしょう。
しかし押さえておきたいのは、「企業の社風や雰囲気と合うか」「求める人物像と合うか」というマッチングの面も面接で見られているということ。不合格の理由の多くは、自分の人間性以外です。
逆にいうと、不合格はあくまでも「その会社に合わなかった」だけのこと。自分に合わない企業に入ってしまうと、それはそれで結局ミスマッチが起こってしまい、そこでつらい思いをしていたかもしれません。「合わない企業に入らずに済んだ」と捉えても良いでしょう。自分に合う会社は必ずどこかにあります。直せる部分や足りない部分は修正しなければなりませんが、事実に正しく向き合うことも必要です。
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キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
選考がお見送りになり「不合格」になってしまったと考えると、気分が落ち込んでしまいますよね。しかし、就活は合否を決める場ではなく、あなたと企業の向き不向きを「採用」という言葉で判断される場です。ですので、不合格と考えるのではなく「不採用」という言葉に置き換えてみましょう。
そもそも、就活は何十社と受けてようやく一社内定をもらえるくらいの確率です。合否を決めるようなテストではなく、オーディションのようなものと考えてください。たとえば、国民的女優として活躍する人がお笑い芸人のオーディションを受けても、通過することはなかなか難しいですよね。就活においても同じで、人が活躍できる場は企業によって異なるので、もし不採用になっても、単純にあなたが将来活躍できる場所ではなかったというだけだと考えましょう。あなた自身が否定されているわけではまったくありません!
もし次に企業からお見送りの連絡が来たら「社風が合わなかったから不採用だったんだな」と軽く受け止める程度にとどめ、自分に合う企業を見つけることに力を注ぎましょう。
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②就業後にやりたくないことを除外してみる
働くことに良いイメージを持てていなければ、就職したいという気持ちも起こりませんよね。しかし基本的にやりたくないことは無理してやる必要はないので、業界・企業選びの際に「どうしてもやりたくないこと」を除外して考えるのもいいでしょう。
「やりたくない」という気持ちがやわらぎ、就活に前向きになれるかもしれません。さらに、「これならやりたい」と思うことや、「これならできる」と思えることを見つけられるとより良いですね。まずは自分が「絶対にやりたくない」「我慢できる」「なるべくやりたくない」などと度合いに分けてリストをつくってみるといいですよ。
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まずは「接客したくない」「転勤したくない」など、簡単なことから考えてみましょう。
③就活の良いところを見つける
就活の良いところに目を向けてみるのも一つの方法です。基本的に、誰でも就活は初めてなので、わからないことが多く、「苦しい」「不安」と感じるのはあたりまえの感情です。だからまずは、就活を知って良いところを見つけるところから始めましょう。
就活でまず取り組むことに「自己分析」や「業界研究」があります。自己分析は就活の対策としておこなうだけでなく、自分のやりたいことやできることを可視化する機会でもあります。同じように業界研究も、自分の知らなかった業界や興味を持てる業界に出会える機会です。就活の対策のためではなく、自分の可能性を見つけるためとして考えてみると、感じ方も変わってきますよ。
また、就活には新たな出会いがつきものです。同じ説明会や選考に参加した就活生、OB・OG訪問で出会った先輩社員、就職エージェントのアドバイザーなど、新しい出会いがあるということも、就活の良いところのひとつといえますね。
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就活そのものに違和感があれば、こういう側面があることを知ってみると、就活の感じ方が変わるかもしれませんね。
就活に対するネガティブな感情との向き合い方など、就活のモチベーションを上げる方法についてはこちらの記事も参考になりますよ。
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業界研究についてはこちらを参考にしてみてはどうでしょうか。今まで知らなかった業界に出会えるかもしれませんよ。
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また、就活をしたくないという気持ちから就活を適当に進めてしまい、結果的に納得のいく形で就活を終えられなかったということも就活生は多くいます。そういった事態を避けるうえでも、就活の良いところを見つけるのは効果的な対策になります。なお、就活を適当に進めたくなってしまったときの他の対策については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
就活は人生のビッグイベントの一つで、就職先を決定すること以外にも多くのものを手にすることができます。たとえば、面接は通過するほど現場で活躍している実力者や役職者と会う機会があります。企業によりますが、実際に入社すると、一定の地位を築いた人と直に話をする機会はそうそうありません。何かしらの社内イベントで見かけるか、何年後かに自分自身が昇進して近い土俵に立ったとき、ようやく会話ができたり共に仕事をする機会が生まれます。
面接を通し、そのような方々と面と向き合い数十分も会話ができるのは就活の特権なのです。逆質問の時間があれば、相手の仕事観や、今の地位を確率するまでの苦労や道のりなどを聞くことができるかもしれませんし、それはなかなかない貴重な機会です。
ですので、選考では気負いすぎず「偉い方々とお話できてラッキーだ!」と、単純にその機会を楽しむようにしてみましょう。緊張してなかなか簡単には切り替えられないかもしれませんが、そのくらい気負わない方がリラックスしてうまくいくことも多いです。新卒での就活は人生に一度しかありませんので、できるだけ楽しみながら進められたら良いですね。
④働く上でのやりがいや楽しさを考える
働くことそのものにマイナスなイメージがあっても、自分が楽しいと感じる条件がそろっていれば、働くことも楽しく感じられるのではないでしょうか。
まずはこれまでの経験から、やりがいを感じたことや楽しいと感じたことについて考えてみましょう。それらの物事について、なぜやりがいを感じられたのか、何が楽しかったのかその理由を抜き出します。抜き出したものがあなたが物事を楽しく感じる条件です。
その条件がそろう自分が仕事を楽しめる会社に就職するために、就活を利用しませんか。「仕事を楽しく感じられる」ようにしなくても良いのです。「楽しく感じられることを仕事に」しましょう。
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働くことに良いイメージを持てていない人は、このように考え方を転換するのもおすすめです。
⑤カジュアルな就活方法を試してみる
スーツを着て、髪を黒く染めて……という、決められた就活のスタイルが苦手に感じている人には、従来の型にはまらない、カジュアルな就活方法を試してみるのもいいでしょう。
現在は、さまざまな企業がカジュアルなスタイルの就活イベントを多く開催しています。たとえば服装が私服で指定されたイベントや、説明会ではありながらも堅苦しい雰囲気ではなく、終始にこやかな様子でおこなわれるイベントなどがありますが、どれも就活イベントと聞いてイメージできるものとはまったく違うのではないでしょうか。
また、説明会に行きエントリーをおこなう、というこれまでの就活の流れとは逆に、企業にスカウトされる形式の就活イベントも開催されるようになっています。
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案外いろいろな企業がこのようなイベントを開催しています。ぜひ調べてみましょう! 就活のイメージが変わるかもしれませんよ。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
就活中はさまざまな業界や企業を研究して受けていきますよね。しかし、新卒の就活のように、幅広い業界や企業に足を運ぶ機会は今後ないと思っていいでしょう。仮にこのあと転職を経験するとしても、仕事をしながら何十社も並行して受けていくことは時間的にも体力的にも難しいです。また、ポテンシャル採用の新卒採用とは違って、転職は即戦力として採用されることが多いので、受けられる業界や企業はどうしても絞られてしまいます。そのため、このような制限もなく、単純に興味がある企業に数多く足を運ぶことができる機会はとても貴重なのです。
もし就活がうまくいかないと感じたり疲れたと感じることがあれば、リフレッシュも兼ねて受ける業界や企業の幅を広げてみるのも良いかもしれません。もしかすると、今見ている企業よりももっとあなたに合った企業が発見できるかもしれないですし、その場合は内定獲得にもつながるのでおすすめですよ。
こちらでは就活のストレス解消法を紹介しています。併せて確認してみてくださいね。
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就職以外の進路も知っておこう! メリット・デメリットも解説
「それでもやはり就活をしたくない」という人は、一度就活から離れて、就活・就職以外の進路を見てみるのもいいでしょう。進路ごとにメリット・デメリットについて解説していきます。こうした選択肢のメリット・デメリットを検討したうえで、「やっぱり就活をしてみよう」と考える人も多くいるので、一度目を通してみてください。
ただし最終的に「就活したくないからこの進路を選ぶ」のはやめましょう。就活したくなさから逃げるのではなく、しっかりと自分で考えて、この進路を選ぶようにしてください。
さまざまな進路を見て、自分の将来像を考えてみましょう。そのうえで、もう一度就活を始めるというのも一つの手です。
先に、こちらの記事を読んでおくことをおすすめします。就職以外の進路を見るうえで、まずは「就職する意味」を把握しておきましょう。
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就活をしていると、だんだん就職なんて意味がないんじゃないかと思ってしまいがちですよね。そこで今回は就職の意味や目的を考えるとともに、就職のメリットが分からなくなってしまった時の対処法をキャリアアドバイザーが紹介していきます!
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フリーターとしてアルバイトをする
就活も就職もしないで、フリーターとしてアルバイトをして生活する方法も選択肢の一つです。フリーターになる場合は、メリットも多くありますがその分デメリットも多くあります。しっかり良いところと悪いところを見極めなければなりません。
メリット
フリーターの一番の特徴は、仕事をする日時を自分で決められること。自分の都合に合わせて、仕事をする日程や時間を組むことができます。また、仕事以外で夢や目標などがあり、それに向けて時間を多く使いたい、有効活用したいと考える人には、フリーターという、時間に縛られない働き方が合っているときもあります。
正社員よりも、時間が決まっていないのに加えて拘束もされないため、目指すものに時間をかけることができますね。
デメリット
自由に働ける反面、フリーターは安定した収入を得ることが難しいといえます。たとえば風邪や怪我などで仕事を休むとき。正社員は給料が月給制であることが多いため、一日二日休んだとしても給料が大きく減ることはありません。しかしフリーターは時給制であることが多いため、休むとその分給料が減ってしまいます。
また、フリーターには賞与や昇給がないことが多いため、高収入も望みにくいです。若い頃はそれほど差がないように感じますが、年を重ねるにつれ正社員との差が広がっていきます。
また、安定した収入が得られないということは、社会的信用が低いということでもあります。普通の生活をしているうちは、あまり社会的信用の有無を実感する機会は少ないかもしれません。しかし、家を借りたりローンを組むときに、社会的信用の低さを感じることが多くあります。
フリーランスとして働く
企業と雇用契約を交わすのではなく、業務提携を結び、自分の技術を提供することで収入を得る人をフリーランスと呼びます。フリーランスと聞くとアーティストを想像しやすいかもしれませんね。以前はアーティストや技術職がフリーランスとしてはメジャーでしたが、最近はWebライターやイラストレーターなど、フリーランスの幅が広くなってきています。
メリット
フリーターと同じく、時間に縛られないのがフリーランスになるメリットです。毎日決まった時間に出社して仕事をしなくても良いので、働く時間を自由に決めることができます。趣味や子育てなどにも時間をかけたい、夜遅い方が集中できるので深夜に仕事をする、などという融通がきくのはフリーランスの特権といえますね。
加えて、自分の好きなことや得意なことがそのまま仕事になるので、やりがいは非常に感じやすいでしょう。また、成功すれば高収入も望めます。
デメリット
フリーランスになると、自分のスキルや知識だけで生活していくことになりますから、フリーターや進学よりも難しいといえます。とはいえ、自分のスキルが確実にお金になるのであれば、起業しても正社員と変わらない、もしくはそれよりも多く収入を得られる可能性はあります。
また、フリーターと同じく収入が不安定なところもデメリットのひとつです。企業からの依頼があって初めて仕事が生まれるので、依頼がなければそこで収入が途絶えてしまいます。また収入が安定しないということは、社会的信用も同じように低いということでもあります。
起業する
自分で事業を起こし、個人事業主になるという方法もあります。実際に、大学に在学しているときに起業し法人登録をおこない、ひとつの会社の社長となるケースも一部ですが見受けられます。
フリーランスとの違いは、フリーランスは依頼に対して自分のスキルを駆使することが仕事ですが、起業は自らで価値やサービスを新たに生み出すことが目的であるという点です。
メリット
自分の考えを事業に反映させて、その事業計画に沿って運営をおこないます。責任も伴いますが、個人の裁量もとても大きくなるので、それだけやりがいもあるでしょう。
事業が成功すれば会社員ではなかなか得られない報酬も得ることができます。また会社の規模で決まる税率が適用されるので、フリーランスよりも税率が下がるというメリットもあります。
デメリット
事業を開始するためにはいくらかのお金が必要になります。初期費用としてまとまったお金が必要なこともあれば、会社が軌道に乗りしっかりと利益が出るまで、しばらく暮らしていけるだけの貯金が必要なこともあります。
成功すれば高収入も目指せるとはお伝えしましたが、そこまでの安定した収入を得るためには、困難も多いです。仕事を軌道に乗せるまでは時間も根気も必要になります。また、事業がうまくいかない可能性も大いにありえます。場合によっては大きな損が発生することも。起業するならば、そうしたリスクも背負わなくてはなりません。
また、法人化には多くの書類を用意し、多くの役所に届出を出さなければならないなど、何かと手続きが必要です。
進学する
就活をしない場合、さらに学びたいことや研究したいことがあるならば、大学院や専門学校に進学するのも一つの選択肢です。メリットは自分のスキルを磨けること。卒業後にまたおとずれる就活では武器となりますが、意外に気づけないようなデメリットも存在します。一緒に確認していきましょう。
メリット
専門分野をさらに学ぶことで、その分野の専門性を高めることができます。すでに就職したい業界や企業が決まっており、そこで求められる内容であれば、就活のときには強いアピールとなります。また、学部卒よりも院卒のほうが、初任給が高いケースが多くあります。学部卒よりも高収入を狙えるのもメリットのひとつです。
また、卒業後は再び新卒として就活できるメリットもあります。企業によっては、新卒でしか採用活動をおこなっていないところもあるため、新卒という肩書きは就活の選択肢を広げてくれますよ。
デメリット
まず、金銭面の負担は大きくなります。たとえば、大学院の修士コースなら、2年分の学費が追加でかかります。この分のお金を誰かに借りるのか、もしくは自分で負担するのか、進学するならば学費に関してはしっかりと方法を考えておかなければなりません。
また、同い年の人と比べて、社会人経験が遅れてしまうこともデメリットのひとつです。社会人経験3年目の先輩と新入社員、という関係性になる可能性も大いにあります。偶然、就職した企業に学生時代の友人などがいれば、関係性の維持が難しくなってしまうかもしれません。
就活をしない場合はこちらの記事も読んでおきましょう。
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「就活をしない」という選択肢を考える学生もいるでしょう。この記事では、就活をしない場合のメリットやデメリットはもちろん、就活をしないと選択した場合にやるべきことについて解説しています。自分の選択肢を広げるためにも是非参考にしてみてください。
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自分の適性を自己分析ツールで診断しよう
自分の適性や性格が、どんな仕事に向いているか気になりませんか?
そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。
My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みに基づく適職を診断できます。 自分がどんな仕事に向いているか、サクッと診断してみましょう。
投げやりに就活を終わるのは絶対にやめよう
もう就活をしたくないという理由で、「内定をもらえたからとりあえずここに就職しよう」「ここでいいや」と、深く考えずに就活を終わらせようとするのはおすすめできません。就活は内定をもらうことがゴールではなく、自分に合った就職先でしっかり働くことがゴールだということは押さえておきたいところです。
「とりあえず」「ここでいい」という思いで就職先を決めると、いざ入社してからミスマッチを感じてしまうことがあります。自分には合わない環境、やりたくないことをやるのは誰だってつらいものです。働くことがつらくなってしまうと、せっかく入社した企業をすぐに辞めてしまうことになるかもしれません。
企業から内定を貰ったら、まずはその企業が本当に自分に合っているのか、自分がやりたいことやできることなのか、しっかりと見極めましょう。そのうえでもし、合っていないかもと感じるのなら、自分に合う企業に出会えるまで、もう少し就活をしてみることをおすすめします。
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投げやりに就活をして、内定が出た企業は実はブラック企業だった……ということもときどきあります。なぜなら、ブラック企業は離職率が高いので、採用ハードルを低く設置して大量採用する傾向があるからです。一方、ホワイト企業は人気があるため倍率も高く、内定を獲得するまでにそれなりの準備期間がかかることが多いです。
今はまだ実際に働いていないので「ブラック企業でもいいから、何よりもまず就活を終わらせたい」と思う人もいるかもしれません。しかし実際にブラック企業で働いてみると、残業が多く友人と時間が合わなかったり、疲れて休日に遊べなくなったりする場合が多く、私生活も閉鎖的になってしまいがちです。実際に、内定が出たからと投げやりに入社を決めた就活生の何人かが「もっと納得して就活を終わらせれば良かった」と後悔している例を毎年見ています。
確かに就活はつらいですし、内定が出たらすぐに辞めたくなる気持ちはわかります。しかし、適当に決めた企業がブラック企業だったり合わない環境の場合、入社後何年も同じようにつらい日々が続いてしまいます。就職後、快適に仕事ができる環境や楽しく働ける職場を見つけるために、少しでも違和感を感じたら、もう少しだけ就活をがんばってみましょう。
就活の見方を変えてポジティブに就活に取り組もう
就活がつらい、したくないと考えるのはあたりまえの感情です。あなただけが感じている感情ではなく、それはまったく甘えではありません。むしろ、真剣に就活に取り組み、自分に合う企業、行きたいと感じる企業を真剣に探しているからこそ芽生える感情です。
がんばった分、絶対にあなたに合った企業が見つかります。就活を、ただつらいものだと考えるのではなく、少しだけ就活の見方を変えて、ポジティブに就活に取り組んでいきましょう!
「就活したくない…」そんな人は〇〇に気をつけよう!
特に、選考に落ち続けて自分自身を否定された気持ちになっている人は、この考え方を持てるようになるといいですね。