目次
- 志望動機の文字数は300字程度・記入欄の8割以上にまとめるのがおすすめ!
- 志望動機の構成と文字数の目安
- ①志望理由:1~2割程度
- ②エピソード:5~6割程度
- ③入社後の展望:2~3割程度
- 文字数別の志望動機例文6選
- ①100文字の例文
- ②200文字の例文
- ③300文字の例文
- ④400文字の例文
- ⑤600文字の例文
- ⑥800文字の例文
- 文字数を意識するべき4つの理由
- 企業から文字数を指定されるケースが多い
- 伝えたい魅力を集中的に押し出せる
- 「長いな」と流し読みされることを避けられる
- 文章を要約して伝えられる言語能力をアピールできる
- 志望動機が指定の文字数に届かない場合の対処法3ステップ
- ステップ①志望する理由をさらに細分化して押し出す
- ステップ②数字や固有名詞を用いてエピソードを具体化する
- ステップ③入社後の展望を実際の業務に触れてまとめる
- 志望動機の文字数が多すぎる場合の対処法
- ①伝えたい主張を1つに絞る
- ②エピソードを盛り込みすぎていないか確認する
- ③表現をシンプルにする
- 文字数指定があるときはパソコンでの作成がおすすめ!
- 文字数指定がある志望動機を書く際の注意点
- ①文字を小さくしすぎない
- ②句読点を減らしすぎない
- 志望動機の文字数に関するよくある質問に回答!
- Q.志望動機の文字数はどれくらいがベスト?
- Q.志望動機の文字数が多かったり少なかったりすると落ちる?
- Q.文字数が多いほど熱意があると思われるのでは?
- Q.どうしても短い場合文字数の水増しはして良い?
- Q.文字数の削減のために箇条書きを使うのはあり?
- どんな文字数でも魅力的な志望動機を作れるようにして選考を突破しよう!
志望動機の文字数は300字程度・記入欄の8割以上にまとめるのがおすすめ!

就活生

就活生
志望動機の文字数が多すぎたり少なすぎたりすると落ちますか?
就活中の学生から、このような相談を受けることがよくあります。結論から言うと、志望動機の文字数に明確な決まりはありませんが、特に指定がない場合一般的に300字程度、記入欄の8割以上は埋めるのがおすすめです。
この記事では、志望動機の文字数の目安や多すぎる・少なすぎる場合の対処法、文字数別の例文を紹介していきます。採用担当者が読みたくなる魅力的な志望動機を作成して、書類選考突破を目指しましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!文字数が合否に影響を及ぼすケースはある
適切な文字数の範囲で記入しよう
文字数が多すぎたり少なすぎたりすることが直接合否に影響することはほとんどありませんが、ゼロではありません。
「文字数が多すぎる分には印象が良いのではないか」と考える人もいますが、決められたルールを守ることができないという点でマイナスにとらえられる可能性があります。
また「簡潔に述べる能力がない」と思われるリスクもあるでしょう。
少なすぎると「熱意がない」と思われることも
一方、文字数が少なすぎる場合は「志望度が低い」「熱意がない」という印象を持たれやすい傾向にあります。
このように、結果的に文字数が合否を決める後押しになる可能性はゼロではないため、適切な文字数で記入することは非常に重要なのです。
志望動機の構成と文字数の目安
志望動機は、全体の文字数だけでなく、入社意欲を端的に伝えるために構成バランスを意識することも重要です。明確な基準が定められているわけではありませんが、目安となる配分を知っておくことで、読み手が理解しやすい志望動機を作成できます。
そこでここからは、志望動機のなかで何をどれくらい書くべきなのかを解説していきます。
①志望理由:1~2割程度
志望する理由は、全体に対して1~2割程度で簡潔に伝えるようにしましょう。結論を最初に、端的に示す意識をしてください。
ビジネスシーンでは限られた時間で正確に情報を伝えなければならない場面が多くあります。長い前置きをすると相手は「結局何が言いたいの?」と感じてしまうため、志望動機においても結論ファーストを意識しましょう。
漠然とした内容や長すぎる文章はマイナスな印象につながるため、独自性を出しつつ端的にまとめるようにしてくださいね。

キャリアアドバイザー
志望動機の書き出しは、第一印象を決める重要な部分です。「その企業でなければならない理由」を示して、採用担当者の心を掴みましょう。
②エピソード:5~6割程度
志望理由の次は、その根拠となるエピソードを5~6割程度書きます。エピソードはほかの学生と被りづらく、独自性を発揮しやすい部分です。どんな経験をしたのかを思い出し、自分なりにまとめてみましょう。
ただし記入欄の5~6割程度は案外短く、文字数が足りなくなってしまうことも少なくありません。数字や固有名詞を使って具体性を持たせつつ、伝える必要のない情報を削り、メリハリのある内容を心がけましょう。

キャリアアドバイザー
文字数を無理に削ろうとすると抽象的な内容になってしまい、「ありきたりで浅い志望動機」という印象につながってしまう可能性もあるので、具体的に伝えることはしっかり意識してくださいね。
③入社後の展望:2~3割程度
志望動機の最後は、「入社後どのように企業に貢献できるか」といった展望で締めくくりましょう。文字数2~3割程度が目安となります。
入社後の展望は、エピソードで示した内容を絡めることが重要です。たとえば、エピソードで行動力をアピールした場合は、「持ち前の行動力を活かして、○○の業務に尽力いたします」などのように書きましょう。

キャリアアドバイザー
志望動機では、自分が入社することで企業にどんなメリットをもたらせるのかを示すことが大切です。志望動機全体の印象を左右する部分であるため、しっかりと熱意を伝えましょう。
志望動機の締め方についてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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キャリアアドバイザーが読み解く!文字数を第一優先にするのは避けるべき
文字数へのこだわりが質の低下を招くことも
志望動機の文字数は、あくまで目安です。文字数の配分にばかりこだわりってしまうと、文章の中身がなくなってしまったり、違和感のある文章になってしまいます。
そうなると、いくら適切な文字数で書かれていても魅力がなくなってしまい本末転倒です。文字数はあくまで指針とし、自分の魅力が最大限に伝わる文章にすることを優先させましょう。
まずは全て書き出すことが重要
また、最初から文字数を意識しすぎたせいで、文章を書きづらくなってしまうケースもあります。
最初は文字数は意識せず、書きたいことをすべて書き出してみましょう。そのうえで適切な文字数に調整すれば、文章の中身の質も担保しながら、バランスの良い文章が書けるようになります。
文字数を最優先に考えるのではなく、あくまで参考にしながら企業の目を引く文章を書くことを重視しましょう。
文字数別の志望動機例文6選
志望動機は、指定文字数に合わせて内容を端的にしたり、アピールを深掘りすることが大切です。
ここからは、文字数別に志望動機の例文を紹介します。文字数に合った内容で企業への効果的なアピールができるよう、ぜひ参考にしてくださいね。
①100文字の例文
私は貴社のおもてなしを大切にする社風に惹かれ志望しました。「期待を上回る提案力」を活かし、お客様の特別な一日を彩るサービスを提供したいです。顧客満足を追求し、貴社のファン創出に尽力します。

キャリアアドバイザー
100文字という限られた文字数制限のなかですが、自分の強みと志望企業の方向性が紐づいていることをしっかりアピールできていますね。なかでも「期待を上回る提案力」という具体的な言葉は、活躍イメージを明確にするうえで効果的です。
②200文字の例文
志望理由は、貴社が製造する地酒の魅力を広め、生まれ育った地元を活性化したいからです。
大学2年生のとき、町おこし隊として地域限定のスイーツ開発に携わり、駅前のコンビニで販売しました。その際、地域の皆様の温かさや地元愛を感じ、○○市に貢献できる仕事に就くことを決意しました。
入社後は、持ち前の行動力やスイーツ開発で学んだことを活かして、効果的な販売戦略を実践したいです。

キャリアアドバイザー
指定文字数が200文字の場合は、伝えたいことを端的にまとめることが大切です。エピソードを膨らませすぎると文字数をオーバーしてしまうので、必要な情報に絞って書きましょう。エピソードにフォーカスしすぎて志望理由が埋もれてしまわないよう注意してくださいね。
200字で志望動機を作成する場合は、こちらの記事も参考にしてください。まとめ方のコツを解説しています。
例文10選|200字で志望動機を伝えきるには4つの段取りが不可欠
③300文字の例文
私が貴社への入社を志望するのは、「技術で働き方を変える」という企業理念に惹かれたからです。IT技術で人手不足を解消し、日本の未来を支えたいと考えています。
アルバイト先である学習塾では、生徒の情報を紙ベースで管理していました。そんな中、生徒の入退室や成績、授業日を一括で管理できるツールを導入。書類業務が大幅に削減され、講師間の情報共有もスムーズになり、授業に専念しやすい環境となりました。
この経験から、人手不足は技術で解消できると実感しました。事務処理のソフトに強みを持つ貴社の営業職として、顧客企業の課題に対して的確なサービス提案で解消するとともに、貴社の良さを広めていきたいです。

キャリアアドバイザー
300文字の場合は、先程説明したように「志望理由→エピソード→入社後の展望」の流れで書きましょう。エピソードが長くなりすぎないよう注意してくださいね。
志望動機を300字でまとめる方法については、こちらの記事でより詳しく解説しています。
志望動機(300字)の例文|作り方と26卒内定者の実例を紹介
④400文字の例文
私は、食品を通じて人々に豊かな生活を提供したいと思い貴社への入社を志望します。栄養を考慮した冷凍食品と、商品と連動したヘルスケアアプリの開発に興味を持っています。
私は幼い頃から食が細く体力に自信がなかったのですが、一人暮らしを始めたことがきっかけで体質を改善できました。栄養の勉強や料理の練習など食生活を工夫したことで、自分に合った栄養の摂り方がわかり食べることが楽しくなったからです。体力がついてスポーツや旅行などにも積極的に参加できるようになり、人生の充実度が上がったと感じています。食生活の重要性を再確認したことから、今度は自分が多くの人に幸せを届けたいと思いました。
入社後は、大学在学中に取得したフードコーディネーターや食生活アドバイザーの資格を活かし、商品企画の仕事に従事したいです。忙しい現代社会にマッチした冷凍商品を生み出せるよう尽力し、貴社に貢献いたします。

キャリアアドバイザー
指定文字数が400文字の場合は、エピソードを具体化することでボリュームを出しつつ自分の良さをアピールしましょう。入社後の展望についても、志望職種を交えながらなるべく具体的に示してくださいね。
400字の志望動機を作成する際には、こちらの記事を参考にしてください。より企業に刺さる志望動機を作成するコツを解説しています。
志望動機を400字でまとめる方法|字数不足・超過する場合の解決策
⑤600文字の例文
私は、ITの力で企業の根源的な課題を解決し、新たな価値を創造したいと考え、貴社を志望いたします。現在、多くの業界でDXが推進されていますが、単なるシステム導入に留まらず「顧客の経営課題を根本から解決し、真のビジネスパートナーになる」という貴社の姿勢に強く惹かれました。変化の激しい現代において、常に最先端技術を取り入れ、社会基盤を支える貴社の環境こそ、私が最も挑戦したい場であると確信しております。
この考えの原点は、大学時代の学園祭実行委員として業務効率化に取り組んだ経験にあります。当時、委員会と各団体間の連携手段が月2回の会議と個別対応のみに限られており、コミュニケーションの停滞が本来の活動を圧迫するという課題に直面していました。私はこの状況を打破するため、チャットツールの導入と「質問のオープン化」を提案しました。当初は慣れない仕組みへの反発もありましたが、私は個別にヒアリングを行い、操作マニュアルの作成やメリットの周知を徹底しました。その結果、準備時間を前年比で30%短縮することに成功し、仕組みを変えることで組織全体のパフォーマンスが向上する喜びを実感しました。
この経験で培った「課題発見力」と「推進力」は、貴社のエンジニアとして顧客の潜在的なニーズを引き出し、先回りして解決する業務において必ず活かせると考えています。入社後は早期にクラウド技術等の習得に励み、技術とビジネスの両面から最適な提案ができる人材を目指します。常に学び続ける姿勢を持ち、貴社のさらなる発展に貢献する所存です。

キャリアアドバイザー
600文字というボリュームを活かし、エピソードの背景から結果までを論理的に伝えることができていますね。
なかでも「30%短縮」と実績を明確に伝えている点や、反発に対する対応などの具体的な行動が見える点が高評価です。
⑥800文字の例文
貴社の「飽くなき技術へのこだわり」を通じて、世界のインフラ格差をなくしたいと考え志望しました。特に、貴社が掲げる「現地主導型のグローバル経営」という方針に、自身の留学経験で得た知見を活かしたいと強く感じています。
私はアメリカでの留学中、多国籍の学生が集まるビジネスコンテストでリーダーを務めましたが、当初は意見が衝突してしまいなかなか議論が進みませんでした。そこで私は、一人ずつ本音で語り合う時間を持ち、全員のやりたいことがどこでつながっているかを探しました。結果として全員が納得できるゴールを見つけ、改めて言葉にしてチームに伝え直しました。
この対話の結果、バラバラだったメンバーが「一つのチーム」として機能し始め、最終的には30チーム中2位という成果を収めることができました。この経験から、単に英語が話せることよりも、「自分と相手の『当たり前』を疑い、全員が共通して追えるゴールを定義すること」こそが、海外で成果を出すための本質であると痛感しました。
数あるグローバル企業のなかでも、貴社は「現場主義」を貫き、若手から新興国の最前線にチャレンジさせる風土があります。私の「価値観や考え方がまったく違うメンバーが集まっても主体性を失わず、周囲を巻き込む泥臭さ」は、貴社が現在注力している東南アジア市場の開拓において、必ずや即戦力として貢献できると確信しています。
入社後は、まず国内営業で「顧客の潜在的ニーズを掘り起こす力」を徹底的に磨きます。そのうえで、3年後には海外研修制度に手を挙げ、現地の商習慣を肌で感じながら、貴社の製品を「単なるモノ」から「現地に不可欠なソリューション」にしたいと考えています。困難を楽しみ、変化を創り出す存在として、貴社に貢献してまいります。

キャリアアドバイザー
800文字の場合、これまでの経験やあなたの価値観の背景を余裕をもって語ることができます。上記の例文では、「人間性」と「将来のビジョン」が留学経験をとおして非常によく伝わってきますね。
特に、留学先での衝突を「対話」で乗り越え、30チーム中2位という結果を出したエピソードには強い説得力があります。
800字の志望動機を作成する場合は、こちらの記事を参考にしてください。
例文付き|800字の志望動機は5段階で書く! ベストな文字数配分
文字数を意識するべき4つの理由
志望動機を作成する際、「大切なのは文字数よりも中身なのでは?」と思う人もいるでしょう。確かに、志望動機の本質は中身であり、文字数だけで合否が決まるものではありません。
しかし、文字数は志望動機を読んだときの印象に直結するため、マイナス評価を受けるリスクを回避するために欠かせない要素です。文字数を意識する必要性を理解して、多角的に自分の魅力をアピールしましょう。
企業から文字数を指定されるケースが多い
そもそも志望動機は、企業から「300~400文字で」「400文字以内で」などと文字数を指定されることが多いです。具体的な文字数が記載されていなくても、記入欄が用意されている場合は、暗に「このスペースに収まる分量で」と示されていることになります。
こうした指示を守らない場合、読み手である企業は「注意力が足りないのでは?」「ルールを守れない人だ」と感じる可能性が高いです。
仕事をするうえでは、指示を正確に理解し着実に遂行する能力が求められます。いくらポテンシャルを秘めていても、集団の秩序を守れない人は敬遠されるでしょう。指示を守るという社会人としての基礎を備えていることを示すためにも、文字数はしっかりと意識してくださいね。
伝えたい魅力を集中的に押し出せる
志望動機の文字数を意識することは、自分の魅力や熱意をより集中的に伝えることにつながります。文字数が少ないと情報量が足りないのはもちろん、多すぎてもまとまりがなく何が言いたいのかわからない文章になってしまうからです。
志望動機で重要なのは読みやすさであるため、伝わりやすい文章になるよう文字数を意識しましょう。
また、全体のバランスを意識せずただ文字数を合わせた場合も、読み手にとって違和感のある内容になりやすいです。伝えるべきポイントが薄くなったり、そうでない箇所が多くなりすぎたりしないよう、全体の文字数だけでなく構成も意識してくださいね。

キャリアアドバイザー
文字数の配分については、後で詳しく解説します。
キャリアアドバイザーが読み解く!書類選考こそ強みを印象づける工夫が欠かせない
差別化のためにも強い印象を残すことが大切
書類選考は最初の選考ステップです。ライバルの母数が多いため、自分の強みやアピールポイントをしっかりと記載し、印象を強く残すことが選考突破のカギとなります。
企業によっては何万人分もの書類に目を通すため、何か印象に残るものがないとそれだけで合否に影響してしまいます。
自分にしか書けない内容に仕上げよう
ほかの学生との差別化を図るには、オリジナリティを出すことが大切です。
「アピールポイントが明確に伝わるエピソードか」「企業分析ができているか」といった部分がチェックポイントになります。
自分にしか書けないアピールポイントや志望動機は何かという視点をもって記載するようにしましょう。
「長いな」と流し読みされることを避けられる
志望動機が短すぎると「入社意欲が低い」と判断されやすい一方で、逆に長すぎても「読みにくい」と思われしっかり読んでもらえないことがあります。採用担当者は多くの応募者から集まった志望動機を読み合否を決めなければならないため、読み飛ばされないためにもダラダラと長い志望動機は避けましょう。
また、長い志望動機は説明が過剰だったり、不必要な読点が多かったりする傾向があります。そのような文章は読む気を削いでしまうため、基本的に忙しいなかで読まれることを意識し、無駄のない文章を作成してくださいね。
文章を要約して伝えられる言語能力をアピールできる
ビジネスでは、効率的に情報共有をするため、なるべく端的に必要な情報を正確に伝える能力が重視されます。
その点でいっても、適切な文字数の志望動機を作成することは、文章を要約してわかりやすく伝える言語能力のアピールにつなげられるチャンスともいえます。

キャリアアドバイザー
指定の文字数に合わせた文章を書けるという能力も、社会では必要なスキルです。
志望動機が指定の文字数に届かない場合の対処法3ステップ

実際に志望動機を作成してみると、想定していたより文字数が少なくなったりスペースが余ったりすることもありますよね。
そんなときは、第一印象で入社意欲が低いと判断されないよう、ボリュームアップさせることが大切です。とはいえ、どんな情報を付け足せば良いかわからないこともあるでしょう。ここでは、志望動機の文字数が足りないときの対処法を3つ紹介します。
ステップ①志望する理由をさらに細分化して押し出す
志望動機の文字数が足りない原因として、企業に対する理解が不足し、一つひとつの理由が薄くなっていることが挙げられます。そのため、企業のホームページを見たり競合他社を調べたりして情報を集め、志望する理由を細分化して押し出しましょう。
たとえば、「○○業界に興味を持ったので」だけでは、なぜその業界を志望するのかがわかりません。「○○ことを知って、○○だと思ったから」といった理由を付け足すことで、業界への興味に説得力が増しますよね。そうすれば、文字数を増やすとともに印象に残る志望動機に仕上げることができます。

キャリアアドバイザー
事業内容や企業理念、社風を深く知ることで、共感できるポイントややりたい仕事が見つかり、深掘りするためのヒントを得られることがありますよ。
ステップ②数字や固有名詞を用いてエピソードを具体化する
志望動機のおおまかな内容を変えずに文字数を増やしたい場合は、エピソードを具体化するのがおすすめです。たとえば、「アルバイトの仕事内容を具体的に記載する」「部活で取り組んだトレーニングの時間を具体的に記載する」など、数字や固有名詞を使って実績を示してみましょう。
エピソードに具体性を持たせることで、文字数を増やすだけでなく、独自性の高い内容に仕上げることができます。
ただし、不要な情報を増やすとかえって読みにくい志望動機になるため注意が必要です。明らかに文字数稼ぎと思われる文章はマイナス評価になりかねないため、関係性が極端に薄い情報は足さないようにしましょう。
ステップ③入社後の展望を実際の業務に触れてまとめる
3つ目のステップとして、入社後の展望をより具体的に記載してみましょう。たとえば「入社後は○○な強みを活かして尽力します」という内容だけでは、どのように活躍してくれるのか採用担当者はイメージできません。
そこに「○○な強みを、○○の業務に活かして○○に対して貢献します」と付け加えることで、入社後の姿が明確化しますよね。
志望動機で大切なのは、入社後どのように活躍できるかを企業に示すことです。そのため、実際の業務内容を絡めながら入社後の展望を述べましょう。思いつかない場合は、採用サイトの社員紹介のページを読むか、可能であればOB・OG訪問をして社員から直接話を聞くのがおすすめです。
入社後への展望で企業を納得させるコツを知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
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就活の面接では入社後の目標についてよく聞かれますが、企業側の質問意図を知ることで答え方がわかってきます。 この記事では、面接官の質問の意図などを考えながら、目標の考え方やヒントなどをキャリアアドバイザーが詳しく解説します。 入社後の目標で面接官を納得させるコツや事務職・営業職などの職種別の回答例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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志望動機の文字数が多すぎる場合の対処法
志望動機の文字数が少なくて悩んでいる人がいる一方で、伝えたいことが多すぎて文字数をオーバーしてしまう人もいるでしょう。仮に指定の文字数を超過してしまうようなことがあれば、マイナス評価につながる可能性もあるため、要約する方法もチェックが必要です。
ここから具体的に3つの要約術を解説するので、どのように文字数を削っていけば良いのかチェックしていきましょう。
①伝えたい主張を1つに絞る
志望動機の文字数が多くなってしまう場合、伝えたい主張が2つ以上になっていないか確認しましょう。主張が2つ以上になると文章が長くなるだけでなく、まとまりがなく何が言いたいのかわからない文章になってしまいます。そのため、もし主張が複数含まれているのであれば1つに絞ってくださいね。
たとえば、仕事に活かせる強みとしてコミュニケーション能力と忍耐力をアピールしたとしましょう。どちらも社会人にとって重要なスキルではありますが、両方アピールしようとすると文字数が多くなるだけでなく、採用担当者は「結局どんな人なの?」と感じてしまいます。

キャリアアドバイザー
できる限り自分を売り込みたい気持ちはわかりますが、まとまりのある文章に仕上げるためにも、伝えたい主張は1つに絞って文字数を減らしましょう。
②エピソードを盛り込みすぎていないか確認する
エピソードは具体的な方が良いと説明しましたが、なくても主張が伝わる情報や相手がすでにわかっている情報を盛り込む必要はありません。
たとえば、「週3回、1日4時間のアルバイトをしてきたのですが、……」は、エピソードの中で重要な情報ではありません。「御社は30年以上○○分野の研究を続けていて、……」などの情報も採用担当者はわかりきっていますよね。
採用担当者にあえて伝える必要のない情報を削ることで、アピールしたい内容を残しつつ文字数を減らせます。企業の魅力をたくさん盛り込みたくなる気持ちはわかりますが、文字数が多くなってしまう場合は、自分の考えや経験を中心に書いてくださいね。
③表現をシンプルにする
志望動機は、内容を大きく変えなくても表現を工夫するだけで文字数を減らせるケースがあります。たとえば、以下のように表現を変えると、情報量を減らすことなく文字数の節約が可能です。
- おこなうことができます。→おこなえます。
- 工夫を重ねることで、解決することができました。→工夫を重ね、解決しました。
- アルバイトという経験を通して、→アルバイト経験を通して、
- どのように取り組んでいくか、→どう取り組むか
冗長な表現が多い文章は、読み手にとってもわかりにくいものです。文字数を減らすことはもちろん、わかりやすい文章に仕上げるためにもなるべくシンプルな表現を心がけましょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「一文40〜60文字」を意識しよう
伝えたいことは一文につき一つ
文字数が多くなってしまう原因として、一つひとつの文章が長くなっていて、要約しきれていないことが考えられます。
一文に適した文字数は40〜60文字程度。必ずしも守る必要はないですが、自分の文章が長すぎないかチェックするための指標にしましょう。
また文章が長くならないよう、一文で伝えたいことは1つに絞ることも大切です。
接続詞の使い方には要注意
文章が長くなりすぎてしまう人の特徴として、不要な接続詞が多いことがあります。
接続詞が続く文章は長くなるため読みづらく、何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。なるべく最小限の使用にとどめて、一文を短くするよう心掛けてみてください。
書類では「伝えたいことを簡潔にまとめられるか」も見られているため、無駄な部分は思い切って削るようにしてください。
文字数指定があるときはパソコンでの作成がおすすめ!
文字数指定がある志望動機を作成する際、1文字1文字数えていくのは大変ですよね。また、書いた後に表現を変えたり情報を付け足したりして文字数を調整するのも非効率的です。
そのため、たとえ手書きの志望動機を提出する場合であっても、WordやGoogleドキュメントなどパソコンの文字カウント機能を用いて文字数を確認しながら作成しましょう。

キャリアアドバイザー
手書きよりも簡単に修正ができるので、文字数だけでなく内容の推敲にも役立ちますよ。
文字数指定がある志望動機を書く際の注意点

志望動機は、ただ文字数を守れば良いというものではありません。いくら指定文字数に従っていても、読みにくい志望動機はその時点でマイナス評価になるリスクがあります。
大切なのは、採用担当者に「読みたい」と思わせるレイアウトに仕上げることです。以下2つの注意点を意識して、見栄えの良い志望動機を作成してくださいね。
①文字を小さくしすぎない
スペースが足りないからといって小さな文字でびっしり書いてしまうと、読みづらくなってしまい、本当に伝えたかった強みやアピールポイントが採用担当者に伝わらない可能性があります。
パソコンで作成する場合は、フォントサイズを10.5~11ptに設定するのがおすすめです。ビジネスシーンで良く使われるフォントサイズであるため違和感がありません。
手書きの場合、明確な基準を示すことは難しいですが、枠に対して文字の高さが8~9割になるように書くと、見栄えが良くなりやすいです。それよりも小さな文字でないと書ききれない場合は、1文字1文字を小さくするのではなく、文字数を減らしましょう。
履歴書に適した文字の大きさについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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履歴書を書く時には文字の大きさが大切です。今回は手書き、パソコン作成別に企業が読みやすいと感じる履歴書の文字の大きさをキャリアアドバイザーが紹介していきます。バランスの良い文字サイズの3つの条件も紹介しているので、履歴書作成の際の参考にしてみてくださいね。
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②句読点を減らしすぎない
読点(、)が少なすぎる文章は読みにくいだけでなく、誤って解釈されることがあるため、文字数を節約したいからといって読点を減らしすぎないよう注意しましょう。
たとえば、以下の文章はどちらが読みやすいでしょうか。
- 読点なし:私は日本の未来のために日々研究を重ね長年質の高いサービスを提供し続けている御社の姿勢に感銘を受けその一員になりたいと考え志望しました。
- 読点あり:私は、日本の未来のために日々研究を重ね、長年質の高いサービスを提供し続けている御社の姿勢に感銘を受け、その一員になりたいと考え志望しました。
読点がない文章は意味を理解するのに時間がかかりますよね。文字数を減らしたいときは、適度に読点を残しつつ内容や表現を工夫しましょう。
志望動機の文字数に関するよくある質問に回答!
志望動機を書くにあたって、何文字程度に仕上げれば良いかわからなかったり、文字数を調整できなかったりと困っている人も多いのではないでしょうか。ここでは、志望動機に関するよくある質問にキャリアアドバイザーがお答えします。適切な文字数の志望動機を作成して、自信を持って選考に臨みましょう。
Q.志望動機の文字数はどれくらいがベスト?
A.志望動機は、文字数や記入欄の指定があればその8割以上、特に指定がなければ300文字程度を目安に書きましょう。
あまりに余白が多かったりボリュームが少なかったりすると、「入社意欲がないのでは?」「いい加減な性格なのでは?」と思われる可能性があるため注意が必要です。
反対に、長すぎても読みにくい文章になってしまい、マイナスイメージにつながることがあります。
与えられたスペースを最大限活用しつつ、読み手に負担がかからない分量を意識してくださいね。
Q.志望動機の文字数が多かったり少なかったりすると落ちる?
A.志望動機の文字数は、守らないとルール違反とみなされ、読んでもらえないことがあります。
「200~300文字」などの指示がある場合は、必ず守るようにしましょう。
また、文字数が指定されていなくても、余白が目立つほど少なかったり読みにくいほど多かったりする場合はマイナスイメージにつながることがあります。
志望動機で大切なのは中身ですが、悪目立ちしないよう記入欄に合った文字数で書いてくださいね。
Q.文字数が多いほど熱意があると思われるのでは?
A.限度はありますが、やはり文字数の多さからは熱意を感じます。
初見の印象として、スカスカの志望動機よりは文字の詰まった志望動機のほうが「書きたいことがたくさんある=熱量が高い」という印象を抱きますね。
そのため文字数の制限がない場合でも、記入欄の余白が埋まるくらいしっかり記載したほうが良いでしょう。
ただし、明らかに水増しがわかるくらい内容が薄くなりそうなら無理しないのが吉です。
まずは書ける部分を最大限書くという気持ちで臨むようにしてください。
Q.どうしても短い場合文字数の水増しはして良い?
A.水増しのやり方によります。
避けたほうが良いのは、「あえて難しい言い回しにして引き延ばす」ようなケース。文章が小難しくなってしまうと、企業も読むのが大変になってしまいます。
逆に「自分が〇〇と考えた理由」などの背景の部分は厚くしても問題ありません。むしろ文字数が許すのであれば、積極的に追加したほうが好印象でしょう。
文字数が足りない場合は思いを伝えるための肉付けになっているかを意識して考えてみてください。
Q.文字数の削減のために箇条書きを使うのはあり?
A.アリだと思います。
ただし、文章を組み合わせるなど使い方は工夫しましょう。
毎日膨大なエントリーシート(ES)を読む企業にとっても、パッと見で伝えたいことがわかる箇条書きはありがたいと感じる場合が多いです。
ただし全てが箇条書きで書いてあると、簡素すぎると感じる場合もあります。
最初の一文と最後の一文は文章でしっかり記入し、そのほかの部分を箇条書きにまとめるなど文章と組み合わせて使うようにしてください。
どんな文字数でも魅力的な志望動機を作れるようにして選考を突破しよう!
志望動機を作成する際には、内容ばかりに意識が向きがちですが、指定の文字数を守れているか、読みたいと思える見栄えになっているかといった点も評価対象になります。指定文字数や記入欄の大きさに沿った文字数を理解し、それに合わせた志望動機を作成しましょう。
また、文字サイズが小さくなりすぎたり冗長な表現が多くなったりすると、いくら文字数を守っていても魅力的な志望動機にはなりません。限られた文字数で自分の意見を述べる能力は仕事においても重要であるため、どんな文字数にも対応できるよう今から練習しておきましょう。
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志望動機は何文字で書けば良いですか?