例文10選|200字で志望動機を伝えきるには4つの段取りが不可欠

この記事のアドバイザー

例文10選! 200字の志望動機は〇〇で差をつけよう

目次

  1. 200字の志望動機は短いからこそ差が出る! 4つのステップを意識して念入りに作り込もう
  2. まずは企業の意図の把握から! 200字の志望動機が求められる3つの理由
  3. ①選考の手間と時間を減らしたいため
  4. ②深掘りは面接でしようと考えているため
  5. ③簡潔に要点を伝えられる人材か見極めるため
  6. 確認必須! 200字にまとめるための志望動機の基本構成
  7. 結論:その企業を志望する理由や目指したい姿を伝える
  8. 根拠:志望理由の根拠を具体的なエピソードを交えて述べる
  9. 展望:入社後どのように活躍したいかを示す
  10. 4ステップで漏れなく伝えきろう! 志望動機を200字にまとめる方法
  11. ステップ①志望理由や伝えたい内容をピックアップする
  12. ステップ②志望動機の基本構成を意識して一度全文を書いてみる
  13. ステップ③最初から最後まで筋が通っているか確認して内容を整理する
  14. ステップ④段落ごとに文字数を調整して200字にまとめる
  15. どうしても200字に収まらない人必見! 志望動機を短くする4つの削り方
  16. ①伝える志望理由は1つに絞る
  17. ②不要な言葉や重複している内容を消す
  18. ③長い言葉をより短い表現に変換する
  19. ④なくても文意が伝わる副詞や形容詞を省く
  20. 少しの工夫が大きな差に! 200字の志望動機をより伝わりやすくする3つのコツ
  21. ①志望動機に一貫性を持たせる
  22. ②読む流れを止めないようにわかりやすい表現にする
  23. ③ストーリー性を持たせる
  24. 【業界別10選】200字の志望動機例文を紹介!
  25. 例文①IT
  26. 例文②コンサルティング
  27. 例文③不動産
  28. 例文④食品
  29. 例文⑤小売
  30. 例文⑥介護
  31. 例文⑦金融
  32. 例文⑧商社
  33. 例文⑨広告
  34. 例文⑩公務員
  35. 200字の志望動機に関してよくある質問に回答!
  36. 200字の志望動機では「読みやすさ」が最重要! こだわった文章で熱意を伝えきろう

200字の志望動機は短いからこそ差が出る! 4つのステップを意識して念入りに作り込もう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく

「志望動機を200字にまとめる方法を教えてください。」
「200字の志望動機でどうやったら好印象を残せますか?」

といった相談や質問を受けます。

200字は志望動機としては短く簡単に書けそうと思った人もいるかと思いますが、意外と200字のなかで伝えたいことをまとめるのは難しいものです。そして、だからこそ時間を掛けて作り込んだものかどうかで差がつくものだともいえます。

そこでこの記事では、200字の志望動機の書き方やまとめ方を解説したうえで、差別化を図るコツも伝授します。また、最後には業界別の例文10選を紹介するので、特に自分が志望している業界について、参考にしてみてくださいね。

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まずは企業の意図の把握から! 200字の志望動機が求められる3つの理由

200字の志望動機が求められる3つの理由
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就活生

応募した企業からエントリーシート(ES)に200字で志望動機を書くように指定されたのですが、うまくまとまりません……。そもそも、企業はなぜ200字の志望動機を求めるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

企業がなぜわざわざ文字数を指定するのか気になりますよね。200字に指定するのにはそれなりの理由があるので、まずは一緒に確認していきましょう。

200字は志望動機としては短いからこそ、「意外とまとめるのが難しい」と感じる人もいますよね。200字で自分の志望動機を伝えるうえでは、まず企業が200字を指定する意図を知っておくことで伝えやすくなりますよ。ここでは3つの理由を紹介するので、しっかり頭に入れておいてくださいね。

志望動機の基礎的な書き方から知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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①選考の手間と時間を減らしたいため

応募者や採用数が多い企業は、日々多くの就活生の対応をおこなっているため忙しくなりやすい状況にあります。そこで、志望動機の文字数を少なく指定することで、選考の手間と時間を少しでも減らそうと考えているのです

たとえば、100人の志望動機を見るとして、600字と200字なら200字のほうが物理的に少ない時間で読むことができます。また、字数制限を設けない場合、長文で書く就活生もいるため、読むのに手間がかかります。

このような企業の意図から、200字でまとめることは重要だとわかるでしょう。実際に200字にまとめるときはこの意図を意識して、端的でわかりやすくまとめるように心掛けてみてください。

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キャリアアドバイザー

熱意を伝えるためにはある程度の長さの文章で伝えることは効果的です。ただし、字数制限がある場合はその文字数に収めつつ、熱意を伝える工夫をしましょう。

②深掘りは面接でしようと考えているため

企業は、志望動機の細かい部分は面接で深く聞こうと考えているため、すべての内容をESや履歴書などの書類だけで知ろうとは思っていません。

企業は書類選考の段階では、一般常識が身に付いているかや自社と方向性がズレていないかなど、基礎的な部分を見極めているため、自社で活躍できる人材かを詳しく見るのは面接だといえるでしょう。また、面接で直接会話をしてみたい人を選んでいるともいえます。

そのため、200字の志望動機では、応募者が一番伝えたい志望理由を知ることが目的です。この点については後ほど解説しますが、細かなことよりも筋が通っているか、熱意がある学生かを見極めているといえるでしょう。

こちらの記事では書類選考で落ちる理由とその対処法を解説しています。書類選考を通過するためにもあわせて読んでみてください。

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③簡潔に要点を伝えられる人材か見極めるため

200字を指定するのは企業の手間を減らすためという要素もありますが、応募者が短い文章で伝えたいことをわかりやすくまとめられる力があるかも見極めています。

仕事上では、端的にわかりやすく伝える基礎的な力が必要不可欠となります。これは社内に限ったことではなく、社外へのプレゼンや商談、交渉などの際にも必要な力です。

この力があるかどうかは、ビジネスパーソンとして活躍できるかにもかかわってくるため企業も重要視しているといえますね。

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キャリアアドバイザー

特に営業職などは商材を売るために、短い時間で忙しい取引先にアプローチしなければならない状況が多い傾向にあるため、必須の力だといえるでしょう。

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確認必須! 200字にまとめるための志望動機の基本構成

200字にまとめるための志望動機の基本構成
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就活生

企業側の意図を知れたことで、なぜ200字で志望動機を書く必要があるのか理解できました。ちなみに、200字の志望動機が書きやすくなる方法はありますか?

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キャリアアドバイザー

短い文章であっても、どこで何を伝えるべきなのか、基本の構成を意識すると良いですね。

200字だと構成など考えずに最初から最後まで一気に書いたほうが早いと思う人もいるかもしれません。ですが、文章の構成がしっかりしていないと読み手に伝わりにくくなってしまう可能性があります。

ここでは、200字にまとめる際に重要な志望動機の基本構成を解説するので、自分が志望動機を書くときを想像しながら確認してみてくださいね。

結論:その企業を志望する理由や目指したい姿を伝える

まず最初に伝えるべきなのは「結論」です。目安の文字数として30~50字程度でまとめられるとベストです。主張したいポイントを一目でわかりやすいように結論から伝えることは重要なため、200字の志望動機においても最初に志望する理由や目指したい姿を示しましょう。

企業は応募者の志望理由が何かを端的に理解したいと思っています。これは文章が長くても短くても同様で、一文目が結論だと自分が主張したいことが伝えやすくなるのです。以下のことを実践すると結論から伝わりやすくなるので、参考にしてみてください。

結論で志望動機を伝えやすくするコツ
  • 志望のきっかけを一言で表せるまで「なぜ」を繰り返して深掘る
  • 「 」などを使って伝えたいポイントを強調する
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キャリアアドバイザー

志望動機は企業への思いが強いほどたくさん書きたい気持ちがあるかと思いますが、結論は短く端的に書くことを意識してくださいね。

根拠:志望理由の根拠を具体的なエピソードを交えて述べる

志望動機の結論となる志望理由を述べたら、次にその志望理由に至ったきっかけや経緯などの「根拠」を伝えましょう。この際、説得力を上げるためにも具体的なエピソードを交えて伝えることが重要です。目安の文字数としては100字~120字が良いですね。

志望理由だけを述べても、その根拠がないと「本当にそう思ってるのかな」「なぜその志望理由に至ったのだろう」と企業側は疑問に思うでしょう

そして、その根拠が自分ならではの内容でないとあまり説得力がなくなってしまいます。字数を超えないように意識しつつ、以下のことを参考にして、できるだけ具体的にイメージが湧くように伝えてくださいね。

具体的なイメージが湧く根拠にするコツ
  • 文章を見て情景が頭に思い浮かぶように一つの出来事を深掘りして伝える
  • 自分が出来事を経験したときにどのような気持ちだったかを盛り込む

展望:入社後どのように活躍したいかを示す

志望理由とその根拠を述べたら、最後に入社後の「展望」を伝えましょう。目安の文字数としては結論と同じ程度の30~50字でまとめるのがベストです。

志望動機としては志望理由とその根拠があれば、最低限の内容は伝わります。そのうえで企業でどのように活躍したいのかも伝えられれば、よりその企業への志望度の高さを示せるので、ぜひ盛り込みましょう

特に以下のことを意識すると、企業側により自社で活躍できる存在だと思ってもらいやすくなりますよ。

展望で入社後に活躍する人材だと思ってもらいやすくなるコツ
  • 志望理由やその根拠とリンクさせて入社後に成し遂げたいことを伝える
  • 今までに培ったスキルや強みを盛り込む
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キャリアアドバイザー

志望動機の最後は、印象に残りやすい場所です。だからこそ、どのように活躍したいのかを述べて、入社後に活躍しているイメージを持たせる形で締めくくると良いですよ。

長尾 美慧

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「200字以内」か「200字程度」かで書くべき文字数は異なる

志望動機は、企業から「200字以内」と指定されることもあれば、「200字程度」と指定されることもあります。それぞれ書くべき文字数が異なるので、注意が必要です。まず「200字以内」と指定された場合は、指定の文字数の8割を超えていることが理想なため、180字以上で記入するようにしましょう。また「以内」と指示されているため、200字を超えないように注意が必要です。

一方で「200字程度」と指定された場合は、200字をオーバーしても問題ありません。ただし、前後10字程度の190〜210字に収めるか、多くとも20字前後の180〜220字までに収めるよう意識しましょう。

また、文字数だけでなく「そもそも企業がなぜ200字に指定したのか」という意図を理解することも重要です。200字は比較的少ない文字数のため「簡潔にわかりやすくまとめてほしい」といった企業側の思いがあると考えられます。そのため、指定された文字数以内に収めることはもちろん、文章を簡潔にすることも大切なのです。文字数が指定数以内であっても、一文が長く伝わりづらい文章だと企業からの印象が下がる可能性もあります。企業が文字数を指定した背景も考えることで、より良い志望動機を作ることができますよ。

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4ステップで漏れなく伝えきろう! 志望動機を200字にまとめる方法

志望動機を200字にまとめる4ステップ
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就活生

200字の志望動機もただ書くだけではなく、3段階でまとめると良いのですね。実際に書き始めようと思うのですが、何から始めたら良いでしょうか?

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キャリアアドバイザー

200字の志望動機は短い文章だからこそ、手順をふまないと伝わりにくくなる可能性があります。最初に何をして、どのような順番で考えるべきか、解説しますね。

志望動機は書いてみると意外に文字数が多いほうが書きやすいと感じるかもしれません。短い文章のなかで自分の伝えたいことと企業への思いを伝えきるには、端的にまとめる工夫が必要なのです。

ここでは、200字にまとめる方法を4つのステップに沿って解説するので、自分の志望動機を考える際に参考にして実践してみてくださいね。

ステップ①志望理由や伝えたい内容をピックアップする

まず最初にやるべきなのは、自分が伝えたいと思う志望理由をピックアップすることです

具体的には、以下の流れでおこなうとピックアップしやすいですよ。

志望理由をピックアップするまでの流れ
  1. 志望企業に魅力を感じた部分や、自分が漠然と感じている思いなど、頭のなかにある志望理由をすべて書き出す
  2. 思いが強い志望理由や複数の志望理由の共通点がないか探す
  3. これは自分のなかで一番大きな志望理由だと思うものをピックアップする
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キャリアアドバイザー

志望理由は漠然と思っているだけでは文章として言語化することが難しいです。この段階で自分の志望理由を明確にしておきましょう。

ステップ②志望動機の基本構成を意識して一度全文を書いてみる

伝えたい志望理由が明確になったら、先ほど紹介した以下の基本構成を意識して、一度全文を書いてみましょう。

200字にまとめるための志望動機の基本構成
  1. 結論:その企業を志望する理由や目指したい自分像を伝える
  2. 根拠:志望理由の根拠を具体的なエピソードを交えて述べる
  3. 展望:入社後どのように活躍したいかを示す

この段階ではまだ字数を気にする必要はありません。伝えたいと思うことを率直に書いて、200字の志望動機に盛り込む内容を書き出すことが大切です。

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キャリアアドバイザー

200字だからといって伝えるべき内容が欠けていると、熱意や思いを伝えきれません。一度自由に書いてみて後から整理すると抜け漏れなく書けますよ。

ステップ③最初から最後まで筋が通っているか確認して内容を整理する

全文を自由に書いたら、その文章の流れに違和感がないか、各段落の順番がバラバラになっていないかを確認しましょう。この時、最初から最後まで一気に読んでみて、話の内容が頭にスムーズに入ってくるかがポイントです

話の展開や順番が間違っていると、一つひとつの内容は理解できても、志望動機全体で主張したいことが採用担当者に伝わりづらくなります。読みづらい文章になっていないか、特に以下の点をチェックして適宜修正しましょう。

筋が通っている志望動機かチェックするときのポイント
  • 各段落の順番が前後しておらず、最初から最後まで内容が自然と理解できるか確認する
  • 志望動機全体に流れがあり、主張したいことが明確に伝わるか確認する
  • 文章と文章の間に接続詞を入れてみて、違和感なく文章が展開されるか試してみる

ステップ④段落ごとに文字数を調整して200字にまとめる

書き出した志望動機全体に筋が通るように調整したら、いよいよ200字にまとめる段階に入ります。このときに、全文一気におこなうのではなく、段落ごとに文字数を調整するのがポイントです。

あくまで一般的な目安ですが、基本構成の3段落である結論・根拠・展望を以下の文字数にできるように調整すると200字にまとめやすいうえ、わかりやすい志望動機になりますよ

各段落の文字数の目安
  • 結論:30~50字
  • 根拠:100~120字
  • 展望:30~50字

全文を一気に調整しようとすると、段落ごとに差が出てしまい必要な情報を伝えきれない可能性があります。あまり必要ない情報はたくさんあるのに、必要な情報が欠けてしまっている状態にならないようにしましょう。

たとえば、志望理由の根拠となる実体験のエピソードや、企業のどこが自分とリンクしているのかなどを削ると説得力に欠けてしまうので注意が必要です。

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キャリアアドバイザー

文字数の調整方法については、後ほど解説するのでぜひ参考にしてくださいね。

上村 京久

キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる

志望動機を200字にまとめることで面接でも端的に話せるようになる

200字に志望動機をまとめておくと、面接で志望動機を話す際にも役立ちます。志望動機として話したい内容はたくさんあるかと思いますが、200字にまとめるには話す内容に優先順位を付ける必要があります。事前に200字にコンパクトにまとめておけば自然と優先順位が付いているため、面接で話す際にも大事な内容を簡潔に伝えることができるでしょう。

また、面接本番では緊張から話が冗長になったり、伝えたいことが結局何だったのかわかりづらくなってしまうことも考えられます。実際に緊張してしまっても、志望動機を事前にまとめておくことで、焦らず志望動機の要点を押さえて話すことができるでしょう。

このように志望動機を200字にまとめておくことで、「伝えたいことが企業にまったく伝わらなかった」といったリスクを避けることができますよ。

どうしても200字に収まらない人必見! 志望動機を短くする4つの削り方

志望動機を200字に短くする4つの削り方
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就活生

4つのステップをふんだことで、ひと通り志望動機を作成できました! ただ、まだ200字をオーバーしてしまっていて、どうしても調整できず困っています……。

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キャリアアドバイザー

そういうこともありますよね。それでは、必要な情報は残しつつ文字数を削る方法を紹介するので、一緒に確認しながら実践してみましょう。

短くまとめられても、200字に調整するのは難しいという人もいるでしょう。そのときは、これから紹介する4つのポイントを意識して削るのがおすすめです。無駄な部分を削ぎ落としつつ、必要な情報を伝えきれるようにしましょう。

①伝える志望理由は1つに絞る

200字にまとめる際、無駄な部分がないか調整する前に、伝える志望理由が最も伝えたいものだけに絞られているか確認してみてください。

もちろん、実際に企業を志望する理由は1つでなくても良いですし、たくさんあるとその分志望度が高いととらえられることも多いかもしれません。ただ、志望動機を200字にまとめる際は1つに絞ったほうが書きやすくなるうえ、企業にも伝わりやすくなります

たとえば、以下の方法を参考に、1つに絞ってみてください。

伝える志望理由を1つに絞る方法
  • 志望理由を考えたときに一番最初に頭に浮かんだものを選ぶ
  • その企業に入社したらやりたいことをアピールできるものを選ぶ
  • 根拠やエピソードが直接志望理由につながりやすいものを選ぶ

上記のように、ここではほかの志望理由は面接時に伝えられると割り切って、最も伝えたい1つに絞ることをおすすめします。

②不要な言葉や重複している内容を消す

短くするには、言葉や細かな内容をチェックするのが効果的です。志望理由を伝えるのに不要な言葉はないか、また同じ内容を繰り返し書いていないか確認してみてください。

重複している内容は、初めから通して読み返してみるとわかりやすいです。特に同じ用語が使われている箇所は、その用語がなくても伝えることはできないか、以下の例も参考にしながら今一度考えてみてください。

NG例OK例
私は良い商品を知ってもらいたいため、良い商品を広めるために広告を作成する広告業界で働きたいと考えています。私は良い商品を知ってもらいたいため、商品の魅力を伝える広告業界で働きたいと考えています。

また、以下のような言葉は不要であることが多いので、チェックしてみましょう。
不要な言葉と改善の例
  • 〇〇ということをしました →〇〇をしました
  • 楽しむことができます →楽しめます

さらに、過剰な敬語表現も文字数を減らせる部分なので、以下のようになっていないか確認してみてくださいね。

過剰な敬語表現と改善の例
  • 〇〇でございます →〇〇です
  • 〇〇させていただきました →〇〇しました

③長い言葉をより短い表現に変換する

同じ意味であっても、言い回しが異なる言葉もあります。そこで、自分の書いた志望動機のなかに、より短い言葉で表現できるものはないか確認してみてください。

特にカタカナ用語や説明的な文章は長くなりやすいです。文脈によって的確な表現に変えることで、文章が短くなるだけでなくより伝わりやすくもなりますよ

たとえば、以下のような言葉は短い表現に言い換えることができます。

別の表現に言い換えられる言葉の例
  • コミュニケーション能力 →話す力、聞く力
  • ダイバーシティ →多様性
  • トレーニング →訓練、練習
  • チャレンジ →挑戦
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キャリアアドバイザー

ただし、企業側がわかりそうにない専門用語や固有名詞については補足してくださいね。

④なくても文意が伝わる副詞や形容詞を省く

文章を展開する際に、なくても文意が伝わる副詞や形容詞、接続詞はできるだけ省いて、文字数を減らしてみると良いでしょう。

日常会話を思い出してみてください。副詞や形容詞、接続詞などがなくても文意が伝わることがあると思います。この感覚を意識して確認してみると、省いても問題ない言葉が見えてきやすいです。

具体的には、以下のような場合は副詞や形容詞、接続詞を省くことができます。

省く前省いた後
副詞最終的にはやっと一歩をふみ出すことができました。最終的には一歩をふみ出すことができました。
形容詞大きく無謀とも言える夢を掲げていました。無謀とも言える夢を掲げていました。
接続詞私は○○することに決めました。なぜなら、□□と感じたからです。私は□□と感じ、○○することにしました。
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もちろん、上記の言葉を使うことで情景がイメージしやすくなったり、わかりやすくなることもあります。自分が何を伝えたいか、何を重視するかを考えたうえで、省く内容を検討してみてくださいね。

少しの工夫が大きな差に! 200字の志望動機をより伝わりやすくする3つのコツ

200字の志望動機をより伝わりやすくする3つのコツ
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就活生

文の削り方を教えていただいたおかげで、200字に収めることができました! ちなみに、200字でも志望動機がより伝わりやすくなるコツってありますか?

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キャリアアドバイザー

より良い志望動機を求める姿勢、素晴らしいです。少し工夫するだけで印象を大きく変えるコツがあるので紹介しますね。

同じ200字の志望動機であっても、読みにくいものもあれば読みやすいものもあります。短い文章だからこそ、読みづらいかどうか比較的早く判断されるため、より伝えやすい文章にしておくことが重要です。

ここで伝えやすくするコツを確認して、自分の志望動機をグレードアップさせてくださいね。

①志望動機に一貫性を持たせる

200字にうまく収められたとしても肝心の志望動機に説得力がないと、企業側が「本当にそう思っているのかな」と疑問に思う可能性があります。説得力を持たせるためにも、志望動機の内容に一貫性を持たせるように意識しましょう。

特に、200字の志望動機のなかの「結論・根拠・展望」の3つが話の展開としてつながっていないと、志望理由を支える背景が伝わりにくくなってしまいます。志望動機が完成したら、以下のような方法を用いながら再度チェックしてみてくださいね。

志望動機に一貫性があるかチェックする方法
  • 自分が採用担当者になった気持ちで読み、自分をまったく知らない人が内容に違和感を持たないか確認する
  • 知人や家族に見てもらい、わかりづらかった箇所や理解できなかった箇所を指摘してもらう
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自分の経験やエピソードを根拠とした志望理由と企業の魅力的な部分に一貫性がないと、「うちの会社でなくても良いのではないか」と思われかねません。自分と企業につながりがあるかも意識しておきましょう。

②読む流れを止めないようにわかりやすい表現にする

短い文章だからといってスムーズに読めるとは限りません。企業の採用担当者が時間や手間の短縮のために200字に設定していることを意識して、できるだけ読む流れが止まらないようにわかりやすい表現を用いることが重要です。

企業の採用予定数にもよりますが、採用担当者は採用期間中に一日にいくつものESに目を通すこともあります。その際に難しい表現やすぐには理解できない表現があると、読むことを止めてしまう場合もあるかもしれません。自分で読み直して引っかかる部分がないかチェックしてみてください。

具体的には以下のことを意識して確認するのがおすすめです。

わかりやすい表現かどうかチェックする際のポイント
  • 一文が長くなりすぎて、読み直さないと意味が伝わらない状態になっていないか
  • 一文が短すぎてぶつ切りになっており、読み進めるうえで躓くところが多くないか
  • 一部の人にしかわからない専門用語が多く使われていないか
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キャリアアドバイザー

自分で読むだけでは、普段使っている専門用語などは読み飛ばしてしまう可能性もあります。初見で読みやすいかどうかを判断してもらうためにも、一度知人や家族など自分以外の人にチェックしてもらうと良いですよ。

③ストーリー性を持たせる

きれいにまとまった志望動機でも、採用担当者が「この学生は魅力的だな」「この学生の個性は自社と合いそうだな」と思われる内容でないと、選考通過が遠のいてしまうかもしれません。そこで、自分ならではの志望動機にするために、「ストーリー性」を持たせることがポイントです。

具体的には志望動機のなかに、自分の考えが変わったタイミングや人生の転機となるような展開があると、志望動機に説得力と臨場感を持たせることができて採用担当者の印象に残りやすいですよ

例文

最初は〜のように考えていました。しかし、〇〇という経験を経たことで、~のように考えるようになりました。これは自分の人生のなかでも大きな財産となっています。

反対に、以下の特徴がある文章はストーリー性が出し切れない場合が多く、自分ならではの志望動機だと思われづらくなる可能性があるので、このようになっていないかチェックしてみてください。

ストーリー性が出し切れていない文章の特徴
  • 事実だけしか述べていない
  • 自分の考えや行動が変わった展開がない
  • 自分と企業のつながりがなく、企業の魅力しか書かれていない

高橋 宙

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200字の志望動機はわかりやすいだけでなくインパクトを残すことも重要

200字の志望動機は簡潔にわかりやすく記入することが重要ですが、短い文章のなかで企業に印象を残すことも忘れないようにしましょう。たとえば、書き出しでインパクトを残すのは効果的です。企業は何千人・何万人ものESや履歴書に目を通しています。そのため、読み飛ばされないためにも、一文目で目を引く文言を入れることで企業に興味を持ってもらいやすくなりますよ。

また、書き出しだけではなく文中でも強調したい部分は、インパクトがあったりキャッチーな言葉を選ぶと良いですね。たとえば、カタカナや数字を入れると、ひらがなや漢字だけの文章よりもメリハリが付いて印象に残りやすくなります。

しかし、カタカナを使い過ぎて専門用語や英語が多くなってしまったりすると、逆にわかりづらい文章になるため注意が必要です。メリハリを付けるためのインパクトがある単語の使用は効果的ですが、適度な数を意識しましょう。

【業界別10選】200字の志望動機例文を紹介!

【業界別10選】200字の志望動機例文
  1. IT
  2. コンサルティング
  3. 不動産
  4. 食品
  5. 小売
  6. 介護
  7. 金融
  8. 商社
  9. 広告
  10. 公務員
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キャリアアドバイザー

200字の志望動機でも工夫すれば、企業により熱意を伝えられることは理解できたでしょうか?

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就活生

はい! 200字でまとめることにばかり意識がいっていたので、工夫してより自分の志望動機を磨きたいと思います。ちなみに、参考例文があると考えやすくなると思ったのですが、教えていただけますか?

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キャリアアドバイザー

それは良かったです! 参考になる例文がいくつかあるので、紹介していきますね。

ここまでに学んだ内容をふまえて志望動機を考える際に、自分以外の例文も参考にするとより作りやすくなります。ここでは、業界別に例文を10選紹介するので、自分が志望している業界はもちろん、ほかの業界の例文も参考にしてみてください。

例文①IT

例文

私はITで日本の基盤を支えたいと考え貴社を志望いたします。大学2年時に親戚の会社でインターンをした際、ネット環境が整っておらずうまく連携ができていませんでした。私は、日本が世界レベルで物事を成し遂げるためには、まず日本企業の大部分を占める中小企業の整備が不可欠であると考えました。貴社は中小企業をメインに革新的なITツールの導入を進めています。私も貴社とともに日本のIT、ひいては日本の企業を支える人材になりたいです。(209字)

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キャリアアドバイザー

短い文章のなかでも、どんなことが起こり、なぜ考えが変化したのかの背景がしっかり明記されていて、納得しやすい志望動機になっていますね。

IT業界の志望動機の書き方を詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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IT業界の選考を突破する志望動機の書き方|求める人物像や例文

例文②コンサルティング

例文

私は日本の生産性を上げるために人事に特化したコンサルに携わりたいと考え、人事コンサルでトップ層に位置する貴社を志望いたします。大学3年時に人事コンサル企業でインターンをした際、採用難に陥り悩む企業の人々を目の当たりにしました。私もイベント企画をした際、人員集めやメンバーとの連携に苦労した経験があります。そのときの悔しい思いもあり、より専門的な知識を貴社で学び、プロの人事コンサルタントになりたいと考えています。(206字)

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キャリアアドバイザー

実体験の悔しい経験があって志望のきっかけとなったことと、その人事コンサルタントへの熱意が伝わってくる良い志望動機ですね。

この記事ではコンサルティング業界の志望動機を詳しく解説しています。目指している人はぜひ参考にしてみてください。

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コンサル業界の志望動機で盛り込むべき要素とは|例文付きで解説

例文③不動産

例文

私は人々の生活不安をなくす不動産仲介業に魅力を感じ、貴社を志望します。大学入学時に上京して不安だった私に寄り添いながら、3日間もかけて物件を紹介してくれました。この時、不動産業はただ物件を紹介するだけでなく、これから住む人の不安をなくし生活をつないでいく職業だと憧れを抱きました。貴社は「人と生活をつなぐ不動産」を理念に掲げ、不動産の真髄を突いた仕事をしています。私も貴社の一員として安心の暮らしを届けたいです。(206字)

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キャリアアドバイザー

実体験から企業の理念とリンクさせて志望動機を述べていますね。物件を紹介するだけでなく、人と生活をつなぐというその企業ならではの魅力が、強い志望理由になっていることが伝わってきます。

不動産の志望動機について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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例文④食品

例文

私は食を通じて人々の健康を守りたいと考え、貴社を志望します。私は子どものころから野菜が食べれず、栄養の偏りが不安でした。その時、友人から貴社の野菜の栄養素が入った健康食品を薦められ食べたところ、おいしくて毎日食べるようになりました。健康食品は我慢して食べる印象がありましたが、貴社の「おいしく、健康に」の理念からはおいしさへのこだわりを感じます。私も貴社とともに「おいしい食品」を通じて人々の健康を守りたいです。(207字)

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キャリアアドバイザー

「一般的には〇〇だけれど、貴社は〇〇」と伝えることで、より志望企業への魅力と説得力が増している印象を受けます。自分のエピソードにもしっかり紐づいていて、志望理由として説得力があり良いですね。

この記事では食品業界の志望動機の書き方を基礎から解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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例文⑤小売

例文

私は接客を通じて顧客の気分を明るくしたいと考え、貴社を志望します。私が貴社の〇〇店に訪れた際、社員の方がきめ細やかな対応をしてくださり、気持ちが明るくなったのを覚えています。この時、私のような体験をしてもらいたいと強く思いました。貴社は半年に一度全店舗の社員を集めて接客グランプリを開催するほど、接客に力を入れています。そんな貴社で接客力を磨き、将来的には貴社の接客力を代表する存在になりたいです。(199字)

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キャリアアドバイザー

企業が実際に力を入れている取り組みを盛り込むことで、志望度の高さが伝わります。また、実体験に基づくエピソードも説得力を高めていますね。

こちらの記事では小売業界について網羅的に解説しています。ぜひ志望動機を作成する際に参考にしてみてください。

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例文⑥介護

例文

私は介護を通して、介護対象者がいきいきと暮らせる毎日を実現したいと考えています。私の祖母が介護施設にいるのですが、祖母が「今日も〇〇さんが〇〇してくれてとてもうれしかったの。毎日楽しいのよ」と話してくれます。それから、私も介護対象者が明るく健やかに生活するサポートをしたいと思うようになりました。業界No.1の実績をほこる貴社で経験を積み、将来は介護福祉士として多くの人を支えたいと考え、貴社を志望します。(203字)

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キャリアアドバイザー

きっかけが明確に明記されていることに加えて、自分にしかないエピソードが織り交ぜられており、印象に残りやすいです。展望もしっかり書かれており、今後の活躍も想像しやすいですね。

介護業界の志望動機の書き方を詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。

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例文⑦金融

例文

私は生活に不可欠なお金に携わる仕事を通じて人々の人生を支えたいと考え、貴社を志望します。世の中は予想しづらい部分もあり先行きが不安な人が多いと感じます。私が大学でお金に関する調査をした際、多くの人が将来で最も不安なのがお金だと回答していました。貴社は「顧客への寄り添い」を理念に、多彩な資産形成プランで多くの選択肢を提供しています。私も貴社で働き、将来は多くのケースに対応できる人材になりたいです。(199字)

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キャリアアドバイザー

社会の現状や実体験を交えながら志望した背景を示せていて、具体性がありますね。志望企業とのつながりもわかり志望理由に説得力があり良いです。

こちらの記事では金融業界の志望動機の書き方を基礎から解説しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。

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例文⑧商社

例文

私は日本のモノづくりの技術を海外に広めたい思いから、貴社を志望します。私は大学で地元の小さな工場と連携し椅子を作った経験があります。そこで繊細かつきれいに仕上げる技術を見て「この技術はもっと多くの技術者に広めるべきだ」と感じました。貴社は総合商社として、「日本のモノづくりを広める」を重要事項に掲げ、地方の小さな企業の商品も海外に送っています。私も貴社とともに日本の商品とモノづくりの技術を広めていきたいです。(206字)

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キャリアアドバイザー

自分の経験をきっかけに思った気持ちをしっかり書けており、志望理由がわかりやすいです。また、志望企業が重視している内容と志望理由がリンクしているため、説得力がありますね。

商社の志望動機についてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひあわせて読んで理解を深めてください。

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例文⑨広告

例文

私は良い商品を多くの人に知ってもらいたい思いから、貴社を志望します。大学2年時に企業と連携し商品の企画から販売に取り組みました。良い商品でしたが広告戦略に乏しくうまくいきませんでした。半年間広告について猛勉強しリベンジしたところ前回の約7倍の売上を達成し、広告のあり方で売れ行きが大きく変わることを体感しました。この経験から、独自の広告スタイルで日々インパクトを残し続ける貴社で働き、良い商品を多くの人に届けたいです。(209字)

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キャリアアドバイザー

自分で実際に行動した経験からの志望理由となっており、説得力がありますね。やりたいことも明確に示せているため、入社後に活躍できるイメージが湧きやすい志望動機になっています。良いです。

広告業界の志望動機の書き方について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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例文⑩公務員

例文

私はこの市の自然豊かな街並みを多くの人に広めたいと思い、〇〇市の職員を志望します。私は4年前に旅行でこの市を訪れ、その自然の雄大さと美しさに感動しました。それからの長期休みに何度も足を運ぶうちに「この街並みを多くの人に知ってほしい」と思うようになりました。今あまり広報がうまくいっていないと職員の方から聞き、大学で産業復興について学んだ自分の経験を生かしてサポートできると思い、志望いたしました。(198字)

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キャリアアドバイザー

志望している市に実際に訪れた経験を押し出しており、〇〇市への思いの強さが伝わってきます。市の困りごとを理解して自分の強みを生かせることをアピールしているのも良いですね。

こちらの記事では地方公務員の志望動機について詳しく解説しています。地方公務員に興味がある人は、あわせて読んでみてくださいね。

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根岸 佑莉子

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志望動機が完成したら声に出して読むことで文章に違和感がないか確認しよう

志望動機が完成したら、まずは自分でチェックしましょう。この際、書いたものを声に出して読み、突っかかりや違和感がないか確認するのがおすすめです。

書いてあるものを「頭のなかだけで読む」のと「実際に声に出してみる」のでは、文章の感じ方が異なります。声に出すことで、文章の流れや言い回しが不自然でないか確認しやすくなりますよ。ゆっくりとそれぞれの文脈や単語の意味を理解しながら読み、不自然に感じるポイントを見つけて調整しましょう。

また、客観的な視点を持つために、家族や友人など自分以外の人に確認してもらうのもおすすめです。文章は個人の感性が大きく影響するため、自分では文章の違和感に気付くことができない可能性もあります。自分以外の人にも見てもらうことで、客観的な視点で不自然な点はないか、間違った表現はないか、句読点の使い方は適切か、といった視点でアドバイスをもらえるでしょう。

200字の志望動機に関してよくある質問に回答!

200字の志望動機の書き方を調べるなかで、疑問に思うことや悩むこともありますよね。ここでは、キャリアアドバイザーが200字の志望動機についてよくある質問に回答していくので、ぜひ参考にしてくださいね。

  • 企業が200字の志望動機を求める理由は何ですか?

    企業が志望動機を200字で書くように求める理由としては、大きく3つあります。まず、選考の手間と時間を減らしたいという意図が考えられます。企業によっては日々多くの就活生の選考をしており忙しいため、志望動機を読む手間や時間を少しでも短縮したいと考えているのですね。

    また、ESでは自社と方向性がズレていないかや熱意があるかなどを見極めることをポイントとして、詳細な内容は面接で確かめようとしている意図も大きいです。そのため、細かな内容というよりは、筋が通っていてポイントが示せているかどうかを見極めているといえますね。

    さらに、応募してきた就活生に「要点をまとめて伝える力があるか」を見たいという意図もあります。仕事では端的にわかりやすくポイントを伝えることが求められる場面が多くあるため、志望動機を200字にまとめられるかで、その力が備わっているか確認しているのです。

  • 志望動機を200字にまとめるにはどうすれば良いですか?

    志望動機を200字にまとめるには、結論・根拠・展望の順に話を展開する基本の構成を意識したうえで、順を追って作成していくことが大切です。まず最初に志望理由や伝えたい内容をピックアップしましょう。この際、200字のなかに収めるには志望理由を1つに絞ることがポイントです。

    次に、ピックアップした志望理由を中心に、基本の構成を意識して伝えたい志望動機を一度全文書いてみましょう。そして、書き出した志望動機を最初から最後まで読んで、筋が通っているか確認してください。読んでいてもし引っかかる箇所があれば、都度内容を整理していきます。

    内容が整理できたら、最後に段落ごとに文字数を調整して200字にまとめて完了です。もし200字にまとめきれない場合は、無駄な表現がないか、重複している内容がないかなどを確認して調整してみてくださいね。

200字の志望動機では「読みやすさ」が最重要! こだわった文章で熱意を伝えきろう

200字の志望動機は、比較的短い文章で志望理由を伝えなければなりません。200字だからと構成を考えずにそのまま書いたり、段階をふまずに取り掛かって読みづらい志望動機にならないように注意しましょう。

短い時間でポイントを把握したいという企業側の意図を考えると、200字の志望動機では何より「読みやすさ」が重視されます。段階をふんで考えた志望動機を読み返して、引っかかる箇所がないか確認を怠らないようにしましょう。

このように短い文章に志望動機を落とし込みつつも、熱意を伝えきる気持ちは忘れてはなりません。ほかの応募者と差別化を図るためにも、自分ならではの志望動機を作成して志望度の高さを示し、選考突破を狙いましょう。

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