目次
- 内勤営業は社内で営業をする仕事! 特徴を理解して自分の適性を見極めよう
- 内勤営業は社内や店舗内で営業をする仕事! 仕事の特性を知ろう
- 職種11選を紹介! 内勤営業の2つの働き方
- 直接顧客とかかわる仕事
- 電話やメールを介して顧客とかかわる仕事
- 内勤営業と一緒によく聞く職種との違い
- 外勤営業:取引先に出向いて営業をする仕事
- 営業事務:営業職をサポートする仕事
- 働きやすくてメリットが多い! 内勤営業の4つの魅力
- ①契約が成立しやすい場合が多い
- ②自分でペース配分をして仕事ができる
- ③顧客の笑顔を直接見られる職種が多い
- ④汎用性の高いスキルが身に付く
- 内勤営業にはきつい面もある? 覚えておきたい3つのこと
- ①個人の営業成績に差が出にくく評価に反映されづらい
- ②休日が不規則な職種が多い
- ③室内での仕事のため変化が少ない
- 向いているのはどのような人? 内勤営業に活きる6つの要素
- ①販売・接客経験がある
- ②コミュニケーション能力が高い
- ③顧客の潜在ニーズを敏感にキャッチできる
- ④PDCAサイクルを回すのが得意
- ⑤人とかかわるのが好き
- ⑥勉強意欲が高い
- 将来どのような仕事ができる? 内勤営業のキャリアパス
- 店長からエリアマネージャーやスーパーバイザー
- 本社配属
- 就活のフェーズ別に押さえよう! 希望の内勤営業に就くための極意
- 自己分析|営業系スキルを重点的に棚卸しする
- 企業研究|希望の働き方や仕事内容から志望企業を絞り込む
- 志望動機|志望企業の商品やサービスに関する知識を身につける
- 情報収集|就職エージェントを活用する
- 内勤営業について知りたい学生からよくある質問に回答!
- 内勤営業志望なら魅力と実態の理解が必須! 適性を見極めて就活を成功させよう
内勤営業は社内で営業をする仕事! 特徴を理解して自分の適性を見極めよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から
「内勤営業とはどのような仕事ですか?」
「どのような職種があるのでしょうか。」
といった質問をよく受けます。内勤営業の仕事内容やどのような職種に就けば内勤営業ができるのか気になる学生もいますよね。
この記事では内勤営業の意味や仕事内容、内勤営業ができる職種について解説していきます。内勤営業に向いている人の特徴も解説するので、就活の際にはぜひ参考にしてくださいね。
【完全無料】
大学3年生(26卒)におすすめ!
就活準備で必ず使ってほしい厳選ツール
1位:適職診断
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
2位:面接力診断
39点以下は要注意!あなたの面接力を今のうちに診断しましょう
3位:自己分析ツール
選考で使えるあなたの強み・弱みがわかります
4位:WEBテスト対策問題集
SPI、玉手箱、TG-WEBなどの頻出問題をこれ1つで効率的に対策できます
5位:内定者ES100選
大手内定者のESが見放題!100種類の事例から受かるESの作り方がわかります
【併せて活用したい!】
選考前に必ず使ってほしい厳選ツール
①自己PR作成ツール
自己PRがまとまらない人は、ツールを活用して自己PRを完成させよう
②志望動機作成ツール
5つの質問に答えるだけで、受かる志望動機を自動で作成します
内勤営業は社内や店舗内で営業をする仕事! 仕事の特性を知ろう
内勤営業は、社内や店舗のなかで営業をする仕事を指します。自ら外へ出てクライアントや顧客へ営業をするのではなく、顧客からのアクションに対して営業をする職種のことです。
おもに社内で電話やメールを使って営業をしたり顧客からの問い合わせに対応するほか、自社の製品やサービスに興味を持って来店した顧客に対して営業活動をします。
キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
内勤営業と似た意味合いの「インサイドセールス」という職種があります。両方とも営業活動をオフィスなどの室内でおこなうことを指す言葉ですが、ニュアンスや営業のアプローチ方法には若干の違いがありますよ。
内勤営業はおもに電話やメールなどを使用し、商品の提案やアフターフォローをおこなう役割を担っています。「営業」と聞いたときに一般的にイメージされる業務に近いでしょう。
一方インサイドセールスは従来の営業だけでなく、デジタル技術を用いたデータ分析やターゲティングをおこない、オンラインツールやソーシャルメディアを活用して情報管理、顧客との関係構築をします。それぞれで活かせる強みやもとめられるスキルも若干異なるので、事前リサーチを欠かさずにおこないましょう。
職種11選を紹介! 内勤営業の2つの働き方
就活生
内勤営業って社内で営業をするだけではなくて、顧客と直接かかわることもあるんですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。大きく分けるとその2つの働き方に分類されますよ。
就活生
それぞれの働き方についてもっと詳しく知りたいです。
キャリアアドバイザー
では、この先で解説していきます。あわせてそれぞれの働き方に該当する職種も紹介するので、チェックしてみてくださいね。
内勤営業には社内で営業活動をする仕事と、店舗に来店した顧客へ営業をする仕事の大きく2つにわけられます。それぞれに仕事内容や業務形態が大きく変わるので、仕事の特徴を知ってどちらが自分に合うかを見極めることが大切ですよ。ここからは、内勤営業の2つの働き方について解説していきます。
直接顧客とかかわる仕事
- 保険代理店
- 旅行代理店
- 携帯販売店
- ウェディングサロン
- カーディーラー
- 不動産仲介事業者
直接顧客とかかわる内勤営業はカウンターセールスと呼ばれ、その名のとおりカウンター越しに顧客にセールスをする仕事を指します。旅行代理店や不動産仲介事業者がこれに該当しますよ。
直接顧客とかかわる仕事のため満足度の高い商品やサービスが提供できれば顧客の笑顔を間近に見ることができます。また感謝の言葉を受け取る機会も多いので、やりがいを得やすいですよ。
キャリアアドバイザー
直接顧客とかかわる仕事は、基本的に土日祝日休みでない場合が多くあります。また働く曜日や時間が一定でなく、その日によって変わるシフト制である場合も多いのが特徴です。
電話やメールを介して顧客とかかわる仕事
- 法人向けオフィス機器メーカー
- SaaS系のIT業界
- テレマーケティング
- テレアポインター
- テレオペレーター
電話やメールを介して顧客とかかわる内勤営業は、法人向けの商品・サービスを展開している企業やIT系の企業に多い傾向にあります。もしくは商品やサービスを受けた顧客からの意見や疑問に答えるカスタマーセンターでの勤務も多いですよ。
顧客と直接かかわる働き方の場合はどちらかというと接客業に該当する職種も多いですが、こちらの働き方はより営業の色が強い仕事内容です。
なかには新規顧客開拓ができる職種もあるので、企業の売上に貢献している実感がしやすいですよ。また電話やメールを介して営業をするので、話術で相手の心を開くためのスキルを身につけたい、発揮したいと思っている人にもおすすめです。
キャリアアドバイザー
電話やメールを介して顧客とかかわる仕事のため、コミュニケーションの方法を工夫する必要があります。直接会話をするよりもお互いに感情が読み取りにくい分、コミュニケーション能力が鍛えられますよ。
法人向けの営業はbtob営業と呼ばれることもあります。詳しくはこちらの記事で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
関連記事
リテール営業とは? 法人営業との違いや今後のキャリアパスまで解説!
リテール営業とは個人顧客に対して営業活動をおこなう職種のことです。 この記事では、業務内容や求められる能力の紹介から、志望動機の書き方を例文付きでキャリアアドバイザーが詳しく紹介します。 金融・アパレル・不動産業界などリテール営業をおこなう職種を希望する学生は、リテール営業を正しく把握してミスマッチを防ぎましょう。
記事を読む
内勤営業と一緒によく聞く職種との違い
就活生
内勤営業の仕事内容が理解できました! ただ、内勤営業について調べていると外勤営業や営業事務という職種もよく聞きますよね。
キャリアアドバイザー
そうですね。それぞれ似ている部分もある職種なので、混同してしまわないように注意が必要です。この先でそれぞれの職種との違いを解説していきます。
内勤営業について調べていると、ほかの似たような職種を目にすることもありますよね。内勤営業には似たような意味と思われがちな職種もあるので、それらの職種との違いも押さえて自分にマッチする職種かどうかを確認してみましょう。
外勤営業:取引先に出向いて営業をする仕事
外勤営業は「外回り」とも呼ばれ、取引先に直接出向いて営業をしたり飛び込みセールスをする仕事です。新規顧客の開拓のほか、既存顧客に対して新商品やサービスの提案をすることが多いですよ。これに対し内勤営業は基本的に社外や店舗外で営業をすることはありません。
外勤営業は、1カ所にとどまらず環境変化があるなかで仕事がしたい人に向いています。営業先に応じていろいろな土地に行けるので、仕事の合間の気分転換にもなりますよ。一方で天気や気温にモチベーションが左右される場合があったり、移動時間が負担に感じることもある点には注意が必要です。
キャリアアドバイザー
内勤営業は基本的に顧客からのアクションに応じて営業をする一方、外勤営業は自社に関心がない状態の顧客にも営業をします。そのため成約につながるかどうかは本人の実力によるところが大きい点も特徴です。
営業事務:営業職をサポートする仕事
営業事務は内勤営業や外勤営業をする人たちをサポートする仕事で、誰かを支える仕事やサポート業務が好きな人におすすめですよ。事務職の一種であり、内勤営業とはそもそも仕事内容に違いがあります。
- 来客やメール・電話対応
- 書類・資料作成
- データ入力
- ファイリング
- 売上管理
- 納品・在庫管理
- 顧客・案件管理
内勤営業は社内外問わず多くの人とかかわる機会があり、社内の場合は経理や製造、法務などとのやり取りが発生することがあります。また社外とのやり取りでは顧客からの問い合わせを営業担当に引き継ぐ役割を担う場合もあり、的確な情報伝達ができるコミュニケーションスキルが重要です。
キャリアアドバイザー
スキルがあれば未経験でも早いうちから活躍しやすいのも営業事務の特徴の1つといえます。たとえばPCスキルや事務処理能力が備わっていれば、勤続年数が低くても活躍の場を広げやすいですよ。
営業事務についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
関連記事
営業事務とは?仕事内容や活躍するために必要なスキルを解説
営業事務とは こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「営業事務の仕事って他の事務職と何が違うの?」 事務職を検討したことのある人であれば、一度はそんな疑問を持つでしょう。営業事務とは事務職の一種で、企業の営業部門 […]
記事を読む
営業事務と似た職種に営業アシスタントがあります。こちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
関連記事
営業アシスタントの志望動機例文7選! 評価されるコツを徹底解説
営業アシスタントの志望動機は、4つのコツや注意点を押さえることでオリジナルなアピールができます。 この記事では仕事内容、向いている人、高評価を得るコツをキャリアアドバイザーが徹底解説します。 強み別の例文も7選も紹介するのでぜひ参考にしてみてくださいね。
記事を読む
働きやすくてメリットが多い! 内勤営業の4つの魅力
就活生
内勤営業の仕事内容が理解できました! ただ、職種選びをするうえでは内勤営業ならではの魅力も知っておきたいです。内勤営業の良いところは何でしょうか?
キャリアアドバイザー
良い質問ですね! 内勤営業には魅力も多いですよ。一つずつ解説していくので、職種選びの参考にしてくださいね。
内勤営業には、職場環境や仕事内容など内勤営業ならではの魅力があります。ここからは内勤営業のおもな4つの魅力について解説していくので、職種を検討するうえで参考にしてみてください。
①契約が成立しやすい場合が多い
内勤営業で対応する顧客は、多くの場合初めから自社が提供するサービスや商品に興味を持っています。もともとの購買意欲が高いので契約が成立しやすく、数字獲得の難しさに悩まされることが通常の営業に比べ少ない傾向にありますよ。
だからといって作業的な仕事が多かったり、やりがいが少ないわけではありません。アクションのあった顧客に対して自社の商品やサービスの魅力をわかりやすく伝え、購入を後押しする大切な仕事です。
キャリアアドバイザー
職種によっては内勤営業として新規顧客の開拓を受け持つこともあります。この場合は一概に契約が成立しやすいとはいえないので、自分の希望の働き方に合った業務内容かどうかしっかりと確認しておきましょう。
②自分でペース配分をして仕事ができる
内勤営業は社内や店舗内で営業活動をするため、クライアントや顧客の予定に左右されずに自分で仕事のペースを決めることができます。外勤営業のような取引先の都合に合わせなければならないことによるストレスが少ないのも魅力の1つですね。
自分で仕事のペース配分を決め、計画を立てて進めることが得意な人には向いている働き方といえます。
キャリアアドバイザー
ただし対人営業であることには変わりないので、ときにはクライアントや顧客の急な要望に応えなければならない場合もあります。柔軟な対応が必要とされることも覚えておいてくださいね。
③顧客の笑顔を直接見られる職種が多い
特にカウンターセールスにいえることですが、顧客の笑顔を直接見る機会が多いのも内勤営業の魅力の1つです。
内勤営業は接客業と同様の仕事を受け持つことも多く、自社の商品やサービスを利用する顧客一人ひとりの笑顔を見ることができるため、やりがいにつながりやすいでしょう。
キャリアアドバイザー
場合によっては仕事に対しての反響をもらえることもあり、感謝の言葉や商品・サービスを利用した感想をもらえる場合もありますよ。
④汎用性の高いスキルが身に付く
内勤営業の仕事で身に付くスキルは、ほかのさまざまな職種で役立つ汎用性の高いものが多くあります。たとえば内勤営業として顧客から意見をもらった経験を活かせば、広く顧客の要望に応えられる商品を考案する商品企画の仕事で活躍できますよ。
- コミュニケーション能力
- 課題解決力
- プレゼンテーション能力
また内勤営業の仕事をとおして汎用性の高いスキルが幅広く養われるので、ほかの職種にも活かすことができます。将来のキャリアの選択肢が広がるのも内勤営業の魅力の1つです。
- 企画職
- コンサルティング職
キャリアアドバイザー
将来を見すえたキャリアを立てるなら、内勤営業をとおしてどのようなスキルを身につけたいかを考えて職種を選ぶのも良いでしょう。
内勤営業にはきつい面もある? 覚えておきたい3つのこと
就活生
内勤営業には魅力的な点が多いですね! ただ、仕事をしていてきついと感じられる点もあるのではないでしょうか?
キャリアアドバイザー
良い質問ですね! 内勤営業にも厳しい一面はあります。それも理解したうえで自分に合う職種かどうかを見極めることが大切です。
内勤営業は魅力が多い一方、内勤営業ならではの厳しい現実もあります。職種選びではそういった難しい面にも目を向け、自分が許容できる範囲かどうかを確認しておく必要がありますよ。ここからは内勤営業の覚えておきたいポイントについて解説していきます。
①個人の営業成績に差が出にくく評価に反映されづらい
内勤営業は外勤営業よりも評価基準が明確でなかったり、個人の成果が評価に反映されにくい一面があることを覚えておきましょう。
内勤営業は自社が提供しているサービスや商品に興味を持っている顧客へ営業をかけるので、成約につながりやすいという特徴があります。これは内勤営業の魅力ですが、一方で個人の営業成績に差が出にくいとも言えますよ。
努力して契約件数を伸ばしても周囲と大きな差が出ないこともあり、人によってはモチベーションが下がってしまう場合があることに注意が必要です。
キャリアアドバイザー
頑張った分が給与に反映されやすい仕事がしたい、数値やデータから目に見える形で評価される仕事がしたい場合には、希望と合わずきついと感じるケースもあるでしょう。
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
内勤営業で日々のモチベーションを維持し、評価に反映されづらい状況を打開するためには、日々の業務をするうえで明確な目標を持つことが大切です。30分以内に5件連絡をするなど具体的な数値目標を設定することで、上司にも自分の成果を伝えやすくなります。
また結果だけではなくプロセスに着目をするのも1つの手です。内勤営業は顧客と顔を合わせることが少ないため、電話やメールをテンプレート化させずに丁寧に取り組むことで、顧客の信頼を勝ち取り最終的には満足度の向上にもつながる可能性があります。
こうした自分の努力と成果を定期的に共有することで、貢献度を周囲に知ってもらいモチベーションを上げることができます。努力が認められれば評価に反映される可能性もありますよ。
②休日が不規則な職種が多い
特にカウンターセールスの仕事にいえることですが、休日が不規則になる可能性が高いことも覚えておきましょう。
接客業に近い仕事内容のカウンターセールスは、勤務形態がシフト制である場合が多くあります。そのため毎日の出勤時間や曜日が一定でなく、自己管理を徹底しなければ生活リズムが崩れやすいのです。
さらにまとまった休日を取ることが難しい場合もあります。企業によってはお盆やお正月後に振替休日をもらえることがあるものの、そうでない企業も多いので募集要項を事前にしっかりと確認しておきましょう。
キャリアアドバイザー
店舗がビルのテナントである場合、休日数や出退勤時間はそのビルの営業時間帯に左右されます。企業で一括して決められているわけではない点も要注意ですよ。
③室内での仕事のため変化が少ない
室内での仕事のために環境の変化が少ないことがストレスにつながる人もいます。毎日変化を感じられる仕事がしたいと感じている学生にとっては、息が詰まりやすい環境になりやすいことを覚えておきましょう。
ただし、最近は社内であれば好きな場所で仕事ができるフリーアドレス制を取り入れている企業や在宅ワークを許可している企業もあるので、変化がほしい学生はそういった環境を選び意識的に気分転換をすることが大切ですよ。
キャリアアドバイザー
仕事中に休憩の時間を設けるのも対策の1つです。気詰まりに感じたときに気持ちを切り替えられる方法を見つけ、仕事のパフォーマンスを上げる工夫をしましょう。
向いているのはどのような人? 内勤営業に活きる6つの要素
就活生
内勤営業ならではの厳しい面があることも理解したうえで職種選びをする必要があるのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。良い面だけを見ていると、入社後のイメージのギャップに悩まされることがありますよ。
就活生
良い面と厳しい面をふまえたうえで判断するのはなかなか難しいですね……。自分に向いているのかを見極める基準が欲しいです。
キャリアアドバイザー
確かに基準があれば仕事選びがしやすいですよね。では内勤営業に向いている人の特徴を見てみましょう!
どのような人が内勤営業の仕事で活躍できるのかを知ることで、自分に適性があるかの判断がしやすくなるでしょう。ここからは内勤営業に向いているといえる人の特徴や、内勤営業に活かせる6つの要素を解説していきます。
自分が営業に向いていないと感じるときは、こちらの記事をあわせて参考にしてみてくださいね。
関連記事
営業に向いてないは思い込みかも! 悩みや業界から見極め方を解説
営業に向いてないかどうかは、営業の種類や特徴を理解したうえで適性を考えてみましょう。 この記事では、営業に向いてないと思う人の特徴、営業職の魅力、業界ごとの特徴などをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考に自分に合った職種を見つけてくださいね!
記事を読む
①販売・接客経験がある
販売・接客経験がある人は、内勤営業の仕事で活躍できます。特に顧客と頻繁に会話をするような仕事をしていれば、そのノウハウや顧客との接し方についての知識を活かすことができますよ。
また自社の商品やサービスを顧客に魅力的に伝えるような仕事をしていた経験も、内勤営業の仕事に共通する部分があります。入社後早いうちからの活躍が期待でき、企業側にも好印象を残すことができますよ。
- コミュニケーション能力
- プレゼンテーション能力
特に実際に売上の増加に貢献した経験や顧客満足度を上げる活動に積極的に取り組んだ経験があれば、企業への大きなアピールになります。アルバイトで接客業をしていた人はそういった経験がないか重点的に深掘りしてみてくださいね。
キャリアアドバイザー
実際に内勤営業の求人募集には販売・接客経験がある人を歓迎する表記があることが多いです。これまで接客経験があり、それを存分に活かせる仕事がしたいと感じている人におすすめの仕事ですよ。
販売職についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
関連記事
販売職の業務ややりがいを完全網羅|自己PR・志望動機の例文付き
販売職はメリット・デメリットを理解してから応募を検討しましょう。 この記事では販売職の仕事内容、やりがい、向いている人・いない人の特徴、自己PRや志望動機のポイントなどをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画や例文も参考に対策に活かしてくださいね。
記事を読む
②コミュニケーション能力が高い
内勤営業の仕事は、コミュニケーション能力が高い人にも向いています。ここでいうコミュニケーション能力は盛り上げ役という意味合いではなく、聞く力と伝える力の有無を指しますよ。
- 聞く力:相手の伝えたいことを正確に把握する力
- 伝える力:自分の意思や意見を相手に誤解なく伝える力
内勤営業の場合はクライアントや顧客と顔を合わせずに営業をする場合があります。そのようなときに、相手の要望や伝えたいことを会話や文章のやり取りから正確にキャッチする力がもとめられるのです。
また商品やサービスの魅力、特徴、注意点を正確に相手に理解してもらうためには、情報を整理し簡潔にわかりやすく伝える力があるかどうかも重要になります。
キャリアアドバイザー
普段の生活で聞くときに相手の意図と受け取った内容が合っているかを確認したり、話すときに短く簡潔に伝える意識をすることで聞く力と伝える力が身につきますよ。
コミュニケーション能力の高さを選考でアピールする方法はこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
関連記事
「長所はコミュニケーション能力」で差がつく10個の言い換えとは
「長所はコミュニケーション能力」だけでは差別化は難しい こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「就活で長所はコミュニケーション能力、とアピールしようと思っています」「コミュニケーション能力ってほかの学生と被りやす […]
記事を読む
③顧客の潜在ニーズを敏感にキャッチできる
クライアントや顧客との会話から、本当に必要としているものが何かを理解する力がある人も内勤営業に向いています。
内勤営業は元より購買意欲のある相手に働きかける営業をすることが多いですが、一方で顧客も「自分に本当に必要なものは何か」「提供してもらえる商品やサービスのなかで自分の要望をもっとも叶えられるのは何か」は深く理解していない状態の場合もあります。
そんな状況から顧客に本当に必要なものを見極めるには、顧客との会話から潜在的なニーズを引き出す力を持っていることが大切です。
キャリアアドバイザー
アルバイトなどを通して普段から頻繁に人とかかわり「こういう人はこれを欲している場合が多い」などのパターンを自分のなかで作ってみるのも良いですよ。
④PDCAサイクルを回すのが得意
PDCAサイクルを回しながらパフォーマンスの向上を目指す習慣がある人は、内勤営業の仕事でも活躍しやすいですよ。
PDCAサイクルとは、業務効率を改善するための手順を表したものです。Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の4つを繰り返していき、効率的に仕事の質を上げる目的があります。
内勤営業の仕事は、トライ&エラーを繰り返しながら売上アップを目指すことが大切です。そのためには日々の仕事をとおしてうまくいったことといかなかったことの結果を振り返り、どのように改善していけば売上アップにつながるのかを見極める必要があります。
キャリアアドバイザー
PDCAサイクルを回す意識を鍛えるなら、定期試験を活用しましょう。試験や小テスト、課題の採点などのシーンでこのPDCAサイクルを回すことを意識してみてくださいね。
⑤人とかかわるのが好き
人とかかわることが好きな人も内勤営業で力を発揮しやすいといえます。クライアントや顧客に興味を持って接することで、より相手がもとめているものをキャッチしやすくなりますよ。
相手の人柄や好み、性質を知ることができれば、どのようなサービス・商品なら喜んでもらえるのかが想像しやすくなりますよね。職種にもよりますが、内勤営業をするうえでクライアントや顧客と接する時間はあまり長くありません。限られた時間のなかで正確な情報を得るためにも、相手に興味を持って接することが重要ですよ。
キャリアアドバイザー
そもそも人とかかわることに苦手意識があったり楽しめない人には、内勤営業はストレスを感じやすい仕事ともいえます。この点は自分の適性を見極める基準にしてくださいね。
⑥勉強意欲が高い
内勤営業の仕事は提供する商品やサービスについての勉強を怠らず、継続的に努力できる人に向いています。
というのも、内勤営業ができる業界には日々新たな商品やサービスが開発される職種も少なくありません。これらについて誰よりも理解し、魅力を知って顧客へアピールする必要がありますよ。
キャリアアドバイザー
内勤営業の場合接客をする顧客が事前にある程度の知識を持っているケースも多いですが、より多くの知識を持って魅力を理解してもらう必要があることを覚えておきましょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
内勤営業の仕事に興味があるものの、商品やサービスに対する情報のキャッチアップには自信がないという学生もいるかもしれません。
しかし最初は知識や自信がなく失敗をすることがあっても、毎日同じような説明を繰り返したり周囲からアドバイスをもらったりすることで着実に知識は蓄積されているはずです。
最初から完璧を目指しすぎてしまうと「これは自分には向いていない」と早々にあきらめてしまう可能性があります。大切なのは「仕事は徐々に習得するもの」という意識と、成長する気持ちを持ち続けることですよ。
将来どのような仕事ができる? 内勤営業のキャリアパス
就活生
自分が内勤営業に向いているかどうかの基準がつかめてきました! この仕事を目指そうと思います!
キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください! 決断の前に内勤営業のキャリアパスも考えておく必要がありますよ。
就活生
そうなんですね。たとえばどのようなキャリアパスがあるのでしょうか?
キャリアアドバイザー
ここからは内勤営業のおもなキャリアパスについて解説しますね。
内勤営業では汎用性の高いスキルを身につけることができるため、そのキャリアパスも多岐にわたります。今回はそのキャリアパスのなかから代表的な2つの道について解説するので、将来を見すえた選択をするためにも参考にしてみてください。
店長からエリアマネージャーやスーパーバイザー
店舗での勤務をしている場合の代表的なキャリアパスが、店長や支店長に昇格後、エリアマネージャーやスーパーバイザーになるケースです。
- エリアマネージャー:現場側の視点を持ってスタッフに寄り添いながら活躍できる
- スーパーバイザー:本社側の視点を持って事業全体に貢献できる
エリアマネージャーの場合営業の第一線からは離れることが多く、複数の店舗の管理やマネジメント職を担当します。
一方スーパーバイザーは各店舗を巡回して現場のサポートや管理業務を担当したり、従業員の育成を担う仕事です。事業を成功に導くことがおもな役割であり、その方法はスーパーバイザーによってさまざまなため自分自身の創意工夫を活かしながら仕事を進める必要がありますよ。
キャリアアドバイザー
仕事内容はどちらの方が自分に合っているか、もしくは店舗側と本社側のどちらの目線で仕事をしていきたいかで考えてみましょう。
本社配属
店舗で功績を積み、その実力が認められれば本社配属の道も開けます。現場で培った経験や知識、そこで聞いた顧客の生の声を活かしながら働くことができるので、どのような部署に配属になっても大きな力を発揮できますよ。
- 商品・サービスの企画や開発
- 店舗開発
- 販売促進
- 広報・PR
一般的には店長やその先のキャリアを積んだ後に本社配属になる場合が多いですが、企業によっては現場で活躍しているスタッフの希望に応じて本社配属にする場合もあります。事前にどのようなキャリアが積めるのかを確認しておきましょう。
キャリアアドバイザー
本社では店舗の売り上げを促進するような仕事内容が多いですよ。顧客の声を積極的に吸収し、業務の質の向上に役立てる姿勢を見せて本社配属への意欲をアピールすることが大切です。
就活のフェーズ別に押さえよう! 希望の内勤営業に就くための極意
就活生
内勤営業にはさまざまなキャリアパスがあるんですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。自分が進みたい将来の方向性を考えたうえで職種を選択することが大切ですよ。
就活生
でもキャリアパスを見すえたうえで内勤営業の仕事を選んだとしても、確実に内定をもらえるとは限りませんよね……。
キャリアアドバイザー
そうですね。少しでも選考の通過率を上げるためには、内勤営業ならではの就活テクニックを押さえた対策をする必要があります。ではそのテクニックについて解説しますね。
希望の内勤営業の仕事に就くには、より効果的なアピール法を押さえた就活対策を固めることが大切です。ここからは希望の内勤営業の仕事に就くために必要なフェーズごとの就活の極意を解説していきます。
自己分析|営業系スキルを重点的に棚卸しする
内勤営業の仕事では、やはり営業系のスキルが活かしやすいものです。たとえばアルバイトを通して販売や接客経験がある場合は、そこから得たスキルや成功体験を重点的に深掘りしてみるのがおすすめですよ。
- アルバイト経験やゼミ、サークルなど人とかかわった経験を洗い出す
- 営業の仕事に通じるような経験をピックアップする
- 得たスキルや実績、成功体験を深掘りする
またアルバイトのほかにもサークル活動やボランティア活動をとおして人とかかわった経験もアピールになる場合があります。初対面の人とかかわるときに意識していることやうまくいった経験を伝えれば、内勤営業をするうえでは欠かせないコミュニケーション能力のアピールになりますよ。
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
直接人とかかわる場で力を発揮したエピソードがない場合でも、経験を通じて身につけた能力や学びはアピールポイントとして活かせます。内勤営業は人とかかわりコミュニケーションを取る能力だけではなく、考える力や観察力など多様なスキルがもとめられるのです。
たとえばスーパーの品出しやレジ打ちといった業務でも、どのようにすれば効率良く業務を進められるかを考えたり、困っている顧客にわかりやすい説明をすることを心掛けたりしたエピソードは十分にアピールになります。またミスやトラブルにどのように対処してきたのかを具体的に話せるエピソードも効果的でしょう。
該当する経験が少ない場合でも、自分自身の持っている強みを自信を持って伝えることで十分にアピールできる材料になります。自信を持って自己PRをしましょう。
企業研究|希望の働き方や仕事内容から志望企業を絞り込む
内勤営業にはその職種ごとに異なる働き方があり、仕事内容もまったく違います。そのため企業研究をする際にはどのような働き方がしたいか、どのような仕事内容を希望するのかを明確にして企業を絞り込みましょう。
希望条件に合わせた絞り込みが不十分なまま「とりあえず内勤営業なら何でも良い」と就職先を決めてしまうと、入社後に希望していた仕事ができずにストレスを抱えることになりかねません。自分の希望を掘り下げて整理し、それに沿った企業を探すことが大切です。
キャリアアドバイザー
まずは仕事にもとめる条件を紙に書き出して、優先順位をつけてください。絶対に叶えたい希望とできれば叶えたい希望にわけ、1つでも多くの項目が満たされる企業を探しましょう。
志望動機|志望企業の商品やサービスに関する知識を身につける
志望動機を作成するときは、志望企業の商品やサービスに関して身につけた知識を盛り込んで志望度の高さをアピールしましょう。
- 志望企業の商品やサービスを実際に利用する
- ホームページや企業の公式SNS、通販サイトから情報収集する
- 「お客様の声」のページを参考にする
内勤営業の仕事は自社の商品やサービスを売り出すことであり、そのためにはまず売り出す側が自社製品についての深い知識を持っていなければなりません。志望企業が扱っている製品やサービスについての知識が備わっていることを伝え、自分の熱意や本気度を伝えましょう。
キャリアアドバイザー
ただし志望企業の商品やサービスのファンであるアピールにとどまってしまうと、魅力は伝わりません。入社後どのように働いていきたいか、どのように活躍したいかも忘れずに伝えてくださいね。
営業職の志望動機についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
関連記事
競争が激しい営業職は志望動機の差別化が重要|アピールのコツも解説
営業職は競争が厳しいので、具体性と意欲をアピールした志望動機で差別化を図ることが重要です。 この記事では営業職の志望動機の書き方や例文、アピールになる4つのスキルなどをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にぜひ自分なりの志望動機を作ってみてくださいね。
記事を読む
情報収集|就職エージェントを活用する
志望企業の絞り込みや志望企業に関する情報収集をする際には、就職エージェントを活用するのがおすすめです。エージェントは就活のノウハウを熟知しているプロなので、希望に合わせた自分にぴったりの企業を紹介してくれますよ。
- 自分の希望に合った企業を代わりに探してもらえる
- 非公開求人を紹介してもらえる場合がある
- 応募企業に合わせた就活対策をサポートしてもらえる
就活をしているとどうしてもやらなければならないことが増え、負担が大きくなりやすいものです。そこでエージェントの力を借りて効率的に就活を進めることで対策のクオリティも上がるので、積極的に活用して対策を固めましょう。
キャリアアドバイザー
就職エージェントを利用する際は、1つのエージェントに絞らず複数のサイトを並行して利用するのがおすすめです。エージェントごとに扱っている求人が違うので、選択肢が広がりますよ。
内勤営業について知りたい学生からよくある質問に回答!
内勤営業がどのような仕事なのかを知りたい学生や、内勤営業のやりがいは何か知りたい学生もいますよね。そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
-
内勤営業とはどのような仕事ですか?
内勤営業は社内や店舗内で営業活動をする仕事です。働き方は大きくわけて2つあり、電話やメールをとおして顧客に営業をかける働き方と、店舗で顧客と直接かかわる働き方があります。この2つでは仕事内容や業務形態にも違いがあるので、自分が何がしたいのかをよく考えて職種を選ぶことが大切ですよ。
-
内勤営業のやりがいは何ですか?
内勤営業の大きなやりがいの1つに、成約につながりやすく達成感を得やすい点が挙げられます。内勤営業はあらかじめ購買意欲を持っているクライアントや顧客を相手に営業をする場合が多いので、契約が成立しやすいのです。成約につなげた成功体験がモチベーションアップにつながり、やりがいを感じながら働くことができますよ。
内勤営業志望なら魅力と実態の理解が必須! 適性を見極めて就活を成功させよう
内勤営業を志望するならまず仕事への理解を深め、その魅力や厳しい面を理解しておきましょう。そのうえで自分に合う職種かを判断し、内勤営業のなかでもどのような職種が合っているのかを慎重に見極めることが大切です。
自分に適性がある職種なのかを事前に深掘りして考えておくことで、入社後にもミスマッチなく働くことができます。働き方によって仕事内容や業務形態が大きく変わる内勤営業だからこそ、後悔のない選択ができるよう事前に4つの魅力と3つの現実を理解して希望に合った就職を叶えましょう。
店舗で営業をする仕事はカウンターセールスとも呼ばれます。詳しくはこの先の内容で解説しているので参考にしてくださいね。