CGデザイナーとは? 仕事内容と必要なスキルの理解が就職には必須

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目次

  1. 未経験でも目指せる? CGデザイナーとは高度なスキルが求められる専門職!
  2. まずは確認! 「CGデザイナー」とは映像やイラストを作る仕事
  3. 特徴:コンピューターを使って作成
  4. 将来性:需要は伸びるが求められるスキルも上がる
  5. CGデザイナーと似ている職種との違いを解説!
  6. CGクリエイターとの違い
  7. グラフィックデザイナーとの違い
  8. 作業工程を紹介! CGデザイナーの仕事内容を理解しよう
  9. ステップ①モデリング
  10. ステップ②リグ
  11. ステップ③アニメーション
  12. ステップ④テクスチャリング
  13. ステップ⑤ライティング
  14. ステップ⑥レンダリング
  15. なぜ人気? CGデザイナーの3つのやりがいを紹介
  16. ①多くの人の目に留まるコンテンツを作れる
  17. ②デザイナーとして自分の名前が掲載されることがある
  18. ③専門的なスキルを身に付けられる
  19. 当てはまるかチェック! CGデザイナーに向いている人の5つの特徴
  20. ①絵作りの表現力がある
  21. ②パソコンでの作業になれている
  22. ③根気強く学び続けられる意欲がある
  23. ④コミュニケーション能力がある
  24. ⑤発想力がある
  25. 就職先はどこ? CGデザイナーが活躍する業界を紹介
  26. 映画・アニメ業界
  27. 広告業界
  28. 新卒未経験でもCGデザイナーになれる! 入社前にスキルを身に付ける方法
  29. 専門学校に通う
  30. アルバイトとして制作現場で経験を積む
  31. CGデザイナーを目指す人におすすめの資格5つ
  32. ①CGクリエイター検定
  33. ②画像処理エンジニア検定
  34. ③色彩検定
  35. ④Photoshopクリエイター能力認定試験
  36. ⑤Illustratorクリエイター能力認定試験
  37. CGデザイナーとはどんな仕事か気になっている人からよくある質問に回答!
  38. CGデザイナーは新卒でも目指せる! 就職前に専門的なスキルに触れておくことが重要

未経験でも目指せる? CGデザイナーとは高度なスキルが求められる専門職!

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。デザインやIT系の仕事に興味を持っている学生から、

「CGデザイナーとはどんな仕事ですか?」
「未経験からでもCGデザイナーを目指せますか?」

といった質問をよく受けます。CGデザイナーは、アニメやゲーム、機械などさまざまな業界で活躍するIT系の専門職です。高度な技術や知識が求められる職種ですが、昨今需要が高まっているため未経験でもなれるチャンスは十分あります。

今回は、CGデザイナーの仕事内容や求められるスキル、向いている人の特徴などを解説します。仕事に役立つ資格も紹介するので、少しでもCGデザイナーに興味のある人はぜひ読んでみてくださいね。

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まずは確認! 「CGデザイナー」とは映像やイラストを作る仕事

CGデザイナーの基本情報

CGデザイナーと聞いて、何かのデザインをする仕事であることはイメージできても、具体的な仕事内容までは知らない人も多いのではないでしょうか。職種の特徴や業務内容を理解できていない状態では、は、選考対策も進められません。またもし運良く選考を突破できても、入社後にミスマッチを感じる可能性もあります。

そこでまずは、CGデザイナーの役割や仕事内容について解説します。自信を持って職種の説明ができない人は、ぜひここで確認しておきましょう。

特徴:コンピューターを使って作成

一口にデザイナーといっても、ファッションデザイナーやイラストレーターなどさまざまな仕事があります。その中のひとつであるCGデザイナーは、コンピュータのグラフィック(CG)ソフトを使って映像やイラスト、図形を作る仕事です。具体的には、ゲームや映画、機械の設計、スマホのアプリなどのデザインを担当します。

CGの技術を使うと、現実では実現できない表現も、まるで本物かのように作り上げることができます。昨今では、AR(Augmented Reality)やVR(Virtual Reality)などCGを応用した技術が進歩を遂げており、あらゆる分野で活用されています。

「2DCG」と「3DCG」で仕事内容は異なる

CGデザイナーの仕事は、大きく分けて2DCG(2次元)と3DCG(3次元)の2種類があり、制作内容が大きく異なります。2DCGでは、ゲームのキャラクターデザインや背景デザイン、写真の加工といった、平面のデザインをおこないます。一方3DCGでは、写真やイラストなどの平面データに奥行き情報が加わった立体的なデザインを作ります。

3DCGは、2DCGに比べ複雑な工程が多く、高度なソフトウェアを使いこなすスキルが求められます。外科手術の医療シミュレーター、建築のデザインなど多方面に使われていることから、昨今では特に3次元制作のスキルを求められる傾向にあります。

将来性:需要は伸びるが求められるスキルも上がる

CG技術は、日常生活やゲームなどさまざまな分野で活用が進んでおり、特にARやVR分野での拡大が顕著に見られます。医療や建築、家電といったIT以外の分野にも進出しているため、今後需要は伸びていくと予想されます。専門性の高い職種であるため、スキルを身に付けるとさまざまな業界で重宝されるでしょう。

ただし、CGデザインの技術は日々進化しており、求められるレベルも上昇傾向にあります。簡単にCGデザインができるツールが普及すれば、単にCGデザインができるだけでは需要や変化についていけない可能性もありますよ。

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プロとして長く活躍していくためには、常にワンランク上のスキルを学ぶ姿勢が求められます。

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CGデザイナーと似ている職種との違いを解説!

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コンピューターを使ってデザインを作成する仕事には、CGデザイナー以外にもさまざまな種類があります。

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就活生

実は、CGデザイナーと他のデザイナー職種との違いがよくわかりません……。

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それではCGデザイナーとよく似た職種を紹介していきますね!

CGデザイナーを目指すにあたっては、他の職種との違いをしっかりと理解することが第一歩になります。ここでは、CGデザイナーと混同されがちなCGクリエイターやグラフィックデザイナーとの違いについて見ていきましょう。

CGクリエイターとの違い

CGデザイナーと似た言葉に「CGクリエイター」がありますが、両者に明確な定義や違いはありません。しいて違いを挙げるとすれば、CGデザイナーはデザインを作る人、CGクリエイターはCGを使った映像を作る人を指すことが多いです。CGデザイナーが視覚的に捉えられるデザインを作り、CGクリエイターがそれを具体化するというイメージです。

企業によってCGデザイナーとCGクリエイターの線引きは異なり、同じようなニュアンスで使われることもあれば、異なる職種として扱われることもあります。そのため就活においても、職種名だけでなく業務内容までしっかり確認するようにしましょう。

グラフィックデザイナーとの違い

グラフィックデザイナーも、CGデザイナーと同様にパソコンなどを使ってデザインを作る仕事ですが、大きな違いは制作物の種類です。CGデザイナーは映像やキャラクターを対象とするのに対し、グラフィックデザイナーはポスターや広告、商品パッケージといった紙媒体のデザインをおこなうことも多いです

そのため、CGデザイナーはゲーム業界やアニメ・映画業界が主な活躍の場である一方で、グラフィックデザイナーは広告代理店や印刷出版会社、メーカーの広報部などで多く活躍しています。

グラフィックデザイナーについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。

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作業工程を紹介! CGデザイナーの仕事内容を理解しよう

CGデザイナーの大枠がわかったところで、具体的な仕事内容について見ていきましょう。大まかに説明すると、平面で描かれたデザイン画を立体化し、動きを持たせ、質感を工夫して実在感を出していくという流れです。どの工程にも、CGデザイナーとしての専門スキルが求められます。

CGデザイナーの世界で使われる専門用語とともに仕事の流れを知って、就職してからのイメージを具体化させましょう。

CGデザイナーの作業工程と仕事内容
  1. モデリング
  2. リグ
  3. アニメーション
  4. テクスチャリング
  5. ライティング
  6. レンダリング

ステップ①モデリング

主なモデリングの種類

CGデザインではまず、モデリングといって、平面で描かれたデザイン画をもとに立体的なCGモデルを作ります。たとえば、ゲームやアニメに登場する人物や背景、物の絵を実際に形にしていきます。モデリング技術を使うことで、日常で目にするものや架空の世界などあらゆるものをデジタル上で形成できます。

モデリングでは、ポリゴンモデリング、NURBSモデリング、スカルプトモデリングの3つの手法が主に使われており、制作するモデルに合わせて、最適な手法を選択します。単に形を作るのではなく、色や動きをつけやすいよう工夫することが求められます。モデリングを専門におこなうデザイナーは、「モデラー」と呼ばれます。

ステップ②リグ

リギングのイメージ

モデリングされたCGモデルに対し、関節や動きの起点となる点を設定する工程をリグ(リギング)と言います。たとえば、キャラクターの体が自然に動くように、指や膝、首といった関節に仕組み(リグ)を設定していきます。表情や風景といった複雑な動きをするための点を設定することもあります。

リグを専門におこなう人は「リガ―」と呼ばれます。プログラマーに近い作業が多いため、デザイナーに加えプラグラマーとしてのセンスも問われます。いかにキャラクターが生きているかのように動かせるかが、リガ―の腕の見せ所です。

ステップ③アニメーション

モデリングとリグの後は、3DCGに動きをつける「アニメーション」という工程に入ります。たとえば、キャラクターを歩かせたり表情を変えたりと、細かな調整をおこない、生き生きとした映像を作り出します。作品によっては、現実にはない風景を本物かのように表現したり、実在しない生き物に感情表現をつけたりすることもあります。

アニメーションの専門職は「CGアニメーター」や「モーションデザイナー」と呼ばれ、作品のイメージを可視化するための表現力やセンスが求められます。リガーと同様プログラマーのような作業も多く、兼務するケースも少なくありません。

ステップ④テクスチャリング

テクスチャリングは、3DCGモデルの表面に色や立体感をを付与していく工程です。形に色を塗る際、単に色をつけるカラーリングでは難しいことがあるため、テクスチャリングという手法がよく使われます。

テクスチャリングでは、作品の世界観に合うテクスチャを壁紙のように張り付け、リアリティあふれる質感を目指していきます。テクスチャリングを施す前と後では、比べものにならないくらい質感が向上します。

テクスチャリングを担当する人は、「テクスチャーデザイナー」や「テクスチャーアーティスト」と呼ばれます。モデルをよりリアルに見せるために重要な工程といえるでしょう。

ステップ⑤ライティング

テクスチャリングが終わった後は、ライティングといって光の場所や光の強さ、影の濃さを調整する作業をおこないます。

ライティングにはアンビエントライト(自然光の役割をもつ、全体の明るさを調整するライト)やエリアライト(アクセントをつけるような役割を持つ、面で照らすライト)、スポットライト(特定の狭い範囲に向けて照らすライト)などの種類があります。

ライティングにはさまざまなパターンがあり、作品の世界感や状況に合うものを選択することが重要です。キャラクターや風景に陰影をつけることで、さらに現実みのある質感に仕上げていきます

ライティングを担当する人は「ライティングアーティスト」などと呼ばれ、いかにキャラクターを魅力的に見せるか、シーンを的確に表現するかといったセンスが問われます。CG制作の終盤工程であることから、全体を見渡して調整する能力も重要です。

ステップ⑥レンダリング

ライティングの後は、最終工程としてレンダリングをおこないます。レンダリングとは、制作したCGを最終的な映像として出力することです。形状や質感、ライティングなどの情報をコンピュータに計算させることで、静止画や動画として利用できるようになります。

レンダリングには、レイトレーシング(現実の世界と同じように光の動きを計算することでリアルな映像を作る方法)やスキャンライン(光の動きなどは計算に含めない代わりに、素早く出力できる方法)などの手法があります。

これまでに設定された情報を処理していくため、時間がかかることが多く、データ量によっては数日間に渡ることもあります。

このように、CGデザイナーの仕事内容は多くの工程を含んでいます。工程ごとに担当者を決めチームで制作していくのが一般的です。

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なぜ人気? CGデザイナーの3つのやりがいを紹介

CGデザイナーの3つのやりがい
  1. 多くの人の目に留まるコンテンツを作れる
  2. デザイナーとして自分の名前が掲載されることがある
  3. 専門的なスキルを身に付けられる
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就活生

CGデザイナーのやりがいを知れば、就活へのモチベーションがもっと上がりそうですね。

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その通りです。職種理解にもつながるので、ぜひチェックしておきたい要素ですね。

CGデザイナーは高い専門性を求められる仕事であり、常に新しい知識を学ばなければなりません。しかし一方で、多くのスキルが求められるからこそのやりがいやメリットもあり、高い人気を誇っています。

CGデザイナーとして働くメリットややりがいを知ることは、就活のモチベーションのアップにつながるだけでなく、具体的な志望動機を考えるうえでも大いに役立ちますよ。

①多くの人の目に留まるコンテンツを作れる

CGデザイナーとして働く大きなやりがいは、多くの人に楽しんでもらえるコンテンツを作れることです。CG技術は、ゲームやアニメ、アプリなどさまざまな分野で活用されています。生活の身近なところまで普及している技術に携わり、自分の手で新しい作品を生み出せることは、大きな達成感につながるでしょう

また、CG技術は医療や機械、建築などエンタメ以外の分野にも進出してきています。人々の生活を支えるサービスを作り上げることができたときは、社会に貢献している実感が得られますよ。

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キャリアアドバイザー

ひとつの制作を完成までもっていくには膨大な時間がかかることも少なくありません。しかし、だからこそ完成して世に出たときの喜びはいっそう大きくなりますよ。

②デザイナーとして自分の名前が掲載されることがある

ゲ―ムやアニメ、映画などのデザインに携わった場合、完成した作品のスタッフロールに自分の名前が載ったり、雑誌やWebサイトで紹介されたりすることがあります。

たとえ携わったのが全体のほんの一部だとしても、自分の名前が出るのはうれしいものです。ほかの仕事ではなかなかできない体験であるため、作品作りに貢献したという実感から仕事への誇りにつながるでしょう。

また、自分の名前が掲載されることで、実績としてもアピールしやすくなります。特に人気作品にかかわって名前が出た場合、周囲の人から反響があったり、今後のキャリアにおける自身の強みにもなります。仕事の成果が目に見える形で現れるのは、CGデザイナーの大きなメリットといえるでしょう。

③専門的なスキルを身に付けられる

CGデザイナーは、美的センスや創造力、ITツールを使いこなす力など、幅広いスキルが求められる仕事です。一人前のCGデザイナーとして活躍できるようになるまでは、地道に勉強を重ね、経験を積まなければなりません。ただ、一度に身に付けたスキルは、一生ものの財産であり、その後の人生の糧になります

昨今では、ARやVRの世界でも需要が伸びてきているため、専門的スキルがあれば仕事の選択肢がぐっと広がるでしょう。

成瀬 遼

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CGデザイナーはやりがいがある分大変な面もある

作品を作り上げることはとても楽しく、やりがいのある仕事といえます。自分の作品が世の中に出て、たくさんの人にみてもらえることは何よりも喜ばしいことでしょう。

しかし、楽しさややりがいだけでは務まらないことがCGデザイナーにはあることも覚えておきましょう。自分の作りたいものを作るだけで仕事として成り立つという人は限られています。また顧客の思いを汲み取り、求めるデザインをうまく絵に落とし込むためのコミュニケーション能力や、それをかみくだいて理解する能力など、対人スキルも必要です。さらに、デザインの世界は常に進化や時代の流れなどもあるため、学び続ける根気が必要とされます。

このようにCGデザイナーは自分の考えを形にしていくというやりがいがある一方、求められるスキルが多かったり、日々学び続ける姿勢が求められるなど、大変な一面があることもしっかり覚えておきましょう。

当てはまるかチェック! CGデザイナーに向いている人の5つの特徴

CGデザイナーに向いている人の特徴5つ

CGデザイナーとして働くことには多くのメリットがありますが、専門性が高い仕事であるため、向き・不向きがはっきりしているのも事実だからです。もし漠然とした憧れだけでCGデザイナーへの就職を決めてしまった場合、入社後にミスマッチを感じ辛い思いをするでしょう。

ここでは、CGデザイナーに向いている人の特徴を5つ紹介します。改めて自分がCGデザイナーに向いているのかを考え、就活の企業選びの参考にしてくださいね。

①絵作りの表現力がある

CGデザイナーの主な仕事は、コンピュータのグラフィックソフトを使ってイラストや映像を作ることです。仕事の特性上、絵作りの表現力があることは必須条件といえるでしょう。

物体を魅力的に表現するにはどうすれば良いか、どんなデザインなら人の目を惹くことができるかなどを考えることが好きな人は向いています。実際に、CGデザイナーの大学や専門学校でデザインを学んだ人が多く活躍しています。

ただし、優れた美術センスや色彩感覚を持っていなければCGデザイナーを目指せないというわけではありません。特に新卒採用は、現時点の能力よりもポテンシャルを重視される傾向があるため、デザインへの興味や感性をアピールすることで好印象になりますよ。

②パソコンでの作業になれている

CGデザイナーは、ソフトを使ってデザインを作り上げる仕事であるため、業務の多くをパソコンでの作業が占めます。求められる作品を作り上げるまで、長時間パソコンに向かって試行錯誤を続けなければなりません。そのため、パソコンでの作業やデスクワークに慣れている人はCGデザイナーに向いているでしょう。

自分がパソコンでの作業に向いているかどうかわからない人は、一度試してみることがおすすめです。デザイン関連でなくてもかまわないので、データ入力や文章作成といったパソコンでの作業を、丸一日おこなってみてください。

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キャリアアドバイザー

ただ、もしそれで強いストレスを感じたとしても、慣れていくうちにそこまで負担に感じなくなることもあるので、CGデザイナーへの道をあきらめる必要はありませんよ。

③根気強く学び続けられる意欲がある

CGデザインの世界ではさまざまなツールがあり、それを使いこなすためには相当な努力をしなければなりません。また、CG技術は日々進歩しており、世の中のニーズも変化し続けているため、一度学んで終わりではなく、常に勉強し続ける必要があります。

新しい知識をどんどん吸収しなければならないため、根気強く学び続ける意欲と忍耐力がある人はCGデザイナーに向いているでしょう

ただ、根気強く学び続けられる意欲がないからといって不安になる必要はありませんよ。CGデザイナーに関する書籍を読んだり、関連資格に挑戦するなど、今のうちからできることに取り組んで、CGデザインに対する興味を育むような行動を起こしていけば、中長期的には高い意欲を持てるようになるかもしれません。

④コミュニケーション能力がある

CGデザイナーは、ディレクターなどと連携してチームで1つの作品を作り上げることが多いため、コミュニケーション能力も求められます。報告・連絡・相談がしっかりとできるか、相手の意図を汲み取る力があるかも、CGデザイナーとしては大切な要素です

また、CGデザイナーは顧客の依頼を受けてデザインを作るケースも少なくありません。その場合には、顧客の要望を聞き出すためのヒアリング力や、社会人としてふさわしいビジネスマナーも求められます。パソコンでの作業が多いとはいえ、1人で好きなように進められる仕事ではないことを理解しておきましょう。

コミュニケーション能力のアピール方法を知りたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。

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⑤発想力がある

CGデザイナーは、架空の世界を描いたり、イメージを可視化したりする機会が多いです。たとえば、ゲームの中では、魔法を使ったり変身したりするシーンがありますよね。その際必要になるのが発想力です。現実には存在しないものをいかに表現するかどうかは、発想力にかかっているといえます。

そのため、日頃から新しいアイディアを考えたり、妄想したりすることが好きで、豊かな発想力を持っている人はCGデザイナーとして高い適性があると言えるでしょう

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就職先はどこ? CGデザイナーが活躍する業界を紹介

CGデザイナーはその専門性の高さから、映画・アニメ業界や広告業界など、クリエイティブな力が求められる現場では高い需要があります。どういった現場でCGデザイナーが活躍しているのかを知れば、将来の自分の姿を具体的にイメージすることができ、就活における行動指針を立てられるようになりますよ。

ここからは先に挙げた2業界を中心に、具体的な企業例も合わせて特徴を解説します。志望先を考えるための選択肢として、ぜひチェックしておきましょう。

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映画・アニメ業界

映画・アニメ業界も、CGデザイナーの就職先として人気があります。映画では昔からCG技術が使われてきましたが、最近ではすべてCGでできた作品も多数生まれています。アニメ業界においては、手描きだけではできないリアルな表現を実現するため、3DCGが多く使われるようになりました。

製作規模が大きい作品を扱うことも多いため、業務が細分化されており1つの役割に特化したスペシャリストが重宝される傾向にあります

なお、アニメ業界で活躍するCGデザイナーは、「CGアニメーター」と呼ばれることもあります。両者に明確な違いはありませんが、デッサン画からCGを作る初期工程を担うのがCGデザイナー、CGに動きを加えていくのがCGアニメーターと位置付けられることが多いです。

映画・アニメ業界の企業例

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この記事ではアニメ業界の職種や最近の動向、求められるスキルなどをキャリアアドバイザーが徹底解説します。 また、専門スキルがない人の就職や志望動機の書き方、例文まで紹介します。表面的な知識では良くない印象を持たれてしまうので、この記事を読んで理解を深めた上で志望動機を書いてみてくださいね。

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広告業界

昨今ではCMやWeb広告、ポスターなどでもCG技術が使われるようになり、CGデザイナーが多く活躍しています。主な仕事内容は、CMやWeb広告、ポスター作製などです。単にデザインを作る能力だけでなく、製品を魅力的に見せたり人々を驚かせたりと、購買意欲を促すための発想力も求められます

なお、広告業界の企業は、「広告代理店」と「制作会社」の2種類に大別され、以下のような違いがあります。

広告業界の企業の種別
  1. 広告代理店:広告媒体の獲得から企画、制作、市場調査など広告にかかわる幅広い業務をおこなう。
  2. 制作会社:広告代理店や広告主から依頼を受け、広告の企画や制作をおこなう。
広告代理店の企業例
制作会社の企業例

広告業界の仕事内容をもっと詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてくださいね。

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広告業界に入りたい学生がまずやるべきなのは、広告業界の仕組みを知ることです。今回は広告業界の仕組みや職種、動向について解説していきます。また広告業界に向いている人の特徴や、Google広告認定資格試験やウェブ解析士など選考で有利になる資格について、キャリアアドバイザーが紹介していきます。

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吉川 智也

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CGデザイナーが活躍できるフィールドは多い

上記で紹介した業界以外にも、CGデザイナーが活躍している業界は多くあります。

たとえばテレビ局の制作では番組を作る際にCGで作られた画像やキャラクターが使われることもあります。また建設現場では建物の設計図を作成する際にCGを駆使して立体的にイメージできるように活用することも多いです。そのほかにも医療現場や機械加工の現場などCGデザイナーの能力を必要とする現場は数多く存在しています。

このようにCGデザイナーが活躍できるフィールドは多いため、自分がCGデザイナーとしてどのように仕事をしていきたいのかを考えることが重要です。

新卒未経験でもCGデザイナーになれる! 入社前にスキルを身に付ける方法

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ここまでの内容を読んでCGデザイナーへの関心が高まったのですが、本当に未経験でもなれるのでしょうか。

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未経験でも就職は可能ですよ。ただ、CGデザイナーとして就職することに不安がある場合は、入社前に専門スキルに触れておくことがおすすめです。

CGデザイナーは、弁護士や医師のように資格がなければできない仕事ではありません。未経験からでも、センスや適性があればCGデザイナーになれるチャンスは十分あります。

ただ、選択肢を広げるには入社前にスキルを磨いておくのがおすすめです。具体的には、専門学校に通ったり、制作現場で経験を積んだりすると良いでしょう。ここでは、その際に選択肢として考えられる、2つの方法について詳しく解説していきます。

入社前にスキルを身に付ける方法
  • 専門学校に通う
  • アルバイトとして制作現場で経験を積む

専門学校に通う

未経験の人がCGデザイナーのスキルを身に付ける方法のうち、最も堅実といえるのが専門学校に通うことです。前述したように、CGデザイナーは、専用の制作ツールを使いこなすための知識が必要です。専門学校であれば、CGデザインのプロが基礎からしっかりと教えてくれるため、効率よく勉強できるでしょう

専門学校にもさまざまありますが、なかには仕事や学業と両立したい人のために、夜間や土日に開講しているところもあります。また、企業とのつながりを持っていたり、卒業生から声がかかったりと、就職のチャンスが広がるのも専門学校のメリットのひとつです。

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同じ目標を持つ仲間と出会えれば、情報交換もしやすいですよ

アルバイトとして制作現場で経験を積む

2つ目の方法は、アルバイトとして制作現場で経験を積むことです。未経験として入社し、先輩や上司の指導のもと、アシスタントをしながらCGデザインの流れを学んでいきます。

専門学校とは違い、お金を稼ぎながらスキルを身に付けられるのが大きなメリットです。インターンとして学生を受け入れている企業もあるため、興味のある人は探してみましょう。

ただし、未経験といっても、ある程度パソコンの操作に慣れていることが前提となっている場合が多いです。Adobe社が提供している「Illustrator(イラストレーター)」や「Photoshop(フォトショップ)」といったツールの操作経験を問われることも少なくありません。

いずれにせよ、並行して独学での勉強は必要だと理解しておきましょう。

堀内 康太郎

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独学で目指すことも可能だが注意すべき点もある

CGデザイナーを目指す場合、やはり専門学校や大学などで学ぶことがある種の最短ルートといえるかもしれません。もちろん独学で学ぶことも可能ですが、CGデザイナーは専門性の高い職種であるため、1人ではわからないことがあったり途中でつまづいてしまう場合もあるでしょう。

またCGデザイナーが使用するツールは高額なものもあります。専門学校では学校で準備しているものを使用できたり、学生版として安価なものを購入することも可能であるため、そういった面でもメリットがあります。

一方独学でCGデザイナーを目指すなら、自分のペースで進めることができるなどのメリットもあります。それぞれのメリット・デメリットを押さえたうえで、CGデザイナーを目指す方法を検討してみてくださいね。

CGデザイナーを目指す人におすすめの資格5つ

GCデザイナーの仕事に就くために、特別な資格や学歴は必要ありません。しかし、専門的な技術や知識が求められる仕事であるため、大学などで美術系や工学デザインを学んだ人が有利になりやすいのも事実です。

そのため、完全未経験からCGデザイナーを目指すのであれば、関連資格を取っておくのがおすすめです。ここでは、CGデザイナーを目指す人におすすめの資格を紹介します。興味のある人はぜひ挑戦してみてくださいね。

CGデザイナーを目指す人におすすめの資格
  1. CGクリエイター検定
  2. 画像処理エンジニア検定
  3. 色彩検定
  4. Photoshopクリエイター能力認定試験
  5. Illustratorクリエイター能力認定試験

①CGクリエイター検定

CGクリエイター検定は、CG-ARTS(公益財団法人 画像情報教育振興協会)が主催するCGデザイナー向け資格です。出題範囲は、デザインや2次元CGの基礎から3次元CG制作ワークフローまで多岐に渡っており、取得すると一定の映像表現技術やCG理論の知識があることを証明できます

試験はベーシックとエキスパートの2種類があり、合格率はベーシックが60~70%、エキスパートが20~30%程度です。どちらも受検資格は特にありませんが、初心者はベーシックから挑戦するのが良いでしょう。勉強方法としては公式テキストと問題集をやりこむことが基本で、独学でも合格を目指せます。

②画像処理エンジニア検定

画像処理エンジニア検定は、CG-ARTS(公益財団法人 画像情報教育振興協会)が主催する、画像処理分野の開発・設計にかかわる検定資格です。単に画像の加工方法を学ぶのではなく、画像データを処理し、アプリケーションを開発するのに必要な知識を身に付けることを目的としています

試験はベーシックとエキスパートに分かれており、どちらも受検資格はありません。合格率はベーシックが60~70%、エキスパートが20~40%程度となっており、難易度としてはCGクリエイター検定と同程度とされています。基礎から実務に役立つ応用まで、画像処理を幅広く学びたい人におすすめの資格です。

③色彩検定

色彩検定は、色彩検定協会が主催する、文部科学省後援の公的資格です。配色ルールやトーンといった色彩の基礎から、デザイン、ビジネスでの活用まで幅広い内容が出題されます。CGデザイン技術に直接関係のある資格ではありませんが、理論立てて色を選ぶ力を身に付けることで、デザイナーとしてのセンスを磨く第一歩になるでしょう

試験は3~1級、そして2018年に新設されたUC(色のユニバーサルデザイン)級があります。いずれも受験資格はなく、だれでも挑戦できます。3級は「初めて色を学ぶ人向け」、2級は「実務に応用したい人向け」、1級は「プロフェッショナル向け」とされており、CGデザイナーを志望するのであれば2級以上を目指すのがおすすめです。

④Photoshopクリエイター能力認定試験

Photoshopクリエイター能力認定試験は、サーティファイが主催する、画像編集ツール「Photoshop(フォトショップ)」の操作スキルを証明する民間資格です。Photoshopはデザイン業界で非常に広く使われており、理解必須のツールといっても過言ではありません。CGデザイナーの仕事でも当然必要になるため、学んでおいて損はないでしょう。

試験はスタンダードとエキスパートの2種類があり、問題の指示に従い0から1つのグラフィックコンテンツを作り上げる実践的な内容となっています。エキスパートでは、実技試験に加えて筆記試験もおこなわれます。公式サイトからサンプル問題をダウンロードできるため、興味のある人はチェックしてみてくださいね。

⑤Illustratorクリエイター能力認定試験

「Illustrator(イラストレーター)」は、Adobe社が提供するグラフィック制作ツールです。ロゴやイラスト、パッケージなどのデザインができるツールで、Photoshopとともにデザイン業界で広く使われています

Illustratorクリエイター能力認定試験は、そんなIllustratorの操作スキルを証明できる資格で、取得するとCGデザイナーを目指す際の大きな武器となります。

試験内容はPhotoshopクリエイター能力認定試験と同様で、スタンダードは実技試験、エキスパートは実技試験と筆記試験がおこなわれます。2022年の平均合格率は71.4%となっており、独学でも合格は可能ですが、パソコン操作に慣れていない人はスクールや通信教育の活用も検討してみましょう。

上村 京久

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CGデザイナーを目指すならまずはツールに触ってみよう

3DCGを作成するのに有名なソフトとしては、Blenderというソフトがあります。こちらはフルCG作品を制作するために必要なさまざまな機能が備わっており、プロも使用しています。さらに無料ツールとして提供されているので、これから勉強を始めたいという人にも手を出しやすいツールといえるでしょう。

ただ、機能が充実している分、操作に慣れるまでに時間がかかるのも事実です。ツールを使いこなすためにも勉強することが必須といえるため、自分にCGデザイナーという仕事が向いているかの判断することにも役立つといえるでしょう。

CGデザイナーを目指すなら、まずはツールを触ってみて、自分の適性を判断するのもおすすめですよ。

CGデザイナーとはどんな仕事か気になっている人からよくある質問に回答!

CGデザイナーの仕事に興味がありつつも、知らないことが多く就職への不安を感じている人も多いですよね。ここでは、そんな人に向けて、CGデザイナーに関するよくある質問にキャリアアドバイザーがお答えします。CGデザイナーのイメージを膨らませ、ぜひ就活の準備に役立ててください。

  • CGデザイナーとはどんな仕事ですか?

    CGデザイナーとは、コンピュータグラフィック(CG)技術を用いて、ゲームや映画、広告などのデザインを作る仕事です。映像やイラスト、図形など案件によってさまざま制作物を扱い、専用のソフトを用いて、現実では実現できない表現をまるで本物かのように作り上げます。CG技術には大きく分けて2DCG(2次元)と3DCG(3次元)の2種類があり、昨今では特に3DCGのスキルを持った人が重宝される傾向にあります。また、医療や建築、機械といったIT以外の業界でもCGデザイナーが活躍しています。

  • 未経験からCGデザイナーになるにはどうすれば良いですか?

    CGデザイナーになるために特別な学歴や資格は必須ではありません。大学や専門学校を卒業した後、CGデザイナーを募集している企業に就職するのが一般的です。そのため、未経験可としているCGデザイナーの求人に応募し、内定獲得を目指しましょう。なお、CGデザイナーの世界では、大学などで美術系や工学デザインを学んだ人も多く活躍しています。デザインの知識やセンスが問われることもあるため、関連性があまりない学部に所属している人は、資格の取得を目指して知識を深めておくのがおすすめです。

  • 絵が下手でもCGデザイナーになれますか?

    絵が下手な人でも、CGデザイナーとして働くことは可能です。というのも、CGデザイナーはデッサン力だけでなくCGソフトを使いこなす技術も重要だからです。たとえば、イラストを3Dに起こしたり、質感を与えて動きを表現したりする工程では、画力よりも知識が求められます。もちろん絵がうまいに越したことはありませんが、それだけでCGデザイナーの向き・不向きが決まるわけではないということです。実際に、絵に苦手意識があったとしてもCGデザイナーとして活躍している人はたくさんいますよ。

CGデザイナーは新卒でも目指せる! 就職前に専門的なスキルに触れておくことが重要

CGを使って映像やイラストを作るCGデザイナーは、高いスキルを求められる一方で、ゲーム業界や広告業界をはじめとする幅広い分野で活躍できるというメリットがあります。また、多くの人の目に留まるコンテンツを作れるため、やりがいや達成感を感じやすい仕事でもあります。

この記事を読んでCGデザイナーへの興味が高まった人は、就活の第一歩として、ぜひ資格に挑戦して専門スキルに触れておきましょう。

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