目次
- あいまいな知識だけで書いた志望動機は見抜かれてしまう
- グラフィックデザイナーとは?
- 出版物や印刷物(グラフィック)をデザインする仕事
- デザインするものはパンフレットからCMまで多岐にわたる
- 年収は所属する企業によって大幅に異なる
- 未経験者でもグラフィックデザイナーになれる?
- 特に資格などは必要なし
- 実績やポートフォリオが必要
- 専門学校などの学生と肩を並べる必要がある
- アシスタントから始めることもできる
- グラフィックデザイナーが活躍している場所
- 広告代理店
- デザイン事務所
- 企業の広報部
- フリーランス
- グラフィックデザイナーの主な仕事内容
- ①顧客との打ち合わせ
- ②打ち合わせの内容に沿ってデザインを作成
- ➂デザインの修正
- ④納品
- グラフィックデザイナーに必要なスキル・能力
- デザインスキル
- アプリの操作スキル
- プレゼンテーションスキル
- コミュニケーション能力
- 発想力
- トレンドへのアンテナの高さ
- グラフィックデザイナーにおすすめの資格
- Illustrator®クリエイター能力認定試験
- Photoshop®クリエイター能力試験
- DTPエキスパート
- Adobe認定エキスパート
- 色彩検定
- グラフィックデザイナーに向いている人の特徴
- 好奇心が旺盛な人
- アンテナを広く張れる人
- 他人と協力して仕事を進めることが得意な人
- 負けず嫌いな人
- グラフィックデザイナーに向いていない人の特徴
- 一人で黙々と仕事をしたい人
- 自分自身を表現したいと考えている人
- 他人の意見を取り入れられない人
- グラフィックデザイナーの志望動機の考え方
- グラフィックデザイナーになりたいと思ったきっかけを言語化する
- その企業を志望する理由を言語化する
- 入社後の自分をイメージしてやりたいことを明確にする
- これまでに作成した作品を整理してみる
- グラフィックデザイナーの志望動機の書き方
- ①志望動機を簡潔に伝える
- ②グラフィックデザイナーになりたい理由を述べる
- ➂その企業を志望した理由を述べる
- ④入社後に何をしたいかを述べる
- グラフィックデザイナーの志望動機を書く際のコツ
- 企業が求める人物像を事前に確認しておく
- 自分の強みや実績を盛り込む
- 企業の独自性を反映した志望動機にする
- 入社後にやりたいことは具体的に述べる
- グラフィックデザイナーの志望動機の例文
- 志望動機①企業理念に共感した
- 志望動機②絵やデザインが好き
- 志望動機➂自分自身のスキルを活かしたい
- 志望動機④取得した資格を活かしたい
- 志望動機⑤自分自身の強みを活かしたい
- グラフィックデザイナーの志望動機が書けない人におすすめの方法
- 興味のある企業のインターンシップに参加する
- 複数の企業の説明会に参加し比較する
- 自己分析ツールを使用する
- 就活エージェントを活用する
- グラフィックデザイナーの仕事を深く理解したうえで志望動機を書き進めていこう
あいまいな知識だけで書いた志望動機は見抜かれてしまう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から、
「グラフィックデザイナーとして働きたいのですが、どういった企業を受けたら良いのでしょうか?」
「グラフィックデザイナーを志望しているのですが、上手く志望動機が書けません」
など、グラフィックデザイナーに関する質問が寄せられることがあります。グラフィックデザイナーという職業に憧れを持っている人は多いかもしれません。しかし、仕事内容や必要なスキルなどを知らないまま、憧れだけで就活をしてしまうと、理想と現実との違いに違和感を覚え、早期に離職してしまうリスクが高まります。また、曖昧な知識だけで就活に挑んでしまうと、書類選考や面接が上手くいかず、挫折してしまう原因にもなります。
そこで今回は、グラフィックデザイナーについて解説します。仕事内容や必要なスキルなどはもちろん、就活で使える志望動機の考え方や書き方についても解説するので、少しでもグラフィックデザイナーに興味がある人は、一度目を通してみてください。
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グラフィックデザイナーとは?
キャリアアドバイザー
就活生
うっ……。正直なんとなくかっこいい、絵に関する仕事くらいの認識で……。
就活で、このような質問をされることはないかもしれませんが、企業は学生がグラフィックデザイナーという職業を理解していることを前提に、企業説明会や面接などをおこなっていることがほとんどです。
きちんとグラフィックデザイナーという職業を理解できてなければ、企業説明会の内容を理解できなかったり、面接で話がかみ合わなかったりするなど、思ったように就活を進められなくなってしまう危険性があります。
そこでまずは、グラフィックデザイナーとはどのような職業なのかということから、解説します。グラフィックデザイナーについて、自信をもって説明ができない人は、ぜひ一度読んでみてください。
出版物や印刷物(グラフィック)をデザインする仕事
グラフィックデザイナーを分解して訳してみると、グラフィックが「出版物・印刷物」という意味の言葉で、デザイナーは「視覚的な図案や設計をおこなう人」という意味になります。
つまり、グラフィックデザイナーとは「出版物や印刷物の視覚的な図案や設計をおこなう人」という意味になります。簡単に言い換えると、出版物や印刷物のデザインをする仕事をする人ということです。
デザインするものはパンフレットからCMまで多岐にわたる
グラフィックデザイナーは、出版物や印刷物をデザインする仕事をする人と説明しましたが、近頃はデザインの対象が幅広くなっています。
- 企業やお店のパンフレット
- イベントのポスター
- ゲームやアプリのネット広告
- CM(コマーシャル)
このように、グラフィックデザイナーと一括りに言っても、デザインをするものはさまざまなので、自分がどんなものをデザインしたいのかを考えておく必要があります。
年収は所属する企業によって大幅に異なる
グラフィックデザイナーの年収は、所属する企業によって大きく異なります。
大手企業に所属しているグラフィックデザイナーであれば年収は500万円ほどで、中小企業やデザイン事務所に所属している場合は、400万円前後の年収が相場だと言われています。
ただし、自分自身のスキルや実績によっては、所属する企業と関係なく、年収が上がるということもあるため、企業の規模だけで年収が決まるというわけではありません。
グラフィックデザイナーのような、デザイン系の仕事についてもっと幅広く調べたい人はこちらの記事の解説が役立ちますよ。
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未経験者でもグラフィックデザイナーになれる?
この記事を読んでいる人の中には、未経験からグラフィックデザイナーを目指したいと考えている人もいると思います。
そこでここからは、未経験からでもグラフィックデザイナーになれるのかどうかについて解説します。未経験からグラフィックデザイナーになるための具体的な方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
特に資格などは必要なし
医師になるためには医師免許、教師になるためには教員免許が必要です。しかし、グラフィックデザイナーになるための資格は特になく、誰でもグラフィックデザイナーを名乗ることは可能です。
また、後ほど詳しく紹介する、グラフィックデザイナーにおすすめの資格を取得して入れば、専門的な技術やスキルを持っていることの証明にはなりますが、グラフィックデザイナーとして働くための必須の資格というわけではありません。
実績やポートフォリオが必要
グラフィックデザイナーになるために資格などはいりませんが、実績やポートフォリオ、つまり、これまでに自分が作成した作品を面接などで提示する必要があります。
作品を見せることで、自分の技術やセンス、スキルなどをアピールできることはもちろん、グラフィックデザイナーになりたいという強い意志を伝えることができます。
そのため、未経験であっても、入社してから技術やセンスを磨こうとするのではなく、面接などでアピールするための作品を自主的に作る必要があるのです。
こちらの記事を読めば、ポートフォリオに盛り込むべき内容や自己紹介文の書き方がわかります。
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専門学校などの学生と肩を並べる必要がある
ここまでの解説だけを読むと、とにかく自分で作品を作って面接でアピールすればグラフィックデザイナーになれると思った人もいるかと思いますが、そんなに簡単なものではありません。
グラフィックデザイナーを目指すのであれば、専門学校などに通って技術やセンスを磨いた学生と肩を並べる必要があるため、中途半端な努力では内定を勝ち取ることはできません。
そのため、まずは少しずつでも構わないので作品を作ってみたり、グラフィックデザイナーで活かせる資格を取得したりするなど、少しでもアピールできる部分を増やしていきましょう。
アシスタントから始めることもできる
独学での学びに限界を感じる場合は、アシスタントから始めるというのも1つの方法です。
アシスタントとは、グラフィックデザイナーの補助的な役割をおこなう仕事で、グラフィックデザイナーの指示に従って、簡単な作業のサポートをおこなったり、雑務をおこなったりします。
アシスタントから始めるメリットは、グラフィックデザイナーの仕事を間近で見られることやアシスタント業務を通してスキルや技術を磨くことができることです。はじめからグラフィックデザイナーを目指すことに不安を感じている人は、一度検討してみてください。
グラフィックデザイナーが活躍している場所
「グラフィックデザイナーになりたい」と思っていても、グラフィックデザイナーが具体的にどのような場所で活躍しているのか知らない人も多いと思います。
そこでここからは、グラフィックデザイナーが活躍している場所について解説します。自分がグラフィックデザイナーとして働くのであれば、どういった環境が良いかということも考えながら読んでみてください。
広告代理店
広告代理店とは、顧客となる企業の要望に沿って、テレビCMやネット広告、雑誌広告など、さまざまな媒体の広告を制作する企業です。
広告代理店に所属するグラフィックデザイナーは、デザイン事務所や企業の広報部、フリーランスに比べると、規模が大きい案件に携われることが多く、年収も高い傾向があります。
その一方で、企業に所属する一社会人として、業務を任されるのでデザイン以外の業務をする必要がある場合もあります。
こちらの記事では、広告代理店を目指す人に役立つ情報がたくさん載っているので、ぜひ一度読んでみてください。
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デザイン事務所
デザイン事務所とは、その名前の通りデザインに関する仕事を請け負う事務所です。デザインをおこなう対象は事務所によって大きく異なりますが、広告やパンフレット、チラシ、商品パッケージなど幅広いもののデザインをおこなっています。
また、広告代理店とのつながりが強いデザイン事務所であれば、広告代理店からの依頼を受けて仕事をおこなうということも少なくありません。そのため、携われる案件は、事務所の規模やつながりのある顧客の規模によって大きく異なるのです。
企業の広報部
企業の広報部に所属するグラフィックデザイナーは、自分が所属する企業の広告やパンフレット、社内報などのデザインをおこないます。
広告代理店やデザイン事務所の仕事と比べると、携われる案件の種類は限られますが、自分がデザインした広告や商品パッケージによって、自社のイメージが良くも悪くもなるという側面があるので、非常に責任感のある業務に携わるれるという魅力があります。
フリーランス
フリーランスとは、企業に所属せずに働く方法で、フリーランスのグラフィックデザイナーの場合は、仕事の獲得から作品の納品まで1人で対応する必要があります。
そのため、高いスキルや実績が必要なのはもちろん、仕事の獲得につながる人脈、効率良く雑務をこなす力も非常に重要です。さらに、収入は、自分が獲得できた仕事の数に大きく左右されるので、広告代理店やデザイン事務所に所属するグラフィックデザイナーのように、毎月安定した収入があるということではありません。
その一方で、仕事の量や仕事の時間は、自分で決められるため、自由な働き方ができるという魅力もあります。
キャリアアドバイザーコメント鴨川 未奈プロフィールをみる
一般的にフリーランスは「大変だ」と思う時期が早く訪れ、軌道に乗れば自由に意思決定ができるようになります。駆け出しのフリーランスの場合には自分で仕事を見つけるという部分が最も大変になるでしょう。それでも、そこで信頼関係を築くことができれば企業で得られることとは異なるやりがいを見つけられるはずです。
一方、就活をした場合には最初は周囲がいろいろと手助けをしてくれるため自分の仕事のペースを掴んで安定的にスキルアップをすることが可能です。しかし、年次が上がり自分が「もっとこうしたい」と思えるほどのレベルに達してもなかなか自由に仕事ができない可能性もあります。最初は順調でも途中から「これでいいのだろうか」と悩むこともあるかもしれません。
最初にどちらの道を選んでもメリットとデメリットがあります。漠然とでもいいので中長期的なキャリアプランを描いてみて、自分の考えをまとめていきましょう。
グラフィックデザイナーの主な仕事内容
ここまでの解説で、グラフィックデザイナーの仕事は、パンフレットや広告やCMなどのデザインをおこなうという点を解説しました。しかし、それらの仕事は、一部の仕事であり、デザインだけがグラフィックデザイナーの仕事というわけではありません。
そこでここからは、グラフィックデザイナーの主な仕事内容について解説します。所属する会社や与えられた役割によって仕事内容は異なりますが、これから解説する内容はグラフィックデザイナーの基本的な仕事の流れとなるので、きちんと覚えておきましょう。
①顧客との打ち合わせ
まず大前提として、グラフィックデザイナーは自分の表現したいことをデザインするのではなく、顧客の要望に沿ってデザインをおこないます。
そのため、仕事を獲得できたら、まずは顧客との打ち合わせをおこないます。打ち合わせの中では、デザインのイメージを膨らませるために必要な、顧客の思いや考え、要望をしっかりと聞き取ります。また、納期や予算などについても確認し、お互いが納得して契約ができるように話を進めます。
この打ち合わせが、中途半端におこなわれてしまうと、認識のズレや勘違いが生じ、思わぬトラブルにつながってしまうことがあるため、非常に重要な業務といえます。
②打ち合わせの内容に沿ってデザインを作成
顧客との打ち合わせが終われば、次は打ち合わせで得た情報に沿って、デザインを作成していきます。
この業務では、デザインセンスやスキルなどが重要だと思う人が多いかもしれません。しかし、グラフィックデザイナーがおこなうデザインでは、顧客の思いや考え、要望をいかにデザインに落とし込むかということが、最重要ポイントとなります。
つまり、いくら芸術的なデザインの広告を作成できたとしても、顧客が求めている集客につながらない広告であれば、デザイナーとしての仕事を果たせていないということになるのです。
また、はじめからすべてのデザインをおこなうのではなく、簡単なイメージ画などを用意して、顧客に確認を取りながら、デザイン作成を進めていきます。
➂デザインの修正
作成したデザインは、顧客に一度見てもらい、要望に沿ったものになっているか確認してもらいます。
確認してもらう中で、修正点や追加の要望などが出てきた場合は、その指摘に沿って改善を重ねます。デザインの修正は、顧客が納得するまで続けられ、何度も繰り返し修正することで、デザインをブラッシュアップしていきます。
④納品
修正が完了し、顧客の納得が得られれば、デザインを納品します。
パンフレットやチラシなどの場合は、印刷まで請け負うことがあるので、印刷会社とのやり取りが必要になることもあります。WEB広告などであれば、データで納品することになるでしょう。
また、デザインするものの違い以外にも、納品方法は顧客によって異なることが多いため、顧客が指定した納品方法に合わせて、適切に納品する必要があります。
グラフィックデザイナーに必要なスキル・能力
さきほど、仕事内容の解説でも述べたように、グラフィックデザイナーは、デザインができれば良いというわけではありません。また、グラフィックデザイナーであっても、社会人としての基本的な能力やスキルは求められます。
そこでここからは、グラフィックデザイナーに必要なスキルと能力について解説します。自分にはスキルや能力がないと悩んでいる人は、これから解説する内容を参考にして、少しずつでも勉強をすることがおすすめです。
デザインスキル
ここまで解説してきたとおり、グラフィックデザイナーの主な仕事は、デザインをすることです。そのため、洗練された高いデザインスキルがなければ、顧客を満足させられるデザインをすることはできません。
また、フリーランスのグラフィックデザイナーであれば、自分のデザインセンスによって、仕事を獲得できるかどうかということも変わってきます。
そのため、自主的に多くのデザインを作成したり、有名なデザイナーの作品を見て美的感覚を高めたりするなど、日々自分のデザインセンスを高める努力が求められます。
アプリの操作スキル
頭の中で、デザインを思いついたとしても、きちんとデザインとしてアウトプットができなければ、グラフィックデザイナーとして仕事になりません。
そして、デザインをアウトプットするために用いられるのがアプリで、グラフィックデザイナーには、そのアプリの操作スキルが必須です。グラフィックデザイナーが使用する主なアプリは以下の通りです。
- Illustrator®
- Photoshop®
- Adobe
これらのアプリの操作スキルを身につけておくと、頭の中で考えたデザインをデザインとしてアウトプットしやすくなることはもちろん、デザインをおこなう作業スピードも向上し、効率的に仕事を進められるようになるでしょう。
プレゼンテーションスキル
さきほど解説した、グラフィックデザイナーの主な仕事内容では触れませんでしたが、グラフィックデザイナーは、コンペ形式で仕事が決まることがあります。
コンペ形式というのは、顧客企業が複数の広告代理店やデザイン事務所に作成物の概要や要望を伝え、完成したデザインから気に入ったものを選ぶというものです。
コンペでは、作品を提出するだけのものもあれば、プレゼンテーションをおこない、デザインに込めた思いや意図などを伝えなければならない場合があります。そのため、グラフィックデザイナーには、プレゼンテーションスキルが必要なのです。
就活で必要な自己PRプレゼンに関する内容は、以下の記事で詳しく解説されています。
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コミュニケーション能力
グラフィックデザイナーは、顧客と打ち合わせをおこなう必要があるため、コミュニケーション能力が必須です。
また、グラフィックデザイナーで求められるコミュニケーション能力は、話す力よりも聞く力で、コミュニケーションの中で顧客の思いやニーズを引き出す力が必要です。
そのため、エントリーシート(ES)や面接でコミュニケーション能力をアピールするのであれば、発言力よりも傾聴力を強く押しだしてアピールすることがおすすめです。
コミュニケーション能力を長所としてアピールしようと考えている人は、以下の記事を読んでみてください。コツや例文が紹介されています。
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発想力
グラフィックデザイナーには、発想力も必須です。いくらデザインセンスやスキルが高かったとしても、毎回同じようなデザインになってしまっていたり、ありきたりなデザインになってしまったりすると、顧客に飽きられてしまう可能性があるからです。
そのため、顧客のニーズに合わせて、さまざまな種類のデザインを提案できたり、これまでにないデザインを生み出せたりする発想力を持ち合わせていることが大切です。
発想力は、インプットの量に左右されるため、休日に美術館巡りをしたり、有名なグラフィックデザイナーの作品集を見たりするなどがおすすめです。
こちらの記事では、自己PRで発想力をアピールする方法について詳しく解説しています。ぜひあわせて活用しましょう。
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例文11選|発想力のアピールは課題解決で役立てたエピソードが必須
発想力は企業から見ても魅力的な強みなので、自己PRとしてはうってつけのテーマです。ただ、だからこそ多くの学生が自己PRに選んでいるため、印象づけるためには差別化の工夫が必須です。この記事ではキャリアアドバイザーのアドバイスを交えて、発想力をアピールするためのテクニックから、職種別の自己PR例文を11個用意。発想力を就活で押し出すなら必見の内容なので、ぜひチェックしてくださいね。
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トレンドへのアンテナの高さ
グラフィックデザイナーは、常に時代に合った新鮮なデザインを求められるため、トレンドへのアンテナの高さが必要です。
趣味や習慣として、常にトレンドのチェックをおこなってる人は、特別努力する必要はないかもしれませんが、そういった習慣がない人は、自分から情報を取りに行く努力が必要です。
また、トレンドにアンテナを張るだけではなく、得た情報を自分らしい形でデザインに落とし込む力も重要となります。
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
専門学校を出ているわけでもなく、差別化できそうなスキルがないと悩む学生が例年いますが、就活ではポテンシャルも重視されています。たとえどんなに現時点で高い能力があったとしても学習意欲が低い場合には入社後にあっという間に周囲と差がついてしまうでしょう。
残念ながら「スキル」は1日で身につくものではないので嘘をついたり無理矢理エピソードを作ったりしたら面接官にすぐにバレてしまいます。不安かもしれませんが、少しでも周囲との差を埋めるために現時点で取り組んでいることを誠実に話すことで、やる気やポテンシャルが高いことをアピールできるようにするのも1つの手です。
グラフィックデザイナーにおすすめの資格
- Illustrator®クリエイター能力認定試験
- Photoshop®クリエイター能力試験
- DTPエキスパート
- Adobe認定エキスパート
- 色彩検定
さきほど、資格がなくてもグラフィックデザイナーになれると解説しましたが、資格を持っていた方が自分の能力やスキルの高さを正確に伝えられるため、余裕があれば資格を取得することがおすすめです。
そこでここからは、グラフィックデザイナーにおすすめの資格について紹介します。これらの資格は、就活でも大きなアピールポイントとなるので、ぜひ資格の取得を検討してみてください。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
1つ目のおすすめの資格は、Illustrator®クリエイター能力認定試験です。この試験は、グラフィックデザインでよく使われる「Illustrator®」というアプリの活用能力を計るためのものです。
試験内容は、問題の指示に従って作品を作成するというもので、スタンダードとエキスパートの2種類のレベルで受験することができます。
また、試験勉強のためのテキストや問題集も発売されているため、試験に挑もうと考えている人は、ぜひ一度確認してみてください。
Photoshop®クリエイター能力試験
「Photoshop®」とは、写真の編集や加工、デザインの作成などがおこなえるアプリで、グラフィックデザイナーがよく使用するアプリの1つです。
Photoshop®クリエイター能力試験とは、この「Photoshop®」を使って作品を作る能力を計るためのもので、合格することができれば「Photoshop®」の操作スキルを証明することができます。
Illustrator®クリエイター能力認定試験と同様に、スタンダードとエキスパートの2種類のレベルから選択して受験できるので、自分の実力に合わせたレベルで受験してみましょう。
DTPエキスパート
DTPエキスパートとは、デザインや編集、印刷、加工などに関する知識を身につけ、業界で活躍できる人材を育成するための試験です。
試験内容は、学科試験と実技試験の2種類です。学科試験では、DTPや色、印刷技術などの知識を問う問題が出題され、実技試験では作品を制作します。合格率は50%前後なので、きちんと勉強してから挑むことが必須です。
試験が実施されるのは年2回とあまり多くはないので、受験を考えている人は日程を必ず確認しておきましょう。
Adobe認定エキスパート
Adobe認定エキスパートは、アドビ社が提供しているアプリケーションの知識や操作スキルを計る資格です。試験は、アプリケーションごとにおこなわれますが、対象となるアプリは以下の通りです。
- Adobe Photoshop
- Adobe Illustrator
- Adobe Premiere Pro
これらのアプリは、すべてグラフィックデザイナーの仕事で必要となるので、ぜひ取得を検討してみてください。
色彩検定
色彩検定とは、その名前の通り色に関する知識や技能が問われる資格です。色彩検定と聞くと、アパレル系のデザイナーに必要な資格というイメージがあるかもしれませんが、グラフィックデザイナーも色を扱う仕事なので、持っていて損のない資格です。
検定のレベルは、3級から1級までの3段階で、実務に活かしたいと考えているのであれば、1級か2級の取得がおすすめです。
試験内容は、筆記試験で、2級と3級はマークシート形式、1級ではマークシート形式と記述形式の2種類の試験を受ける必要があります。また、合格ラインは正答率70%前後となっています。
キャリアアドバイザーコメント辻 華菜子プロフィールをみる
企業は学生を総合的に判断します。そのため、就活時にこの資格を取っていたら絶対に合格できる、というものは残念ながら存在しません。しかし、「どのような気持ちでどのような勉強をしたのか」というプロセスを企業に話すことができれば、学生の人となりが伝わります。目的意識を持って取り組んでみましょう。
進め方としては、まずはこれらの資格のテキストなどに目を通して、自分が一番取り掛かりやすそうだと感じる資格の情報を入手してみてください。類似する多くの資格は、一度勉強をしたら別の資格でも似たような内容が出てくることもあります。そのため、自分がやりやすそうだと思う勉強から始めることで知識を蓄積していくと楽しんで勉強ができるでしょう。
グラフィックデザイナーに向いている人の特徴
グラフィックデザイナーを目指したいと考えていても、「自分はグラフィックデザイナーに向いているかわからない」と疑問や不安を持っている人は多いと思います。
そこでここからは、グラフィックデザイナーに向いている人の特徴について解説します。自分の性格や物事の考え方が当てはまるかどうか、ぜひ確認してみてください。
好奇心が旺盛な人
グラフィックデザイナーは、新鮮で新しいデザインを生み出すために、今まで知らなかったことや見たことないものなどさまざまな情報を集めて、インプットする必要があります。
また、顧客の要望により、最新のトレンドデザインを求められたり、時代に合ったデザインが求められることも少なくありません。
そのため、好奇心が旺盛な人であれば、その性格を活かして多くの情報を収集でき、デザインに反映させることができるでしょう。
アンテナを広く張れる人
グラフィックデザイナーは、多くの人の興味を惹きつけられるデザインをする必要があるため、さまざまな情報に精通し、それらをデザインに反映できる必要があります。
また、より顧客企業を理解したうえでデザインするために、顧客企業の事業内容やサービス内容などについても理解しておかなければなりません。
そのため、日常生活、仕事中にかかわらず、さまざまな情報を収集していたり、目や耳に入ったものについて調べたりしている人は、そのアンテナの広さを活かすことができるでしょう。
他人と協力して仕事を進めることが得意な人
グラフィックデザイナーの仕事といえば、1人で黙々とデザインをしていくものだと思っている人も多いかもしれません。
しかし、グラフィックデザイナーの仕事は1人でおこなうものではなく、チームでおこなうことが多く、案件の指揮を執るディレクターや広告のキャッチコピーを考えるコピーライターなど、さまざまな人と協力して仕事を進めていきます。
そのため、1人で作業するよりも、他の人と協力して仕事を進めていくことが得意な人やコミュニケーション能力に長けている人は、グラフィックデザイナーに向いているといえます。
負けず嫌いな人
グラフィックデザイナーの仕事は、デザインをしたら終わりではなく、そのデザインに対して社内や社外からさまざまな指摘を受けて、ブラッシュアップをし、より良いものに仕上げていくことが必要です。
1つの仕事の中でも、何度も何度も修正をしなければならなかったり、キツイ指摘を受けたりすることも少なくありません。
そのため、指摘を受けたとしても、「より良いものを作ってやる」「今度こそ見返してやる」などと思える負けず嫌いの性格であれば、グラフィックデザイナーとして生き残っていけるでしょう。
グラフィックデザイナーに向いていない人の特徴
どんな職業にも言えることですが、その職業に向いている人がいる一方で、向いていない特徴を持った人もいます。
ここからは、グラフィックデザイナーに向いていない人の特徴について紹介します。今回紹介する特徴に当てはまるからといって、グラフィックデザイナーになれないというわけではないので、一情報として参考にしてみてください。
一人で黙々と仕事をしたい人
グラフィックデザイナーの仕事は、顧客とのコミュニケーションや社内のチームメンバーとの連携など、さまざまな人とのかかわり合いの中で進んでいくものです。
そのため、自分一人で黙々と作業をしたいと考えている人や他者と協力して作業を進めることに抵抗を感じる人は、グラフィックデザイナーに向いていない可能性があります。
ただし、仕事を通してコミュニケーションスキルを高めたり、集団行動に慣れていくこともできるので、そういった努力が必要だということを、まずは知っておいてください。
自分自身を表現したいと考えている人
グラフィックデザイナーの仕事は、顧客の目的や要望に合ったデザインをおこなうことです。そのため、一方的に自分が良いと思うデザインを押し付けてしまっては、仕事になりません。
自分のセンスや好みを活かして、顧客のニーズを満たすデザインをすることは良いことですが、自分の色が強くなりすぎてしまったり、顧客のニーズを無視したデザインになってしまったりしてはいけないのです。
そのため、自分自身を表現したいと考えている人は、グラフィックデザイナーとは別の仕事の方が、向いている可能性が高いため、一度考え直す時間をとってみることがおすすめです。
他人の意見を取り入れられない人
グラフィックデザイナーは、自分が作成したデザインに対して、さまざまな人の意見が出され、特に顧客からの意見であれば、その意見に沿って修正や改善をする必要があります。
そのため、他人からの意見を取り入れられないとなると、顧客のニーズを満たすことはできないため、グラフィックデザイナーとして働くことは難しくなってしまいます。
また、他人からの意見を取り入れられないというのは、どのような職種であっても致命的な短所となってしまう可能性があるので、小さなことからでも他人の意見を聞き入れる練習をするようにしてみましょう。
グラフィックデザイナーの志望動機の考え方
- グラフィックデザイナーになりたいと思ったきっかけを言語化する
- その企業を志望する理由を言語化する
- 入社後の自分をイメージしてやりたいことを明確にする
- これまでに作成した作品を整理してみる
ここまで、グラフィックデザイナーに関する情報をたくさん紹介してきましたが、知識を身につけたからといって、良い志望動機を書けるというわけではありません。
そこでここからは、グラフィックデザイナーの志望動機の考え方を解説します。志望動機を書きたいけど何から手を付けていいかわからない人、自分の思いを言語化することが苦手ない人は、ぜひこれから紹介する方法を参考にして見てください。
グラフィックデザイナーになりたいと思ったきっかけを言語化する
まずは、グラフィックデザイナーになりたいと思ったきっかけから思い出してみましょう。
「素敵な作品に出会った」「ポスターを作って褒められた」など、どんなことでも構いません。また、小さい頃の経験でも、最近の出来事でも問題ありません。
きっかけとなる経験を思い出したら、次はその経験を具体的に言語化してみましょう。以下の内容を言語化してみると、志望動機が書きやすくなるのでおすすめです。
- いつ
- どこで
- 誰・何と出会い
- 何が起こったか
- どんな気持ちになったか
これらを細かく書き出すことができれば、その当時の情景が明確にイメージでき、その時の自分の思いや考えも思い出しやすくなります。また、パソコンで書き出しておくと、後から情報を整理しやすかったり、志望動機にするための編集がしやすかったりするのでおすすめです。
その企業を志望する理由を言語化する
自分の経験や思いを言語化できたら、志望している企業を志望理由を言語化していきましょう。以下の内容を言語化すると、志望理由が明確になるのでおすすめです。
- その企業を知ったきっかけ
- その企業が魅力的に見えた部分(事業内容、サービス内容、雇用条件、給与など)
- 他の企業と比べてどう感じたか
- マイナスに感じる部分はなかったか
- マイナスに感じる部分があればどこか
これらを言語化することで、自分がどのような部分に魅かれて、その企業を志望しているのかが明確になります。また、他社との比較をしておけば志望順位を明確にすることもできます。
マイナスな部分を言語化する理由は、受けるかどうか迷った時に検討する材料になったり、他の企業と比較する際に役立ったりするためです。また、その場で思いつくことは限られていると思うので、企業説明会や面接に参加した後などに思いつくことがあれば、随時情報を追加しておくと、自分の思考を整理しやすくなります。
入社後の自分をイメージしてやりたいことを明確にする
志望動機が明確になったら、就活を終え入社してから、グラフィックデザイナーとして働く自分をイメージしましょう。そして、グラフィックデザイナーとしてどのようなことをしたいか考えてみましょう。
「憧れのグラフィックデザイナーのようになる」「テレビCMのデザインを手掛ける」など、大きい夢や目標でも、「顧客のニーズに寄り添ったデザインをする」「常に顧客の指摘を越える修正を目指す」など、日々の業務での心掛けでも構いません。
はじめから1つに絞る必要はないので、まずは自分が思いつくことをすべて書き出し、書き出した後に1つひとつじっくりと考え、自分の将来の姿や夢、目標を明確にしてみてください。
これまでに作成した作品を整理してみる
最後は、これまでに作成した作品を整理してみましょう。作品を整理することで、自分のデザインの方向性や強み、グラフィックデザイナーへの思いなどが明確になりやすくなります。
また、これまでに制作した作品は、ESや履歴書と一緒に送付したり、面接の時に提示するため、どの作品を企業に見せるか、どのようにアピールするかということも考えておくことがおすすめです。
グラフィックデザイナーの志望動機の書き方
自分の思いや考え、経験を言語化することができたら、次は文章を相手に伝わりやすい形に整える必要があります。同じことについて書かれている文章でも、書かれている順番や具体性などによって、文章の印象は大きく異なるのです。
そこでここからは、グラフィックデザイナーの志望動機の書き方について解説します。志望動機の書き方がわからない人はもちろん、自分が書いた志望動機に自信を持てない人は、ぜひ実践してみてください。
①志望動機を簡潔に伝える
冒頭では、「私が貴社を志望する理由は、御社が手がけるデザインに感銘を受けたからです」というように、志望動機を簡潔に書きましょう。
冒頭で、一番伝えたいことや話の結論を書くことで、読み手に話のテーマが伝わり、話の内容を理解してもらいやすくなります。
また、冒頭から一気に伝えたいことをたくさん書いてしまうと、読み手の理解が追いつかなくなってしまう可能性があるので、簡潔にまとめることを意識しましょう。
②グラフィックデザイナーになりたい理由を述べる
志望動機を書いた後は、グラフックデザイナーになりたいと思った理由やエピソードを書いていきましょう。
特にこの部分では、志望動機の考え方で言語化した内容をふんだんに使って、できる限り具体的に書くことがおすすめです。具体的に書くと、エピソードや思いに説得力が生まれ、聞き手に思いの強さや熱意が伝わりやすくなります。
ただし、あまりにも具体的に書きすぎて、必要以上の内容を盛り込んでしまうと、読み手に飽きられてしまったり、文章力が乏しいと思われてしまう可能性があるので、具体性と読みやすさのバランスがとれているかを意識しながら書き進めていきましょう。
➂その企業を志望した理由を述べる
グラフィックデザイナーに対する思いが書けたら、その企業を志望した理由を書いていきます。
これも志望動機の書き方で、書き出したことを使ってできるだけ具体的に書きましょう。具体的に書くことで、企業分析の深さや志望度の高さをアピールできます。
また、企業説明会やインターンシップ(インターン)、OB・OG訪問などに参加した経験などがあれば、積極的に伝えましょう。その企業への思いの強さや熱意が伝わります。
④入社後に何をしたいかを述べる
最後は、就社後に何をしたいか、どのように働きたいかを書いて文章を締めます。入社後については、志望動機の考え方で書き出した内容を組み合わせたり、言い回しを変えてまとめていくことがおすすめです。
また、書き出したもののどれを選べば良いかわからないという人は、志望する企業の企業理念や経営方針、社風などにあった内容を選ぶと好印象につながります。
たとえば、積極性や主体性を求める企業であれば、「上司や先輩の指示を待つのではなく、自分から積極的に顧客に働きかける」というような内容にすると良いでしょう。
グラフィックデザイナーの志望動機を書く際のコツ
ここまで紹介してきた志望動機の考え方と書き方は、基本中の基本なので、できていなければ評価が下がってしまいますが、できているからといって評価が上がるというわけではありません。
そのため、他の学生の志望動機との差別化をおこなうためには、更なる工夫を凝らす必要があるのです。
そこでここからは、グラフィックデザイナーの志望動機を書く際のポイントを紹介します。これから紹介する4つのポイントが押さえられていれば、高評価につながる可能性が高まるので、ぜひ実践してみてください。
企業が求める人物像を事前に確認しておく
新卒採用において、企業が学生を選ぶ基準は、学歴や実績などの場合もありますが、自社の雰囲気に合っているか、自社が求めている人物像に近いかなどの基準であることが非常に多いです。
そのため、志望動機を書く前に、まずは企業がどのような人材を求めているのかということを把握しておく必要があります。企業が求める人物像は、企業の採用ホームページに載っていることが多いので調べてみてください。
企業が求める人物像を把握できたら、その人物像に近しい人物になるように、志望動機での言葉選びや言い回しを工夫してみてください。ESや履歴書で高い評価を得られる可能性が高まります。
ただし、あまりにも求める人物像に寄せすぎると、違和感を与えてしまう可能性があるので、企業が求める人物像に含まれる言葉をそのまま使うことはやめておきましょう。
自分の強みや実績を盛り込む
志望動機は、熱意や思いの強さ、志望度の高さなどをアピールする場だと思っている人も多いかもしれません。しかし、書き方によっては、志望動機で自分の強みや実績についてアピールすることができます。
たとえば、企業の志望動機を書く部分であれば「貴社はイベント関連の広告に多く携わっていることを企業説明会で伺い、これまで25以上のイベントのポスターを作成してきた私の経験を活かせるのではないかと考え、応募させていただきました」というような文章にすると、志望動機を伝えつつ自分の強みもアピールすることができます。
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受賞歴やポートフォリオがない場合でも、自分で作品をいくつか作ってみることは可能です。「〇〇業界向けの作品」など自分で勝手に顧客やテーマを想定してみて、作品を可視化させてみましょう。何度も繰り返しますが、企業は学生に対して、即戦力だけではなくポテンシャルも見ています。
そのため、なかなか取り掛かれていない学生はこれからどういう流れで勉強をしていき、今どの段階なのかも併せて説明できると良いでしょう。受賞歴がないからダメなんだ、ではなくて「受賞歴がないならば別の方法でアピールしていこう」といったポジティブな切り替えができるようにしてください。
またスキルが追いつかない場合には、完成された作品ではなくても、アイディアだけをまとめたラフなものでも構いません。自分なりにポートフォリオを作っておけば、何かの機会に「ちょっと見せてみてよ」と言われてそこから仕事に繋げられる機会もあるかもしれません。ポートフォリオに正解はありません。何度も試行錯誤をすることで見えてくるものもあるので、諦めずに積極的に取り組んでみましょう。
企業の独自性を反映した志望動機にする
志望動機に、その企業の独自性を反映すると、「この学生は、他の企業ではなくうちに入社したいんだな」と思ってもらうことができ、好印象につなげることができます。
反対に、他の企業でも当てはまるような特徴や強みを志望動機で挙げてしまうと、「他社でも良くないか?」「どの企業にも同じような志望動機を言っているんじゃないか?」と疑いの目を向けられてしまう可能性があるので、注意が必要です。
また、志望動機にその企業を志望する理由ではなく、グラフィックデザイナーを志望する理由を書いてしまう人がいますが、そういった内容では「グラフィックデザイナーになれればどの企業でもいいのではないか?」と思われてしまう可能性が高いので、誤って書かないようにしてください。
入社後にやりたいことは具体的に述べる
入社後にやりたいことと言われると、大きな夢や目標を掲げた方が、かっこいいというイメージを持っている人も多いかもしれません。
しかし、就活の志望動機では、抽象的な大きな目標よりも、具体的で明日からでも実践できそうなことを書いた方が、自分が働いているイメージを聞き手に持ってもらいやすくなるため、評価が高まりやすくなります。
そのため、入社後の目標ややりたいことを書く時は、行動の具体性と再現性を意識して書くように意識してみてください。
グラフィックデザイナーの志望動機の例文
志望動機の考え方や書き方がわかっても、いざ自分の志望動機を書くとなると、なかなか言葉が出てこなかったり、上手くまとまらなかったりすることがあると思います。
そこでここからは、グラフィックデザイナーの志望動機の例文を5種類紹介します。自分の思いや状況と近い例文を参考にして、志望動機の作成を進めてみてください。
志望動機①企業理念に共感した
志望動機で、企業理念に共感したことアピールするのであれば、なぜ企業理念に共感したのかという理由がわかるように書く必要があります。
理由というと「自分の考え方と合っていたから」「自分が目指す方向性と合っていたから」などが自分の思いや考えとの相性の良さに関する内容になることが多いと思います。
しかし、それだけの内容では説得力が乏しいため、自分の考えや方向性が定まったきっかけやエピソードを具体的に書くようにしましょう。
OK例文
私が貴社を志望した理由は、貴社の「顧客のビジネスをサポートする広告制作」という企業理念に共感したためです。
私は、大学の頃に、サークルの新入生募集用のポスターを作成したことで、グラフィックデザイナーを志すようになりました。
1年生の頃に作成したポスターは、自分の好みや趣味など自己満足のために作成したようなもので、新入生の応募数はかなり少なくなってしまいました。この反省を踏まえて、2年生では「どうしたら人の目に留まるポスターになるか」「どうすれば新入生に興味を持ってもらえるか」ということを考えて、ポスターを制作しました。その結果、新入生の応募は、昨年の3倍になり、デザインの影響力の大きさに衝撃を受けました。
私は、この経験から、ポスターや広告を作成する目的を考え、その目的にそったデザインを考えることの重要さを学びました。
貴社は、「顧客のビジネスをサポートする広告制作」を企業理念に掲げており、私も顧客の目的に沿ったデザインを提供することで、顧客のビジネスをサポートしたいと考えているため、志望いたしました。
貴社に入社することができた際は、顧客との打ち合わせや日々のコミュニケーションを丁寧におこない、より深く顧客の思いを引き出し、デザインに反映していきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
具体的な経験談が述べられていることで、企業理念に強く共感したことが伝わる志望動機となっているので、高評価が期待できます。
さらに、学生時代のエピソードから、失敗から学びを得られる力や思考力の深さも伺えるので、好印象につながるでしょう。
NG例文
私が貴社を志望した理由は、貴社の「顧客のビジネスをサポートする広告制作」という企業理念に共感したためです。
私は、大学の頃に、サークルの新入生募集用のポスターを作成したことで、グラフィックデザイナーを志すようになりました。ポスター作成の際は、「どうすれば集客ができるか」「どうすればターゲット層の目に留まるか」を考えています。
貴社は、「顧客のビジネスをサポートする広告制作」を企業理念に掲げており、私も顧客の目的に沿ったデザインを提供することで、顧客のビジネスをサポートしたいと考え、志望いたしました。
貴社に入社することができた際は、顧客との打ち合わせや日々のコミュニケーションを丁寧におこない、より深く顧客の思いを引き出し、デザインに反映していきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
グラフィックデザイナーを志すようになったきかっけについては書かれていますが、具体的なエピソードがないため、印象が薄くなってしまっています。
また、ポスター作成の際の心掛けについても、なぜそういった心掛けをするようになったのかがわからないので、説得力が欠けているように感じます。
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志望動機②絵やデザインが好き
グラフィックデザイナーであれば、絵やデザインが好きなことは当たり前なので、思いの強さを伝えるだけでは、志望動機として説得力がなく、未熟な印象を持たれてしまいます。
そのため、これからどんなデザインをしたいのか、好きな絵やデザインを通して何を実現したいのかということを具体的に書くようにしましょう。
将来をきちんと見すえられていることを伝えられれば、絵やデザインに対する気持ちだけではなく、目標や目的を持って動いていることを伝えられます。
OK例文
私が貴社を志望する理由は、貴社がゲームやアプリのウェブ広告を多く手掛けているからです。
私は、小さい頃から絵を描くことが好きで、毎日のように絵を描いているような子どもでした。小学生の頃に、遠足のパンフレットを作成し、先生や同級生から褒められたことで、グラフックデザイナーという仕事に興味を持ちました。
また、私はゲームが好きなので、ゲームの広告もよく見るのですが、実際にゲームをプレイした時のイメージと広告のイメージが合わない広告を見ると、違和感を覚えます。さらに、実際にプレイするとおもしろいゲームでも、広告で魅力が伝わらず、売り上げが伸びていないという状況を見ると、広告を改善し、ゲーム会社の売上に貢献したいと強く思います。
これらの思いから、私はゲームやアプリのウェブ広告を多く手掛けている貴社を志望しました。
貴社に入社することができた際は、これまでに自分が培ってきたデザインスキルやゲームの知識を活かして、顧客のニーズをより深く理解し、デザインをおこなっていきたいと考えています。また、自分がデザインをした広告で、より多くのゲームやアプリの魅力を伝え、顧客の売上向上に貢献したいと考えています。
キャリアアドバイザー
感情や思いが先行している志望動機ですが、入社後にやりたいことが具体的に書かれているため、読み手もこの学生が入社後に活躍する姿をイメージしやすいでしょう。
また、その企業を選んだ理由と、これまで抱いてきた思いがきちんと合致しているので、説得力のある志望動機となっています。
NG例文
私が貴社を志望する理由は、貴社がゲームやアプリのウェブ広告を多く手掛けているからです。
私は、小さい頃から絵を描くことが好きで、毎日のように絵を描いているような子どもでした。小学生の頃に、遠足のパンフレットを作成し、先生や同級生から褒められたことで、グラフックデザイナーという仕事に興味を持ちました。
また、私はゲームが好きなので、ゲームの広告もよく見るのですが、実際にゲームをプレイした時のイメージと広告のイメージが合わない広告を見ると、違和感を覚えます。さらに、実際にプレイするとおもしろいゲームでも、広告で魅力が伝わらず、売り上げが伸びていないという状況を見ると、悲しくなります。
これらの思いから、私はゲームやアプリのウェブ広告を多く手掛けている貴社を志望しました。
貴社に入社することができた際は、自分がデザインをした広告で、より多くのゲームやアプリの魅力を伝えたいと考えています。
キャリアアドバイザー
OK例文と比べ、入社後にやりたいことの具体性が乏しいため、感情面が強くなりすぎてしまい、未熟な印象を持たれてしまう可能性があります。
この志望動機において、入社後にやりたいことを具体的にするためには、「より多くのゲームやアプリの魅力を伝えるために、自分は何ができるか」を考えることがおすすめです。
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志望動機➂自分自身のスキルを活かしたい
志望動機で、自分のスキルを活かしたいということを伝えたい場合は、自分のスキルを具体的に書いておく必要があります。
たとえば、デザインスキルと一括りに言っても、どんな媒体でのデザインか、どんなテイストのデザインか、どんな実績があるのかなど、さまざまな観点からスキルを説明することができます。
スキルについて説明しなかったり、説明を一言で終えてしまったりすると、読み手はスキルを具体的にイメージすることができず、印象に残りづらくなるので、丁寧に説明しましょう。
OK例文
私が貴社を志望した理由は、貴社がパンフレットやポスターのデザインに特化した企業だからです。
私は、小学校の頃に、学級新聞やお楽しみ会のポスターなどの作成をしたことをきっかけに、グラフックデザインに興味を持つようになりました。
大学生の頃から、アルバイト代わりに、インターネット上で仕事を獲得できるクラウドソーシングサービスを活用して、企業や個人のパンフレットやポスターの作成をおこなってきました。これといった資格は持っていませんが、顧客の要望に寄り添う姿勢とシンプルでわかりやすいデザインが評判となり、これまで30以上もの顧客と取引をさせていただきました。
この経験を通して得た、パンフレットやポスター作成の技術を活かしたいと考え、パンフレットやポスターのデザインに特化した貴社に応募させていただきました。
貴社に入社することができた際は、これまで培ってきたスキルを活かして、顧客の要望に寄り添い、シンプルで魅力が伝わりやすいポスターやパンフレットのデザインを提案していきたいと考えています。また、今のスキルだけに満足せず、自分のデザインの幅を広げるためにも、日々学び続けたいと考えています。
キャリアアドバイザー
スキルを培った過程やそのスキルで積み上げた実績が明確に書かれているので、好印象につながるでしょう。
また、入社後にやりたいことからは、成長意欲や向上心が伺えるので、そういった人物を求める企業であれば、非常に高い評価が期待できます。
NG例文
私が貴社を志望した理由は、貴社がパンフレットやポスターのデザインに特化した企業だからです。
私は、小学校の頃に、学級新聞やお楽しみ会のポスターなどの作成をしたことをきっかけに、グラフックデザインに興味を持つようになりました。
大学生の頃から、アルバイト代わりにクラウドソーシングサービスを活用して、企業や個人のパンフレットやポスターの作成をおこなってきました。
この経験を通して得た、パンフレットやポスター作成の技術を活かしたいと考え、パンフレットやポスターのデザインに特化した貴社に応募させていただきました。
貴社に入社することができた際は、これまで培ってきたスキルを活かして、顧客の要望に寄り添い、ポスターやパンフレットを見た人が惹きつけられるデザインを提案していきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
スキルをアピールしたいという姿勢や思いを感じ取ることはできますが、スキルに関する具体的な情報が少ないため、印象が薄くなってしまっていることがもったいないポイントです。
スキルについてアピールする場合は、できる限り詳細な情報を伝えるように心掛けましょう。
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志望動機④取得した資格を活かしたい
志望動機で、取得した資格をアピールしたい場合は、さきほどと同様に、資格に関する説明を丁寧におこなう必要があります。
たとえば、どのようなスキル・知識が身につく資格なのか、合格率はどのくらいなのか、どのくらい勉強したのか、などを丁寧に説明しましょう。
そうすることで、読み手が資格についてまったく知らない人であっても、自分が持っているスキルや知識がしっかりと伝わるので、強い印象を残すことができるでしょう。
OK例文
私が貴社に応募した理由は、業界の中で最新技術を使って、広告のデザインをおこなっているためです。
私は、中学校の頃に動画編集をはじめたことをきっかけに、画像編集やデザインができるIllustratorやPhotoshopを使ってデザインをすることの楽しさを知りました。そして、グラフィックデザイナーになりたいと考えるようになりました。
大学生になってからは、Illustrator®クリエイター能力認定試験やPhotoshop®クリエイター能力試験という、IllustratorやPhotoshopの知識や操作技術を計るための試験を受験し、ともに難易度が高いエキスパートレベルに合格をしました。
しかし、現在使用しているアプリでは限界を感じており、より自分が思い描くデザインに近づけるためにも、今後はこれまでに扱ったことがないソフトやアプリのスキルを身につけたいと考えています。
これらの思いから、最新技術を使ってデザインをおこなう貴社に応募させていただきました。
私が貴社に入社することができた際には、今持っているスキルを活かしつつ、日々最新の技術を学び、顧客の要望を越えるデザインを提供していきたいと考えています。また、その技術を同僚や後輩、グラフックデザイナーに憧れる子どもたちなど、幅広い人たちに伝え、広告業界に貢献していきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
取得した資格についてきちんと説明がされているため、読み手への配慮が感じられる志望動機です。
また、前半は「自分のスキルを磨きたい」という思いが強い文章になっていますが、入社後にやりたいことの中で、顧客や業界への貢献について書かれているので、バランスが取れた良い志望動機といえるでしょう。
NG例文
私が貴社に応募した理由は、業界の中で最新技術を使って、広告のデザインをおこなっているためです。
私は、中学校の頃に動画編集をはじめたことをきっかけに、IllustratorやPhotoshopを使ってデザインをすることの楽しさを知りました。そして、グラフィックデザイナーになりたいと考えるようになりました。
大学生になってからは、Illustrator®クリエイター能力認定試験やPhotoshop®クリエイター能力試験を受験し、ともにエキスパートレベルに合格をしました。
しかし、現在使用しているアプリでは限界を感じており、より自分が思い描くデザインに近づけるためにも、今後はこれまでに扱ったことがないソフトやアプリのスキルを身につけたいと考えています。
これらの思いから、最新技術を使ってデザインをおこなう貴社に応募させていただきました。
私が貴社に入社することができた際には、日々最新の技術を学ぶことはもちろん、先輩のデザインなどから学びを得るなどして、スキル向上のための努力をし続けたいと思います。
キャリアアドバイザー
アプリや資格、資格のレベルなどの説明が一切ないので、知識がない人が読むと「何かわからないけどとりあえず資格を持っているようだ」というような曖昧な印象になってしまうでしょう。
また、入社後にやりたいことは、スキルの向上についてしか書かれていないため、「なぜスキルを向上させたいのか」「スキルを向上させて何をしたいのか」が不明確になっている部分がもったいないです。
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志望動機⑤自分自身の強みを活かしたい
志望動機で、自分の強みについてアピールしたい場合は、強みとグラフックデザイナーという仕事をしっかりと結びつけて述べることが大切です。
たとえば、負けず嫌いという強みをアピールしたいのであれば、「何度、ダメ出しを言われたり、修正を依頼されたりしても、諦めずに顧客の要望に答え、顧客の想像を超えるようなデザインを提案します」というような内容が良いでしょう。
OK例文
私が貴社を志望した理由は、顧客とのコミュニケーションを大切にする姿勢に魅力を感じたからです。
私は大学生の頃に、アルバイト先のチラシを作成したことをきっかけに、デザインの面白さを知り、グラフィックデザイナーを目指すようになりました。今は勉強を始めたばかりなので、専門的なスキルは乏しいですが、コミュニケーションスキルには自信があります。
大学時代に、家庭教師のアルバイトをしており、担当した子どもたちの多くは、勉強が苦手でした。アルバイトを始めた頃は、とにかく勉強をしてもらいたいと思い、勉強を促すような声掛けをしていました。
しかし、ある時「これではいけない」と思い、子どもたちの声に耳を傾けることにしました。はじめは、あまり話をしてくれませんでいたが、「勉強の嫌なところ教えてくれない?」「毎日3問だったら宿題頑張れる?」などと質問すると、勉強に対する不満や不安を打ち明けてくれるようになり、段々と子どもたちの思いに寄り添った指導ができるようになっていきました。
私はこの経験からコミュニケーションの大切さを学んだため、顧客とのコミュニケーションを重視する貴社で働きたいと思いました。
私が貴社に入社することができた際には、強みであるコミュニケーション能力を活かして、顧客との信頼関係を築いていきたいと考えています。また、専門スキルについては、毎日欠かさず勉強し、顧客に満足してもらえる作品を作れるようになりたいと考えています。
キャリアアドバイザー
志望動機で自分の強みをアピールするとなると、志望動機よりも強みのアピールが前面に出てしまうことが多いですが、この文章ではバランスがとれているので、志望動機として成立しています。
また、入社後にやりたいことで、強みの活かし方が具体的に書けているので、好印象につながるでしょう。
NG例文
私が貴社を志望した理由は、顧客とのコミュニケーションを大切にする姿勢に魅力を感じたからです。
私は大学生の頃に、アルバイト先のチラシを作成したことをきっかけに、デザインの面白さを知り、グラフィックデザイナーを目指すようになりました。
今は勉強を始めたばかりなので、専門的なスキルは乏しいかもしれませんが、コミュニケーションスキルには自信があります。大学時代に、家庭教師のアルバイトをしており、子どもたちの勉強嫌いを克服したという経験があります。
私はこの経験からコミュニケーションの大切さを学んだため、顧客とのコミュニケーションを重視する貴社で働きたいと思いました。
私が貴社に入社することができた際には、顧客の要望に沿ったデザインを提案し、顧客の集客や売上などに貢献したいと考えています。
キャリアアドバイザー
エピソードの内容が抽象的すぎるため、コミュニケーションの大切さをどのように学んだのかがわからなくなってしまっている点がもったいないです。
また、入社後にやりたいことが、コミュニケーション能力と関連していないので、強みとしてアピールが弱まってしまっています。
グラフィックデザイナーの志望動機が書けない人におすすめの方法
志望動機を書こうとしてもなかなか書けないという人は、自分がグラフィックデザイナーとして働いているイメージが明確に持てていなかったり、企業理解が浅くなってしまっていたりするなど、さまざまな原因が潜んでいる可能性があります。
ここからは、グラフィックデザイナーの志望動機が書けない人におすすめの方法を紹介します。焦って志望動機を書こうとするのではなく、これから紹介する方法を実践してみてください。
興味のある企業のインターンシップに参加する
グラフィックデザイナーに対する思いや熱意を確かめるためには、インターンへの参加がおすすめです。
インターンでは、実際の業務やそれに似た業務を体験できるため、グラフィックデザイナーの楽しい部分と辛い部分の両方を経験することができます。そのため、自分が本当にグラフィックデザイナーになりたいのかがわからなかったり、グラフィックデザイナーになることが不安な人は、一度インターンに参加してみましょう。
短期インターンでは、実際の業務を体験することはできないかもしれませんが、実際の業務に近いことを体験できます。長期インターンでは、実際の業務を体験できることが多いため、スケジュールにゆとりがある人は積極的に参加してみてください。
複数の企業の説明会に参加し比較する
どの企業が良いかがわからなかったり、どの企業も同じに見えてしまったりするのであれば、良い志望動機を書くことは難しいので、いったん志望動機の作成を止め、いくつかの企業説明会に参加しましょう。
企業説明会はただ参加するだけでなく、それぞれの企業の特徴や強み、弱み、雇用条件、職場環境などありとあらゆる情報を積極的に収集しましょう。ある程度情報が集まれば、複数の企業で比較をして、自分が魅かれる企業を探していきましょう。
さまざまな観点から比較することで、「なぜその企業を志望するのか」という理由が具体的で明確なものになるため、志望動機が書きやすくなります。
自己分析ツールを使用する
自分がグラフィックデザイナーに向いているのかがわからなかったり、他に向いている仕事があるのではないかと悩んでいたりする人は、自己分析ツールを使い、自分への理解を深めていきましょう。
自己分析ツールとは、質問の回答結果から、自分の性格や考え方、好み、適性などを判定するもので、自己分析の助けやヒントとなるものです。
就活関連サイトに載っているものやアプリとして提供されているものなど、種類はたくさんあるので、まずは気になったものから、活用してみてください。ただし、自己分析ツールの結果がすべてではないので、あくまでも補助ツールとして使うようにしましょう。
就活エージェントを活用する
企業説明会やインターンへの参加、自己分析ツールの活用など、さまざまな手段を使っても、志望動機を書ける気がしないという人は、就活エージェントを活用してみましょう。
就活エージェントでは、自己分析のサポートやESの添削、求人の紹介、面接対策、悩み相談など、さまざまな側面から就活のサポートをおこなってくれるため、志望動機作成のサポートをしてもらうことが可能です。
ほとんどの就活エージェントが、無料で登録できるものばかりなので、志望動機が書けない人はもちろんですが、就活に不安や疑問を感じている人は、一度登録しサポートを受けてみると良いでしょう。
グラフィックデザイナーの仕事を深く理解したうえで志望動機を書き進めていこう
グラフィックデザイナーは、華やかな仕事と思われがちですが、顧客との打ち合わせやデザインの修正など、コミュニケーション能力や忍耐力が必要な仕事です。また、スキルや資格の取得など地道な努力も必要となります。
単なる憧れだけで目指してしまうと、ESや面接で簡単に見抜かれてしまい、万が一入社することができたとしても、理想と現実とのギャップに苦しむ可能性が非常に高いです。
そのため、まずはグラフィックデザイナーという仕事に対する理解を深め、それでも本当にグラフィックデザイナーを目指したいと思えるのであれば、志望動機を書き進めていきましょう。
「グラフィックデザイナーとは、どのような職業ですか?」と聞かれた際に、きちんと説明ができますか。