サーバーエンジニアはITインフラの要! 新卒で目指すための4つの方法

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目次

  1. サーバーエンジニアは新卒からでも目指せる! 自分との相性を見てみよう
  2. 新卒未経験からサーバーエンジニアになれる3つの理由
  3. ①IT人材の不足が問題視されているから
  4. ②未経験からでも始めやすい業務内容だから
  5. ③新卒採用では将来の可能性が見られているから
  6. 一から理解しよう! サーバーエンジニアの基礎知識
  7. 情報の保管場所と呼ばれている「サーバー」を管理する仕事
  8. ITインフラの根幹を支える存在
  9. IT市場の進展によりサーバエンジニアの存在は残存する未来
  10. 働くイメージをつかむ! サーバーエンジニアのおもな仕事内容
  11. 設計:顧客の要望に合わせてサーバーを構想する
  12. 構築:設計されたサーバーを形にする
  13. 運用・保守:サーバーの安全性を保つ
  14. 違いも解説! サーバーエンジニアと似ている職種
  15. インフラエンジニア:情報技術の基盤を支えるエンジニア職の総称
  16. ネットワークエンジニア:通信環境を快適に保つ
  17. サーバーサイドエンジニア:サーバー上で使用されるプログラムを開発する
  18. 魅力満載! サーバーエンジニアとして働くことのやりがい
  19. ①顧客から感謝の言葉をもらえる
  20. ②アイデアが形になっていく過程がみられる
  21. ③チームで知識を共有し自己成長ができる
  22. あわせて確認! サーバーエンジニアとして働くうえで大変な点
  23. ①日々変化する情報技術の知識を学び続ける必要がある
  24. ②冷静かつ素早くサーバーを復旧することが求められる
  25. ③休日出勤や夜勤業務に対応する可能性がある
  26. 適性をチェック! サーバーエンジニアに向いている人の特徴6選
  27. ①機械を触ることが好きな人
  28. ②細部まで気を配れる人
  29. ③問題を解決することが好きな人
  30. ④コミュニケーション能力の高い人
  31. ⑤周囲のために力を貸せる人
  32. ⑥勉強熱心な人
  33. 未経験の人必見! サーバーエンジニアを目指す際のおすすめの資格
  34. CCNA
  35. AWS認定
  36. LPIC・LinuC
  37. GoogleCloud認定資格
  38. Azure認定資格
  39. 今からできる! 新卒でサーバーエンジニアに就くための4つの方法
  40. ①資格取得のスクールに通ってみる
  41. ②未経験OKの求人を探して応募してみる
  42. ③学校のキャリアセンターに相談して応募をしてみる
  43. ④IT系に強い就職エージェントに登録して選考を進める
  44. 入社後もイメージしよう! サーバーエンジニアのキャリアパス
  45. スペシャリスト:高度な知識と技術を兼ね備える人材
  46. マネジメント:幅広い知識でチームの課題解決を図る役割
  47. キャリアチェンジ:ITコンサルタントやほかのエンジニア職への転向
  48. サーバーエンジニアでよくある質問に回答!
  49. サーバーエンジニアは縁の下の力持ちな存在! 4つの方法で目指そう

サーバーエンジニアは新卒からでも目指せる! 自分との相性を見てみよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「サーバーエンジニアって何をする仕事ですか?」
「未経験で挑戦するにはどうすればいいですか?」

といった質問をよく受けます。サーバーエンジニアという職種を聞いたことはあっても具体的にどんな仕事をするのかわからない人や、新卒から目指すことができるのか不安な人もいますよね。新卒未経験からサーバーエンジニアを目指すことは可能ですが、その際は自分との相性をチェックすることが重要です。

この記事ではサーバーエンジニアの基礎知識やほかのエンジニア職との違い、やりがいと大変な点を解説します。サーバーエンジニアに向いている人の特徴や新卒からの目指し方も紹介しているので、サーバーエンジニアに興味がある人はぜひ参考にしてくださいね。

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新卒未経験からサーバーエンジニアになれる3つの理由

新卒からサーバーエンジニアを目指せる理由


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就活生

サーバーエンジニアに興味があるのですが、未経験から目指すことはできるのでしょうか……?

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キャリアアドバイザー

未経験でも挑戦することは可能ですよ。入社後のギャップを防ぐために、未経験でも可能な理由をきちんと理解しておきましょう。

サーバーエンジニアに興味はあるものの、経験がなく、新卒から目指せるのか不安を感じてる学生もいるでしょう。サーバーエンジニアは未経験から目指すことができる職種ですが、まずはその理由について確認しておきましょう。

①IT人材の不足が問題視されているから

サーバーエンジニアが未経験からでも目指せる理由として、サーバーエンジニアに限らず、IT人材が不足している点があげられます。企業としてもIT人材を確保したいと考えているからこそ、未経験者の採用には前向きであるということですね

昨今IT市場は拡大しておりIT人材の需要は高まっていても、人材の確保が追いついてません。経済産業省の「IT人材育成の状況等について」によると、2030年までのIT人材の不足数は約40~80万人になると予測されており、新たなIT人材の育成が必要とされている状況がわかりますね。

②未経験からでも始めやすい業務内容だから

実際に未経験でサーバーエンジニアとして採用されても、自分に何ができるのかと不安になりますよね。その不安は業務内容を知ることで解消できます。

運用保守は未経験者からでも挑戦しやすい業務で、設計されたサーバーを監視し、正常に作動しているかを確認する仕事です。この業務が未経験からでも始めやすい理由は、動作の手順や起こりうるトラブルの対処法がマニュアル化されているからです

もちろん、運用・保守の仕事はその後のサーバーエンジニアの仕事にも活きます。社内システムの設置状況の理解、設計の着想を得る、トラブル対処の方法を覚えるなど、知識を蓄えるうえで最適な業務であることを押さえておきましょう。

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キャリアアドバイザー

詳しいサーバーエンジニアの仕事内容についてはこのあと紹介しますよ。

③新卒採用では将来の可能性が見られているから

実はサーバーエンジニアにエントリーすることを諦めてしまう学生も多いです。入社前から豊富な知識が必要だと思っていたという勘違いが大きな原因としてあげられます。

もちろん知識が、選考において加点となる事実はあります。しかし、入社前から社員と並ぶような知識がなくても問題ありません。理由として、あくまで教育をするという前提で採用をしているからです

サーバーエンジニアに限った話ではありませんが、新卒ではポテンシャルが重視される傾向にあります。たとえば学生の性格や行動特性から「サーバーエンジニアとして活躍しそうだな」と将来性を見いだせれば採用に至るわけです。

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キャリアアドバイザー

サーバーエンジニアの採用は、現在の知識量よりも、将来活躍してくれそうかという点が見られていることを覚えておきましょう。

長尾 美慧

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企業選びの際は入社後のサポート体制にも着目しよう

上述の通り、サーバーエンジニアは未経験からでも目指せる仕事ですが、未経験から始めることに不安を覚える学生も多いでしょう。そのことについては企業側も承知しており、さまざまな点から入社後に不安にならないようにサポートしていますよ。

たとえば独自のカリキュラムを組んでいる企業や、エンジニアスクールと提携して、学習をしてもらうという手段を取っている企業もあります。そのほかにも自宅学習という形で、eラーニングなどを設けるなどして自習プログラムを用意している企業もあります。

また、社内において、メンター役となる育成担当やキャリア相談を完備している企業もあることから、わからないことや、悩んでいることがある場合にはいつでも相談できる体制を作っている企業も多くあります。このように入社後のサポート体制を整えている企業も多く存在するので、未経験から始める場合はそういった企業を重点的に探すことをおすすめします。

新卒未経験からIT企業に就職する方法を詳しく知りたい人は、こちらもチェックしてみてください。

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一から理解しよう! サーバーエンジニアの基礎知識

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就活生

サーバーエンジニアは新卒からでも目指すことができるのですね、安心しました!

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キャリアアドバイザー

未経験から始めることができるのは魅力的ですよね。では次にサーバーエンジニアを目指すうえで知っておくべき基礎知識についても覚えておきましょう。

サーバーエンジニアに興味はあるものの、サーバーエンジニアがどんな存在なのかいまいちわからない学生や仕事内容がイメージできない学生もいるでしょう。

ここからはサーバーエンジニアを目指すうえでまず押さえておきたい基本事項を紹介するので、サーバーエンジニアに興味がある学生はぜひ参考にしてくださいね。

情報の保管場所と呼ばれている「サーバー」を管理する仕事

サーバーエンジニアはその名前のとおり、「サーバー」に関する技術者です。サーバーとは数ある情報の保管場所であり、要求を受けて行動を提供する側のコンピューターだというイメージを持っておくと良いでしょう。

サーバーとは

たとえばさくらの絵文字を検索したいと思った時、「さくらの絵文字」と検索しますよね。その際サーバーが該当するものを返すことで、欲しい情報を手に入れることができます。

情報を保管しているコンピューターを管理するのが、サーバーエンジニアの仕事です。設計・構築・運用・保守という業務で、サーバーの快適性と安全性を守る役割を担っていますよ

ITインフラの根幹を支える存在

サーバーエンジニアはITインフラを支える役割を持ち、通信環境や情報出力の動作を安全かつ円滑におこなうためのサーバーを構築しています。今やスマートフォンやパソコンは欠かせないものとなっており、そういったものもサーバーがなければ欲しい情報を手に入れることができません。

基本用語
  • ITとは:コンピューターやインターネット上の情報処理技術のこと
  • インフラとは:生活を支える基盤
  • ITインフラとは:情報処理技術を支える基盤

またサーバーの品質によってサーバーが応答するスピードも変わってきます。そのためユーザーが快適に検索をするためにもサーバーエンジニアの存在は重要です。

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キャリアアドバイザー

私たちが不便なく生活できているのは、ITインフラを支えているサーバーエンジニアなどの存在があるからといえますね。

IT市場の進展によりサーバエンジニアの存在は残存する未来

昨今のIT化やAI技術の進展などにより多くの仕事がなくなると言われていますが、サーバーエンジニアの仕事がなくなる可能性は低いです。というのもどのようなIT化にもサーバーの存在は必須だからです。

IT技術の発展により私たちの生活は非常に便利になりましたが、どんなIT技術もサーバーなしでは成り立ちません。むしろIT化が進むについて、サーバーエンジニアの需要も増えると言えるでしょう。

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キャリアアドバイザー

もちろん時代や技術の変化にともない求められるスキルは変わっていきます。今後重宝されるサーバーエンジニアの特徴についても押さえておきましょう。

幅広い業務に対応できるサーバーエンジニアが重宝される

昨今サーバーからクラウドに移行している企業も多く、今後は幅広い業務に対応できるサーバーエンジニアが求められるでしょう。

クラウド化とは
  • 外部のインターネット通信を経由して、どこからでもサービスが利用可能な状態にすること

サーバーからクラウドへの移行するにともない、サーバーエンジニアはクラウドサーバーへの対応が求められます。さらに、サーバーエンジニア業務のなかでも、運用・監視業務が自動化が進んでいます。

そのため今後サーバーエンジニアにはクラウド環境で対応できるスキルや、上流工程と言われる設計のスキルが求められていくでしょう。これからの時代においては、幅広い業務に対応できるサーバーエンジニアが重宝されることを忘れてはなりません。

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働くイメージをつかむ! サーバーエンジニアのおもな仕事内容

サーバーエンジニアの業務
  • 設計:サーバーの構想
  • 構築:サーバーを形にする
  • 運用と保守:サーバーの安全性をたもつ
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就活生

サーバーエンジニアは人々の生活を支える縁の下の力持ちの存在なのですね! ますます興味がわいてきました!

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それはよかったです。では次にサーバーエンジニアの仕事内容を確認しましょう。

サーバーエンジニアは普段の生活ではあまり目にする機会が少ない仕事だからこそ、いまいちどのような仕事をしているのかがイメージしづらい学生もいるでしょう。ここからはサーバーエンジニアのおもな3つの仕事内容を紹介するので、実際に働くときのことをイメージしながら確認してみてくださいね。

設計:顧客の要望に合わせてサーバーを構想する

サーバーは顧客の用途にあわせて作るため、どのようなサーバーにするのかを顧客の要望を聞きながら設計する必要があります。設計はおもに基本設計、詳細設計、バックアップ体制の設計の3つに分けられます

設計のおもな3つの分類
  1. 基本設計:サーバーの処理可能な容量およびサーバー台数の決定
  2. 詳細設計:OSおよびミドルウェアのパラメータを選定
  3. バックアップ体制の設計:サーバー障害への対応
設計作業で頻出の語句
  • OS:アプリケーションを動かすためのプログラム
  • ミドルウェア:アプリケーションとOSで補えない動作の補佐役
  • パラメータ:設計されたプログラム同士の受け渡しをする存在

基本設計では、顧客の求める性能や品質にあわせてサーバーの設計をおこない、詳細設計ではサーバーを始動させるための仕組みを作り、各種仕組みの処理可能な容量や通信速度を設計していきます。

さらにバックアップ体制の設計では、サーバートラブルが起きたときにほかのサーバーで補うための仕組みを作ることも求められます。

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キャリアアドバイザー

このように設計は、全体像を設計してから細部を突き詰めていく業務であることがわかりますね。

構築:設計されたサーバーを形にする

設計の次は完成された設計図をもとに、サーバーを作り上げる構築の仕事に移ります。構築には、おもに2つの構築作業があります。

おもな2つの構築作業
  1. OS・ミドルウェアの構築:詳細設計のパラメータをパソコン上で設定
  2. ラッキングやケーブル配線などの設置:物理的な運搬や挿入作業

また、OSには複数の種類があり、それぞれに合わせた構築をする必要があります。

OSの種類
  • Windows系
  • UNIX(Linux)

OS・ミドルウェア構築では、OSの選択もサーバーエンジニアの業務です。使用するOSに合わせて、サーバーを動かすために必要なアプリケーションもインストールします。

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キャリアアドバイザー

構築作業には、コンピューター上の作業と物理的な作業の2種類があることがわかりますね。

運用・保守:サーバーの安全性を保つ

最後にサーバーの作動開始と監視をおこないます。運用・保守作業ではおもに3つの仕事があります。

おもな運用・保守業務
  • サーバーの設定変更:バージョンアップに対応したサーバー設定の見直し
  • バックアップ取得:障害発生時に備えたデータ保管
  • 障害復旧:サーバー障害時の対応

サーバーエンジニアは、危機管理をおこなうことでサーバーの品質を保っています。また障害が発生した際は、昼夜曜日問わずに解決をする必要がありますよ

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キャリアアドバイザー

運用・保守作業は、企業がの就業時間後である、夜勤時間帯におこなわれる場合があることも覚えておきましょう。

違いも解説! サーバーエンジニアと似ている職種

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就活生

サーバーエンジニアを検索すると、ほかのエンジニア職も出てきますよね。いまいち違いがわかりません。

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キャリアアドバイザー

良い質問ですね! 違いを理解することはサーバーエンジニアの理解度を高めることにもなりますよ。

サーバーエンジニアのほかにもさまざまなエンジニアの仕事があり、何が違うのかわからない学生もいるでしょう。ここからはサーバーエンジニアと混同されることが多い職種とそれぞれの仕事内容を紹介します。

それぞれの違いを知ることで、サーバーエンジニアの理解を深めるとともに、自分が目指すべき職種を明確にすることができるのでぜひ参考にしてくださいね。

インフラエンジニア:情報技術の基盤を支えるエンジニア職の総称

企業や組織において、サーバーやインターネットを扱うエンジニアの総称をインフラエンジニアと呼びます。つまりサーバーエンジニアはインフラエンジニアの1つであるといえますね。

インフラエンジニアの種類
  1. サーバーエンジニア
  2. ネットワークエンジニア
  3. データベースエンジニア
  4. クラウドエンジニア
  5. セキュリティエンジニア

サーバーやネットワークの設計・構築・運用・保守を担当するのがインフラエンジニアの役割です。企業の要望にあわせた機器の確保、さらには配線や設置の物理的業務からソフトウエアのインストールなどの各種設定までを担当します

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キャリアアドバイザー

インターネットを使用するうえでは、サーバーやネットワークといったITインフラが必要不可欠です。

インフラエンジニアについての知識を深めたい人は、下記を参考にしてみてください。

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ネットワークエンジニア:通信環境を快適に保つ

ネットワークエンジニアもサーバーエンジニアと同じくインフラエンジニアの一つで、サーバーや端末同士をつなぎネットワークを管理する役割を指します。ネットワークとは情報の伝達をおこなうための通信設備のことで、無線と有線の2つに分けられますよ。

無線と有線ネットワークの例
  • 無線ネットワーク:Wi-Fiなど
  • 有線ネットワーク:光回線など

ネットワークエンジニアは個人よりは企業に関するネットワークを扱うケースが多く、顧客に合わせたネットワークの設定や権限にする必要があります。たとえば学校でも、授業に関する情報サイトなど、学校関係者にしかアクセス権限がないサイトがありますよね。

企業も同様にアクセス制限の必要な場面があります。その際、ネットワークエンジニアがネットワーク権限の付与における設計を立てることもありますよ。

ネットワークエンジニアについても気になる人はこちらから確認してみてください。

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サーバーサイドエンジニア:サーバー上で使用されるプログラムを開発する

サーバーサイドエンジニアは、サーバーで運用されているシステムの開発をおこなう役割です。Webアプリケーションの開発を担当し、データ管理やエラーの修正、新たな内容の実装をおこないます

たとえば履修登録の際にエラーが発生して、正常に登録ができない場面を経験したことがある学生もいるでしょう。その際にサイト内のエラーを修復するのがサーバーサイドエンジニアです。

サーバーエンジニアとサーバーサイドエンジニアの違い
  • サーバーエンジニア:サーバ自体の設計・構築・運用監視をおこなう
  • サーバサイドエンジニア:構築されたサーバー上で開発やエラーの修正などをおこなう

サーバーサイドエンジニアは、サーバー上のシステムを管理しています。サーバー上のシステムとは、コンピューター本体や周辺機器、アプリケーションやOS、データなどすべての要素を指すことも覚えておきましょう。

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キャリアアドバイザー

名前は似ているものの、扱っているものの種類は明確に違うため、しっかりと理解しておきましょう。

塩田 健斗

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ほかのエンジニアに関する知識や情報も勉強しておこう

サーバーエンジニアの場合、バックエンドだけでなく、フロントエンジニアなど多岐にわたるエンジニアとの連携が企業によっては必要となる機会が多いです。そのため、自分の仕事の範囲の学習や知識だけでは、チーム開発や保守案件をおこなう際に、言語や理解度による、ズレが発生してしまう可能性があります。

複数のエンジニアと齟齬なくコミュニケーションを取り、連携するためには、自分の仕事の周りにある周辺知識もインプットしておくことも必要です。

もちろんすべてを理解しておく必要はありません。ただ、同じチームとして仕事をする人と、円滑に仕事を進行するためにもある程度の学習は必要となるでしょう。また、それによって、あなた自身も仕事をしやすく、周りからの評価も上がることにつながりますよ。

魅力満載! サーバーエンジニアとして働くことのやりがい

サーバーエンジニアのやりがい
  1. 顧客から感謝の言葉をもらえる
  2. アイデアが形になっていく過程がみられる
  3. チームで知識を共有し自己成長ができる
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就活生

ほかのエンジニアの仕事内容を知ったうえでやっぱりサーバーエンジニアを志望しようと思います!

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キャリアアドバイザー

わかりました! それでは次にサーバーエンジニアとして働く魅力について押さえていきましょう。

サーバーエンジニアは人々の生活を支えるやりがいのある仕事です。ただし、ほかにもサーバーエンジニアとして働く魅力ややりがいは多くあります。

サーバーエンジニアのやりがいを紹介するので、サーバーエンジニアに興味がある学生はぜひ参考にしてくださいね。

①顧客から感謝の言葉をもらえる

サーバーエンジニアのやりがいとしてまずあげられるのが、顧客から感謝の言葉をもらえる点です。サーバーは仕事をするうえでも欠かせないものなので、企業が求めるサーバーを構築したり、復旧させた場合に感謝の気持ちをもらえることが多いですよ。

またサーバーを扱うには専門知識が必要となるため、なおさら自分の介在価値を感じることができるでしょう

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キャリアアドバイザー

相手から感謝されると「やってよかった」とやりがいにつながりますね。

②アイデアが形になっていく過程がみられる

自分が設計したサーバーが実際に動いた瞬間には、大きな感動を覚えるのではないでしょうか。設計・構築・運用と、構想段階からリアルにサーバーが動く瞬間まで携わることができるのはサーバーエンジニアのやりがいです

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キャリアアドバイザー

サーバーエンジニアは設計だけでなく配線作業にもかかわるため、アイデアがどんどん形になっていくのを間近で体感できるのは大きな魅力ですね。

③チームで知識を共有し自己成長ができる

サーバーエンジニアはチームで作業をしていく仕事なので、周囲と協力して切磋琢磨できる点もやりがいの一つです

たとえば、派遣先の企業に一定期間3~4人のチームで常駐するようなケースもあります。何かトラブルがあった際には、チームで原因解明をして復旧作業を進める必要があるでしょう。

足りない知識を補いあうことでトラブルを早期に解消できるだけでなく、自分自身の成長にもつながります。また一人ではできないこともチームでなら成し遂げられる点もやりがいの一つですね。

自己PRでチームワークをアピールしたい人はこちらの記事もあわせて参考にしてくださいね。

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あわせて確認! サーバーエンジニアとして働くうえで大変な点

サーバーエンジニアとして働くうえで大変な点
  1. 日々変化する情報技術の知識を学び続ける必要がある
  2. 冷静かつ素早くサーバーを復旧することが求められる
  3. 休日出勤や夜勤業務に対応する可能性がある


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就活生

サーバーエンジニアにはたくさんも魅力があるのですね! ますます目指したい気持ちが強くなってきました!

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それはよかったです。ただし、サーバーエンジニアには大変な面もありますよ。

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就活生

そうなんですか。知らないと入社後苦労するところでした。

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大変なことも知ったうえで志望するか決めることが重要ですよ。

サーバーエンジニアは直接感謝の言葉をかけてもらえたりチームで協力し合えるなど魅力がある一方で、大変な面もあります。ここからはサーバーエンジニアとして働くうえで覚えておくべきことを紹介するので、あわせて確認しておきましょう。

①日々変化する情報技術の知識を学び続ける必要がある

サーバーエンジニアは、IT技術の変化にともなって起こる変化を常に把握しておかないといけません。

たとえばOSのアップデートが起きたとします。OSのアップデート前には起こらなかった障害が発生したときに、「アップデートについての知識がないので、その障害復旧のやり方はわかりません」とは言えないですよね。顧客のニーズに応えるためにも、IT業界のトレンドは常にキャッチしておく必要がありますよ

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キャリアアドバイザー

またサーバーエンジニアの仕事だけでなく、関連する職種についても知識も求められます。サーバーの先にはWebシステムがあり、インターネットがあります。サーバーだけで完結するのではなく多くの要素が絡み合った仕事であるからこそ、幅広い知識が求められますよ。

②冷静かつ素早くサーバーを復旧することが求められる

サーバーエンジニアのトラブル対応は、時間との勝負です。サーバーが停止してしまうとその間サービスなどが止まってしまい、本来発生するはずだった企業の利益が失われてしまうからです

たとえばA社のWebサイトで買い物をしようとしたときに、サーバーエラーが起きて買い物ができないとしますよ。同じものがB社でも買えるとすれば、ほかのサイトであるB社で買いますよね。こうするとA社は顧客を逃していることとなり、A社の利益は失われてしまいます。

そのため原因究明から解決策の試行までをできるだけ早く、最適解を導く必要があります。企業の損失を1つでも少なく押さえるためにも、冷静で素早い対応は必要不可欠です。

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キャリアアドバイザー

時間とのプレッシャーを感じる場面でも冷静沈着に対応をすることが求められますね。

③休日出勤や夜勤業務に対応する可能性がある

トラブルが発生したときは、曜日や日夜を問わず駆けつける必要があります。サーバーが止まってしまうとその間のサービスは止まってしまうため、安全性や品質を守っていくためにも24時間体制で対応することが求められます

そのため自分が休みの日に何かトラブルが起こった際には、出勤しなくてはならない場合があることを覚えておきましょう。またサーバーの点検業務をおこなえるのは、企業が稼働していない休日や夜の時間帯になる場合も多いことも押さえておいてくださいね。

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しかし、休日出勤や夜勤業務は、必要な業務があるときに起こりうるものです。不要に命令されるものではないという認識をしておきましょう。

適性をチェック! サーバーエンジニアに向いている人の特徴6選

サーバーエンジニアに向いている人の特徴6選
  1. 機械を触ることが好きな人
  2. 細部まで気を配れる人
  3. 問題を解決することが好きな人
  4. コミュニケーション能力の高い人
  5. 周囲のために力を貸せる人
  6. 勉強熱心な人
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就活生

サーバーエンジニアの仕事にももちろん大変な面はありますよね。それを踏まえたうえでサーバーエンジニアを目指したいと思っています!

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わかりました! では次にサーバーエンジニアに向いている人の特徴もチェックしておきましょう。

サーバーエンジニアとして活躍するにはサーバーエンジニアとしての適性があるかも重要です。ここからはサーバーエンジニアに向いている人の特徴を6つ紹介するので、自分に当てはまっているか確認してみてくださいね。

①機械を触ることが好きな人

サーバーエンジニアはパソコン本体やケーブル、ディスプレイなどの機械に直接触れる仕事です。またラッキングやケーブル配線などの設置をする物理的作業も担当します。だからこそ、機械に触れて作業をすることに抵抗のない人が求められますよ。

普段から機械をいじることが好きな人やスマホや周辺機器などのガジェットが好きな人はサーバーエンジニアの仕事も楽しんでおこなうことができるでしょう

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また重量のあるサーバー機器を移動させる場面もあるため、一定の体力も必要です。

②細部まで気を配れる人

小さな異変も見逃さないような責任感のある人も、サーバーエンジニアに向いています。特にサーバーが正しく稼働できているかを注視し続ける監視業務では、緻密な作業を集中しておこなう正確性が求められますよ。

また、高い集中力も必要になります。監視の作業は夜間におこなわれることに加え、何も起こらなければ手持ち無沙汰になってしまうこともあるでしょう。しかし、そこで気を抜いてしまい小さな異変に気づけないと、後々一大事になる可能性もあります

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サーバーエンジニアは妥協をせず、小さな変化も見逃さない人が向いているといえますね。

集中力をアピールする方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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③問題を解決することが好きな人

サーバーエンジニアの仕事はトラブルがつきものです。そのため、逆境をむしろ成長のチャンスだと捉えられる人も、サーバーエンジニアに向いているといえますよ

たとえば詳細設計が完了して構築作業に移行したとしても、そこで不具合が生じればまた詳細設計に戻ることになります。そこで問題を放棄せず解決策を導く必要があるため、問題を解決することに楽しさを感じられる人に向いているでしょう。

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ときには計画が初めからやり直す必要がある場面もあります。失敗や挫折があっても粘り強く取り組む姿勢が求められますね。

問題解決能力をアピールする方法や鍛え方についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。

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④コミュニケーション能力の高い人

サーバーエンジニアの業務では、どの業務でも人とのコミュニケーションが不可欠です。たとえば設計では顧客がどんなサーバーを求めているのかヒアリングする必要があります。顧客はITインフラに関する知識があまりない場合も多いため、知識がない相手にも理解してもらえるようにわかりやすく説明する力が求められるでしょう

またサーバーエンジニアはチームで働く仕事なので、社外だけでなく社内のチームと連携すること重要です。周囲の進捗に目を配り、協力して課題を解決していく協調性も求められますよ。

コミュニケーション能力をアピールする方法についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。

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⑤周囲のために力を貸せる人

誰かが困っているときに、手を差し伸べられる人もサーバーエンジニアに向いています。

サーバーエンジニアの仕事は、企業の経済活動を後押しするために動く仕事です。たとえばサーバーエラーが起こった際は日夜曜日問わず出勤が必要なケースがあるため、顧客のために尽力する姿勢が求められますよ。

またチームで働くサーバーエンジニアは、周囲の状況にあわせて自分から動くことも必要です。チームの人が困っていたり悩んでいる際には自分から積極的に声をかけ、チームとして成長していくことが重要ですよ。

積極性をアピールしたい人はこちらの記事も参考にしてくださいね。

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⑥勉強熱心な人

知識を探求しつづけられる、勉強熱心な人もサーバーエンジニアに向いているといえます。IT業界はトレンドの移り変わりが早く、それにともなって新たな技術が誕生していきます。そのため情報をいち早くキャッチして仕事に活かすことが不可欠と言えるでしょう。

また最近は、クラウド化の流れにともなって、クラウドに対応できるサーバーエンジニアが求められています。こういった技術や社会の変化に柔軟に対応し、主体的に学ぶことが必要であると覚えておきましょう。

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キャリアアドバイザー

常に新しい技術や知識を取り入れようとする向上心や好奇心もサーバーエンジニアを目指すうえでは重要ですよ。

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堀内 康太郎

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サーバーエンジニアに向いていない人の特徴も押さえておこう

サーバーエンジニアは人によっては向いていなかったり、やりがいを感じない人もいるかも知れません。たとえば継続して学習する努力が苦手な人や、人とのコミュニケーションが苦手な人には向いていない人はサーバーエンジニアには向いていないでしょう。

サーバーエンジニアに限らず、エンジニアは常に学習を続けなければいけない業種です。インプットとアウトプットを繰り返すことに抵抗のない人や、エラーなどの問題を解決するために努力を惜しまない性格の人は向いていますが、そういったことが苦手という人には向かない職種といえるでしょう。

また、エンジニアと聞くと黙々と一人で仕事をするイメージを持つ人もいますが、実際には顧客やチームの仲間とのやり取りが頻繁におこなわれるため、コミュニケーションが苦手な場合はミスマッチを感じてしまう可能性があります。入社後やりがいをもって仕事をするためにも、向いている人の特徴だけでなく、向いていない人の特徴も押さえておきましょう。

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サーバーエンジニアを目指す際のおすすめの資格
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就活生

サーバーエンジニアに向いている人の特徴に当てはまったので、早速目指してみます! ちなみにサーバーエンジニアを目指すうえでやっておいたほうが良いことってありますか?

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キャリアアドバイザー

良い質問ですね! サーバーエンジニアを目指すのであれば資格取得がおすすめですよ。

サーバーエンジニアは未経験からでも目指すことができる仕事ですが、資格の取得をしていると選考で熱意や本気度をアピールすることができます。サーバーエンジニアを目指す際におすすめの資格を5つ紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。

CCNA

CCNAはネットワーク機器の大手である、シスコシステムズ社が実施する世界共通基準の資格です。

CCNAの概要
  • 主催者:シスコシステムズ
  • 種類:1種類
  • 受験料:42,900円(税込)
  • 有効期限:3年

CCNAは、世界に通用する資格だからこそ、取得することで基本的なスキルがあることの証明になります。また、シスコシステムズ社の製品に関する知識・技術がを備えることができる点も利点といえますね。

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キャリアアドバイザー

サーバーエンジニアとして働くと、業界シェア率1位のシスコシステムズ社の製品と触れ合うことも多くあるため、自分自身の業務にも役立ちますよ。

AWS認定

AWS認定は、Amazon Web Servicesを利用したクラウドの専門知識に関する資格です。Amazon Web Serviceはクラウド市場のシェア率が世界・日本ともに圧倒的である点が特徴といえます

AWS認定の概要
  • 主催者:Amazon Web Services
  • 種類:3区分(初心者向け~上級者向けまである)
  • 受験料:11,000円(2024年4月1日以降は、15,000円)
  • 有効期限:3年

初心者向け~上級者向けまでありますが、初心者には基礎コースがおすすめです。基礎コースはクラウドプラクティショナー1種類のみで、クラウドのコンセプトやセキュリティ、コンプライアンスなどについて出題されますよ。

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キャリアアドバイザー

昨今のクラウド化の流れに対応できるサーバーエンジニアが求められているため、この資格を通じてクラウドの知識を付けられるのは大きな利点といえますね。

LPIC・LinuC

LPIC・LinuCは、Linux技術者としての技術力を認定する資格です。Linuxはパソコン操作のために必要なソフトウエアであるOSの一種で、LinuCはLPICの後を継いだ資格です。LPICが現在取り扱い停止となっているため、代わってLinuCが登場していますよ。

LPIC・LinuCの概要
  • 主催者:Linux
  • 種類:4区分(レベル1~4に分かれる)
  • 受験料:16,500円(税込)
  • 有効期限:5年

試験はレベル1~4の4区分に分かれており、初心者はレベル1から受験が必要となります。レベル1ではLinuxサーバーの基本操作やシステム管理ができるかが問われますよ。

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キャリアアドバイザー

Linuxは日本でのサーバーシェア率が高く、サーバーエンジニアとして働くうえではLinuxと触れる機会も多くあると予想されるため、基礎知識として持っていて損はありません。

GoogleCloud認定資格

GoogleCloud公式の資格で、GoogleCloudに関する知識やスキルを証明できます。GoogleCloudとはGoogleが提供するクラウドサービスのことであることを押さえておきましょう。GoogleCloudで扱う技術ごとに資格が提供されているのが特徴です。

GoogleCloud認定資格概要
  • 主催者:GoogleCloud
  • 種類:3区分(基礎~プロフェッショナルレベルに分かれる)
  • 受験料:99ドル(税別)
  • 有効期限:2年もしくは3年(Cloud Digital Leadeは3年)

GoogleCloud認定資格は基礎~プロフェッショナルの3つのレベルに分かれます。初心者向けの基礎レベルはクラウドデジタルリーダーのみで、クラウドやGoogleCloudサービスについての基礎知識が問われますよ

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キャリアアドバイザー

GoogleCloud認定資格は、クラウドに関する基礎から専門的スキルまで、幅広く網羅している資格です。GoogleCloudの知識を増やすだけでなく、クラウド全体への知識を見つけることが可能になりますよ。

Azure認定資格

マイクロソフト社のクラウドサービスである、Azureの認定資格です。Azureの知識やスキルを証明する資格であるといえます。

Azure認定資格概要
  • 主催者:マイクロソフト社
  • 種類:4区分(初級~上級、特定領域)
  • 受験料:初級は12,500円(税抜)、中級・上級・特定領域21,103円(税抜)
  • 有効期限:1年(初級は有効期限なし)

Azure認定資格も4区分に分かれており、初心者向けは初級になります。Azure認定資格は初級の中でも試験の内容ごとに3つの種類に分かれているため、自分が身に付けたいスキルにあわせて受験すると良いでしょう

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キャリアアドバイザー

取得することでAzureに関する知識を証明することができます。またAzureはマイクロソフト社のクラウドサービスでもあるため、世界的にその知識量を提示できるという特徴があります。IT業界のクラウド化においても、Azureの知識を蓄えておくことは必要不可欠です。

今からできる! 新卒でサーバーエンジニアに就くための4つの方法

新卒でサーバーエンジニアに就くための4つの方法

サーバーエンジニアを目指す気持ちが固まってきた人も多いのではないでしょうか。ここからは新卒でサーバーエンジニアに就くための4つの方法を紹介するので、サーバーエンジニアを目指す際の参考にしてくださいね。

①資格取得のスクールに通ってみる

先ほどお伝えした資格の取得をサポートしてくれる学校も多くあります。独学では不安という人はぜひ利用してみましょう

スクールの種類は多様で、オンラインスクール、個別指導、集団指導、現役エンジニアからの指導が受けられる学校などさまざまなタイプがありますよ。

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キャリアアドバイザー

また就職の支援をおこなっているスクールもあり、求人の紹介から面接対策までサポートをしてくれます。料金や期間など、自分の好みのスタイルにあわせて通学してみましょう。

②未経験OKの求人を探して応募してみる

求人サイトや情報誌で、未経験からでも始められる求人を見つけてエントリーするのも1つの方法です。「サーバーエンジニア 未経験OK」などと調べるといくつか求人が出てきますよ。

もちろん、手当たり次第にエントリーするのではなく、仕事内容や会社情報を良く見てからエントリーすることが重要です。とくに未経験からだと専門的なスキルが求められる仕事をすぐには任せてもらえないケースもあるため、どんな仕事をするのかはよく確認しましょう。

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キャリアアドバイザー

また求人の募集状況は1日単位で変わることもあります。気になる求人があった際は、なるべく早く情報を収集してエントリーしてみるのが得策だということを覚えておきましょう。

高橋 宙

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未経験OKの求人は事業内容や研修内容を入念にチェックしよう

未経験OKの求人は実は多くありますが、実際に入ってみると大きなギャップがあるケースがあり、早期退職してしまうケースがみられます。たとえばエンジニアの仕事をできると思ったら大半が事務的な業務だった場合や、自分で学ばないといけない場合などがあげられます。

そのため求人を見る際は、おもな事業内容や、研修制度の充実度をチェックするようにしましょう。また入社後の配属や、研修の内容や受け方などからも、その企業が本当に未経験でもOKで、エンジニアを育てる気持ちのある企業かを読み取ることができます。

たとえば最近では研修期間中は携帯販売代理店など、派遣業や代理店業を兼務している企業の求人が多く出ていることが傾向としてみられます。入ってみたものの、家電量販店や携帯ショップへ派遣され、入社前と違うという場合もあるので、入社後の研修内容や仕事内容を入念に確認するようにしましょう。

③学校のキャリアセンターに相談して応募をしてみる

学校のキャリアセンターは皆さんの最も近くにいる、就職サポーターなのではないでしょうか。就活に対する漠然とした不安から、面接対策まで幅広く支援をしてくれる場所なので、悩みがある学生はぜひ相談してみましょう。

もし、サーバーエンジニアとして就職した卒業生がいれば、OB・OGの先輩から話を聞くことも可能です。また、今までにサーバーエンジニアを目指していた先輩がいれば、どのように就活を進めていたか教えてもらうこともできるでしょう。

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キャリアアドバイザー

キャリアセンターでは毎年さまざまな職種を目指す多くの学生の相談に乗っています。サーバーエンジニアだけでなくほかのエンジニアを目指していた先輩の話も参考になるケースがあるので、一度相談してみると良いですね。

④IT系に強い就職エージェントに登録して選考を進める

就職エージェントのなかにも、IT業界の就職に強い会社があります。サーバーエンジニアには専門的な知識が必要とされるため、未経験から就職するうえで研修制度がきちんと整っているかが気になる学生も多いのではないでしょう。

エージェントであればネットなどに載っていない企業の情報なども持っているため、支援制度や研修制度についても調べてもらうことができますよ

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キャリアアドバイザー

エージェントは、自分で検索しただけでは出会えない求人を見つけ出してくれる存在です。就活は情報戦だからこそ、自分にメリットのある情報を集めたい人は、就職エージェントを利用してみましょう。

入社後もイメージしよう! サーバーエンジニアのキャリアパス

サーバーエンジニアのキャリアパス
  • スペシャリスト
  • マネジメント
  • キャリアチェンジ

サーバーエンジニアを目指す方法を知った後は、サーバーエンジニアのキャリアパスについても押さえておきましょう。サーバーエンジニアにはおもに3つのキャリアがあるため、入社後どのようなキャリアを歩みたいか考えながら確認してくださいね。

スペシャリスト:高度な知識と技術を兼ね備える人材

サーバーエンジニアのキャリアパスとしてまずあげられるのが、専門的な分野を極めるスペシャリストです。

スペシャリストとして活躍するには、サーバーの開発に多く携わり、OSやミドルウェア、パラメータに関してなど専門的な知識量を高めることが必要です。知識量を高めることで、複雑なシステムを開発するような高度な業務に携われるようになりますよ

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キャリアアドバイザー

新たなサーバーを開発するときに、真っ先に声がかかるような存在がスペシャリストといえます。サーバーを開発することに対して、自分の知識や技術を存分に発揮できることが魅力ですね。

マネジメント:幅広い知識でチームの課題解決を図る役割

幅広い知識を持ち、チームをまとめるマネジメント職を目指すこともできます。チームをまとめるためにはサーバーエンジニアとしての知識を持っているだけでなく、マネジメントスキルやリーダーシップなども求められます

またチームメンバーが成長するための方法を考えたり、予算やプロジェクトを管理していくのもマネジメント職の仕事です。より幅広い知識やスキルを持って組織を大きくしていきたい人には、マネジメントの仕事が向いていますよ。

リーダーシップをアピールする際は言い換えると効果的です。リーダーシップの言い換えたアピール方法についてはこちらの記事で紹介しています。

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キャリアチェンジ:ITコンサルタントやほかのエンジニア職への転向

サーバーエンジニアとして培った経験をもとに、ほかの仕事に挑戦することも可能です。

たとえば培った知識やスキルを活かしてITコンサルにチャレンジすることができます。ITコンサルとは、IT技術で会社の課題を解決する職業であり、アドバイザーとして企業の要望にあわせたITインフラやIT戦力を提言するのが役割です

またほかのエンジニア職へのキャリアチェンジも可能です。サーバーエンジニアはほかの職種と連携しながら仕事をおこなうため、サーバーエンジニア時代に培った知識や技術をほかのエンジニアでも活用できますよ。たとえば、ソフトウェア側に転向したり、設計や構築に特化したりと道はさまざまあるといえます。

職種の転向としてセキュリティエンジニアの道もあります。情報社会になればなるほど、データを適切に守ることが必要です。セキュリティエンジニアについて、詳しく知りたい人はこちらを参考にしてみてください。

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サーバーエンジニアでよくある質問に回答!

サーバーエンジニア就活を始めるまえに、ほかの職種との違いや新卒からでも挑戦できるのか疑問を持つ学生も多いです。ここからは、キャリアアドバイザーがそういったよくある質問に回答します。

  • サーバーエンジニアとネットワークエンジニアの違いは何ですか?

    サーバーエンジニアとネットワークエンジニアはどちらもITインフラの開発と整備の業務を担っているインフラエンジニアですが、扱っているシステムが異なります。まずサーバーエンジニアは、サーバーを扱っており、サーバーの設計、構築、運用・保守をおこなうのが役割です。一方ネットワークエンジニアは、ネットワークを扱っており、電子端末同士をつなぐネットワークを管理する役割を担っています。

    混同されやすい職種ですが、担当する領域が違うことを覚えておきましょう。

  • サーバーエンジニアは新卒からでも挑戦できますか?

    新卒未経験であってもサーバーエンジニアに就くことは可能です。IT人材の不足していることもや、未経験であっても比較的始めやすい業務もある点が理由といえます。またサーバーエンジニアに限った話ではないですが、新卒はポテンシャルが重視されるため、教育や指導を前提としている点も理由の1つです。

    ただし、サーバーエンジニアを目指すにあたっては適性があるかを押さえたうえで志望することが重要です。サーバーエンジニアに必要なスキルを知ったうえで、志望の有無を決めるようにしましょう。

サーバーエンジニアは縁の下の力持ちな存在! 4つの方法で目指そう

サーバーエンジニアはITインフラの根幹を支える存在です。コンピューターにおける検索やIT技術による効率化もサーバーなしにはおこなえません。サーバーエンジニアは、ITシステムやインターネットを使用するのに必要不可欠なITインフラを管理していることを押さえておきましょう。

専門的なスキルが求められるサーバーエンジニアですが、新卒未経験からでも目指すことが可能です。しかし目指すうえで、サーバーエンジニアに求められる力や大変な面も確認しておく必要があります。

サーバーエンジニアに適性があるかを見極めて、新卒からでも活躍できる企業を見つけましょう。

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