目次
- 200字以内のインターン志望動機の作り方|アドバイザーが解説
- 志望業界別! インターン選考突破者の例文5選
- 【インターン選考通過者例文①】広告業界
- 【インターン選考通過者例文②】食品業界
- 【インターン選考通過者例文③】不動産業界
- 【インターン選考通過者例文④】IT業界
- 【インターン選考通過者例文⑤】コンサル業界
- NG例文|アドバイザー添削付き
- ①「学びたい」「成長したい」ばかり語ってしまう
- ②「なぜこの会社か」を削ってしまっている
- ③要素を詰め込み過ぎている
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
インターンシップへの志望動機を書く際に、200字以内という字数制限が設けられていることも多いですよね。この限られた字数のなかに、いかにしてインターンへの熱意を盛り込むか、頭を悩ませている学生を多く目にしてきました。
そこでこの記事では、実際にインターン選考を通過した学生の志望動機例文を業界別に厳選して紹介。200字という制限のなかでいかに企業にアピールするか、その極意を解説します。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
インターンの志望動機の書き方については、以下の記事でより詳しく解説しています。
インターンシップの志望動機の書き方4ステップ|業界別の例文も紹介
200字以内のインターン志望動機の作り方|アドバイザーが解説
志望業界別! インターン選考突破者の例文5選
【インターン選考通過者例文①】広告業界
人の心を動かすCMの制作工程を学びたいからです。高校生の夏、貴社が制作した飲料メーカーの受験生応援CMに出会い、私の人生は変わりました。
そのCMに励まされて志望校に合格した経験から、人の心を動かすCMを制作する貴社への入社を強く志望しています。
また、動画コンテストに挑戦した際、心を動かす作品を作る難しさを痛感しました。本インターンシップに参加し、人々の人生を変えるCMの制作工程を学びたいです。(198文字)
キャリアアドバイザーが読み解く!企業が制作した広告と自身の体験を紐づけて語ろう
広告業界への志望動機を作る際、志望企業が過去に制作した広告と自身の実体験を紐づけて語るのが効果的な戦略です。「なぜこのインターンでなければならないのか」と「自身の熱意」を端的に伝えることができるため、採用担当者に刺さりやすいです。
この例文であれば、「貴社のCMに励まされて志望校に合格した→だから貴社で人の心を動かすCMの作り方を学びたい」という話の流れが非常にわかりやすく、短いながらも説得力のある内容に仕上がっています。
また、「CMを見て励まされた」という受け身の経験だけでなく、「動画コンテストに挑戦した」という主体的なアクションを盛り込めているのも評価ポイント。自ら率先して行動する高い学習意欲を感じさせるため、インターン内でも積極的に学んでくれそうという印象につながりますよ。
広告業界への志望動機の書き方については、以下の記事も参考にしてください。
広告業界で評価される志望動機の作り方|業態・職種別例文も紹介
【インターン選考通過者例文②】食品業界
私は日本の食を世界に発信したい。
学生時代の海外滞在を通して、日本の食の素晴らしさを再確認した。また、動画編集をしていた際の営業経験から顧客目線で営業する重要性を学んだ。
貴社は内食、中食、外食のバランスの取れた商品展開をしており、その幅広い食シーンへの展開はさらに世界の市場に通用すると考えている。
仕事体験を通して自分の営業力に磨きをかけ、将来は貴社の一員として幅広い商品群を世界を相手に売り込みたい。(200文字)
キャリアアドバイザーが読み解く!企業独自の強みに触れて差別化を図ろう
「海外滞在を通して日本食の素晴らしさを再確認した」という自身の原体験と、「内食、中食、外食のバランスの取れた商品展開をしている貴社だからこそ海外に日本食を届けられる」という、このインターンでなければならない必然性が短いなかにしっかりと盛り込めている点が素晴らしいです。
単に「日本食の素晴らしさを広めたい」では同業他社との差別化ができないところを、志望企業独自の強みに触れることでしっかりと補強できていますね。
また、「自身の営業力を磨きたい」という、インターンに参加する明確な目的について言及できているのも素晴らしいです。このように参加する目的について伝えることで、「この機会を実りあるものにしてくれそう」というプラスの印象を残せますよ。
食品業界を目指している人は、ぜひ以下の記事もあわせて確認してみてください。
食品業界の志望動機は個性が重要! 深掘りのコツを例文付きで解説
【インターン選考通過者例文③】不動産業界
人の思いを自らの手で未来へ紡ぐ空間づくりがしたいからです。
病気で記憶が曖昧になった祖父が、思い出の店を見て嬉しそうに笑った瞬間、街や建物が人の記憶に深く根付いていると実感し、人々の思いをつなぎ留めたいという目標が芽生えました。
この思いは、歴史的建造物の外観や古き良き街並みを残しつつ、地域に根ざした再生事業を推進する貴社でこそ実現できると考え、本インターンシップを志望します。(188文字)
キャリアアドバイザーが読み解く!原体験を盛り込んで「街づくりへの意欲」を証明
病気を患ってしまった祖父とのエピソードという極めて具体的かつパーソナルな原体験が、「人々の思いをつなぎ留めたい」という目標の強力な裏付けとなっており、心動かされる魅力的な内容に仕上がっています。
また、エピソードが「古き良き街並みを残した再生事業を推進している」という志望企業の強みとも強力に結びついているため、「ほかの企業ではなくこの企業でなくてはならない」という説得力を感じさせます。
デベロッパーを始めとした不動産業界の選考では、「街づくりへの意欲」が問われることが多いです。そのため、「なぜ街づくりにかかわりたいのか」を証明する原体験と、「この企業だからこそできること」に焦点を当てると高評価を得られる傾向にありますよ。
不動産業界の志望動機の伝え方については、以下の記事でNG例と共に解説しています。
不動産業界の志望動機の伝え方|差別化のコツと絶対に避けたいNG例
【インターン選考通過者例文④】IT業界
貴社の最先端IT技術を活用した課題解決業務に携わり、実務への理解を深めたいからです。
大学時代、私は男子ラクロス部でトレーナーとして多数の選手の身体づくりに向き合い、パフォーマンス向上に貢献することにやりがいを感じました。
この経験から、顧客の課題に深く向き合い、ニーズの把握から設計・提案までを一貫しておこなう貴社のインターンシップに魅力を感じています。技術が社会にどう関わるかを体験したいです。(196文字)
キャリアアドバイザーが読み解く!ITに必要不可欠なソフトスキルを示そう!
新卒でITを志望する場合は、具体的なプログラミングスキルよりも、「論理的思考力」や「課題解決力」といったIT業界で必要不可欠なソフトスキルを示すことがおすすめです。
この例文であれば、部活動での「課題の原因に向き合いパフォーマンスを向上させる」という経験が、高い課題解決力を感じさせる内容に仕上がっていますよね。
また、「ニーズの把握から設計・提案までを一貫しておこなう」という、今回のインターンの特徴に触れられている点も真似したいポイントです。数あるインターンのなかで、なぜこのインターンに応募してきたのかが一目でわかる構成になっています。
IT業界の志望動機の書き方については、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
IT業界の志望動機の作り方|受かる志望動機の例文も紹介
【インターン選考通過者例文⑤】コンサル業界
貴社独自の自由な提案が可能な環境に惹かれたからです。
貴社は日系の独立系コンサルティングファームであり、外資系ファームとは異なり、海外本社の影響を受けずに日本市場に合わせた自由な提案が可能です。
私は大学時代に大規模イベント会場のアルバイトでリーダーを務め、営業成績でトップを達成し、状況に応じた施策を考案する柔軟性を培いました。この強みを活かして顧客のニーズに応じた深い提案をおこない、活躍したいです。(200文字)
キャリアアドバイザーが読み解く!業界全体への解像度の高さを示せると◎
「日系の独立系コンサルだから自由な提案ができる→だからこそ自身の柔軟な発想が活きる」という流れが論理的でわかりやすいですね。インターンでも自らの強みを発揮して活躍してくれるイメージを想起させます。
また、志望企業だけでなく業界全体への解像度が高いことから、業界研究を熱心におこなったことまで伝わってきます。このように、志望動機のなかで業界への深い知見を示せると、採用担当者に好印象を残せる可能性が高いですよ。
加えて、「営業成績でトップを達成した」というアルバイト経験から、高い成果志向をアピールできている点も高評価。コンサルでは成果を挙げるために常にフルコミットすることが求められるので、過去のそういった経験を示せると採用に大きく近づきます。
コンサル業界への志望動機の書き方についてより詳しく知りたい人は、以下の記事を読んでみてください。
コンサル業界の志望動機で盛り込むべき要素とは|例文付きで解説
NG例文|アドバイザー添削付き
①「学びたい」「成長したい」ばかり語ってしまう
貴社のインターンシップを通じて、最先端のマーケティング戦略やデータ分析の手法を一からしっかりと学びたいと考え、志望いたしました。
私は大学で経営学を専攻しており、広告業界に強い興味を持っています。
しかし、実務経験がないため、業界トップクラスのノウハウを持つ貴社でプロフェッショナルなスキルを習得し、自分自身の成長につなげたいです。社員の方々から多くの知識を吸収し、将来のキャリア形成の参考にします。(200文字)
「学びたい」だけでは差別化が図れない
高い学習意欲を持っているのは素晴らしいことですが、「学びたい」ばかりを押し出して、その背景や「なぜこのインターンでなければならないのか」の部分が手薄になってしまっては採用担当者には刺さりません。
業界に興味を持った原体験や、志望企業独自の強みについて言及しましょう。
人の心を動かす広告の作り方を学びたいからです。
貴社の観光キャンペーンの広告に心動かされ実際に現地へ足を運んだ経験から、人の行動を直接促す広告の影響力の大きさに魅了されました。
また、圧倒的なデータ解析技術で市場を牽引する貴社の強みにも惹かれました。本インターンでは業界最高峰のマーケティング戦略やデータ分析を実践的に学び、人の心を動かす広告作りのノウハウを身につけたいです。(186文字)
②「なぜこの会社か」を削ってしまっている
IT業界のシステム開発の現場を体験し、エンジニアとしてのキャリアを考えるきっかけにしたいからです。
現代社会においてIT技術は不可欠であり、社会のインフラを支えるシステム開発の仕事に非常に魅力を感じています。
大学ではプログラミングの基礎を学んでおり、この知識を実際の業務でどのように活かせるのかを知りたいです。インターンシップを通して、チームでの開発プロセスやシステム構築の全体像を深く理解したいです。(200文字)
このインターンでなければならない必然性を示そう
インターンの志望動機を考える際は、ほかのインターンにも当てはまる汎用的な内容になってしまわないよう注意しましょう。採用担当者に「うちじゃなくても良いよね」と判断されてしまった瞬間、選考を突破するのは難しくなります。
志望企業独自の取り組みや強みに言及することで、「このインターンでなくてはならない理由」をはっきりと示すようにしてください。
貴社の「ITで地域社会の課題を解決する」という理念に強く共感し、志望します。
私は大学でプログラミングを学び、ITが人々の生活を豊かにする可能性を実感しました。
数あるIT企業のなかでも、貴社は地方自治体と連携した独自のシステム開発をおこなっており、その社会貢献性の高さに惹かれています。
インターンシップでは、地域に根ざした課題解決のプロセスを体験し、将来貴社で活躍するための実践的な視点を養いたいです。(200文字)
③要素を詰め込み過ぎている
貴社の海外展開と商品企画、そして若手が活躍できる社風に惹かれ志望しました。
私は大学で英語を学び、留学経験から異文化交流の楽しさを知りました。
また、サークルでは副代表として新入生歓迎会を企画し、参加者を前年比1.5倍に増やした実績があります。
さらに、アルバイトでは接客リーダーとして売上向上に貢献しました。これらの多様な経験で培ったコミュニケーション能力や企画力を活かし、貴社の業務に挑戦したいです。(199文字)
詰め込みすぎは逆に印象が薄まる
自分の魅力を余すことなく伝えたいと考えるあまり、あれもこれもとエピソードを詰め込んでしまっては、結局あなたの一番の強みや思いが見えない文章になってしまいます。
それどころか意見を端的にまとめる要約力に欠けると判断されてしまうリスクも。盛り込むのは「志望する一番の理由」と「その裏付けとなる1つのエピソード」に絞るよう意識しましょう。
貴社の「国境を越えて人々の生活を豊かにする」というビジョンに惹かれ、志望します。
私は大学のサークルで留学生向けの交流イベントを企画し、言葉の壁を越えて人が喜ぶ空間を作ることに大きなやりがいを感じました。
この経験から、グローバルに事業を展開し、生活に密着した商品を提供する貴社に強く惹かれています。
本インターンシップでは、世界に通じる商品企画のプロセスを学び、自身の企画力がどう活きるか試したいです。(199文字)
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!最重要の2項目に絞って字数を削減しよう
キャリアアドバイザー
上原 正嵩
プロフィールをみる実際に手を動かしてみるとわかると思いますが、200字という字数は想像以上に少ないです。だからこそ、あれもこれもと詰め込むのではなく、特に重要な以下の2つの要素に絞り込んで文章を作る必要があります。
まず1つ目は、「なぜこのインターンでなければならないのか」です。字数の制限は厳しいですが、ここは可能な限り具体的に記載することを意識しましょう。「○○業界の知見を深めたい」といった、ほかの企業のインターンにも当てはまるありきたりな回答では、採用担当者の印象に残りません。短い字数のなかでも、「このインターンでなければならない必然性」をしっかりと述べるようにしてください。
次に2つ目が「自身の原体験」です。たとえば、「貴社の〇〇事業に関心があり~」といった解像度の高い回答をしたとしても、そう思うようになった背景や体験への言及がないと、採用担当者の脳内には「なぜそう思ったの?」という疑問が浮かんでしまいます。
「○○という体験をした→だから××したいと思った」という思考の流れが見える論理的な構成で語ることによって、短い字数であっても非常に納得感のある内容に仕上げることができますよ。