目次
- 広告業界は志望動機を明確化することが大切
- まずは志望先に詳しくなろう! 広告系企業の種類
- 総合広告代理店
- 専門広告代理店
- ハウス・エージェンシー
- 広告業界の職種を知って志望動機の具体性を高めよう
- 営業職
- マーケティング職
- クリエイティブ職
- 広告業界のトレンド
- 躍進するインターネット広告
- 個人に特化した広告の配信
- 大手広告会社の海外進出
- 広告業界で求められる人物像
- コミュニケーション能力が高い
- フットワークが軽い
- トレンドに敏感
- 自信と熱意がある
- 3ステップ で簡単! 広告業界の志望動機を作成してみよう
- ①広告業界を志望する理由
- ②その企業を選んだ理由
- ③入社後のプラン
- 広告業界の志望動機を書くときのポイント
- 結論から述べる
- 業界の動向を理解する
- 憧れだけで終わらせない
- 広告業界の志望動機の例文
- 例文①挑戦したい仕事
- 例文②強みを活かす
- 例文③強みを活かす
- 例文④企業理念に共感
- 例文⑤過去の経験から
- 例文⑥過去の経験から
- 広告業界ならではのポイントを押さえて魅力的な志望動機を作成しよう
広告業界は志望動機を明確化することが大切
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、
「広告業界に興味があるけど難しそう」
「志望動機の書き方がわからない」
と相談を受けることがあります。「華やか」「かっこいい」というイメージも大きい広告業界は、憧れだけで入れるほど甘いものではありません。実際に、広告業界は就職人気ランキングで毎年上位に入るほど学生から人気があります。
そのため、広告業界の内定を得るには、業界全体を理解し説得力のある志望動機を書くことが大切です。この記事では、広告業界に興味を持っているものの不安がある、志望動機の書き方が分からないという人に向けて、業界の基礎知識や志望動機の書き方を紹介します。業界の特徴を理解し志望動機のポイントを知ることで、内定に一歩近づくでしょう。
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まずは志望先に詳しくなろう! 広告系企業の種類
広告業界というと、テレビやインターネットのCM、駅構内の広告といったイメージがあるでしょう。では、広告業界全体の仕組みを理解しているでしょうか。
広告業界は、広告主(クライアント)が、モノやサービスを普及させるために、広告代理店に依頼し広告を打ち出すという仕組みです。広告代理店は、対象となるモノやサービスの特徴を捉え、魅力や価値を広く伝える方法を提案、実行します。これに伴う広告制作や販売促進などは、必要に応じて製作会社やイベント会社などに委託することもあります。
広告業界には、広告代理店や制作会社、イベントプロモーション会社などがありますが、一般的には広告業界=広告代理店を指すことが多いです。広告業界を目指すなら、どんな種類の代理店があるのかを知っておくべきでしょう。
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総合広告代理店
総合広告代理店は、テレビや雑誌、インターネット広告などあらゆるメディアを扱い、クライアントの広告活動全般を担う企業で、誰もが知る有名企業はほぼ総合広告代理店に属すると言えます。
総合広告代理店はさまざまな広告枠を扱うため、複数のメディアを活用した広告活動が可能です。たとえば、テレビCMを放送するのと同時に、インターネット広告、駅構内の広告など打ち出すこともあります。
対象メディアが広い分大企業が多く、発注は親会社がおこない、制作や運用は子会社がやっていることも多いです。そのため、総合広告代理店に就職すると、子会社に出向するケースも少なくありません。
- 電通
- 博報堂
- アサツーディ・ケイ
専門広告代理店
専門広告代理店は、雑誌広告やインターネット広告、屋外広告など特定の広告媒体に特化した広告代理店です。広告媒体は限られますが、総合広告代理店よりも安価で効果的な広告を打てるという強みを持ちます。
また、特定のジャンルや地域に根差している企業も多く、専門家としてプランニングしたい人や自分で手を動かして仕事をしたい人におすすめです。近年ではインターネット広告の市場成長が目覚ましく、今後もインターネット広告を主流に事業を拡大する企業が躍進していくと予想されます。
- サイバーエージェント(インターネット広告に特化)
- ムサシノ広告社(雑誌広告に特化)
ハウス・エージェンシー
ハウス・エージェンシーは、特定の企業専属の広告代理店のことで、大手企業から広告宣伝部が独立したケースも多いです。基本的に親会社の広告活動をサポートするため、外部の案件を扱うことはあまり多くありません。必要に応じてハウス・エージェンシーからさらに他の代理店に依頼するケースもあります。
ハウス・エージェンシーの強みは、他の広告代理店よりも費用を抑えた広告活動ができ、情報漏洩のリスクを抑えられることです。つまり、広告制作そのものにお金をかけられる、業務をスムーズに遂行できる環境と言えます。
年収は他の広告代理店よりも低い傾向がありますが、親会社が存続する限り安定して事業を行えるというメリットがあります。特定ジャンルでの広告活動に従事したい人、働きやすさを重視したい人におすすめの広告代理店と言えます。
- ジェイアール東日本企画
- 株式会社デルフィス
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広告業界の職種を知って志望動機の具体性を高めよう
クリエイティブ職クライアントに対して効果的な広告活動をサポートする広告業界の仕事。「人の印象に残る広告を作りたい」「商品やサービスを世界に広めたい」と広告業界を志望する人も多いでしょう。
しかし、一口に広告業界といってもさまざまな職種があります。職種の違いを理解せずに選考に進むと、「目的がはっきりしていない」「業界研究が甘い」と落とされてしまう可能性が高いです。ここでは、広告業界の主な職種を3つ解説します。採用担当者に響く志望動機を書くために、まずは広告業界の職種や特徴を知っておきましょう。
営業職
営業職は、クライアントに対して広告やプロモーション企画を提案し、仕事を受注する職種です。具体的には、新聞の広告枠やテレビCM枠、イベントのスポンサー枠などを獲得し、そこで広告やプロモーションのサポートをおこないます。コンペ形式で営業をかけることも多いため、クライアント調査やプレゼン準備などが主な業務となります。
また、クライアントの課題やニーズを社内に共有し、予算やスケジュール管理、進捗状況の確認など、事務的な業務をすることもあります。クライアントの企業戦略や課題を理解し、それに対してどう答えていくかを考える仕事であるため、高いコミュニケーション能力と思考力が求められるでしょう。
営業職の志望動機についてはこちらも参考にしてくださいね。
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マーケティング職
マーケティング職は、営業職からの情報をもとに、対象となるモノやサービスの市場調査をして、現状把握や課題抽出をおこなう職種です。クライアントが抱える真のニーズや課題を掘り起こし、それを宣伝するための効果的な広告方法や制作を企画することがマーケティング職の使命です。すなわち、モノやサービスの認知度向上から、購入につながるシステムを構築する仕事です。いかにクライアントの要望に応えられるかが腕の見せ所と言えるでしょう。
また、単に広告を打つだけではモノが売れない時代であるため、最新技術やトレンドなどに常にアンテナを張り情報収集することが求められます。コンペ形式も多いため、競合に勝つための企画を立ち上げることも重要です。
マーケティング職の志望動機についてはこちらも確認してくださいね。
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クリエイティブ職
クリエイティブ職は、実際にテレビCMや広告、ポスターなどを制作する職種です。言葉で伝えるコピーライターや広告のデザインをつくるグラフィックデザイナー、CM構成を考えるCMプランナーなどに分類されます。企業によって肩書はさまざまですが、広告の最終的なクオリティを左右する重要なポジションと言えるでしょう。クリエイティブ職として経験を積み、企画から設計まで携わるクリエイティブディレクターになるケースも多くあります。
クリエイティブ職は、デザインやコピーライティングなどの専門知識・技術を必要とされます。最新技術や流行に柔軟に対応できる人や細部までこだわりを持ってやり遂げられる人に向いているしょう。
- Photoshop
- Illustrator
- html
CMプランナーについて知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。仕事内容や求められる適性などについて詳しく紹介していますよ。
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キャリアアドバイザーコメント石川 愛プロフィールをみる
広告業界では他業界に比べるとクリエイティブ職は芸術系・Web系の学部在籍者が求められるなど専門職採用も進んでいます。ただし、メインは新卒採用は総合職採用の企業が多いです。
広告業界に限らず日本の新卒採用では総合職採用が一般的になっています。実際に大学の専攻と仕事が一致していない人も非常に多くいます。たとえば、文系卒でクリエイティブ職を担当している人や、理系卒で営業職を担当している人もいます。
ですがVUCAと言われる変化の激しい現代は、一つの企業にとどまらず、転職を通じてキャリアアップすることが当たり前になりつつあります。そのため、総合職として一つの企業でさまざまな職種の経験を積むキャリアより、転職で通用する専門スキルの需要が高まっています。
個人だけでなく企業側も、競争が激しい時代を生き残っていくためには、より専門的な知識・経験がある人材を採用・育成をしていかなければなりません。そのため、専門職採用を行う広告業界の企業も徐々に増えていくことが考えられるのです。
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広告業界のトレンド
広告業界は時代とともに変化し、新しい価値やトレンドを生み出す業界です。そのため、広告業界の志望動機を書くためには、どんな変化を遂げているのかを知っておく必要があるでしょう。ここでは、広告業界のトレンドを3つ紹介します。
躍進するインターネット広告
日本の広告市場規模は約6兆円で、拡大傾向にあります。その中でもインターネット広告は成長が著しく、経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によると、広告全体に占める割合は2010年から2020年の10年間で15%以上増加しました。一方、テレビ広告やラジオ、雑誌といったメディアは伸び悩んでいます。つまり、従来のメディアからインターネットへ広告費がシフトしていると言えるでしょう。
そして、インターネット広告の中でも、アプリやゲーム、ネット記事などへの出稿からInstagramやYouTubeなどの動画広告へと変化を遂げています。インターネット広告は今後さらに注力される分野と予想されます。
個人に特化した広告の配信
インターネット広告が拡大したことにより、広告は「みんなが見るもの」から「個人に特化したもの」へと変化を遂げています。以前はテレビや新聞のように多くの人に同じ広告を見てもらう形式が主流でしたが、昨今はユーザーに合った動画広告やバナーが表示される広告も多いですよね。
インターネットはユーザー自ら情報を取捨選択できるメディアであるため、一方的な広告は読み飛ばされてしまったり不快感を与えたりする場合があります。そのため、単なる広告ではなくユーザー個人のニーズを満たす広告活動が求められるようになってきました。このような広告は、ビッグデータを活用した分析やマーケティングが必要とされるため、高度な技術を持ったエンジニアやアナリストの活躍が期待されるでしょう。
大手広告会社の海外進出
国内の既存広告が伸び悩む中、昨今では大手広告企業の海外進出が目立つようになってきました。業界トップの電通は、アメリカやヨーロッパ、アジア、アフリカなど世界145ヵ国以上の国と地域に進出しています。インターネットの普及と国内市場の飽和から、今後広告業界の海外進出はますます加速していくでしょう。
日本と海外では言葉や文化、価値観が異なるため、広告を打ち出すときもその国や地域に合わせた方法を選択しなければなりません。そのため、広告業界ではよりグローバル人材が必要とされるようになっています。語学が得意な人や海外で特殊な経験をした人は、うまくアピールすれば選考時の武器になるでしょう。
広告業界で求められる人物像
志望動機を考える際は、どんな人が求められているのかを知っておく必要があります。というのも、もし企業が求める人物像と志望動機の内容が合っていない場合、選考を通過するのが難しくなるだけでなく、仮に入社できてもミスマッチを感じることになるからです。
特に新卒の場合は、専門的な知識や技術よりもポテンシャルや価値観が重視される傾向にあります。広告業界で求められる人物像を知っておくと、仕事のイメージがしやすくなり志望動機を考える際のヒントを得られるでしょう。では広告業界では、どんな人が求められるでしょうか。
コミュニケーション能力が高い
広告業界は、クライアントだけでなく、社内の営業職やマーケティング職、クリエイティブ職などさまざまな職種が連携して1つのプロジェクトに取り組みます。そのため、多様な人とかかわり円滑に業務を進められるコミュニケーション能力が必要とされます。
また、広告業界のビジネスはクライアントとの信頼関係によって成り立っているといっても過言ではありません。どんな相手や状況でも良好な人間関係を築き継続していけることが大切です。具体的には、クライアントから課題やニーズを引き出すために、相手の言葉の奥にある真意を引き出したり状況を正確に判断したりする力が求められるでしょう。
新卒の場合、最初から完璧なコミュニケーション能力を有している必要はありませんが、人との関わりを楽しめる人の方が向いているでしょう。
フットワークが軽い
企業の方針や職種にもよりますが、広告業界では行動力やフットワークの軽さが求められます。なぜなら、一般的に広告業界は仕事量が多く、スピードが命と言われているからです。少しでも早くアポを取り提案することで、自社広告を売り出すチャンスを獲得できるのです。
また、広告を作成するにあたって、計画通りのプロジェクトが進められないことも少なくありません。クライアントの要望に合わせて、臨機応変に対応する能力も求められます。そのため、フットワークが軽いことは、広告業界で働く上で大きな強みとなるでしょう。
フットワークの軽さをアピールする場合はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。アピールする際の注意点についても紹介していますよ。
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フットワークの軽さは自己PRに最適! 効果的な言い換え方も大公開
フットワークが軽いという強みは、選考で伝えることで「臨機応変に対応出来そう」「新しい業務にもチャレンジできそう」といったプラスの印象につながりやすい反面、「飽きっぽい」といった懸念を持たれる可能性もあります。自分の魅力をしっかりと伝えるためには、伝え方のコツを知ることが大切です。この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えて、フットワークが軽いという強みを効果的に伝える方法を解説しています。ぜひチェックしてくださいね。
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トレンドに敏感
広告業界は、トレンドに敏感であることも大切です。なぜなら、広告業界は時代やトレンドに合わせて新しい技術や価値観を取り入れなければならないからです。
特に近年は、SNSやインターネット広告の普及により、情報がめまぐるしく変化しています。広告業界で活躍するためには、流行しているコンテンツやSNS、斬新なビジネスモデル、価値観の変化などに対して常にアンテナを張っておく必要があるでしょう。
そのため、日頃からトレンドに目を向け情報収集をしていることを志望動機に組み込むのもおすすめです。
自信と熱意がある
広告業界は自信と熱意があることも大切です。広告業界は、広く深い情報・知識が求められるからです。物事を深く追求するためには、与えられたことをこなすのではなく自信と熱意を持って取り組まなければなりません。
また、広告業界は華やかでかっこいいイメージとは裏腹に、無茶な要求や急な予定変更といった理不尽なことに巻き込まれることも珍しくない世界です。難易度の高い業務も多いため、ストレス耐性やポジティブ精神も求められます。そのため、自信と熱意があり、困難なことや変化を楽しめる人が向いていると言えるでしょう。クライアントと良好な関係を築くためにも、自信を持って発言できる人が求められます。
前述したように、広告業界は就活生から非常に人気があるため、多くの人がエントリーします。新卒採用はポテンシャル重視であるため、いかに自信と熱意をアピールできるかが鍵となるでしょう。
キャリアアドバイザーコメント堀内 康太郎プロフィールをみる
ここまで紹介した「広告業界で求められる人物像」と自分が一致していないように感じた学生がいるかもしれません。そのような人も、広告業界の志望度が高いのであればエントリーがおすすめです。
たしかに、これらのスキル・スタンスは広告業界でとても重要ですが、すべての企業で必要とされているとは限りません。たとえば担当クライアントが銀行であれば、細かく確認してから物事を進める担当者が多いです。慎重に物事を進める担当者に合わせて、フットワークよりも計画性が重視されることもありますよね。
そのため、自分の強みが広告業界の求める人物像と一致していなくても変える必要はありません。自分の強みを企業に合わせて就職活動をしてしまうと、逆にミスマッチが生じてしまい、入社後思うように活躍できなくなってしまうのです。
自分の性格や強みは偽らず、志望動機になる経験を深く振り返ることが重要です。きっかけがはっきりしていれば業界への思いが強くなり、広告業界の志望度の高さと入社後の貢献度の高さをアピールすることができますよ。
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広告業界は大変人気のある業界であるため、憧れやかっこよさといったありきたりな志望動機では他の就活生に埋もれてしまいます。とはいえ、どうすれば魅力的な志望動機が書けるのか分からない人も多いでしょう。そこで次に、広告業界の志望動機を作成するステップを3つ紹介します。
志望動機の書き方、答え方について詳しく知りたい人はこちらも読んでみてください。
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①広告業界を志望する理由
まずは広告業界を志望する理由を明らかにしましょう。広告業界は
- 華やかでかっこいい
- オシャレ
- クリエイティブな仕事ができる
といったイメージを持つ人も多くいます。こうしたイメージをきっかけに興味を持つのは悪いことではありませんが、ライバルの多い広告業界では、憧れや漠然とした志望動機では通用しません。
他の学生と差別化し強い印象を与えるには、業界の仕組みや仕事内容を理解したうえで広告業界を選んでいること、広告業界でなければ実現ができないことを伝える必要があります。上記で説明した広告業界の特徴を参考にしながら、改めてなぜ広告業界を選んだのかを洗い出してみましょう。
②その企業を選んだ理由
志望動機は、採用担当者をいかに納得させられるかが重要です。広告業界にはさまざまな種類の企業がありますが、どこでも言える内容だと「うちじゃなくてもいいのでは?」「企業研究をしていない」思われてしまう可能性があります。そのため、広告業界の中でもなぜこの企業を選んだのかを明確に伝えましょう。
たとえば、テレビCMやインターネット広告、雑誌広告、イベントなどどんな広告に携わりたいのかを伝えるのも1つの方法です。企業HPやIR情報を見て、その企業ならではの強みや業務形態、独自の事業など競合他社との違いを調べるのも良いでしょう。
ときには「〇〇(大手広告代理店)ではなく、なぜうちなのか?」と聞かれることもあるので答えを準備しておくと安心です。新卒者は仕事経験がないため、イメージするのが難しい部分もありますが、どれだけ情報を集め具体的に話せるかが鍵となるでしょう。
自分の将来についてここで詳しく知っておきたい人はこちらの記事をみてください。
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また、企業選びの答え方についてはこちらも参考にしてくださいね。
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企業とのミスマッチを防ぐためにも、企業選びの軸を面接前にしっかりと決めておきましょう。今回は、回答例40選とともに、自己分析によって企業選びの軸を決めるときの手法をキャリアアドバイザーが紹介していきます。企業選びの軸をしっかりと決めることで、ミスマッチを防ぐことができますよ。
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③入社後のプラン
新卒の場合、将来性を重視されるため、成長意欲と目的意識が大切です。そのため、業界の動向を把握したうえで、入社後にどんなことをしたいか、どんな存在になりたいかを伝えましょう。入社後のプランが企業の方針とマッチしていれば、「入社したら長く活躍してくれそうだ」というイメージを与えられます。
一見難しそうに思えますが、要は「広告業界でやり遂げたいこと」と「そのために自分が貢献できること」を明確に示すということです。うまくまとめられない場合は、ミュニケーション能力や情報収集力など広告業界で求められる人物像をヒントにすると良いでしょう。
ただし、「成長したい」「たくさんの経験を積みたい」といった抽象的な表現は、受け身な印象を与える可能性があるため注意が必要です。
キャリア形成について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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キャリア形成とは仕事の経験やスキルを計画通りに積んでいくことです。このビジョンが明確だと周囲と差別化できますよ。 この記事ではキャリア形成のために必要な力や方法などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、学生のうちから考えを深めておきましょう。
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広告業界の志望動機を書くときのポイント
志望動機は、限られたスペース・文字数で分かりやすく伝えることが大切です。もし志望動機の文章が分かりにくかった場合、「熱意がない」「コミュニケーションが苦手そうだ」と捉えられてしまう可能性もあります。
明確な志望動機も熱意もあるのに、マイナスな印象を与えてしまうのは非常にもったいないですよね。ここでは、相手の心に響くような志望動機を書くときの基本的なポイントを3つ紹介します。
結論から述べる
志望動機を書くときは、一番伝えたいこと、つまり結論を序盤に持ってくるようにしましょう。なぜなら、書き出しは志望動機の中で採用担当者が最初に読む部分だからです。書き出しで印象的な文章を書かなければ、「何が言いたいのか分からない」と思われる可能性が高いです。応募が殺到する広告業界では、最後まで読んでもらえないこともあるでしょう。
そのため、なぜ広告業界に興味をもったのか、なぜこの企業を志望するのかといった結論を序盤に書きましょう。これは、志望動機を書くときだけでなく、面接の受け答えでも活かせるテクニックです。相手に伝わりやすい志望動機を作成できれば、「物事を論理的に伝えられる」「コミュニケーション能力が高い」という評価にもつながるでしょう。
業界の動向を理解する
広告業界の志望動機を書く際は、業界について研究し基本的な知識を持っておくことが大切です。業界の動向を理解しておかなければ、「熱意がない」「本当に広告業界に入りたいのか?」と思われてしまう可能性もあります。
特に、前述したように広告業界の種類やトレンドは頭に入れておきたいところです。「広告代理店とはどんな立ち位置なのか」「他の企業とはどうかかわっていくのか」「どの分野が伸びていくのか」といったことを知っておけば、その企業が広告業界の中でどんな立ち位置なのか、何に力を入れているのかを盛り込んだ志望動機を作成できるでしょう。
憧れだけで終わらせない
志望動機を書くときは、業界や企業への憧れだけを述べないように心がけましょう。広告業界は、「かっこいい」「オシャレ」「給料が高い」といったイメージから志望する学生も少なくありません。興味を持つきっかけとしては悪くありませんが、志望動機で憧れる気持ちを全面的に書いてしまうのはNG。なぜなら、企業は憧れを持っているファンではなく、成果を上げてくれる人材を求めているからです。
たとえば、「人の心をつかむ広告を作りたい」「広告業界で働く人に憧れた」といった志望動機だけは、採用担当者の印象には残らないでしょう。「多くの経験を積みたい」「クリエイティブな仕事がしたい」といった表現も、考えが浅いと捉えられる可能性が高いので注意が必要です。志望動機は、憧れよりもやりたい仕事や達成したい目標などをメインに書くようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント上原 正嵩プロフィールをみる
社会人になると他の業界でも「事実ベースで語る」ことが求められます。特に広告業界はユーザー側からは実態がわかりづらくイメージで語る学生が多いですが、志望動機もすべて事実ベースで語るようにしましょう。
具体例を挙げると「オリンピックで広告効果が高く視聴率アップし、多くの人に感動を届けた貴社の事業に共感」は一見良さそうに見えますが、まだブラッシュアップができます。視聴率アップや広告効果は事実かもしれませんが、「感動を届けた」は大勢の他人についてなので事実かどうか確認ができませんよね。
そのため仮に自分が直接広告を見ていなかったとして、調べた広告に対して自分自身がどのように共感をしたのかを伝えられると高い志望度のアピールができます。
たとえば自分の経験を交えた志望動機として「地方創生のボランティア経験があり、過疎地域の活性化に貢献した貴社の事業へ感動し自分も貢献できるようになりたい」と書けば、志望度の高さが前の例より高いように感じますね。
このようにイメージではなく、自分の経験も交えあくまでも事実ベースで志望動機を伝えられるようにしましょう。
広告業界の志望動機の例文
最後に、上記のポイントを踏まえて広告業界の志望動機の例文を紹介します。志望動機の書き方に困っている人は、この例文を参考に志望動機を考えてみましょう。ただし、これはあくまで一例に過ぎないので、自分なりにアレンジしてオリジナリティあふれる内容に仕上げてくださいね。
例文①挑戦したい仕事
私は、大学でグラフィックデザインやWebデザインを学んだことがきかっけで、Web広告に興味を持ちました。昨今Web広告は急速に伸びており、今後も無限に成長できる分野だと考えています。その一方で、Web広告は見たくない、興味がないのに出てくるなどネガティブな印象も多いという課題があります。そのため、欲しいときに欲しい情報を得られる、消費者と広告主の双方にメリットを生み出せるような広告システムを構築したいと考えています。
広告業界の中でも貴社を志望するのは、Web広告に特化しており、ビッグデータを活用した調査研究も行っている点に惹かれたからです。貴社に入社しましたら、大学のサークル活動で取り組んだアプリ開発の経験を活かし、新しい広告システムの開発にも挑戦したいと思います。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
業界のトレンドと課題点から、やりたい仕事が明確に伝わる志望動機ですね。また大学の知識も活かせることから、企業も即戦力として活躍するイメージができます。
例文②強みを活かす
私は、好奇心旺盛な自分の強みを活かしたいと思い、広告代理店の営業職を志望しました。広告業界は、さまざまな業界の方と関われる仕事であり、信頼関係やコネクションが大切であると理解しています。そのため、幅広い知識を身に付け、クライアントの課題を引き出し最適な提案ができる営業職になりたいと考えています。
また、広告業界は炎上や過剰表現など広告倫理が課題となっている部分もあります。こうした課題を解決し業界イメージを向上させたいという思いもあります。貴社は広告代理店大手であり幅広いジャンルの広告に携われるため、広告イメージを向上するために適している環境だと考え志望しました。
キャリアアドバイザー
広告業界の営業職に適性があることをはっきり示しているので、やる気が伝わりますね。大手企業を選んだ理由も明確なので憧れだけではないことがわかります。
例文③強みを活かす
私は新しいモノが好きという自分の性格を活かす仕事に就きたいと考えているため、広告業界を志望しています。広告業界では情報収集が非常に重要であり、常にトレンドを追っていなければ他社には勝てません。私は雑誌やSNSが好きで、日頃から最新のアイテムや文化に触れることを楽しんでいます。この強みを原動力にして、変化する消費者ニーズを満たすような広告作成ができればと思っています。
貴社はスピード感やトレンドを重視する社風であるため、自身の仕事に対する価値観と重なる部分があります。入社しましたら、持ち前の情報収集力を活かしてトレンドを作り出す広告を作成したいです。
キャリアアドバイザー
「新しいモノが好き」という自分の性格を素直にアピールしたわかりやすい志望動機ですね。楽しみながら前向きに仕事をしてくれそうな印象が伝わります。具体的にどんな仕事にかかわりたいかを盛り込むとさらに説得力が増しますよ。
例文④企業理念に共感
私が貴社を志望する理由は、「いつもの広告に新しい価値を与える」という企業理念に強く共感したからです。大学ではメディア情報学を学んでいるのですが、その中で「昨今インターネット広告の拡大によりテレビや新聞、ラジオなどの広告価値が低下している」と知りました。これに関して、時代に合わせて新しい広告形態に変化していくことだけでなく、従来メディアの価値を向上させることも必要だと私は考えています。
たとえば、テレビでも個人に特化した広告を流せるようになったり、新聞広告とインターネット広告で連携企画を作ったりすることで、従来メディアの価値を守り続けられると思います。貴社なら、これまでのメディアに新しい価値を付与できる仕事ができると考えたため、入社を志望します。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
広告業界でやりたいことと企業理念がマッチしているので、説得力がありますね。従来メディアを守るための具体的な方法も示していることからも、熱意が伝わります。
企業理念を志望動機に盛り込むときの書き方はこちらを参考にしてみてください。
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例文6選|志望動機で企業理念を盛り込む方法と失敗パターンを解説
志望動機に企業理念を盛り込む場合に気をつけたいのは、しっかりと事業内容や会社の沿革を調べることです。今回は企業理念を志望動機にする際の志望動機の作り方を、例文とともにキャリアアドバイザーが解説します。面接官が評価するポイントも紹介するので、参考にしてみてください。
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例文⑤過去の経験から
私は、子供の頃に見た福祉系サービスの広告に心を打たれたことをきっかけに、広告業界に興味を持ちました。広告はものやサービスそのものよりも人の心を動かし、生活や価値観を変えられるものであると考えています。一方で、社会にとって価値があっても認知されていないものも少なくありません。特に、障害者福祉や高齢者介護といった福祉業界は、困っている人が適切な情報を見つけにくいという現状があります。
貴社は、地方自治体とも連携しながら福祉サービスや人材採用の広告活動を行っていると存じています。大学で学んだマーケティング心理に関する知識を活かし、福祉サービスを必要とする人のサポートをするという目標を達成するため入社を志望します。
キャリアアドバイザー
こちらは、広告業界の中でも分野を絞り込んだ志望動機です。この企業を選んだ理由ややりたい仕事もはっきりしているので、入社後に活躍してくれそうなイメージがわきますね。
例文⑥過去の経験から
私は、地域に密着した情報を届けられる広告活動に興味を持っているため、貴社への入社を志望します。昨年、大学のサークル活動で地域の特産品を使った限定スイーツを考案し、近くのコンビニや商店で販売をしましたが、その際一番苦労したのが広告でした。情報が溢れかえる昨今では、地方の情報は大手企業の広告に埋もれてしまう傾向があるからです。
この経験から、その土地ならではの良さや情報を伝えられる広告を作りたいを考えました。貴社は自治体との関わりが強く、交通機関やデパートでの広告にも力を入れていると存じています。そのような環境で、地域に住む人を応援し活性化できる広告活動に取り組みたいと思います。
キャリアアドバイザー
過去の経験から感じたことを業界・企業選びにつなげている説得力のある志望動機ですね。業界の傾向も理解していることから、志望度の高さが伝わります。
志望動機の作り方について詳しく知りたい人はこちらも読んでみてください。
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広告業界ならではのポイントを押さえて魅力的な志望動機を作成しよう
就活生から高い人気を誇る広告業界は、いかに採用担当者の印象に残る志望動機を作成できるかが鍵となります。魅力的な志望動機を書くためには、業界全体の仕組みを理解し、どんな企業、職種があるのかを知っておきましょう。広告業界での仕事は情報収集が重要であるため、その意味でも業界研究・企業研究が大切と言えます。
志望動機を書くときは、なぜ広告業界を志望するのか、なぜその企業を選んだのか、入社後に何をしたいのかを伝えることを意識しましょう。また、広告業界で求められる人物像をヒントにするのも方法のひとつです。広告業界を志望する人は、この記事を参考に情報収集をして、魅力的な志望動機を作成しましょう。
キャリアアドバイザーコメント石川 愛プロフィールをみる
広告業界は志望する学生が多く人気のため、採用されるハードルが高い業界の一つと言えます。
エントリーする学生が多いと聞くと、学歴が原因で選考通過しにくくなりそうと不安に感じる学生もいるかもしれません。ですが、学歴よりも「学生時代にどのような経験をしたか」や「強み」が重視されます。広告業界は特にクライアントとの調整や社内のディレクションなども多いため、より経験が重視されるとも言えます。そのため高学歴の学生も油断はできませんし、コンプレックスを感じている学生にとっては採用されるチャンスも十分あります。
皆さんが広告業界を志望する理由は、今までの経験が深くかかわっていると思います。その思いが強ければ強いほど、採用担当者は「入社後に頑張ってくれそう」と考えます。そのため、直接的に学歴が選考結果に影響することはないのです。
この記事を通じて広告業界について詳しく知って志望するきっかけの経験ときちんと向き合い、志望動機を考えることが大切ですね。