目次
- 玉手箱の対策法をマスターしよう!
- 玉手箱に関する基礎知識
- 玉手箱とは
- ほかの適性検査との違い
- 受検方法
- 玉手箱を採用している業界
- 玉手箱の特徴
- ①制限時間が短い
- ②問題は1科目につき1パターン
- ③電卓の使用が前提
- ④一部の企業でのみ英語科目がある
- 玉手箱で高得点を狙うための対策6選
- ①タイマーを使い制限時間に慣れる
- ②1冊の参考書を繰り返し解く
- ③電卓の使用に慣れる
- ④「論理的読解」のルールを暗記する
- ⑤解かない問題を決めておく
- ⑥本番の環境に慣れる
- 玉手箱の練習問題
- 【計数理解】四則逆算
- 【計数理解】図表の読み取り
- 【計数理解】表の空欄推測
- 【言語理解】論理的読解
- 【言語理解】趣旨判定 / IMAGES形式
- 【言語理解】趣旨把握
- 【英語】論理的読解 / GAB形式
- 【英語】長文読解 / IMAGES形式
- 【Q&A】玉手箱の対策に関してよくある質問に回答!
- Q.玉手箱はいつから対策をしておけば良い?
- Q.玉手箱の合格ラインは?
- Q.玉手箱の結果は使い回せる?
- 玉手箱の対策法を理解して高得点を狙おう!
玉手箱の対策法をマスターしよう!
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こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。

就活生
就活を始めたばかりの学生から、このような質問を受けることがよくあります。
玉手箱で出題されるのは基礎的な計算や読解の問題。
個々の問題の難易度はそれほど高くありませんが、ほかの適性検査に比べて出題形式や制限時間が特殊なため、高得点を取るためには対策が必須です。
この記事では、玉手箱の特徴や対策、練習問題などについてキャリアアドバイザーが解説します。
キャリアアドバイザーが読み解く!玉手箱はどの程度選考に影響する?
点数よりいかに熱意を伝えるかが合否をわける!
体感ですが、玉手箱に苦戦している学生は多くはない印象です。3分の1~4分の1くらいでしょうか。
また玉手箱の点数だけで合否を判断されているというわけでもなく、企業側としても重視しているのは点数よりも熱意やビジョンがあるか。仮に玉手箱に自信がなかったり、受けた結果うまくいかなかったとしても落ち込む必要はありません。
むしろ玉手箱がうまくいかなかったのなら、その分を面接で挽回すること。その意識さえ持ってしっかりと対策ができれば、内定につながるはずです。
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玉手箱に関する基礎知識
対策法を考えるにあたって、玉手箱がどのようなテストであるのかを理解しておくことが必要です。
そこでまずは、玉手箱に関する基礎知識について解説します。
玉手箱とは
玉手箱は、「CAB」や「GAB」などを扱う日本エス・エイチ・エル(SHL)社が提供する適性検査の一つです。
玉手箱は応募者の事務処理能力や情報処理能力、論理的思考力などの実践的なスキルを測るテストとして、リクルート社の「SPI」に次ぐシェアと導入数を持ちます。
玉手箱は「能力検査」と「性格(パーソナリティ)検査」で構成されていますが、企業によってはどちらか片方しか実施しないケースもあります。
ほかの適性検査との違い
適性検査には数多くの種類がありますが、ほかの主要な適性検査との違いは以下の通りです。
| テスト名 | 出題科目の特徴 | 対策の最重要ポイント | URL |
|---|---|---|---|
| 玉手箱 |
・計数(図表・四則逆算) ・言語、英語 同じ問題形式が最後まで続く | 制限時間が非常に短いため、出題形式に慣れてスピードを上げることが重要 | web1.e-exams.jp/ web2.e-exams.jp/ web3.e-exams.jp/ tsvs1.e-exams2.jp/ tsvs2.e-exams2.jp/ tsvs3.e-exams2.jp/ nsvs1.e-exams4.jp/ nsvs2.e-exams4.jp/ |
| SPI |
・非言語(推論・計算) ・言語 中高生レベルの基礎的な問題が幅広く出る | 出題範囲が広いため、頻出分野を幅広く学習して苦手分野を作らないことが重要 | arorua.net/ |
| TG-WEB |
・計数(パズル・暗号) ・言語(難解な長文) 初見では解けない独特な問題 | 難易度が高く思考力を問う問題も多いため、独特の出題形式に慣れることが重要 | assessment.c-personal.com/ assessment.e-gitest.com/ c-personal.com/ |
| Web-CAB |
・暗号 ・法則性 ・命令表 など IT業界やエンジニア職で頻出 | 命令表や暗号、法則性などの独特な問題が出題されるため、専用の問題集で反復練習することが重要 | 玉手箱と同様 |
「SPI」「TG-WEB」「Web-CAB」の対策法については、以下の記事でより詳しく解説しています。
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受検方法
玉手箱の受検方法は、「Web型」「テストセンター型(C-GAB)」の2つです。
以前はWeb型が主流でしたが、近年は不正防止対策としてテストセンター型で実施する企業も増えています。
出題される問題の内容に違いはありませんが、受検までの流れは大きく異なるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
Web型
Web型は企業から案内されたURLにアクセスすることで受検でき、指定された期間内であれば自分の好きな時間・場所で受検が可能となっています。
ただし、期限の最終日はアクセス集中による回線トラブルが発生しやすくなるため、なるべく余裕を持って受検するようにしましょう。
テストセンター型(C-GAB)
具体的には、企業からの案内メールに従って事前にテストセンターの会場と日時の予約をおこない、当日になったら試験会場に出向いて受検します。
試験当日は本人確認書類が必要となるほか、会場までの移動時間や受付時間も考慮して余裕を持って行動するようにしましょう。
対処法5選|テストセンターの予約ができない状態は詰みではない!
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問題集だけで対策すると、本番の時間制限などに慣れず焦る場合もありますよね。
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玉手箱を採用している業界
- 商社
- 金融
- 製造業
- コンサルティング
- IT
- インフラ
玉手箱は応募者の基本的な能力を短時間で測定できるため、応募者が殺到する人気の業界では、採用の効率化を図る目的で導入されることが多いです。
また、玉手箱は事務処理や情報処理などのスキルを測定できるため、処理能力のスピードや正確性が求められる業界においても、玉手箱を導入する企業が多い傾向にあります。
玉手箱の特徴
玉手箱はほかの適性検査と比べて特殊な部分が多く、玉手箱を受検するうえでは特徴を理解しておくことは必須と言えます。
ここからは、玉手箱の特徴について解説していくので、一つずつチェックしていきましょう。
①制限時間が短い
玉手箱はほかの適性検査と比べても、1問あたりの制限時間が極端に短く設定されています。
たとえば、計数の「四則逆算」は出題数が50問であるのに対し制限時間が9分となっているため、単純計算すると1問あたり10.8秒で回答しなければなりません。
玉手箱の制限時間が極端に短いのは、事務処理の正確さやスピーディーな情報処理能力といった、実践的なスキルを測ることに重点を置いているからです。
また、あえて焦りやすい状況を作り出し、プレッシャーのかかる場面での対応力を測るという狙いもあります。
②問題は1科目につき1パターン
玉手箱は計数・言語・英語の各科目に複数の出題形式がありますが、実際の試験では企業が選んだ1つの問題形式のみが出題されます。
たとえば、計数科目の場合は、「四則逆算」「図表の読み取り」「表の空欄推測」のいずれか1パターンのみが出題されることになります。
そのため、一度パターンを理解すれば、問題文をすべて読まなくても回答できるようになります。
参考書や対策本などを使って、すべての出題形式を一通り経験しておくようにしましょう。
WEBテストを対策なしで臨むのは危険!
本番の問題を解いてみよう
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③電卓の使用が前提
Web型の玉手箱では、受検時に電卓の使用が認められています。
使用は任意ですが、実際の試験では電卓の使用を前提とした複雑な問題も出題されるため、自力の計算では大幅なタイムロスとなってしまいます。
Web型の場合には、必ず電卓を用意して受検するようにしましょう。
一方、テストセンター型(C-GAB)では電卓の持ち込みや使用が禁止されています。
その代わりに試験当日は会場で計算用紙が配布されるため、テストセンター型で受検する場合には筆算の練習もしておきましょう。
テストセンターで受検する場合の計算のコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。
テストセンターは電卓の持ち込み不可|計算のコツと対策方法解説
④一部の企業でのみ英語科目がある
玉手箱には英語科目もありますが、すべての企業で実施されるわけではありません。
英語科目が出題されるのは外資系企業や総合商社といった、実務で英語力が求められる企業に限られており、そのほかの企業では英語は出題されないのが一般的です。
応募先企業で英語科目が実施されるかどうかを知りたい場合は、就活の口コミサイトや掲示板などで調べてみましょう。
また、大学のキャリアセンターやOB・OG訪問を通じて、実際にその企業の選考を受けた人から情報を得るのも効果的です。
OB・OG訪問でおすすめの質問については、以下の記事で詳しく解説しています。
OB・OG訪問の質問リスト一覧|質問力アップの秘訣やNG例も解説
玉手箱で高得点を狙うための対策6選
玉手箱は1問あたりの制限時間が極端に短いため、時間配分が非常に重要となります。
ここからは、玉手箱で高得点を狙うための対策を6つ紹介するので、順にチェックしていきましょう。
①タイマーを使い制限時間に慣れる
玉手箱は1問にかけられる時間が非常に短いため、問題演習をする際は必ずタイマーを使って制限時間に慣れるようにしましょう。
本番と同じ制限時間の問題演習を繰り返すことで、回答のペースを体感として覚えることができ、本番での焦りを防ぐことにもつながります。
なお、玉手箱は回答の間違いによる減点はなく、未回答と不正解は同じ扱いになります。
そのため、わからない問題は当てずっぽうでもかまわないので、すべての回答を埋めることを徹底しましょう。
明日が受検本番でも大丈夫!
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WEBテスト本番が近づくと、今のままで対策が十分か不安になりますよね。 問題集で勉強はしたものの、ちゃんと点数がとれるのか自信がない人も多いはず。
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②1冊の参考書を繰り返し解く
玉手箱の出題形式はほぼパターン化されているため、対策をする際は複数の参考書に手を広げるよりも、1冊の参考書を繰り返し解いたほうが効率的です。
具体的には3周を目安に取り組むと、回答のパターンやスピードをつかめるようになります。
- 1周目:解説を読みながら解き方のパターンと全体の傾向をつかむ
- 2周目:時間を測って解いていき、間違えた問題にはチェックをつける
- 3周目:間違えた問題をもう一度解いて、確実に正解できるようにする
③電卓の使用に慣れる
Web型では電卓の使用が認められているとはいえ、入力ミスや操作ミスがあるとタイムロスにつながります。
そのため、練習の段階から本番で使う予定の電卓を使用し、基本操作をスムーズにおこなえるよう慣れておきましょう。
電卓のなかには多機能タイプのものもありますが、そのような電卓はキー数が多く入力ミスの原因になることもあります。
玉手箱では、1,000〜2,000円程度のスタンダードな電卓を使うのがおすすめです。
④「論理的読解」のルールを暗記する
言語科目の「論理的読解」は与えられた文章(600字前後)を読んで、各設問で「A:明らかに正しい」「B:明らかに間違っている」「C:正しいか間違っているかは判断できない」を選択する問題です。
論理的読解は、あくまで本文に書かれている情報のみで正誤を判断する問題です。
そのため、以下のルールを暗記しておくと迷わずに回答できるようになります。
- 本文の範囲で言い切れる内容であれば「A」を選択する
- 本文が明確に否定していれば「B」を選択する
- 本文で触れていない内容については「C」を選択する
ポイントは、一般常識や個人的な推測を持ち込まないことです。
対策をする際は「本文に書かれていることだけがすべて」という意識を常に持ち、本文の内容だけで判断する訓練をしておきましょう。
玉手箱の言語科目の対策法については、以下の記事でより詳しく解説しています。
玉手箱の言語問題を解くコツ|特徴を掴めば攻略は可能
⑤解かない問題を決めておく
玉手箱は「限られた時間のなかでどれだけ正確かつスピーディーに処理できるか」を測るテストであるため、普通に解くとそもそも時間が足りなくなるように作られています。
そのため、「計算が複雑な問題は飛ばす」といったように、あらかじめ解かない問題を決めておくようにしましょう。
そうすることで解ける問題に費やせる時間が増え、結果として全体の得点を高めやすくなります。
なお、いつもは普通に解ける問題であっても、本番では緊張や焦りから悩んでしまう事態も起こり得ます。
そのため、「30秒以上手が止まったら次の問題に移る」といったように、時間切れを防ぐための基準も決めておくと良いでしょう。
⑥本番の環境に慣れる
玉手箱はスピード勝負と言っても過言ではないため、本番と同じパソコンやインターネット環境、時間帯に模擬試験をおこなうなどして、本番の環境に近い状態で問題を解く練習をしておきましょう。
本番の環境に慣れておくことで、緊張によるミスも減って高いパフォーマンスを発揮できるようになります。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!玉手箱のボーダーとは?
6~7割に設定している企業が多い!
玉手箱の心得として、満点を目指す必要はないということは覚えておいてください。最低限、6~7割程度取れていれば十分です。企業側のボーダーとしてもその辺りが多い印象ですね。
つまり、得意分野を落とさないことが重要になります。
いろいろなものに手を出すのではなく、一冊のテキストを繰り返し解いて問題に慣れましょう。玉手箱の対策では、解き方の感覚をつかむ作業がかなり重要です。そのなかで苦手な分野を重点的に対策していってください。
玉手箱の練習問題
対策法を理解したら、実際に練習問題を解いてみましょう。
ここからは玉手箱の練習問題を科目別に8つ紹介するので、上記の表からあなたの見たい問題をチェックしてみてください。
【計数理解】四則逆算
【 】に入る数値として正しいものを、選択肢の中から一つ選びなさい。
【 】×9+18=81
- A:5
- B:6
- C:7
- D:8
- E:9
解説
まず「+18」を右辺に移項して整理します。
【 】×9=81-18、【 】×9=63となります。
次に両辺を9で割ると【 】=63÷9=7となります。
したがってCの「7」が正解です。
【計数理解】図表の読み取り
図表を見て次の問いに答えなさい。
【社員の構成人数】
| 部署 | 人数 |
|---|---|
| 営業 | 45 |
| 開発 | 30 |
| 総務 | 15 |
| 経理 | 10 |
営業部の人数は総務部の人数の何倍となるか。選択肢の中から一つ選びなさい。
- A:2倍
- B:2.5倍
- C:3倍
- D:3.5倍
- E:4倍
解説
何倍かを求めるには、比較される側(営業部)を基準となる側(総務部)で割ります。
図表によると営業部の人数は45人、総務部の人数は15人です。
45÷15=3となるため、Cの「3倍」が正解です。
【計数理解】表の空欄推測
下記の表はある小売店の商品別の売上高をまとめたものである。
| 商品 | 単価(円) | 販売数(個) | 売上(円) |
|---|---|---|---|
| X | 250 | 40 | 10,000 |
| Y | 180 | 50 | 9,000 |
| Z | 320 | □ | 12,800 |
商品Zの販売数は何個と推測できるか。選択肢の中から一つ選びなさい。
- A:35個
- B:40個
- C:42個
- D:45個
- E:50個
解説
売上=単価×販売数の関係式から、販売数=売上÷単価で求められます。
商品Zの販売数=12,800÷320=40となるため、Bの「40個」が正解です。
【言語理解】論理的読解
以下の文章を読んで、設問一つひとつについてA・B・Cのいずれに当てはまるか答えなさい。
- A:本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい
- B:本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている
- C:本文だけでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない
【本文】
企業が新しい商品を開発するときには、顧客のニーズを調査することが重要とされる。しかし、調査結果をそのまま商品開発に反映したからといって、必ずしも成功するとは限らない。顧客は現在感じている不満や要望を答えることはできても、自分で気付いていない潜在的なニーズを言葉で表現することは難しいからである。
実際、多くの革新的な商品は、市場調査だけでは生まれなかったと言われる。開発者が技術の可能性を見据え、新しい使い方を提案した結果として、多くの消費者に受け入れられた例も少なくない。一方で、顧客の声をまったく無視して開発した商品が市場で失敗することもある。
したがって、企業は顧客の意見を軽視するべきではないが、それだけに依存することも望ましくない。市場調査と開発者の発想の両方を活かし、それぞれの役割を理解しながら商品開発を進めることが重要である。
【設問】
- 市場調査をおこなえば新商品の開発は成功する
- 革新的な商品の中には市場調査だけでは生まれなかったものもある
- 顧客の意見を無視した商品は必ず市場で失敗する
- 市場調査を重視する企業ほど商品開発に成功しやすい
解説
設問文は「市場調査をおこなえば成功する」と断言しています。
本文では「調査結果をそのまま商品開発に反映したからといって、必ずしも成功するとは限らない」と明記されており、市場調査を実施しても成功が保証されるわけではないことが示されています。
したがって設問文の内容は本文と明らかに矛盾するため、正解はBです。
本文で「多くの革新的な商品は、市場調査だけでは生まれなかったと言われる」と記されています。
「言われる」という伝聞表現ではありますが、本文がその内容を事実として紹介しているため、設問文の「革新的な商品の中には市場調査だけでは生まれなかったものもある」は本文から論理的に正しいと判断できます。
したがって正解はAです。
本文は「顧客の声をまったく無視して開発した商品が市場で失敗することもある」と述べており、失敗する可能性があることを示すにとどまっています。
設問文は「必ず失敗する」と断言していますが、本文は「必ず」とは述べていないため、設問文の内容は本文と明らかに矛盾します。
したがって正解はBです。
本文では市場調査が重要であることは述べていますが、「市場調査を重視する程度と成功率の相関関係」については一切記述がありません。
設問文の「重視する企業ほど成功しやすい」という比較・因果関係は本文から読み取ることができないため、正しいとも間違いとも判断できません。
したがって正解はCです。
【言語理解】趣旨判定 / IMAGES形式
以下の文章を読んで、設問一つひとつについてA・B・Cのいずれに当てはまるか答えなさい。
- A:筆者が一番訴えたいこと(趣旨)が述べられている
- B:本文に書かれているが、一番訴えたいことではない
- C:この本文とは関係ないことが書かれている
【本文】
近年は業務の効率化を目的として、各企業でデジタル技術の導入が進んでいる。書類の電子化やオンライン会議の活用によって、これまで多くの時間を要していた作業が短時間で完了するようになった。その結果、社員はより付加価値の高い仕事に時間を使えるようになったという企業もある。
しかし、デジタル化は単に新しいシステムを導入すれば成功するものではない。十分な説明や研修がないまま運用を始めると、社員が使いこなせず、かえって業務が非効率になることもある。また、従来の仕事の流れを見直さずにシステムだけを置き換えても、期待した効果は得られにくい。
つまり、デジタル化の成否を左右するのは技術そのものではなく、それを組織全体でどのように活用するかである。新しい技術を導入する際には、業務の進め方や社員への支援を含めて検討することが重要だと言える。
【設問】
- 書類の電子化やオンライン会議によって、作業時間が短縮された企業もある
- デジタル化を成功させるには、技術だけでなく運用や組織全体の取り組みが重要である
- 社員への研修が不十分であると、デジタル化がうまくいかないケースがある
- 海外企業は日本企業よりもデジタル化が進んでいる
解説
設問文の内容は本文第1段落に記されている事実です。
しかしこれはデジタル化の効果を示す具体例の一つにすぎず、筆者が最も訴えたいメッセージ(デジタル化の成否は技術ではなく組織全体の活用方法にある)を表してはいません。
したがって本文に書かれているが趣旨ではなく、正解はBです。
本文の結論部分で「デジタル化の成否を左右するのは技術そのものではなく、それを組織全体でどのように活用するかである。新しい技術を導入する際には、業務の進め方や社員への支援を含めて検討することが重要だと言える」と述べられています。設問文はこの結論を正確にまとめており、筆者が最も訴えたいメッセージそのものです。
したがって正解はAです。
設問文の内容は本文第2段落に記されている事実です。
しかしこれはデジタル化が失敗するケースの具体例の1つにすぎず、筆者が最も訴えたいメッセージ(デジタル化の成否は技術ではなく組織全体の活用方法にある)を表してはいません。
したがって本文に書かれているが趣旨ではなく、正解はBです。
本文は日本企業のデジタル化の取り組みとその課題について述べており、海外企業との比較は一切登場しません。
設問文の内容は本文の話題と無関係であるため、正解はCです。
【言語理解】趣旨把握
次の文章を読んで、筆者の訴えに最も近いものを選択肢の中から1つ選びなさい。
【本文】
近年、多くの企業が「働き方改革」を進めている。その取り組みとして、長時間労働の是正やテレワークの導入、有給休暇の取得促進などが挙げられる。これらは、従業員の働きやすさを高めるだけでなく、生産性の向上にもつながると期待されている。
しかし、働き方改革は制度を整えるだけでは十分ではない。たとえば、テレワーク制度を導入しても、「出社している人のほうが評価される」という職場の雰囲気が残っていれば、制度は十分に活用されない。また、有給休暇を取得しやすい制度があっても、周囲に遠慮して休暇を取りにくい環境では、制度の効果は限定的である。
さらに、働き方改革の目的は単に労働時間を短くすることではない。短時間で成果を上げるためには、業務の進め方そのものを見直し、不要な作業を削減したり、情報共有の方法を改善したりする必要がある。従来と同じ仕事量をそのまま維持したまま労働時間だけを減らせば、一人ひとりの負担が増え、かえって働きにくくなる可能性もある。
もちろん、業種や職種によって最適な働き方は異なる。顧客対応が中心の仕事では対面での勤務が必要な場合もあり、研究開発のように一人で集中する時間が重要な仕事ではテレワークが効果を発揮することもある。そのため、すべての企業が同じ制度を導入すれば良いわけではない。
重要なのは、「どの制度を導入したか」ではなく、「その制度が組織の実情に合わせて運用され、働きやすさと成果の向上につながっているか」である。働き方改革を成功させるためには、制度そのものだけでなく、職場文化や業務の進め方まで含めて見直す姿勢が欠かせない。
- A:働き方改革ではテレワークや有給休暇制度などを導入する企業が増えている
- B:働き方改革では制度を導入することよりも、職場文化や業務改善を含めて実態に合わせて運用することが重要である
- C:業種や職種によって最適な働き方は異なるため、すべての企業で同じ制度を導入すべきではない
- D:労働時間を短縮すると、一人ひとりの仕事量が増えてしまう可能性がある
解説
本文の結論で「重要なのは『どの制度を導入したか』ではなく、『その制度が組織の実情に合わせて運用され、働きやすさと成果の向上につながっているか』である。働き方改革を成功させるためには、制度そのものだけでなく、職場文化や業務の進め方まで含めて見直す姿勢が欠かせない」と述べています。Bはこの結論を正確にまとめており筆者の訴えとして最も適切です。
Aはテレワークや有給休暇制度の導入という事実の紹介にすぎません。Cは「すべての企業で同じ制度を導入すべきではない」という個別の理由の説明であり、筆者が最も伝えたいメッセージではありません。Dは労働時間短縮の問題点という一側面にすぎません。
したがって正解はBです。
【英語】論理的読解 / GAB形式
Read the text and choose the best description for each of the questions that follow.
【本文】
Many companies have recently adopted hybrid work styles, allowing employees to divide their time between the office and remote locations. The main purpose of this change is not simply to reduce office costs but to improve both productivity and employee satisfaction. Some workers appreciate the flexibility of working from home because it saves commuting time and allows them to balance work with personal responsibilities.
However, hybrid work also creates new challenges. Managers sometimes find it more difficult to monitor progress, while employees may feel isolated from their colleagues. To solve these problems, many organizations have introduced regular online meetings, shared digital workspaces, and opportunities for face-to-face communication. These measures help employees exchange ideas even when they are not in the same location.
Experts point out that no single work style is suitable for every company. Businesses that require frequent teamwork or direct customer service may benefit from more office-based work, while jobs that require concentration may be better suited to remote work. Therefore, successful organizations focus less on choosing one work style over another and more on creating systems that match their business needs.
【設問】
Q1:Why have many companies introduced hybrid work?
- A:To reduce office expenses only.
- B:To improve productivity and employee satisfaction.
- C:To eliminate face-to-face communication.
Q2:According to the passage, which is one challenge of hybrid work?
- A:Employees always communicate more effectively.
- B:Managers may have difficulty monitoring progress.
- C:Companies no longer need digital tools.
Q3:What is the main conclusion of the passage?
- A:Every company should adopt remote work.
- B:Office work is always better than remote work.
- C:Companies should choose work styles according to their needs.
解説
本文冒頭で「The main purpose of this change is not simply to reduce office costs but to improve both productivity and employee satisfaction.」と述べられているため正解はBです。
Aは「オフィスコスト削減のみ」としていますが、本文は「単にコスト削減のためではない」と明確に否定しているため誤りです。
Cは「対面コミュニケーションをなくすため」としているが本文にそのような記述はないため誤りです。
本文の第2段落で「Managers sometimes find it more difficult to monitor progress」と明記されているため正解はBです。
Aは「従業員が常により効果的にコミュニケーションをとる」としていますが、本文では孤立感が生じる可能性を述べており事実と逆であるため誤りです。
Cは「企業はデジタルツールが不要になる」としていますが、本文では「shared digital workspaces」などのデジタルツールを導入しているとあり誤りです。
本文の最終段落で「Therefore, successful organizations focus less on choosing one work style over another and more on creating systems that match their business needs.」と結論付けているため正解はCです。
Aは「すべての企業がリモートワークを採用すべき」としていますが、本文は一つの働き方を選ぶことへの固執を否定しているため誤りです。
Bは「オフィスワークは常にリモートワークより優れている」としていますが、本文はどちらが優れているかではなくビジネスニーズに合ったシステムを作ることを重視しているため誤りです。
【英語】長文読解 / IMAGES形式
【本文】
In recent years, many companies have begun to pay greater attention to employee well-being. While salary remains an important factor in attracting workers, employers have realized that working conditions, career development, and work-life balance also influence job satisfaction. As a result, many organizations now offer flexible working hours, mental health support, and opportunities for continuous learning.
However, simply introducing these programs does not guarantee positive results. Employees may hesitate to use them if they fear that doing so will negatively affect their performance evaluations or career prospects. For example, workers may avoid taking paid leave because they believe their supervisors will view them as less committed to their jobs.
Experts therefore argue that organizational culture is just as important as company policies. Managers should actively encourage employees to make use of available programs and demonstrate through their own behavior that these benefits are accepted and valued. When employees feel comfortable using such systems, both their well-being and their productivity are likely to improve.
【設問】
Q1:According to the passage, why have many companies introduced employee support programs?
- A:To reduce office expenses.
- B:Because salary is no longer important.
- C:To improve job satisfaction by supporting employees in various ways.
- D:To encourage employees to work longer hours.
- E:To replace managers with technology.
Q2:What problem does the writer mention regarding employee support programs?
- A:Most companies cannot afford them.
- B:Employees may hesitate to use them.
- C:They reduce employee productivity.
- D:They are only useful for managers.
- E:They increase employee turnover.
Q3:Which statement best expresses the writer’s main idea?
- A:Employee well-being depends only on higher salaries.
- B:Companies should eliminate performance evaluations.
- C:Company policies are more important than organizational culture.
- D:Employee support programs are effective only when supported by a positive workplace culture.
- E:Flexible working hours are the best solution for every company.
解説
本文の第1段落で「employers have realized that working conditions, career development, and work-life balance also influence job satisfaction」と述べられています。
企業は職場環境・キャリア開発・ワークライフバランスが職務満足度に影響することに気づき、その結果としてさまざまな支援プログラムを導入したとわかります。
したがって正解はCです。
本文の第2段落で「Employees may hesitate to use them if they fear that doing so will negatively affect their performance evaluations or career prospects.」と述べられているため正解はBです。
Aは「ほとんどの企業が費用を負担できない」としているが本文にそのような記述はないため誤りです。
Cは「生産性を下げる」としていますが本文では生産性の向上につながる可能性を述べており、逆であるため誤りです。
Dは「管理職にしか役立たない」としているが本文にそのような記述はないため誤りです。Eは「離職率を上げる」としているが本文にそのような記述はないため誤りです。
本文の第3段落で「Managers should actively encourage employees to make use of available programs and demonstrate through their own behavior that these benefits are accepted and valued.」と述べており、管理職が率先して制度の活用を促す職場文化の重要性を説いています。
そして「When employees feel comfortable using such systems, both their well-being and their productivity are likely to improve.」と続けており、ポジティブな職場文化があって初めて制度が効果を発揮するという主旨を表しています。
したがって正解はDです。
【Q&A】玉手箱の対策に関してよくある質問に回答!
最後に参考として、玉手箱の対策についてのよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
気になる質問があれば、ぜひチェックしてみてください。
Q.玉手箱はいつから対策をしておけば良い?
A.2カ月前あたりから対策することをおすすめします。
玉手箱の対策は、受検予定の2カ月前あたりから始めるようにしましょう。
たとえば本選考の場合は、大学3年生の2月頃から対策を開始して問題形式や時間配分に慣れておくと安心です。
ただし、玉手箱に苦手意識がある人や英語科目も受検する必要がある人は、余裕を持って3カ月前あたりから少しずつ学習を進めておくことをおすすめします。
Q.玉手箱の合格ラインは?
A.6~7割程度が一般的な合格ラインです。
合格ラインは企業によって異なりますが、一般的には6〜7割程度が合格ラインの一つの目安とされています。
一方、人気企業や有名企業などの難関企業になると、8割以上の得点が求められるケースもあります。
ただし、難関企業だからといって必ずしも合格ラインが高いとは限らないため、志望先の合格ラインについては事前にしっかりと調べておきましょう。
Q.玉手箱の結果は使い回せる?
A.テストセンター型の結果であれば、使い回すことができます。
「Web型」の結果は使い回すことはできませんが、「テストセンター型(C-GAB)」の結果であれば使い回すことが可能です。
ただし、結果の中身はわからないため、手応えがなかったり心配な部分があったりする場合には、改めて受検することも検討してみましょう。
玉手箱の対策法を理解して高得点を狙おう!
玉手箱は制限時間が極端に短く、出題形式も独特なため、苦手意識を持つ人は少なくありません。
ただ、個々の問題の難易度はそれほど高くないため、問題形式に慣れて回答のペースをつかめば高得点を狙うことは十分に可能です。
今回解説した内容を参考にしながら、玉手箱の正しい対策法を理解して、選考の通過を目指しましょう。
「WEBテストの対策をする時間がない…」そんな人におすすめの対策方法
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玉手箱はどのように対策すれば良いのでしょうか?