目次
- 「専門商社はやめとけ」の理由と現場の実態を知って適性を見極めよう!
- 「専門商社はやめとけ」と言われる8つの理由
- ①企業間の板挟みになるストレスが大きい
- ②激務な可能性がある
- ③ノルマに追われる可能性が高い
- ④トラブル対応が発生した際の負担が大きい
- ⑤一定以上の営業力が必要
- ⑥飲み会・接待での関係構築が必要なケースもある
- ⑦専門知識を学び続ける必要がある
- ⑧転勤・海外駐在を余儀なくされる場合がある
- 専門商社が向いている人・向いていない人の特徴一覧
- 専門商社が向いているか確認するチェックリスト
- 「専門商社はやめとけ」は鵜呑みにする必要なし! 適性を冷静に見極めよう
「専門商社はやめとけ」の理由と現場の実態を知って適性を見極めよう!
「専門商社はやめとけって本当? 自分に合っているのか不安……」
就活中にネガティブな評判を目にすると、不安になりますよね。
「やめとけ」と言われる理由として大きいのは、専門商社ならではの働き方や営業スタイルの厳しさ。とはいえそれが本当に自分に合っていないのかはわからないので、噂に振り回されず、まずは現場の実態を正しく把握することが大切です。
この記事では、「やめとけ」と言われる理由や向き・不向きの特徴をわかりやすく解説します。
自分に適性があるかを見極め、後悔のない選択に役立ててください。
商社の就職のポイントを知りたい場合はこちらの記事を参考にしてください。
商社に就職したい学生必見! 業界の全体像と必須の対策を完全網羅
【完全無料】
大学生におすすめ!
就活準備で使いたい診断ランキング
1位:適職診断
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
2位:業界&職種マッチ度診断
興味のある業界・職種とあなたの相性を診断しましょう
3位:自己分析ツール
あなたの基本的な性格から、就活で使える強み・弱みを診断します
4位:エントリーシート作成ツール
業界特有の質問にも対応! そのまま使えるESが作れます
5位:マナー力診断
あなたのマナーは大丈夫?診断を受けて自分の苦手分野を把握しよう
【併せて活用したい!】
選考前に必ず使ってほしい厳選ツール
①自己PR作成ツール
自己PRがまとまらない人は、ツールを活用して自己PRを完成させよう
②志望動機作成ツール
5つの質問に答えるだけで、受かる志望動機を自動で作成します
「専門商社はやめとけ」と言われる8つの理由
専門商社は華やかなイメージを持たれやすい業界ですが、実際の現場では特有の大変さや地道な努力が存在します。
ここからは、なぜ「やめとけ」と言われてしまうのか、その代表的な8つの理由をわかりやすく紐解いていきます。
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう
自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます。
自分の適職・適さない職業を今すぐチェックしてみてください。
①企業間の板挟みになるストレスが大きい
専門商社は自社で製品を作っているわけではなく、商品を売りたい「メーカー」と、それを買いたい「顧客(クライアント)」の間に立って取引をスムーズに進めるのがおもな役割です。
そのため、メーカーからは「もっと自社製品を売ってほしい」と求められ、顧客からは「もっと安く、早く届けてほしい」と厳しい要望を出されることが日常茶飯事。
どちらの意見も無下にすることはできず、お互いの意見がぶつかったときに双方の調整役として間に入り続ける必要があるため、精神的なプレッシャーやストレスを抱えやすい側面があります。
専門商社の仕事内容についてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事をチェックしてみてください。
専門商社を徹底解説| 総合商社との違いやおすすめの選考対策も紹介
ストレスが少ない仕事が良い場合は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
ストレスの少ない仕事15選! ストレス要因から考える仕事の選び方
②激務な可能性がある
専門商社が扱う商品は、他社でも同じように購入できるものが多く存在します。
そのため、商品そのものの違いで差別化が難しい分、「対応の早さ」や「フットワークの軽さ」といったサービスの質で競合他社と差をつける必要があります。
そうして顧客の要望に素早く応えようとする結果、以下のような状況が発生しやすくなるのです。
- 取引先から「今すぐ来てほしい」と連絡が入って予定を変更して訪問する
- 休日や夜間であっても顧客からの電話やメールに対応する
- 納期がギリギリな注文でもなんとか間に合わせるために調整する
顧客第一な働き方は体力的にもハードになりがち。ライフプランを考えたときに耐えられるかどうかは慎重な見極めが必要です。
忙しさは商材や担当する業界によってまったく異なりますが、特に製造業のラインに直結する商材を扱う場合、納品が少し遅れただけで工場の稼働がすべて止まり、数千万円単位の損害が出るリスクがあるため、トラブル時の影響が大きくハードになりがちです。
面接やOB訪問では単に「残業時間」を聞くのではなく、「顧客から緊急の連絡が入った際にチームでどうカバーし合っているか」という運用体制を確認すると、実際の働きやすさがリアルに見えてきますよ。
現場のリアルを知るのに有効なOB・OG訪問のポイントはこちらの記事でも解説しています。ぜひチェックしてみてください。
OB・OG訪問の質問リスト一覧|質問力アップの秘訣やNG例も解説
③ノルマに追われる可能性が高い
多くの専門商社では、社員一人ひとりに「今月はこれだけの売り上げを達成する」という高い営業目標(ノルマ)が設定されます。
世の中の景気が悪くなって顧客が買い控えをしたり、他社に契約を奪われたりした場合でも、企業から課された目標が自動的に下がることはほとんどありません。
常に数字の達成を意識しながら働き続ける必要があるため、プレッシャーに弱い人にとっては精神的な負担が大きくなりやすい環境と言えます。
ノルマを過剰に恐れることはありませんが、入社前に「その企業の評価基準」をしっかりチェックしておくことが大切です。
「数字の達成率」だけを厳しく追う成果主義の企業もあれば、達成までのプロセスや顧客との関係構築まで正当に評価してくれる企業もあります。
どのような評価軸であれば自分の力を発揮できそうかを見極め、数字に対するプレッシャーを成長エネルギーに変えられる環境を選ぶことが、商社で長く活躍するための秘訣です。
なお、「目標に追われる働き方はどうしても自分には合わないかも……」と不安を感じた方は、精神的なゆとりを持って働ける職種や業界を知っておくのも選択肢の一つです。
こちらの記事では、ノルマに縛られずに自分のペースで力を発揮できる仕事を詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。
ノルマのない仕事に向いているかどうかの見極めが重要|職種17選
④トラブル対応が発生した際の負担が大きい
モノの流通を担う専門商社では、予期せぬトラブルが発生した際に真っ先に動いて対応しなければなりません。
- 配送トラブルで荷物が届かないときに顧客に頭を下げて代わりに使える商品を必死に探す
- 納品した商品に不備があったときにすぐに現場へ駆けつけて謝罪して交換の手配を進める
- 仕入れ価格が高騰したときに値上げの理由を説明して顧客に納得してもらえるよう交渉する
- 顧客から土壇場で内容変更を頼まれたときにメーカーに無理を言って対応してもらえるよう頼み込む
このように、自分自身のミスでなくても、現場の最前線で対応しなければならない大変さがあります。
予定通りに物事が進まないときのトラブル対応こそ、商社パーソンとしての腕の見せ所であり、ピンチをチャンスに変える絶好の機会です。
過ちを素直に認めて動く姿を見せることで、かえって顧客と強固な信頼関係が生まれることも珍しくありません。
トラブルを恐れるのではなく、「いざというときに他人のために動けるか」が問われる現場と言えます。
⑤一定以上の営業力が必要
商品そのものの魅力があるメーカーとは違い、専門商社には「これさえあれば勝手に売れる」という強い自社ブランドがありません。
他社と同じような商品を扱うことも多いため、顧客から「あなたから買いたい」「この企業なら信頼できる」と思ってもらう必要があります。
そのため、以下のような「営業力」が欠かせません。
- 相手の本当に困っていることを聞き出すコミュニケーション能力
- 相手の課題を解決する提案力
- 素早く丁寧な対応力
ここで求められる「高い営業力」とは、決して喋りがうまいことではありません。
本当に強い商社営業は、相手の話を誰よりも深く聞き、約束を守り続ける誠実さを持っています。
同じ商品を扱う競合他社が数多くあるからこそ、「困った時に一番に顔が浮かぶ存在になれるか」で成果が大きく変わりますよ。
「自分が営業に向いていないかも……」と悩んでいる場合は、こちらの記事をチェックしてみましょう。
営業に向いてない人の特徴は? 自分の営業適正がわかる診断も
⑥飲み会・接待での関係構築が必要なケースもある
扱う商材や取引先の業界によっては、仕事の時間内だけでなく、勤務外でのコミュニケーションが取引を円滑にするカギとなる場合があります。
- 平日の夜におこなわれる飲み会
- 休日に取引先と一緒に回るゴルフ
- お中元やお歳暮、年末年始の挨拶回り
このように、プライベートな時間を使った付き合いが求められる文化が残っている企業もあります。
お酒の席やイベントを通して距離を縮めることが得意な人なら問題ありませんが、仕事とプライベートをきっぱり切り離したい人にとっては、大きな負担となるでしょう。
近年はコンプライアンス意識の高まりから飲み会や接待を強要する風土は減りつつあります。
しかし、昔ながらの業界を相手にする部署では、こうした場が本音を引き出す大切な機会として機能しているのも事実です。
自分がプライベートと仕事を明確に分けたいタイプなのか、それとも仕事上の関係者とも深めの付き合いを楽しめるタイプなのか、自己分析で見極めておきましょう。
自己分析のやり方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
就活の自己分析のやり方7選を図解|今やるべき自己分析を即判断!
あなたが受けないほうがいい職業は?
3分でできる適職診断で確認してみよう
入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけで適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます。
自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。
⑦専門知識を学び続ける必要がある
専門商社はその名の通り、特定分野に特化してビジネスをおこないます。
そのためプロの営業として顧客と対等に商談をするには、商品や技術に関する深い専門知識を学び続けなければなりません。
入社時に希望した分野の部署に配属されるとは限らず、まったく興味の持てない商品を扱う部署になる可能性も。
自分にとって関心の薄い分野を勉強し続けなければならない状況になると、働くモチベーションを保つのが難しくなってしまいます。
扱う商材そのものに最初から強い興味を持っている学生は、実はそれほど多くありません。
大切なのは「商材が好きか」よりも、「未知の領域を知るおもしろさや好奇心を持てるか」。
自分が選ばなかった分野に配属されても、その製品が社会のどこで役立っているかを知るプロセスを楽しめる人なら、どの部署に行っても活躍できます。
⑧転勤・海外駐在を余儀なくされる場合がある
全国や世界中に営業拠点を持つ専門商社では、企業の指示による転勤や異動を避けることができません。
場合によってはキャリアを積むプロセスとして、地方都市の支店へ転勤になったり、言葉や文化がまったく異なる海外の拠点へ数年間赴任したりするケースも。
新しい環境にチャレンジすることが好きな人には魅力的ですが、生まれ育った場所を離れたくない人や、将来的に住む場所を固定したいと考えている人にとっては、ストレスの要因になります。
生活拠点を変えたくない場合は「地域限定職」の制度がある企業を探すか、初期配属の決め方や過去の転勤頻度について企業研究の段階でしっかり確かめておくのが安全です。
全国転勤のメリット・デメリットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせてチェックしておきましょう。
全国転勤のメリット・デメリット大解剖|適応できる人の3つの共通点
キャリアアドバイザーが読み解く!専門商社は実際ハード?
ハードなうえに覚悟が必要
率直に言うと、専門商社はハードだと思っておいたほうが良いです。就職難易度も高いですね。
特に、
・体育会系の雰囲気
・激務になりやすい
・ストレス耐性が求められる
という点では、世間一般のイメージ通りなのではないでしょうか。
もしこういった環境に不安があるなら、やめておいたほうが良いと伝えると思います。
厳しいことですが、これらを「乗り越える」という意識より、そういった環境でガッツを持ってやり切るんだと思えるタフな人でないとやっていけない世界ですよ。
専門商社が向いている人・向いていない人の特徴一覧
「専門商社はやめとけ」と言われる理由を理解したうえで、大切なのは「自分自身の適性と合っているか」を見極めることです。
専門商社の環境で力を発揮しやすい人とミスマッチを感じやすい人の特徴を整理したので、自分がどちらに当てはまりそうか、自己分析のヒントとしてチェックしてみてください。
・営業を通して関係を深めて「自分から買ってもらう」ことに達成感を持てる
・メーカーと顧客の板挟みになっても調整作業をゲーム感覚で楽しめる
・素早い連絡や行動などフットワークの軽さに自信がある
・特定分野のマニアックな勉強や新しい知識の習得が苦にならない
・自分の手で自社製品を作りたい、モノづくりに直接携わりたい
・理不尽な状況に弱くメンタル面のタフさに不安がある
・トラブルが少なく計画通りに進む安定した環境で働きたい
・人との深い関係構築やコミュニケーションに苦手意識がある
商社は自社商品を持たないため、営業担当自身の信頼や対応スピード、知識の深さが最大の強みとなります。
双方の調整や不測のトラブルにも柔軟に向き合える人にはやりがいのある環境ですが、モノづくりそのものにかかわりたい人や、急な予定変更・人付き合いを負担に感じやすい人にとってはミスマッチにつながりやすいため注意が必要です。
キャリアアドバイザーの体験談専門商社に向いている人の特徴は?
圧倒的なガッツが求められる
専門商社に向いているのは、圧倒的なガッツとメンタルの強さがある学生です。
顧客と仕入れ先の板挟みになったり、上司からの強い叱責を受けたり、気を抜くと重要な顧客を他社に奪われたり……とにかく厳しい世界なので。
そうしたプレッシャーの中で社内外の付き合いや接待などをこなし、目上の相手にもガツガツ営業して結果を出したいと思える精神力のある人が向いていますね。
専門商社が向いているか確認するチェックリスト
専門商社への適性があるかどうかを、簡単なチェックリストで診断してみましょう。
以下の項目のなかで、自分に当てはまるものにチェックを入れてみてください。
「はい」の数が多ければ多いほど、専門商社で活躍できる可能性が高くなります。
診断結果:チェックが8個以上
苦労やストレスも楽しさに変えられるタフさがあります。
人との関係づくりやトラブル対応、商品知識の習得にも前向きに取り組めるため、商社営業との相性が良いでしょう。
自信を持って志望してOKです。
診断結果:チェックが5〜7個
必要な素質は十分です。
対人関係やトラブル対応などの強みを活かせば、実務のなかで大きく成長できます。
診断結果:チェックが4個以下
商社特有の文化に疲れる可能性があります。
自社商品のある「メーカー」や「IT」も視野に入れてみましょう。
「専門商社はやめとけ」は鵜呑みにする必要なし! 適性を冷静に見極めよう
「専門商社はやめとけ」という言葉は、板挟みのストレスやノルマの厳しさといった業界特有の大変さから生まれたものです。
しかし、ネットの噂をそのまま鵜呑みにして可能性を狭めてしまう必要はありません。
自分自身の強みや適性と照らし合わせ、納得のいく形で判断することが大切です。
他者の意見に振り回されることなく、現場の実態と自分の相性を冷静に見極めましょう。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

両者の板挟みを「つらい」と感じる人がいる一方で、このポジションを「自分の価値を出せるチャンス」ととらえている人も。
メーカーと顧客の利害が一致しない局面で双方が納得する着地点を見つけ出せた際、「あなたのおかげでまとまった」「次も頼みたい」と直接感謝されるような深い信頼関係が生まれます。
人間関係の調整や折衝を楽しむ姿勢が、このストレスを乗り越えるカギです。