目次
- 商学部生の就職先は門戸が広い! 将来の道を見極めよう
- 就職先でも活かせる! 商学部生が持つ3つの強み
- ①ビジネスにかかわる幅広い分野の知識がある
- ②マーケティングの知識を備えている
- ③学んだことをもとに資格を取得しやすい
- 商学部生のおもな就職先4選!
- ①業界:金融業界
- ②業界:メーカー
- ➂業界:商社
- ④その他:投資家
- 商学部生の強みが活きる! 活かしたい知識別おすすめの職種4選
- ①経営学:経営企画職
- ②会計学:経理・財務職
- ③経済学:マーケティング職
- ④金融論:金融アナリスト
- 商学部生が納得のいく就職先を見つけるためにやるべきこと
- ①商学部の卒業生が多い企業のインターンシップに参加する
- ②商学部のネットワークを利用しOB・OG訪問をする
- ③就職エージェントを活用し就活対策を徹底する
- ④ほかの商学部生との差別化につながる資格を習得する
- 商学部の就職先が知りたい人によくある質問に回答!
- 商学部生はどんな企業に就職することが多いですか?
- 商学部生が活躍しやすい就職先の特徴は何ですか?
- 商学部生の就職先は多岐にわたる! 強みを活かして就職を成功させよう
商学部生の就職先は門戸が広い! 将来の道を見極めよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。商学部に在籍している学生から、就活前になるとよく以下のような相談をもらいます。
「商学部の就職先について知りたいです」
「商学部ならではの就活でやるべきことについて知りたいです」
就活をするうえで、商学部の就職先について知りたくて悩んでいる人も多いでしょう。商学部生の就職先は門戸が広いので、強みを活かしつつライバルとの差別化をしていくことで選択肢を広げられます。
この記事では、商学部のおすすめ就職先と、多数いる商学部生のなかでどのように差別化していくかをお伝えしていきます。商学部の就職先でおすすめを知りたい学生の皆さんのヒントになる情報が見つかるかもしれませんよ。
就職先でも活かせる! 商学部生が持つ3つの強み


就活生

キャリアアドバイザー
幅広い学問領域を学ぶ商学部生には、多くの強みがあります。ビジネスにかかわる幅広い分野の知識やマーケティングの知識は、多くの企業で求められる能力ですよ。
企業のおこなう商業取引についての知識を備えている商学部の学生は、即戦力として歓迎されることが多いです。それをうまく活かすためにも、就活では自分の持っているスキルの棚卸しをしておくことや、足りない知識を身に付けておくことが欠かせません。
就活でほかの学部生に差をつけるためにも、商学部生の強みを正しく理解しておきましょう。
①ビジネスにかかわる幅広い分野の知識がある
商学部では、以下のようなビジネスにかかわる幅広い分野の学問を学びます。
- 経営学
- 会計学
- 経済学
- 数学
- 法学
- 社会科学
また、商品を売るためのマーケティングや、商品の売り買いによって生じる売上や利益など、「ビジネスで動くお金」について総合的に勉強していくので、ビジネスの現場で直接役立つ実践的な知識が身に付きます。
どこの企業でも、ビジネスにかかわる知識は必要とされているため、大学でビジネスにかかわる知識を専門的に勉強し、入社前にすでに知識を備えている商学部生は、ほかの学部生に比べ一歩リードしていると言えますね。
②マーケティングの知識を備えている
マーケティングとは、消費者に焦点をおき消費者が商品・サービスを購入したくなるような仕組みづくりや、働きかけをすることを言います。
具体的には、市場調査や営業戦略、広告宣伝などをおこない、どうやったら消費者が商品を購入したくなるかを調査していきます。多様化する消費者ニーズに合わせて市場や戦略は日々変化させていく必要性があるため、年々マーケティングの重要性は高まっていますよ。

キャリアアドバイザー
マーケティングの知識は、どんな職種でも役立ちます。マーケティングを専門的に勉強している商学部生は、幅広い職種への就職に有利に働きますよ。
③学んだことをもとに資格を取得しやすい
商学部で学ぶことは実践的な内容が多いので、学んだことをもとに資格を取得しやすいです。また、ビジネスに関する資格は幅広くあるので、スキルを可視化する目的や専門知識の定着のためにも、資格を取得することはメリットが多いでしょう。
商学部での学びが役に立つ資格は、以下のようなものがあります。
- 日商簿記
- 公認会計士
- ファイナンシャルプランナー
- 社会保険労務士
- 通関士
- 税理士
- 証券外務員
どれも社会人になってから役に立つ資格ばかりですよね。そのうえ、学生のうちに取得しておくことで、就活で提示することができます。知識を定着させるためにも、積極的に取得しておきましょう。

キャリアアドバイザー
商学部では、学んだことをもとに資格を取得しやすいので、就活を有利に進めるためにも積極的に資格を取得しておきましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!商学部生の強みは「応用力」があること
知識を組み合わせて解決に導けるのは大きなアピールポイント
商学部で学ぶと、「応用力が身に付く」ケースが多いです。
企業で商品を展開するには人や組織が関係します。さらに、時代や情勢にも左右されるでしょう。そのため、その前提となる経済学や歴史学、心理学といったさまざまな領域の考え方も学ばざるを得なくなります。
このような意味において、課題に対応する際に、知識同士を組み合わせて解決に導こうとする姿勢は大きなアピールポイントになるのです。
ましてや、それが「企業」に関する学問だからこそ、働き始めてからもすぐにその学びを現場に活かすことができるでしょう。
資格取得をPRする方法はこちらで例文にて解説しています。
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商学部生のおもな就職先4選!

就活生
商学部生の就職先にはどのようなところがあるのでしょうか?

キャリアアドバイザー
商学部生の就職先はさまざまで、金融業界からメーカー、公務員など幅広い業種があります。そのなかでも、商学部の学びが活かせる金融業界は人気ですね。
商学部で取得した資格を活かして、ファイナンシャルプランナーや公認会計士など専門的な仕事につく人や、メーカーや商社で、企画職やマーケティング職につく人も多くみられます。いずれも商学部で学んだ知識が生きるような就職先です。
それでは、商学部生のおもな就職先を詳しく見ていきましょう。
①業界:金融業界
銀行や証券会社、保険会社などが金融業界に当てはまります。顧客の資産管理や運用をサービスとしており、職種によっては、企業の経営状況の分析などコンサルティング業務をおこなうこともありますよ。
金融業界では専門知識を用いて仕事をすることが多く、資格が必要な職業がいくつかあります。たとえば、公認会計士・ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士・税理士・証券外務員などです。

キャリアアドバイザー
商学部では、「ビジネスで動くお金」について総合的に勉強するので、金融業界で求められる資格を取得しやすい環境にあります。日頃からお金の勉強をしている商学部生は、金融業界への就職に有利といえるでしょう。
金融業界への就職については以下の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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②業界:メーカー
メーカー業界も、商学部生の就職先として人気です。自動車メーカー、食品メーカー、アパレルメーカー、医薬品メーカーなどさまざまな業種に就職しています。
メーカーの種類ごとに職務内容は大きく異なりますが、どのメーカー企業でもビジネスの知識は求められます。商品を作って販売するメーカー業界では、ビジネスに関する総合的な知識は、業務を遂行するうえで重要なものです。
商学部生は、経済活動全般や商業取引によるお金の流れなどを総合的に学ぶので、その知識をさまざまなシーンで活用できますね。

キャリアアドバイザー
経営の視点から商品の企画・開発、流通や販売、予算の管理などの知識を備えている商学部生は、メーカー企業におけるさまざまな部署で力を発揮できますよ。
メーカー就職への対策はこちらで解説しています。メーカーへの就職を目指す際にやるべきことを詳しく知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
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➂業界:商社
商社は、全体的に学生の就職先として人気の業種ですよね。流通やマーケティングに関する知識が活かせるので、多くの商学部生からも就職先に選ばれています。
商社は、自社で商品を作るのではなく、他企業の製品およびサービスなどを必要としている企業に販売する業務をおこなっています。貿易や国内外から製品を調達し販売する商社では、グローバルな働き方ができるでしょう。

キャリアアドバイザー
有名な商社は倍率も高く、行動力やコミュニケーション能力、リーダーシップなどの資質が求められます。また即戦力として活躍できることを証明するために、専門性の高いビジネス資格を取得しておくことも有効でしょう。
商社の就職対策は以下の記事で解説しています。商社を目指したい人はぜひ参考にしてみてください。
商社に就職したい学生必見! 業界の全体像と必須の対策を完全網羅
商社業界の志望動機では実体験を盛り込むべし! 例文付きで解説
また、各社の特徴を知りたいという場合は以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
総合商社の売上高ランキングと各社の強みを解説|志望動機例文つき
7大商社を徹底比較! 高難易度の関門を突破するための3つの攻略法
④その他:投資家
商学部では経済動向など、ビジネスにかかわる幅広い分野の知識を学ぶことができるため、投資に興味を持つ商学部生は多いです。さらに、就職先として投資家になるという選択をして、専門知識を深めている商学部生もいます。
投資家とは、株式や投資信託をはじめとした金融商品に投資する人のことです。投資には、会計に関する知識や情報分析スキル、経済全体や業界・企業の仕組みに関する知識、意思決定力などが必要になります。

キャリアアドバイザー
投資をするには、経済動向をキャッチするだけでなく、幅広いビジネスやお金に関する知識が必要になります。ビジネスやお金に関する分野を専門的に学んできた商学部生の知識が役立ちますよ。
キャリアアドバイザーの体験談商学部の学生の就職先に決まった傾向はない!
商学部生はさまざまな企業で活躍するイメージを持ちやすい
私が見てきた学生では、始めは金融業界などを志望している人が多いように思えますが、実際に内定承諾を出した企業で言うと人材コンサルタントやエンジニアなどさまざまです。
商学部は、幅広い視点でさまざまなことを学べるため、就職先の幅を広げやすいです。面接時にも学問を活かした話がしやすいからこそ、いろいろな就職先への選択肢が生じるのだと思います。
なかには、「経理業務をやりたい」とピンポイントな思いを抱いて商学部に入学する学生もいますが、基本的には将来の選択肢を広げるために入っている学生が多いからこそ、就職先も多岐にわたる傾向にあるのかもしれませんね。
商学部生の強みが活きる! 活かしたい知識別おすすめの職種4選


就活生
商学部ではいろんなことを学ぶけど、どの職種を目指すのが良いんでしょうか?

キャリアアドバイザー
実はそれが強みなんです。専攻ごとに知識を活かせる職種があるので、自分の得意分野や興味に合わせて選ぶと良いですよ。
商学部で学ぶ内容は多岐にわたり、卒業後の進路も幅広いのが特徴です。経営・会計・経済・金融といった実践的な知識は、ビジネスの最前線で即戦力として求められています。
ここからは、学問領域ごとにおすすめの職種を4つ紹介します。自分の専門性をどう活かすか、ぜひ参考にしてください。
①経営学:経営企画職
経営学で培った「企業運営の全体像を把握する力」は、経営企画職で存分に発揮されます。
経営企画職は、市場環境や自社の課題を分析し経営戦略や中長期的な事業計画を立案する役割を担います。学業で学んだフレームワークやマネジメント理論を活用し、経営陣の意思決定を支えるポジションとして活躍できます。
- 企業の方向性を考えることに興味がある
- 論理的思考や分析が得意
- チーム全体の成果に貢献したい
経営企画職についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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②会計学:経理・財務職
会計学で学ぶ簿記や財務諸表の読み解き方は、経理・財務職に直結します。
企業の資金の流れを管理し、経営判断の土台となる数値を正確に扱う重要な仕事です。数字に強く、細かい作業を正確にこなす力が求められる一方で、財務諸表を通して会社全体の動きを知る面白さもあります。
- 数字を扱うのが得意
- 几帳面で正確な作業が好き
- 企業の財務体質に興味がある

キャリアアドバイザー
経理・財務職の業務には、簿記の知識が役立ちます。簿記資格を学生のうちに取得しておくと、即戦力として注目されますよ。
経理職を目指したいという場合は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
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新卒の経理就職は資格取得が成功のカギ! 今からできる対策を解説
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③経済学:マーケティング職
経済学で学んだ需要と供給、市場構造の理解は、マーケティング職で活かされます。
マーケティングは「売れる仕組み」を考える仕事であり、消費者の心理や市場トレンドを読み解く力が求められます。理論だけでなく、実際のデータを分析しながら戦略を立てるため、経済的な視点と実務的な分析スキルの両方が役立ちます。
- 消費者の行動を分析するのが好き
- 情報収集やトレンドに敏感
- 論理的思考と発想力のバランスに自信がある
マーケティングの仕事内容についてはこちらで解説しています。
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例文8選|マーケティング職の志望動機は企業研究がカギを握る!
マーケティング職の志望動機で重要なのは、綿密な企業研究です。今回はマーケティング職の志望動機を作成する際にアピールすべき強みを紹介し、志望動機の構成を解説していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、志望動機の例文も紹介していくので、参考にしてみてくださいね!
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④金融論:金融アナリスト
金融論で学ぶ資産運用、リスク管理、金融商品の知識は、金融アナリストとしての土台になります。
金融アナリストは、株式や債券などの金融商品を分析し、投資判断のためのレポートを作成する専門職です。高度な専門性が求められますが、その分やりがいも大きく、資格取得やスキルアップを通じて長期的にキャリアを築けますよ。
- データ分析やレポート作成が得意
- 経済や金融市場の動きに興味がある
- 専門性を深めて長期的に活躍したい
金融アナリストについては、こちらの記事も参考になりますよ。
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金融アナリストとは? 仕事内容・必須スキルや目指し方を徹底解説
金融アナリストとは金融における調査・分析の専門家です。投資や金融商材に関するアドバイスをするため、企業・業界から国の方針、海外の金融事情など幅広くリサーチし分析します。この記事ではキャリアアドバイザーのアドバイスを交えて、具体的な職種の特徴から求められるスキル、活躍する人の特徴を解説しています。目指すうえでは確認必須の情報ばかりなので、しっかりチェックしておきましょう。
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キャリアアドバイザーが読み解く!商学部生はさまざまなフィールドで活躍できる
幅広い業界を見て自分の強みが活きる企業を選ぼう
学んでいることに近い業務で言えば、経理はおすすめです。また、金融業界も学びを活かしやすく、多くの商学部生が選考を受けているのではないでしょうか。
それ以外で言うと、コンサルティング業界もおすすめです。やはり、マーケティングやビジネスなど、商学部ではさまざまなことを学べるため、これらの学びが活かしやすいのかなと思います。
しかし、「商学部の学生には経理や金融、コンサルだけがおすすめ」というわけではありません。学びを活かして、幅広い業界を見て、自分の強みが活きそうな企業を選んでみても活躍のフィールドは十分にあるでしょう。
あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう
就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます。
早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。
商学部生が納得のいく就職先を見つけるためにやるべきこと

就活生
商学部生が幅広いビジネス知識を備えていることで、さまざまな職種への就職にもプラスになるということがわかりました。では、多数いる商学部生のなかで、どのようにして差別化をしていけば良いでしょうか?

キャリアアドバイザー
多数の商学部生のなかで、差別化するためにできることは多くあります。たとえば、インターンシップは企業の雰囲気や仕事の流れを体感することができるので良いですよ。
インターンに参加したり、OB・OG訪問をしたりすることで、より企業に対する理解が深まるので、積極的に行動しましょう。ほかの商学部生との差別化ができますよ。それでは、多数の商学部生のなかで差別化するためにやるべきことを、見ていきましょう。
①商学部の卒業生が多い企業のインターンシップに参加する
商学部生の就職先として人気の高い金融業界やメーカーは、毎年多くの学生が志望するため、早期から差別化を意識することが大切です。その第一歩として有効なのが、インターンシップへの参加です。
特に、商学部の卒業生を多く輩出している企業のインターンに参加することで、商学部で培った知識をどう活かせるかを具体的にイメージできます。また、実際の業務に触れることで、企業の雰囲気や仕事内容を体感でき、志望動機にも説得力が増します。

キャリアアドバイザー
商学部で学んだ専門性をアピールするためにも、現場経験を積むことは大きな武器になりますよ。
②商学部のネットワークを利用しOB・OG訪問をする
商学部は就職に強い学部とされており、幅広い業界に多くの卒業生を輩出しています。そのネットワークの広さを活かして、OB・OG訪問を積極的におこなうことで、ほかの商学部生と差をつけましょう。
- ゼミや研究室のつながり
- 大学の就職支援センターの情報
- 学部限定のキャリアイベントや合同説明会
- SNSやコミュニティ
特に、商学部出身の先輩に話を聞くことで、自分と同じ学びをベースにどのようにキャリアを築いてきたのかを知ることができ、将来像をより具体的に描けます。また、企業の募集要項やホームページでは得られない、現場のリアルな声を直接聞ける貴重な機会でもあります。

キャリアアドバイザー
先輩社員がなぜその企業を選んだのか、どんなやりがいや課題を感じているのかなどを聞くことで、自分の価値観とのすり合わせもでき、就活の軸を固める大きなヒントになりますよ。
OB・OG訪問のやり方はこちらで解説しています。
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OB・OG訪問攻略ガイド|企業理解や選考に役立てるコツを解説
OB・OG訪問をして周囲と差をつけよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「OB・OG訪問って必要なんですか?」「OB・OGってどうやって見つければいいんですか?」 就活生から、こんな声を聞くことがあります。 […]
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③就職エージェントを活用し就活対策を徹底する
多数の商学部生のなかで差別化するためは、就職エージェントを利用しましょう。
就職エージェントは、就職支援のプロであるアドバイザーがマンツーマンでキャリアカウンセリングをおこない、自分でも気づけない客観的な強みや特性を引き出して最適な求人企業を無料で紹介してくれるサービスです。
書類選考に通過しやすくなる職務経歴書の書き方や面接対策として、アドバイザーが面接の練習をしてくれたり応募している企業の採用担当者がどんな質問をし、どのような強みをもった学生を重視するのかなどをアドバイスしてくれたりします。
④ほかの商学部生との差別化につながる資格を習得する
商学部で学ぶことは、実践的な内容が多いので、学んだことをもとに資格を取得しやすいですよね。
学生のうちに志望する業界の仕事に役立つ資格を取得しておくと、就活において強力なアピールポイントとなります。自分の志望する業種にはどのような資格が必要なのか、また有利になるのか調べてみましょう。
特に、公認会計士や社会保険労務士などの難関資格であれば、注目度も高く、選考でも有利に働くでしょう。また、入社後の年収アップにつながることもあります。
ここからは、商学部生におすすめな資格を7種類紹介します。
①日商簿記
日商簿記とは、企業の経済活動をルールに従い帳簿に記録・整理する業務です。日商簿記を学ぶことで、企業の財務諸表を読むための基礎知識が身に付きます。
各企業の財務状況を読み解けるようになるので、就活の際に経営状況が良い企業を見分けられるようになるのもメリットの一つです。また、公認会計士やファイナンシャルプランナーの資格を取得するうえでも、簿記の知識は基礎知識として役に立ちますよ。

キャリアアドバイザー
日商簿記は1〜3級までありますが、特に、財政状態の読み取りだけでなく経営内容を把握できるレベルである、2級以上を持っていると評価されやすくなります。
②公認会計士
公認会計士は非常に難易度の高い資格ですが、取得することで監査業務だけではなく会計の専門知識を持つプロフェッショナルとしての証明になるので、さまざまな業界から求められる人材になれますよ。
会計に関する資格のなかで、公認会計士は最高峰の資格です。仕事内容は独占業務の「財務諸表監査」や、企業が公表した決算書類の監査業務、財務・経理、株式公開支援、会計コンサルティング業務など多岐にわたります。
公認会計士の資格は会計事務所で役立ちます。興味がある人はぜひこちらの記事も読んでみてください。
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会計事務所の選考を勝ち抜く志望動機の作成法|例文6選
会計事務所の志望動機は、事務所の特徴を把握し自分のキャリアプランや強みとの共通部分を伝えることが大切です。 この記事では会計事務所の仕事内容、魅力、新卒にもとめられる要素などをキャリアアドバイザーが解説します。 例文も参考に説得力のある志望動機を作成しましょう!
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③ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、個人のライフプランに合わせた資金計画を立案・アドバイスする仕事です。保険、不動産、税金、年金、ローン、金融商品など、幅広い分野の知識が求められます。
特に金融業界では、ファイナンシャルプランナーの資格取得を進めていたり、入社・昇進の条件にしていたりするところもあるので、金融業界を目指す商学部生は取得しておきたい資格ですね。

キャリアアドバイザー
またファイナンシャルプランナーは、総合的なお金の知識について詳しくなるので、自身の生活にも役立てられますよ。
④社会保険労務士
社会保険労務士は、略して「社労士」とも呼ばれ、労働や社会保険など「人」にまつわる問題の解決を支援する仕事です。社会保険のプロフェッショナルとして、雇用や社会保険、人事、労務管理に関するコンサルティングまで、幅広い業務をおこないます。
社会保険労務士になるには国家資格が必要とされており、社労士のみがおこなえる業務も数多く存在します。

キャリアアドバイザー
社労士は難関資格ではありますが、さまざまな業界や企業からの需要が高く、年収も高い傾向にあります。
⑤通関士
通関士は、税関を通るために企業の輸出入物品の通関手続きなどの必要な業務を代行する職種です。たとえば、輸出入に関する書類作成や、規制がある品物の税関検査の立会い業務などがあります。
アドバイザーとしての需要が高いことから、税務事務所やコンサルティング会社では、通関士の資格を持っていることで、採用率が高まるケースもあります。

キャリアアドバイザー
商社では社員に資格取得をうながすところもあるため、入社前に取得しておくことで強力なアピールになりますよ。
⑥税理士
税理士は、企業や個人事業主などのクライアントの税務書類の作成や税の相談に乗る仕事です。業務範囲は幅広く、近年では企業経営のコンサルティング業務や企業内税理士など、活躍の場が広がってきています。
税理士の税務業務は、税理士だけがおこなえる独占業務のため、ニーズが高く将来性もあり、さまざまな業界や企業で活躍できます。また、中小企業などでは、財務責任者を任されている税理士も多くなってきています。

キャリアアドバイザー
実際に税理士になるには、2年以上の実務経験が必要となります。しかし、税理士資格を保有していることで、就活では大きなアピールポイントとなりますよ。
⑦証券外務員
証券外務員は、証券会社等に所属し、営業員として株券、債券、証券投資信託の受益証券といった有価証券売買の勧誘行為や営業活動をおこないます。外務行為のすべてに携わることができますが、勧誘行為をおこなうためには証券外務員の資格が必要です。
試験には一種外務員資格と二種外務員資格があります。一種外務員の資格があると、投資信託や保険などの全金融商品を制限なく販売・勧誘できるようになります。

キャリアアドバイザー
証券外務員は入社後に取るのが一般的ですが、商学部で学ぶ内容を活かせる資格なので、学生の間にとっておくことをおすすめします。就活でアピールするためには、一種外務員を取得するのが良いでしょう。
志望企業に合わない資格は無理して取得する必要はない
難関資格を取得すると、選考に有利に働くことが多いですが、志望企業に合わない資格は無理して取得する必要はありません。
志望企業に関係のない資格や、仕事で使わないような資格をとっても、企業へのアピールにはなりません。
資格をとれば良いというわけではないので、資格勉強をする際はその資格が志望する業界・企業にとって必要な資格なのか、就職してから資格の内容を活かせるのかどうかをしっかり考えましょう。

キャリアアドバイザー
資格取得は、難易度によって多大な時間と労力が必要になります。志望企業に合わない資格を取得するよりは、その時間をインターンやOB・OG訪問などに回したほうが時間を有効活用できることもありますよ。
キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ学業にも主体的に取り組んだことをアピール!
「現場の商売に活かせる経験」を積んで面接時に話そう
「商学部」と聞いてイメージすることは面接官によって多様です。一昔前だと商学部は勉強はそこそこで、サークルなどに明け暮れて楽しく遊んでいるイメージを持つ人も少なくはありませんでした。一見マイナスに見られがちですが、こうしたスキルは、働き始めてからも「高いコミュニケーション能力」として発揮でき、役立つ部分もたくさんあるでしょう。
一方で、学外でおこなわれる何かしらのコンテストへの参加、ゼミや学会で積極的に発表をする、勉強会に参加をする、など学業にも主体的に取り組んだことをアピールできると差別化しやすいです。
「商学部だからこれをすれば良い」といったルールはありません。しかし、せっかく学んだ知識をアピールせずに就活を終わらせてしまうのはもったいないです。現場の商売に反映される経験を早めに積むことを意識して行動できると、面接で話せるエピソードが蓄積されるはずですよ。
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自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。
商学部の就職先が知りたい人によくある質問に回答!
商学部で学んでいると、「卒業後はどんな企業に就職するのだろう?」「学んだ内容を仕事にどう活かせるのか?」と疑問を持つこともあるでしょう。
ここからは、商学部生が抱きがちな質問に答えながら、キャリアアドバイザー視点で就職先の傾向や向いている職場の特徴を解説します。
商学部生はどんな企業に就職することが多いですか?
商学部生は、ビジネスの基礎知識を学んでいるという点から、さまざまな業界・職種への就職が可能です。実際には、金融業界やメーカー、商社などへの就職実績が多く見られます。
たとえば、銀行や証券会社では会計や経済の知識が活かされ、マーケティングや商品企画をおこなうメーカーでは消費者行動や経営戦略の理解が求められます。また、商社や物流業界では経済の流れや取引の仕組みへの理解が役立ちます。
商学部生の進路は一つに限られず、「ビジネスの基本がわかっている人材」としてあらゆる業界から求められているのが特徴です。
商学部生が活躍しやすい就職先の特徴は何ですか?
商学部で学ぶ内容は、実社会でそのまま活かせることが多いため、実務との親和性が高い就職先に進むと、力を発揮しやすくなります。
特に、経理や財務などの数字やデータを扱う仕事やマーケティングなどの職種では、授業で学んだ知識が日々の業務に直結します。また、経営や経済に関する理解が求められる企業戦略や経営企画といった分野も、商学部生が得意とする領域です。
さらに、営業や商社のようにビジネス全体の流れを把握し、顧客に対して適切な提案が求められる職場でも、商学部での学びが大きな強みになります。
変化の激しいIT業界やベンチャー企業においても、柔軟に状況を読み取り、経営目線で考える力を持つ商学部生は重宝される存在です。
商学部生の就職先は多岐にわたる! 強みを活かして就職を成功させよう
ここまで、商学部生におすすめの就職先や、多くの学生のなかで自分をどう差別化していくかについて解説してきました。
商学部で培った知識やスキルは幅広い業界で活かすことができるため、自分の強みを見極めて効果的にアピールすることで、より多くの可能性を広げることができます。
経営・会計・経済・金融など、多角的な視点を持つ商学部生は、企業からも即戦力として期待される存在です。そんな強みを活かすためにも、インターンシップへの参加やOB・OG訪問、資格取得などを積極的におこない、自分だけの価値を磨いていきましょう。
多数いる商学部生のなかでも、しっかりと差別化を図ることで、自信を持って就職活動に臨めるはずです。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

商学部生には、どのような強みがあるのでしょうか?